JP2009070441A - 記録媒体チェンジャシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】可撓性の光ディスクを記録再生時に支持するターンテーブルとしてガラス板を用いて光学補正を行う場合、表面に損傷等が生じたガラス板は交換する必要があるが、ユーザの手による交換では新しいガラス板の表面にキズや埃が付着するおそれがある。
【解決手段】可撓性を有する記録媒体に情報の記録又は再生を行い、記録又は再生される記録媒体を交換する記録媒体チェンジャシステムにおいて、記録媒体を支持する支持板が脱着可能に取り付けられた記録媒体の記録再生装置と、記録再生装置に対して記録媒体を交換する記録媒体交換機構と、記録再生装置に取り付けられた支持板を交換する支持板交換機構とを有するチェンジャ装置と、チェンジャ装置を制御する制御部とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】可撓性を有する記録媒体に情報の記録又は再生を行い、記録又は再生される記録媒体を交換する記録媒体チェンジャシステムにおいて、記録媒体を支持する支持板が脱着可能に取り付けられた記録媒体の記録再生装置と、記録再生装置に対して記録媒体を交換する記録媒体交換機構と、記録再生装置に取り付けられた支持板を交換する支持板交換機構とを有するチェンジャ装置と、チェンジャ装置を制御する制御部とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、光ディスクのような記録媒体に情報の記録又は再生を行うとともに記録媒体を交換する記録媒体チェンジャシステムに関し、より詳細には薄型で可撓性の記録媒体に情報の記録又は再生を行う際に、該記録媒体を支持する光学的に透明な支持板を、記録再生装置に対して着脱することが可能な記録媒体チェンジャシステムに関する。
近年、光ディスクの分野では、光ディスクの記録密度を増大することが求められている。光ディスクの高密度化を図るためには、面密度を高めるとともに、体積あたりの記録密度を高めることが必要となる。一定の体積空間の中で記録密度を高めるためには、例えば光ディスクを構成する基板の厚みを薄くするのが効率的である。この場合、基板の厚みを薄くすることにより、光ディスクは可撓性を有するようになる。このような可撓性を有する薄型の光ディスクに情報の記録又は再生を行う際は、薄型の光ディスクを面振れさせることなく安定して回転させるための工夫が必要となる。
例えば特許文献1には、可撓性を有するシート状の光ディスクの記録面とは反対側に、光ディスクに向かって突出する突出部材を設けることにより、光ディスクの回転駆動時に空気流の圧力差を生起させ面振れを抑制する装置が開示されている。また、特許文献2には、可撓性を有するシート状の光ディスクの記録面とは反対側に、表面の主形状が凸状曲面であるガイド部材を光ディスクの半径方向へ移動可能に設置することにより、ベルヌーイの法則に基づく空気流の圧力差によって面振れを安定させる装置が開示されている。特許文献3に開示される装置では、主軸にクランプされた可撓性ディスクを、不動のベルヌーイ板に接近して回転させることにより、可撓性ディスクとベルヌーイ板とによって形成される空間を減圧状態とする。その結果、可撓性ディスクはベルヌーイ板に引き寄せられ、一定の間隔を保ちながら剛直な円板のように安定した状態で回転させることができる。
一方、可撓性光ディスク専用の記録再生装置を用いることなく、既存の光ディスクドライブで可撓性光ディスクに記録又は再生を行う方法も存在する。具体的には、光ディスクとほぼ同じ寸法の円盤状のガラス板を用いて可撓性の光ディスクを支持しつつ、記録又は再生を行う。円盤状のガラス板を透明ガラスで形成し、記録再生用のレーザー光をガラス板を介して光ディスクに照射することにより、従来の光ディスクと同様に記録又は再生を行うことができる。本発明者らは、DVDピットパターンが転写された100μm厚の薄型光ディスクを、500μm厚の円盤状ガラス板により、光ディスクとガラス板を同軸に支持することにより、薄型光ディスク上にピットパターンとして記録された情報を市販のDVDドライブを用いて再生することが可能であることを確認している。この方法によれば、従来の光ディスク記録再生装置の光学系との互換性が確保されているため、より簡便に可撓性光ディスクの記録再生装置を構築することができる。
ここでガラス板は、可撓性光ディスクの回転中の姿勢を維持する機能のほかに、光学補正の機能を有する。したがって、ガラス板の表面に損傷等が発生すると、レーザー光を正常に透過できず、フォーカスエラーやトラッキングエラーにより光ディスクに情報の記録又は再生を行うことができなくなる。この場合、ガラス板の交換が必要となるが、ユーザの手による交換では、新しいガラス板の表面にキズや埃が付着するおそれがある。また、交換用ガラス板の保管状況も、交換用ガラス板に損傷等を発生させる要因となり得る。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、薄型で可撓性の記録媒体に情報の記録又は再生を行う際に該記録媒体を支持する光学的に透明な支持板を、ユーザの手に触れることなく交換することが可能な記録媒体チェンジャシステムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、可撓性を有する記録媒体に情報の記録又は再生を行うとともに記録媒体を交換する記録媒体チェンジャシステムであって、記録媒体を支持する支持板が脱着可能に取り付けられた記録媒体の記録再生装置と、記録再生装置に対して記録媒体を交換する記録媒体交換機構と、記録再生装置に取り付けられた支持板を交換する支持板交換機構とを有するチェンジャ装置と、チェンジャ装置を制御する制御部とを備えることを特徴とする記録媒体チェンジャシステムが提供される。
本発明の記録媒体チェンジャシステムによれば、チェンジャ装置内に備えられた記録再生装置に対して、支持板が脱着可能に取り付けられている。チェンジャ装置内には支持板交換機構が備えられており、記録再生装置に脱着可能に取り付けられた支持板を交換することができる。したがってチェンジャ装置内において、支持板をユーザの手に触れることなく交換することができる。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記支持板交換機構は、前記支持板を複数格納する支持板カートリッジと、支持板を前記記録再生装置に対して着脱するための支持板脱着機構とを含み得る。この場合、複数の支持板を支持板カートリッジに格納して、記録媒体チェンジャシステム内に保管することができるので、支持板の表面にキズや埃が付着するのを防止することができる。また、支持板着脱機構により、ユーザの手に触れることなく、支持板を記録再生装置に対して着脱することができる。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記制御部は、前記支持板の交換要否を判断し得る。この場合、制御部が支持板の交換要否を判断するので、ユーザは支持板の交換要否を判断する必要がない。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記支持板は光学的に透明なガラス板であってもよい。この場合、光学的に透明なガラス板によって可撓性を有する記録媒体を支持することができるとともに、記録媒体に情報の記録又は再生を行うための光を透過させることができる。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記記録媒体は光ディスクであってもよく、前記チェンジャ装置が光ディスクからの信号を検出する検出器をさらに備えてもよい。この場合、検出器が検出した光ディスクからの信号に基づいて、前記制御部が支持板の交換要否を判断することができる。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記制御部は前記支持板の総駆動時間を計測し、総駆動時間が所定時間を経過した場合に支持板の交換が必要であると判断してもよい。この場合、総駆動時間が所定時間を経過すると強制的に支持板が交換されるので、支持板を使用することによる記録再生の不具合の発生を予防することができる。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記制御部は前記検出器が検出した信号に基づいて光ディスクの再生エラーレートを計算し、再生エラーレートが所定の値を超えている場合に支持板の交換が必要であると判断してもよい。支持板の汚れや傷は、レーザー光の散乱や吸収を引き起こし、再生信号の品質の劣化や記録時のエラー等の障害が発生する。したがって、エラーレートを計算することにより、支持板の汚れや傷の状態を判断することができる。本発明によれば、再生エラーレートが所定の値を超えると支持板が交換されるので、支持板を使用することによる記録再生の不具合の発生を予防することができる。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記制御部は前記検出器が検出した信号に基づいて光ディスクの反射率を計算し、反射率が所定の値を下回る場合に支持板の交換が必要であると判断してもよい。支持板の汚れや傷は、レーザー光の散乱や吸収を引き起こし、光ディスクからの反射光量を減少させるため、反射率が低下する。したがって、光ディスクの反射率を計算することによっても、支持板の汚れや傷の状態を判断することができる。本発明によれば、反射率が所定の値を下回ると支持板が交換されるので、支持板を使用することによる記録再生の不具合の発生を予防することができる。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記制御部は前記検出器が検出した信号に基づいてSN比を計算し、SN比が所定の値を下回る場合に支持板の交換が必要であると判断してもよい。支持板の汚れや傷は、散乱による光束の乱れを引き起こし、サーボ信号のSN比が劣化する。したがって、SN比を計算することによっても、支持板の汚れや傷の状態を判断することができる。本発明によれば、SN比が所定の値を下回ると支持板が交換されるので、支持板を使用することによる記録再生の不具合の発生を予防することができる。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記チェンジャ装置は、正常に記録再生が行えることが保障された検査用ディスク、及び傷や埃の付着がなく光ディスクを正常に支持することが可能であることが保障された検査用支持板をさらに備えてもよく、前記制御装置は検査用ディスク、及び検査用支持板を用いて支持板の交換要否を判断してもよい。検査用ディスクや検査用ターンテーブルを予めディスクチェンジャ装置内に格納しておき、記録再生エラーが生じた場合、これらの検査用ディスクや検査用ターンテーブルを用いて正常に記録再生が行えるかにより、光ディスクやターンテーブルの交換要否を判断することができる。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記記録媒体チェンジャ装置は、前記支持板カートリッジを挿入又は排出する支持板カートリッジ給排口をさらに備えてもよい。この場合、ユーザは記録媒体チェンジャ装置に対して、支持板カートリッジ給排口から新しい支持板カートリッジを供給することができ、交換が必要な支持板カートリッジを支持板カートリッジ給排口から取り出すことができる。支持板カートリッジが、記録媒体チェンジャ装置に供給されてから取り出されるまでの間はユーザの手に触れることがないので、支持板の表面に傷や埃が付着するのを防止することができる。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記チェンジャ装置は交換用支持板をさらに備えてもよい。
本発明の記録媒体チェンジャシステムにおいて、前記記録媒体交換機構は、前記支持板交換機構として用いられてもよい。この場合、チェンジャ装置の部品点数を削減することができ、生産コストを抑制することができる。
本発明によれば、チェンジャ装置内に備えられた記録再生装置に対して、光学的に透明な支持板が脱着可能に取り付けられおり、チェンジャ装置内に備えられた支持板交換機構により該支持板を交換することができる。したがってチェンジャ装置内において、光学的に透明な支持板をユーザの手に触れることなく交換することができる。このため、光学的に透明な支持板の表面にキズや埃が付着して、記録再生の不具合が発生するのを予防することができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明による実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、厚さ100μm程度の薄い基板からなり可撓性を有する光ディスクを単に「光ディスク」と呼ぶ。
まず、本発明の記録媒体チェンジャシステム1の全体構成について、図1の概略構成図を参照して説明する。記録媒体チェンジャシステム1は、ホストPC2と、所望の光ディスクに記録再生を行うためのディスクチェンジャ装置3(チェンジャ装置)とが、汎用インターフェース4を介して接続されることによって構成される。汎用インターフェース4としては例えばUSBやSCSI等が挙げられる。ホストPC2にはチェンジャ制御ソフト5(制御部)が備えられ、汎用インターフェース4を介してディスクチェンジャ装置3を制御する。一方、ディスクチェンジャ装置3には、光ディスクに情報の記録又は再生を行うための記録再生装置6、記録再生装置6に対して光ディスクを交換するためのディスク交換機構7、及び記録再生装置6に脱着可能に取り付けられ記録再生時に光ディスクを支持する支持板(以下、ターンテーブルと呼ぶ)を交換するためのターンテーブル交換機構8が備えられ、これらはそれぞれディスクチェンジャ制御装置9に接続されている。
ホストPC2のチェンジャ制御ソフト5は、チェンジャ装置3のディスクチェンジャ制御装置9に対して、光ディスクへの情報の記録又は再生、光ディスクの交換、あるいはターンテーブルの交換を命令するプログラムである。ディスクチェンジャ制御装置9は、チェンジャ制御ソフト5からの命令に従い、記録再生装置6、ディスク交換機構7、及びターンテーブル交換機構8(支持板交換機構)をそれぞれ制御する。一方、記録再生装置6、ディスク交換機構7、及びターンテーブル交換機構8からの信号は、ディスクチェンジャ制御装置9に送信される。これらの信号は、ディスクチェンジャ制御装置9により、汎用インターフェース4を介してホストPC2のチェンジャ制御ソフト5に送信される。チェンジャ制御ソフト5は、ディスクチェンジャ制御装置9から送信された各種信号に基づいて、ターンテーブルの交換要否を判断する。
次にディスクチェンジャ装置3の構成について、図2を参照して説明する。ディスクチェンジャ装置3には、底面3aから上面3bに向かう方向(以下、上下方向という)に延在するガイドGが設けられている。底面3aには、上下方向に伸縮して記録再生装置6を移動させるための上下動機構60が設けられ、上下動機構60の上端には記録再生装置6のベースとなる載置台61が取り付けられている。載置台61の上面には光ピックアップ62(検出器)、及びスピンドル63が設けられている。スピンドル63には、スピンドル63と同軸上に回転軸を有するように、環状のターンテーブル64及び環状の浮上スペーサ65がそれぞれ着脱可能に取り付けられている。記録再生装置6は、載置台61、光ピックアップ62、スピンドル63、ターンテーブル64、及び浮上スペーサ65により構成される。
光ピックアップ62やスピンドル63としては、市販のCDやDVDのような可撓性のない光ディスクを記録再生するための、通常の光ピックアップ、及びスピンドルを流用することができる。ターンテーブル64は、可撓性の光ディスク71に記録再生を行う際に、面振れしないように光ディスク71の姿勢を保持するための円盤状部材である。本実施形態のターンテーブル64はガラスで形成されており、通常の光ピックアップを用いて可撓性の光ディスク71に記録再生を行う際に、レーザー光の光路差を補正することができる。ターンテーブル64はスピンドル63に着脱可能に取り付けられているので、ターンテーブル64の表面のキズや埃の付着等により光ディスク71の記録再生不良が発生した場合でも、交換することができる。浮上スペーサ65は、光ディスクの記録再生時にターンテーブル64と光ディスクの記録面との間隔を保つための部材である。浮上スペーサ65は磁性を有し、光ディスクを記録再生装置6にロードあるいはアンロードする際に、光ディスクを支持するためにも用いられる。浮上スペーサ65の中心孔径は、スピンドル63の径と同じ大きさであり、スピンドルの先端63aが貫通する。
また、ディスクチェンジャ装置3には、記録再生装置6によって記録又は再生するための光ディスク71を格納したディスクカートリッジ72、及び光ディスク71を記録再生装置6に対して着脱するためのディスク着脱機構73が備えられている。ディスク交換機構7は、光ディスク71を格納したディスクカートリッジ72、及びディスク着脱機構73により構成される。
本実施形態におけるディスクカートリッジ72は平面視矩形の箱状であり、その一側壁には開口72aが形成されており、他の側壁の内面には水平方向に複数のガイド溝(不図示)が形成されている。それぞれのガイド溝には、光ディスク71の全体を支持可能な大きさのディスクトレー71aが摺動可能に取り付けられ、ディスクカートリッジ72の内部に格納されている。つまり、ディスクカートリッジ72には複数のディスクトレー71aが格納されているので、複数の光ディスク71を格納することができる。ディスクチェンジャ制御装置9の制御により、各ディスクトレー71aはディスクカートリッジ72の内部にその全体が格納された位置と、ディスクカートリッジの開口72aからその全体が露出する位置との間を、モータ(不図示)によって水平方向に移動することができる。ここで、ディスクトレー71aの全体がディスクカートリッジの開口72aから露出した状態における、ディスクトレー71aの端部71cの水平方向の位置を、着脱位置Pと呼ぶ。各ディスクトレー71aは、図3(A)及び図3(B)に示すように、光ディスク71をその下面から保持することができるように、その中心部に光ディスク71を収納するための円形の凹部71bを有する。そしてさらに円形の凹部71bには、その中心部に同心円状の貫通孔71dが形成されている。各ディスクトレー71aは矩形状の板状部材である。円形の凹部71bは、光ディスク71の外径と同じ大きさの径を有し、貫通孔71dは、浮上スペーサ65の外径よりわずかに大きい径を有する。
ディスク着脱機構73は、一端がガイドGに摺動可能に取り付けられ、上下方向と直交する方向(以下、水平方向という)にディスクカートリッジの設置位置付近まで延在するクランプ移動台73aを有し、クランプ移動台73aの下面には電磁石73b、電磁石73bの下面にはキャップ73cがそれぞれ設けられている。キャップ73cは、中心がスピンドル63の回転軸上に位置するように電磁石73bの下面に磁力により吸着されており、その中心部にはスピンドル63の上端部63aに嵌合する凹部73dが形成されている。キャップ73c及び電磁石73bは、クランプ移動台73aとともに、ガイドGに沿って上下方向に移動することができる。
さらに、ディスクチェンジャ装置3には、交換用のターンテーブル81を格納し、記録再生装置6のスピンドル63に対してターンテーブル64又は交換用ターンテーブル81を着脱するためのターンテーブルカートリッジ82が備えられている。ターンテーブル交換機構8(支持板交換機構)はターンテーブルカートリッジ82により構成される。
本実施形態において、交換用ターンテーブル81としては、円環状の光学ガラスを用いた。光学ガラスを用いることにより、前述した通常の光ピックアップ62で光ディスク71に記録再生を行う際に、光ピックアップ62のレーザー光の光路差を補正することができる。交換用ターンテーブル81の中心孔径は、スピンドル63の径と同じ大きさであり、スピンドルの先端63aが中心孔を貫通するようになっている。なお、記録再生装置6のスピンドル63に予め取り付けられているターンテーブル64は、交換用ターンテーブル81と同形状である。ターンテーブルカートリッジ82の一側壁には開口82aが形成されており、他の側壁の内面には水平方向に複数のガイド溝(不図示)が形成されている。それぞれのガイド溝にはターンテーブルトレー81aが摺動可能に取り付けられ、ターンテーブルカートリッジ82の内部に格納されている。ディスクチェンジャ制御装置9の制御により、各ターンテーブルトレー81aはターンテーブルカートリッジ82の内部にその全体が格納された位置と、ターンテーブルカートリッジの開口82aからその全体が露出する位置、つまり着脱位置Pとの間を、モータ(不図示)によって水平方向に移動することができる。複数のターンテーブルトレー81aのうちの一つは、記録再生装置6のスピンドル63に予め取り付けられているターンテーブル64を保持するためのトレー81a´であり、残りのターンテーブルトレー81aはそれぞれ、交換用ターンテーブル81を保持する。したがって、ターンテーブルカートリッジ82は、記録再生装置6のスピンドル63に予め取り付けられているターンテーブル64、及び複数の交換用ターンテーブル81を格納し得る。ターンテーブルトレー81aの詳細な構造については後述する。
なお、ディスクチェンジャ装置3の一側壁3cには、ディスクチェンジャ装置3に対して、ディスクカートリッジ72を挿入、排出するための給排口74、及びターンテーブルカートリッジ82を挿入、排出するための給排口84が形成されている。ディスクカートリッジ72は、ディスクカートリッジホルダ75に保持された状態で、給排口74から挿入、排出され、ターンテーブルカートリッジ82は、ターンテーブルカートリッジホルダ85に保持された状態で、給排口84から挿入、排出される。
次に、ターンテーブルトレー81aの構造について、図4(A)、図4(B)を参照して詳細に説明する。図4(A)はターンテーブルトレー81aの平面図であり、図4(B)は図4(A)におけるIVB‐IVB断面図である。ターンテーブルトレー81aは、その中心部に交換用ターンテーブル81の外径よりわずかに大きい径を有する開口81bが形成された、平面視矩形の板状部材である。開口81bの側壁81cからは、交換用ターンテーブル81を支持するための複数のフック81dが、開口81bの中心に向かって突出している。これらのフック81dは、ディスクチェンジャ制御装置9の制御により、側壁81cに収納可能となっている。このため、複数のフック81dにより交換用ターンテーブル81を支持した状態でフック81dを側壁81cに収納すると、フック81dによって支持されなくなった交換用ターンテーブル81は、自重によりターンテーブルトレー81aから落下する。ターンテーブルトレー81aはそれぞれ、フック81dが側壁81cに収納されていない状態で、つまりターンテーブルを支持可能な状態でターンテーブルカートリッジ82に格納されている。
次に、ターンテーブルの着脱動作について説明する。まず、記録再生装置6のスピンドル63に予め取り付けられているターンテーブル64をスピンドル63から取り外し、ターンテーブルカートリッジ82のターンテーブルトレー81a´に格納する動作について説明する。なお、以下の説明は、ターンテーブル上に光ディスク、及び浮上スペーサ65が載っていない状態で行われることを前提としている。
ディスクチェンジャ制御装置9からターンテーブル64の交換命令を受けると、ターンテーブルカートリッジ82は、スピンドル63に取り付けられたターンテーブル64を格納するためのターンテーブルトレー81a´を、着脱位置Pまで移動させる。ターンテーブルカートリッジ82は、ターンテーブルトレー81aを着脱位置Pまで移動させた後、ターンテーブルトレー81a´のフック81dを側壁81cに格納する。
次に、ディスクチェンジャ制御装置9は、上下動機構60に対して記録再生装置6を上昇させるよう命令する。ディスクチェンジャ制御装置9から上昇命令を受けると、上下動機構60は、ターンテーブル64がターンテーブルトレー81a´の開口81bを貫通するまで記録再生装置6を上昇させる。つまり、ターンテーブル64の下面がターンテーブルトレー81a´の上面81eよりも高い位置に到達するまで、記録再生装置6を上昇させる。上下動機構60は、ターンテーブル64がターンテーブルトレー81a´の開口81bを貫通した時点で記録再生装置6の上昇を停止させる。
次に、ディスクチェンジャ制御装置9は、ターンテーブルカートリッジ82に対して、ターンテーブルトレー81a´の側壁81cに格納していたフック81dを突出させるように命令する。ターンテーブルカートリッジ82はターンテーブルトレー81a´のフック81dを突出させることにより、ターンテーブル64を保持可能な状態となる。さらにディスクチェンジャ制御装置9は、上下動機構60に対して、記録再生装置6を下降させるよう命令する。上下動機構60が記録再生装置6を下降させることにより、ターンテーブル64の下面がターンテーブルトレー81a´のフック81dに接触する。この状態で記録再生装置6がさらに下降することにより、ターンテーブル64がフック81dによって支持されたまま、スピンドル63をターンテーブル64の中心孔から抜くことができる。つまりターンテーブル64をスピンドル63から取り外すことができる。
スピンドル63の上端63aがターンテーブルトレー81a´の下面よりも低い位置に到達するまで記録再生装置6が下降した時点で、上下動機構60は下降を停止する。上下動機構60の下降が停止すると、ディスクチェンジャ制御装置9は、ターンテーブルカートリッジ82に対して、フック81dによってターンテーブル64を支持した状態のターンテーブルトレー81a´を、ターンテーブルカートリッジ82に格納するよう命令する。この命令により、ターンテーブル64はターンテーブルトレー81a´に支持されてターンテーブルカートリッジ82に格納される。以上が、記録再生装置6のスピンドル63に取り付けられているターンテーブル64をスピンドル63から取り外し、ターンテーブルカートリッジ82のターンテーブルトレー81a´に格納する動作である。
続いて、ターンテーブルカートリッジ82に格納されている交換用ターンテーブル81を、記録再生装置6のスピンドル63に取り付ける動作について説明する。ターンテーブルカートリッジ82は、ターンテーブルトレー81a´を格納した後、ディスクチェンジャ制御装置9の命令に従い、交換用ターンテーブル81を保持しているターンテーブルトレー81aのうちの一つを、着脱位置Pまで移動させる。
次に、ディスクチェンジャ制御装置9は、上下動機構60に対して記録再生装置6を上昇させるよう命令する。ディスクチェンジャ制御装置9から上昇命令を受けると、上下動機構60は、着脱位置Pまで移動した交換用ターンテーブル81の中心孔をスピンドル63の上端63aが貫通し、スピンドル63に形成されたターンテーブル支持部63bが、交換用ターンテーブル81の下面に接触するまで、記録再生装置6を上昇させる。上下動機構60は、ターンテーブル支持部63bが、交換用ターンテーブル81の下面に接触した時点で記録再生装置6の上昇を停止させる。
次に、ターンテーブルカートリッジ82は、ディスクチェンジャ制御装置9の命令に従い、着脱位置Pまで移動したターンテーブルトレー81aのフック81dを、ターンテーブルトレー81aの側壁81cに収納する。このとき、ターンテーブルトレー81aに保持されていた交換用ターンテーブル81は、フック81dによっては支持されなくなるが、スピンドル63のターンテーブル支持部63bによって、なお支持されている。
続いて、ディスクチェンジャ制御装置9の命令に従い、上下動機構60が記録再生装置6を下降させることにより、交換用ターンテーブル81はターンテーブルトレー81aの開口81bを通り抜け、ターンテーブル支持部63bによって支持された状態で記録再生装置とともに下降する。記録再生装置6が所定位置まで下降した時点で上下動機構60は下降を停止する。上下動機構60の下降が停止すると、ターンテーブルカートリッジ82は、着脱位置Pまで移動したターンテーブルトレー81aのフック81dを突出させるとともに、ターンテーブルトレー81aをターンテーブルカートリッジ82に格納する。以上の動作により、ターンテーブルカートリッジ82に格納されている交換用ターンテーブル81が、記録再生装置6のスピンドル63に取り付けられる。
以上の動作により、ユーザの手に直接触れることなく、記録再生装置6のスピンドル63に予め取り付けられているターンテーブル64を、新たな交換用ターンテーブル81と交換することができる。なお、スピンドル63に取り付けられた交換用ターンテーブル81を、別の新たな交換用ターンテーブル81と交換する手順は上記と同様である。
次に、光ディスク71の交換動作について、ターンテーブル64、及び浮上スペーサ65がスピンドル63に予め取り付けられていることを前提に説明する。なお、以下の説明は、ターンテーブル64がスピンドル63に予め取り付けられている状態で行われることを前提とするが、交換用ターンテーブル81が取り付けられている場合でも、同様の動作が行われる。まず、ディスクカートリッジ72に格納されている光ディスク71を、記録再生装置6のターンテーブル64又は81に載置するための動作について説明する。
ディスク着脱機構73は、図2の退避位置Qで待機している。ホストPC2のチェンジャ制御ソフト5から、ディスクチェンジャ制御装置9に所望の光ディスク71の記録再生命令があると、ディスクチェンジャ制御装置9は、所望の光ディスク71を支持しているディスクトレー71aを着脱位置Pまで移動させる。
次にディスクチェンジャ制御装置9は、ディスク着脱機構73のキャップ73cが所望の光ディスク71に接触するまで、ディスク着脱機構73をガイドGに沿って下降させるとともに、上下動機構60を制御して記録再生装置6を上昇させる。記録再生装置6が上昇することにより、スピンドル63の先端63aは光ディスク71の貫通穴を貫通してキャップ73cの凹部73dに嵌合し、浮上スペーサ65の上面は光ディスク71の下面に接触する。ディスクチェンジャ制御装置9は、浮上スペーサ65の上面が光ディスク71の下面に接触した時点で、電磁石73bに磁力を発生させることにより、光ディスク71を介して浮上スペーサ65をキャップ73cに吸着させる。
次にディスクチェンジャ制御装置9は、光ディスク71をキャップ73c、及び浮上スペーサ65によって上下方向から挟んだ状態のまま、ディスク着脱機構73をガイドGに沿って上昇させる。ここで、浮上スペーサ65はスピンドル63には固定されておらず、ディスクトレー71aの貫通孔71dは浮上スペーサ65の外径よりわずかに大きい径を有するので、浮上スペーサ65はディスクトレー71aの貫通孔71dを通過することができる。つまり、光ディスク71を下面から支持した状態でキャップ73cに吸着されて、キャップ73cとともに上昇することができる。これにより、光ディスク71は、ディスクトレー71aから取り上げられた状態となる。キャップ73cに吸着した浮上スペーサ65の下面が、ディスクトレー71aの上面71cよりも高い位置に到達した時点で、ディスクチェンジャ制御装置9はディスク着脱機構73の上昇を停止させる。さらにディスクチェンジャ制御装置9は、上下動機構60を制御して、記録再生装置6を所定位置まで下降させる。記録再生装置6が所定位置に到達した時点で、ディスクチェンジャ制御装置9は記録再生装置6の下降を停止させ、着脱位置Pまで移動したディスクトレー71aをディスクカートリッジ72に格納する。
次にディスクチェンジャ制御装置9は、光ディスク71をキャップ73cと浮上スペーサ65とで挟んだ状態で、浮上スペーサ65の下面がターンテーブル64の上面に接触するまで、ガイドGに沿ってディスク着脱機構73を下降させる。このとき、スピンドル63の上端部63aは、浮上スペーサ65の中心孔と光ディスク71の中心孔とを貫通し、キャップ73cの凹部73dに嵌合する。
次にディスクチェンジャ制御装置9は、電磁石73bを制御してキャップ73cの吸着を停止し、ディスク着脱機構73をガイドGに沿って上昇させることにより、キャップ73cをディスク着脱機構から切り離す。つまり、キャップ73cをスピンドルの上端部63aに嵌合させた状態で、電磁石73bとクランプ移動台73aのみを退避位置Qまで移動させる。こうすることにより、ターンテーブル64をスピンドル63のターンテーブル支持部63bに固定するとともに、所望の光ディスク71を、浮上スペーサ65を介してターンテーブル64上に載置することができる。
ターンテーブル64上に所望の光ディスク71を載置した後、ディスクチェンジャ制御装置9は、記録再生装置のスピンドル63を制御してスピンドルを回転させるとともに、光ピックアップ62を制御して光ディスク71に情報の記録又は再生を行う。
次に、ターンテーブル64に載置されている光ディスク71をディスクカートリッジ72に格納する動作について説明する。
ホストPC2のチェンジャ制御ソフト5から、ディスクチェンジャ制御装置9にターンテーブル64上の光ディスク71の交換命令があると、ディスクチェンジャ制御装置9は、退避位置Qに待機していたディスク着脱機構73をガイドGに沿って下降させる。ディスク着脱機構73の電磁石73bの下面が、スピンドル63の上端部63aに嵌合しているキャップ73cに接触した時点でディスクチェンジャ制御装置9は電磁石73bに磁力を発生させる。これにより、キャップ73cは浮上スペーサ65とともに光ディスク71を上下方向に挟んだ状態で、電磁石73bに吸着する。ここで、キャップ73c及び浮上スペーサ65はスピンドルには固定されていないので、ディスクチェンジャ制御装置9は、キャップ73c、光ディスク71、及び浮上スペーサ65を電磁石73bに吸着させた状態で、ディスク着脱機構73をガイドGに沿って上昇させることができる。これにより、光ディスク71は、ターンテーブル64から取り上げられた状態となる。
浮上スペーサ65の下面を、当該光ディスク71を格納していたディスクトレー71aの上面71cよりも高い位置まで引き上げた時点で、ディスクチェンジャ制御装置9は、当該光ディスク71を支持していたディスクトレー71aを着脱位置Pまで移動させる。
ディスクトレー71aを着脱位置Pまで移動させた後、ディスクチェンジャ制御装置9は、光ディスク71の下面がディスクトレー71aに接触するまでディスク着脱機構73を再び下降させ、ディスクトレー71aに接触した時点で下降を停止させる。このとき、光ディスク71はディスクトレー71aによって下から支持される。
次にディスクチェンジャ制御装置9は、上下動機構60を制御して、スピンドル63の先端63aが、浮上スペーサ65の貫通孔及び光ディスク71の貫通穴を貫通してキャップ73cの凹部73dに嵌合し、浮上スペーサ65の下面がターンテーブル64の上面に接触するまで、記録再生装置6を上昇させる。スピンドル63の先端63aが、キャップ73cの凹部73dに嵌合し、浮上スペーサ65の下面がターンテーブル64の上面に接触した時点で、ディスクチェンジャ制御装置9は、電磁石73bを制御して、電磁石73bとキャップ73cとの間の吸着を解除する。
さらに、ディスクチェンジャ制御装置9は、上下動機構60を制御して記録再生装置6を所定位置まで下降させる。なお、ディスクトレー71aの貫通孔71dの径は浮上スペーサ65の外径よりもわずかに大きいので、浮上スペーサ65はディスクトレー71aの貫通孔71dを通過することができる。したがって、記録再生装置6を下降させることにより、浮上スペーサ65と光ディスク71とを分離することができる。つまり、浮上スペーサ65はその貫通孔にスピンドル63が貫通した状態で、ターンテーブル64によって支持される。一方、光ディスク71及びキャップ73cは、ディスクトレー71aによって支持される。
記録再生装置6を所定位置まで下降させた後、ディスクチェンジャ制御装置9は、再度電磁石73bを制御して磁力を発生させ、キャップ73cを電磁石73bに吸着した状態でディスク着脱機構73を退避位置Qまで上昇させる。つまり、光ディスク71をディスク着脱機構73から切り離す。ディスクチェンジャ制御装置9は、ディスク着脱機構73を退避位置Qまで移動させた後、着脱位置Pまで移動したディスクトレー71aをディスクカートリッジ72に格納する。以上の動作により、光ディスク71の交換が行われる。
以上、ターンテーブル64、81の交換動作及び光ディスク71の交換動作について説明したが、これらの動作は、記録媒体チェンジャシステム1において、例えば光ディスク71への記録再生中に記録再生エラーが発生した際には必須の動作となる。記録再生エラーの原因としては、光ディスク71自体の不良だけでなく、ターンテーブル64、81の不良や、記録再生装置6の不良も考えられるが、光ディスク71自体の不良の場合は光ディスク71の交換で対処することができ、ターンテーブル64、81の不良の場合はターンテーブルの交換で対処することができるからである。
光学ガラスをターンテーブルとして用いている本実施形態において、ターンテーブルの不良の原因としては、使用による汚れや傷等が挙げられる。ターンテーブルの汚れや傷は、レーザー光の吸収や散乱を生じさせ、光ディスク71からの反射光量の減少や光束の乱れを引き起こす。反射光量の減少は反射率の低下として認められ、反射率の低下は再生信号レベルの低下をもたらす。また、光束の乱れはサーボ信号やフォーカス信号の乱れを引き起こす。したがって本実施形態においては、チェンジャ制御ソフト5において、所定の再生信号レベル及び/又はサーボ信号のSN比を予め管理し、記録再生装置6から送信される再生信号のレベル及び/又はサーボ信号のSN比と比較することにより、ターンテーブルの交換要否を判断している。
以下では、記録媒体チェンジャシステム1において、光ディスク71への記録再生中に記録再生エラーが発生した際に、交換が必要な部位をチェンジャ制御ソフト5が診断する手順について、光ディスク71の再生時を例に、図5のフローチャートを参照して具体的に説明する。なお以下の説明では、記録再生装置6にはターンテーブル81Aが取り付けられており、光ディスク71Aの再生が行われていることを前提としている。さらに、ディスクカートリッジ72に格納されている光ディスク71B、及びターンテーブルカートリッジ82に格納されている交換用ターンテーブル82Bは正常であることを前提としている。また、チェンジャ制御ソフト5は、ディスクチェンジャ制御装置9から送られてくる再生信号に基づいて、再生信号レベルを計算しているものとする。
まず、チェンジャ制御ソフト5が、ディスクチェンジャ制御装置9から送られてくる再生信号をもとに計算した再生信号レベルL1が、予めチェンジャ制御ソフト5で管理されている所定の再生信号レベルL0よりも低くなっていることを検知する(ステップS1)。ここでL1は、光ディスク71Aの再生信号をもとに計算した再生信号レベルである。なお、再生信号は管理領域(例えばリードイン領域)に記録されたテスト用データからの再生信号とすることができる。
チェンジャ制御ソフト5は、現在再生中の光ディスク71Aの異常であるかを判断するため、ディスクチェンジャ制御装置9に対して、光ディスク71Aをディスクカートリッジ72に格納されている光ディスク71Bと交換するよう命令する(ステップS2)。命令を受けたディスクチェンジャ制御装置9は、ディスク交換機構7を制御して、光ディスク71Aをディスクカートリッジ72に格納し、ディスクカートリッジ72に格納されていた光ディスク71Bをターンテーブル81A上に載置する。
交換が終了すると、チェンジャ制御ソフト5は、記録再生装置6に対して光ディスク71Bの再生命令を行い、ディスクチェンジャ制御装置9から送られてくる再生信号をもとに再生信号レベルL2を計算する(ステップS3)。ここでL2は、光ディスク71Bの再生信号をもとに計算した再生信号レベルである。
再生信号レベルL2が、所定の再生信号レベルL0以上である場合(ステップS4:No)、交換後の光ディスク71Bでは問題なく再生が行われているので、再生信号レベルL1の低下は、光ディスク71Aの不良が原因であったと判断することができる。したがって、チェンジャ制御ソフト5は、光ディスク71Aの交換が必要であると判断し(ステップS5)、診断フローを終了する。
一方、信号レベルL2が、所定の再生信号レベルL0よりも低い場合(ステップS5:Yes)、交換後の光ディスク71Bでも再生に問題が生じているので、再生信号レベルL1の低下の原因は、光ディスク71A以外にあると判断することができる。したがって、チェンジャ制御ソフト5は、光ディスク71Aの交換は不要であると判断する。
次にターンテーブル81Aに異常がないか調べるために、チェンジャ制御ソフト5はディスクチェンジャ制御装置9に対して、現在ターンテーブル81Aに支持されている光ディスク71Bをディスクカートリッジ72に格納するよう命令する(ステップS6)。ディスクチェンジャ制御装置9はディスク交換機構7を制御して、光ディスク71Bをディスクカートリッジ72に格納する。
さらに、チェンジャ制御ソフト5はディスクチェンジャ制御装置9に対して、記録再生装置6のスピンドル63に現在取り付けられているターンテーブル81Aを、ターンテーブルカートリッジ82に格納されているターンテーブル81Bと交換するよう命令する(ステップS7)。ディスクチェンジャ制御装置9は、チェンジャ制御ソフト5からの命令に従いターンテーブル交換機構8を制御して、ターンテーブル81Aを、ターンテーブル81Bと交換する。
次に、チェンジャ制御ソフト5はディスクチェンジャ制御装置9に対して、ディスクカートリッジ72に格納されている光ディスク71Aを、交換したターンテーブル81Bの上に載せるよう命令する。ディスクチェンジャ制御装置9は、チェンジャ制御ソフト5からの命令に従いディスク交換機構7を制御して、ディスクカートリッジ72に格納されている光ディスク71Aを、交換したターンテーブル81Bの上に載せる。
ターンテーブル81Aの交換が終了すると、チェンジャ制御ソフト5は、記録再生装置6に対して光ディスク71Aの再生命令を行い(ステップS8)、ディスクチェンジャ制御装置9から送られてくる再生信号をもとに再生信号レベルL3を計算する(ステップS9)。ここでL3は、光ディスク71Aをターンテーブル81Bで再生した際の再生信号をもとに計算した再生信号レベルである。
再生信号レベルL3が、所定の再生信号レベルL0以上である場合(ステップS10:No)、交換後のターンテーブル81Bでは問題なく再生が行われているので、再生信号レベルL1の低下は、ターンテーブル81Aの不良が原因であったと判断することができる。したがって、チェンジャ制御ソフト5は、ターンテーブル81Aの交換が必要であると判断し(ステップS11)、診断フローを終了する。
一方、再生信号レベルL3が、所定の再生信号レベルL0よりも低い場合(ステップS10:Yes)、交換後のターンテーブル81Bでも再生に問題が生じているので、再生信号レベルL1の低下の原因は、ターンテーブル81A以外にあると判断することができる。したがってチェンジャ制御ソフト5は、ターンテーブル81Aの交換は不要であり、記録再生装置6の不良であると判断し(ステップS12)、診断フローを終了する。
以上説明した診断手順により、光ディスク、ターンテーブル、あるいは記録再生装置の交換要否を判断することができる。以上の説明では、光ディスク71の再生時を例に説明したが、光ディスクに対する記録時であっても、例えばディスクチェンジャ制御装置9から送られてくる記録エラーを表す信号に基づいてエラーレートを計算し、エラーレートが所定値を上回るか否かにより、上記と同様のステップで交換要否を判断することができる。
次に、ディスクチェンジャ装置3の変形例について図6を参照して説明する。なお、前記実施形態と同様の構成要素については、前記実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。
本変形例において、ディスクチェンジャ装置3は、ターンテーブル交換機構8の主要な構成要素として、ターンテーブルカートリッジ82の他に、ターンテーブル着脱機構83(支持板着脱機構)を含む。ターンテーブル着脱機構83は、記録再生装置6のスピンドル63に対してターンテーブル64又は交換用ターンテーブル81を着脱するために備えられている。他の構成要素については前記実施形態と同様である。
ターンテーブル着脱機構83は、一端がガイドGに摺動可能に取り付けられ垂直方向に伸縮可能な伸縮アーム83aを有し、伸縮アーム83aの他端にはターンテーブル64又は81を、スピンドル63に対して着脱するための環状アーム83bが取り付けられている。環状アーム83bは、伸縮アーム83aとともにガイドGに沿って上下方向に移動することができる。
次に、環状アーム83bの構造について、図7(A)、図7(B)を参照して説明する。図7(A)はターンテーブル着脱機構83の平面図であり、図7(B)は図7(A)におけるVIIB‐VIIB断面図である。環状アーム83bは、円盤状部材の中心部に交換用ターンテーブル81の外径よりわずかに大きい径を有する開口孔83cが形成された環状部材であり、交換用ターンテーブル着脱機構83の伸縮アーム83aの一端に取り付けられている。開口83cを画成する側壁83dから周方向に90°の角度間隔で、交換用ターンテーブル81を支持するための4つのフック83eが、開口83cの中心に向かって突出している。これらのフック83eは、ディスクチェンジャ制御装置9の制御により、側壁83dに収納可能となっている。このため、複数のフック83eにより交換用ターンテーブル81を支持した状態でフック83eを側壁83dに収納すると、フック83eによって支持されなくなった交換用ターンテーブル81は、自重により環状アーム83bから落下する。
次に、本変形例におけるターンテーブルの着脱動作について説明する。まず、記録再生装置6のスピンドル63に予め取り付けられているターンテーブル64をスピンドル63から取り外し、ターンテーブルカートリッジ82のターンテーブルトレー81a´に格納する動作について説明する。なお、以下の説明は、ターンテーブル上に光ディスク、及び浮上スペーサ65が載っていない状態で行われることを前提としている。
ターンテーブル着脱機構83は、環状アーム83bのフック83eを側壁83dに収納せず、伸縮アーム83aを収縮させた状態で図6の退避位置Rで待機している。ディスクチェンジャ制御装置9からターンテーブル64の交換命令を受けると、ターンテーブル着脱機構83は、環状アーム83bの下面83fがスピンドルの上端部63aの先端に到達するまで、伸縮アーム83aを収縮させたままガイドGに沿って上昇する。ターンテーブル着脱機構83は、環状アーム83bの下面83fがスピンドル63の上端部63aの先端に到達した時点で上昇を停止し、環状アーム83bの開口83cが平面視でターンテーブル64と一致するまで伸縮アーム83aを伸張させる。
ターンテーブル着脱機構83は環状アーム83bの開口83cが平面視でターンテーブル64と一致した時点で伸縮アーム83aの伸張を停止し、環状アーム83bのフック83eを側壁83dに収納する。この状態で環状アーム83bの上面83gがターンテーブル64の上面よりも低い位置に到達するまでガイドGに沿って下降する。環状アーム83bのフック83eは側壁83dに収納されているので、ターンテーブル64が環状アーム83bの開口83cを貫通するまで、環状アーム83bは下降することができる。ターンテーブル64が環状アーム83bを貫通した状態で、側壁83dに収納していたフック83eを突出させる。次にフック83eが突出した環状アーム83bを上昇させることにより、フック83eにターンテーブル64の下面が接触し、フック83eによってターンテーブル64を支持することができる。
ディスクチェンジャ制御装置9は、環状アームのフック83eによってターンテーブル64を支持した状態で、ターンテーブル着脱機構83をガイドGに沿って再び上昇させる。これにより、ターンテーブル64は、スピンドル63から取り外される。ディスクチェンジャ制御装置9は、ターンテーブル64を支持するためのターンテーブルトレー81aの上面81eよりも、環状アーム83bの下面83fが高い位置に到達した時点で、ターンテーブル着脱機構83の上昇を停止させる。ディスクチェンジャ制御装置9は、ターンテーブル着脱機構83の上昇を停止させた後、ターンテーブル64を支持するためのターンテーブルトレー81aを、着脱位置Pまで移動する。このとき、ターンテーブルトレーの開口81bと、環状アームの開口83cとは平面視で一致している。
次にディスクチェンジャ制御装置9は、環状アーム83bの下面83fが、着脱位置Pに移動したターンテーブルトレー81aの上面81eに接触するまで、ターンテーブル着脱機構83をガイドGに沿って下降させる。ディスクチェンジャ制御装置9は、環状アームの下面83fがターンテーブルトレーの上面81eに接触した時点でターンテーブル着脱機構83の下降を停止させ、環状アーム83bのフック83eを側壁83dに収納する。このときフック83eで支持されなくなったターンテーブル64は、自重により環状アームの開口83cから落下する。環状アームの開口83cから落下したターンテーブル64は、環状アームの下面83fに接触して待機しているターンテーブルトレー81aのフック81dによって支持され、開口81bにその全体が収納される。ターンテーブル64がターンテーブルトレーの開口81bに収納されると、ディスクチェンジャ制御装置9は、ターンテーブルトレー81aをターンテーブルカートリッジ82に格納する。
次に、ターンテーブルカートリッジ82に格納されている交換用ターンテーブル81を、記録再生装置6のスピンドル63に取り付ける動作について説明する。
ディスクチェンジャ制御装置9は、ターンテーブルトレー81aをターンテーブルカートリッジ82に格納した後、環状アーム83bのフック83eを収納から解除する。フック83eが側壁83dから現れ、交換用ターンテーブル81を支持可能な状態となったターンテーブル着脱機構83は、ディスクチェンジャ制御装置9の制御により、ガイドGに沿って下降する。環状アームの上面83gが、スピンドル63に次に取り付けられる交換用ターンテーブル81が格納されているターンテーブルトレー81aの下面81dに到達した時点で、ディスクチェンジャ制御装置9は、ターンテーブル着脱機構83の下降を停止させる。
次に、ディスクチェンジャ制御装置9は、交換用ターンテーブル81を格納したターンテーブルトレー81aを着脱位置Pまで移動する。このとき、ターンテーブルトレーの開口81bと環状アームの開口83cとは平面視で一致している。次にディスクチェンジャ制御装置9は、ターンテーブルトレーのフック81dを側壁81cに収納する。このときフック81dで支持されなくなった交換用ターンテーブル81は、自重によりターンテーブルトレー81aから落下する。ターンテーブルトレー81aから落下した交換用ターンテーブル81は、環状アームのフック83eによって支持され、開口83cにその全体が収納される。
その後ディスクチェンジャ制御装置9は、着脱位置Pまで移動したターンテーブルトレー81aをターンテーブルカートリッジ82に格納する。次にディスクチェンジャ制御装置9は、環状アーム83bによって支持された交換用ターンテーブル81をスピンドル63に取り付けるため、ターンテーブル着脱機構83をガイドGに沿って下降させる。ディスクチェンジャ制御装置9は、スピンドル63の上端部63aが交換用ターンテーブル81の中心孔を貫通し、交換用ターンテーブル81の下面がスピンドル63に形成されたターンテーブル支持部63bに接触した時点で、ターンテーブル着脱機構83の下降を停止させる。
次にディスクチェンジャ制御装置9は、環状アーム83bのフック83eを側壁83dに収納し、ターンテーブル着脱機構83をガイドGに沿って上昇させる。このとき交換用ターンテーブル81は環状アームのフック83eで支持されていない状態となっているため、ターンテーブル81をスピンドル63のターンテーブル支持部63bに支持された状態としたまま、ターンテーブル着脱機構83のみを上昇させることができる。こうすることにより、新たなターンテーブル81をスピンドル63に取り付けることができる。
ディスクチェンジャ制御装置9は、環状アームの下面83fがスピンドル63の上端部63aの先端に到達した時点で、ターンテーブル着脱機構83の上昇を停止し、伸縮アーム83bを収縮する。最後にディスクチェンジャ制御装置9は、伸縮アーム83bが収縮した状態のターンテーブル着脱機構83を、ガイドGに沿って下降させ退避位置Rまで移動させる。
光ディスク71の交換動作、及び光ディスク71への記録再生中に記録再生エラーが発生した際に交換が必要な部位を診断する手順については、前記実施形態と同様なため、説明は省略する。
前記実施形態及び変形例では、交換が必要な部位を診断する手順において、再生信号レベルに基づいて交換要否を判断したが、判断基準は再生信号レベルに限らず、例えば、光ディスクの再生エラーレートや、反射率であってもよく、あるいはサーボ信号のSN比であってもよい。再生エラーレートを基準とする場合、再生エラーレートが所定値を超えている場合に光ディスクあるいはターンテーブルの交換が必要と判断すればよく、反射率を基準とする場合は、反射率が所定値を下回る場合に光ディスクまたはターンテーブルの交換が必要と判断すればよい。サーボ信号のSN比を基準とする場合は、SN比が所定値を下回る場合に光ディスクまたはターンテーブルの交換が必要と判断すればよい。また、これらの基準を併用して交換要否を判断してもよい。
前記実施形態及び変形例では、チェンジャ制御ソフト5は、ディスクチェンジャ制御装置9から送信される信号に基づいて、光ディスクやターンテーブルの交換要否を判断するが、ターンテーブルの交換要否については、ターンテーブルの総駆動時間をチェンジャ制御ソフト5で管理し、総駆動時間が所定時間を越えた場合に、ターンテーブルの交換が必要と判断するようにしてもよい。こうすることにより、ターンテーブルを常時良好な状態で使用することができる。
前記実施形態及び変形例では、ディスクカートリッジ72に格納されている光ディスク71B、及びターンテーブルカートリッジ82に格納されている交換用ターンテーブル82Bは正常であることを前提として説明した。しかし、例えば、正常に記録再生を行うことが保障されている検査用ディスクや、傷や埃等の付着がなく正常な状態であることが保障されている検査用ターンテーブルを用いて、交換要否を判断してもよい。検査用ディスクや検査用ターンテーブルを予めディスクチェンジャ装置内に格納しておき、記録再生エラーが生じた場合、これらの検査用ディスクや検査用ターンテーブルを用いて正常に記録再生が行えるかにより、光ディスクやターンテーブルの交換要否を判断してもよい。検査用ディスク及び検査用ターンテーブルは、ディスク交換機構7及びターンテーブル交換機構8を用いて交換できるように、ディスクチェンジャ装置3内に保管されることが望ましい。また、正常であることを保障するため、ディスクカートリッジ72やターンテーブルカートリッジ82とは異なるカートリッジに格納されることが望ましいが、それぞれディスクカートリッジ72やターンテーブルカートリッジ82に、通常の光ディスクやターンテーブルとともに格納されていてもよい。
前記実施形態及び変形例において、ターンテーブルカートリッジ82に収納可能なターンテーブルの数は限られているので、ターンテーブルカートリッジ82に予め収納されているターンテーブルの枚数、及び交換したターンテーブルの枚数を、チェンジャ制御ソフト5が管理してもよい。そして、予め収納されているターンテーブルの枚数と、交換したターンテーブルの枚数とが一致した場合、ターンテーブルカートリッジ82には、正常なターンテーブルが存在しないことになるので、ユーザにターンテーブルカートリッジ82の交換を促すメッセージを、例えばホストPC2の図示しない表示装置等に表示するようにしてもよい。
前記実施形態及び変形例では、ターンテーブルとして光学ガラスを用いたが、例えばBlu−Ray(登録商標)のように、光ディスクに対してターンテーブルを介さずに、つまり光ディスクにおけるターンテーブルとは反対の面側からレーザー光を照射して記録再生を行うことができる場合、ターンテーブルはレーザー光を透過する必要がない。したがってこの場合、記録再生時における光ディスクの姿勢を保持することができるターンテーブルであれば、光学ガラスである必要はなく、例えば樹脂等により形成されたターンテーブルであってもよい。
前記実施形態では、ディスク交換機構7として光ディスク71を格納したディスクカートリッジ72、及びディスク着脱機構73を用い、ターンテーブル交換機構8としてターンテーブルカートリッジ82を用いた。また前記変形例では、ターンテーブル交換機構8としてターンテーブルカートリッジ82の他に、ターンテーブル着脱機構83を用いた。しかし、スピンドル63のターンテーブル支持部63bとターンテーブル64又は81との間にも、浮上スペーサ65と同様の浮上スペーサを別途介在させることにより、別途設けた浮上スペーサとディスク着脱機構73のキャップ73cとでターンテーブルを上下方向から挟むことができる。この状態で電磁石73bを作用させて、キャップ73cを吸着し、ディスク着脱機構73及び記録再生装置6を光ディスク71の着脱動作と同様の手順で上下動させることにより、ターンテーブルをスピンドル63に対して着脱することができる。つまり、ディスク交換機構7をターンテーブル交換機構8として使用することもできる。
前記実施形態及び変形例では、光ディスクやターンテーブル、およびディスク交換機構7やターンテーブル交換機構8の形状、構造、材料を特定のものを例に挙げて説明してきたが、それらに限定されず、本発明の作用を生じるものであれば任意のものを使用することができる。
1 記録媒体チェンジャシステム 2 ホストPC 3 ディスクチェンジャ装置 5 チェンジャ制御ソフト 6 記録再生ソフト 7 ディスク交換機構 8 ターンテーブル交換機構 9 ディスクチェンジャ制御装置 71 光ディスク 72 ディスクカートリッジ 73 ディスク着脱機構 81 交換用ターンテーブル 82 ターンテーブルカートリッジ 83 ターンテーブル着脱機構
Claims (14)
- 可撓性を有する記録媒体に情報の記録又は再生を行うとともに記録媒体を交換する記録媒体チェンジャシステムであって、
記録媒体を支持する支持板が脱着可能に取り付けられた記録媒体の記録再生装置と、
記録再生装置に対して記録媒体を交換する記録媒体交換機構と、
記録再生装置に取り付けられた支持板を交換する支持板交換機構とを有するチェンジャ装置と、
チェンジャ装置を制御する制御部とを備えることを特徴とする記録媒体チェンジャシステム。 - 前記支持板交換機構は、前記支持板を複数格納する支持板カートリッジと、支持板を前記記録再生装置に対して着脱するための支持板着脱機構とを含むことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記制御部は、前記支持板の交換要否を判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記支持板は光学的に透明なガラス板であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記記録媒体は光ディスクであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記チェンジャ装置が光ディスクからの信号を検出する検出器をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記制御部は前記支持板の総駆動時間を計測し、総駆動時間が所定時間を経過した場合に支持板の交換が必要であると判断することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記制御部は前記検出器が検出した信号に基づいて光ディスクの再生エラーレートを計算し、再生エラーレートが所定の値を超えている場合に支持板の交換が必要であると判断することを特徴とする請求項6に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記制御部は前記検出器が検出した信号に基づいて光ディスクの反射率を計算し、反射率が所定の値を下回る場合に支持板の交換が必要であると判断することを特徴とする請求項6に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記制御部は前記検出器が検出した信号に基づいてSN比を計算し、SN比が所定の値を下回る場合に支持板の交換が必要であると判断することを特徴とする請求項6に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記チェンジャ装置は、正常に記録再生が行えることが保障された検査用ディスク、及び傷や埃の付着がなく光ディスクを正常に支持することが可能であることが保障された検査用支持板をさらに備え、前記制御装置は検査用ディスク、及び検査用支持板を用いて支持板の交換要否を判断することを特徴とする請求項3に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記チェンジャ装置は、前記支持板カートリッジを挿入又は排出する支持板カートリッジ給排口をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記チェンジャ装置が交換用支持板をさらに備えることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の記録媒体チェンジャシステム。
- 前記記録媒体交換機構は、前記支持板交換機構として用いられることを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の記録媒体チェンジャシステム。
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---|---|---|---|
JP2007235407A Withdrawn JP2009070441A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | 記録媒体チェンジャシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009070441A (ja) |
-
2007
- 2007-09-11 JP JP2007235407A patent/JP2009070441A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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