JP2005188802A5 - - Google Patents

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変色する線香花火等
本発明は、点火すると初めに白色(銀色とも呼ばれる)、赤色、緑色などの色彩を有する炎を発光した後に、いわゆる松葉状の火花である線香火花の発光をすることにより、途中で変色することを特徴とした線香花火又は線香花火に類似した花火(以下単に「線香花火等」という。)に関するものである。
昔からの線香花火は、硝石と硫黄と、松の切り株を焼いたときにでるすすである松煙とで線香火薬(線香火花を発光する火薬)を作り、これを和紙で紙縒を作りながら包むことにより製造していた。
最近は硝酸カリウム、硫黄、木炭粉及び松脂とを混ぜて線香火薬を作り、線香火薬を包む薄紙も和紙に限定することなく、いろいろな薄紙が使用されている。
いずれにしても、従来の線香花火は、固有の趣を有するものではあるが、現象的には線香火花を発光するだけであった。そこで、単一の現象のみではなく、バリエーション豊かな線香花火の創案を企画したものである。
本発明は、従来、単一の現象のみであった線香花火に対し、色彩を有する炎を発光する機能を持たせることにより、色彩を有する炎と線香火花の、2種類の現象を連続して楽しむことのできる花火とすることにある。
また、色彩を有する炎を発光した後に比較的早く線香火花を発光するものと、色彩を有する炎を発光した後に比較的遅く線香火花を発光するものと、異なる種類の線香花火を提供することにある。
本発明は、線香火薬と色火薬の層を有する線香花火等としたこと及び線香火薬と伝火薬と色火薬の3つの火薬の層を有する線香花火としたことを最も主要な特徴とする。
さらに、線香火薬や色火薬を薄紙で包む構成としたり、包まない構成としたことを特徴とする。
線香火薬と色火薬の火薬の層を有することを特徴とする線香花火としたため、点火すると初めに色彩を有する炎を発光した後に線香火花を発光する。このため2種類の火花を連続して楽しむことのできる線香花火とすることができた。
また、色彩を有する炎を発光した後に比較的早く線香火花を発光するものと、色彩を有する炎を発光した後に比較的遅く線香火花を発光するものと、異なる種類の線香花火を提供することができた。
請求項1の発明は、火薬部と紙縒部とを有する線香花火等であって、前記火薬部が線香火薬と色火薬の火薬の層を有する線香花火等とする
線香火薬は硝酸カリウム、硫黄、木炭粉及び松脂とを混ぜてなるものが好ましく、色火薬としてはそれぞれ紫、緑、赤、白、黄、青などを発光する、多種類の色火薬を使用することが可能である。
請求項の発明は、火薬部と紙縒部とを有する線香花火であって、前記火薬部が線香火薬と伝火薬と色火薬の3つの火薬の層を有することを特徴とする線香花火とする。
線香火薬は硝酸カリウム、硫黄、木炭粉及び松脂とを混ぜてなるものが好ましく、伝火薬は硝酸カリウム、硫黄、木炭粉を混ぜてなるものが好ましい。
また、色火薬としてはそれぞれ紫、緑、赤、白、黄、青などを発光する、多種類の色火薬を使用することが可能である。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載した線香花火であって、色火薬を薄紙で包んだ構成としたことを特徴とする線香花火とする。
色火薬を薄紙で包むことにより、点火してから色彩を有する炎を発光し始めるまでの時間を少し遅くする効果が得られるからである。
請求項の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載した線香花火であって、線香火薬を薄紙で包んだ構成としたことを特徴とする線香花火とする。
線香火薬を薄紙で包むことにより、色彩を有する炎を発光し終わってから線香火花を発光し始めるまでの時間を少し遅くする効果が得られるからである。
以下、本発明の実施例1を図1、図2に示し説明する。実施例1の線香花火1は紙縒部2と火薬部3とで構成した。
火薬部3は、線香火薬4と伝火薬5と薄紙7で包んだ色火薬6の3つの層からなる火薬とし、これを薄紙で紙縒に巻いて包んだ構成とした。
線香火薬4は、硝酸カリウム50%(重量%以下同じ。)、硫黄15%、木炭粉15%、松脂20%の配合とした。伝火薬5は、硝酸カリウム65%、硫黄15%、木炭粉20%の配合とした。色火薬6は、過塩素酸カリウム20%、硝酸バリウム40%、マグナリウム20%、ポリ塩化ビニール10%、フェノール樹脂5%、チタン5%の配合とした。
実施例1の色火薬6は緑色の火花を発光する。従って、実施例1の線香花火等1に点火すると、しばらくして色火薬6が燃えて緑色の火花を発光し、その後伝火薬5が燃えて線香火薬4に火を伝え、線香火薬4が燃えて線香火花を発光する。
本発明の実施例2を図3に示し説明する。実施例2の発明は、実施例1の発明に対し、線香火薬4も薄紙8で包んだ点と、色火薬6を赤色を発光する火薬とした点で異なる構成とした。
具体的には色火薬6を、過塩素酸カリウム50%、炭酸ストロンチウム15%、チタン5%、フェノール樹脂2%、ポリ塩化ビニール5%、マグナリウム20%、セラック3%の配合とした。
実施例2の線香花火に点火すると、しばらくして色火薬6が燃えて赤色の火花を発光し、その後伝火薬5が燃えて線香火薬4に火を伝え、線香火薬4が燃えて線香火花を発光するが、薄紙で包まれているため、実施例1に比べて線香火薬が燃え出すのが少し遅くなる効果が得られる。
本発明の実施例3の火薬部の断面図は図示していないが、色火薬を白色を発光する火薬とした点で上記実施例1、実施例2の線香花火等と異なる。
具体的には色火薬を、過塩素酸カリウム50%、アルミニウム15%、マグナリウム25%、フェノール樹脂10%の配合とした。
実施例3の線香花火等に点火すると、しばらくして色火薬が燃えて白色の火花を発光し、その後線香火薬4が燃えて線香火花を発光する。
なお、色火薬の配合は上記の実施例に限定されることはなく、紫、黄、青などの色を発光する多種類の色火薬を使用することが可能である。
本発明は、新たな線香花火を提供するものであり、主としておもちゃ花火の業界において利用される。
線香花火の全体正面図である。 実施例1の線香花火の火薬部の部分断面図である。 実施例2の線香花火の火薬部の部分断面図である。
符号の説明
1 :線香花火 2 :紙縒部 3 :火薬部
4 :線香火薬 5 :伝火薬 6 :色火薬
7 :薄紙 8 :薄紙

Claims (4)

  1. 火薬部と紙縒部とを有する線香花火又は線香花火に類似した花火(以下単に「線香花火等」という。)であって、前記火薬部が線香火薬と色火薬火薬の層を有することを特徴とする線香花火
  2. 火薬部と紙縒部とを有する線香花火であって、前記火薬部が線香火薬と伝火薬と色火薬の3つの火薬の層を有することを特徴とする線香花火
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載した線香花火であって、色火薬を薄紙で包んだ構成としたことを特徴とする線香花火
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載した線香花火であって、線香火薬を薄紙で包んだ構成としたことを特徴とする線香花火
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