JP2009062975A - 水噴射式エンジン - Google Patents

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Hideaki Mizuno
秀昭 水野
Shunichi Aoyama
俊一 青山
Masayuki Tomita
全幸 富田
Atsushi Terachi
淳 寺地
Daisuke Tanaka
大輔 田中
Takanobu Sugiyama
孝伸 杉山
Eiji Takahashi
英二 高橋
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Abstract

【課題】ノッキングの発生を抑制するとともに、水噴射することができる水噴射式エンジンを提供する。
【解決手段】エンジン運転状態に応じて燃焼室内に水を噴射する水噴射式エンジン100は、ピストン基材からなる外周側ピストン冠面と、該外周側ピストン冠面の内側にピストン基材よりも熱伝導率が低い断熱部11bを配置した内側ピストン冠面とを有するピストン11と、内側ピストン冠面の断熱部11bに水を噴射する水噴射手段30と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃焼室内に水を噴射する水噴射式エンジンに関する。
従来から、エンジンの燃焼室(ピストン冠面など)に水を噴射する水噴射式エンジンが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の水噴射式エンジンは、ディーゼルエンジンであって、膨張行程においてピストン冠面に向けて水を噴射する。
この水噴射式ディーゼルエンジンは、水が気化するときの体積膨張を圧力エネルギーとして膨張行程で回収し、熱効率の向上を図る。
特開昭60−184923号公報
しかしながら、特許文献1に記載の水噴射式のディーゼルエンジンでは、セラミック製のピストンやシリンダヘッド、シリンダなどによって燃焼室内を断熱しているため、このままガソリンエンジンに適用したのでは、燃焼室内の温度が上昇し過ぎてしまい、ノッキングが発生しやすくなるという問題が生じる。
そこで、本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、ノッキングの発生を抑制するとともに、水噴射することができる水噴射式エンジンを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段によって前記課題を解決する。
なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明の水噴射式エンジン(100)は、ピストン基材からなる外周側ピストン冠面と、該外周側ピストン冠面の内側にピストン基材よりも熱伝導率が低い断熱部(11b)を配置した内側ピストン冠面とを有するピストン(11)と、内側ピストン冠面の断熱部(11b)に水を噴射する水噴射手段(30)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ピストン冠面に熱伝導率の低い断熱部を形成するので、断熱膜表面温度が高くなって、噴射された水の気化速度を促進する。そのため、ピストン上死点近傍で噴射する水の量を増加させることができ、熱効率を向上させることができる。断熱部は、燃焼の時期が遅くなることからノッキングが発生しやすいピストン冠面の外周部を除いて形成されるので、ピストン冠面外周部の温度上昇を抑制することができる。そのため、ピストン冠面に断熱部を形成したとしても、ピストン冠面外周部近傍でのノッキングの発生を抑制することができる。
以下では図面等を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1(A)は、第1実施形態の水噴射式エンジンの構成を示す図である。また、図1(B)は、ピストン冠面を示す図である。
本実施形態では、4ストロークのレシプロエンジンに適用した場合で説明するが、このような4ストロークエンジンに限定されるものでなく、2ストロークエンジンにも適用することができる。
水噴射式エンジン100は、図1(A)に示すように、シリンダブロック10と、シリンダヘッド20とを備える。
シリンダブロック10には、シリンダ12が形成される。そして、シリンダ12の壁面と、ピストン11のピストン冠面11aと、シリンダヘッド20の下面とによって燃焼室13を形成する。燃焼室13で混合気が燃焼すると、ピストン11が燃焼による燃焼圧力を受けてシリンダ12を往復動する。燃焼時の熱の一部は、ピストン冠面11aから逃げて熱損失となるが、本実施形態ではピストン冠面11aに断熱膜11bを形成して熱損失の低減を図る。
上記したピストン11の断熱膜11bは、図1(B)に示すように、ピストン11の外周部を除いたピストン冠面11aを覆うように形成され、例えばピストン冠面11aに対して同心円状に形成される。この断熱膜11bは、セラミックをプラズマ溶射法によってピストン冠面11aに溶射して形成される膜内に空隙を有する多孔質断熱層である。このように形成されるピストン11の断熱膜11bは、低熱伝導率かつ高熱容量であって断熱性能に優れる。
一方、シリンダヘッド20は、図1(A)に示すように、シリンダブロック10の上側に配置される。このシリンダヘッド20には、燃焼室13に混合気を流す吸気ポート21と、燃焼室13からの排気を流す排気ポート22とが形成される。
吸気ポート21には、吸気弁21aが設けられる。この吸気弁21aは、図示しない吸気側カムシャフトに一体形成されるカムによって駆動され、ピストン11の上下動に応じて吸気ポート21を開閉する。同様に、排気ポート22には排気弁22aが設けられ、この排気弁22aは、図示しない排気側カムシャフトに一体形成されるカムによって駆動され、ピストン11の上下動に応じて排気ポート22を開閉する。
吸気ポート21には図示しない燃料噴射弁が設置されており、この燃料噴射弁が吸気ポート21の燃焼室13への開口部に向けて燃料を噴射する。
なお、本実施形態では、吸気ポート内に燃料を噴射するようにしたが、これに限られるものではなく、燃焼室内に直接燃料を噴射するように燃料噴射弁を設置するようにしてもよい。
また、排気ポート側のシリンダヘッド20には、点火プラグ23が設置される。この点火プラグ23の点火部は、燃焼室13の中心部近傍に向かって突出しており、燃焼室内の混合気に着火する。
そして、吸気ポート21と排気ポート22との間であって、シリンダヘッド20の燃焼室中心部には、水を燃焼室内に噴射する水噴射装置30が設置される。この水噴射装置30は、車両の運転状態に応じてピストン冠面11aの断熱膜11bに向かって水を噴射する。
水噴射式エンジン100は、点火プラグ23や水噴射装置30を制御するため、コントローラ40を備える。コントローラ40はCPU、ROM、RAM及びI/Oインタフェースを有する。このコントローラ40には、エンジン回転速度やエンジン負荷、クランク角度など、エンジン運転状態を検出する各種センサの出力が入力する。コントローラ40は、これら出力に基づいて点火プラグ23の点火時期や水噴射装置30の水噴射時期、水噴射量などを制御する。
上記のように構成される水噴射式エンジン100では、車両の運転状態に応じて、ピストン11が上死点近傍にあるときに、水噴射装置30からピストン冠面11aの断熱膜11bに向けて水を噴射する。水噴射装置30から噴射される水は、断熱膜11bが覆われている範囲内において、図1(A)の破線領域Pで示されるように円錐状に噴射される。
このようにピストン11が上死点近傍にあるときに水が噴射されると、ピストン冠面11aの断熱膜11bに水膜が形成される。この水膜は、断熱膜11bから受熱して、その一部が気化する。そして、水が気化して水蒸気になるときの体積膨張を圧力エネルギーとして膨張行程で回収することによって、水噴射式エンジン100の熱効率を向上させる。
本実施形態では、ピストン冠面11aの断熱膜11bが低熱伝導率、高熱容量の多孔質断熱層であるため、断熱膜11bの表面温度が高くなり、噴射できる水量などが増加するので、膨張行程で回収される圧力エネルギーも増加する。
図2(A)及び図2(B)は、低熱伝導率で高熱容量の断熱膜11bの作用を説明する図である。
ここで、図2(A)は、断熱膜11bの膜厚方向における位置と温度との関係を示す図である。実線Aは、断熱膜11bが低熱伝導率である場合の特性を示す。また、破線Bは、断熱膜11bが高熱伝導率である場合の特性を示す。
断熱膜11bの表面に与えられる熱量が同一で、断熱膜表面からピストン冠面11aに伝熱するとした場合には、熱伝導率が低い断熱膜の方が膜厚方向に熱が伝わりにくくなる。そのため、実線Aの低熱伝導率の断熱膜11bでは、断熱膜表面における温度T1が、破線Bの高熱伝導率の断熱膜11bの断熱膜表面温度T2よりも高くなる。そして、実線Aの低熱伝導率の断熱膜11bでは、ピストン冠面位置における温度T4が、破線Bの高熱伝導率の断熱膜11bのピストン冠面位置温度T2よりも低くなる。
したがって、本実施形態のように低熱伝導率の断熱膜11bでは、断熱膜表面温度が高くなり、水噴射時の気化速度を促進することができるので、噴射できる水量などを増加することができる。また、上記のように噴射された水の気化速度が促進されると、水噴射装置30から噴射された水は断熱膜11bに到達した後すぐに気化し始めることになるので、水が断熱膜11bに衝突して跳ね返ることが抑制される。
ところで、燃焼室中心近傍で混合気に点火する場合には、燃焼室内で点火された火炎の火炎伝播が遅くなるピストン冠面11aの外周部近傍でノッキングが発生しやすい。そして、ピストン冠面11aの全体に断熱膜11bを配置する場合には、ピストン11の外周部近傍の温度が高くなってしまい、さらにノック性能が悪化してしまう。
そこで、本実施形態の水噴射式エンジン100のピストン11では、ピストン冠面11aの外周部を除いて断熱膜11bを形成するように構成している。このように構成することによって、ピストン冠面11aの外周部近傍の温度上昇を抑制することができるので、ピストン冠面11aに断熱膜11bを形成したとしても、ピストン11の外周部近傍においてノッキングが発生するのを抑制することができる。
一方、ピストン11の断熱膜11bは高熱容量であるので、図2(B)に示すように車両の運転状態に起因する断熱膜表面温度の温度変化を抑制できる。
図2(B)は、時間と断熱膜表面温度との関係を示す図である。実線Cは、断熱膜11bが高熱容量である場合の特性を示す。また、破線Dは、断熱膜11bが低熱容量である場合の特性を示す。
4サイクルレシプロエンジンである水噴射式エンジン10では、エンジンの運転状態や各サイクルに応じて燃焼室内温度が変動する。そのため、断熱膜11bの熱容量が低いと、図2(B)の破線Bに示すように断熱膜表面温度が変動して、温度変化ΔTBが大きくなる。
これに対して、本実施形態のように断熱膜11bが高熱容量になると、実線Aに示すように、断熱膜表面温度の変動が小さくなって温度変化ΔTAが小さくなる。そのため、断熱膜11bの表面温度を高温に維持しやすくなるので、水噴射装置30から噴射される水を断熱膜11bで確実に気化させることができる。
さらに、本実施形態のピストン11の断熱膜11bは、図3に示すように膜内に空隙を有し、断熱膜11bに噴射された水をその空隙に保持する。
以上により、第1実施形態の水噴射式エンジン100では、下記の効果を得ることができる。
第1実施形態の水噴射式エンジン100では、ピストン冠面外周部を除いたピストン冠面11aに低熱伝導率で高熱容量の多孔質断熱層を形成する。
このように断熱膜11bは、低熱伝導率となるように構成されているので、断熱膜表面温度が高くなって、噴射された水の気化速度を促進する。このように気化速度が促進されると、ピストン上死点近傍で噴射する水の量を増加させることができ、熱効率を向上させることができる。
また、気化速度が促進されると、断熱膜11bに到達した水はすぐに気化し始めるので、水噴射装置30から噴射された水が断熱膜11bに衝突して跳ね返ることがない。そのため、跳ね返った水がピストン11とシリンダ12との隙間に流れ込んでしまいピストン11の潤滑性能が悪化するということがない。
さらに、断熱膜11bは低熱伝導率であり、断熱膜11bの熱は水の気化潜熱によって奪われるので、ピストン11の基材温度の上昇を抑制することができる。これにより、ピストン11の耐久性を向上させることができる。
燃焼室内の略中心位置で混合気に点火する水噴射式エンジン100において、断熱膜11bはノッキングが発生しやすいピストン冠面11aの外周部を除いて形成されるので、ピストン冠面11aの外周部の温度上昇を抑制することができる。そのため、ピストン冠面11aに断熱膜11bを形成ししたとしても、ピストン冠面外周部近傍でのノッキングの発生を抑制することができる。ピストン11は最も温度が上昇するピストン中心部に低熱伝導率の断熱膜11bを配置しているので、高熱伝導率の部材を配置する場合よりも、ピストン中心部の内部温度が低下する。そのため、ピストン外周方向に伝わる熱量が少なくなり、ピストン外周部の温度も低下するので、ノッキングをより抑制することができる。
断熱膜11bは高熱容量となるように構成されているので、車両の運転状態などによらず断熱膜表面温度を高温に維持しやすくなる。そのため、水噴射装置30から噴射される水を断熱膜11bにおいて安定して気化することができ、確実に熱効率を向上させることができる。
断熱膜11bは、膜内に間隙を有する多孔質断熱層となるように構成されているので、断熱膜11bに噴射された水を空隙に保持できる。そのため、断熱膜11bに噴射された水のうち、気化しない水が断熱膜11bからピストン冠面11aに流出し、ピストン11とシリンダ12との隙間に流れ込んでしまい、ピストン11の潤滑性能が悪化するということがない。また、断熱膜11bが多孔質断熱層であるので、噴射された水がピストン基材に到達しやすく、ピストン11が冷却されやすくなる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る水噴射式エンジン100のピストン11のピストン冠面11aを示す図である。
第2実施形態の水噴射式エンジン100の基本構成は、第1実施形態とほぼ同様であるが、ピストン冠面11aに形成される断熱膜の構成において相違する。
つまり、ピストン冠面11aに空隙率(断熱膜の総体積に対する空隙部分の体積の比)の異なる第1断熱膜11b及び第2断熱膜11cを形成するようにしたもので、以下にその相違点を中心に説明する。
第2実施形態の水噴射式エンジン100では、図4に示すように、ピストン11の外周部近傍を除いたピストン冠面11aを覆うように、低熱伝導率かつ高熱容量であって断熱性能に優れた第1断熱膜11b及び第2断熱膜11cを形成する。第1断熱膜11bは、第2断熱膜11cよりも空隙率が高くなるように構成されている。この第1断熱膜11bは、円形状のピストン冠面11aに対して同心円状に形成される。これに対して、第2断熱膜11cは、第1断熱膜11bよりも空隙率が低く設定されており、円形状のピストン冠面11aに対して同心円状であって第1断熱膜11bを取り囲むように形成される。
上記した第1断熱膜11b及び第2断熱膜11cは、いずれもプラズマ溶射法によってピストン冠面11aに溶射されている。
なお、第1断熱膜11b及び第2断熱膜11cの空隙率は、プラズマ溶射法で使用されるセラミックの粒径や溶射時の溶射温度などの溶射条件を制御することによって調整される。
このように構成される第2実施形態の水噴射式エンジン100では、車両の運転状態に応じて、ピストン11が上死点近傍にあるときに、水噴射装置30が第1断熱膜11bに向けて水を噴射する。第1断熱膜11bに噴射された水のうち、すぐに気化しない水は第1断熱膜11bの空隙に一時的に保持される。しかしながら、第1断熱膜11bは空隙率が高いので、水噴射装置30からの水噴射量が増加した場合などには、第1断熱膜11bからピストン冠面11aに水が流出することがある。
しかしながら、本実施形態においては、第1断熱膜11bの外周には空隙率の低い第2断熱膜11cが配置されているため、この第2断熱膜11cが第1断熱膜11bからピストン冠面11aへ水が流出するのを抑制する。
以上により、第2実施形態の水噴射式エンジン100では、下記の効果を得ることができる。
第2実施形態の水噴射式エンジン100では、ピストン冠面11aに空隙率の高い第1断熱膜11bを形成し、その第1断熱膜11bを取り囲むように第1断熱膜よりも空隙率の低い第2断熱膜11cを形成する。
このように第1断熱膜11bの外周に空隙率の低い第2断熱膜11cを配置するので、第1断熱膜11bに噴射される水の噴射量が増加しても、第1断熱膜11bに保持されている水がピストン冠面11aに流れ出ないように第2断熱膜11cによって遮られる。これにより、第1断熱膜11bに噴射された水が、ピストン11とシリンダ12との隙間に流れ込むことが抑えられるので、ピストン11の潤滑性能の低下を抑制することができる。
また、最も温度が上昇するピストン中心部に空隙率の高い、多孔質断熱層の第1断熱膜11bを形成するので、噴射された水がピストン中心部のピストン基材に到達しやすく、ピストン11を効果的に冷却することができる。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態に係る水噴射式エンジン100の構成を示す図である。
第3実施形態の水噴射式エンジン100の基本構成は、第1実施形態とほぼ同様であるが、ピストン11とクランクシャフト60とを連結する構成において一部相違する。つまり、ピストン11とクランクシャフト60とを複数のリンクで接続するようにしたもので、以下にその相違点を中心に説明する。
第3実施形態の水噴射式エンジン100は、図5に示すように、ピストン行程を変化させて機械圧縮比を変更する圧縮比可変機構50を備える。圧縮比可変機構50は、ピストン11とクランクシャフト60とをアッパリンク51、ロアリンク52で連結して、コントロールリンク53でロアリンク52の姿勢を制御することで機械圧縮比を変更できるように構成されている。
アッパリンク51は、その上端でピストンピン54を介してピストン11に連結する。また、アッパリンク51の下端は、連結ピン55を介してロアリンク52の一端に連結する。
ロアリンク52は、その一端が連結ピン55を介してアッパリンク51に連結する。また、ロアリンク52の他端は、連結ピン56を介してコントロールリンク53に連結する。ロアリンク52は、図中左右の2部材から分割可能に構成され、ほぼ中央に連結孔52aを有する。ロアリンク52は、連結孔52aにクランクシャフト60のクランクピン61を挿入し、クランクピン61を中心軸として揺動する。
クランクシャフト60は、クランクピン61、ジャーナル62及びカウンターウェイト63を備える。クランクピン61の中心はジャーナル62の中心から所定量偏心しており、このクランクピン61にロアリンク52が回転自在に連結する。ジャーナル62は、シリンダブロック10とラダーフレーム57とによって回転自在に支持される。ジャーナル62の軸心は、クランクシャフト60の軸心と一致している。カウンターウェイト63は、クランクアームに一体形成されて、ピストン運動の回転1次振動成分を低減する。
コントロールリンク53の上端は、連結ピン56を介してロアリンク52に対して回動自在に連結する。また、コントロールリンク53の下端は、連結ピン58を介して、クランクシャフト60と平行に配置されるコントロールシャフト71に連結する。連結ピン58は、コントロールシャフト71の軸心から所定量偏心しており、コントロールリンク53がその偏心した連結ピン58を軸心として揺動する。このコントロールシャフト71は、その外周にギア72を形成する。このギア72がピニオン73と噛合する。ピニオン73は、シリンダブロック10の側部に取付けられたアクチュエータ74の回転軸75に設けられている。
このように構成される水噴射式エンジン100では、ピストン11の往復運動はアッパリンク51に伝達され、ロアリンク52を介してクランクシャフト60の回転運動に変化される。
この場合には、ロアリンク52はクランクピン61を中心軸として揺動しながら、クランクシャフト60の中心に対して図中反時計回りに回転する。ロアリンク52に連結するコントロールリンク53は、その下端に連結するコントロールシャフト71の連結ピン58を支点として揺動する。コントロールシャフト71と連結ピン58とは偏心しているため、アクチュエータ74によってコントロールシャフト71が回転すると、連結ピン58が移動する。この連結ピン58の移動によってコントロールリンク53の揺動中心が変化するため、これによりアッパリンク51及びロアリンク52の傾斜を変えることができ、ピストン11の上死点位置を所定の範囲内で任意に調整できる。
このように、第3実施形態の水噴射式エンジン100では、ピストン11の上死点位置を調整することによって機械圧縮比が可変となる。そのため、車両の運転状態に応じて、機械圧縮比を最適に制御することができる。
つまり、低回転速度・低負荷側では機械圧縮比を高くして燃費性能の向上を図ることができ、高回転速度・高負荷側では機械圧縮比を低くしてノッキングの防止を図ることができる。
また、水噴射式エンジン100では、車両の運転状態に応じて、ピストン11が上死点近傍にあるときに、水噴射装置30からピストン冠面11aの断熱膜11bに向けて水を噴射する。
特に、低負荷時など、機械圧縮比が高く設定されている場合には、ピストン冠面11aの位置が高くなって、ピストン冠面11aと水噴射装置30との距離が近づくので、噴射された水は確実に断熱膜11bに到達して断熱膜表面で気化する。そして、ピストン冠面11aの位置が高くなると高膨張比となるので、水の気化するときに得られる圧力エネルギーの回収効率が向上する。
さらに、水噴射式エンジン100はピストン11とクランクシャフト60とを複数のリンクで接続しているので、図6に示すように、ピストンとクランクシャフトとを1本のコンロッドで連結する単リンク式ピストン−クランク機構を有する一般的な通常のエンジン(以下「従来エンジン」という。)に比べて、ピストン11が上死点近傍に滞在する期間が長いという特性がある。
なお、この特性は、上記した複数のリンクからなるマルチリンク機構であれば得られるものであって、機械圧縮比(ピストン11の上死点位置)を可変とするか否かによるものではない。
図6(A)は、水噴射式エンジン100のピストン11のストローク特性を示す図である。図6(B)は、図6(A)における上死点近傍を拡大した図である。図6(A)及び図6(B)において、実線Aは本実施形態の水噴射式エンジン100のストローク特性を示し、破線Bは従来エンジンのストローク特性を示す。
水噴射式エンジン100では、図6(A)の実線Aに示すように、ピストンストローク特性が単振動に近くなって、上死点及び下死点におけるピストン11の加速度が略同一となる。そのため、ピストン11が上死点から所定の距離内にあるときを上死点近傍滞在期間と定義した場合には、図6(B)に示すように、水噴射式エンジン100の上死点近傍滞在期間L1は、従来エンジンの上死点近傍滞在期間L2よりも長くなる。
このように、従来エンジンよりも上死点近傍滞在期間が長くなって、ピストン11の上死点近傍の動きが遅くなると、燃焼圧力及び燃焼温度が高い状態で、噴射された水を蒸発させるための時間を長く確保することができ、さらに膨張行程における燃焼室内の圧力を高圧に維持することができる。
なお、第3実施形態の水噴射式エンジン100のピストン−クランク機構は、上死点から下死点までのピストンストローク量が、ピストン−クランク機構における上死点から下死点までのピストンストローク量と同一の単リンク式ピストン−クランク機構に比べて、クランクシャフトの回転に対するピストン11の往復運動が単振動運動に近いストローク特性となるよう、上死点側と下死点側におけるピストンストローク特性が略対称で、単リンク式ピストン−クランク機構に比べてピストン下死点前後のピストンストローク速度が大きく、かつピストン上死点前後のピストンストローク速度が小さくなるよう、上死点前から上死点にかけて、及び下死点前から下死点にかけては単リンク式ピストン−クランク機構に比べてピストン11を引き下げる方向にロアリンク52がコントロールリンク53の揺動によってクランクピン回りに揺動し、上死点から上死点後にかけて、及び下死点から下死点後にかけては単リンク式ピストン−クランク機構に比べてピストン11を引き上げる方向にロアリンク52がコントロールリンク53の揺動によってクランクピン回りに揺動するように、各リンクや各支点のアライメントが設定されている。
以上により、第3実施形態の水噴射式エンジン100では、下記の効果を得ることができる。
水噴射式エンジン100では、低回転速度・低負荷側では機械圧縮比を高くして燃費性能の向上を図り、高回転速度・高負荷側では機械圧縮比を低くしてノッキングを抑制する。特に、低負荷時など、機械圧縮比が高く設定される場合には、ピストン冠面11aの位置が高くなって高膨張比となり、さらにピストン冠面11aと水噴射装置30との距離も近づくので、断熱膜表面での水の気化で得られる圧力エネルギーの回収効率を向上させることができる。
また、ピストン11の上死点近傍滞在期間を長くすることで、燃焼圧力及び燃焼温度が高い状態で、噴射された水を蒸発させるための時間を長く確保することができ、さらに膨張行程における燃焼室内圧力を高圧に維持することができる。そのため、水の蒸発による圧力上昇の遅れによる膨張仕事での回収効率の悪化を大幅に改善することが可能となる。
(第4実施形態)
第4実施形態の水噴射式エンジン100について、図7を参照して説明する。図7(A)は、水噴射エンジン100のピストン11のピストン冠面11aを示す図である。図7(B)及び図7(C)は、断熱膜11bの水に対する濡れ性を説明する図である。
第4実施形態の水噴射式エンジン100の基本構成は、第1実施形態とほぼ同様であるが、ピストン冠面11aに形成される断熱膜11bにおいて相違する。つまり、濡れ性に優れる高親水性の断熱膜11bを形成するようにしたもので、以下にその相違点を中心に説明する。
第4実施形態では、低熱伝導率、高熱容量で断熱性能に優れかつ高い親水性を有する酸化チタン(TiO2)を断熱膜11bとしてピストン冠面11aに形成する。この酸化チタンからなる断熱膜11bは、例えばプラズマ溶射法によってピストン冠面11aに溶射して形成される。
断熱膜11bはピストン基材よりも高い親水性を有しているので、水噴射装置30によって噴射された水のうち、すぐに気化しない水は、図7(B)に示すように断熱膜11bの表面全体に広がって保持される。この断熱膜11bでは、水に対する接触角θ1が0°〜30°程度である。なお、本実施形態との比較のため、ピストン冠面11aに高親水性断熱膜11bを設けていない場合を図7(C)に示す。ピストン11は低親水性のアルミニウム系合金からなり、断熱膜11bを設けている場合よりも接触角θ2が大きくなるので、噴射された水はピストン冠面11aで広がりにくい。
以上により、第4実施形態の水噴射式エンジン100では、下記の効果を得ることができる。
本実施形態では、ピストン冠面11aに高親水性の断熱膜11bを設けるので、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また。水噴射装置30によって噴射された水の一部は断熱膜表面に広がり水膜を形成するので、第1実施形態よりも断熱効果を向上させることができ、冷却損失を低減させて熱効率を高めることができる。これにより、燃焼室内温度の上昇を抑え、ノッキングの発生を抑制することができる。さらに、ピストン11の基材温度の上昇を抑制することができ、ピストン11の耐久性を向上させることができる。
(第5実施形態)
図8は、第5実施形態に係る水噴射式エンジン100のピストン11のピストン冠面11aを示す図である。
第5実施形態の水噴射式エンジン100の基本構成は、第4実施形態とほぼ同様であるが、ピストン冠面11aに形成される断熱膜の構成において相違する。つまり、ピストン冠面11aに親水性の異なる第1断熱膜11b及び第2断熱膜11cを形成するようにしたもので、以下にその相違点を中心に説明する。
第5実施形態の水噴射式エンジン100では、図8に示すように、ピストン11の外周部近傍を除いたピストン冠面11aを覆うように、親水性の異なる第1断熱膜11b及び第2断熱膜11cを形成する。
第1断熱膜11bは、ピストン基材よりも高い親水性を有する酸化チタン(TiO2)によって形成された断熱膜である。これに対して、第2断熱膜11cは、第1断熱材11aよりも親水性が低く撥水性を有するPTFEなどのフッ素系樹脂の皮膜としてピストン冠面11aに形成される。この第2断熱膜11は、第1断熱膜11bを取り囲むように形成される。
このように構成される第5実施形態の水噴射式エンジン100では、車両の運転状態に応じて、ピストン11が上死点近傍にあるときに、水噴射装置30が第1断熱膜11bに向けて水を噴射する。第1断熱膜11bに噴射された水のうち、すぐに気化しない水は第1断熱膜11bの表面全体に広がって水膜として保持される。
このように第1断熱膜11bは高親水性であるので、水噴射装置30からの水噴射量が増加した場合などには、第1断熱膜11bからピストン冠面11aに水が流出することがある。
本実施形態では、第1断熱膜11bの外周に低親水性の第2断熱膜11cを配置するので、第1断熱膜上に水膜を保持することができ、ピストン冠面11aへの水の流出を抑制できる。これにより噴射された水が、ピストン11とシリンダ12との隙間に流れ込むことが抑えられ、ピストン11の潤滑性能が悪化するのを抑制することができる。
なお、本実施形態の技術的思想は、図9に示すような凹形状のピストン冠面11aを有するピストン11についても適用することができる。つまり、図9に示すように、ピストン冠面11aの凹部11dに高親水性の断熱膜11bを設け、凹部11dの外周に低親水性の断熱膜11cを設けるので、第1断熱膜上に水膜を保持しやすくなり、ピストン冠面11aへの水の流出の抑制効果を高めることができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、第3実施形態の水噴射式エンジン100では、第1実施形態と同様の断熱膜11bを備えるようにしたが、第2実施形態〜第5実施形態と同様の断熱膜11bを備えるようにしてもよく、
また、第2実施形態では、空隙率の高い第1断熱膜11bの外側に、第1断熱膜11bよりも空隙率の低い第2断熱膜11cを構成するが、ピストン冠面中心から外側に向かうにつれて断熱膜の空隙率が徐々に低くなるように構成してもよい。
第1実施形態〜第5実施形態の水噴射式エンジン100では、ピストン11が燃焼上死点近傍にあるときに水噴射装置30によって水を噴射するが、吸気上死点において水を噴射するようにしてもよい。
第1実施形態の水噴射式エンジンの構成を示す図である。 低熱伝導率で高熱容量の断熱膜の作用を説明する図である。 断熱膜が多孔質断熱層であることを示す図である。 第2実施形態の水噴射式エンジンのピストンを示す図である。 第3実施形態の水噴射式エンジンの構成を示す図である。 水噴射式エンジンのストローク特性を示す図である。 第4実施形態の水噴射式エンジンのピストンを示す図である。 第5実施形態の水噴射式エンジンのピストンを示す図である。 凹形状のピストン冠面を有するピストンを示す図である。
符号の説明
100 水噴射式エンジン
10 シリンダブロック
11 ピストン
11a ピストン冠面
11b (第1)断熱膜(断熱部、第1断熱部)
11c 第2断熱膜(第2断熱部)
12 シリンダ
13 燃焼室
20 シリンダヘッド
21 吸気ポート
21a 吸気弁
22 排気ポート
22a 排気弁
23 点火プラグ(点火装置)
30 水噴射装置(水噴射手段)
40 コントローラ
50 圧縮比可変機構
51 アッパリンク(第1のリンク)
52 ロアリンク(第2のリンク)
53 コントロールリンク(第3のリンク)
60 クランクシャフト
71 コントロールシャフト
74 アクチュエータ

Claims (13)

  1. エンジン運転状態に応じて燃焼室内に水を噴射する水噴射式エンジンにおいて、
    ピストン基材からなる外周側ピストン冠面と、該外周側ピストン冠面の内側にピストン基材よりも熱伝導率が低い断熱部を配置した内側ピストン冠面とを有するピストンと、
    前記内側ピストン冠面の断熱部に水を噴射する水噴射手段と、
    を備えることを特徴とする水噴射式エンジン。
  2. 前記断熱部は、前記ピストンの基材よりも熱容量が大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の水噴射式エンジン。
  3. 前記断熱部は、空隙を有する多孔質層であって、前記水噴射手段によって噴射された水を保持するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の水噴射式エンジン。
  4. 前記断熱部は、
    前記水噴射手段によって水が噴射される位置に形成される第1断熱部と、
    前記第1断熱部よりも空隙率が低く、その第1断熱部を取り囲むように形成される第2断熱部と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の水噴射式エンジン。
  5. 前記断熱部は、前記ピストン冠面中心から外周側に向かうにつれて空隙率が徐々に低下するように構成される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の水噴射式エンジン。
  6. 前記断熱部は、ピストン基材よりも親水性が高い、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の水噴射式エンジン。
  7. 前記断熱部は、
    前記水噴射手段によって水が噴射される位置に形成される第1断熱部と、
    前記第1断熱部よりも親水性が低く、その第1断熱部を取り囲むように形成される第2断熱部と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の水噴射式エンジン。
  8. 前記ピストンは、ピストン冠面が凹むように形成された凹部を有し、前記凹部に前記第1断熱部を設けるとともに、前記凹部の外周に前記第2断熱部を設ける、
    ことを特徴とする請求項7に記載の水噴射式エンジン。
  9. 前記水噴射手段は、前記ピストンが上死点近傍にあるときに水を噴射する、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の水噴射エンジン。
  10. 前記水噴射手段は、前記ピストンが燃焼上死点近傍にあるときに水を噴射する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の水噴射式エンジン。
  11. 前記水噴射手段は、前記ピストンが吸気上死点近傍にあるときに水を噴射する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の水噴射式エンジン。
  12. 前記ピストンに揺動自由に連結する第1のリンクと、
    前記第1のリンクに回動自由に連結するとともに、クランクシャフトに回転自由に装着される第2のリンクと、
    前記クランクシャフトと平行にシリンダブロックに回転自由に支持され、その回転軸心に対して偏心する偏心軸部を有するコントロールシャフトと、
    前記第2のリンクに連結ピンを介して回転自由に連結されるとともに、前記コントロールシャフトの偏心軸部を揺動軸心として揺動可能な第3のリンクと、を備え、
    前記ピストンのストローク特性が略単振動となるように構成することを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の水噴射式エンジン。
  13. 前記コントロールシャフトを回転させるアクチュエータを備え、
    前記アクチュエータは、車両の運転状態に応じて前記コントロールシャフトを回転させ、前記偏心軸部の位置を変更させて、エンジンの機械圧縮比を変更するようにした、
    ことを特徴とする請求項12に記載の水噴射式エンジン。
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