JP2009069491A - 液晶表示装置、及び液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置、及び液晶表示装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】温度変化に応じて、駆動電圧を適切なレベルに調整することが可能な液晶表示装置、及び液晶表示装置の駆動方法を提供すること
【解決手段】本発明にかかる液晶表示装置は、液晶表示パネル2と、外部の信号源3から供給される外部信号に基づいて、液晶表示パネル2を駆動する駆動回路と、液晶表示パネル2内の液晶の静電容量に応じて変化する電圧を検出する電圧検出手段(C−V変換回路6)と、検出された電圧を温度に変換する変換手段(VG−T変換部7)と、変換された温度に対する駆動電圧のテーブルが格納されたメモリ(テーブルメモリ8)と、前記メモリに格納されたテーブルを参照して、駆動回路から液晶表示パネル2に供給する信号のレベルを調整する演算手段(演算回路4)と、を備えるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示装置、及び液晶表示装置の駆動方法に関する。
液晶表示装置の表示方式は、液晶分子自体が持っている光の複屈折効果を利用するものと、利用しないものとに大別される。このうち、複屈折効果を利用した液晶表示装置の表示方式は、複屈折モードと呼ばれている。
複屈折モードでは、電圧を印加して液晶の配向を変えることにより液晶表示パネルの複屈折を変化させ、透過率の制御を行う。この複屈折モードの液晶表示パネルを、複屈折を有する位相差フィルムとともに用いることで、様々な種類の液晶表示モードが開発されている。例えば、フィルム補償しているMVA、OCB、半透過型などが、複屈折モードの液晶表示装置として知られている。
ところで、液晶に電圧を印加したときに起きる配向の変化の度合いは、主に、液晶の誘電率異方性や弾性定数などの物性値によって決まっている。これらの物性値は、温度依存性を有している。そのため、温度によって、液晶分子の配向状態が変化してしまう。また、液晶や位相差フィルムの複屈折は温度依存性を有しており、温度によってその複屈折率が変化する。そのため、複屈折モードの液晶表示装置では、温度によって光の偏光状態が変化してしまう。
このように、動作環境の環境温度が変化した場合、複屈折モードの液晶表示装置では、液晶の配向と複屈折率、位相差フィルムの複屈折率が変化し、表示特性が異なってしまう。すなわち、表示特性が環境温度ごとに異なるのである。また、液晶表示パネル面内に温度差がある場合は、液晶の配向と複屈折率、位相差フィルムの複屈折率がパネル面内でばらつくため、表示ムラとなってしまうことがある。特に、黒輝度の変化は、たとえそれがわずかであっても、コントラスト比(CR比)に与える影響が大きい。そのため、温度変化に伴う黒輝度の変動を抑えることは、表示性能の変化を抑制する効果が大きくなっている。
この温度変化に伴う表示性能の変動を補償するための技術が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1では、サーミスタなどの温度センサによって、液晶表示パネルの環境温度を検出し、検出結果に応じて駆動電圧やパルス幅を調整することによって、温度補償している。しかしながら、特許文献1では、温度センサとしてサーミスタを利用し、サーミスタの温度特性を液晶の温度特性として利用しているため、実際の液晶表示パネルの温度特性に合わせることができない。
一方、パネル内の実際の液晶の特性を利用して温度補償を行う技術が特許文献2及び特許文献3に開示されている。特許文献2では、パネル内の液晶の静電容量を検出し、その検出結果に基づいてパネル内の温度を一定に保つように調整することによって、温度補償している。同様に、特許文献3は、パネル内の液晶の静電容量を検出し、その検出結果に基づいて、コントラスト比を一定に保つように駆動電圧を調整することによって、温度補償することを特徴としている。
このように、特許文献2及び特許文献3では、検出結果により感知した温度が実際の表示素子である液晶と1:1の対応関係があるため、実際の液晶表示パネルの温度特性に合わせることが可能となる。
特開平8−101372号公報 特開2000−89199号公報 特開2002−140047号公報
しかしながら、特許文献2では、コンデンサーの充電と放電を行うサンプリングが必要となる。さらに、発熱素子の制御により、パネル内温度の調整を行っているため、均一な温度へ到達するまでにかなりの時間を要する。これらのことから、特許文献2では、リアルタイムで温度補償を行うことが困難である。
また、特許文献3では、液晶で2つの静電容量を形成し、これらの静電容量比が最大となるように、液晶表示パネルへ印加する駆動電圧のレベルが調整されている。このように、静電容量比が最大となる駆動電圧を最適値として選択する方法は、静電容量とディスプレイから出射される光学特性(透過率)とが線形の関係にある場合、すなわち、光の複屈折効果を利用しないTNモードにのみ有効である。静電容量と透過率とが非線形の関係にある複屈折モードでは、この方法を用いて駆動電圧を適切なレベルへ調整することができない。
本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、温度変化に応じて、駆動電圧を適切なレベルに調整することが可能な液晶表示装置、及び液晶表示装置の駆動方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる液晶表示装置は、液晶表示パネルと、外部の信号源から供給される外部信号に基づいて、前記液晶表示パネルを駆動する駆動回路と、前記液晶表示パネル内の液晶の静電容量に応じて変化する電圧を検出する電圧検出手段(本発明にかかるC−V変換回路6)と、前記検出された電圧を温度に変換する変換手段(本発明にかかるVG−T変換部7)と、前記変換された温度に対する駆動電圧のテーブルが格納されたメモリ(本発明にかかるテーブルメモリ8)と、前記メモリに格納されたテーブルを参照して、前記駆動回路から前記液晶表示パネルに供給する信号のレベルを調整する演算手段(本発明にかかる演算回路4)と、を備えるものである。
また、本発明にかかる液晶表示装置の駆動方法は、液晶表示パネルと、外部の信号源から供給される外部信号に基づいて、前記液晶表示パネルを駆動する駆動回路と、を備える液晶表示装置の駆動方法であって、前記液晶表示パネル内の液晶の静電容量に応じて変化する電圧を検出するステップと、前記検出された電圧を温度に変換するステップと、前記変換された温度に対する駆動電圧が格納されたテーブルを参照して、前記駆動回路から前記液晶表示パネルに供給する信号のレベルを調整するステップと、を備えるものである。
本発明によれば、温度変化に応じて、駆動電圧を適切なレベルに調整することが可能な液晶表示装置、及び液晶表示装置の駆動方法を提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を説明する。以下の説明は、本発明の実施の形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。尚、各図において同一の符号を付されたものは同様の要素を示しており、適宜、説明が省略されている。
本実施の形態にかかる液晶表示装置について図1用いて説明する。図1は、本実施の形態にかかる液晶表示装置の構成を模式的に示した図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる液晶表示装置1は、液晶表示パネル2及び信号源3を備えている。
また、本実施の形態にかかる液晶表示装置1は、C−V変換回路6、VG−T変換部7、テーブルメモリ8、及び演算回路4を備えている。C−V変換回路6は、温度変化に伴う液晶表示パネル2内の液晶の静電容量に応じて電圧を検出する。VG−T変換部7は、C−V変換回路6により検出された電圧を温度に変換する。変換された温度に対する駆動電圧のテーブルが格納されたテーブルメモリ8を参照して、演算回路4は、駆動回路から液晶表示パネル2に供給する信号のレベルを調整する。このように、本実施の形態では、これらC−V変換回路6、VG−T変換部7、テーブルメモリ8、及び演算回路4を用いて、液晶表示装置1の温度補償を行っている。これらの詳細については後述する。
まず、液晶表示パネル2について図2を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態にかかる液晶表示パネルのTFT(薄膜トランジスタ)アレイ基板の構成を示す図である。液晶表示パネル2は、図2に示すように、基板11を有している。基板11は、例えば、TFTアレイ基板等のアレイ基板である。基板11には、表示領域41と表示領域41を囲むように設けられた額縁領域42とが設けられている。この表示領域41には、複数のゲート配線(走査信号線)43と複数のソース配線(表示信号線)44とが形成されている。複数のゲート配線43は平行に設けられている。同様に、複数のソース配線44は平行に設けられている。ゲート配線43とソース配線44とは、互いに交差するように形成されている。ゲート配線43とソース配線44とは直交している。隣接するゲート配線43とソース配線44とで囲まれた領域が画素47となる。従って、基板11では、画素47がマトリクス状に配列される。
基板11の額縁領域42には、走査信号駆動回路(ゲートドライバー)45と表示信号駆動回路(ソースドライバー)5とが設けられている。ゲート配線43は、表示領域41から額縁領域42まで延設され、基板11の端部で、走査信号駆動回路45に接続される。ソース配線44も同様に、表示領域41から額縁領域42まで延設され、基板11の端部で、表示信号駆動回路5と接続される。走査信号駆動回路45の近傍には、外部配線48が接続されている。また、表示信号駆動回路5の近傍には、外部配線49が接続されている。外部配線48、49は、例えば、FPC(Flexible Printed Circuit)等の配線基板である。
外部配線48、49を介して走査信号駆動回路45、及び表示信号駆動回路5に、図1に示した外部の信号源3からの各種信号が供給される。走査信号駆動回路45は信号源3からの制御信号に基づいて、ゲート信号(走査信号)をゲート配線43に供給する。このゲート信号によって、ゲート配線43が順次選択されていく。表示信号駆動回路5は信号源3からの制御信号や、表示データに基づいて表示信号をソース配線44に供給する。これにより、表示データに応じた表示電圧を各画素47に供給することができる。
画素47内には、少なくとも1つのTFT50が形成されている。TFT50はソース配線44とゲート配線43の交差点近傍に配置される。例えば、このTFT50が画素電極に表示電圧を供給する。即ち、ゲート配線43からのゲート信号によって、スイッチング素子であるTFT50がオンする。これにより、ソース配線44から、TFT50のドレイン電極に接続された画素電極に表示電圧が印加される。画素電極と対向電極との間には、表示電圧に応じた電界が生じる。なお、基板11の表面には、配向膜(図示せず)が形成されている。
更に、基板11には、対向基板が対向して配置されている。対向基板は、例えば、カラーフィルタ基板であり、視認側に配置される。対向基板には、カラーフィルタ、ブラックマトリクス(BM)、対向電極、及び配向膜等が形成されている。なお、対向電極は、基板11側に配置される場合もある。基板11と対向基板との間には液晶層が狭持される。即ち、基板11と対向基板との間には液晶が導入されている。更に、基板11と対向基板との外側の面には、偏光板、及び位相差板等が設けられる。また、液晶表示パネルの反視認側には、バックライトユニット等が配設される。
画素電極と対向電極との間の電界によって、液晶が駆動される。即ち、基板間の液晶の配向方向が変化する。これにより、液晶層を通過する光の偏光状態が変化する。即ち、偏光板を通過して直線偏光となった光は液晶層によって、偏光状態が変化する。具体的には、バックライトユニットからの光は、アレイ基板側の偏光板によって直線偏光になる。この直線偏光が液晶層を通過することによって、偏光状態が変化する。
偏光状態によって、対向基板側の偏光板を通過する光量は変化する。即ち、バックライトユニットから液晶表示パネルを透過する透過光のうち、視認側の偏光板を通過する光の光量が変化する。液晶の配向方向は、印加される表示電圧によって変化する。従って、表示電圧を制御することによって、視認側の偏光板を通過する光量を変化させることができる。即ち、画素ごとに表示電圧を変えることによって、所望の画像を表示することができる。
ここで、配向状態や偏光状態は、前述したように、温度によって変化するものである。そのため、視認側の偏光板を通過する光量(透過率)は、印加される表示電圧によって変化するのと同様に、温度によっても変化する。このとき、液晶表示パネル2では、透過率の変化に伴って、液晶層の静電容量が変化している。具体的には、TNモードでは、透過率と静電容量とは線形の関係にあり、透過率は静電容量に比例する。複屈折モードでは、透過率と静電容量とは非線形の関係にあるので透過率は静電容量に比例しない。しかし、TNモードと同様、透過率が最大(最小)となるポイントは、静電容量が最大(最小)となるポイントと同じである。すなわち、TNモード、複屈折モードともに、透過率が変動するときは静電容量も変動する。そこで、この静電容量変化を利用して温度変化を検出する検出手段として、本実施の形態では、液晶表示パネル2にC−V変換回路6が内在されている。
図3は、本実施の形態にかかる液晶表示パネル2のC−V変換回路6周辺部における断面構造を示す部分断面図であり、図2のIII−III断面図である。図3に示すように、額縁領域42かつシール材31の内側に、C−V変換回路6が設けられている。すなわち、本実施の形態では、少なくともC−V変換回路6の形成される領域において、液晶層30が表示領域41から額縁領域42側に延設されている。そして、C−V変換回路6より外側にシール材31が配設される。図3には図示していないが、額縁領域42の液晶層30を透過した光が液晶表示パネル2から漏れないように、例えば、額縁領域42の液晶層30を遮光膜等で覆うように構成されている。なお、液晶層30には液晶32が含まれる。
C−V変換回路6には、液晶層30を挟持するように容量電極22aと容量電極15aとが対向配置され、容量C1が形成されている。また、絶縁膜13aを挟持するように容量電極15aと容量電極12aとが対向配置され、容量C2が形成されている。容量電極22aは、対向基板20側に配置されている。容量電極15aは、液晶層30を介して容量電極22aの対面となるTFTアレイ基板10側の位置に配置されている。そして、容量電極15aの容量電極22aと反対側の対面となるTFTアレイ基板10上の位置には、絶縁膜13aを介して容量電極12aが配置されている。
従って、C−V変換回路6は、図4の等価回路図に示すように、誘電体が液晶となる容量C1と誘電体が絶縁膜となる容量C2との直列回路によって構成されている。ここで、容量電極22aの電位を基準電位とした時の2つの直列容量間の電位VGは、(1)式に示される。
VG=VDDG×C2/(C1+C2) ・・・(1)
なお、上式(1)において、VDDGはC−V変換回路6に印加される電圧である。すなわち、VDDGは、容量電極12aと容量電極22aの間の電圧を示している。
液晶で誘電体が構成された容量C1の静電容量は、前述のように、温度によって変動するものである。一方、絶縁膜で誘電体が構成された容量C2の静電容量は、温度によって変化せず一定の値となるように形成されている。従って、(1)式より、2つの直列容量間の電位VGの変化は、液晶の温度変化と1:1の対応関係にあることが分かる。すなわち、電位VGを監視することによって、実際の液晶表示パネル2の温度変化を検出することができる。これにより、液晶層30の静電容量がC−V変換回路6を介して電位VGに変換される。本実施の形態では、容量電極15aが容量C1と容量C2に共用されているので、容量電極15aの電位を電位VGとして監視すればよい。
ただし、このとき、容量C1に印加される電圧の振幅(Vp−p/2)が液晶の誘電率の電圧依存性が飽和する電圧以上となるように、C−V変換回路6に交流電圧を印加する(条件1)。このようにすることによって、(1)式から液晶の温度変化を正確に検出することができる。ここで、広く一般的に使用されるネマティック液晶を例に、条件1について具体的に考える。このネマティック液晶は正の誘電率異方性を示し、電圧無印加時に液晶分子は基板に対して平行に配向しているものとする。
図5は、このネマティック液晶における誘電率の電圧依存性を示したグラフである。図5に示すように、液晶分子の配向が変化し出す電圧(フレデリック電圧)以下では、液晶分子の配向は基板に対して平行なままであり、誘電率εは一定値を示す。フレデリック電圧を越えると、液晶分子は電界方向と平行な向き、すなわち、基板に対して垂直に配向しようと立ち上がり始める。その結果、誘電率εは大きくなっていく。そして、ある電圧値以上になると、液晶分子の配向変化がほとんどなくなり、誘電率εは飽和する。
表示領域41内では、この液晶分子の配向変化を表示に利用するので、使用する電圧範囲は図5において誘電率ε変動の大きい1Vから5V程度までである。C−V変換回路6では、液晶の容量変化から温度変化を導き出すために、誘電率εの変動しない電圧範囲を使用する必要がある。電圧によって誘電率εが変化しない電圧範囲を使用することにより、この電圧範囲内で容量C1の液晶に印加される電圧が変化しても、容量C1の静電容量は変動しなくなる。従って、C−V変換回路6で使用する電圧範囲は、図5に示すように、フレデリック電圧より小さい電圧(例えば1V以下)、又は誘電率εの電圧依存性が飽和する電圧以上(例えば10V以上)が適していることとなる。
しかし、フレデリック電圧より小さい電圧では、誘電率εは温度依存性が非常に小さいことが分かっている。図6は、このネマティック液晶における誘電率の温度依存性を示したグラフである。図6に示すように、フレデリック電圧未満である0Vを印加した状態では、誘電率εは温度によってほとんど変化せず、温度依存性が非常に小さい。一方、誘電率εの電圧依存性が飽和する電圧以上である10Vを印加した状態では、誘電率εは温度によって変化し、0V印加時より温度依存性が非常に大きい。C−V変換回路6では、液晶の容量変化から温度変化を精度良く導き出すために、誘電率εの温度依存性が大きい電圧範囲を使用する必要がある。誘電率εの温度依存性が大きい電圧範囲を使用することにより、温度によって液晶の静電容量は敏感に変化するようになる。従って、条件1のように、容量C1に印加される電圧の振幅(Vp−p/2)は、液晶の誘電率の電圧依存性が飽和する電圧以上であることが好ましい。
また、このとき、C−V変換回路6では、容量C2が容量C1の10倍以上、好ましくは10倍程度の静電容量となるように設定する(条件2)。このようにすることによって、C−V変換回路6に印加する電圧VDDGをできるだけ低く抑えることができる。ここで、容量C2の静電容量が小さい場合を考えると、(1)式より電圧VDDGを非常に大きくしなければならないことが分かる。従って、電圧VDDGを小さく抑えるには、条件2のように、容量C2を容量C1の10倍程度の静電容量となるように設定することが好ましい。
条件1及び条件2を満たすC−V変換回路6の具体的な構成例について、図3を参照しながら説明する。図3に示したように、対向基板20の基板21上に設けられた対向電極22(共通電極)をC−V変換回路6に延在し、容量電極22aとする。そして、対向基板20のコモン電位(対向電極22の電位)をC−V変換回路6の基準電位に使用する。また、ボトムゲート型の場合、TFTアレイ基板10に設けられたゲート電極と同じ層によって容量電極12aを形成する。さらに、ゲート絶縁膜を絶縁膜13aとして用い、ソース・ドレイン電極と同じ層によって容量電極15aを形成する。そして、C−V変換回路6の他方の電極には、ゲートONの電位、及びゲートOFFの電位を供給することで交流化する。
これにより、ドット反転駆動の場合、(1)式におけるC−V変換回路に印加される電圧VDDGは、ゲートONとコモンとの電位差、及びゲートOFFとコモンとの電位差となる。ラインコモン反転駆動の場合、ドット反転駆動に比べ、DC−DC回路での昇圧レベルを落とすことができる。
このように、容量電極22aに対向電極22の電位、容量電極12aにゲート信号のON/OFFの電位をそれぞれ印加する。これらの電位を用いることによって、新たな電位供給配線を設けることなくC−V変換回路6を形成することができる。また、容量電極22a、15a、12aは、対向電極22、ソース・ドレイン電極、又はゲート電極と同じ層によって形成されるため、製造プロセスの工程数を増やすことなくC−V変換回路6を形成することができる。
さらに、本実施の形態にかかる液晶表示装置1は、図1に示すように、C−V変換回路6に加え、VG−T変換部7、テーブルメモリ8、及び演算回路4を備えている。
液晶層30の静電容量は、前述したように、C−V変換回路6を介して電位VGに変換され、容量電極15aから出力される。容量電極15aと容量電極22aの間の電圧を測定することで、容量電極22aの電位を基準電位とする電位VGが検出される。C−V変換回路6によって検出された電位VGは、次に、VG−T変換部7に引き渡される。VG−T変換部7には、現状の駆動条件で駆動した時のVG−T参照テーブルが格納されている。VG−T参照テーブルを参照することによって、本実施の形態の液晶表示パネル2に使用される液晶が、現在設定されている駆動条件で駆動されたときに測定した電位VGから温度に変換することができる。さらに、その電位VGのデータには、温度が対応付けられている。従って、ある駆動条件で電位VGを測定すると、その時の温度が検出される。なお、駆動条件は後述するように温度によって異なる。そして、VG−T変換部7は、C−V変換回路6から引き渡された電位VGを温度に変換する。すなわち、VG−T変換部7は、VG−T参照テーブルを参照して、電位VGを温度データへ変換している。換言すると、C−V変換回路6より引き渡された電位VGは、VG−T変換部7により、温度データへ変換される。これにより、液晶の静電容量変化に応じて温度が検出され、液晶層30の現状の温度が分かる。
VG−T変換部7によって変換された温度データは、次に、テーブルメモリ8へと送られる。テーブルメモリ8は、この温度に最適な駆動条件を演算回路4へ引き渡すとともに、VG−T変換部7のVG−T参照テーブルを新しいテーブルに置き換える。VG−T変換部7は、新しく書き換えられたVG−T参照テーブルを参照し、次に測定された電位VGを温度に変換する。
図7は、テーブルメモリ8に格納されているテーブルを示す図である。ここで、テーブルメモリ8には、図7に示すように、T−駆動条件参照テーブル81と、その駆動条件におけるVG−T参照テーブル82とが格納されている。T−駆動条件参照テーブル81及びVG−T参照テーブル82は、各温度に応じてそれぞれ作成されている。具体的には、ある温度範囲y℃〜z℃内に設けられた所定の温度ごとに、一つのT−駆動条件参照テーブル81と一つのVG−T参照テーブル82とが作成される。すなわち、ある温度において一つのT−駆動条件参照テーブル81に一つのVG−T参照テーブル82が対応づけられている。これらの温度は、所定の温度間隔であってもよいし、任意に決められていてもよい。よって、テーブルメモリ8には、複数のT−駆動条件参照テーブル81と、複数のVG−T参照テーブル82とが格納されている。
T−駆動条件参照テーブル81には、各温度における最適駆動条件が格納されている。具体的には、ソース振幅Vsa、ソース振幅中心Vso、及び対向電極22の電位Vcomが各諧調ごとに記されている。なお、ソース振幅Vsaは、(Vp−p/2)の値を示す。すなわち、各温度においてコントラスト比を一定に保つための駆動条件が、最適駆動条件としてT−駆動条件参照テーブル81に格納されている。
そして、電位VGと液晶の温度の関係を記したテーブルが、VG−T参照テーブル82として格納されている。VG−T参照テーブル82は、最適駆動条件ごとに作成される。すなわち、VG−T参照テーブル82は、液晶表示パネル2に使用される液晶が最適駆動条件で駆動されたときに測定した電位VGを温度に変換するためのテーブルである。C−V変換回路6が示す電位VGの値は、C1の静電容量変化に伴って変動する。よって、電位VGは、温度変化によって変動し、また駆動される駆動条件の変化によって変動する。従って、駆動条件を変更した場合は、その都度、VG−T変換部7のVG−T参照テーブルを、その駆動条件に適したものに書き換えておく必要がある。そのために、テーブルメモリ8には、各温度に適した駆動条件に応じたVG−T参照テーブル82が格納されている。
このように、テーブルメモリ8は、T−駆動条件参照テーブル81から現状の温度に最適な駆動条件を演算回路4へ引き渡すとともに、この駆動条件におけるVG−T参照テーブル82をVG−T変換部7のVG−T参照テーブルへ上書きする。
液晶表示パネル2には、テレビチューナーやパソコンなど外部の信号源3からの各種信号が供給される。また、信号源3は、液晶表示パネル2の外部に設けられたタイミングコントローラでもよい。信号源3からの表示データは、演算回路4を介して、液晶表示パネル2のソースドライバー5に供給される。演算回路4は、テーブルメモリ8から引き渡された最適駆動条件(各諧調のVsa、Vso、Vcom)を参照して、信号源3からの信号を補正する。例えば、演算回路4は、デジタルの諧調データをアナログ信号に変換するとともに、上記補正を行う。そして、補正後の信号をソースドライバー5に供給する。
ここで、補正後の信号は、液晶の温度依存性によるコントラスト比の変動を相殺するように決定されているものである。これにより、温度変化に応じて適切なレベルに調整された表示電圧が、ソースドライバー5から液晶表示パネル2の各画素47に供給される。同様に、温度変化に応じて適切なレベルに調整されたコモン電位Vcomが対向電極22に供給される。従って、環境温度が変化しても、液晶表示装置1の表示特性が異なることなく、一定に保たれる。
なお、C−V変換回路6から検出した電位VGに基づいて最適な駆動条件に調整するタイミングは、任意に設定することができる。ユーザの指示を受け付けた場合など随時であってもよいが、周期的に行うよう設定されていることが好ましい。例えば、最適な駆動電圧のレベル変化によるコントラスト比の低下がユーザに視認されない程度の周期に設定されていることが好ましい。このようにテーブルの更新を周期的に行うように設定されている場合は、C−V変換回路6、VG−T変換部7、テーブルメモリ8、及び演算回路4による前述の温度補償を行うための動作を繰り返す。
以上のように、本実施の形態では、液晶表示パネル2内の液晶の静電容量を検出し、その検出結果に基づいて、コントラスト比を一定に保つように駆動電圧を調整することによって、温度補償する。液晶表示パネル2の表示領域41外側には、容量回路が温度検出器として配設されている。この容量回路の静電容量変化を電圧に変換し、温度を検出する。検出された温度に基づいて演算処理を行い、最適な駆動電圧を液晶に印加する。これにより、温度変化に応じて駆動電圧を適切なレベルへ調整することができ、瞬時に温度補償を行うことが可能となる。従って、コントラスト比の劣化を防止することができる。また、環境温度に応じて最適なコモン電位が設定されるので、フリッカーや焼き付きの発生を抑制することができる。さらに、その環境温度に応じて最適な諧調−電圧特性が設定されるので、ガンマ特性を一定に保つことができる。
特に、本実施の形態では、液晶の静電容量変化から電位VGに変換して温度変化を検出し、検出された温度に対する最適駆動電圧が格納されたテーブルを参照して駆動電圧を調整する方法を用いている。そのため、静電容量と透過率とが線形の関係にあるTNモードだけでなく、これらが非線形の関係にある複屈折モードの液晶表示装置にも適用することが可能となる。複屈折効果を利用する液層表示装置に本発明を適用することで、例えば、ECBモード、VAモード、IPSモード、OCBモード、円偏光を利用する半透過型などの液晶表示装置において、上述のように温度補償を行うことができる。
なお、本実施の形態では、ボトムゲート型のTFTを用いた液晶表示パネル2にC−V変換回路6を形成する場合について例示的に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、トップゲート型のTFTを用いた液晶表示パネル2であってもよい。この場合、容量電極12aをソース・ドレイン電極15と同じ層によって形成し、容量電極15aをゲート電極12と同じ層によって形成すると、工程数を増やすことなくC−V変換回路6を形成することができる。
また、本実施の形態では、C−V変換回路6を1つ設ける場合について説明をしたが、例えば複数設けてもよい。例えば、複数のC−V変換回路6を分散させて配置し、これらの電位VGの平均値を用いて温度補償を行ってもよい。これにより、液晶表示パネル面内で温度差がある場合は、表示ムラを抑制することが可能となる。
なお、C−V変換回路6は、額縁領域42のうち、ソースドライバー5あるいはゲートドライバー45が設けられていない辺に形成されることが好ましい。ソースドライバー5あるいはゲートドライバー45が設けられた辺には、一般的に、ソース配線44又はゲート配線43の引き回し配線が混み入って配置されている。そのため、C−V変換回路6をソースドライバー5あるいはゲートドライバー45が設けられた辺に形成する場合、幅1mm程度のC−V変換回路6を避けるようなレイアウトで引き回し配線を配置させる必要がある。従って、C−V変換回路6自体に要する領域に加え、C−V変換回路6を避けて配線を引き回すのに要する領域が必要となり、額縁領域42が大幅に拡大してしまう。一方、C−V変換回路6をソースドライバー5あるいはゲートドライバー45が設けられた辺を除く領域に形成する場合は、額縁領域42にはC−V変換回路6自体に要する領域分のみが必要である。従って、額縁領域42の拡大を必要最小限に留めることができる。
なお、本実施の形態では、ある温度範囲y℃〜z℃内から選択された各温度ごとに各種データを格納している。温度間隔を狭くしていくか、あるいは都度補間を行って、温度検出の精度を上げてもよい。すなわち、C−V変換回路6からVG−T変換部7に引き渡された電位VGに一致するデータがVG−T変換参照テーブルにない場合は、隣接するデータから補間して温度、最適駆動条件等を導き出してもよい。
さらに、ソースドライバー5、及び演算回路4は、物理的に単一な構成でもよい。すなわち、ソースドライバー5に演算回路4の機能を持たせてもよい。同様に、C−V変換回路6とVG−T変換部7は、物理的に単一な構成でもよい。C−V変換回路6にVG−T変換部7の機能を持たせてもよい。なお、温度を検出する検出器の構成は、上記の構成に限るものではない。すなわち、液晶の静電容量に応じて変化する電位VGを監視する以外の方法によって、温度を検出してもよい。
実施例.
次に、図8に示すような液晶と位相差フィルムの複屈折を利用した半透過型液晶表示装置に本実施の形態を用いる場合の具体的な適用例について、以下に説明する。この半透過型液晶表示装置の全体構成については、図1に示した液晶表示装置1と同様であるため説明を省略する。
図8は、複屈折モードの半透過型液晶表示装置に用いられる液晶表示パネルの一画素を示した部分断面図である。なお、図8では適宜省略して記載されているが、基本的な構成については、図2に示した液晶表示パネル2と同様である。図8において、液晶表示パネル2の画素47内には、透過電極17及び反射電極18を含む画素電極がTFTアレイ基板10に形成されている。反射電極18が設けられた領域が反射領域となり、透過電極17が設けられた領域が透過領域である。
また、対向基板20には、カラーフィルタ23が形成されている。反射領域では、図8のようにカラーフィルタ23が一部除去されたスルーホール等が設けられることがある。また、反射領域では、セルギャップを透過領域より狭くするための段差が設けられることがあり、ここではカラーフィルタ23の上にオーバーコート24が形成されている。対向電極22は、これらカラーフィルタ23及びオーバーコート24を覆うように配設されている。そして、TFTアレイ基板10と対向基板20との間には液晶層30が挟持される。
液晶表示パネル2の外側の表面には、図8に示すように、偏光板19、29が配設されている。TFTアレイ基板10側には、偏光板19が基板11の外側の面に設けられている。偏光板19は、λ/4位相差板191、λ/2位相差板192、及び偏光子193が積層された積層構造である。同様に、対向基板20側には、偏光板29が基板21の外側の面に設けられている。偏光板29は、拡散粘着材291、λ/4位相差板292、λ/2位相差板293、及び偏光子294が積層された積層構造を有する。
画素電極と対向電極22との間の電界によって、液晶が駆動され、基板間の液晶の配向方向が変化する。透過領域では、TFTアレイ基板10側に設けられた偏光子193によって、バックライトユニットからの光が直線偏光になる。そして、この直線偏光がλ/2位相差板192、λ/4位相差板193、液晶層30、λ/位相差板292、及びλ/2位相差板293を通過することによって、偏光状態が変化する。一方、反射領域では、液晶表示パネル2の視認側から入射した外光が、対向基板20側の偏光子294によって直線偏光になる。そして、この光が、λ/2位相差板293、λ/4位相差板292、及び液晶層30を往復することによって、偏光状態が変化する。
そして、偏光状態によって、対向基板20側の偏光子294を通過する光量が変化する。すなわち、バックライトユニットから液晶表示パネル102を透過する透過光、及び液晶表示パネル2で反射される反射光のうち、視認側の偏光子294を通過する光の光量が変化する。液晶の配向方向は、印加される表示電圧によって変化する。従って、表示電圧を制御することによって、視認側の偏光子294を通過する光量を変化させることができる。すなわち、画素毎に表示電圧を変えることによって、所望の画像を表示することができる。
図9は、液晶表示パネル2の透過率特性を示すグラフである。図9に示すように、液晶に印加する表示電圧によって、透過率が変化する。また、環境温度によって透過率が変化することがわかる。
そのため、液晶表示パネル2には、C−V変換回路6が内在されている。図10は、本実施の形態にかかる液晶表示パネルのC−V変換回路6周辺部における別の断面構造を示す部分断面図である。図10は、図3と同様、図2のIII−III断面図に相当する。
図10において、図3と同様、誘電体が液晶となる容量C1と誘電体が絶縁膜となる容量C2との直列回路によって構成されたC−V変換回路6が、額縁領域42に形成されている。なお、図3と同様、図10には図示していないが、額縁領域42の液晶層30を透過した光が液晶表示パネル2から漏れないように、例えば、額縁領域42の液晶層30を遮光膜等で覆うように構成されている。
ここで、TFTアレイ基板10の表示領域41には、図10に示すように、スイッチング素子としてボトムゲート型のTFT50が形成されている。具体的には、基板11上にゲート電極12が形成される。ゲート絶縁膜13を介してゲート電極12を覆うように半導体層14が設けられている。半導体層14の上には、ソース・ドレイン電極15が形成され、これらを覆うように保護膜16が配設されている。
そこで、容量電極12aはゲート電極12と同じ層、容量電極15aはソース・ドレイン電極15と同じ層によって形成されている。容量電極12a、15aは表示領域41に沿って矩形状に形成されている。その寸法は、表示領域41と額縁領域42の境界線に沿う方向に1mm、境界線に垂直な方向に0.1mmである。また、ゲート絶縁膜13を延設して絶縁膜13aとしている。ここでは、絶縁膜13aとして、誘電率ε=7.6(0℃から60℃の範囲で一定)のSiNが0.3μmの厚さで形成されている。そのため、容量C2の静電容量は、22.4pFとなる。
容量電極22aは、対向電極22から延設して形成されている。ここでは、画素47内の反射領域に設けられたオーバーコート24がC−V変換回路6にも形成されている。従って、画素47内の透過領域におけるセルギャップが3.8μmのところ、C−V変換回路6におけるセルギャップは2.0μmとなる。このように、オーバーコート24や平坦化膜(アクリル)等、膜厚1μm以上の膜を対向基板20側もしくはTFTアレイ基板10側に形成することによって、容量電極22a、15a間の距離を狭くできる。すなわち、容量C1の静電容量を大きくすることができ、その結果C−V変換回路6の面積を小さくすることができる。なお、図10に示すように、容量電極15a上の保護膜16は除去されており、容量C1の誘電体には保護膜16が含まれていない。
用いた液晶の誘電率εは、図6示した電圧依存性、及び図7に示した温度依存性を有している。駆動方式は、ドット反転駆動を用いる。よって、対向電極22及び容量電極22aの電位は固定となる。ここでは、対向電極22及び容量電極22aの電位として、表示領域41のフリッカーが最小となるよう最適値を設定し、初期値を5Vとする。容量電極12aには、ゲートON/OFFの電位である、23V及び−13Vの交流で印加する。このとき、容量C1には、0℃から60℃の範囲で10V以上の電圧が印加される。よって、条件1を満たしている。すなわち、図6において液晶の誘電率の電圧依存性は飽和し、かつ図7において誘電率の温度依存性が大きいため、温度変化を正確に算出することができる。
このようなC−V変換回路6の容量電極15aから、電位VGを検出する。この電位VGから最適駆動条件を設定するためのシステムについて、以下に説明する。ここでは、初期20℃であった環境温度が60℃になった場合を例に、具体的に説明する。
図11は、VG−T変換部7内のVG−T参照テーブルを示している。初期状態のVG−T参照テーブルには、20℃における最適駆動条件で駆動した時に測定した電位VGと温度の関係を記したデータが格納されている。具体的には、図11に示すように、0℃、20℃、40℃、及び60℃に対応する電位VGがVG−T参照テーブルに格納されている。なお、ここでは、温度補償の対象とする温度範囲を0℃〜60℃、温度間隔は20℃ステップとして例示的に説明するが、これらの値は適宜変更することが可能である。
環境温度が60℃になると、C−V変換回路6では電位VGが15.9Vとなり、この値がVG−T変換部7へ出力される。そして、VG−T変換部7内のVG−T参照テーブルから、環境温度が60℃であることが参照される。そこで、電位VGから変換した温度データ60℃を、テーブルメモリ8に出力する。
図12は、テーブルメモリ8内のテーブルを具体的に示している。図12に示すように、テーブルメモリ8には、T−駆動条件参照テーブル81とその駆動条件におけるVG−T参照テーブル82とが、温度範囲0℃〜60℃において20℃間隔で格納されている。T−駆動条件参照テーブル81には、各温度に適した最適駆動条件(ソース振幅Vsa、ソース振幅中心Vso、コモン電位Vcom)が各諧調ごとに記されている。図12では、64諧調の場合として例示的に記している。これら各温度の最適駆動条件は、例えば、図9の透過率データを基に最適値が決定されている。テーブルメモリ8は、これらのデータから60℃の最適駆動条件データを選択し、演算回路4に引き渡す。同時に、60℃の駆動条件におけるVG−T参照テーブル82をVG−T変換部7へ引き渡して、駆動条件のVG−T参照テーブルを20℃のものから60℃のものへ更新する。
そして、信号源3から供給された信号は、演算回路4によって60℃に最適な信号へ補正される。これにより、60℃に最適な諧調−電圧特性の駆動電圧が液晶表示パネル2に供給される。このようにして、環境温度が20℃から60℃に変化しても、透過率の温度依存性はなくなり、コントラスト比を一定に保つことができる。
例えば、黒表示をする場合は、20℃では4.9Vの表示電圧が供給されていたが、環境温度が60℃へ変化すると、図12のT−駆動条件参照テーブル81に示すように、5.2Vの表示電圧が供給されるよう信号が変換される。よって、図9から明らかなように、60℃における5.2Vの輝度(透過率)は、20℃における4.9Vの輝度と同じになる。一方、本発明を用いず温度補償を行わない場合は、図9において60℃における5.2Vの輝度が20℃における4.9Vの輝度より高くなる。その結果、コントラスト比が半分以下に低下する。従って、温度補償を行うことにより、コントラスト比を大幅に向上することができる。
以上の説明は、本発明の実施の形態を説明するものであり、本発明が以上の実施の形態に限定されるものではない。また、当業者であれば、以上の実施の形態の各要素を、本発明の範囲において、容易に変更、追加、変換することが可能である。
本実施の形態にかかる液晶表示装置の構成を模式的に示した図である。 本実施の形態にかかる液晶表示パネルのTFTアレイ基板の構成を示す図である。 本実施の形態にかかる液晶表示パネルのC−V変換回路周辺部における断面構造を示す部分断面図である。 本実施の形態にかかるC−V変換回路の等価回路図である。 液晶の誘電率の電圧依存性を示したグラフである。 液晶の誘電率の温度依存性を示したグラフである。 本実施の形態にかかるテーブルメモリに格納されているテーブルを示す図である。 本実施の形態にかかる複屈折モードの半透過型液晶表示装置に用いられる液晶表示パネルの一画素を示した部分断面図である。 本実施の形態にかかる液晶表示パネルの透過率特性を示すグラフである。 本実施の形態にかかる液晶表示パネルのC−V変換回路周辺部における断面構造を示す部分断面図である。 本実施の形態にかかるVG−T変換部内のVG−T参照テーブルを示した図である。 本実施の形態にかかるテーブルメモリ内のテーブルを具体的に示した図である。
符号の説明
1 液晶表示装置、2 液晶表示パネル、3 信号源、4 演算回路、
5 表示信号駆動回路(ソースドライバー)、6 C−V変換回路、
7 VG−T変換部、8 テーブルメモリ、
10 薄膜トランジスタアレイ基板、11 基板、12 ゲート電極、
12a 容量電極、13 ゲート絶縁膜、13a 絶縁膜、
14 半導体層、15 ソース・ドレイン電極、15a 容量電極、
16 保護膜、16 透過電極、18 反射電極、19 偏光板、
20 対向基板、21 基板、22 対向電極、22a 容量電極、
23 カラーフィルタ、24 オーバーコート、29 偏光板、
30 液晶層、31 シール材、32 液晶、
41 表示領域、42 額縁領域、43 ゲート配線、44 ソース配線、
45 走査信号駆動回路(ゲートドライバー)、47 画素、
48、49 外部配線、50 TFT、
81 T−駆動条件参照テーブル、82 VG−T参照テーブル、
191 λ/4位相差板、192 λ/2位相差板、193 偏光子、
291 拡散粘着材、292 λ/4位相差板、293 λ/2位相差板、
294 偏光子、C1、C2 容量

Claims (20)

  1. 液晶表示パネルと、
    外部の信号源から供給される外部信号に基づいて、前記液晶表示パネルを駆動する駆動回路と、
    前記液晶表示パネル内の液晶の静電容量に応じて変化する電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記検出された電圧を温度に変換する変換手段と、
    前記変換された温度に対する駆動電圧のテーブルが格納されたメモリと、
    前記メモリに格納されたテーブルを参照して、前記駆動回路から前記液晶表示パネルに供給する信号のレベルを調整する演算手段と、を備える液晶表示装置。
  2. 前記電圧検出手段は、
    前記液晶表示パネル内の液晶を誘電体とした第1容量と、前記第1容量と直列接続された、所定の温度範囲内において静電容量が一定である第2容量と、を含み、
    前記第1容量と前記第2容量との間の電位を監視することによって、電圧を検出することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第2容量は、前記液晶表示パネルの薄膜トランジスタアレイ基板上に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1容量及び前記第2容量は、前記液晶表示パネルの額縁領域に設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記第2容量の静電容量は、前記第1容量の静電容量の10倍以上であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  6. 前記電圧検出手段に供給される基準電位は、前記液晶表示パネルの対向電極に供給されるコモン電位である請求項2乃至5のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  7. 前記第1容量の一方の容量電極は、前記対向電極と同じ層によって形成され、他方の容量電極は、前記第2容量の容量電極対のいずれか一方である請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 前記第2容量の容量電極対のうち、一方の容量電極は、薄膜トランジスタのゲート電極と同じ層によって形成され、他方の容量電極は、前記薄膜トランジスタのソース・ドレイン電極と同じ層によって形成されている請求項2乃至7のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  9. 前記対向基板の基板と前記第1容量との間、又は前記薄膜トランジスタアレイ基板の基板と前記第2容量との間に、前記第1容量の容量電極間の距離を狭くするための段差が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置。
  10. 前記演算手段は、前記信号を、前記変換された温度に適した駆動電圧のレベルに調整することにより、温度変化によるコントラスト比変動を抑止することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  11. 液晶表示パネルと、
    外部の信号源から供給される外部信号に基づいて、前記液晶表示パネルを駆動する駆動回路と、を備える液晶表示装置の駆動方法であって、
    前記液晶表示パネル内の液晶の静電容量に応じて変化する電圧を検出するステップと、
    前記検出された電圧を温度に変換するステップと、
    前記変換された温度に対する駆動電圧が格納されたテーブルを参照して、前記駆動回路から前記液晶表示パネルに供給する信号のレベルを調整するステップと、を備える液晶表示装置の駆動方法。
  12. 前記電圧を検出するステップでは、前記液晶表示パネル内の液晶を誘電体とした第1容量と、前記第1容量と直列接続された、所定の温度範囲内において一定の静電容量を有する第2容量との間の電位を監視することによって、電圧を検出することを特徴とする請求項11に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  13. 前記第2容量は、前記液晶表示パネルの薄膜トランジスタアレイ基板上に形成されていることを特徴とする請求項12に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  14. 前記第1容量及び前記第2容量は、前記液晶表示パネルの額縁領域に設けられていることを特徴とする請求項12又は13に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  15. 前記第2容量の静電容量は、前記第1容量の静電容量の10倍以上であることを特徴とする請求項12乃至14のいずれか一項に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  16. 前記第1容量又は前記第2容量に供給する基準電位は、前記液晶表示パネルの対向電極に供給されるコモン電位であることを特徴とする請求項12乃至15のいずれか一項に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  17. 前記第1容量の一方の容量電極は、前記対向電極と同じ層によって形成され、他方の容量電極は、前記第2容量の容量電極対のいずれか一方である請求項16に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  18. 前記第2容量の容量電極対のうち、一方の容量電極は、薄膜トランジスタのゲート電極と同じ層によって形成され、他方の容量電極は、前記薄膜トランジスタのソース・ドレイン電極と同じ層によって形成されている請求項12乃至17のいずれか一項に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  19. 前記対向基板の基板と前記第1容量との間、又は前記薄膜トランジスタアレイ基板の基板と前記第2容量との間に、前記第1容量の容量電極間の距離を狭くするための段差が形成されていることを特徴とする請求項18に記載の液晶表示装置の駆動方法。
  20. 前記信号のレベルを調整するステップでは、温度変化によるコントラスト比変動を抑止するように、前記変換された温度に適した駆動電圧のレベルに調整することを特徴とする請求項11乃至19のいずれか一項に記載の液晶表示装置の駆動方法。
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