JP2009067408A - カートン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器本体2の正面板2Aの内壁面に貼着される正面フラップ6Aに、エンボス状のリブ41、42、43が設けられ、背面板2Bの内壁面に貼着された背面フラップ6Bに、エンボス状のリブ45、46が設けられた構成としている。
【選択図】図1
Description
また、特許文献2には、容器本体と蓋部とを有し、さらに係合機構が備えられたカートンとして、容器本体に係合穴が備えられ、蓋部につまみ片が備えられているとともに該つまみ片に係合片が設けられ、容器本体の背面側において前記蓋部がヒンジ結合されてなるものが提案されている。
しかしながら、容器本体を構成する各板に上述のような処理を施した場合、各板の剛性が低下し、特に、横幅方向が長寸に構成された板の剛性が低下するため、例えば、図14に示すような、本体容器内側への反りによる変形が生じ易くなるという問題がある。図14に示すような従来のカートン100では、特に、正面板102A及び背面板102Bの横幅方向が長寸とされているため、これらの板が大きく変形してしまう。このように、容器本体をなす各板の剛性が低下する主な理由としては、上述のような表面処理を施すことにより、容器本体が吸湿し易くなることが挙げられる。
またさらに、容器本体の背面板に上記表面処理を施した場合には、背面板が容器本体内側に反って変形するため、蓋部を容器本体に固定するヒンジ部の、背面板への接着部においても、上記正面板の場合と同様、接着工程における接着不良が生じる虞があった。
係る構成のカートンによれば、リブを、フラップの横幅方向においてフラップ両端部近傍まで延設することにより、正面板、側面板及び背面板の剛性をより高めることができ、容器本体が反って変形するのを確実に抑制できる。
係る構成のカートンによれば、前記リブを、強度向上効果に優れるエンボスあるいは罫線として構成することにより、より高い正面板、側面板及び背面板の剛性向上効果が得られる。
係る構成のカートンによれば、容器本体において特に変形し易い位置である正面板又は側面板の中央部と相対した位置において、フラップに設けられたリブによる強度向上効果が高められるので、より高い正面板、側面板の剛性向上効果が得られる。
また、本発明のカートンは、前記表面板又は側面板の内壁面に貼着される前記フラップに設けられたリブが、前記正面板又は側面板に形成された前記係合穴と相対する位置に配された構成とすることができる。
係る構成のカートンによれば、フラップに設けられるリブにより、正面板又は側面板に設けられる係合穴の裏側に大きな間隙を形成することができる。
従って、製造工程における接着不良を防止できるとともに、開閉操作を容易に行うことができるカートンを、簡便で安価な構成で実現することが可能となる。
また、背面板2Bの内壁面に貼着された背面フラップ6Bには、容器本体2内側へ向かう凸状のエンボスからなる平面視細長のリブ45と、背面板2Bへ向かう凸状のエンボスからなり前記リブ45よりも太い縦幅とされたリブ46が、背面板2Bの上端部と略平行に設けられている。
以下、本実施形態のカートン1の構成について詳述する。
図4に示すように、係合穴23の上縁部23aは、鉛直下方に向かって円弧状の凸部として形成された係止片23bからなる。係止片23bが、下方に向かって円弧状の凸部として形成されていることにより、係合穴23に挿脱される係合片32が係止片23bの円弧形状に沿って案内されるので、係合穴23への係合片32の挿脱をスムーズに行うことができる。
なお、リブ41及びエンボス面23gは、図6(d)に示すように、フラップ6A〜6Cが内側に折り返された状態においては、相反する方向に突出して大きな間隙24を構成しているが、図2に示すように、フラップ6A〜6Cが折り返される前の状態では、同じ方向に突出している。従って、リブ41及びエンボス面23gの2つのエンボスからなる面を形成する場合、これらエンボス面を同時に形成することができる。これにより、2つのエンボス面を形成する場合であっても、いずれか1つのエンボス面を形成する場合と同様の製造工程で製造することができるので、製造工程を増やすことなく効率よく製造することが可能となる。
またさらに、図3(a)、(b)に示す例のように、つまみ片31の先端部と回動用折り罫線34、34の略中間の位置に、回動用折り罫線34、34と平行な谷折り用罫線38を設けることにより、つまみ片31を引き上げやすくした構成とすることも可能である。
ここで、リブ46は、背面板2Bに設けられるヒンジ片20と相対する位置が、背面板2B側に向けて凸状とされているので、ヒンジ片20が容器本体2の外側へ向き易くなり、ヒンジ片20に蓋部3を接着する際の作業性が向上する。
一方、リブ46とともに背面フラップ6Bに設けられるリブ45は、容器本体2内側へ向かう凸状とされているので、背面フラップ6Bを背面板2Bの内壁面へ貼着する際の、糊付け性が向上し、確実に貼着固定することが可能となる。
まず、図6(a)、(b)に示すように、使用前においては、カートン1の蓋部3は未開封状態であり、容器本体2の開口部21に被せられた状態で、つまみ片31の裏面部が容器本体2に開閉不可能に接着されている。そして、カートン1に内容物が収容された商品の初回使用時には、まず、使用者が蓋部3に備えられたつまみ片31を上方に持ち上げ、つまみ片31を正面板2Aから剥離させる。そして、つまみ片31の先端部分を指先で掴んで容器本体2外方へ向けて引っ張り上げていき、つまみ片31と容器本体2とを剥離させることにより、蓋部3を開封する。これにより、蓋部3は容器本体2のヒンジ板20を回動支点として開閉可能な状態となる。
これにより、本実施形態のカートン1は、例えば、カートンの製造工程において、正面板2Aに対して糊付あるいはタックシール等によってつまみ片31を固定する際、接着不良が生じることなく、確実に接着、封緘処理を行なうことが可能となる。
また、使用者がカートンを使用する際、つまみ片に備えられる係合片を係合穴に挿入してコハゼ掛けにする操作が容易になり、使用性に優れたカートンを簡便で安価な構成で実現することが可能となる。
上記構成の如く、背面フラップ60Bにリブ53を設けることにより、背面フラップ60Bが貼着される背面板71Bの剛性を一層高めることができる。また、図示例では、背面板71Bに貼着される背面フラップ60Bにのみ、上記構成とされたリブ53を設けているが、これには限定されず、例えば、他のフラップにも上記構成のリブを設けることにより、容器本体70を構成する各板の剛性をより一層高めることができ、容器本体が反って変形するのを確実に抑制することが可能となる。
上記構成の如く、正面フラップ62Aに上記構成のリブ54を設けることにより、容器本体72の正面板73Aの内、特に変形し易い位置である略中央部においてリブ54の幅広部54aにより、より強度が高められるので、正面板73Aの剛性をより向上させることができる。
また、正面板62Aに形成されるリブ52を、容器本体72の内側に向かう凸状のエンボスとすれば、幅広部54aの位置において、図示略の係合穴の裏側に大きな間隙を形成することが可能となるので、蓋部を容器本体に固定する際、係合穴へ係止片を挿入してコハゼ掛けにする際の操作性が向上する。
なお、図示例では、上記構成のリブを正面フラップ62Aにのみ設けた構成としているが、これは限定されず、他のフラップに同様のリブを設けることも可能である。
また、図示例のように、背面板75Bに貼着される背面フラップ64Bに設けられたリブ52が、背面フラップ64B横幅方向において両端部近傍まで延設されるとともに、背面フラップ64B縦幅方向においても両端部近傍まで延設された構成としても良い。
上記構成によれば、各フラップの縦幅方向において、少なくとも一部が幅広に構成されているので、正面フラップ64A及び背面フラップ64Bの剛性をより高めることが可能となる。
Claims (7)
- 上面が開口部とされた容器本体と、該容器本体の背面板にヒンジ結合されて前記開口部を覆う開閉自在な蓋部とを有し、
前記蓋部の前板又は側板の下端部につまみ片が下向きに突設されているとともに、該つまみ片に係合片が設けられており、
前記容器本体の正面板、側面板及び背面板の各内壁面には、該正面板、側面板及び背面板の各上端部に連接されたフラップが、前記容器本体の内側に折り返して貼着されており、
前記正面板又は側面板には、前記蓋部が閉められた状態とした際に前記係合片と相対する位置に、前記係合片を挿入可能な大きさの係合穴が形成されており、該係合穴の背面側には、前記正面板又は側面板の内壁面に貼着された前記フラップによって、所定隙間寸法からなる間隙が形成されており、
前記つまみ片に設けられた係合片を、前記係合穴からその背面側の間隙内にコハゼ掛けに挿入することにより、前記蓋部が前記容器本体に定位置で固定されるカートンであって、
前記正面板、側面板及び背面板の各内壁面に貼着されたフラップのいずれかに、凸状及び/又は凹状のリブが、少なくとも1箇所以上に設けられていることを特徴とするカートン。 - 前記リブが、前記フラップの横幅方向において該フラップの両端部近傍まで延設されているとともに、前記正面板、側面板及び背面板の上端部と略並行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカートン。
- 前記リブが、エンボスあるいは罫線からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のカートン。
- 前記フラップに設けられたリブが、前記フラップの横幅方向において、中央部から両端部に向けて縦幅が縮寸するように形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のカートン。
- 前記フラップに設けられたリブが、容器本体内側へ向かって凸状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のカートン。
- 前記表面板又は側面板の内壁面に貼着される前記フラップに設けられたリブが、前記正面板又は側面板に形成された前記係合穴と相対する位置に配されることを特徴とする請求項5に記載のカートン。
- 前記容器本体の背面板の上部位置に、上方に向かう凸状とされたヒンジ片が切り込まれ、該ヒンジ片に前記蓋部が貼着されており、
前記ヒンジ片の左右の下端部には所定長さの水平な折り罫線が互いの下端部に向けて刻設され、前記左右の折り罫線の中間位置には該折り罫線よりも下方に向かって凸状の突片が切り込まれており、
前記突片と前記ヒンジ片は前記左右の折り罫線を回動中心として前記容器本体の外方に向けて回動可能とされているとともに、前記背面板の内壁面には前記突片に接するように前記フラップが貼着されており、
前記背面板の内壁面に貼着される前記フラップに設けられたリブは、少なくとも前記ヒンジ片と相対する位置が前記背面板に向けて凸状とされていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のカートン。
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