JP2009066114A - ベルトループ用テープの状態検出装置 - Google Patents

ベルトループ用テープの状態検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009066114A
JP2009066114A JP2007236518A JP2007236518A JP2009066114A JP 2009066114 A JP2009066114 A JP 2009066114A JP 2007236518 A JP2007236518 A JP 2007236518A JP 2007236518 A JP2007236518 A JP 2007236518A JP 2009066114 A JP2009066114 A JP 2009066114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt loop
tape
loop tape
detection
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007236518A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichiro Ogawa
恭一郎 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP2007236518A priority Critical patent/JP2009066114A/ja
Priority to CNA2008101488093A priority patent/CN101387510A/zh
Publication of JP2009066114A publication Critical patent/JP2009066114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

【課題】 ベルトループ用テープのねじれ部と継ぎ目部を判別して検出することが可能なベルトループ用テープの状態検出装置を提供することを目的としている。
【解決手段】 本発明のベルトループ用テープの状態検出装置14は、ベルトループ用テープ6をミシンに搬送するベルトループ用テープ搬送装置14に配設されており、搬送経路上のベルトループ用テープ6の上方において、搬送方向に互いに離間して配設された一対の厚み検出手段18a,18bを備え、前記一対の厚み検出手段18a,18bが、それぞれ取得した異常検出信号の組み合わせに基づいて、制御部21により、前記一対の厚み検出手段18a,18bの下方を通過しているベルトループ用テープ6の状態、すなわち、ねじれ部13、継ぎ目部11、通常部のいずれかが判定されるように構成されている。これにより、ベルトループ用テープのねじれ部13を継ぎ目部11と誤認することなく、判別して検出することが可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ベルトループ用テープ搬送装置に配設されたベルトループ用テープの状態検出装置に関する。
従来より、例えば、ズボンなどの縫製物にベルトループ用テープを縫い付けて、ベルトを通す部分となるベルトループを形成するためのミシンには、縫製中に、前記ベルトループ用テープをミシン本体の縫製位置まで所定の経路に沿って搬送するベルトループ用テープ搬送装置が配設されている。
一般に、前記ベルトループ用テープは、長尺な布の両側を裏面中央で合わせるようにして折り込んだテープ部材の端部を順次継ぎ合わせて、テープ状に形成されている。その継ぎ目部は、一方のテープ部材の端部を他方のテープ部材の端部の内側に挿入するように形成されており(図4(a),(b)参照)、通常の厚さ部分(図4(c)参照)に比べ、二倍以上の厚さになっている。この継ぎ目部は、ベルトループ用テープとして縫製に使用することができないため排除する必要があり、従来のベルトループ用テープ搬送装置には、搬送経路上のベルトループ用テープの上方に配置され、その下方を通過しているベルトループ用テープの継ぎ目部を検出する継ぎ目検出装置が装備されている。そして、継ぎ目部が検出されると搬送経路の終端部に配設された可動刃を下降させ継ぎ目部を切断するようになっている。
次に、従来の継ぎ目検出装置について、図5により説明する。この継ぎ目検出装置1は、長手方向中央部に形成された軸受部5aに嵌挿される回動軸5bを中心として揺動自在とされ、搬送されるベルト用テープ6の上面に先端部を当接可能とされた検出板2、前記検出板2の後端部に配設された遮蔽板3、および、前記遮蔽板3による遮光または透光を検出可能とされた光電スイッチ4を備えている。
詳しくは、前記検出板2は、長尺な平板の長手方向中央部で折曲させた略く字状に形成されており、屈曲部の凸状が上方に向くように配設されている。そして、その長手方向中央部には、ベルトループ用テープ6の搬送経路に沿って立設された軸受壁5cから前記ベルトループ用テープ6の搬送経路に直交する方向で、前記搬送経路の上方へ突出形成された回動軸5bを嵌合させる軸受部5aが形成され、前記回動軸5bを中心として揺動自在に配設されている。
そして、前記軸受部5aが形成された中央部から後端側(以下、後半部という)における上面には、長尺な板ばね7がその先端部を前記軸受部5aの近傍に固着させた状態で片持ち状に取り付けられており、板ばね7の後端部には、遮蔽板3が、板ばね7の平面と垂直に取り付けられている。そして、板ばね7はその長手方向中央部に形成されたねじ穴と、この板ばね7のねじ穴に対応させて検出板2に同軸的に形成されたねじ穴とに板ばね7の上面側から連続して螺合する1本の調整ねじ9の締め付け量を加減することによって、板ばね7はその撓み量を変化され、自由端となっている板ばね7の後端部に配設された遮蔽板3の高さ位置を微調整可能に構成されている。
また、検出板2の後半部とテープ送り出し台16との間には、その一端を検出板2の下部に当接させ、他端を布送り出し台16の上面に固定させたねじりコイルばね8が配設され、前記回動軸5bを以て揺動自在とされた検出板の後半部をねじりコイルばね8による上方向の押圧力によって押し上げることにより、前記検出板2の先端部がベルトループ用テープ6の上面を常に一定圧で押圧するように構成されている。
そして、前記軸受壁5cと並んで前記ベルトループ用テープ6の搬送経路の上流側に配設された直立板10には、平面形状コ字状とされ、その間隙を構成して対向する一対の壁部間に光軸を形成する光電スイッチ4が前記間隙に前記遮蔽板3を揺動自在に位置させるようにして配設されており、検出板2が揺動することにより、光電スイッチ4の光軸を遮蔽板3が遮る状態(検出結果はOFFとする)と、光電スイッチ4の光軸を遮蔽板3が遮ることなく透光させる状態(検出結果はONとする)とを得られるように構成されている。
そして、ベルトループ用テープ6の搬送に際し、継ぎ目部11が継ぎ目検出装置1の検出板2の先端部の下方に位置すると、検出板2はその先端部が持ち上げられ、回動軸5bを中心に回動し、板ばね7の後端部に連結された遮蔽板3は下方に移動する。これにより、通常は、光軸を遮ってOFFの検出信号を出力していた光電スイッチ4は、前記遮蔽板3が光軸から外れ、透光させることにより、ONを検出する。
そして、従来のベルトループ用テープ搬送装置によれば、このような構成とされた継ぎ目検出装置1の光電スイッチ4のONの検出信号が、図示しない制御部に送られると、ベルトループ用テープ6の給送を行なうローラ17aを駆動させるステッピングモータ17bを予め定められたステップ数だけ回転させ、搬送経路の終端部まで、継ぎ目部11を送り出し、可動刃12を下降させて、ベルトループ用テープ6に形成された継ぎ目部11を切断し、除去する(特許文献1参照)。
特開平06−315583号公報
しかしながら、上述した継ぎ目検出装置により検出されるのは、その下方を通過しているベルトループ用テープの厚さが、通常の厚さを上回るか否かの二判断のみである。ところで、実際の縫製作業では、ベルトループ用テープの搬送経路の途中において、ベルトループ用テープがねじれてしまうというトラブルが発生する場合がある。このねじれ部の断面は、図4(d)に示すようになっており、このねじれ部の厚さは、図4(c)に示す通常のベルトループ用テープの厚さよりも厚い。したがって、継ぎ目検出装置により、ねじれ部を継ぎ目部と誤認して検出してしまうという問題があった。
すなわち、ねじれ部が前記継ぎ目検出装置の検出板の下方に来ると、検出板の先端部は、ねじれ部の厚みの分だけ持ち上げられ、上述した機構と同様の機構で、前記光電スイッチがONになる。そして、継ぎ目部が検出された場合と同様に、この検出信号が制御部に送られ、前記可動刃により、ねじれ部の先端部のみが切断されることになる。その後、ねじれは解消されることなく、通常通りのベルトループ用テープの搬送が続けられ、表面と裏面が逆になった状態のベルトループ用テープが縫製物に縫い付けられてしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明はこのような点に鑑み、ベルトループ用テープのねじれ部と継ぎ目部を判別して検出することが可能なベルトループ用テープの状態検出装置を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するため、請求項1に記載のベルトループ用テープの状態検出装置は、長尺なテープ部材の端部を順次継ぎ合わせて形成したベルトループ用テープをベルトループとして縫製物に縫い付けるミシンに対して、前記ベルトループ用テープを所定の経路に沿って搬送するベルトループ用テープ搬送装置に配設され、搬送されている前記ベルトループ用テープに発生したねじれ部とベルトループの継ぎ目部とを判別して検出可能なベルトループ用テープの状態検出装置において、前記経路上のベルトループ用テープの上方において、ベルトループ用テープの搬送方向に互いに離間して配設され、その下方を通過しているベルトループ用テープが通常の厚みを上回る場合に異常検出信号を出力する一対の厚み検出手段と、前記一対の厚み検出手段からそれぞれ取得した異常検出信号の組み合わせに基づいて、その下方を通過しているベルトループ用テープの状態を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載のベルトループ用テープの状態検出装置は、長尺なテープ部材の端部を順次継ぎ合わせて形成したベルトループ用テープをベルトループとして縫製物に縫い付けるミシンに対して、前記ベルトループ用テープを所定の経路に沿って搬送するベルトループ用テープ搬送装置に配設され、搬送されている前記ベルトループ用テープに発生したねじれ部とベルトループの継ぎ目部とを判別して検出可能なベルトループ用テープの状態検出装置において、前記経路上のベルトループ用テープの上方において、ベルトループ用テープのねじれ部の厚みを検出するねじれ部検出センサと、ベルトループ用テープの継ぎ目部の厚みを検出する継ぎ目部検出センサとを備え、ねじれ部検出センサが検出するように設定された厚みが、継ぎ目部検出センサが検出するように設定された厚みより厚く設定されていることを特徴とする。
以上説明したように、請求項1に記載のベルトループ用テープの状態検出装置によれば、搬送経路上のベルトループ用テープの上方において、搬送方向に互いに離間して配設された一対の厚み検出手段からそれぞれ取得した異常検出信号の組み合わせに基づいて、判定手段により、前記一対の厚み検出手段の下方を通過しているベルトループ用テープの状態がねじれ部、継ぎ目部、通常部のいずれかであるかが判定される。これにより、ねじれ部を継ぎ目部と識別して検出することが可能であるため、ねじれ部を継ぎ目部と誤認して検出することを防止できる。
また、請求項2に記載のベルトループ用テープの状態検出装置は、搬送経路上のベルトループ用テープの上方において、ベルトループ用テープのねじれ部の厚みを検出するねじれ部検出センサと、ベルトループ用テープの継ぎ目部の厚みを検出する継ぎ目部検出センサとを備え、ねじれ部検出センサが検出するように設定された厚みが、継ぎ目部検出センサが検出するように設定された厚みより厚く設定されている。これにより、ねじれ部と継ぎ目部を判別して検出することが可能であるため、ねじれ部と誤認して検出することを防止できる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づき、説明する。
まず、第一実施形態のベルトループ用テープの状態検出装置の構成について、図1および図2により説明する。図1は、第一実施形態の状態検出装置15とベルトループ用テープ搬送装置14の各部との関係を示すブロック図である。また、図2は、搬送経路上のベルトループ用テープ6の上方に配設された状態検出装置15およびベルトループ用テープ搬送装置14の各部の概略図であり、後述する一対の検出板22a,22bの下方にねじれ部13が通過している状態を示している。
なお、本実施形態の状態検出装置14は、ベルトループ用テープ6の厚さが、厚い方から順に、ねじれ部13、継ぎ目部11、通常部であるものとして構成されている。
本実施形態のミシンは、ベルトループ用テープ6を縫い付けるためのミシンとしての基本構成を備えたものである。前記ミシン本体の側部には、ベルトループ用テープ6を繰り出し、所定の経路上を移動させて、ミシン本体の縫製位置に搬送するベルトループ用テープ搬送装置14が配設されている。
前記ベルトループ用テープ搬送装置14は、ベルトループ用テープ6をミシン本体の縫製位置まで搬送する搬送手段17、ベルトループ用テープ6を切断する切断手段19、操作パネル20、搬送されているベルトループ用テープ6の状態を検出する状態検出装置15等を備えている。
前記搬送手段17は、ベルトループ用テープ6を所定の経路上を搬送するためのもので、ベルトループ用テープ6を送り出すことが可能なローラ17a、および、前記ローラ17aを駆動するための搬送用駆動手段としてステッピングモータ17b等を備えている。ローラ17aは、外周全体に送り歯が形成されたギアであり、搬送方向(図2に示す矢印Bの方向)と平行にして立設されている。前記ステッピングモータ17bは、図1に示すように、後述する制御部21に接続されており、ステッピングモータ17bの動作は、後述する制御部21によって制御されている。
前記切断手段19は、可動刃19aと、切断用駆動手段としてのエアシリンダ19b等を備えている。可動刃19aは、前記搬送手段17のローラ17aの前方であって、ベルトループ用テープ6の搬送経路の終端部に配設されている。エアシリンダ19bは、前記可動刃19aを上下方向に駆動するものであり、切断用電磁弁19cより駆動されるようになっている。切断用電磁弁19cは、図1に示すように、後述する制御部21に接続されており、切断用電磁弁19cの動作は、後述する制御部21によって制御されている。
前記操作パネル20には、ベルトループ用テープ6の搬送を開始するためのスタートボタン20a、ねじれ部13が検出されたと判断された場合等に発生するアラームを解除するためのアラーム解除スイッチ20b等が設けられている。
前記状態検出装置15は、一対の厚み検出手段18a,18bおよび制御部21を備えている。一対の厚み検出手段18a,18bは、第1の検出用厚み検出手段18a、および、第2の検出用厚み検出手段18bからなる。各厚み検出手段18a,18bは、例えば、上述したような従来の継ぎ目検出装置1と同様の構成からなり、それぞれ、検出板22a,22b、光電スイッチ等の各センサ18aa,18ba、および、遮蔽板(図示せず)等を備えている。
一対の厚み検出手段18a,18bは、前記経路上のベルトループ用テープの上方において、搬送方向(図2に示す矢印Bの方向)に互いに離間して配置されており、図2に示すように、第1の検出用厚み検出手段18aは、搬送方向(図2に示す矢印Bの方向)における下流側であって、前記搬送手段17のローラ17aの後方に配置され、第2の検出用厚み検出手段18bは、上流側に配置されている。なお、各検出板22a,22bの間隔は、ベルトループ用テープの搬送方向において、前記継ぎ目部の重なり寸法以上で一本のベルトループに要するベルトループ用テープの長さ以下の寸法に設定されている。
各検出板22a,22bの先端部の高さ位置は、ベルトループ用テープ6の通常の厚さ部分の上面に軽く接触するように、予め調整されている。したがって、各検出板22a,22bの下方を通常の厚みを上回る部分、すなわち、ねじれ部や継ぎ目部が通過すると、その先端部が持ち上げられ、各センサ18aa,18baは異常検出信号を出力するように構成されている。各センサ18aa,18baは、制御部21に接続されており、各センサ18aa,18baから出力された異常検出信号は、後述する制御部21に送られるようになっている。
前記制御部21は、図1に示すように、中央処理部(CPU)21a、記憶部(RAM、ROM)21b、図示しないインターフェイス等を備えている。中央処理部は、記憶部に格納された制御プログラム、制御データに基づいて、上述した搬送駆動手段としてのステッピングモータ17b、および、切断用電磁弁19c、操作パネル20等を制御するようになっている。また、中央処理部21aは、各厚み検出手段18a,18bから送られる検出信号の数値の組み合わせと、記憶部に格納されている制御データに基づいて、ベルトループ用テープ6の状態を判定し、制御プログラムに基づき、それぞれの判定結果に対応した制御を行うようになっている。
判定の方法としては、例えば、各センサ18aa,18baが通常の厚みを上回る厚みを検知していない場合は0、通常の厚みを上回る厚みを検知している場合は1の数値を制御部21に入力されるようになっており、制御部21はそれぞれのセンサ18aa,18baの数値の組み合わせから、次のように判定することが可能である。すなわち、第1の検出用センサ18aa、および、第2の検出用センサ18baが共に1の場合は、ねじれ部13と判定し、第1の検出用センサ18aaが0で、第2の検出用センサ18baが1の場合は、継ぎ目部11と判定し、第1の検出用センサ18aa、および、第2の検出用センサ18baが共に0の場合は、通常部分と判定するという方法である。
なお、上述したように、第一実施形態の各検出板22a,22bの間隔は、前記継ぎ目部の重なり寸法以上で一本のベルトループに要するベルトループ用テープの長さ以下の寸法に設定されている。よって、ねじれ部13が各検出板22a,22bの下方を通過すると、図2に示すように、両方の検出板22a,22bが持ち上げられ、両センサ18aa,18baから異常検出信号が出力される。したがって、第1の検出用センサ18aa、および、第2の検出用センサ18baから出力された数値が共に1の場合は、ねじれ部13と判定することが可能となっている。
次に、上記のような構成からなる状態検出装置を備えたベルトループ用テープ搬送装置14の動作について、図3のフローチャートにより説明する。
まず、ステップ1で、搬送用駆動手段であるステッピングモータ17bを駆動して、ベルトループ用テープ6を繰り出す。ステップ2で、第1の厚み検出手段18a、および、第2の厚み検出手段18bにより、各検出板22a,22bを通過した部分のベルトループ用テープ6の厚みの検出が行われ、各光電スイッチによる検出信号の数値が制御部21に送られる。次に、ステップ3において、制御部21に送られてきた検出信号の数値と、記憶部に格納されている制御データから、各検出板22a,22bの下方を通過し、検出された部分のベルトループ用テープ6の状態、すなわち、ねじれ部13、継ぎ目部11、通常部のいずれであるかが判定される。
ステップ3,4において、ねじれ部13が検出されたと判定されると、ステップ5において、搬送用駆動手段であるステッピングモータ17bの駆動を停止し、ベルトループ用テープ6の繰り出しを停止する。次いで、ステップ6で、アラームが発生する。アラームにより、作業者は、ベルトループ用テープ6がねじれていることを確認し、ねじれ部13を修正する。ねじれ部13を修正した作業者は、ステップ7において、操作パネル20のアラーム解除スイッチ20bを押下して、アラームを解除する。アラームが解除されない場合は、アラームは発生したままになっている。次に、ステップ8において、作業者により操作パネル20のスタートボタン20aが押下されると、ステップ1に戻り、搬送用駆動手段であるステッピングモータ17bを駆動して、再度、ベルトループ用テープ6を繰り出す。
ステップ3,4において、継ぎ目部11が検出されたと判定された場合は、ステップ9において、第2の厚み検出手段18bの下方に位置する継ぎ目部11が、搬送経路の終端部である可動刃19aの位置まで繰り出されるために、予め設定されているステップ数だけ、搬送用駆動手段であるステッピングモータ17bを駆動した後に停止し、ベルトループ用テープ6の繰り出しを停止する。次いで、ステップ10において、切断用電磁弁19cを駆動し、可動刃19aを下降させて、継ぎ目部11が切断される。その後、ステップ1に戻り、ステッピングモータ17bを駆動させて、再度、ベルトループ用テープ6が繰り出される。
ステップ3,4において、通常部分が検出されたと判定された場合は、ステップ1において、ステッピングモータ17bを駆動し、続けてベルトループ用テープ6の繰り出しを行う。
以上のように、第一実施形態の状態検出装置15によれば、搬送経路上のベルトループ用テープの上方において、搬送方向に互いに離間して配設された一対の厚み検出手段からそれぞれ取得した異常検出信号の組み合わせに基づいて、判定手段により、一対の厚み検出手段18a,18bの下方を通過しているベルトループ用テープの状態がねじれ部13、継ぎ目部11、通常部のいずれかが判定される。したがって、ねじれ部13と継ぎ目部とを識別して検出することが可能であるため、ねじれ部を継ぎ目部11と誤認して検出することを防止できる。
また、制御部21は、各判定結果に基づいて、それぞれに対応した制御を行うようになっている。したがって、ねじれ部13を継ぎ目部11と誤認して検出し、継ぎ目部11と判定された場合と同様に、可動刃19aを下降させて切断してしまう、という誤動作を防止できる。
さらに、制御部21は、ねじれ部13が検出された場合には、ステッピングモータ17bの駆動を停止させてベルトループ用テープ6の繰り出しを停止し、アラームを発生するようになっている。したがって、ベルトループ用テープ6のねじれを直すことができるため、ねじれが解消されないままに縫製物に縫い付けられるという誤作動を未然に防止することが可能である。
次に、第二実施形態の状態検出装置15について説明する。
第二実施形態の状態検出装置15は、一対の厚み検出手段18c,18d以外の構成については、第一実施形態と同様の構成となっているため、その他の構成については詳細は省略する。
第二実施形態の一対の厚み検出手段18c,18dは、それぞれ、例えば、上述したような従来の継ぎ目検出装置1と同様の構成を備えており、搬送経路上のベルトループ用テープ6の上方に配設されている。それぞれの厚み検出手段18c,18dは、それぞれの検出板22c,22dの先端部の高さ位置を、その下方を通過するベルトループ用テープ6の異なる厚み部分に、それぞれ、予め調整することにより、異なる厚み部分に対応した設定値に設定されている。本実施形態においては、上流側に配設された厚み検出手段であるねじれ検出手段18cは、継ぎ目部11よりも厚い、ねじれ部13に対応した設定値に設定されており、下流側に設定された厚み検出手段である継ぎ目検出手段18dは、継ぎ目部11に対応した設定値に設定されている。
上流側に配設されたねじれ検出手段18cは、ねじれ検出板22cの下方をねじれ部13の厚さ以上の厚み部分が通過すると、その先端部が持ち上げられ、ねじれ検出センサ18caは異常検出信号を出力されるように構成されている。同様に、継ぎ目検出手段18dは、継ぎ目検出板22dの下方を継ぎ目部13の厚さ以上の厚み部分が通過すると、継ぎ目検出センサ18daは異常検出信号が出力されるように構成されている。
第二実施形態の状態検出装置15を備えたベルトループ用テープ搬送装置14では、制御部21がねじれ検出手段18cから異常検出信号を取得すると、ねじれ部13であると判定する。ねじれ部13と判定すると、制御部21は、第1実施形態と同様に、搬送経路の終端部である可動刃19aの位置まで繰り出されるために、予め設定されているステップ数だけ、搬送用駆動手段であるステッピングモータ17bを駆動した後に停止し、ベルトループ用テープ6の繰り出しを停止する。次いで、アラームが発生され、このアラームにより、作業者はねじれ部13を修正することが可能である。
また、制御部21が継ぎ目検出手段18dから異常検出信号を取得すると、継ぎ目部11であると判定し、ステッピングモータ17bの駆動を停止してベルトループ用テープ6の繰り出しを停止する。次いで、切断用電磁弁19cを駆動して可動刃19aを下降させ、継ぎ目部11を切断する。
両方の厚み検出手段18a,18bからONの検出信号を取得しない場合は、制御部21は引き続きベルトループの搬送を行う。
なお、第二実施形態の状態検出装置15の制御部21は、ねじれ部13が上流側のねじれ検出板22cの下方を通過した時点で、ねじれ部13と判定し、ねじれ部13が下流側に配設された継ぎ目検出板22dの下方に到達する前に、ベルトループ用テープの搬送を停止させるように制御を行う。したがって、ねじれ検出センサ18ca、および、継ぎ目検出センサ18daの両方から、異常検出信号が送られることはない。
第二実施形態のベルトループ用テープ搬送装置14によれば、第一実施形態と同様に、各厚み検出手段18c,18dから取得した異常検出信号に基づいて、制御部21により、ねじれ部13、継ぎ目部11を判別して検出することが可能である。したがって、ねじれ部13を継ぎ目部11と誤認して検出することによる誤作動を防止することができる。
また、制御部21は、ねじれ部13が検出された場合には、ベルトループ用テープ6の繰り出しを停止し、アラームを発生させるため、作業者により、ねじれ部13を修正することが可能である。したがって、ねじれが解消されないままに縫製物に縫い付けられるという誤作動を未然に防止することが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更できるものとする。
各厚み検出手段18a,18b、18c、18dの構成は、上述したような従来の継ぎ目検出装置1の構成を備えたものに限定されず、例えば、各センサ18aa,18ba、18ca、18daとして、接触式センサを備えていてもよい。
第一実施形態のベルトループ用テープ搬送装置14において、各センサ18aa,18ba、18ca、18daからの異常検出信号を制御部21に入力する際の数値は、異常検出の場合を0、異常未検出の場合を1としてもよい。
第一実施形態の状態検出装置とベルトループ用テープ搬送装置の各部との関係を示すブロック図 第一実施形態の状態検出装置およびベルトループ用テープ搬送装置の各部の概略図であり、一対の検出板の下方にねじれ部が通過している状態を示している。 第一実施形態のベルトループ用テープ搬送装置の動作について説明するフローチャート ベルトループ用テープの継ぎ目部の側面図(a)と断面図(b)、通常部の断面図(c)、および、ねじれ部(d)の断面図 従来の継ぎ目検出装置の斜視図 第二実施形態の状態検出装置およびベルトループ用テープ搬送装置の各部の概略図であり、一対の検出板の下方にねじれ部が通過している状態を示している。
符号の説明
1 継ぎ目検出装置
2 検出板
3 遮蔽板
4 光電スイッチ
5a 軸受部
5b 回動軸
5c 軸受壁
6 ベルトループ用テープ
7 板ばね
8 ねじりコイルばね
9 調整ねじ
10 直立板
11 継ぎ目部
12 可動刃
13 ねじれ部
14 ベルトループ用テープ搬送装置
15 状態検出装置
16 テープ送り出し台
17 搬送手段
17a ローラ
17b ステッピングモータ
18a 第1の厚み検出手段
18aa 第1の検出用センサ
18b 第2の厚み検出手段
18ba 第2の検出用センサ
18c ねじれ検出手段
18ca ねじれ検出用センサ
18d 継ぎ目検出手段
18da 継ぎ目検出用センサ
19 切断手段
19a 可動刃
19b エアシリンダ
19c 切断用電磁弁
20 操作パネル
20a スタートボタン
20b アラーム解除スイッチ
21 制御部
21a 中央処理部(CPU)
21b 記憶部(RAM,ROM)
22a 第1の検出板
22b 第2の検出板
22c ねじれ検出板
22d 継ぎ目検出板

Claims (2)

  1. 長尺なテープ部材の端部を順次継ぎ合わせて形成したベルトループ用テープをベルトループとして縫製物に縫い付けるミシンに対して、前記ベルトループ用テープを所定の経路に沿って搬送するベルトループ用テープ搬送装置に配設され、搬送されている前記ベルトループ用テープに発生したねじれ部とベルトループの継ぎ目部とを判別して検出可能なベルトループ用テープの状態検出装置において、前記経路上のベルトループ用テープの上方において、ベルトループ用テープの搬送方向に互いに離間して配設され、その下方を通過しているベルトループ用テープが通常の厚みを上回る場合に異常検出信号を出力する一対の厚み検出手段と、前記一対の厚み検出手段からそれぞれ取得した異常検出信号の組み合わせに基づいて、その下方を通過しているベルトループ用テープの状態を判定する判定手段とを備えたことを特徴とするベルトループ用テープの状態検出装置。
  2. 長尺なテープ部材の端部を順次継ぎ合わせて形成したベルトループ用テープをベルトループとして縫製物に縫い付けるミシンに対して、前記ベルトループ用テープを所定の経路に沿って搬送するベルトループ用テープ搬送装置に配設され、搬送されている前記ベルトループ用テープに発生したねじれ部とベルトループの継ぎ目部とを判別して検出可能なベルトループ用テープの状態検出装置において、前記経路上のベルトループ用テープの上方において、ベルトループ用テープのねじれ部の厚みを検出するねじれ部検出センサと、ベルトループ用テープの継ぎ目部の厚みを検出する継ぎ目部検出センサとを備え、ねじれ部検出センサが検出するように設定された厚みが、継ぎ目部検出センサが検出するように設定された厚みより厚く設定されていることを特徴とするベルトループ用テープの状態検出装置。
JP2007236518A 2007-09-12 2007-09-12 ベルトループ用テープの状態検出装置 Pending JP2009066114A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007236518A JP2009066114A (ja) 2007-09-12 2007-09-12 ベルトループ用テープの状態検出装置
CNA2008101488093A CN101387510A (zh) 2007-09-12 2008-09-12 腰带环用布带的检测装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007236518A JP2009066114A (ja) 2007-09-12 2007-09-12 ベルトループ用テープの状態検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009066114A true JP2009066114A (ja) 2009-04-02

Family

ID=40477066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007236518A Pending JP2009066114A (ja) 2007-09-12 2007-09-12 ベルトループ用テープの状態検出装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2009066114A (ja)
CN (1) CN101387510A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103696184B (zh) * 2014-01-09 2016-02-17 熊德元 一种电脑花样机
CN104670580B (zh) * 2014-12-11 2017-08-25 成都瑞克西自动化技术有限公司 一种包装机的拉链接头感应及弹出装置
CN108914397B (zh) * 2018-08-16 2020-01-31 吉庆禹 一种全自动皮带圈裁剪缝合机

Also Published As

Publication number Publication date
CN101387510A (zh) 2009-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1749771B1 (en) Overlapped-sheet detection apparatus
US11292683B2 (en) Medium feeding device and image reading apparatus
JPS5813460B2 (ja) シ−ト複数オフセットグル−プ仕分け給送装置
JP4721441B2 (ja) 自動原稿搬送装置及び画像読取装置
JP2009066114A (ja) ベルトループ用テープの状態検出装置
EP0537775B1 (en) Sheet feeding mechanism for a printing apparatus
US20070176355A1 (en) Overlap detection apparatus and overlap detection method
JP4694321B2 (ja) 紙幣の整列搬送機構
JPH07117899A (ja) 給紙装置
JP2005035757A (ja) シート取扱装置及び画像読取装置
JP5510990B2 (ja) メールシーラー装置
JP4220863B2 (ja) シート綴じ装置
JP2005035756A (ja) シート取扱装置及び画像読取装置
US12006182B2 (en) Medium feeding device and image reading apparatus
US7328568B2 (en) Device and method for correcting a flexible material web guided to a processing machine
JP3169912B2 (ja) 紙葉類搬送方法
JP2000034042A (ja) 用紙搬送装置
EP2316764B1 (en) Document processing apparatus and method
JPH11322131A (ja) 手差し給紙装置
JP5253185B2 (ja) シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置
JP4814012B2 (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
JP2013139341A (ja) シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置
JPH01127542A (ja) 2枚送り検出方法
JP2000198562A (ja) 給紙装置および方法
JPS63176249A (ja) 画像形成装置