JP2009070517A - 再生装置及び再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】前回再生時のモードと次回再生時のモードの如何に関わらず、レジューム情報を有効に扱うことができるようにする。
【解決手段】全画像再生モード、日付指定再生モードまたはプレイリストモードを表示するインデックス表示モードの中から選択された1つの再生モードにおけるインデックス画面に表示されたサムネイルの中に、レジューム情報に記述された再生停止位置に対応するシーンのサムネイルが含まれていた場合に、レジューム位置に対応するシーンである旨を示す情報を付加して表示するようにすることにより、再生停止でレジューム情報を記録したメディアを、日付指定再生モードを持たない機器で再生する場合のように、前回再生時のモードに次回再生を行う機器が非対応で合った場合においても、前記レジューム情報が無視されたり、または消去されたりする不都合を防止できるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は再生装置及び再生方法に関し、特に、ランダムアクセス可能な光ディスクやフラッシュメモリカードなどを記録媒体とするビデオカメラやビデオ録画再生装置に用いて好適な技術に関する。
近年のビデオレコーダ、デジタルビデオカメラ等のビデオ機器においては、磁気テープを映像記録媒体として用いる従来のビデオ機器に加えて、ランダムアクセスメディアであるDVD(Digital Versatile Disc)を記録媒体として用いる。また、SDメモリカード(Secure Digital Memory Card)等のフラッシュメモリカードやハードディスクドライブを記録媒体とする装置が発売されている。
これらのランダムアクセス可能なメディアを用いたビデオ機器では、記録された映像の呼び出し・頭出しが容易であるという利点を有している。また、記録時にそれ以前に記録した内容を上書きしてしまう心配がない、など使い勝手が大幅に向上していることが大きな特徴となっている。
これらのビデオ機器では、記録されているコンテンツは「タイトル」、「シーン」などが所定の単位で管理されている。そして、コンテンツを再生中にスキップボタンを押したり、コンテンツの一覧表示であるインデックス画面で直接所望のコンテンツを指定したりすることにより、それぞれのコンテンツを先頭から再生することが容易に可能となっている。
しかしながら、これらのビデオ機器では電源を切ったり、メディアを出し入れしたりした際には、次回の再生開始の位置がコンテンツの先頭に戻ってしまう。このため、コンテンツの視聴を途中で一旦やめて、次回の視聴においては前回の続きから再生したい場合に、ユーザは前回どこまで視聴したかを覚えておく必要があった。そして、次回の再生を行う時に、スキップボタンを操作して所望のコンテンツを選び、早送りサーチ再生などを行って、既に視聴した部分を早送りするという面倒な手間が必要になっていた。
このような手間を解決するために、再生を停止した位置(以下、レジュームポイント)を記憶し、次回の再生時に前回の停止位置から再生を行うレジューム機能を備えた装置が登場している。
しかしながら、レジュームポイントをビデオ機器本体で記憶しておく構成の場合には、依然として、前述のようにメディアを出し入れするとレジュームポイントは無効となり、次回の再生開始の位置がコンテンツの先頭に戻ってしまう。このような不都合を回避するために、レジュームポイントをメディアに記録することが考えられる。このようにすることで、メディアの出し入れ、または取り出したメディアを他機で再生する場合にも、前記レジュームポイントから再生を行うことが可能となる。
一方、ランダムアクセスメディアを用いたビデオ機器では、ランダムアクセスが容易であるという利点を生かして、任意のコンテンツをユーザが所望する順番に再生するための再生リストを作成する。そして、そのシーケンス通りに再生を行う「プレイリスト再生」機能を持つビデオ機器が実用化されている。また、特定の日付に記録されたコンテンツを抜き出して再生を行う「日付指定再生」といった、すべてのコンテンツを古い順に再生する通常のシーケンスとは異なる特殊シーケンス再生モードを持つビデオ機器も出現している。
このような特殊シーケンス再生モードを持つ機器で行われるレジューム再生方法としては、レジューム位置情報と共に、シーケンス情報、シーケンス種類情報等を記録しておく。そして、それに従って次回の再生開始状態を指定するものが開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−249694号公報
しかしながら、特許文献1により開示されている装置では、再生時の特殊シーケンス再生モードがユーザによって指定されるような機器については開示されていない。例えば、プレイリストモードや日付指定再生モードをユーザが本体に設定している状態で前記レジューム情報の扱いについては開示されていない。
また、例えばプレイリストモードで再生していて、再生停止を行ってレジューム情報を記録媒体に記録しておいても、次回再生時のモードが日付指定再生モードであった場合、前回再生時のモードと次回再生時のシーケンス再生モードとが異なる場合がある。
また、日付指定再生モードで再生していて、再生停止でレジューム情報を記録したメディアを、別のビデオ機器、例えば日付指定再生モードを持たないビデオ機器で再生する場合がある。このような場合には、前回再生時のモードに次回再生を行うビデオ機器が非対応であった場合は、記録されているレジューム情報が無視されたり、または消去されたりしてしまう。
このような場合には、レジューム情報は有効に利用されないこととなり、次回の再生開始の位置がコンテンツの先頭に戻ってしまう問題点があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、再生モードにかかわらず、前回再生を停止したコンテンツを容易に確認することができるようにすることを目的とする。
本発明の再生装置は、記録媒体から複数のコンテンツの動画像データを再生する再生手段と、前記再生手段による動画像データの再生停止に応じて前記動画像データの再生停止位置に係るレジューム情報を生成する生成手段と、前記記録媒体に記録されている複数のコンテンツに係るサムネイル画像の表示を指示する指示手段と、前記指示手段による指示に応じて、前記複数のコンテンツのサムネイル画像を表示装置に表示する表示手段と、
前記レジューム情報に基づいて前記複数のコンテンツのうち前記再生停止位置に対応したコンテンツを検出し、前記再生停止位置に対応したコンテンツのサムネイル画像と他のサムネイル画像とを識別可能に表示するよう前記表示手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の再生方法は、記録媒体から複数のコンテンツの動画像データを再生する再生工程と、前記再生工程における動画像データの再生停止に応じて前記動画像データの再生停止位置に係るレジューム情報を生成する生成工程と、前記記録媒体に記録されている複数のコンテンツに係るサムネイル画像の表示を指示する指示工程と、前記指示工程における指示に応じて、前記複数のコンテンツのサムネイル画像を表示装置に表示する表示工程と、前記レジューム情報に基づいて前記複数のコンテンツのうち前記再生停止位置に対応したコンテンツを検出し、前記再生停止位置に対応したコンテンツのサムネイル画像と他のサムネイル画像とを識別可能に表示するよう前記表示工程を制御する制御工程とを備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、記録媒体から複数のコンテンツの動画像データを再生する再生工程と、前記再生工程における動画像データの再生停止に応じて前記動画像データの再生停止位置に係るレジューム情報を生成する生成工程と、前記記録媒体に記録されている複数のコンテンツに係るサムネイル画像の表示を指示する指示工程と、前記指示工程における指示に応じて、前記複数のコンテンツのサムネイル画像を表示装置に表示する表示工程と、前記レジューム情報に基づいて前記複数のコンテンツのうち前記再生停止位置に対応したコンテンツを検出し、前記再生停止位置に対応したコンテンツのサムネイル画像と他のサムネイル画像とを識別可能に表示するよう前記表示工程を制御する制御工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、前回再生を停止した時のインデックスモードと、次回再生しようとする時のインデックスモードとが異なっていても、前記再生を停止した時のインデックスモードの再生開始位置情報を活用することができる。このため、前回再生時のモードと次回再生時のモードの如何に関わらず、レジューム情報を有効に扱うことができる。
また、本発明の他の特徴によれば、前記レジューム情報で指定された再生開始点から再生を開始した場合でも、再生シーケンスは次回再生時のシーケンスに沿って行われる。これにより、前回再生時のモードで記録されたレジューム情報を、次回再生時のモードに応じて有効に扱うことができる。
(第1の実施形態)
本発明の再生装置をビデオカメラに応用した第1の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態のビデオカメラ100の構成例を説明するブロック図である。図1において、101は被写体を取り込む撮影レンズである。102は後述の撮像素子103へ入射する光量を制御する絞りである。103は、入射された被写体像を画像信号に変換する撮像素子である。
104は、撮像素子103によって変換された画像信号をサンプルホールドし、適正な信号レベルにするCDS/AGCである。105は、CDS/AGC104から出力された画像信号をA/D変換し、デジタル信号処理を行って画像データを生成するデジタル信号処理回路である。106は、デジタル信号処理回路105から出力された画像データを1フレーム分ずつ蓄積するフレームメモリである。107は、フレームメモリ106の画素を後述のMPEG2方式で記録することができるようにするために、画素数を適切に調整する画素数調整回路である。
108は、各ブロック間の画像データ及び後述の音声データが行き来する画像/音声データバスである。109は、画像データと共に後述のハードディスクドライブに記録される音声を集音するマイクロフォンである。110は前記マイクロフォン109から出力される音声信号を適当なレベルまで増幅する増幅器である。
111は、増幅器110により増幅された音声信号をA/D変換するA/Dコンバータである。112は液晶ディスプレイであり、再生モード時には後述のMPEG2コーデック114から出力された再生動画像データ等を表示する。また、撮影時には撮像素子103で撮像された動画像データを表示する。113は、液晶ディスプレイ112を駆動する液晶ドライバである。
114は、画像/音声データバス108から出力されるデジタル画像信号を動画像データとしてMPEG2方式による圧縮符号化すると共に、後述のハードディスクドライブに記録されたMPEG2圧縮データを伸長するMPEG2コーデックである。115は、MPEG2コーデック114から出力される圧縮符号化データを後述のSDメモリカードスロット119に記録する前に一時的に記録・保持するストリームバッファである。
116は、後述のNTSCエンコーダ117から出力されるアナログ映像信号を出力するビデオ出力端子である。117は、前記液晶ドライバ113に入力される画像データと同一の画像データをアナログ化し、前記ビデオ出力端子116に出力するNTSCエンコーダである。118は、後述のSDメモリカードスロット119に対してデータの読み書きを行うための制御を行うATAインターフェースである。
119は、記録媒体であるSDメモリカード202が装填され、該メディアに対して画像/音声データバス108から出力されるMPEG2画像データを記録するSDメモリカードスロットである。120は、PC等の外部機器とSDメモリカードスロット119に装着される前記SDメモリカード202に記録されたMPEG2方式(SD−VIDEOフォーマット)の画像データ等のやり取りを行うUSB端子である。121はUSBコントローラであり、前記USB端子120を介してデータを制御する。本実施形態においては、記録媒体の記録フォーマットはSD−Videoフォーマットである。
122は、ユーザが本体に対する操作を行うための操作キーである。123は、機器全体のモードを制御したり、操作キー122を検出して各種機能の実行を制御したりするメインマイコンである。124は、メインマイコンが一時的なデータを保管するためのRAMである。125は、メインマイコン123の所定の状態を記憶する不揮発性メモリであるEEPROMである。126は、メインマイコン123から出力される制御信号や、操作キー122から出力される信号が行き来する制御バスである。
図2は、本実施形態のビデオカメラ100の概要を示す図である。
図2において、201はビデオカメラ本体、202は、SDメモリカードスロット119に装着される、脱着式の記録媒体であるSDメモリカードである。203は図1における液晶ディスプレイ112に相当する液晶ディスプレイである。204は図1における操作キー122の内、本体の電源ON/OFF、カメラ撮影・記録を行うカメラモードや記録されているコンテンツを再生する再生モードを切り替えるモードダイヤルスイッチである。205は、後述のインデックスモードを切り替えるインデックス切り替えスイッチである。
図3は、本実施形態のビデオカメラ100に装着されるSDメモリカード202に記録されているコンテンツの一例を示す図である。図3において、301乃至308は記録コンテンツである。309は、記録コンテンツ301〜308を通常の全コンテンツ再生モードで再生を行った場合のシーケンスを示す図である。このシーケンスは、前記コンテンツに付与されているファイル番号(ファイル名)の小さい順に再生が行われることを示しており、各コンテンツに対応するブロックの長さは、各コンテンツの時間的な長さを示している。
図4は、全コンテンツ再生モードにおけるインデックス画面の例であり、記録コンテンツ301乃至308の各コンテンツは、図4において401乃至408に示すサムネイル形式で表示されている。ユーザが特にコンテンツを指定することなく再生指示を行った場合、図3の309に示す通り、図4における001、002、003・・・の順に再生が行われる。本実施形態においては、画像コンテンツが撮影された時刻のうち古い方が先に再生されるような再生順序にしている。また、ファイルを生成または改変した時刻のうち古い方が先に再生されるような並び順にしている。
図5は、SDメモリカード202に記録された、図4の各コンテンツ群の形式を示す図である。図5において、501はSDメモリカード202内のルートディレクトリ、502はコンテンツ全体を格納するSD_VIDEOディレクトリ、503はコンテンツの管理情報を格納するMNG_INFOディレクトリである。
504乃至506はコンテンツ管理情報、507はコンテンツ本体をプログラムという単位で格納するPRG001ディレクトリ、508乃至523はコンテンツ本体、うち拡張子がMODのものはMPEG2形式のコンテンツの映像ストリームデータである。
拡張子がMOIのものは、前記ストリームファイルをサーチ再生する場合に用いる、MPEGのイントラフレームデータの先頭アドレスの位置の一覧が格納されているタイムマップデータである。524は前記PRG001ディレクトリ内の一連のコンテンツ情報を管理するPGIファイルである。
以上のように構成された本実施形態のビデオカメラ100の再生モードにおける特徴的な動作を、図6のフローチャートを参照しながら説明する。なお、本実施形態においては、複数のコンテンツの動画像データを互いに異なる手順にて再生する複数の再生モードの中から再生モードを選択する手段を備えている。
ステップS601において、SDメモリカード202がビデオカメラ本体に装着(マウント)されたことが検知されると、ステップS602に進む。ステップS602においては、SDメモリカード202内のコンテンツ管理情報が読み出されてRAM124に格納されるマウント処理が行なわれる。
次に、ステップS603において本体動作モードが立ち上げ処理されてビデオカメラ100が初期化される。これにより、装置本体が動作可能状態に立ち上がる。
次に、ステップS604において本体モードが記録モードであるか再生モードであるか否かが検出される。ステップS604の検出の結果、記録モードであると検出されると、ステップS629、ステップS630に進み、本体が記録スタンバイ状態となる。
一方、ステップS604の検出の結果、本体モードが再生モードであると検出された場合は、ステップS605に進み、再生モードのインデックスモード(再生シーケンスモード)が検出される。
ステップS605において行われる検出は、以下の通りである。すなわち、すべてのコンテンツが再生対象となる全画像再生モード、特定の日付で記録されたコンテンツのみを再生する日付指定再生モード、ユーザが作成するコンテンツ再生リストに沿ってコンテンツ再生が行われるプレイリストモードである。ステップS605において検出された結果に応じて、それぞれの動作に入る。
また、以下の動作シーケンスで出てくるレジュームFileとは、前回コンテンツ再生をユーザが停止した際に作成されるものである。即ち、メインマイコン123は、再生停止の指示があると、再生時のインデックスモードや再生していたコンテンツのプログラム番号、ファイル番号及び、再生停止位置を検出する。そして、これらの情報をレジューム情報として、図5に示すMGR_DATAファイル504に記録する。
そして、全画像再生モード、日付指定再生モードまたはプレイリストモードを表示するインデックス表示モードの中から選択された1つの再生モードにおけるインデックス画面に表示されたサムネイル画像の中に、所定の条件に合致しているかの合致判定を行う。この判定の結果、レジューム情報に記述された再生停止位置に合致するシーンのサムネイルが含まれていた場合に、レジューム位置に対応するシーンである旨を示す情報を付加してサムネイル画像を表示するようにする。すなわち、現在設定されているインデックス表示モードで表示される一連の画像コンテンツを所定の並び順で、再生開始点から再生する。また、再生モードに応じて選択されたコンテンツの中に再生停止位置のコンテンツが含まれていない場合には、選択されたコンテンツのうち、前記選択された再生モードにおいて最初に再生されるコンテンツのサムネイル画像を表示するようにする。
これにより、再生停止でレジューム情報を記録したメディアを、映像再生装置本体で再生する場合の他に、外部に接続された機器において画像を再生する場合においてもレジューム情報を有効にすることができる。これにより、日付指定再生モードを持たない機器で再生画像を再生する場合において、前回再生時のモードに次回再生を行う機器が非対応で合った場合においても、前記レジューム情報が無視されたり、または消去されたりする不都合を防止できるようにする。
全画像再生モードでは、レジュームFile(レジュームファイル)が検出された場合はステップS606に進む。そして、ステップS606において、レジューム情報(インデックスレジューム情報)に対応した再生開始点を含むコンテンツのサムネイルを含むインデックス画面を表示する。そして、レジューム位置に対応するコンテンツのサムネイルにフォーカスすると共に、サムネイル上にレジューム位置に対応したコンテンツであることを示すレジュームマークを表示する。そして、ユーザの再生開始操作によって、ステップS607において、その位置より再生動作が開始される。
このとき、ユーザは、インデックス画面が表示されている状態で再生スイッチを操作することにより、レジューム位置からコンテンツを再生することができる。
また、ユーザは、操作キー122を操作して、フォーカスされているコンテンツ(サムネイル)を選択することにより、レジューム位置に対応したコンテンツ以外のコンテンツを選択することができる。そして、再生スイッチを操作することで、選択されたコンテンツを再生することもできる。
ステップS607において再生動作が開始されると、次のステップS608において所定のタイミング毎に再生停止の操作がユーザによって行われたか否かが検出される。この検出の結果、再生停止の操作が行われた場合にはステップS6081に進み、コンテンツの再生を停止し、インデックス画面を表示する。次に、ステップS6082に進み、再生停止が行われた位置にレジューム情報を更新する。
一方、ステップS608の検出の結果、再生停止の操作が行われなかった場合には、ステップS6083に進み、最後のコンテンツまで再生したか否かの判断が行なわれる。この判断の結果、最後のコンテンツまで再生していない場合にはステップS608に戻る。
また、ステップS6083の判断の結果、最後のコンテンツまで再生した場合にはステップS6084に進み、コンテンツの再生を停止すると共にインデックス画面を表示する。次に、ステップS6085に進み、レジューム情報を消去する。
一方、ステップS605の検出の結果、日付指定再生モードであった場合は、ステップS611に進み、ユーザが指定した日付のみのコンテンツで構成されるインデックス表示される。
次に、ステップS612において、コンテンツの中にレジューム情報によって再生開始点が指定されているコンテンツがあるか否かが検出される。この検出の結果、指定されたコンテンツがない場合はステップS618に進み、コンテンツ群中でファイル番号が最も若い先頭のコンテンツのサムネイルがフォーカスされ、選択状態となる。ユーザは、操作キー122を操作することでフォーカスされているコンテンツを選択することにより、再生したいコンテンツを選択することができる。そして、再生スイッチを操作することで、選択されたコンテンツの先頭から再生が開始される。
また、ステップS612の検出の結果、レジューム位置に対応したコンテンツがある場合は、レジューム位置に対応したコンテンツのサムネイルを含むインデックス画面を表示する。そして、レジューム位置に対応するコンテンツのサムネイルにフォーカスすると共に、サムネイル上にレジュームマークを表示する。そして、この状態でユーザが再生スイッチを操作すると、ステップS614において、レジューム情報で指定されている再生開始点からコンテンツの再生が開始される。
ステップS614またはステップS619において再生動作が開始されると、次のステップS615において、所定のタイミング毎に再生停止の操作がユーザによって行われたか否かが検出される。この検出の結果、再生停止の操作が行われた場合にはステップS6151に進み、コンテンツの再生を停止し、インデックス画面を表示する。次に、ステップS6152に進み、再生停止が行われた位置にレジューム情報を更新する。
一方、ステップS615の検出の結果、再生停止の操作が行われなかった場合には、ステップS6153に進み、最後のコンテンツまで再生したか否かの判断が行なわれる。この判断の結果、最後のコンテンツまで再生していない場合にはステップS615に戻る。
また、ステップS6153の判断の結果、最後のコンテンツまで再生した場合にはステップS6154に進み、コンテンツの再生を停止すると共にインデックス画面を表示する。次に、ステップS6155に進み、レジューム情報を消去する。
一方、ステップS605の検出の結果、プレイリストモードでは、まず、ユーザが操作キー122により再生したいプレイリストを選択する。そして、ステップS620に進み、ユーザが選択したプレイリストにて指定したコンテンツのサムネイルが、ユーザが指定した順序でインデックス表示される。次に、ステップS621において、コンテンツの中に前記レジューム情報によって再生開始点が指定されているコンテンツがあるか否かが検出される。
ステップS621の検出の結果、指定されたコンテンツがない場合はステップS627に進み、コンテンツ群中でユーザが前記プレイリスト中で設定した先頭のコンテンツのサムネイルがフォーカスされ、選択状態となる。そして、ユーザは、再生スイッチを操作することにより、ステップS628において前記先頭のコンテンツの先頭から再生が開始される。
一方、ステップS621の検出の結果、レジューム位置に対応したコンテンツがある場合は、ステップS622に進み、レジューム位置に対応したコンテンツのサムネイルを含むインデックス画面を表示する。そして、レジューム位置に対応するコンテンツのサムネイルにフォーカスすると共に、サムネイル上にレジュームマークを表示する。そして、ユーザは、再生スイッチを操作することによりステップS623において、レジューム情報で指定されている再生開始点から、プレイリストに指定された順序でコンテンツが再生される。
ステップS623またはステップS628において再生動作が開始されると、次のステップS624において、所定のタイミング毎に再生停止の操作がユーザによって行われたか否かが検出される。この検出の結果、再生停止の操作が行われた場合にはステップS6241に進み、コンテンツの再生を停止し、インデックス画面を表示する。次に、ステップS6242に進み、再生停止が行われた位置にレジューム情報を更新する。
一方、ステップS624の検出の結果、再生停止の操作が行われなかった場合には、ステップS6243に進み、最後のコンテンツまで再生したか否かの判断が行なわれる。この判断の結果、最後のコンテンツまで再生していない場合にはステップS624に戻る。
また、ステップS6243の判断の結果、最後のコンテンツまで再生した場合にはステップS6244に進み、コンテンツの再生を停止すると共にインデックス画面を表示する。次に、ステップS6245に進み、レジューム情報を消去する。
以上説明した一連のシーケンスについて、プレイリストモードで再生を停止して、次回にSDメモリカード202を日付指定再生モードの状態になっている本体に装着した場合の動作を、図7を用いて説明する。
図7は、図3に示した全画像の中からユーザが作成したプレイリストに登録されているコンテンツ群の様子を示している。図7の701乃至704に示す、MOV001.MOD、MOV004.MOD、MOV005.MOD、MOV008.MOD、のコンテンツがこの順序で登録されていることを示す。
このプレイリストモードでのインデックス表示は、図8に示す通りである。このプレイリストの再生を行っているときに、図7の705に示す位置でユーザが再生を停止した場合、図9に示す様に、再生時のインデックスモードとして"プレイリスト"がレジューム情報に記録される。また、再生していたコンテンツが属するプログラム番号としては"1"が記録される。また、再生していたコンテンツのファイル番号としては"004" が記録される。再生していたコンテンツの再生を停止した位置としてはMOV004.MOD内での先頭から数えた、再生を終了した時間的位置がレジューム情報として記録される。
この状態のSDメモリカード202を日付再生モード状態で本体に装填され、再生する日付として、「2006年12月14日」が指定されているとする。この場合、図10に示すように、「MOV004.MOD」、「MOV005.MOD」、「MOV006.MOD」が登録された状態となり、インデックス画面として、図11に示す画面が表示される。ここでは、レジューム情報として、「MOV004.MOD」が指定されているため、図11の1104に示すレジュームマークが表示される。この状態でユーザが再生を行うと、図10の1004に示す位置から、日付再生モードでのシーケンスに沿って再生が行われる。
なお、前記再生を停止した時のインデックスモードと、次回再生を行おうとしている時のインデックスモードが異なる場合には、インデックスモードをユーザに変更するように報知するようにしてもよい。例えば、前記レジューム情報として記録されているインデックスモードに本体を設定するよう、ユーザに促すメッセージを表示する機能を追加してもよい。
また、本実施形態では、レジューム位置に対応したコンテンツのサムネイル画像に対し、所定のマークを付加して表示したが、これ以外の表示形態とすることも可能である。即ち、レジューム位置に対応したコンテンツのサムネイルと、それ以外のサムネイルとを識別可能に表示する構成であれば、他の構成を採ることが可能である。
(本発明に係る他の実施の形態)
前述した本発明の実施の形態における記録再生装置を構成する各手段は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施の形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した記録再生方法における各工程を実行するソフトウェアのプログラム(実施の形態では図6に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接、あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては種々の記録媒体を使用することができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行うことによっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
本実施形態のビデオカメラの構成例を示すブロック図である。 本実施形態のビデオカメラの概要を示す図である。 本実施形態のビデオカメラに装着されるSDメモリカードに記録されているコンテンツの一例を示す図である。 本実施形態のビデオカメラの全コンテンツモードでのインデックス画面の一例を示す図である。 本実施形態のコンテンツ群が実際にSDメモリカードに記録されているファイル形式を示す図である。 本実施形態のビデオカメラの動作例を説明するフローチャートである。 全画像の中からユーザが作成したプレイリストに登録されているコンテンツ群の例を示す図である。 本実施形態のビデオカメラのプレイリストモードでのインデックス画面の例を示す図である。 本実施形態のビデオカメラのレジューム情報の例を示す図である。 本実施形態のビデオカメラの日付指定コンテンツの例を示す図である。 本実施形態のビデオカメラの日付再生指定モードでのインデックス画面の例を示す図である。
符号の説明
100 ビデオカメラ
101 撮影レンズ
102 絞り
103 撮像素子
104 CDS/AGC
105 デジタル信号処理回路
106 フレームメモリ
107 画素数調整回路
108 画像/音声データバス
109 マイクロフォン
110 増幅器
111 A/Dコンバータ
112 液晶ディスプレイ
113 液晶ドライバ
114 MPEG2コーデック
115 ストリームバッファ
116 ビデオ出力端子
117 NTSCエンコーダ
118 ATAインターフェース
119 SDメモリカードスロット
120 USB端子
121 USBコントローラ
122 操作キー
123 メインマイコン
124 RAM
125 EEPROM
126 制御バス

Claims (14)

  1. 記録媒体から複数のコンテンツの動画像データを再生する再生手段と、
    前記再生手段による動画像データの再生停止に応じて前記動画像データの再生停止位置に係るレジューム情報を生成する生成手段と、
    前記記録媒体に記録されている複数のコンテンツに係るサムネイル画像の表示を指示する指示手段と、
    前記指示手段による指示に応じて、前記複数のコンテンツのサムネイル画像を表示装置に表示する表示手段と、
    前記レジューム情報に基づいて前記複数のコンテンツのうち前記再生停止位置に対応したコンテンツを検出し、前記再生停止位置に対応したコンテンツのサムネイル画像と他のサムネイル画像とを識別可能に表示するよう前記表示手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする再生装置。
  2. 前記複数のコンテンツの動画像データを互いに異なる手順にて再生する複数の再生モードの中から再生モードを選択する手段を備え、
    前記表示手段は前記選択された再生モードに応じて前記複数の中からコンテンツを選択し、前記選択されたコンテンツのサムネイル画像を表示することを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 前記制御手段は、前記再生モードに応じて選択されたコンテンツの中に前記再生停止位置のコンテンツが含まれている場合には、前記再生停止位置に対応したコンテンツのサムネイル画像と他のサムネイル画像とを識別可能に表示するよう前記表示手段を制御することを特徴とする請求項2記載の再生装置。
  4. 前記制御手段は、前記再生モードに応じて選択されたコンテンツの中に前記再生停止位置のコンテンツが含まれている場合には、前記指示手段による指示に応じて、前記再生停止位置に対応したコンテンツのサムネイル画像を表示するよう前記表示手段を制御すると共に、前記再生モードに応じて選択されたコンテンツの中に前記再生停止位置のコンテンツが含まれていない場合には、前記指示手段による指示に応じて、前記選択されたコンテンツのうち前記選択された再生モードにおいて最初に再生されるコンテンツのサムネイル画像を表示するよう前記表示手段を制御することを特徴とする請求項3記載の再生装置。
  5. 前記制御手段は、前記サムネイル画像を表示している状態における再生開始の指示に応じて、前記選択された再生モードに従う手順で、前記再生停止位置より前記動画像データを生成するよう前記再生手段を制御することを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の再生装置。
  6. 前記生成手段により生成されたレジューム情報を前記記録媒体に記録する記録手段を備えたことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の再生装置。
  7. 記録媒体から複数のコンテンツの動画像データを再生する再生工程と、
    前記再生工程における動画像データの再生停止に応じて前記動画像データの再生停止位置に係るレジューム情報を生成する生成工程と、
    前記記録媒体に記録されている複数のコンテンツに係るサムネイル画像の表示を指示する指示工程と、
    前記指示工程における指示に応じて、前記複数のコンテンツのサムネイル画像を表示装置に表示する表示工程と、
    前記レジューム情報に基づいて前記複数のコンテンツのうち前記再生停止位置に対応したコンテンツを検出し、前記再生停止位置に対応したコンテンツのサムネイル画像と他のサムネイル画像とを識別可能に表示するよう前記表示工程を制御する制御工程とを備えることを特徴とする再生方法。
  8. 前記複数のコンテンツの動画像データを互いに異なる手順にて再生する複数の再生モードの中から再生モードを選択する工程を備え、
    前記表示工程においては、前記選択された再生モードに応じて前記複数の中からコンテンツを選択し、前記選択されたコンテンツのサムネイル画像を表示することを特徴とする請求項7記載の再生方法。
  9. 前記制御工程は、前記再生モードに応じて選択されたコンテンツの中に前記再生停止位置のコンテンツが含まれている場合には、前記再生停止位置に対応したコンテンツのサムネイル画像と他のサムネイル画像とを識別可能に表示するよう前記表示工程を制御することを特徴とする請求項8記載の再生方法。
  10. 前記制御工程は、前記再生モードに応じて選択されたコンテンツの中に前記再生停止位置のコンテンツが含まれている場合には、前記指示工程における指示に応じて、前記再生停止位置に対応したコンテンツのサムネイル画像を表示するよう前記表示工程を制御すると共に、前記再生モードに応じて選択されたコンテンツの中に前記再生停止位置のコンテンツが含まれていない場合には、前記指示工程における指示に応じて、前記選択されたコンテンツのうち前記選択された再生モードにおいて最初に再生されるコンテンツのサムネイル画像を表示するよう前記表示工程を制御することを特徴とする請求項9記載の再生方法。
  11. 前記制御工程は、前記サムネイル画像を表示している状態における再生開始の指示に応じて、前記選択された再生モードに従う手順で、前記再生停止位置より前記動画像データを生成するよう前記再生工程を制御することを特徴とする請求項8から10の何れか1項に記載の再生方法。
  12. 前記生成工程において生成されたレジューム情報を前記記録媒体に記録する記録工程を備えたことを特徴とする請求項7から11の何れか1項に記載の再生方法。
  13. 記録媒体から複数のコンテンツの動画像データを再生する再生工程と、
    前記再生工程における動画像データの再生停止に応じて前記動画像データの再生停止位置に係るレジューム情報を生成する生成工程と、
    前記記録媒体に記録されている複数のコンテンツに係るサムネイル画像の表示を指示する指示工程と、
    前記指示工程における指示に応じて、前記複数のコンテンツのサムネイル画像を表示装置に表示する表示工程と、
    前記レジューム情報に基づいて前記複数のコンテンツのうち前記再生停止位置に対応したコンテンツを検出し、前記再生停止位置に対応したコンテンツのサムネイル画像と他のサムネイル画像とを識別可能に表示するよう前記表示工程を制御する制御工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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