JP2009068360A - 密閉型ロータリ圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のロータリ型密閉型圧縮機は、シャフトの偏心軸とそれに嵌接されているピストンとの摺動面積が大きく、摺動損失が大きいという課題があった。本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、摺動面積を小さくし高効率な密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】密閉型ロータリ圧縮機の圧縮機要素5を構成するピストン8の内径側に円形溝14を設けることにより、摺動面積を小さくし、摺動損失を抑制することが出来る。また、ピストン8の上下端円形溝が設けられていない部分でシャフト偏心軸7を保持することにより、ピストン8のがたつきを抑え、ピストン端面での漏れを防ぐ。
【選択図】図1
【解決手段】密閉型ロータリ圧縮機の圧縮機要素5を構成するピストン8の内径側に円形溝14を設けることにより、摺動面積を小さくし、摺動損失を抑制することが出来る。また、ピストン8の上下端円形溝が設けられていない部分でシャフト偏心軸7を保持することにより、ピストン8のがたつきを抑え、ピストン端面での漏れを防ぐ。
【選択図】図1
Description
本発明は、冷凍サイクルを構成する、密閉型ロータリ圧縮機に関し、特にそのピストンの構造に関するものである。
従来、空調機用等の密閉型ロータリ圧縮機は、密閉容器の内部に、固定子と回転子からなる電動機要素と、この電動機要素によって、シャフトを介して駆動される圧縮機要素がそれぞれ配設されて構成されている。図4に従来の密閉型ロータリ圧縮機、図3に従来の密閉型ロータリ圧縮機のピストンを示す。
圧縮機要素51は、シャフト6と、シャフト6の偏心軸に嵌接されたピストン81と、このピストン8を収納する円筒状のシリンダ9と、このシリンダ9の両端開口を閉塞する上側軸受端板10と、下側軸受端板11により構成されている。この上下の軸受端板はそれぞれ対をなしシャフトの支持も兼ね備えている。また、シャフトは上部軸12、偏心軸7、下部軸13の3つの部分からなっている。
以上のように構成された、従来の密閉型ロータリ圧縮機についてその作用を説明する。電動機要素4が運転されると、冷媒はシリンダ9内に吸入され、ピストン81の回転に伴って圧縮され、圧縮された冷媒は密閉容器1内に吐出される。
シャフトの偏心軸7とピストン81は密閉型ロータリ圧縮機の運転中、常に相対運動をしており、摺動損失が生じている。従来、偏心軸7とピストン81との摺動損失が大きいという課題があった。
このような問題への解決策として、シャフト偏心軸7の負荷の低い側に、偏心軸7に対して段落ちさせた切り欠きを設け、油による潤滑促進を図る方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−340370号公報
しかしながら、上記の様な構造では、シャフトの偏心軸とそれに嵌接されているピストンとの摺動面積が大きく、摺動損失が大きいという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、摺動面積を小さくし高効率な密閉型ロータリ圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明はピストンの内径側に円形溝を設ける。
これによって、ピストンのがたつきを抑制しつつ、摺動面積を小さくし、摺動損失を低減することが出来る。
本発明の圧縮機用ピストンは、シャフト偏心軸とピストンとの摺動損失を低く抑え、効率の高い圧縮機を提供することができる。
第1の発明は、圧縮機要素を構成するピストンの内径側に円形溝を設けることにより、摺動面積を小さくし、摺動損失を抑制することが出来る。また、ピストンの上下端にてシャフト偏心軸を保持することにより、ピストンのがたつきを抑え、ピストン端面での漏れを防ぐ。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に記載する実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施例を示す密閉型ロータリ圧縮機を示す断面図、図2は本発明のピストンを示す断面図である。図において、ピストン8の内径側に円形溝14を設けている。
図1は本発明の一実施例を示す密閉型ロータリ圧縮機を示す断面図、図2は本発明のピストンを示す断面図である。図において、ピストン8の内径側に円形溝14を設けている。
電動機要素4が運転されると、回転子3が駆動され、この回転子3の駆動に伴って、シャフト6を介してピストン8が駆動され、ピストン8の回転に伴って冷媒がシリンダ9内に吸入され、圧縮、吐出される。圧縮機の運転時では、シャフト6とピストン8は常に相対運動し、摺動している。従来では、シャフト6と偏心軸7との接触面積が大きく、摺動損失が発生していた。本発明におけるシャフト6の偏心軸7に設けられた円形溝14により、摺動面積を低減することが出来、また、ピストンのがたつきを抑え、圧縮機の性能向上を実現することが出来る。
以上のように、本発明における密閉型ロータリ圧縮機は、摺動面積を低減することが出来、高効率の密閉型ロータリ圧縮機を提供することが出来る。
1 密閉容器
2 固定子
3 回転子
4 電動機要素
5 圧縮機要素
6 シャフト
7 偏心軸
8 ピストン
9 シリンダ
10 上側軸受端板
11 下側軸受端板
12 上部軸
13 下部軸
14 円形溝
2 固定子
3 回転子
4 電動機要素
5 圧縮機要素
6 シャフト
7 偏心軸
8 ピストン
9 シリンダ
10 上側軸受端板
11 下側軸受端板
12 上部軸
13 下部軸
14 円形溝
Claims (4)
- 密閉容器内に電動機要素と、この電動機要素によって駆動される圧縮機要素をそれぞれ設け、前記圧縮機要素を構成するピストンの内径側に円形溝を設けたことを特徴とする密閉型ロータリ圧縮機。
- 円形溝の幅は、シャフトの偏心軸の幅より小さいことを特徴とする請求項1記載の密閉型ロータリ圧縮機。
- 塩素を含まないHCFCやHFC等を冷媒とした請求項1記載の密閉型ロータリ圧縮機。
- 二酸化炭素やアンモニア等の自然冷媒を冷媒とした請求項1記載の密閉型ロータリ圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007234943A JP2009068360A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | 密閉型ロータリ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007234943A JP2009068360A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | 密閉型ロータリ圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009068360A true JP2009068360A (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=40604898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007234943A Pending JP2009068360A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | 密閉型ロータリ圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009068360A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011127430A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Panasonic Corp | 回転式圧縮機 |
-
2007
- 2007-09-11 JP JP2007234943A patent/JP2009068360A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011127430A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Panasonic Corp | 回転式圧縮機 |
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