JP2009065265A - 通信システム及び電力線通信装置 - Google Patents

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哲也 堀
Seiji Honda
誠司 本田
Naoshi Hatake
直志 畠
Takeshi Horikawa
毅 堀川
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Abstract

【課題】従来よりも消費電力の低減を図ることが可能な通信システム及び電力線通信装置を提供する。
【解決手段】複合機11は、主スイッチ32がユーザによりオンに操作されると、電力線PLからの商用電流がケーブル13を通じて電源部31に供給される。電源部31は、制御基板33に給電すると共にケーブル15の電力供給線に給電する。電力線通信装置12は、電源部41と、ケーブル15の電力供給線に電力が供給されるとオンに切り替わり、かつ、ケーブル15の電力供給線への電力供給が遮断されるとオフに切り替わるスイッチ42と、を有する。電力線通信装置12は、ケーブル14を介する他の機器との電力線通信とケーブル15のデータ通信線を介する複合機11との通信との間で通信方式を相互に変換する変換部43を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信システム及び電力線通信装置に関するものである。
ネットワークに接続された機器の電力消費量を管理することにより、システム全体の安定した稼働を実現可能な技術が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、ネットワークシステム全体の消費電力を検知しながら、消費電力があるレベルを超えないように、ネットワークシステムを制御し、安定したシステム稼働を実現するサーバ装置及びネットワークシステム並びにそれらの制御方法が開示されている。
特開2002−142385号公報
ここで、近年の環境意識の高まり等から、電力線通信装置を含む通信システムに対して電力消費を低減することが求められている。しかしながら、電力線通信装置は、接続される機器の電源状態に関係なく、常時電源オンの状態である。
本発明は、従来よりも消費電力の低減を図ることが可能な通信システム及び電力線通信装置を提供することを目的とする。
本発明が適用される通信システムは、電源部を有し、指示された処理を行う処理装置と、電源部を有し、通信線及び電力線によって前記処理装置と接続される電力線通信装置と、を含み、前記電力線通信装置は、前記電源部の入力側に配設され、前記処理装置からの前記電力線を通じた電力の供給によりオンになるスイッチを有することを特徴とするものである。
ここで、前記電力線通信装置は、通信線と電力線とが一対に構成されたケーブルにより前記処理装置と前記電力線通信装置とが互いに接続されていることを特徴とすることができる。
本発明が適用される通信システムは、電源部を有し、継続的な不使用により節電モードに移行する節電機能及び当該節電機能による節電モードから復帰させる復帰機能を備え、指示された処理を行う処理装置と、電源部を有し、通信線及び電力線によって前記処理装置と接続される電力線通信装置と、を含み、前記電力線通信装置は、前記処理装置から前記電力線を通じて電力が供給されると前記電源部をオンにする第1の電源スイッチと、前記処理装置が有する前記電源部をオフにするための第2の電源スイッチと、を有することを特徴とするものである。
ここで、前記処理装置は、前記節電機能により節電モードに移行する際に、当該処理装置が有する前記電源部がオフになるように前記第2の電源スイッチを切り替えることを前記電力線通信装置に前記通信線を通じて通知することを特徴とすることができる。この場合には、前記電力線通信装置は、前記電力線通信装置が有する前記電源部から前記電力線を通じて、前記節電機能により節電モードに移行する前記処理装置に電力を供給し、前記電力線により供給される電力の情報を検知する検知部と、前記検知部による検知結果を基に前記復帰機能を実行させるか否かを判断する判断部と、を更に有することを特徴とすることができる。また、前記電力線通信装置は、前記処理装置から前記電力線を通じた電力の供給の代わりに、当該電力線通信装置が有する前記電源部から前記第1の電源スイッチへ電力を供給することを特徴とすることができる。
また、前記電力線通信装置は、電力線通信による受信に起因して前記処理装置が前記復帰機能により節電モードから復帰する際に、当該処理装置の代わりに当該受信に対して応答することを特徴とすることができる。また、前記電力線通信装置は、前記電力線通信装置が有する前記電源部から前記電力線を通じて、前記節電機能により節電モードに移行する前記処理装置に電力を供給し、前記電力線により供給される電力の情報を検知する検知部と、前記検知部による検知結果を基に前記第2の電源スイッチを作動させるか否かを判断する判断部と、を更に有することを特徴とすることができる。
本発明が適用される電力線通信装置は、内蔵電源を有する装置に電力線及び通信線を介して接続される電力線通信装置であって、電源部と、前記装置から前記電力線を通じて電力が供給されると前記電源部をオンにする電源スイッチと、を含むものである。
ここで、前記装置の前記内蔵電源へ給電するための給電路と、前記給電路の途中に配設される別の電源スイッチと、を更に含むことを特徴とすることができる。また、前記電源部の電力を電源スイッチに供給する供給手段を更に含むことを特徴とすることができる。
請求項1によれば、本発明を適用しない場合に比べて通信システム全体の消費電力の低減を図ることが可能になる。
請求項2によれば、電力線と通信線とを共通したケーブルで実現することが可能になる。
請求項3によれば、節電機能を備える処理装置で構成した通信システムにおいて本発明を適用しない場合に比べて消費電力の低減を図ることが可能になる。
請求項4によれば、処理装置が節電モードに移行する際に移行の準備が完了した後に処理装置を電源オフにすることが可能になる。
請求項5によれば、電力線通信装置が、節電モードの処理装置を節電モードから復帰させるタイミングを把握することが可能になる。
請求項6によれば、節電モード時に電力線通信装置の第1の電源スイッチをオン状態に維持することが可能になる。
請求項7によれば、処理装置が受信すべきデータの取得漏れを防止することが可能になる。
請求項8によれば、電力線通信装置は、処理装置が節電モードのときに第2の電源スイッチを作動させるタイミングを把握することが可能になる。
請求項9によれば、本発明を適用しない場合に比べて電力線通信装置の消費電力の低減を図ることが可能になる。
請求項10によれば、接続される処理装置の電源オフを制御することが可能になる。
請求項11によれば、節電モード時に電力線通信装置の電源スイッチをオン状態に維持することが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る通信システムの概略図である。なお、図1の破線はデータ通信路を示し、実線は給電路を示している。
図1に示す通信システムは、電力線通信(PLC(Power Line Communications))を利用して通信可能に構成されている。なお、この通信システムは、例えばオフィスの機器の全体の省エネ管理のためのものであり、給電システムということもできる。
図1に示すように、電力会社からオフィス内に配線された電力線PLには、ケーブル13を介して複合機(処理装置、情報機器、事務機器)11が接続され、そして、ケーブル14を介して電力線通信装置(PLCモジュール)12が接続されている。また、複合機11と電力線通信装置12とがケーブル15を介して相互に接続されている。
このケーブル13は、電力供給線で構成されている。ケーブル14は、電力供給線で構成されており、電力線通信装置12ないし複合機11が電力線PLを通じて他の機器との間で通信重畳信号が送受信可能なように構成されている。ケーブル15は、データ通信線及び電力供給線が一対となって構成されている。
電力線PLには、複合機(処理装置、情報機器、事務機器)21がケーブル24を介して接続されている。また、電力線通信装置(PLCモジュール)22は、複合機21とケーブル23及びケーブル25を介して接続されている。
このケーブル23は、電力供給線で構成されている。ケーブル24は、電力供給線で構成されており、電力線通信装置22ないし複合機21が電力線PLを通じて他の機器との間で通信重畳信号が送受信可能なように構成されている。ケーブル25は、データ通信線及び電力供給線が一対となって構成されている。
ここで、ケーブル15,25として、データ通信線及び電力供給線が一対となって構成されたものを用いているが、データ通信線及び電力供給線が一体となって構成されたものを用いることも考えられる。更に説明すると、ケーブル15,25の電力供給線により、例えば36〜57Vの入力電圧で、最大で12.95Wの電力供給が可能である。このような電力供給として、パワーオーバイーサネット(登録商標)(Power-over-Ethernet(登録商標))接続のような給電ネットワーク接続を介して複合機11,21と電力線通信装置12,22との間の電力供給やデータの授受を行うIEEE802.3afという標準規格を採用することも考えられる。
なお、複合機11、電力線通信装置12及びケーブル13,14,15を第1の実施の形態に係る通信システムとして説明し、また、複合機21、電力線通信装置22及びケーブル23,24,25を第2の実施の形態に係る通信システムとして説明する。また、後述するが、複合機11は、節電機能を有しない機器であり、また、複合機21は、継続的な不使用により節電モードに移行する節電機能及び節電モードから復帰させる復帰機能を有する機器であるものとする。付言すると、複合機11の代わりに、節電機能を有しないプリンタないし情報処理装置を用いることが考えられ、また、複合機21の代わりに、節電機能及び復帰機能を有するプリンタないし情報処理装置を用いることが考えられる。
〔第1の実施の形態〕
図2及び図3は、第1の実施の形態に係る通信システムの構成を説明する概略構成図である。なお、図2は、主スイッチ32がオフの状態を示し、図3は、主スイッチ32がオンの状態を示している。図2及び図3の破線はデータ通信路を示し、実線は給電路を示している。
図2及び図3に示すように、本実施の形態に係る通信システムは、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、複写等の機能を備えた複合機11と、電力線PLに接続されている他の機器との電力線通信をケーブル14を介して行う電力線通信装置12と、を備えている。
複合機11は、上述した各種の機能を実行するための図示しない構成を有する。更に、複合機11は、入力された商用電流(AC)を直流電流(DC)に変換して出力する電源部(電源、AC/DC変換器)31と、ユーザが操作することによりオンオフを切り換える主スイッチ32と、電源部31から電力が供給され、各種の制御を行う制御基板33と、を有する。
図3に示すように、主スイッチ32がユーザによりオンに操作されると、ケーブル13と電源部31とを結ぶ給電路の途中(商用電流の入力側)に位置するスイッチがオンに切り替わる。これにより、電力線PLからの商用電流がケーブル13を通じて電源部31に供給される。そして、電源部31から出力された直流電流は、制御基板33に供給されると共に、ケーブル15の電力供給線に供給される。
また、図2に示すように、主スイッチ32がユーザによりオフに操作されると、スイッチがオフに切り替わり、電源部31への商用電流の供給が遮断される。電源部31は、これによりオフ(電源オフ)になる。
制御基板33は、内部のデータ伝送路としてのバス34と、バス34に接続され、図示しないメモリに記憶されたプログラム(命令)を実行することで様々な数値計算、情報処理及び機器制御等を行うCPU(Central Processing Unit)35と、バス34に接続され、ケーブル15のデータ通信線を通じた電力線通信装置12との通信を行う通信部36と、を有する。
電力線通信装置12は、入力された商用電流を直流電流に変換して出力する電源部(電源、AC/DC変換器)41と、ケーブル15の電力供給線に電力が供給されるとオンに切り替わり、かつ、ケーブル15の電力供給線への電力供給が遮断されるとオフに切り替わるスイッチ(第1の電源スイッチ、電源スイッチ)42と、を有する。更に説明すると、このスイッチ42は、複合機11からのケーブル15の電力供給線を通じた電力の供給によりオンになるものである。具体的には、スイッチ42は、ケーブル14と電源部41とを結ぶ給電路の途中(電源部41の入力側。商用電流の入力側)に配置されている。また、スイッチ42は、例えばリレー等で構成することが考えられる。
また、電力線通信装置12は、ケーブル14を介する他の機器との電力線通信とケーブル15のデータ通信線を介する複合機11との通信との間で通信方式を相互に変換する変換部43を有する。
図3に示すように、スイッチ42がオンに切り替わると、電力線PLからの商用電流がケーブル14の電力供給線を通じて電源部41に供給される。電源部41は、これによりオン(電源オン)になる。そして、電源部41から出力された直流電流は、変換部43に供給される。これにより、電力線通信装置12は、起動する。
また、図2に示すように、スイッチ42がオフに切り替わると、電源部41への商用電流の供給が遮断される。電源部41は、これによりオフ(電源オフ)になる。
このように構成されている通信システムでは、複合機11の主スイッチ32のオン/オフに連動してケーブル15への電力供給が制御される。図2及び図3に示すように、ケーブル15への電力供給の有無によって電力線通信装置12におけるスイッチ42のオン/オフが切り替わる。したがって、電力線通信装置12の電源部41は、複合機11の主スイッチ32に連動してオンオフ制御される。更に説明すると、複合機11の主スイッチ32がオフのときには、電力線通信装置12の消費電力がゼロになる。
〔第2の実施の形態〕
図4〜図6は、第2の実施の形態に係る通信システムの構成を説明する概略構成図である。なお、図4は、電源オフの状態を示し、図5は、電源オンの状態を示し、図6は、節電モード(省エネモード)の状態を示している。また、図4〜図6の破線はデータ通信路を示し、実線は給電路を示している。また、図5及び図6の太線は、実際に給電されている状態を示している。
図4〜図6に示すように、本実施の形態に係る通信システムは、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、複写等の機能を備えた複合機21と、電力線PLに接続されている他の機器との電力線通信をケーブル24を介して行う電力線通信装置22と、を備えている。なお、電力線通信装置22は、後述するように、所定の時間にわたって使用されないときに通常のモードから節電モードに自動で移行する機能を有し、かつ、節電モードから通常のモードに復帰させるためにユーザが操作する節電復帰スイッチ(節電スイッチ)51を有している。
複合機21は、上述した各種の機能を実行するための図示しない構成を有する。また、複合機21は、複合機11の場合と同じ構成の電源部31と、複合機11の場合と同じ構成の主スイッチ32と、を有する。更に、複合機21は、ユーザが操作することにより節電モードから復帰させるための節電復帰スイッチ51と、電源部31から電力が供給され、各種の制御を行うコントローラ52と、を有する。
また、複合機21は、ケーブル23から電源部31へ給電される給電路の途中に配設され、電源部31への商用電流の供給について入り切りするスイッチ53と、ケーブル25の電力供給線と節電復帰スイッチ51との間に配設され、節電復帰スイッチ51への給電について入り切りするスイッチ54と、を有する。付言すると、節電復帰スイッチ51は、スイッチ54が入っていないとユーザが操作しても節電モードから復帰しないものである。
コントローラ52は、内部のデータ伝送路としてのバス55と、バス55に接続され、図示しないメモリに記憶されたプログラム(命令)を実行することで様々な数値計算、情報処理及び機器制御等を行うCPU56と、バス55に接続され、物理層の送受信を行うPHY(physical layer controller)57と、を有する。このPHY57は、バスデータとイーサネット(登録商標)のデータとの間で変換するものである。
CPU56は、電源部31のためのスイッチ53の入り切り動作を制御する。また、CPU56は、節電復帰スイッチ51のためのスイッチ54の入り切り動作を制御する。すなわち、スイッチ53とスイッチ54の各々は、CPU56の指示によって入り切り動作が行われる。
また、CPU56は、主スイッチ32のオン/オフの状態を監視している。具体的に説明すると、コントローラ52から主スイッチ32に電力が供給され、その電圧をCPU56がモニタしている。その電圧は、主スイッチ32がオン状態とオフ状態とで互いに異なる値になるので、CPU56は、その電圧を検出することにより、主スイッチ32がオンなのかオフなのかの情報を取得する。
更に説明すると、ユーザにより主スイッチ32がオフに切り替えられたときでも、CPU56によりスイッチ53が切られるまでは、電源部31に商用電流が供給される。このため、CPU56は、スイッチ53を切るタイミングを制御することができる。すなわち、CPU56は、ユーザにより主スイッチ32がオンからオフに切り替えられたことを検知したときには、所定の終了動作を行い、その完了後にスイッチ53を切る。CPU56によりスイッチ53が切られると、電源部31への商用電流の供給が停止される。
電力線通信装置22は、電力線通信装置12の場合と同じ構成の電源部41と、電源部41からの電力(図6参照)又はケーブル25の電力供給線からの電力(図5参照)が供給され、各種の制御を行うPLCコントローラ61と、を有する。
また、電力線通信装置22は、ケーブル24からケーブル23を介して複合機21へ給電される給電路63と、給電路63の途中に位置し、複合機21への商用電流の供給について入り切りするスイッチ(第2の電源スイッチ、別の電源スイッチ)62と、ケーブル24から電源部41へ給電される給電路の途中に位置し、電力線通信装置12の場合と同じ構成のスイッチ42と、を有する。
スイッチ42がオンの状態であれば、電源部41に商用電流が供給され、また、スイッチ42がオフの状態であれば、電源部41に商用電流が供給されない。更に説明すると、このスイッチ42は、電源部41からの電力(図6参照)が供給されると、オンに切り替わり、そのような電力の供給が停止すると、オフに切り替わる。また、スイッチ42は、ケーブル25の電力供給線を介する複合機21からの電力(図5参照)が供給されると、オンに切り替わり、そのような電力の供給が停止すると、オフに切り替わる。
PLCコントローラ61は、内部のデータ伝送路としてのバス71と、バス71に接続され、図示しないメモリに記憶されたプログラム(命令)を実行することで様々な数値計算、情報処理及び機器制御等を行うCPU(判断部)72と、バス71に接続され、物理層の送受信を行うPHY73と、を有する。
また、PLCコントローラ61は、電力線PLないしケーブル24から所定の信号を取り出したり重畳したりするカプラ(Coupler)74を有する。また、PLCコントローラ61は、バス71に接続され、カプラ74で取り出した信号をデジタルに変換したりカプラ74で重畳する信号をアナログに変換したりするAFE(Analog Front End)75を有する。このAFE75は、アナログ通信とデジタル通信との変換器ということができる。
また、PLCコントローラ61は、電源部41からスイッチ42への給電及び電源部41からケーブル25の電力供給線を介する複合機21への給電(図6参照)を、入り切りすることで制御するスイッチ76を有する。また、PLCコントローラ61は、ケーブル25の電力供給線を流れる電流値を検知して検知結果をCPU72に送信する電流検知部(検知部)77を有する。
CPU72は、電流検知部77からの検知結果に基づいて、複合機21の節電復帰スイッチ51が押されたことを認識することができる。また、CPU72は、電流検知部77からの検知結果に基づいて、複合機21の主スイッチ32がオフに切り替えられたことを認識することができる。
CPU72は、複合機21の給電のためのスイッチ62の入り切り動作を制御する。また、CPU72は、ケーブル25の電力供給線を通じた複合機21側への給電及びスイッチ42への給電のためのスイッチ76の入り切り動作を制御する。すなわち、スイッチ62とスイッチ76の各々は、CPU72の指示によって入り切り動作が行われる。
図7は、本形態に係る通信システムの主スイッチ32がオフからオンに切り替えられたときの処理手順を示すフローチャートである。
複合機21の主スイッチ32がオフのときには、図4に示すように、複合機21のスイッチ53が切られ、スイッチ54が入っている。また、電力線通信装置22のスイッチ62は入っており、スイッチ76は切られている。電力線通信装置22のスイッチ42は、給電されていないためにオフである。
そして、複合機21の主スイッチ32がユーザによりオンに切り替えられると(ステップ101)、複合機21の電源部31がオンになり、電源部31からコントローラ52への給電が開始される(ステップ102)。そして、コントローラ52のCPU56は初期設定を行い(ステップ103)、その後、CPU56は、スイッチ53,54の入り切り動作を制御する。具体的には、CPU56は、スイッチ53を入れると共にスイッチ54を切る(ステップ104)。
電源部31により供給されている電力は、コントローラ52からケーブル25の電力供給線を通じて電力線通信装置22に給電される(ステップ105)。そして、ケーブル25を通じて供給される電力は、スイッチ42に供給され、これにより、スイッチ42は、オンに切り替わる(ステップ106)。
すると、電力線通信装置22の電源部41がオンになり、電源部41からPLCコントローラ61への給電が開始される(ステップ107)。これにより、PLCコントローラ61のCPU72が初期設定を行い(ステップ108)、主スイッチ32のオン状態への切り替えに伴う一連の処理手順が終了する。
ここで、電源部31からの電力は、主スイッチ32に供給され、これにより、CPU56は、その電圧をモニタして主スイッチ32のオン状態かオフ状態かの情報を取得する。したがって、CPU56は、ユーザにより主スイッチ32がオンからオフに切り替えられたことを検出することができる。
続けて、主スイッチ32がオンの状態(図5参照)からオフの状態(図4参照)に切り替えられたときの処理手順を説明する。複合機21のCPU56が主スイッチ32がオフに切り替えられたことを検出すると、CPU56は、スイッチ54を入れてスイッチ53を切るように入り切り動作を制御する。これにより、複合機21の電源部31がオフになる。
すると、複合機21からケーブル25の電力供給線を通じて電力線通信装置22のPLCコントローラ61への給電が停止し、かつ、スイッチ42への給電も停止する。これにより、スイッチ42がオフになり、電力線通信装置22の電源部41もオフになる。
図8は、本形態に係る通信システムが節電モードに移行する処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すフローチャートでは、複合機21のCPU56は、予め定められた節電モード移行条件を満たすか否かを判断し(ステップ201)、満たすと判断すると、スイッチ53を切ると共にスイッチ54を入れる(ステップ202)。そして、CPU56は、節電モード移行の準備が整うと、ケーブル25のデータ通信線を通じて電力線通信装置22に、節電モードに移行するように指示する(ステップ203)。すなわち、CPU56は、電力線通信装置22に対してケーブル25のデータ通信線を介して電源オフの許可を通知する。
電源オフの許可が通知された電力線通信装置22のCPU72は、スイッチ62,76の入り切り動作を制御する。具体的には、CPU72は、スイッチ76を入れると共にスイッチ62を切る(ステップ204)。これにより、スイッチ62が切られることにより、複合機21の電源部41をオフにすることができる。このスイッチ62の作用に着目すると、スイッチ62は、複合機22の電源部41をオフにするための部品と言うことができる。
また、スイッチ76を入れることにより、電源部41の電力がスイッチ42に供給される。このスイッチ76の作用に着目すると、スイッチ76は、ケーブル25の電力供給線を通じて複合機21の電源部31からの電力がスイッチ42に供給されないときに、その代わりとして、スイッチ42に電源部41の電力を供給するための供給手段と言うことができる。
このようにして、複合機21が主導する形で図6に示す節電モードの状態にする。
なお、節電モードのときには、複合機21は、ケーブル25の電力供給線を通じて電力供給を受けることになる。付言すると、複合機21に供給される電力は、コントローラ52には供給されず、主スイッチ32及び節電復帰スイッチ51に供給される。
このようにすることで、節電モードのときに、節電復帰スイッチ51がユーザにより押されたことを電力線通信装置22側で認識することができ、節電モードからの復帰を円滑に行うことができる。また、節電モードのときに、主スイッチ32がユーザによりオフに切り替えられたことを認識することができる。
図9は、本形態に係る通信システムが節電モードにおける処理手順を示すフローチャートである。なお、節電モードの状態では、電力線通信装置22側が主導して節電モードへの復帰及び電源オフの状態への処理を行うことになる。
図9に示すフローチャートでは、節電モードの電力線通信装置22は、節電モードから復帰するか否か、及び、電源を遮断するか否かを所定の手順で判断し処理する。具体的に説明すると、節電モードの電力線通信装置22において、CPU72は、まず、電力線PL及びケーブル24を通じてデータを受信したか否かを判断する(ステップ301)。ステップ301において、CPU72は、受信したデータが例えば確認データ(例えば電源が入っているかの問合せデータ)であると判断すると、電流検知部77からの検知結果を取得し(ステップ302)、その検知結果に基づいて節電復帰スイッチ51が操作されたか否かを判断する(ステップ303)。
ステップ303において、CPU72は節電復帰スイッチ51が押されていないと判断すると、次に、電流検知部77から取得した検知結果に基づいて主スイッチ32がオフに切り替えられたか否かを判断する(ステップ304)。
CPU72は、主スイッチ32がオフに切り替えられていないと判断すると、ステップ301に戻る。その一方で、CPU72は、主スイッチ32がオフに切り替えられたと判断すると、電源をオフにする処理を開始する。すなわち、CPU72は、スイッチ62を入れて(ステップ305)、その後、スイッチ76を切る(ステップ306)。そして、スイッチ76が切られると、スイッチ42への給電が停止され、これにより、スイッチ42がオフになり、電源部41がオフになる。
なお、電源をオフにする際にスイッチ62を入れるのは、次に複合機21の主スイッチ32がユーザによりオンに切り替えられたときに電源部31がオンになるようにしておくためである。
ステップ303において、CPU72は節電復帰スイッチ51が押されたと判断すると、スイッチ62を入れる(ステップ307)。スイッチ62が入ると、複合機21の電源部31に商用電流が供給され、電源部31からコントローラ52に給電される。複合機21のCPU56は、スイッチ53を入れてスイッチ54を切る。その後、電力線通信装置22のCPU72は、複合機21のCPU56からケーブル25のデータ通信線を通じて電源がオンになったことの通知を受けると、スイッチ76を切る(ステップ308)。これにより、複合機21への給電が、図6に示す形態から図5に示す形態に変わる。
ステップ301において、電力線通信装置22のCPU72は、受信したデータが例えばプリントデータであると判断すると、複合機21を節電モードから復帰させる必要があるか否か(復帰必要性)を判断する(ステップ309)。CPU72は、復帰させる必要があると判断すると、スイッチ62を入れる(ステップ310)。
次に、CPU72は、複合機21が復帰動作途中であり、複合機21が復帰して返信可能になる前に返信する必要があるか否かを判断する(ステップ311)。その必要があると判断すると、CPU72は、複合機21の代わりに代理で電力線通信により応答し(ステップ312)、ステップ308に進む。また、その必要がないと判断すると、CPU72はそのままステップ308に進む。このように、電力線通信装置22が代理応答することで、受信するデータの取りこぼしが防止される。
ステップ309において、電力線通信装置22のCPU72は、複合機21を復帰させる必要がないと判断すると、次に、返信が必要か否かを判断する(ステップ313)。必要がないと判断すると、ステップ301に戻り、必要があると判断すると、CPU72は、問合せ内容に代理で応答し(ステップ314)、ステップ301に戻る。
本実施の形態に係る通信システムの概略図である。 第1の実施の形態に係る通信システムの構成を説明する概略構成図である。 第1の実施の形態に係る通信システムの構成を説明する概略構成図である。 第2の実施の形態に係る通信システムの構成を説明する概略構成図である。 第2の実施の形態に係る通信システムの構成を説明する概略構成図である。 第2の実施の形態に係る通信システムの構成を説明する概略構成図である。 第2の形態に係る通信システムの主スイッチがオフからオンに切り替えられたときの処理手順を示すフローチャートである。 第2の形態に係る通信システムが節電モードに移行する処理手順を示すフローチャートである。 第2の形態に係る通信システムが節電モードにおける処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
11,21…複合機、12,22…電力線通信装置、13,14,15,23,24,25…ケーブル、31,41…電源部、32…主スイッチ、33…制御基板、34,55,71…バス、35,56,72…CPU、36…通信部、42,53,54,62,76…スイッチ、43…変換部、51…節電復帰スイッチ、52…コントローラ、57,73…PHY、61…PLCコントローラ、63…給電路、74…カプラ、75…AFE、77…電流検知部、PL…電力線

Claims (11)

  1. 電源部を有し、指示された処理を行う処理装置と、
    電源部を有し、通信線及び電力線によって前記処理装置と接続される電力線通信装置と、
    を含み、
    前記電力線通信装置は、
    前記電源部の入力側に配設され、前記処理装置からの前記電力線を通じた電力の供給によりオンになるスイッチを有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記電力線通信装置は、通信線と電力線とが一対に構成されたケーブルにより前記処理装置と前記電力線通信装置とが互いに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 電源部を有し、継続的な不使用により節電モードに移行する節電機能及び当該節電機能による節電モードから復帰させる復帰機能を備え、指示された処理を行う処理装置と、
    電源部を有し、通信線及び電力線によって前記処理装置と接続される電力線通信装置と、
    を含み、
    前記電力線通信装置は、
    前記処理装置から前記電力線を通じて電力が供給されると前記電源部をオンにする第1の電源スイッチと、
    前記処理装置が有する前記電源部をオフにするための第2の電源スイッチと、
    を有することを特徴とする通信システム。
  4. 前記処理装置は、前記節電機能により節電モードに移行する際に、当該処理装置が有する前記電源部がオフになるように前記第2の電源スイッチを切り替えることを前記電力線通信装置に前記通信線を通じて通知することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記電力線通信装置は、
    前記電力線通信装置が有する前記電源部から前記電力線を通じて、前記節電機能により節電モードに移行する前記処理装置に電力を供給し、
    前記電力線により供給される電力の情報を検知する検知部と、
    前記検知部による検知結果を基に前記復帰機能を実行させるか否かを判断する判断部と、
    を更に有することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  6. 前記電力線通信装置は、前記処理装置から前記電力線を通じた電力の供給の代わりに、当該電力線通信装置が有する前記電源部から前記第1の電源スイッチへ電力を供給することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  7. 前記電力線通信装置は、電力線通信による受信に起因して前記処理装置が前記復帰機能により節電モードから復帰する際に、当該処理装置の代わりに当該受信に対して応答することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  8. 前記電力線通信装置は、
    前記電力線通信装置が有する前記電源部から前記電力線を通じて、前記節電機能により節電モードに移行する前記処理装置に電力を供給し、
    前記電力線により供給される電力の情報を検知する検知部と、
    前記検知部による検知結果を基に前記第2の電源スイッチを作動させるか否かを判断する判断部と、
    を更に有することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  9. 内蔵電源を有する装置に電力線及び通信線を介して接続される電力線通信装置であって、
    電源部と、
    前記装置から前記電力線を通じて電力が供給されると前記電源部をオンにする電源スイッチと、
    を含む電力線通信装置。
  10. 前記装置の前記内蔵電源へ給電するための給電路と、
    前記給電路の途中に配設される別の電源スイッチと、
    を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の電力線通信装置。
  11. 前記電源部の電力を電源スイッチに供給する供給手段を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の電力線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013046138A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Honda Motor Co Ltd 電力線通信システム
US9287932B2 (en) 2009-05-19 2016-03-15 Thomson Licensing Stand-by power mode for power line modem

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