JP2009068836A - 対向振動流型熱輸送装置および冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対向振動流型熱輸送装置の熱輸送能力を向上させる。
【解決手段】複数の流路3が形成された複数のプレートを発熱体5の板面5aに対して垂直方向に積層配置し、さらに、隣り合う流路3のうち、板面5aに対して平行方向に隣り合う流路3において流体を対向振動させるとともに、板面5aに対して垂直方向に隣り合う流路3において流体を対向振動させる。これにより、熱輸送デバイス本体2が大型化することを抑制しつつ、熱輸送能力を確実に向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、隣り合う流路において流体を対向振動させることにより隣り合う流路間で熱交換し、熱を高温側から低温側に輸送する対向振動流型熱輸送装置に関するもので、疑似超熱伝導板状部材、熱スイッチ及び熱ダイオード等に適用して有効である。
対向振動流型熱輸送装置とは、相変化を利用しない全く新しい原理の熱輸送装置であり、対向振動流型熱輸送装置において熱が伝わる原理は、振動流による拡散促進効果と呼ばれる効果である。
すなわち、図23に示すように、円管内に液体があり、温度に分布がある場合を考える。いま、簡単のために、液体の振動はH点に半周期滞在し、即座にL点に移動し、そこで半周期滞在し、その後に即座にH点に戻る矩形波振動を考える。
振動がない場合にC点にいる液体部分(これを要素と呼ぶ。)を考えると、この要素が振動によりH点に移動すると、H点での円管壁の温度は要素より高いので、要素は壁から熱をもらう。要素が振動によりL点に移動すると、L点での壁の温度は要素より低いので要素は壁に熱を吐き出す。
すなわち、1回の振動により、熱がH点からL点に「蛙飛び」のように移動したことになる。こうした「蛙飛び」は振動が無い場合には起らず、振動により付加的に起ったものである。したがって、振動数が高くなれば単位時間当たりに起る「蛙飛び」回数が増え、振幅が大きくなると「蛙飛び」距離が増えるので、「蛙飛び」による熱の付加的移動は、振幅や周期の増加とともに増えることになる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−364991号公報
しかし、熱移動量を増大させるべく、振幅や周期を増加させると、流路抵抗及び液体を振動させるポンプの負荷が増大するといった問題が新たに発生する。
本発明は、上記点に鑑み、第1には、従来と異なる新規な対向振動流型熱輸送装置を提供し、第2には、従来型より熱輸送能力を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、流路内の流体同士を熱交換させて、熱源(5)からの熱を高温側から低温側に輸送する対向振動流型熱輸送装置であって、流路は、積層配置された複数の板状部材のそれぞれに1本づつ形成されるとともに、流体の流れ方向を変化させる折り返し部(3a)を有して蛇行状に形成されており、異なる板状部材に形成された流路うち隣り合う部位(3)を流れる流体同士を対向振動させることを特徴とする。
これにより、隣り合う部位(3)において熱交換に寄与する面積を増大させることができるので、従来型より熱輸送能力を向上させることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の対向振動流型熱輸送装置において、折り返し部(3a)は、熱源(5)に面するように、設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の対向振動流型熱輸送装置において、熱源(5)と熱源(5)から吸熱する流体が存在する流路(3)との間に、熱源(5)からの熱を蓄える蓄熱部(7)が設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明では、隣り合う複数の流路(3)内の流体同士を熱交換させて、熱源(5)からの熱を高温側から低温側に輸送する対向振動流型熱輸送装置であって、熱源(5)には、熱源(5)が生じた熱を流体に伝える板面(5a)が形成され、流路(3)は、板面(5a)に対して平行に広がる複数の板状部材に形成されており、複数の板状部材は、板面(5a)に対して垂直方向に積層配置されており、隣り合う流路(3)のうち、板面(5a)に対して平行方向に隣り合う流路(3)において流体を対向振動させるとともに、板面(5a)に対して垂直方向に隣り合う流路(3)において流体を対向振動させることを特徴とする。
これにより、隣り合う流路(3)において熱交換に寄与する面積を増大させることができるので、従来型より熱輸送能力を向上させることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の対向振動流型熱輸送装置において、流路(3)のうち、熱源(5)近傍に位置する部位には、流路(3)を屈曲させて板面(5a)に対して垂直に延びるように形成された垂直部が設けられ、隣り合う流路(3)同士を仕切る仕切部(3b)には、隣り合う垂直部同士のうちの少なくとも一組を連通させる折り返し部(3a)が形成されており、折り返し部(3a)は、板面(5a)に面するように、設けられていることを特徴とする。
これにより、温度の低い流体が、流路(3)内のうち熱源(5)近傍に位置する折り返し部(3a)にて、熱源(5)に断続的に衝突して乱流状態で振動する、そして、この乱流効果により熱源(5)と流体との熱伝達率が増大する。
これに対して、従来型の対向振動流型熱輸送装置では、流路内のうち発熱体に対応する部位にて流体が熱源(5)と衝突するように振動しないので、乱流効果が殆ど発生せず、熱伝達率が本実施形態より小さい。
したがって、本発明では、従来型の対向振動流型熱輸送装置より熱源(5)から短時間に多くの熱を回収することができるので、従来型の対向振動流型熱輸送装置より熱輸送能力を向上させることができるとともに、従来と異なる新規な対向振動流型熱輸送装置を得ることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の対向振動流型熱輸送装置において、垂直部は、それぞれの板状部材に形成された流路(3)に設けられており、それぞれの垂直部の長さは、板面(5a)と板状部材との距離が離れるに伴って、長く形成されており、複数の板状部材が互いに密着していることを特徴とする。
ところで、流路(3)内のうち熱源(5)に対応する部位にて流体は熱源(5)と熱交換するが、当然ながら、流体と熱源(5)との温度差が大きいほど、熱交換量は線形的に増大するのに対して、熱源(5)と流体との対向面積の増大に対して熱交換量は線形的に増大せず、対向面積の増大に対して熱交換量は飽和する。
すなわち、熱源(5)の端部において流体と熱源(5)との温度差ΔTが最も大きくなるものの、熱源(5)と流体との対向面積の増大に応じて熱交換量が指数関数的に小さくなるため、熱源(5)と流体との対向面積の増大熱交換量は飽和する。
このとき、従来型の対向振動流型熱輸送装置流体では、振動方向において熱源(5)に隣接する流路(3)を1本としているのに対して、本発明に係る対向振動流型熱輸送装置流体では、垂直部をそれぞれの板状部材に形成される流路(3)に設け、垂直部の長さを板面(5a)と板状部材との距離が離れるに伴って、長くなるように形成している。これにより、流体の振動方向において熱源(5)に隣接する流路(3)を複数本とすることができる。
従って、従来型の対向振動流型熱輸送装置と本発明に係る対向振動流型熱輸送装置において総対向面積を同じとした場合、1本当たりの対向面積は本発明に係る対向振動流型熱輸送装置の方が従来型の対向振動流型熱輸送装置より小さくなるものの、前述のごとく、対向面積の増大熱交換量は飽和するので、1本当たりの対向面積が小さくなっても、熱源(5)に隣接する流路(3)を複数本とした方が、全体として熱源(5)から吸熱量を増大させることができる。
その結果、対向振動流型熱輸送装置が大型化することを抑制しつつ、熱輸送能力を確実に向上させることができるとともに、従来と異なる新規な対向振動流型熱輸送装置を得ることができる。
また、請求項7に記載の発明のように、同一の板状部材に形成される複数の流路(3)のうち、垂直部を除く板面(5a)に対して平行に延びる部位は、互いに同一方向に延びていてもよい。
また、請求項8に記載の発明のように、同一の板状部材に形成される複数の流路(3)のうち、垂直部を除く板面(5a)に対して平行に延びる部位は、それぞれ複数方向に延びていてもよい。これにより、対向振動流型熱輸送装置が大型化することを抑制しつつ、隣り合う流路(3)において熱交換に寄与する面積を増大させることができる。
請求項9に記載の発明では、請求項4ないし8のいずれか1つに記載の対向振動流型熱輸送装置において、板面(5a)と流路(3)との間に、熱源(5)からの熱を蓄える蓄熱部(7)が配置されていることを特徴とする。
熱源(5)から効率よく熱を回収するには、熱源(5)と流体との温度差ΔTを大きくする必要があるが、流路(3)内のうち熱源(5)に対応する部位では、流体は乱流状態となって振動変位しているので、温度差ΔTが短時間で乱高下してしまう。
したがって、熱源(5)の温度が短時間で乱高下してしまうことを防止するには、流体の振動周波数を比較的に低くする必要があるが、この手段では、熱輸送能力を確実に向上させることが難しい。
これに対して、本発明では、熱源(5)と熱源(5)から吸熱する流体が存在する流路(3)との間に蓄熱部(7)を設けているので、熱源(5)から流体への熱移動が蓄熱部(7)により阻害されるものの、蓄熱部(7)が温度変化を吸収する緩衝材として機能するので、流体の振動周波数を高くすることができる。
したがって、流体の振動周波数を高くすることができるので、熱源(5)から流体への熱移動が蓄熱部(7)により阻害されても、総熱輸送量を増大させることが可能となる。延いては、熱源(5)の温度変動を小さくしながら、総熱輸送量を増大させることが可能となるとともに、従来と異なる新規な対向振動流型熱輸送装置を得ることができる。
請求項10に記載の発明では、蓄熱部(7)は、流路(3)を構成する部材と同等以上の比熱を有する部材にて構成されていることを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明では、蓄熱部(7)は、板状部材のうち熱源(5)と面する部位(3c)の厚みを、隣り合う流路(3)同士を仕切る仕切部(3b)よりも厚くすることにより構成されていることを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明では、請求項5ないし11のいずれか1つに記載の対向振動流型熱輸送装置(1)を2つ備え、熱源(5)を冷却する冷却装置であって、それぞれの対向振動流型熱輸送装置(1)の垂直部同士を対向接触するように配置することで、それぞれの対向振動流型熱輸送装置が、垂直部同士の接触面に対して、対称に配置されている冷却装置を特徴とする。
請求項13に記載の発明では、請求項12に記載の冷却装置において、流路(3)には、流路(3)内の流体と外部流体との熱交換を促進する放熱フィン(4a)が設けられていることを特徴とする。
これにより、放熱能力を向上させることができるので、総熱輸送量を増大させることができる。
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明を電子部品の冷却装置に適用したものであって、図1は本実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置1の外観斜視(一部断面)図であり、図2〜4は対向振動流型熱輸送装置1の要部を示す断面図であり、図5は振動装置6の模式図である。
図1中、熱輸送デバイス本体2は、蛇行した流路3内に流体が充填された略帯板状のもので、その長手方向両端側には冷却水により冷却される放熱部4が設けられ、一方、長手方向略中央部には冷却対象、すなわち熱源をなす発熱体5が組み付けられている。因みに、本実施形態では、発熱体5としては、電子計算機用の集積回路等の電子部品等を想定している。なお、熱輸送デバイス本体2の構造は後述する。
因みに、流路3内に充填される流体として、本実施形態では水を採用しているが、粘度を低下させる添加剤を混合した水等を採用してもよいことは言うまでもない。また、流体は流路3内の圧力を真空ポンプ等により低下させた状態で注入口2bから注入される。
振動装置6は熱輸送デバイス本体2内の流体を振動させるポンプ手段であり、この振動装置6は、図5に示すように、電磁力により変位する可動子と流体を振動させるピストンとが一体化されたプランジャ6aを往復動さることにより流体を振動させるものである。
なお、バネ6bは電磁力により変位したプランジャ6aを元の位置に戻す弾性力を作用させる弾性手段であり、プランジャ6aを覆う薄膜状(本実施形態では、厚さ0.1mm程度)の樹脂製の被膜6cは、プランジャ6aをケーシング6d内で摺動可能とする軸受機能と流体がプランジャ6aとケーシング6dとの隙間を流れてしまうことを防止するシール機能とを担うものであり、励磁コイル6eは磁界を発生させるものである。
そして、振動装置6の出力ポート6fは、図1に示すように、内部が2つに区画された管6gを介して熱輸送デバイス本体2の入力ポート2a(図3、4参照)に接続されている。
次に、熱輸送デバイス本体2について述べる。
熱輸送デバイス本体2は、銅やアルミニウム等の熱伝導率が高い金属プレートにエッチングにて蛇行した溝を成形し、この溝が成形されたプレートをその厚み方向に積層してろう付け又は熱圧着することにより、内部に蛇行した複数本の流路3を形成したものである。
そして、本実施形態では、図2(b)に示すように、発熱体5に隣接する流路3を板状の発熱体5に対して垂直に配置することにより、流路3内の流体のうち発熱体5近傍に位置する流体を発熱体5に向けて衝突するかのごとく振動変位させるとともに、蛇行する流路3の折り返し部3aを発熱体5に面する部位に配置している。
また、流路3を、図2〜4(特に、図2(b)参照)に示すように、発熱体5の板面5aと平行な異なる2方向及びこの板面5aに対して垂直な方向を基底として三次元クランク状に屈曲させて発熱体5側から流路3側に向かう方向(図2(a)の上下方向D1)に流路3を複数段積層しているとともに、図2(a)に示すように、流体の振動方向において、発熱体5に隣接する流路3を複数本(本実施形態では、8本)としている。
ここで、「流体の振動方向」とは、巨視的に発熱体5から放熱部4に至る方向D2(図2(a)参照)を言う。なお、本実施形態では、流路3は三次元クランク状に屈曲しているので、微視的には流路3の部位によって流体の振動方向は相違する。
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
隣り合う流路3を仕切る仕切部3bを挟んで流体が対向振動するように振動装置6を作動させる。
これにより、仕切部3bを挟んで温度が高い流体相と温度が低い流体相とが周期的に対向することとなるため、前述のごとく、熱が「蛙飛び」のように移動するので、発熱体5の温熱は熱輸送デバイス本体2の長手方向と直交する方向にしながら発熱体5から放熱部4に移動し、逆に、放熱部4で発生した冷熱は熱輸送デバイス本体2の長手方向と直交する方向にしながら放熱部4から発熱体5に移動する。
このとき、発熱体5近傍に位置する流体は、発熱体5に向けて衝突するかのごとく振動変位するので、流路3内のうち発熱体5に対応する部位にて流体が乱流状態で振動し、発熱体5に対応する部位に温度の低い流体が断続的に衝突して発熱体5と流体との熱伝達率が増大する。
これに対して、従来型の対向振動流型熱輸送装置では、流路内のうち発熱体に対応する部位にて流体が発熱体の板面5aと平行な方向に振動変位するので、乱流効果が殆ど発生せず、熱伝達率が本実施形態より小さい。
したがって、本実施形態では、従来型の対向振動流型熱輸送装置より発熱体5から短時間に多くの熱を回収することができるので、従来型の対向振動流型熱輸送装置より熱輸送能力を向上させることができる。
また、蛇行する流路3の折り返し部3aを発熱体5に面する部位に配置しているので、流路3内のうち発熱体5に対応する部位にて確実に流体を乱流状態で振動させることができ、熱輸送能力を確実に向上させることができる。
また、流路3を屈曲させ、かつ、発熱体5側から流路3側に向かう方向に流路3を複数段積層しているので、熱輸送デバイス本体2が大型化することを抑制しつつ、隣り合う流路3において熱交換に寄与する面積を増大させることができ、熱輸送能力を確実に向上させることができる。
ところで、流路3内のうち発熱体5に対応する部位にて流体は発熱体5と熱交換するが、当然ながら、流体と発熱体5との温度差が大きいほど、熱交換量は線形的に増大するのに対して、発熱体5と流体との対向面積の増大に対して熱交換量は線形的に増大せず、対向面積の増大に対して熱交換量は飽和する。
すなわち、発熱体5の端部において流体と発熱体5との温度差ΔTが最も大きくなるものの、発熱体5と流体との対向面積の増大に応じて熱交換量が指数関数的に小さくなるため、発熱体5と流体との対向面積の増大熱交換量は飽和する。
このとき、従来型の対向振動流型熱輸送装置流体では、振動方向において発熱体5に隣接する流路3を1本としているのに対して、本実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置流体では、流体の振動方向において発熱体5に隣接する流路3を複数本としているので、従来型の対向振動流型熱輸送装置と本実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置1において総対向面積を同じとした場合、1本当たりの対向面積は本実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の方が従来型の対向振動流型熱輸送装置より小さくなるものの、前述のごとく、対向面積の増大熱交換量は飽和するので、1本当たりの対向面積が小さくなっても、発熱体5に隣接する流路3を複数本とした方が、全体として発熱体5から吸熱量を増大させることができる。
したがって、熱輸送デバイス本体2が大型化することを抑制しつつ、熱輸送能力を確実に向上させることができる。
(第1参考例)
第1実施形態では、三次元的に流路3を屈曲させて複数方向に延びる複数本の流路3を構成したが、本実施形態は、図6〜8に示すように、二次元的に流路3を屈曲させて複数方向に延びる複数本の流路3を構成したものである。
(第2参考例)
第1実施形態では、流体の振動方向において発熱体5に隣接する流路3を複数本とするに当たって、図2(a)に示すように、発熱体5に隣接する流路3を発熱体5の板面5aに対して略垂直としたが、本実施形態は、図9に示すように、発熱体5に隣接する流路3を発熱体5の板面5aに対して略平行としたものである。
(第2実施形態)
上述の実施形態では、熱輸送デバイス本体2、つまり流路3を構成する部材に発熱体5を直接に接触させていたが、本実施形態は、図10に示すように発熱体5と発熱体5から吸熱する流体が存在する流路3との間に、熱を蓄える蓄熱部7を設けたものである。
なお、本実施形態では、流路3を構成する部材と同等以上の比熱を有する部材を熱輸送デバイス本体2と発熱体5との間に介在させることにより蓄熱部7を構成している。
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
電子計算機用の集積回路等の電子部品は、巨視的な平均温度を所定温度範囲に維持することは勿論のこと、短時間で温度が乱高下すると耐久性(寿命)が著しく低下する。
一方、発熱体5から効率よく熱を回収するには、発熱体5と流体との温度差ΔTを大きくする必要があるが、流路3内のうち発熱体5に対応する部位では、流体は振動変位しているので、温度差ΔTが短時間で乱高下してしまう。
したがって、発熱体5の温度が短時間で乱高下してしまうことを防止するには、流体の振動周波数を比較的に低くする必要があるが、この手段では、熱輸送能力を確実に向上させることが難しい。
これに対して、本実施形態では、発熱体5と発熱体5から吸熱する流体が存在する流路3との間に蓄熱部7を設けているので、発熱体5から流体への熱移動が蓄熱部7により阻害されるものの、蓄熱部7が温度変化を吸収する緩衝材として機能するので、流体の振動周波数を高くすることができる。
したがって、流体の振動周波数を高くすることができるので、発熱体5から流体への熱移動が蓄熱部7により阻害されても、総熱輸送量を増大させることが可能となる。延いては、発熱体5の温度変動を小さくしながら、総熱輸送量を増大させることが可能となる。
(第3実施形態)
本実施形態は、第2実施形態の変形例であり、本実施形態では、図11に示すように、流路3を構成する部材のうち発熱体5と面する部位3cの厚みを仕切部3bに比べて厚くすることにより蓄熱部7を構成したものである。
(第4実施形態)
第1実施形態では、主に放熱部4のみにて発熱体5の熱を放熱していたが、本実施形態は、図12、13に示すように、流路3内の流体と外部流体(本実施形態では、空気)との熱交換を促進する放熱フィン4aを設けるとともに、放熱フィン4a内と流路3とを連通させて流路3自体を放熱フィンとしたものである。
これにより、放熱能力を向上させることができるので、総熱輸送量を増大させることができる。
なお、図12は熱輸送デバイス本体2の長手方向端部に放熱フィン4aを設けた例であり、図13は流路3途中に放熱フィン4aを設けた例である。
(第3参考例)
第1実施形態では、発熱体5近傍に位置する流体を発熱体5に向けて衝突させるがごとく流体を振動変位させるに当たって、流路3のうち発熱体5に隣接する部位を発熱体5の板面5aに対して略垂直とし、その他の部位を発熱体5の板面5aに対して略平行としたが、本実施形態は、図14、15に示すように、流路3のうち発熱体5に隣接する部位は勿論のこと、その他の部位も発熱体5の板面5aに対して略垂直に配置したものである。
なお、図14では、放熱部4を発熱体5が組み付けられる部位より大きくしているので、流路3のうち放熱部4近傍においては、板面5aに対する垂線からの傾き角が増大している。
また、図14、15によれば、流体が熱を輸送する方向に発熱体5と放熱部4とを配置しているため、発熱体5と放熱部4との間の距離が短くても発熱体5から放熱部4に良好に熱を輸送することができる。
(第4参考例)
上述の実施形態では、板面5aと平行な面において隣り合う流路3間で熱交換したが、本実施形態は、図16に示すように、板面5aと直交する面において隣り合う流路3間で熱交換させて熱交換に寄与する面積を増大させるものである。
なお、上述の実施形態では、板面5aと平行な面において隣り合う流路3内の流体は互いに平行な方向に対向振動したが、本実施形態では、板面5aと直交する面において隣り合う流路3内の流体は互いに直交対向振動する。
因みに、板面5aと直交する面において隣り合う流路3内の流体を互いに直交対向振動させて熱交換させ、板面5aと平行な面において隣り合う流路3内の流体を互いに平行な方向に対向振動させて2方向にて熱交換させてもよい。
(第5実施形態)
上述の実施形態では、熱輸送デバイス本体2は完全剛体に近いものであったが、本実施形態は、図17に示すように、流路3を構成する部材のうち仕切部3bをなまし銅等の熱伝導に優れた金属で形成し、仕切部3b以外の部位3dを樹脂等の軟材料にて構成したものである。
これにより、熱輸送デバイス本体2を電気コードのごとく容易に曲げることができるので、対向振動流型熱輸送装置を容易に実装することができる。
(第6実施形態)
本実施形態は、図18に示すように、板材3eに流路3に相当する溝又は穴をプレス加工にて形成し、この板材3eと溝又は穴の無い板状の板材3fとを交互に積層してろう付け又は熱圧着することにより、内部に蛇行した複数本の流路3を有する熱輸送デバイス本体2を形成したものである。
(第7実施形態)
本実施形態は、図19に示すように、穴3gが形成された波状の板材3hと板状の板材3jとをろう付け又は熱圧着することにより、内部に蛇行した複数本の流路3を有する熱輸送デバイス本体2を形成したものである。
(第5参考例)
本例は、図20に示すように、発熱体5と接する面に対して直交する方向に流路3を複数本段積層したものである。
対向振動流型熱輸送装置1が大型化することを抑制しつつ、複数段積層したことによる隣り合う流路3において熱交換に寄与する面積を増大させることができ、熱輸送能力を確実に向上させることができる。
(第8実施形態)
上述の実施形態では、内部が2つに区画された管6gを介して熱輸送デバイス本体2と振動装置6とを繋いだが、本実施形態は、図21に示すように、内部が2つに区画されていない2本の管6gを介して熱輸送デバイス本体2と振動装置6とを繋いだものである。
(第6参考例)
本例は、第4参考例の変形例である。すなわち、第4参考例では、流体の振動方向が異なる(この例では、直交する)ように、ほぼ同一の大きさ熱輸送デバイス本体2を板面5aと直交する方向に2枚積層したものであるが、本実施形態は、図22に示すように、2枚の熱輸送デバイス本体2のうち発熱体5に接する熱輸送デバイス本体2の大きさを発熱体5と略同等程度とするとともに、この発熱体5と同等程度の大きさを有する熱輸送デバイス本体2(以下、第1の熱輸送デバイス本体2と呼ぶ。)に接する熱輸送デバイス本体2(以下、第2熱輸送デバイス本体2と呼ぶ。)を第1熱輸送デバイス本体2より大きくし、かつ、第1熱輸送デバイス本体2内の流体振動方向と第2熱輸送デバイス本体2内の流体振動方向とを約90°相違させたものである。
これにより、第8実施形態に係る対向振動型熱輸送装置に比べて流体の質量を減少させることができるので、振動装置6の駆動負荷を低減することができる。
したがって、振動装置6及び対向振動型熱輸送装置の小型化、並びに対向振動型熱輸送装置の製造原価低減を図ることができる。
なお、本実施形態では、第1熱輸送デバイス本体2の流体振動方向と第2熱輸送デバイス本体2の流体振動方向を略90°相違させたが、本発明はこれに限定されるものではない。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、プランジャ6aを往復動さることにより流体を振動させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、流路3の端部を押し潰すようにしごくことにより流体を振動させるものである。なお、この方法では、シール構造を廃止することができるので、振動装置6の簡素化を図ることができる。
また、上述の実施形態では、折り返し部3aを設けて流路3を蛇行させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、隣り合う流路3を折り返し部3aを設けて連通させず、隣り合う流路3それそれを閉じた空間としてもよい。なお、この場合、閉じた空間(流路3)内で非圧縮性流体を振動させることは難しいので、流体に気泡を混入させる等して流路3内で流体が振動することができるようにする必要がある。
本発明の第1実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の外観斜視(一部断面)図である。 本発明の第1実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の要部を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の要部を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の要部を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る振動装置の模式図である。 本発明の第1参考例に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第1参考例に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第1参考例に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第2参考例に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第2実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第3実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第4実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第4実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第3参考例に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第3参考例に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第4参考例に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第5実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第6実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第7実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 本発明の第5参考例に係る対向振動流型熱輸送装置の説明図である。 本発明の第8実施形態に係る対向振動流型熱輸送装置の説明図である。 本発明の第6参考例に係る対向振動流型熱輸送装置の図である。 対向振動流型熱輸送装置の作動説明図である。
符号の説明
2 熱輸送デバイス本体
3 流路
3a 折り返し部
3b 仕切部
5 発熱体
5a 板面
7 蓄熱部

Claims (13)

  1. 流路内の流体同士を熱交換させて、熱源(5)からの熱を高温側から低温側に輸送する対向振動流型熱輸送装置であって、
    前記流路は、積層配置された複数の板状部材のそれぞれに1本づつ形成されるとともに、前記流体の流れ方向を変化させる折り返し部(3a)を有して蛇行状に形成されており、
    異なる前記板状部材に形成された前記流路のうち隣り合う部位(3)を流れる前記流体同士を対向振動させることを特徴とする対向振動流型熱輸送装置。
  2. 前記折り返し部(3a)は、前記熱源(5)に面するように、設けられていることを特徴とする請求項1に記載の対向振動流型熱輸送装置。
  3. 前記熱源(5)と前記熱源(5)から吸熱する流体が存在する前記流路(3)との間に、前記熱源(5)からの熱を蓄える蓄熱部(7)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の対向振動流型熱輸送装置。
  4. 隣り合う複数の流路(3)内の流体同士を熱交換させて、熱源(5)からの熱を高温側から低温側に輸送する対向振動流型熱輸送装置であって、
    前記熱源(5)には、前記熱源(5)が生じた熱を前記流体に伝える板面(5a)が形成され、
    前記流路(3)は、前記板面(5a)に対して平行に広がる複数の板状部材に形成されており、
    前記複数の板状部材は、前記板面(5a)に対して垂直方向に積層配置されており、
    前記隣り合う流路(3)のうち、前記板面(5a)に対して平行方向に隣り合う流路(3)において前記流体を対向振動させるとともに、前記板面(5a)に対して垂直方向に隣り合う流路(3)において前記流体を対向振動させることを特徴とする対向振動流型熱輸送装置。
  5. 前記流路(3)のうち、前記熱源(5)近傍に位置する部位には、前記流路(3)を屈曲させて前記板面(5a)に対して垂直に延びるように形成された垂直部が設けられ、
    前記隣り合う流路(3)同士を仕切る仕切部(3b)には、隣り合う前記垂直部同士のうちの少なくとも一組を連通させる折り返し部(3a)が形成されており、
    前記折り返し部(3a)は、前記板面(5a)に面するように、設けられていることを特徴とする請求項4に記載の対向振動流型熱輸送装置。
  6. 前記垂直部は、それぞれの前記板状部材に形成された前記流路(3)に設けられており、
    それぞれの前記垂直部の長さは、前記板面(5a)と前記板状部材との距離が離れるに伴って、長く形成されており、
    前記複数の板状部材が互いに密着していることを特徴とする請求項5に記載の対向振動流型熱輸送装置。
  7. 同一の前記板状部材に形成される前記複数の流路(3)のうち、前記垂直部を除く前記板面(5a)に対して平行に延びる部位は、互いに同一方向に延びていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1つに記載の対応振動流型熱輸送装置。
  8. 同一の前記板状部材に形成される前記複数の流路(3)のうち、前記垂直部を除く前記板面(5a)に対して平行に延びる部位は、それぞれ複数方向に延びていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1つに記載の対応振動流型熱輸送装置。
  9. 前記板面(5a)と前記流路(3)との間に、前記熱源(5)からの熱を蓄える蓄熱部(7)が配置されていることを特徴とする請求項4ないし8のいずれか1つに記載の対向振動流型熱輸送装置。
  10. 前記蓄熱部(7)は、前記板状部材と同等以上の比熱を有する部材にて構成されていることを特徴とする請求項9に記載の対向振動流型熱輸送装置。
  11. 前記蓄熱部(7)は、前記板状部材のうち前記熱源(5)と面する部位(3c)の厚みを、前記隣り合う流路(3)同士を仕切る仕切部(3b)よりも厚くすることにより構成されていることを特徴とする請求項9に記載の対向振動流型熱輸送装置。
  12. 請求項5ないし11のいずれか1つに記載の対向振動流型熱輸送装置(1)を2つ備え、前記熱源(5)を冷却する冷却装置であって、
    それぞれの前記対向振動流型熱輸送装置(1)の前記垂直部同士を対向接触するように配置することで、それぞれの前記対向振動流型熱輸送装置が、前記垂直部同士の接触面に対して、対称に配置されていることを特徴とする冷却装置。
  13. 前記流路(3)には、前記流路(3)内の流体と外部流体との熱交換を促進する放熱フィン(4a)が設けられていることを特徴とする請求項12に記載の冷却装置。
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