JP2009063474A - マイクロチップ - Google Patents

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彰久 中島
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楠 東野
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Abstract

【課題】試薬を注入して検体と混合して反応させるマイクロチップにおいて、試薬を漏らさずに注入可能なマイクロチップを得る。
【解決手段】注入した試薬を貯留して上面に開口部を有する貯留部と、貯留部からの試薬を搬送する微細流路と、微細流路を搬送させた試薬と検体を混合して反応部で反応させ、反応状態を検出することによって検体中の標的物質を分析するマイクロチップであって、注入する貯留部16はそれに連通する微細流路15bよりも、高さが高く、かつ、幅が広いマイクロチップとする。
【選択図】図6

Description

本願発明は、試薬を注入するマイクロチップに関し、特に内部で試薬と検体を混合して反応させ、該反応を検出するマイクロチップに関する。
近年、マイクロマシン技術および超微細加工技術を駆使することにより、従来の試料調製、化学分析、化学合成などを行うための装置、手段(例えばポンプ、バルブ、流路、センサーなど)を微細化して1チップ上に集積化したシステムが開発されている(例えば特許文献1)。これは、μ−TAS(Micro Total Analysis System)とも呼ばれ、マイクロチップといわれる部材に、検体(例えば、検査を受ける被験者の尿、唾液、血液を処理して抽出したDNA処理した抽出溶液など)と試薬を混合させ、その反応を検出することにより検体の特性を調べる方法である。
マイクロチップは、樹脂材料やガラス材料からなる基体に、フォトリソプロセス(パターン像を薬品によってエッチングして溝を作成する方法)や、レーザ光を利用して溝加工を行い、試薬や検体を流すことができる微細な流路と試薬を蓄える貯留部を設けており、さまざまなパターンが提案されている。
そして、これらマイクロチップを用いて検体の特性を調べる際は、マイクロポンプなどでマイクロチップ内に収容されている試薬や検体を送液することにより、試薬と検体とを反応させて被検出部に導き検出を行う。被検出部では、例えば光学的な検出方法などによって目的物質の検出が行われる。
特開2004−28589号公報
図12(a)は、マイクロチップ1の貯留部に試薬を注入する際の構成を示す概略図である。350はスポイト、ピペットなどの液体注入部材、360はガイド部材、1はマイクロチップである。マイクロチップ1の貯留部16bの上面開口部の位置に合わせてガイド部材360をマイクロチップ1の表層シート110に取り付け、ガイド部材360の上方開口部から液体注入部材350を挿入した状態を示している。ガイド部材360はその下面360Lが吸着面となっており表層シート110に吸着させるようにしている。
図12(b)は、液体注入部材350により試薬rを注入させた状態を示している。このような構成において液体を注入させる際には、微細流路15bに試薬rを送り込むためには、所定の圧力をかける必要ある。このような場合には図12(b)に示すように下面360Lから漏れが生じることがある。
微細流路15bに送り込み、検体と反応させる試薬の量は正確に管理する必要があり、このように注入した試薬rの漏れが生じた場合には、試薬rが不足することとなり、目的物質の検出という本来の目的が果たせなくなる。
本願発明は上記目的に鑑み、試薬を漏らさずに注入可能なマイクロチップを得ることを目的とする。
上記の目的は、下記に記載する発明により達成される。
(1)注入した試薬を貯留して上面に開口部を有する貯留部と、
貯留部からの試薬を搬送する微細流路と、
微細流路を搬送させた試薬を検体と混合して反応部で反応させ、該反応状態を検出することによって検体中の標的物質を分析するマイクロチップであって、
前記貯留部は前記微細流路よりも、高さが高く、かつ、幅が広いことを特徴とするマイクロチップ。
(2)前記貯留部の開口部を覆う上蓋を有し、
該上蓋には試薬注入孔が設けられており、
前記開口部の内周面が前記試薬注入孔の外周面よりも外側に位置していることを特徴とする(1)に記載のマイクロチップ。
(3)前記貯留部は、上面側に胴部を拡大させた受け部を有していることを特徴とする(1)又は(2)に記載のマイクロチップ。
(4)前記受け部の底面は前記微細流路の底面と同一面であることを特徴とする(3)に記載のマイクロチップ。
(5)前記上蓋は可撓性部材により構成されていることを特徴とする(2)乃至(4)のいずれかに記載のマイクロチップ。
本願発明は上記目的に鑑み、試薬を漏らさずに注入可能なマイクロチップを得ることを目的とする。
本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
[装置構成]
図1は、本実施形態に係るマイクロチップを用いる検査装置8の外観図である。検査装置8は、マイクロチップ1に予め注入された検体と試薬とを自動的に反応させ、反応結果を自動的に出力する装置である。
検査装置8の筐体82には、マイクロチップ1を装置内部に挿入するための挿入口83、表示部84、メモリカードスロット85、プリント出力口86、操作パネル87、外部入出力端子88が設けられている。
検査担当者は、図1の矢印方向にマイクロチップ1を挿入し、操作パネル87を操作して検査を開始させる。検査装置8の内部では、マイクロチップ1内の反応の検査が自動的に行われ、検査が終了すると表示部84に結果が表示される。検査結果は操作パネル87の操作により、プリント出力口86よりプリントを出力したり、メモリカードスロット85に挿入されたメモリカードに記憶したりすることができる。また、外部入出力端子88から例えばLANケーブルを使って、パソコンなどにデータを保存することができる。検査終了後、検査担当者はマイクロチップ1を挿入口83から取り出す。
図2は、本実施形態に係るマイクロチップを用いる検査装置8の概略斜視図であり、図3は構成図である。図2及び図3においては、マイクロチップが図1に示す挿入口83から挿入され、セットが完了している状態を示している。
検査装置8は、マイクロチップ1に予め注入された検体及び試薬を送液するための駆動液11を貯留する駆動液タンク10、マイクロチップ1に駆動液11を供給するためのマイクロポンプ5、マイクロポンプ5とマイクロチップ1とを駆動液11が漏れないように接続するポンプ接続部6、マイクロチップ1の必要部分を温調する温度調節ユニット3、マイクロチップ1をずれないように温度調節ユニット3及びポンプ接続部6に密着させるためのチップ押圧板2、チップ押圧板2を昇降させるための押圧板駆動部21、マイクロチップ1をマイクロポンプ5に対して精度良く位置決めする規制部材22、マイクロチップ1内の検体と試薬との反応状態等を検出する光検出部4(4a及び4b)、等を備えている。
チップ押圧板2は、初期状態においては、図3に示す位置より上方に退避している。これにより、マイクロチップ1は矢印X方向に挿抜可能であり、検査担当者は挿入口83(図1参照)から規制部材22に当接するまでマイクロチップ1を挿入する。その後、チップ押圧板2は、押圧板駆動部21により下降してマイクロチップ1に当接し、マイクロチップ1の下面が温度調節ユニット3及びポンプ接続部6に密着される。
温度調節ユニット3は、マイクロチップ1と対向する面にペルチェ素子31及びヒータ32を備え、マイクロチップ1が検査装置8にセットされたときに、ペルチェ素子31及びヒータ32がマイクロチップ1に密着するようになっている。試薬が収容されている部分をペルチェ素子31で冷却して試薬が変性しないようにしたり、検体と試薬とが反応する反応部139をヒータ32で加熱して反応を促進させたりする。
発光部4a及び受光部4bから構成される光検出部4では、発光部4aからの光をマイクロチップ1に照射し、マイクロチップ1を透過した光を受光部4bにより検出する。受光部4bはチップ押圧板2の内部に一体的に設けられている。発光部4a及び受光部4bは、図3に示すマイクロチップ1の被検出部148に対向するように設けられている。
マイクロポンプ5は、ポンプ室52、ポンプ室52の容積を変化させる圧電素子51、ポンプ室52のマイクロチップ1側に位置する第1絞り流路53、ポンプ室の駆動液タンク10側に位置する第2絞り流路54、等から構成されている。第1絞り流路53及び第2絞り流路54は絞られた狭い流路となっており、また、第1絞り流路53は第2絞り流路54よりも長い流路となっている。
駆動液11を順方向(マイクロチップ1に向かう方向)に送液する場合には、まず、ポンプ室52の容積を急激に減少させるように圧電素子51を駆動する。そうすると、短い絞り流路である第2絞り流路54において乱流が発生し、第2絞り流路54における流路抵抗が長い絞り流路である第1絞り流路53に比べて相対的に大きくなる。これにより、ポンプ室52内の駆動液11は、第1絞り流路53の方に支配的に押し出され送液される。次に、ポンプ室52の容積を緩やかに増加させるように圧電素子51を駆動する。そうすると、ポンプ室52内の容積増加に伴って駆動液11が第1絞り流路53及び第2絞り流路54から流れ込む。このとき、第2絞り流路54の方が第1絞り流路53と比べて長さが短いので、第2絞り流路54の方が第1絞り流路53と比べて流路抵抗が小さくなり、ポンプ室52内には第2絞り流路54の方から支配的に駆動液11が流入する。以上の動作を圧電素子51が繰り返すことにより、駆動液11が順方向に送液されることになる。
一方、駆動液11を逆方向(駆動液タンク10に向かう方向)に送液する場合には、まず、ポンプ室52の容積を緩やかに減少させるように圧電素子51を駆動する。そうすると、第2絞り流路54の方が第1絞り流路53と比べて長さが短いので、第2絞り流路54の方が第1絞り流路53と比べて流路抵抗が小さくなる。これにより、ポンプ室52内の駆動液11は、第2絞り流路54の方に支配的に押し出され送液される。次に、ポンプ室52の容積を急激に増加させるように圧電素子51を駆動する。そうすると、ポンプ室52内の容積増加に伴って駆動液11が第1絞り流路53及び第2絞り流路54から流れ込む。このとき、短い絞り流路である第2絞り流路54において乱流が発生し、第2絞り流路54における流路抵抗が長い絞り流路である第1絞り流路53に比べて相対的に大きくなる。これにより、ポンプ室52内には第1絞り流路53の方から支配的に駆動液11が流入する。以上の動作を圧電素子51が繰り返すことにより、駆動液11が逆方向に送液されることになる。
ポンプ接続部6は、必要なシール性を確保して駆動液の漏出を防止するために、ポリテトラフルオロエチレン、シリコーン樹脂などの柔軟性(弾性、形状追随性)をもつ樹脂によって密着面が形成されることが好ましい。このような柔軟性を有する密着面は、例えばマイクロチップの構成基材自体によるものであってもよく、また、ポンプ接続部6における流路開口の周囲に貼着された柔軟性を有する別途の部材によるものであってもよい。
[マイクロチップ1の構成]
図4は、本実施形態に係るマイクロチップ1の一例を示すものである。マイクロチップ1は、溝形成基板100と当該溝形成基板を覆う表層シート110とから構成されているが、図4では表層シート110を取り外した状態での微細流路及び流路エレメントの配置を模式的に示している。更に図4において矢印Xは、検査装置8にマイクロチップ1を挿入する挿入方向を示している。
マイクロチップ1には、疎水性の基材を用いて、液状の試薬と同じく液状の検体(試料)をマイクロチップ1上で混合・反応させるための微細流路及び流路エレメントが配設されている。微細流路15a、15b、15c、15d、15eはマイクロメーターオーダーで形成されており、例えぱ幅wは数十〜数百μm、好ましくは50〜300μmで、高さhは25〜1000μm程度、好ましくは50〜300μmである。
これらの微細流路および流路エレメントによってマイクロチップ1内で行われる処理の一例について説明する。図中132は、マイクロチップ1の一方の面から外部へ解放された開口である。これらの開口132は、ポンプ接続部6を介してマイクロチップ1をマイクロポンプ5に重ね合わせて接続した際に、マイクロポンプ5の接続面に設けられた流路開口と位置合わせされてマイクロポンプ5に連通される。16は試薬を蓄える試薬貯留部(以下、単に貯留部ともいう)であり、マイクロチップ1の上方の面から外部へ解放された開口となっている。また、147は、検体(試料)を注入する検体注入部であり、試薬貯留部16と同様にマイクロチップ1の上方の面から外部へ解放された開口となっている。貯留部16から押し出された試薬及び検体注入部から押し出された検体は、それぞれ閉鎖路の貯留部16から微細流路15bを経由して微細流路15aに送られる。
試薬の注入は、後述の液体注入部材350により試薬注入孔110aから貯留部16へ行う。試薬注入時には、開口132及び試薬注入孔110aのみが開いており、試薬注入後に試薬注入孔110aのみをを封止する。
微細流路15aに収容された試薬は、開口132に連通するマイクロポンプ5から送り込まれる駆動液11により、空気を間に介して反応部139へ流れ込む。他方の微細流路15aに収容された検体も同様に、開口132に連通する別途のマイクロポンプ5から送り込まれる駆動液11により、空気を間に介して反応部139へ流れ込む。これにより、反応部139において、試薬収容部133から送り込まれた試薬と試料収容部137から送り込まれた試料とが混合される。
反応部139で混合された試薬と検体は、検査装置8に設けられたヒータ32からの加熱によって反応が促進される。反応後の混合液は、微細流路15dを経由して被検出部148へ送液される。また、被検出部148には副流路からの試薬が送液される。これにより、被検出部148において、固定化されている反応物質に目的物質が補足された後、前記試薬により検出のための反応が行われる。光検出部4により当該反応の検出を行う。
[貯留部16]
貯留部16の構造について、図5、図6に基づいて説明する。図5は貯留部16周辺のマイクロチップ1の斜視図であり、図6(a)は図5に示すx方向から見た断面図である。図6(b)は上面図である。なお図6(a)では表層シート110を取り外した状態を示している。
図6(a)、(b)に示すように、貯留部16の胴体部161の高さh1は微細流路15bの高さhよりも高さが高く、かつ、胴体部161の幅(直径)w1は微細流路15bの幅wよりも幅広くなるような構成としている。
また図5及び図6(a)に示す表層シート110は、ポリオレフィン類等の可撓性材料から構成されており、貯留部16の開口部160を覆う上蓋として機能している。ポリオレフィン類としては例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレン、シクロオレフィンポリマーがある。また表層シート110(上蓋)には試薬注入孔110aを設けている。そして、開口部160の内周面160cは試薬注入孔110aの外周面110cよりも外側に位置させている。なお、試薬注入孔110aの直径は液体注入部材350の先端部と合わせた大きさとしており、200μm以上の大きさが好ましく、例えば800μmとしている。また微細流路15bの幅wの50〜200μmに対して胴体部161の幅w1は1mmとしている。
このようにすることで、溝形成基板100への貼り合わせる際に表層シート110の位置がずれた場合であっても、試薬注入孔110aの穴は確保できるので後述の液体注入部材350が、溝形成基板100に直接接触することなく試薬の注入を行うことができる。また、表層シート110を可撓性部材で、かつ試薬注入孔110aと開口部160の大きさが同じ構成とした場合には、液体注入部材350を挿入する際に表層シート110を押し下げることにより微細流路15bを塞いでしまうという問題が生じていた。しかし、本実施形態のように、「開口部160の内周面160cは試薬注入孔110aの外周面110cよりも外側に位置させる」ようにすることにより、液体注入部材350が表層シート110を押し下げても流路を塞ぐという問題は生じない。
図7は、貯留部16に液体注入部材350により試薬を注入した状態を示している。同図においては貯留部16の高さhが確保できているためにガイド部材360を用いずに直に液体注入部材350を試薬注入孔110aから挿入することができる。またw1>w、かつ、h1>hの構成としていることから、試薬を試薬注入孔110aから所定の圧力で注入しても、圧力は貯留部16の内部で分散させることができるので試薬注入孔110aの外周面110cから外部への試薬rの漏れは生じさせない。つまり試薬rを漏らさずに注入可能なマイクロチップ1を得ることが可能となる。
[第2実施形態]
第2の実施形態について、図8、図9に基づいて説明する。図8は、他の実施形態におけるマイクロチップ1の貯留部16周辺の斜視図である。図9は図8に示すx方向から見た貯留部16周辺の断面図である。図9(b)は同上面図である。なお同図に示した構成以外に関しては、図2乃至図4に示したマイクロチップ1と同様であるので記載は省略する。
同図に示す貯留部16においては、上面側に胴部の直径を拡大させた受け部162を設けている。また、受け部162の底面162Lは微細流路15bの底面15bLと同一面(同じ深さ)としている。また同図においては、胴体部161の高さh2は微細流路15bの高さhよりも高く、幅(直径)w2は微細流路15bの幅wよりも広くなるような構成としている。
このような構成とすることで、液体注入部材350により試薬を所定の圧力で注入しても、試薬注入孔110aの外周面110cから外部への試薬の漏れは生じない。また図5等に示す実施形態に比べて貯留部16の体積を少なくすることができるので、試薬の注入量を少なくすることができるというメリットがある。
[他の実施形態]
図10(a)は第3の実施形態におけるマイクロチップ1の貯留部16周辺の断面図であり、図10(b)は同上面図である。同図に示す例では、貯留部16を溝形成基板100に貫通させており、表層シート110とともに、反対側にも表層シート111を貼り付けている。このような構成としていることから同図において上面に位置する試薬注入孔に対して微細流路15bは反対側に位置している。なお同図に示した構成以外に関しては、図2乃至図4に示したマイクロチップ1と同様であるので記載は省略する。
図10(a)、(b)に示したマイクロチップにおいては、貯留部16は微細流路15bよりも、高さが高く、かつ、幅を広くしている。更に貯留部16の開口部の内周面が、表層シート110の試薬注入孔の外周面よりも外側に位置させている。
図11(a)は第4の実施形態におけるマイクロチップ1の貯留部16周辺の断面図であり、図11(b)は同上面図である。同図に示す例では、第3の実施形態に対し上面側に胴部を拡大させた受け部162を設けている。
このような構成とすることで、第3、第4の実施形態においても、液体注入部材350により試薬を所定の圧力で注入しても、試薬注入孔の外周面から外部への試薬の漏れは生じない。つまり試薬を漏らさずに注入可能なマイクロチップを得ることが可能となる。
なお、図1乃至図11の実施形態においては、貯留部16の胴体部161及び受け部162を円形形状とした例について説明したが、これに限られず、楕円形状あるいは、矩形において四隅を丸めた形状であってもよい。
本実施形態に係るマイクロチップを用いる検査装置8の外観図である。 検査装置8の概略斜視図である。 本実施形態に係るマイクロチップを用いる検査装置8の構成図である。 本実施形態に係るマイクロチップ1の一例を示すものである。 本実施形態におけるマイクロチップ1の貯留部16周辺の斜視図である。 図6(a)は図5に示すx方向から見た貯留部16周辺の断面図である。図6(b)は同上面図である。 貯留部16に液体注入部材350により試薬を注入した状態を示している。 第2の実施形態におけるマイクロチップ1の貯留部16周辺の斜視図である。 図9(a)は図8に示すx方向から見た貯留部16周辺の断面図である。図9(b)は同上面図である。 図10(a)は第3の実施形態におけるマイクロチップ1の貯留部16周辺の断面図であり、図10(b)は同上面図である。 図11(a)は第4の実施形態におけるマイクロチップ1の貯留部16周辺の断面図であり、図11(b)は同上面図である。 図12(a)は、マイクロチップ1の貯留部に試薬を注入する際の構成を示す概略図である。図12(b)は、液体注入部材350により試薬rを注入させた状態を示している。
符号の説明
1 マイクロチップ
15a、15b、15c、15d、15e 微細流路
16 貯留部
160 開口部
160c 開口部の内周面
161 胴体部
162 受け部
100 溝形成基板
110 表層シート(上蓋)
111 表層シート
110a 試薬注入孔
110c 試薬注入孔の外周面
350 液体注入部材
8 検査装置

Claims (5)

  1. 注入した試薬を貯留して上面に開口部を有する貯留部と、
    貯留部からの試薬を搬送する微細流路と、
    微細流路を搬送させた試薬を検体と混合して反応部で反応させ、該反応状態を検出することによって検体中の標的物質を分析するマイクロチップであって、
    前記貯留部は前記微細流路よりも、高さが高く、かつ、幅が広いことを特徴とするマイクロチップ。
  2. 前記貯留部の開口部を覆う上蓋を有し、
    該上蓋には試薬注入孔が設けられており、
    前記開口部の内周面が前記試薬注入孔の外周面よりも外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のマイクロチップ。
  3. 前記貯留部は、上面側に胴部を拡大させた受け部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロチップ。
  4. 前記受け部の底面は前記微細流路の底面と同一面であることを特徴とする請求項3に記載のマイクロチップ。
  5. 前記上蓋は可撓性部材により構成されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のマイクロチップ。
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