JP2009067372A - 自由成形エアバッグの縫製方法。 - Google Patents

Abstract

【課題】 従来のエアバッグ縫製は二枚の素材を合わせて、ミシン目にシリコンを大量に充填した物か、エアバッグの端を別素材のテープでくるんでいたので、エア漏れが激しく、事故時の怪我や死亡事故から身を守るのには適さなかった。
【解決手段】 エアバッグと同素材で作ったパイピングテープを、自由な曲線であるエアバッグの素材に挟む事により、エアバッグ本体とテープの間はエア漏れ部分が小さいため、極少量のシリコンを充填するだけでエア漏れを防ぐ事が出来る。

Description

本発明は車等のエアバッグと違い、人が身に着ける事が基本であり、必然的に曲線の多いエアバッグとなるため、その縫製方法とそれに寄って起きるエアー漏れを防ぐ方法にある。

人が身に着けるためには、極薄く、軽く丈夫でなければならない。エアバッグの形として例えば（図４、図５、図６）のような形になる。

以前はエアバッグのエアー漏れを防ぐために、添付するシリコンを厚く塗らねばならず、乾燥に時間が掛かった。

課題を解決しようとする手段

（図３）を使用する事で、シリコンの使用を最小限にして、乾燥を早めるので次の工程作業を極力早めることが可能になり且つエアー漏れを防ぐ事が出来る。

発明の効果

この発明によりエアバッグの製作が簡略化され、特殊な技術を持ち合わせなくても容易に製作する事が可能です。

シリコンの乾燥時間は避けられないにしても、大量生産が可能になる。

エアバッグの縫製に関しては、一般の衣料縫製に携わる技術者であれば容易なことである。

シリコンの添付または塗りに関してはノズル（図３）の移動をスムーズに出来るよう、短時間の指導訓練をする事に寄って容易である。

曲線エアバッグの縫製とシリコンのあり方。 エアバッグとシリコン押し出しノズルの断面。 シリコン押し出しノズルの形。 エアバッグを身に着けた形（参考図） 頭部エアバッグ（曲線参考図） 尻部エアバッグ（曲線参考図）

符号の説明

Ａ エアバッグ・コーティング素材。
Ｂ シリコン又はウレタンのコーティング。
Ｃ エアバッグと同素材のパイピング。
Ｄ パイピング芯。
Ｅ ミシン縫製。
Ｆ シリコン押し出しノズル。
Ｇ シリコン押し出し方向。
Ｈ ノズル口。
Ｉ パイピング・レール。
Ｊ ノズルから押し出されたシリコン。
Ｋ エアバッグとパイピングの継ぎ目にできた溝。

Claims (8)

1. 本発明は人が身に着ける事が基本であり、必然的に曲線の多いエアバッグとなるため、その縫製方法とそれに寄って起きるエアー漏れを防ぐ方法にある。
2. 自由形成型エアバッグのパイピング縫製によるエアー漏れを防ぐ方法。
3. パイピングの太さ（図１のＣ，Ｄ）はエアバッグの素材（図１のＡ）に適した太さでなければならない。
4. 請求項３のパイピングの太さは、エアバッグの素材（図１のＡ）の端が折り返された四枚と、パイピングの素材（図１のＣ）が二枚、合わせて六枚になる。パイピングの太さは、この六枚の厚さと同じか多少太くなければならない。
5. 請求項４の方法で縫製され作られた溝（図２のＫ）が本発明の重要なポイントになる。
6. 自由形成型で縫製されたエアバッグのエアー漏れをシリコンに寄って防ぐ（図２のＪ，Ｋ）ことができる。
7. エアバッグの縫製で出来た、ミシン針の穴（図２のＥ）とエアバッグとパイピングの縫製溝で出来た溝（図２のＫ）へシリコンを充填するノズル（図３）が必要になる。
8. ノズル断面は（図２のＦ）のようにエアバッグ素材とパイピングの曲線に合わせて削りだす。

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