JP2009068733A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Atsuo Okaichi
敦雄 岡市
Yasufumi Takahashi
康文 高橋
Hidetoshi Taguchi
英俊 田口
Masaru Shiotani
優 塩谷
Takumi Hikichi
巧 引地
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Abstract

【課題】膨張機の密閉容器内の冷媒温度の低下を防止することが可能な冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】冷凍サイクル装置は、内部に圧縮機構22が配置され、底部にオイルが溜められる第1密閉容器21を有する圧縮機2と、放熱器11と、内部に膨張機構32および発電機33が配置され、底部にオイルが溜められる第2密閉容器31を有する膨張機3と、蒸発器12とを備えている。圧縮機2と膨張機3は、均油管17と均圧管18でつながれており、膨張機3は、断熱材4で取り囲まれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍空調機や給湯機等に適用される冷凍サイクル装置に関し、特に、冷媒の膨張エネルギーを回収する膨張機を用いた冷凍サイクル装置に関する。
冷凍サイクル装置の効率を向上させるために、膨張弁の代わりに冷媒の膨張エネルギーを回収する膨張機を用いた冷凍サイクル装置が知られている。例えば特許文献1には、図6に示すような冷凍サイクル装置が開示されている。この冷凍サイクル装置は、冷媒が減圧膨張する際の膨張エネルギーを動力として回収する膨張機構511および回収した動力を電力に変換する発電機512を有する膨張機510を備えており、発電機512で発電された電力は圧縮機500の圧縮機構501を駆動する電動機502に供給されるようになっている。
上記の冷凍サイクル装置においては、例えば図7に示すように、膨張機構511を発電機512と共に密閉容器515に収容し、圧縮機構501を電動機502と共に密閉容器505に収容する構成を採用することができる。この構成では、各密閉容器505,515の底部に潤滑用のオイルが溜められていて、膨張機構511と発電機512とを連結するシャフト513または圧縮機構501と電動機502とを連結するシャフト503の回転によりオイルが汲み上げられて摺動部に供給される。
図7に示す冷凍サイクル装置では、圧縮機構501で圧縮された冷媒が密閉容器505の内部に一旦開放されるいわゆる高圧シェル型の圧縮機500が採用されている。また、密閉容器515,505同士がオイルを流通させる均油管521および冷媒を流通させる均圧管522で接続されていて、双方の密閉容器515,505内のオイル量の均衡が保たれるようになっている。
寒冷地で圧縮機500が屋外に置かれる場合、冷凍サイクル装置の停止時に圧縮機500に液相の冷媒が溜まり込んだり、冷凍サイクル装置の立ち上がりが悪くなったりすることがある。そこで、寒冷地での使用が想定される場合には、特許文献2に記載されているように、圧縮機500にヒータを設け、圧縮機500の起動前に圧縮機500をヒータで加熱することが考えられる。このような冷凍サイクル装置では、一旦圧縮機500が起動して冷凍サイクル装置が運転されると、圧縮機500の密閉容器505内は圧縮されて温度の上昇した気相の冷媒で満たされるようになるため、ヒータによる加熱は必要なくなる。
特開2000−241033号公報 特許第3799940号公報
ところが、膨張機510は、圧縮機500と異なり、冷凍サイクル装置の運転中も常に低温状態になる。なぜなら、膨張機510では、放熱器530で放熱された低エンタルピーの冷媒が減圧膨張することによって膨張機構511が冷却されるからである。また、低外気温の条件では、蒸発器540での蒸発温度が低下するため、蒸発器540を通過する冷媒の圧力が低く抑えられるようになる。そのため、膨張機構511での減圧膨張による冷媒の温度低下が大きくなり、膨張機510の温度はさらに低くなる。なお、均油管521および均圧管522には、通常、圧縮機500と膨張機510との間での熱移動を抑制するために絞り弁などが設けられるため、膨張機510の内部は低温高圧に保たれる。
このように、膨張機510は冷凍サイクル装置の運転中も内部の温度が上昇しないために、均圧管522を介して圧縮機500から膨張機510へ流れ込んだ冷媒が凝縮して、膨張機510の内部が液相の冷媒で満たされてしまう。そのため、冷媒とオイルの密度が近接し、膨張機510の発電機ロータの回転による冷媒の旋回流がオイルを容易に巻き上げてしまい、油面が低下してシャフト513の回転によるオイルの汲み上げが十分に行われずに摺動部を十分に潤滑することが困難になる。また低温高圧の膨張機510の内部では、オイルに大量の冷媒が溶け込んで冷媒溶解量が上昇してオイルの粘度が急激に低下することが懸念される。
さらに二酸化炭素を冷媒とした場合には、圧縮機500と膨張機510の内部が超臨界圧力を超えており、冷媒の密度が温度変化によって大きく変化するため、寒冷地の冬期などでは、冷媒の密度がオイルの密度を超えてしまい、冷媒がオイルの下に溜まってオイルが持ち上げられてしまう。そうすると、オイルの代わりに極低粘度の液相の冷媒が汲み上げられるようになり、摺動部を十分に潤滑することができなくなる。
こうした事情に鑑み、本発明は、摺動部を十分に潤滑することのできる冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、底部にオイルが溜められ、その上側が冷媒で満たされる第1密閉容器、およびこの第1密閉容器内に配置され、冷媒を圧縮する圧縮機構、を有する圧縮機と、前記圧縮機構で圧縮された冷媒を放熱させる放熱器と、底部にオイルが溜められる第2密閉容器、この第2密閉容器内に配置され、膨張する冷媒から動力を回収する膨張機構、前記第2密閉容器内に配置される発電機、および前記膨張機構と前記発電機とを連結するとともに前記第2密閉容器の底部に溜められたオイルの汲み上げに供される動力回収シャフト、を有する膨張機と、前記膨張機構で膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、を順に接続した冷凍サイクル装置であって、一端が前記第1密閉容器の底部に接続され、他端が前記第2密閉容器の底部に接続された均油管と、前記第1密閉容器と前記第2密閉容器との間で冷媒の流通を許容する均圧管と、前記膨張機を取り囲む断熱材と、をさらに備える冷凍サイクル装置を提供する。
本発明の冷凍サイクル装置では、冷凍サイクル装置の運転中は膨張機構により発電機が駆動されて発電機が発熱する。膨張機は断熱材で取り囲まれているので、発電機で発熱した熱が断熱材の外に逃げずに膨張機内の冷媒を温めるようになる。このため、第2密閉容器内に液相の冷媒が溜まっていても、この冷媒を気化させて冷媒の密度を小さくすることができ、発電機ロータの回転による冷媒の旋回流がオイルを巻き上げ難くなる。従って、オイルレベルが低下することを防ぐことが可能になり、シャフトの回転によるオイルの汲み上げが十分に行われるようになる。さらに、冷媒の温度が上昇するとオイルの温度も上昇して、オイルへの冷媒の溶解量が低下するようになり、粘度が高いオイルを摺動部に供給できるようになる。また、二酸化炭素を冷媒に用いた場合でも、上述したように発電機による発熱および断熱材による断熱の効果により第2密閉容器内の冷媒の密度がオイルの密度を上回ることが防止される。よって、冷媒がオイルの下に溜まってオイルが持ち上げられることを防止することができる。このように、本発明によれば、膨張機の第2密閉容器の底部に適切な粘度のオイルを安定的に保持することができるので、膨張機の摺動部の潤滑を適切に行うことができるとともに、その信頼性を確保することができる。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の冷凍サイクル装置の構成図である。
図1に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機2と、圧縮された冷媒を放熱させる放熱器11と、吸入した冷媒を膨張させて吐出する膨張機3と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器12とを備えているとともに、これらを順に接続して冷凍サイクルを構成する第1〜第4配管13〜16を備えている。また、圧縮機2と膨張機3は、均油管17および均圧管18でつながれている。
圧縮機2は、底部が各摺動部の潤滑用のオイルが溜められるオイル貯留部24として利用される第1密閉容器21と、第1密閉容器21内の上側位置に配置される圧縮機構22と、第1密閉容器21内の略中央に配置される電動機23と、圧縮機構22と電動機23とを連結するシャフト26とを有している。圧縮機構22は、冷媒を圧縮して第1密閉容器内に開放するものであり、この圧縮機構22には第4配管16が直接接続されている一方、第1配管13が第1密閉容器21に接続されていて、第1密閉容器21内のオイルの上側が冷媒で満たされるようになっている。シャフト26は、圧縮機構22から電動機23を貫通して下方に延び、下部がオイル貯留部24に溜められたオイルに浸されている。シャフト26には、下端部にオイルポンプ(図示せず)が設けられているとともに内部に給油路(図示せず)が設けられていて、シャフト26が回転することによりオイル貯留部24からオイルが汲み上げられて各摺動部に供給されるようになっている。
膨張機3は、底部が各摺動部の潤滑用のオイルが溜められるオイル貯留部34として利用される第2密閉容器31と、第2密閉容器31内の上側位置に配置される膨張機構32と、第2密閉容器31内の略中央に配置される発電機33と、膨張機構32と発電機33とを連結するシャフト(動力回収シャフト)33とを有している。膨張機構32は、膨張する冷媒から動力を回収するものであり、この膨張機構32には第2配管14および第3配管15が直接接続されている。シャフト36は、膨張機構32から発電機33を貫通して下方に延び、下部がオイル貯留部34に溜められたオイルに浸されている。シャフト36には、下端部にオイルポンプ(図示せず)が設けられているとともに内部に給油路(図示せず)が設けられていて、シャフト36が回転することにより、オイルポンプによってオイル貯留部34からオイルが汲み上げられ、給油路を通って各摺動部に供給されるようになっている。
なお、圧縮機構22および膨張機構32としては、特にその形式が限定されるものではなく、スクロール式、ロータリ式、レシプロ式などの容積式流体機構のものを採用することができる。また、圧縮機構22および膨張機構32のどちらか一方または双方が、電動機23または発電機33の下方に配置されていて、オイル貯留部24,34に溜められたオイルに浸されていてもよい。
均油管17は、第1密閉容器21のオイル貯留部24内と第2密閉容器31のオイル貯留部34内を連通し、それらの間でのオイルの流通を許容するものであり、その一端は第1密閉容器21の底部に接続され、他端は第2密閉容器31の底部に接続されている。一方、均圧管18の一端は第1密閉容器21におけるオイル貯留部24よりも少し上側位置に接続され、他端は第2密閉容器31におけるオイル貯留部34よりも少し上側位置に接続されており、当該均圧管18によって第1密閉容器21と第2密閉容器31との間で冷媒の流通が許容されている。このため、第2密閉容器31内のオイルの上側も冷媒で満たされるようになる。そして、これらの均油管17および均圧管18によって、オイルがオイル貯留部24,34の一方に偏ることが防止されている。なお、図示は省略するが、均油管17および均圧管18には、圧縮機2と膨張機3との間での熱移動を抑制するために絞り弁が設けられている。
冷凍サイクル装置は、さらに、整流器51およびコンデンサ52を含む電源部と、圧縮機2の電動機23を制御するインバータ53と、インバータ53と並列に接続される、膨張機3の発電機33を制御するコンバータ54とを備えている。
さらには、本実施形態の冷凍サイクル装置では、膨張機3の全体が断熱材4で取り囲まれている。この断熱材4としては、種々の市販のものを使用することができ、例えば、フェルト布、グラスウール、ロックウール、発泡スチロール、真空断熱材などが挙げられる。なお、断熱材4は、第2密閉容器31に当接していてもよいし、第2密閉容器31から離間していてもよい。前者のようにするには、例えば断熱材4を第2密閉容器31の表面に巻き付ければよく、後者のようにするには、例えば断熱材4で箱状の構造体を形成すればよい。
次に、本実施形態の冷凍サイクル装置の動作について説明する。
商用電源50から整流器51とコンデンサ52を経た電力が、インバータ53で圧縮機駆動用電力に整えられ、圧縮機2の電動機23に供給されることで冷凍サイクル装置が作動する。電動機3が機械動力を発生させると、その動力がシャフト26によって圧縮機構22に伝達されて圧縮機構22が駆動され、蒸発器12から第4配管16を介して圧縮機構22に冷媒が吸入される。圧縮機構22は、吸入した冷媒を圧縮して第1密閉容器21の内部に吐出する。第1密閉容器21の内部に吐出された冷媒は、第1配管13を通じて放熱器11へと導かれ、ここで外部に放熱する。放熱器11から第2配管14を通じて膨張機3へ導かれた冷媒は、膨張機構32によって膨張されて減圧される。このとき、冷媒は、吸入側と吐出側の圧力差により膨張機構32を駆動し、これにより膨張エネルギーが機械動力に変換されて回収される。膨張機構32が回収した機械動力は、発電機33によって電力に変換され、この電力はコンバータ54を通じてインバータ53に入力される電力に重畳される。膨張機3の膨張機構32から第3配管15によって蒸発器12へと導かれた冷媒は、ここで外部から吸熱して蒸発する。蒸発器12で蒸発した冷媒は、再び圧縮機2へと戻る。このように冷凍サイクル装置が動作する間は、膨張機3の第2密閉容器31が均油管17および均圧管18によって圧縮機3の第1密閉容器21と接続されているので、第2密閉容器31の内部は、圧縮機2の吐出冷媒と同じ高圧状態の冷媒で満たされるとともに、膨張機3のオイル貯留部34は、圧縮機2のオイル貯留部24とオイルを共有する。
上記の動作の過程で、圧縮機2の第1密閉容器21の内部に吐出される冷媒は、圧縮過程で圧力と共に温度が上昇するため高温高圧になる。そのため、圧縮機2の第1密閉容器21内の冷媒およびオイル貯留部24のオイルは高温高圧になり、圧縮機構22も高温になる。そのため、低温雰囲気下においても冷凍サイクル装置の運転中は、圧縮機2の温度が上昇する。
一方、膨張機3の膨張機構32で減圧膨張される冷媒は、放熱器11で冷却されているので、減圧過程で圧力と共に温度がさらに低下する。すなわち、膨張機構32は内部を通過する低温の冷媒によって冷却されて温度が低下する。ところで、膨張機構32が回収した機械動力は、発電機33を駆動して磁界の変化を生じさせ電力を発生させる。発生した電力により、発電機33の巻線35に電流が流れ、巻線35の電気抵抗による銅損が生じ、発電機33が発熱する。さらに、発電機33の磁界の変動により、発電機33を形成する電磁鋼板に渦電流が生じ、電磁鋼板の電気抵抗による鉄損が生じ、発電機33が発熱する。本実施形態の冷凍サイクル装置は、膨張機3を包み込む断熱材4を備えているので、発電機33の巻線35への通電による銅損と発電機33の磁界変化による鉄損とによる発熱が断熱材4の外に放熱されることが防止される。そのため、第2密閉容器31内の冷媒およびオイルの温度を低下させる要因となる膨張機構32を通過する低温の冷媒に対抗し、発電機33の発熱を合理的に利用して第2密閉容器31内の冷媒およびオイルの温度を上昇させることができる。そして、温められた冷媒およびオイルは、断熱材4によって保温されるようになる。
本実施形態の冷凍サイクル装置では、第2密閉容器31内の冷媒およびオイルの温度を上昇させることで、膨張機3の内部に液相の冷媒が溜まることを防止できる。液相の冷媒が溜まることを防止することにより、膨張機3の内部の冷媒の密度を圧縮機2の内部の冷媒の密度と同程度に保つことが出来るので、発電機ロータの回転による冷媒の旋回流がオイルを巻き上げ難くなり、第2密閉容器31のオイル貯留部34のオイルレベルが低下することを防ぐことが可能になる。それにより、オイルレベルを適切に維持することが可能になる。また、膨張機3のオイル貯留部34のオイルの温度を上昇させることによりオイルへの冷媒の溶解量を低下させることができるため、粘度の高いオイルを摺動部に供給できるようになる。また、二酸化炭素を冷媒に用いた場合でも、発電機33による発熱および断熱材4による断熱の効果により寒冷地の冬期などに第2密閉容器31内の冷媒の密度がオイルの密度を上回ることを防止できるため、膨張機3のオイル貯留部34のオイルを冷媒が持ち上げることを防止することができる。よって、膨張機3のオイル貯留部34に適切な粘度のオイルを安定的に保持することができるので、膨張機3の摺動部の潤滑を適切に行うことができるとともに、その信頼性を確保することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態の冷凍サイクル装置の構成図である。
図2に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置は、第1の実施形態で説明したもの(図1参照)と概ね同様の構成を有している。以下では、同一機能部品については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態と第1の実施形態との主な相違点は、膨張機3と断熱材4の間に膨張機3を加熱する加熱手段として通電により発熱するヒータ8Aが配置されている点と、第2密閉容器31内の冷媒圧力および冷媒温度を把握するために計測を行う計測手段6A、およびこの計測手段6Aの計測データに基づきヒータ8Aの加熱量を調整する制御部7Aを備えている点である。
ヒータ8Aは、その上に第2密閉容器31が載置される板状をなしていて、第2密閉容器31の底部を加熱可能になっている。ただし、ヒータ8Aは、第2密閉容器31の周面に帯状に巻きつけられていてもよい。
計測手段6Aは、オイル貯留部34に溜められたオイルの圧力を計測する圧力センサ61と、オイル貯留部34に溜められたオイルの温度を計測する温度センサ62とからなる。
制御部7Aは、各種の電子部品が実装された制御基盤などからなり、ヒータ8Aへの通電のON・OFFを切り替える。具体的には、制御部7Aは、まず、圧力センサ61が計測したオイルの圧力を第2密閉容器31内の冷媒圧力として把握するとともに、温度センサ62が計測したオイルの温度を第2密閉容器31内の冷媒温度として把握する。ついで、制御部7Aは、把握した冷媒圧力および冷媒温度に基づき、第2密閉容器31内の冷媒密度およびオイル密度をデータベースや推定式などで推定し、冷媒密度がオイル密度よりも所定量だけ小さな密度以上の場合、例えば冷媒密度とオイル密度が接近している場合やオイル密度が冷媒密度よりも大きくなっている場合には、ヒータ8Aへの通電をONにして、ヒータ8Aによる膨張機3の加熱を行う。逆に、冷媒密度がオイル密度よりも所定量だけ小さな密度未満の場合には、制御部7Aは、ヒータ8Aへの通電をOFFにする。制御部7Aは、冷媒圧力および冷媒温度の把握ならびに冷媒密度およびオイル密度の推定の処理を繰り返し、ヒータ8Aへの通電のON・OFFを切り替える。
本実施形態の冷凍サイクル装置では、発電機33の発熱量が不十分な場合であってもヒータ8Aによる加熱によって第1の実施形態で説明した効果と同様の効果を得ることができるようになる。また、ヒータ8Aへの通電のON・OFFを上記のように切り替えることにより、膨張機3の不必要な加熱を防止することができる。さらに、ヒータ8Aは断熱材4の内側に配置されているので、少ない加熱量で膨張機3の温度を上昇させることができる。
なお、圧力センサ61は、第2密閉容器31内の冷媒の圧力を直接的に計測するものであってもよい。
また、制御部7Aは、推定した冷媒密度およびオイル密度に応じてヒータ8Aへの通電量を調整するようになっていてもよい。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態の冷凍サイクル装置の構成図である。
図3に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置は、第1の実施形態で説明したもの(図1参照)と概ね同様の構成を有している。以下では、同一機能部品については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態と第1の実施形態との主な相違点は、放熱器11から膨張機3に冷媒を送る第3配管14が膨張機3と断熱材4の間に介在する熱交換部8Bおよびこの熱交換部8Bをバイパスするバイパス部14aを有している点と、第2密閉容器31内の冷媒圧力および冷媒温度を把握するために計測を行う計測手段6B、およびこの計測手段6Bの計測データに基づいて後述する流量調整弁81,82,19の開度を調整する制御部7Bを備えている点である。
熱交換部8Bは、第3配管14の一部分が膨張機3と断熱材4の間に入り込むことによって形成されており、この熱交換部8Bによって第2密閉容器31の底部を加熱する加熱手段が構成されている。なお、熱交換部8Bは、第2密閉容器31の下面に接する形状であってもよいし、第2密閉容器31の周面に接する形状であってもよい。第3配管14のバイパス部14aでバイパスされる区間であって熱交換部8Bの前後には、流量調整弁81,82がそれぞれ設けられている。また、バイパス部14aにも流量調整弁19が設けられている。
計測手段6Bは、冷媒の蒸発温度に対応する蒸発器12の温度を計測する第1温度センサ63と、圧縮機2に吸入される冷媒の温度を計測する第2温度センサ64と、圧縮機2への入力電力を計測する電力計65と、圧縮機2(すなわち電動機23)の回転数を計測する回転数計93と、第2密閉容器31の温度を計測する第3温度センサ66とからなる。
制御部7Bは、第2の実施形態の制御部7Aと同様に各種の電子部品が実装された制御基盤などからなる。制御部7Aは、まず、第1温度センサ63が計測した蒸発器12の温度、第2温度センサ63が計測した圧縮機2の吸入冷媒温度、および電力計65が計測した圧縮機2への入力電力から冷媒圧力を把握する。具体的には、制御部7Bは、計測された蒸発器12の温度で蒸発する冷媒の圧力から蒸発器12を通過する冷媒の蒸発圧力を求める。次に、圧縮機2の吸入冷媒温度と蒸発圧力から圧縮機2が吸入する冷媒のエントロピーを求める。冷媒のモリエル線図上に、圧縮機2が吸入する冷媒の状態をプロットし、プロットした点から等エントロピー線を描けば、単位質量の冷媒を任意の圧力まで断熱圧縮するのに要する単位質量圧縮動力が得られる。すなわち、モリエル線図からは、エントロピーが変化しない断熱状態で任意の圧力まで変化した場合の冷媒のエンタルピーが得られるので、任意の圧力まで圧縮した場合の冷媒のエンタルピー増加量(すなわち単位質量圧縮動力)が得られる。一方、実際の圧縮機2は、電動機損失、機械損失、圧力損失、漏れ損失などの多くの損失が発生するため、入力電力を圧縮機2の圧縮機効率で乗算して実際に冷媒に対して行われる圧縮動力が得られる。また、回転数計93で得られる圧縮機2の電動機23の回転数を用いて、圧縮機構22の吸入冷媒体積流量が得られる。さらに、圧縮機2の吸入冷媒温度と蒸発圧力から、圧縮機2が吸入する冷媒の密度が得られるので、圧縮機構22の吸入冷媒質量流量が得られる。この吸入冷媒質量流量で圧縮動力を割れば、冷媒に対して行われた単位質量圧縮動力が求まるので、先ほどのモリエル線図を用いて圧縮機構22の吐出冷媒圧力が得られる。第1密閉容器21と第2密閉容器31とは均圧管18で結ばれているため、第2密閉容器31内の冷媒圧力が得られる。
ついで、制御部7Bは、温度センサ66が計測した第2密閉容器31の温度から第2密閉容器31内の冷媒温度を把握する。その後、制御部7Bは、把握した冷媒圧力および冷媒温度に基づき、第2密閉容器31内の冷媒密度およびオイル密度をデータベースや推定式などで推定し、冷媒密度がオイル密度よりも所定量だけ小さな密度未満の場合には、流量調整弁81,82を全閉にするとともに流量調整弁19を全開にして膨張機3が加熱されないようにする。逆に冷媒密度がオイル密度よりも所定量だけ小さな密度以上の場合には、制御部7Bは、流量調整弁81,82を開いて膨張機3を加熱するとともに、各流量調整弁81,82,19の開度を状況に応じて変更して、熱交換部8Bによる膨張機3の加熱量の調整を行う。
本実施形態の冷凍サイクル装置によれば、第3配管14を合理的に利用して、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、高価な圧力センサを使用しなくても第2密閉容器31内の冷媒圧力を把握することができる。
(第4の実施形態)
図4は、本発明の第4の実施形態の冷凍サイクル装置の構成図である。
図4に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置は、第1の実施形態で説明したもの(図1参照)と概ね同様の構成を有している。以下では、同一機能部品については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態と第1の実施の形態との主な相違点は、膨張機3が圧縮機2と共に断熱材4で取り囲まれている点と、断熱材4に複数の通気口4aが設けられている点と、通気口4aを開閉するダンパー41、第2密閉容器31内の冷媒圧力および冷媒温度を把握するために計測を行う計測手段6C、およびこの計測手段6Cの計測データに基づいてダンパー41の開度を調整する制御部7Cを備えている点である。
断熱材4は、箱状に形成されており、通気口4aは、圧縮機2の近傍の側壁における上下に離間する位置に設けられていることが好ましい。なお、通気口4aは、側壁の下部と天井に設けられていてもよい。
計測手段6Cは、蒸発器12の温度を計測する第1温度センサ63と、圧縮機2に吸入される冷媒の温度を計測する第2温度センサ64と、圧縮機2から吐出される冷媒の温度を計測する第3温度センサ67と、第2密閉容器31の温度を計測する第4温度センサ66とからなる。
制御部7Cは、第2の実施形態の制御部7Aと同様に各種の電子部品が実装された制御基盤などからなる。制御部7Bは、まず、第1温度センサ63が計測した蒸発器12の温度、第2温度センサ63が計測した圧縮機2の吸入冷媒温度、および第3温度センサ67が計測した圧縮機2の吐出冷媒温度から冷媒圧力を把握する。具体的には、制御部7Cは、計測された蒸発器12の温度で蒸発する冷媒の圧力から蒸発器12を通過する冷媒の蒸発圧力を求める。次に、圧縮機2の吸入冷媒温度と蒸発圧力から圧縮機2が吸入する冷媒のエントロピーを求める。冷媒のモリエル線図上に、圧縮機2が吸入する冷媒の状態をプロットし、プロットした点から等エントロピー線を描けば、単位質量の冷媒を任意の圧力まで断熱圧縮した場合の理論エンタルピー増加量が得られる。すなわち、モリエル線図からは、エントロピーが変化しない断熱状態で任意の圧力まで変化した場合の冷媒の理論エンタルピーが得られるので、任意の圧力まで圧縮した場合の冷媒の理論エンタルピー増加量が得られる。一方、実際の圧縮機2は、電動機損失、機械損失、圧力損失、漏れ損失などの多くの損失が発生するため、任意の圧力まで圧縮した場合の冷媒の理論エンタルピー増加量を、圧縮機2の圧縮機効率で除算して、任意の圧力まで圧縮した場合の冷媒のエンタルピーが得られる。つまり、任意の圧力まで冷媒を圧縮した場合の吐出冷媒のエンタルピーが得られるので、モリエル線図から任意の圧力まで圧縮した場合の吐出冷媒温度が得られ、第3温度センサ67により得られた圧縮機2の吐出冷媒温度と比較して、逆に吐出冷媒圧力が求まる。第1密閉容器21と第2密閉容器31とは均圧管18で結ばれているため、膨張機3の第2密閉容器31内の冷媒圧力が得られる。
ついで、制御部7Cは、温度センサ66が計測した第2密閉容器31の温度から第2密閉容器31内の冷媒温度を把握する。その後、制御部7Cは、把握した冷媒圧力および冷媒温度に基づき、第2密閉容器31内の冷媒密度およびオイル密度をデータベースや推定式などで推定し、冷媒密度がオイル密度よりも所定量だけ小さな密度以上の場合には、ダンパー41で通気口4aを閉じて圧縮機2から放熱される熱を断熱材4の内部に閉じ込め、膨張機3を加熱する。逆に、冷媒密度がオイル密度よりも所定量だけ小さな密度未満の場合には、制御部7Cは、ダンパー41の開度を大きくして圧縮機2から放熱される熱を通気口41から外部に逃がし、膨張機3が加熱されないようにする。制御部7Cは、冷媒圧力および冷媒温度の把握ならびに冷媒密度およびオイル密度の推定の処理を繰り返し、ダンパー41の開度を調整する。このように、本実施形態では、圧縮機2が膨張機3を加熱する加熱手段として機能する。
本実施形態の冷凍サイクル装置によれば、圧縮機2を合理的に利用して、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、温度センサのみを使用して第2密閉容器31内の冷媒圧力を把握することができる。
(第5の実施形態)
図5は、本発明の第5の実施形態の冷凍サイクル装置の構成図である。
図5に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置は、第2の実施形態で説明したもの(図2参照)と概ね同様の構成を有している。以下では、同一機能部品については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態と第2の実施形態との主な相違点は、計測手段6Dが、蒸発器12の温度を計測する第1温度センサ63、圧縮機2に吸入される冷媒の温度を計測する第2温度センサ64、膨張機3に吸入される冷媒の温度を計測する第3温度センサ68、圧縮機2(すなわち電動機23)の回転数を計測する第1回転数計91、膨張機3(すなわち発電機33)の回転数を計測する第2回転数計92、および第2密閉容器31の温度を計測する第4温度センサ66からなる点と、制御部7Dが計測手段6Dの計測データに基づきヒータ8Aの加熱量を調整するようになっている点である。
制御部7Dは、まず、第1温度センサ63が計測した蒸発器12の温度、第2温度センサ63が計測した圧縮機2の吸入冷媒温度、第3温度センサ67が計測した膨張機3の吸入冷媒温度、第1回転数計91が計測した圧縮機2の回転数、および第2回転数計92が計測した膨張機3の回転数から冷媒圧力を把握する。具体的には、制御部7Cは、計測された蒸発器12の温度で蒸発する冷媒の圧力から蒸発器12を通過する冷媒の蒸発圧力を求める。次に、圧縮機2の吸入冷媒温度と蒸発圧力から圧縮機2が吸入する冷媒の密度を求める。圧縮機構22と膨張機構32の各々の吸入容積は設計により規定されるため、圧縮機2が吸入する冷媒の密度と圧縮機2の回転数および膨張機3の回転数がわかると、冷凍サイクル装置を循環する冷媒の質量流量がつりあう必要があることから、膨張機3の吸入する冷媒の密度が得られる。この膨張機3が吸入する冷媒の密度と膨張機3の吸入冷媒温度によって膨張機3の吸入冷媒圧力が求まる。圧縮機2の吐出冷媒圧力は、膨張機3の吸入冷媒圧力に放熱器11を通過する際の圧力損失を加算した圧力になる。第1密閉容器21と第2密閉容器31とは均圧管18で結ばれているため、膨張機3の密閉容器31内の冷媒圧力が得られる。
ついで、制御部7Dは、温度センサ66が計測した第2密閉容器31の温度から第2密閉容器31内の冷媒温度を把握する。その後、制御部7Dは、把握した冷媒圧力および冷媒温度に基づき、第2密閉容器31内の冷媒密度およびオイル密度をデータベースや推定式などで推定し、第2実施形態と同様にヒータ8Aの加熱量を調整して膨張機3の加熱を行う。
本実施形態の冷凍サイクル装置によれば、高価な圧力センサを使用せずに、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(その他)
以上の各実施形態では、冷凍サイクル装置の運転中に膨張機構32を通過する冷媒の温度が低下するために、断熱材4を用いて、場合によっては加熱手段を組み合わせて第2密閉容器31内の冷媒の温度が低下することを防止しているが、全ての実施形態において膨張機構32の周囲(吸入配管と吐出配管を含む)を断熱材で囲むことにより、膨張機構32による第2密閉容器31内の冷媒の冷却作用を低減することで、加熱手段は、さらに少ない加熱量で膨張機3の第2密閉容器31内の冷媒の温度低下を防止することが可能である。
また、第2〜第5実施形態で示した計測手段6A〜6Dおよび制御部7A〜7Dを、他の実施形態のものと入れ替えて構成することも可能である。
本発明の第1の実施形態の冷凍サイクル装置の構成図 本発明の第2の実施形態の冷凍サイクル装置の構成図 本発明の第3の実施形態の冷凍サイクル装置の構成図 本発明の第4の実施形態の冷凍サイクル装置の構成図 本発明の第5の実施形態の冷凍サイクル装置の構成図 従来の冷凍サイクル装置の構成図 従来の冷凍サイクル装置の構成図
符号の説明
11 放熱器
12 蒸発器
14 第3配管
14a バイパス部
17 均油管
18 均圧管
19 流量調整弁
2 圧縮機
21 第1密閉容器
22 圧縮機構
23 電動機
24 オイル貯留部
25 巻線
26 シャフト
3 膨張機
31 第2密閉容器
32 膨張機構
33 発電機
34 オイル貯留部
35 巻線
36 シャフト
8A ヒータ(加熱手段)
8B 熱交換部(加熱手段)
4 断熱材
41 ダンパー
61 圧力センサ
62〜64 温度センサ
65 電力計
66〜68 温度センサ
7A〜7D 制御部
91,92 回転数計

Claims (15)

  1. 底部にオイルが溜められ、その上側が冷媒で満たされる第1密閉容器、およびこの第1密閉容器内に配置され、冷媒を圧縮する圧縮機構、を有する圧縮機と、
    前記圧縮機構で圧縮された冷媒を放熱させる放熱器と、
    底部にオイルが溜められる第2密閉容器、この第2密閉容器内に配置され、膨張する冷媒から動力を回収する膨張機構、前記第2密閉容器内に配置される発電機、および前記膨張機構と前記発電機とを連結するとともに前記第2密閉容器の底部に溜められたオイルの汲み上げに供される動力回収シャフト、を有する膨張機と、
    前記膨張機構で膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、を順に接続した冷凍サイクル装置であって、
    一端が前記第1密閉容器の底部に接続され、他端が前記第2密閉容器の底部に接続された均油管と、
    前記第1密閉容器と前記第2密閉容器との間で冷媒の流通を許容する均圧管と、
    前記膨張機を取り囲む断熱材と、をさらに備える冷凍サイクル装置。
  2. 前記膨張機と前記断熱材との間に配置され、前記膨張機を加熱する加熱手段をさらに備える請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記加熱手段は、通電により発熱するヒータである請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記放熱器から前記膨張機に冷媒を送る配管をさらに備え、この配管は、前記膨張機と前記断熱材との間に介在する熱交換部を有しており、この熱交換部によって前記加熱手段が構成されている請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記配管は、前記熱交換部をバイパスするバイパス部を有しており、このバイパス部には、流量調整弁が設けられている請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記断熱材は、前記膨張機を前記圧縮機と共に取り囲むものである請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記断熱材には、通気口が設けられており、この通気口を開閉するダンパーをさらに備える請求項6に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記第2密閉容器内の冷媒密度およびオイル密度を求め、前記冷媒密度が前記オイル密度よりも所定量だけ小さな密度以上の場合に前記加熱手段による前記膨張機の加熱を行う制御部をさらに備える請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記制御部は、前記第2密閉容器内の冷媒圧力および冷媒温度を把握し、この冷媒圧力および冷媒温度に基づき前記第2密閉容器内の冷媒密度およびオイル密度を推定するものである請求項8に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記第2密閉容器内のオイルまたは冷媒の圧力を計測する圧力センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記圧力センサが計測した圧力を前記冷媒圧力として把握するものである請求項9に記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記蒸発器の温度を計測する第1温度センサと、
    前記圧縮機に吸入される冷媒の温度を計測する第2温度センサと、
    前記圧縮機への入力電力を計測する電力計と、
    前記圧縮機の回転数を計測する回転数計と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1温度センサおよび前記第2温度センサが計測した温度、前記電力計が計測した電力、ならびに前記回転数計が計測した回転数から前記冷媒圧力を把握するものである請求項9に記載の冷凍サイクル装置。
  12. 前記蒸発器の温度を計測する第1温度センサと、
    前記圧縮機に吸入される冷媒の温度を計測する第2温度センサと、
    前記圧縮機から吐出される冷媒の温度を計測する第3温度センサと、をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1温度センサ、前記第2温度センサ、および前記第3温度センサが計測した温度から前記冷媒圧力を把握するものである請求項9に記載の冷凍サイクル装置。
  13. 前記蒸発器の温度を計測する第1温度センサと、
    前記圧縮機に吸入される冷媒の温度を計測する第2温度センサと、
    前記膨張機に吸入される冷媒の温度を計測する第3温度センサと、
    前記圧縮機の回転数を計測する第1回転数計と、
    前記膨張機の回転数を計測する第2回転数計と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1温度センサ、前記第2温度センサ、および前記第3温度センサが計測した温度ならびに前記第1回転数計および前記第2回転数計が計測した回転数から前記冷媒圧力を把握するものである請求項9に記載の冷凍サイクル装置。
  14. 前記第2密閉容器内のオイルの温度を計測する温度センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記温度センサが計測した温度を前記冷媒温度として把握するものである請求項9に記載の冷凍サイクル装置。
  15. 前記第2密閉容器の温度を計測する温度センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記温度センサが計測した温度から前記冷媒温度を把握するものである請求項9に記載の冷凍サイクル装置。
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