JP2009064799A - フレキシブル回路基板実装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレキシブル回路基板実装体のフレキシブル回路基板片を高精度に且つ容易に実装することができ、またフレキシブル基板片に何らかの外力が働いた場合に発生する位置ずれを防止し、安定して外部から信号を供給することができる、信頼性の高いフレキシブル回路基板実装体を提供すること。
【解決手段】フレキシブル回路基板実装体を構成するフレキシブル回路基板片に位置決め突起と位置決め孔を形成し、フレキシブル回路基板片を積層する際に位置決め突起と位置決め孔の双方を嵌合させることで位置決め精度を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板の両面に配線を有する実装基板にフレキシブル回路基板を実装したフレキシブル回路基板実装体に関する。
基板の両面に配線を有する実装基板において、3枚の透明基板間に二層の液晶層を挟持して積層配置することで形成される液晶パネルのそれぞれの液晶層で、異なる表示を行うために、その両面の配線のそれぞれに、第1と第2のフレキシブル回路基板(以下、第1、第2のFPCとする)を実装したフレキシブル回路基板実装体が提案されている(例えば特許文献1参照)。
以下、この従来のフレキシブル回路基板実装体の構造を図面に基づいて説明する。図10(a)は、従来のフレキシブル回路基板実装体における液晶パネル100の構成と、フレキシブル回路基板実装体を示す斜視図を示しており、図10(b)は、その断面図を示している。
まず、液晶パネル100の構造について説明する。
図10(a)、(b)に示すように、液晶パネル100は、3枚の透明基板1、2、3の間に、二層の液晶層(図示せず)をそれぞれ挟持して積層配置される構造となっている。その3枚の透明基板1〜3の内の透明基板2(以下、中基板2とする)を、2枚の透明基板1、3(以下、外基板1、3とする)に対して突出させる。なお、この中基板2の表面には、第1の基板配線5が形成され、中基板2の裏面には、第2の基板配線6が形成されており、二層の液晶層は、第1の基板配線5と第2の基板配線6に電力を印加することで、液晶を駆動できる構成となっている。また、突出させた中基板2には、実装領域4が形成され、実装領域4には、中基板2に形成した第1の基板配線5と第2の基板配線6とが露出した構成となっている。この液晶に供給される電力は、実装領域4に形成された第1の基板配線5と第2の基板配線6とから供給する。この様に、中基板2に形成されている第1の基板配線5と第2の基板配線6は、中基板2の両面に重なって形成されている。
次に、液晶パネル100の中基板2の表面に形成された、第1の基板配線5に電力を供給するための第1のFPC10と、中基板2の裏面に形成された第2の基板配線6に電力を供給するための第2のFPC11について説明する。
第1のFPC10は、中基板2の実装領域4の表面に実装される。第1のFPC10の片面には、液晶パネルに100に電力を供給するための配線パターン(図示せず)が形成されており、実装領域4の第1の基板配線5と、第1のFPC10の配線パターンとが重なり合うようにして実装される。
また、第2のFPC11は、中基板2の実装領域4の裏面に実装される。第2のFPC11の片面には、液晶パネルに100に電力を供給するための配線パターン(図示せず)が形成されており、実装領域4の第2の基板配線6と、第2のFPC11の配線パターンとが重なり合うようにして実装される。
以上のように、液晶パネル100の実装領域4は、第1のFPC10と第2のFPC11によって挟持される構成となる。実装領域4における、第1及び第2のFPC10、11の電気的接続は、ACF(Anisotropic Conductive Film)等の異方性導電部材を用いて行われる。
さらに、第1のFPC10と第2のFPC11は、導通領域19において第1及び第2のFPC10、11に形成された、図示しない配線パターンが互いに平行に重なるようにして接続される。第1及び第2のFPC10、11における導通領域19は、実装領域4に実装される端部に対して反対側の端部に設けられており、導通領域19における第1及び第2のFPC10、11の電気的な接続も、異方性導電部材を用いて行われる。
この様にして、液晶パネル100に設けられた二層の液晶層は、第1のFPC10と第2のFPC11とにより、導通領域19と実装領域4とを介し同じ電力を供給することが出来る構成となる。
特開2007−86162号公報(第5−6頁、第1図)
特許文献1に記載の第1のFPC10と第2のFPC11は、図10(b)に示すように、液晶パネル100の中基板2に設けられた実装領域4と、第1及び第2のFPCを接続する導通領域19の2箇所とを、同時に電気的な接続を行って構成しているため、実装領域4における、第1及び第2のFPC10、11に形成された配線パターンと、中基板2に形成された第1の基板配線5、または第2の基板配線6との位置決めと、導通領域19における第1及び第2のFPC10、11に形成された互いの配線パターンの位置決めの全ての接続を、同時に行う必要がある。この様に、第1及び第2のFPC10、11の位置を並行に貼り付ける作業は、非常に困難な作業であり、配線パターンピッチを狭くし、第1、第2のFPC10、11の幅を狭くすれば、なお困難となる。
そこで、本発明の目的は上記課題を解決し、フレキシブル回路基板実装体を高精度に位置決めすると共に、位置決め後の位置ずれを防止することができ、フレキシブル回路基板実装体の接続部の配線パターンが極めて狭いピッチの場合においても、安定して外部から信号を供給することができ、また信頼性の高いフレキシブル回路基板実装体を提供することである。
本発明のフレキシブル回路基板実装体は、上記の目的を達成するため、基本的に下記に記載の構成要件を有するものである。
本発明のフレキシブル回路基板実装体は、一方の基板表面に形成された第1の基板配線と、他方の基板表面に形成された第2の基板配線とを有する実装基板と、上記第1の基板配線に給電を行うための第1のフレキシブル回路基板片と、上記第2の基板配線に給電を行うための第2のフレキシブル回路基板片とを有し、上記第1、第2のフレキシブル回路基板片は、上記実装基板における上記第1、第2の基板配線のそれぞれに電気的に接続し、上記実装基板とは離れたところで、上記第1のフレキシブル回路基板片に形成された位置決め突起と、上記第2のフレキシブル回路基板片に形成された位置決め孔とを嵌合させることによって一体的に固着されていることを特徴とするものである。
上記発明によれば、上記第1のフレキシブル回路基板片と、第2のフレキシブル回路基板片との位置決めのための位置決めピンや位置決め孔を、別途設ける必要がなく、第1及び第2のフレキシブル基板片が小型化された場合においても、高精度に位置決めすることができる。
また、本発明によれば、上記第1のフレキシブル回路基板片に形成された位置決め突起と、上記第2のフレキシブル回路基板片に形成された位置決め孔とを嵌合させることによ
り、位置決め後に上記第1及び第2のフレキシブル基板片に、何らかの外力が働いた場合に発生する位置ずれを防止することができる。
また、本発明のフレキシブル回路基板実装体は、上記位置決め突起と上記位置決め孔とを嵌合させる位置は、上記第1と第2のフレキシブル回路基板片に形成された配線パターンの導通を取る領域の内側に形成されていることを特徴とするものである。
また、上記位置決め突起と位置決め孔の形状は、突起と孔が嵌合できる形状であれば、どの様な形状としていてもよい。
さらに、上記位置決め突起と位置決め孔は、上記導通を取る領域に設けられた配線パターンに、複数形成するようにしてもよい。
また、本発明のフレキシブル回路基板実装体は、上記基板配線が両面に形成された液晶パネルの透明基板であることを特徴とするものである。
また、本発明のフレキシブル回路基板実装体は、上記液晶パネルが、可変焦点レンズとして機能する液晶レンズであることを特徴とするものである。
本発明によれば、3枚の透明基板を用いて液晶層を挟持した液晶パネルの外形サイズが小型となり、上記第1のフレキシブル回路基板片と、第2のフレキシブル回路基板片のサイズもそれに伴って小型となったとしても、透明基板と基板片とを高精度に位置決めして固着することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、上記第1のフレキシブル回路基板片に形成された位置決め突起と、上記第2のフレキシブル回路基板片に形成された位置決め孔とを嵌合させることにより、両部材の位置決めを行った後に、上記第1及び第2のフレキシブル基板片に何らかの外力が働いたとしても、この嵌合部の固着作用により、ここで発生する位置ずれを防止することができる。そのため、本発明を適用すれば、容易且つ確実に作業を行うことができるという、本願発明の特有の効果を奏する。
さらには、本発明によれば、上記第1のフレキシブル回路基板片と、上記第2のフレキシブル回路基板片との位置決めにおいて使用する部材を、別途用意する必要がなくなるため、製造コストを低減させることにも効果的である。
以下に添付図面を参照して、この発明のフレキシブル回路基板実装体の最良な実施形態を詳細に説明する。なお、以下の添付図面に記載の構成は、フレキシブル回路基板実装体における実装基板を液晶パネルの配線基板を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の実装基板にも適用できる発明であることに留意されたい。また、説明を容易にするために、説明で使用する図面で示す形態は、実際の寸法とは異なる大きさとなっていることにも留意されたい。
まず、本発明のフレキシブル回路基板実装体の構成例について詳細に説明をする。
図1(a)は、本発明のフレキシブル回路基板実装体の構成例を示す斜視図を示しており、図1(b)は、その上部平面図を示しており、図1(c)は、その断面図を示している。
図1(a)〜(c)に示すように、本発明のフレキシブル回路基板実装体は、液晶パネル100の実装領域4に、第1のFPC10と第2のFPC11とが実装された形態となっており、第1と第2のFPC10、11とを組み合わせたフレキシブル回路基板101を有して構成される。実装の構成は、前述した従来の構成と同様となっている。
第1のFPC10は、液晶パネル100に外部信号を伝送するための第1の配線パターン15と、第1の配線パターン15とを保持するための第1のベース基板13とから構成されている。第1のFPC10は、第1の配線パターン15が、液晶パネル100の中基板2の表面に形成された第1の基板配線5と重なる様にして、中基板2の実装領域4に接続して固定されている。この様にして、液晶パネル100の外基板1、中基板2の間に挟持された液晶層を駆動する電力は、第1のFPC10を介して入力する構成となっている。
また、第2のFPC11は、液晶パネル100に外部信号を伝送するための第2の配線パターン16と、第2の配線パターン16を保持するための第2のベース基板14とから構成されている。第2のFPC11は、第2の配線パターン16が、液晶パネル100の中基板2の裏面に形成された第2の基板配線6と重なる様にして、中基板2の実装領域4に接続して固定されている。この様にして、液晶パネル100の中基板2、外基板3の間に挟持された液晶層を駆動する電力は、第2のFPC11を介して入力する構成となっている。
なお、上記中基板2の実装領域4における第1及び第2の基板配線5、6と、第1及び第2のFPC10、11の第1、第2の配線パターン15、16との電気的な接続は、従来の構成と同様に、異方性導電部材(図示せず)を用いて行われる。
さらに、第1のFPC10の第1の配線パターン15と、第2のFPC11の第2の配線パターン16は、導通領域19において互いの配線パターンが重なるようにして積層して配置されている。この導通領域19は、液晶パネル100と、第1及び第2のFPC10、11とを接続する実装領域4以外の領域(実装基板である中基板2から離れたところ)に形成され、また、第1及び第2のFPC10、11の第1の配線パターン15と、第2の配線パターン16とを積層して配置する際に、電気的な導通を十分に取れる位置に形成するものとする。さらに、第1及び第2の配線パターン15、16の導通領域19には、互いの配線パターンを位置決めする嵌合部22が、少なくとも導通領域19の2箇所に形成されているものとする。
次に、導通領域19における第1のFPC10と、第2のFPC11とを位置決めする嵌合部22の構造について、図2を用いて詳細を説明する。
図2に示す様に、導通領域19の嵌合部22において、第1のFPC10の第1の配線パターン15の表面には、位置決め突起17が形成されている。また、第2のFPC11の第2の配線パターン16には、第2の配線パターンと、第2のベース基板14とを貫通するように、位置決め孔18が形成されている。この位置決め突起17と位置決め孔18とは、互いに嵌合するサイズとするのが肝要である。そして、第1のFPC10と第2のFPC11との位置決めは、少なくとも導通領域19の2箇所に形成された位置決め突起17と、位置決め孔18とを嵌合させることにより決まり、位置決め突起17と位置決め孔18とは、嵌合した時に第1の配線パターン15と、第2の配線パターン16とが平行に重なるサイズとしてある。そして、この導通領域19にて、熱硬化性の樹脂20に含まれる導電粒子21を、第1、第2の配線パターン15、16で挟持することで、これらパターンは、電気的に接続される。なお、この位置決め突起17と位置決め孔18の形状は、双方が嵌合する形状であれば特に特定されるものではない。
また、液晶パネル100に設けられた液晶層を駆動する電力は、第1と第2のFPC10、11とにより、実装領域4を介して供給され、第1と第2のFPC10、11を導通領域19にて接続することで、外基板1と中基板2、また中基板2と外基板3に挟持された液晶層に、同じ電力を同時に供給できるようになっている。
この様に、液晶パネル100に、上記第1及び第2のFPC10、11を実装することで、上記液晶パネル100である実装基板(中基板2)が小型化され、実装領域4における第1及び第2の基板配線5、6の配線幅を狭くしなくてはならない場合であっても、第1のFPC10の位置決め突起17と、第2のFPC11の位置決め孔18とを嵌合させて両部材の位置決めを行えば、第1及び第2のFPC10、11の実装位置を、正確に規定することができる。これによって、フレキシブル回路基板実装体の、各部品の組み立て精度を向上させて、組み立て作業を行うことができる。また、安定した外形形状のフレキシブル回路基板実装体を製造することが出来る。
次に、上記第1のFPC10に配した位置決め突起17と、第2のFPCに配した位置決め孔18の製造方法について説明する。
まず、第1のFPC10における位置決め突起17の製造方法について、図3を用いて説明する。図3(a)〜(d)は、前述した第1のFPCの製造方法を示す図面である。
まず、図3(a)に示すように、Cu(銅)等の導電材料でから成る第1の配線パターン15を、第1のベース基板13の表面に形成する。
次に、図3(b)に示すように、位置決め突起を形成する領域31以外の領域に、感光性のレジスト30を形成する。このレジスト30を基板表面に塗布した後に、位置決め突起を形成する領域31のレジスト30を開口させる。
次に、図3(c)に示すように、図3(b)で示した位置決め突起を形成する領域31に、第1の配線パターン15を形成した部材と同様の導電材料を用いて、電気メッキ法により位置決め突起17を形成する。
次に、図3(d)に示すように、レジスト30を除去し、第1の配線パターン15に、位置決め突起17を配した、目的の第1のFPC10が完成する。
次に、第2のFPC11における位置決め孔18の製造方法について、図4を用いて説明する。図4(a)(b)は、第2のFPCの製造方法を示す図面である。
まず、図4(a)に示すように、Cu(銅)等の導電材料である第2の配線パターン16を、第2のベース基板14の表面に形成する。
次に、図4(b)に示すように、第2のベース基板14と配線パターン16とを貫通するように貫通孔を形成することで、第2のベース基板14と第2の配線パターン16に、位置決め孔18を配した、目的の第2のFPC11が完成する。
次に、図5を用いて、液晶パネル100と第1のFPC10と第2のFPC11とから成る、フレキシブル回路基板実装体の組み立て方法について説明する。図5(a)〜(c)は、第1と第2のFPC10、11を実装基板に実装して、液晶パネル100を製造する工程を示す図面である。
まず、図5(a)に示すように、位置決め孔18を配した第2のFPC11を、第2の配線パターン16が、液晶パネル100を積層する方向に位置するよう設置する。
次に、図5(b)に示すように、液晶パネル100を、第2のFPC11の上に積層する。このとき、液晶パネル100の中基板2に形成された基板配線6(図示せず)と、第2のFPC11の第2の配線パターン16とが、実装領域4で重なって両配線が電気的に導通する様に積層する。
次に、図5(c)に示すように、第1のFPC10を、液晶パネル100と第2のFPC11の上に積層する。このとき、第1のFPC10を、第1の配線パターン15(図示せず)が、第2のFPC11が伸延する方向に重ね合わせて、かつ第1のFPC10に設けた位置決め突起17が、第2のFPC11に設けた、図5(a)(b)に示した位置決め孔18と嵌合する位置で積層する。
このとき、実装領域4における第1の配線パターン15と、液晶パネル100の中基板2に形成された第1の基板配線5は、位置決め突起17と位置決め孔18とを嵌合させることにより、特に特別な位置合わせの作業を行わなくとも、互いに重なり合う。
以上のように、液晶パネル100の中基板2に形成された実装領域4で、第1の及び第2の基板配線5、6と、第1及び第2のFPC10、11に形成された第1及び第2の配線パターン15、16とが、互いに重なり合うように積層して配置し、さらに、導通領域19において、第1及び第2の配線パターン15、16も、互いに重なり合うよう積層する際に、第1のFPC10に配した位置決め突起17と、第2のFPC11に配した位置決め孔18とを嵌合させて積層配置させる。この様に、フレキシブル回路基板実装体を構成すれば、正確且つ容易に第1、第2のFPC10、11を液晶パネル100に載置することができる。
次に、本発明のフレキシブル回路基板実装体の他の構成例について説明する。先の実施例で示した形態では、第2のFPCに貫通孔が形成されて位置決め孔となっていたが、本実施例に示す形態では、この位置決め孔が、貫通孔ではなく凹部形状となっていることが両実施例の相違点となっている。本実施例の説明は、この相違点について主に説明をする。
図6(a)は、本発明のフレキシブル回路基板実装体の構成を示す正面図であり、図6(b)は、その断面図を示している。また、図6(c)は、図6(b)で示した第1、第2のFPC50、51の嵌合部の詳細を示す図である。なお、図6では、第1のFPC50の位置決め突起と、第2のFPC51の位置決め孔とが、ともに角形状を成して形成されている構成例を示したが、実施例1で記載したように、この形状については、双方が嵌合する形状であれば特に特定されるものではない。
図6(a)(b)に示すように、本発明のフレキシブル回路基板実装体は、フレキシブル回路基板102が、液晶パネル100の実装領域4に実装され、二層の液晶層に、外部から電力を供給できるようになっている。
さらに、導通領域19においても実施例1と同様に、第1のFPC50と第2のFPC51とを位置決めする嵌合部24が形成されている。この導通領域19は、液晶パネル100と、第1及び第2のFPC50、51とを接続する実装領域4と離れた領域に形成され、また、第1及び第2のFPC50、51の第1の配線パターン55と、第2の配線パターン56を積層して配置する際に、電気的な導通を十分に取れる位置に形成するものと
する。さらに、第1及び第2の配線パターン55、56の導通領域19には、互いの配線パターンを位置決めする嵌合部24が形成され、少なくとも導通領域19の2箇所に嵌合部24が形成されているものとする。
次に、本実施例の特徴部分である、図6(a)(b)に示した導通領域19における、第1のFPC50と第2のFPC51とを位置決めする嵌合部24の構造について、図6(c)を用いて説明する。
第1のFPC50の導通領域19における、第1のベース基板53上の配線パターン55の表面には、位置決め突起57が形成されている。また、第2のFPC51の導通領域19における配線パターン56には、位置決め孔58が形成されている。本実施例における位置決め孔58は、第2のベース基板54には孔が形成されておらず、配線パターン56のみに凹部を設けた構成となって、位置決め突起57と位置決め孔58とが互いに嵌合するようになっている。この様にして、実施例1と同様にして、第1のFPC50と第2のFPC51の位置決めは、位置決め突起57と位置決め孔58とを嵌合させることにより決めることができる。
なお、このときの位置決め突起57の突起の高さは、位置決め孔58の孔(凹部)の深さと同程度か、それよりも低く形成して、第1の配線パターン53と、第2の配線パターン56との接触面積を稼いで、確実に電気的接続を取る必要がある。なお、上記導通領域19における第1、第2の配線パターン55、56の電気的な接続は、熱硬化性の樹脂20に導電材料21を配した異方性導電部材を用いて行うことができる。
また、液晶パネル100に設けられた液晶層を駆動する電力は、実施例1と同様に、第1のFPC50と第2のFPC51とにより実装領域4を介して供給され、第1のFPC50と第2のFPC51とを導通領域19にて接続することで、外基板1と中基板2、また、中基板2と外基板3に挟持された液晶層に同じ電力を同時に供給できるようになっている。
ここで、本実施例における第1、第2のFPC50、51の製造方法、およびフレキシブル回路基板実装体の組み立て手順について説明する。
第1のFPC50における位置決め突起57の製造方法は、実施例1と同様の方法にて形成する。
第2のFPC51における位置決め孔58は、第2の配線パターン56を第2のベース基板54に形成する際に、予め位置決め孔58を形成する箇所に配線パターンを形成しないようにしておくことで、位置決め孔58を形成することができる。フレキシブル回路基板実装体の組み立て手順については、実施例1で示した方法と同様で行うことができる。
以上のように、位置決め突起及び位置決め孔の形状や、位置決め孔の構成を変えた場合においても、実施例1で記載したように、正確且つ容易に液晶パネルに第1及び第2のFPC50、51を搭載することができる。
次に、本実施例におけるフレキシブル回路基板実装体の他の形態について説明する。図7〜図9は、本発明のフレキシブル回路基板実装体の他の形態を示す図面である。
図7で示すように、フレキシブル回路基板103の導通領域19における、第1のFPC60の位置決め突起と、第2のFPC61の位置決め孔を、予め多数個形成して組み合わせることで、嵌合部25を多数構成したとしても、先に示した形態と同様の効果を得る
ことができる。
また、図8で示すように、フレキシブル回路基板104の導通領域19における、第1のFPC70の位置決め突起と、第2のFPC71の位置決め孔が、配線パターンと異なる位置に形成して、嵌合部26が配線パターンとは異なる位置に形成すれば、第1、第2のFPC70、71の幅(紙面の上下方向の幅)を、先の形態に比べて広くなるが、先に示した形態と同様の効果を得ることができる。
また、図9で示すように、フレキシブル回路基板105の導通領域19における第1のFPC80の位置決め突起と、第2のFPC81の位置決め孔が任意の場所に形成される嵌合部27が、図に示す様に、対称でない位置にそれぞれ形成したとしても、先に示した形態と同様の効果を得ることができる。
本発明のフレキシブル回路基板実装体の構成例を示す斜視図、平面図、および実装領域の実装形態を示す断面図とさらに詳細を示した断面図である。(実施例1) 本発明のフレキシブル回路基板実装体の詳細な実装形態を示した断面図である。(実施例1) 本発明のフレキシブル回路基板実装体における第1のフレキシブル回路基板片の製造方法例を示す断面図である。(実施例1) 本発明のフレキシブル回路基板実装体における第2のフレキシブル回路基板片の製造方法例を示す断面図である。(実施例1) 本発明のフレキシブル回路基板実装体におけるフレキシブル回路基板片との組み立て方法を示す斜視図である。(実施例1) 本発明のフレキシブル回路基板実装体におけるフレキシブル回路基板の構成例を示す平面図、および断面である。(実施例2) 本発明のフレキシブル回路基板実装体におけるフレキシブル回路基板の構成例を示す平面図である。(実施例2) 本発明のフレキシブル回路基板実装体におけるフレキシブル回路基板の構成例を示す平面図である。(実施例2) 本発明のフレキシブル回路基板実装体におけるフレキシブル回路基板の構成例を示す平面図である。(実施例2) 従来のフレキシブル回路基板実装体における液晶パネルの構成を示す斜視図、および断面図である。
符号の説明
1、3 透明基板(外基板)
2 透明基板(中基板)
4 実装領域
5 第1の基板配線
6 第2の基板配線
10、50、60、70、80 第1のフレキシブル回路基板(第1のFPC)
11、51、61、71、81 第2のフレキシブル回路基板(第2のFPC)
13、53 第1のベース基板
14、54 第2のベース基板
15 第1の配線パターン
16 第2の配線パターン
17 位置決め突起
18 位置決め孔
19 導通領域
20 熱硬化性樹脂
21 導電材料
22、24、25、26、27 嵌合部
30 レジスト
31 領域
100 液晶パネル
101、102、103、104、105 フレキシブル回路基板

Claims (4)

  1. 一方の基板表面に形成された第1の基板配線と、他方の基板表面に形成された第2の基板配線とを有する実装基板と、前記第1の基板配線に給電を行うための第1のフレキシブル回路基板片と、前記第2の基板配線に給電を行うための第2のフレキシブル回路基板片とを有し、
    前記第1、第2のフレキシブル回路基板片は、前記実装基板における前記第1、第2の基板配線のそれぞれに電気的に接続し、前記実装基板とは離れたところで、前記第1のフレキシブル回路基板片に形成された位置決め突起と、前記第2のフレキシブル回路基板片に形成された位置決め孔とを嵌合させることによって一体的に固着されている
    ことを特徴とするフレキシブル回路基板実装体。
  2. 前記位置決め突起と前記位置決め孔とを嵌合させる位置は、前記第1と第2のフレキシブル回路基板片に形成された配線パターンの導通を取る領域の内側に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル回路基板実装体。
  3. 前記実装基板は、前記基板配線が両面に形成された液晶パネルの透明基板である
    ことを特徴とする請求項2に記載のフレキシブル回路基板実装体。
  4. 前記液晶パネルは、可変焦点レンズとして機能する液晶レンズである
    ことを特徴とする請求項3に記載のフレキシブル回路基板実装体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016055546A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 エスアイアイ・プリンテック株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

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