JP2009063187A - 炎色花火 - Google Patents
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Abstract
【課題】より高い演出効果を発揮することで、各種パーティや結婚披露宴などを十分に盛り上げることができる炎色花火を提供する。
【解決手段】本発明にかかる炎色花火1は、火花を発しつつ燃焼する花火部2と、有色炎を発しつつ燃焼する炎色部3とが接続されていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明にかかる炎色花火1は、火花を発しつつ燃焼する花火部2と、有色炎を発しつつ燃焼する炎色部3とが接続されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種パーティや結婚披露宴などを盛り上げるために用いられる炎色花火に関する。
従来、この種炎色花火としては、火花を発しつつ燃焼する棒状の花火部の一端部に、柄を取り付けたものが知られている。かかる炎色花火は、例えば各種パーティ会場や結婚披露宴会場などで使用するキャンドルの芯の近傍に柄を差込んで立設する。そして、花火部に点火すると、当該花火部が火花を発しつつ燃焼し、その後、キャンドルの芯に火が移って当該キャンドルに灯が点る。このように、花火部の燃焼による演出効果によって、各種パーティや結婚披露宴などを盛り上げることができる(下記特許文献1参照)。
特開平10−55709号公報
しかしながら、上記従来の炎色花火にあっては、花火部の燃焼による演出効果しか得られず、盛り上がりに欠ける場合がある。
そこで、本発明は、上記実情に鑑みてなされ、より高い演出効果を発揮することで、各種パーティや結婚披露宴などを十分に盛り上げることができる炎色花火を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る炎色花火は、火花を発しつつ燃焼する花火部と、有色炎を発しつつ燃焼する炎色部とが接続されていることを特徴とする。
該構成の炎色花火にあっては、前記花火部と前記炎色部とが接続されているので、例えば、各種パーティ会場や結婚披露宴会場などで使用されるキャンドルに設置して点火すると、まず、花火部が燃焼して火花が発せられ、その後、炎色部が燃焼して有色炎が発せられる。即ち、花火部から炎色部へと順に燃焼することで火花と有色炎とが順に発せられる。そして、炎色部からキャンドルの芯に火が移って当該キャンドルに灯が点る。
特に、前記花火部が燃焼することにより発せられる火花は、放物状に落下することが好ましく、花火部の燃焼による火花をより美しく見せることができ、一層演出効果を高めることができる。
更に、前記花火部は棒状に形成され、前記炎色部は筒状に形成され、花火部と炎色部とは、花火部の一端部が炎色部の一端部に挿入されて接続されており、炎色部の他端部の側面には、炎色部の内部と外部とを連通するガス抜部が設けられていることが好ましい。
このように炎色部を筒状に形成することにより、例えば前記キャンドルの芯に炎色部を被せて設置することができるので、キャンドルの芯に確実に火を移すことができる。ここで、当該炎色花火は、筒状の炎色部の一端部に花火部の一端部を挿入してなるため、炎色部の一端部は花火部によって閉塞されている。そして、例えばキャンドルへの設置に際し、炎色部を下側にして立設すると、炎色部の他端部も閉塞されることとなり、炎色部の内部が密閉状態となる。そうすると、花火部の燃焼によって炎色部の内部にガスが充満してその内部圧力が上昇し、該圧力によって燃焼中の炎色花火が吹き飛んでしまう虞がある。そこで、筒状の炎色部の他端部側面に、炎色部の内部と外部とを連通するガス抜部が設けられることにより、当該内部のガスは、該ガス抜部から外部へと抜け出るので、内部の圧力上昇を抑制することができ、炎色花火が吹き飛んでしまうのを効果的に防止することができる。
このように、本発明に係る炎色花火にあっては、花火部と炎色部とが接続されているので、花火部から炎色部へと順に燃焼して火花と有色炎とが順に発せられ、花火部の火花による演出効果と炎色部の有色炎による演出効果とを得ることができてより高い演出効果を発揮することができる結果、各種パーティや結婚披露宴などを十分に盛り上げることができるという効果を奏する。
以下、本発明に係る炎色花火の一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
図1(A)及び(B)に、本実施形態における炎色花火1が示されている。該炎色花火1は、火花を発しつつ燃焼する花火部2と、有色炎を発しつつ燃焼する炎色部3とを備える。
図1(A)及び(B)に、本実施形態における炎色花火1が示されている。該炎色花火1は、火花を発しつつ燃焼する花火部2と、有色炎を発しつつ燃焼する炎色部3とを備える。
花火部2は、棒状に形成されており、具体的には円柱状に形成されている。この花火部2は、火薬と炎色剤と金属粉と結合剤とを混合した練り火薬にて構成されており、燃焼することで発せられる火花が放物状に落下するように構成されている。尚、火薬は、硝酸アンモニウムや過塩素酸カリウムなどの酸化剤と、ポリプロピレンやポリエチレンなどの熱可塑性樹脂剤とを混合してなり、炎色剤は、硝酸バリウムや硝酸ストロンチウム或いは炭酸リチウムなどであり、金属粉は、マグネシウムやチタニウム或いはジルコニウムなどの微粉火花剤である。
炎色部3は、筒状に形成されており、具体的には円筒状に形成されている。尚、炎色部3の内径は、花火部2の外径と等しい或いは若干大きくなっている。また、炎色部3の一端部31に、燃焼した際の炎の色を示す標示部(図示しない)を設けることもできる。
炎色部3の他端部32には、炎色部3の内部と外部とを連通するガス抜部4が設けられている。本実施形態においては、図1(A)及び(B)に示すように、炎色部3の他端部32は、その径方向外側から内側へ向けて、且つ、一端側から他端側へ向けて斜めに切り欠かれたガス抜部4としての切欠部が設けられている。この切欠部は、炎色部3の軸線を介して一対設けられている。よって、炎色部3の他端部32は、先端ほど先細りとなって尖っている。
また、炎色部3は、燃焼剤と炎色剤とからなり、燃焼することで有色の炎を発するように構成されている。具体的には、燃焼剤を溶剤に溶かして更に炎色剤を混合し、所定の形状に成形してなる。尚、燃焼剤は、ニトロセルロース粉末であり、炎色剤は、炭酸ストロンチウム、炭酸ナトリウム、硝酸銅、又は硝酸バリウムなどである。
かかる花火部2と炎色部3とは、花火部2の一端部21が炎色部3の一端部31に挿入されて接続されている。具体的には、炎色部3の筒形状を構成する孔の一端部に、花火部2の一端部21を挿入し、互いを接着剤5にて接着している。よって、花火部2の軸線と炎色部3の軸線とは、ほぼ一致している。即ち、花火部2と炎色部3とは、同軸上に並んで接続されている。尚、接着剤5は、特に限定されないが、セルロース系の接着剤が好ましい。
以上のような構成の炎色花火1は、例えば、各種パーティ会場や結婚披露宴会場などで使用されるキャンドル6に設置して使用される。具体的には、図2乃至4に示すように、花火部2を上側に炎色部3を下側にして、前記キャンドル6の芯61に炎色部3を被せるように、炎色部3の他端部32をキャンドル6の蝋部62に差し込む。このとき、前記ガス抜部4(切欠部)の一部が外部に露出するように差し込む。尚、炎色部3の他端部32は、上述のように先細りに尖っているので、前記蝋部62に差し込み易く、炎色花火1を安定して立てることができる。
そして、花火部2に点火すると、図2に示すように、該花火部2が燃焼して放物状に火花が発せられる。ここで、炎色部3の他端部32にはガス抜部4が設けられているので、花火部2の燃焼によって炎色部3内部にてガスが発生しても、当該ガスはガス抜部4から外部へ抜け出て、花火部2の燃焼による炎色部3内部の圧力上昇を抑制することができ、炎色花火1が吹き飛んでしまうのを効果的に防止することができる。
花火部2の燃焼が進むと、図3に示すように、炎色部3が燃焼する。かかる燃焼によって、有色の炎が発せられる。尚、図3では、炎色部3の燃焼により発せられる炎を網掛けにて示している。
炎色部3の燃焼が進むと、図4に示すように、該燃焼の炎が前記キャンドル6の芯61に引火してキャンドル6に灯が点る。
以上のような構成の炎色花火1にあっては、花火部2と炎色部3とが接続されているので、花火部2から炎色部3へと順に燃焼して火花と有色炎とが順に発せられ、花火部2の火花による演出効果と炎色部3の有色炎による演出効果とを得ることができてより高い演出効果を発揮することができ、各種パーティや結婚披露宴などを十分に盛り上げることができる。
また、花火部2が燃焼することにより発せられる火花は、放物状に落下するので、花火部2の燃焼による火花をより美しく見せることができ、一層演出効果を高めることができる。
尚、本実施形態では、炎色部3の他端部32にガス抜部4としての切欠部が設けられている場合について説明したが、これに限らず、例えば、図5に示すように、炎色部3の他端部32側面にガス抜部4として通気孔を設けてもよい。
1…炎色花火、2…花火部、3…炎色部、4…ガス抜部、5…接着剤、6…キャンドル、21…花火部の一端部、31…炎色部の一端部、32…炎色部の他端部、61…芯、62…蝋部
Claims (3)
- 火花を発しつつ燃焼する花火部と、有色炎を発しつつ燃焼する炎色部とが接続されていることを特徴とする炎色花火。
- 前記花火部が燃焼することにより発せられる火花は、放物状に落下することを特徴とする請求項1に記載の炎色花火。
- 前記花火部は棒状に形成され、前記炎色部は筒状に形成され、花火部と炎色部とは、花火部の一端部が炎色部の一端部に挿入されて接続されており、炎色部の他端部の側面には、炎色部の内部と外部とを連通するガス抜部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の炎色花火。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007229747A JP2009063187A (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | 炎色花火 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2009063187A true JP2009063187A (ja) | 2009-03-26 |
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ID=40557919
Family Applications (1)
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JP2007229747A Pending JP2009063187A (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | 炎色花火 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08269480A (ja) * | 1995-04-03 | 1996-10-15 | Takeshi Namiki | 間接着火方式花火蝋燭 |
JP2000146497A (ja) * | 1998-11-05 | 2000-05-26 | Gunma Kako Seizosho:Kk | 室内装飾用花火 |
-
2007
- 2007-09-05 JP JP2007229747A patent/JP2009063187A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JP2000146497A (ja) * | 1998-11-05 | 2000-05-26 | Gunma Kako Seizosho:Kk | 室内装飾用花火 |
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