JP2009062779A - 既設地中構造物の止水工法及び止水構造 - Google Patents

既設地中構造物の止水工法及び止水構造 Download PDF

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【課題】止水材を既設地中構造物の躯体の外周面に沿うように注入して板状の止水体を構築可能な止水工法を提供する。
【解決手段】既設地中構造物1の側壁1aに対する止水構造2は、時間の経過に伴って硬化するゲル状の止水材が既設地中構造物1の側壁1aの外周面1bに沿うように注入されて、硬化した止水体4を備える。止水体4は、側壁1aの外周面1bに沿って板状にほぼ均一な厚さで構築される。止水材は、セメントミルクからなるA液と、セメントミルクをゲル化するためのゲル化剤及びゲルタイムを調整するためのゲルタイム調整剤を含むB液とを注入直前に混合することにより作製される。
【選択図】図1

Description

本発明は、既設地中構造物の止水工法及びその工法により構築される止水構造に関するものである。
一般的に、既設地中構造物内への地下水の浸入を防止する止水工法として、躯体に貫通孔を設け、この貫通孔を介して躯体の外周地盤にセメント等の止水材を注入して、止水体を構築し、止水する方法が用いられている。
例えば、特許文献1には、既設地中構造物内より側壁の貫通孔を介して止水材を側壁の外側の地盤中に注入して止水体を構築する工法が開示されている。かかる工法は、側壁に生じた割れ目を貫通孔として利用し、セメントミルクと急結剤とからなる止水材を側壁の外側に注入して止水体を構築し、止水するものである。
特開平3−224915号公報
特許文献1に記載の方法では、セメントミルクと急結剤とからなる止水材が地山の土砂の粒子間内に浸透し、図9び図10に示すように、側壁1aの貫通孔25の位置を中心として地山内に同心円状に広がるので、略半球状の止水体24が構築される。このように、止水体24が略半球状に構築されるため、次に示すような問題点があった。(1)止水体の厚い部分と薄い部分とが存在するので、止水性能が位置によって異なる。(2)止水体の薄い部分、例えば、既設地中構造物の側壁の外周面に接する円周の縁付近の厚さは薄いので止水性能が低く、この部分を地下水が通過しやすい。(3)これをさけるためには、隣接する止水体を当該止水体の端部に重なるように構築しなければならない。かかる場合には、止水体間の距離を狭くする必要があり、多数の止水体を構築しなければならず、作業工期が長くなる。
そこで、本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、止水材を既設地中構造物の躯体の外周面に沿うように注入して止水性能の高い止水体を構築可能な止水工法を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明の既設地中構造物の止水工法は、既設地中構造物内への地下水の浸入を防止する止水工法において、時間の経過に伴って硬化するゲル状の止水材を前記既設地中構造物の外周面に沿うように注入することを特徴とする(第1の発明)。
本発明による既設地中構造物の止水工法によれば、ゲル状の止水材を注入するので、止水材は地山内の土砂等の粒子間に浸透することなく、地山と既設地中構造物の外周面との間に、この外周面に沿うように注入される。
また、止水材は、地山と既設地中構造物の外周面との間に、ほぼ一定の厚さで板状に注入されるので、注入された範囲内における止水性能をほぼ一定にすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記既設地中構造物内より前記既設地中構造物の躯体を貫通する貫通孔を介して前記止水材を注入することを特徴とする。
本発明による既設地中構造物の止水工法によれば、既設地中構造物内より止水材を注入するので、大深度に構築された既設地中構造物の周囲にも施工可能である。
第3の発明は、第1の発明において、前記止水材は、当該止水材がゲル状になるまでの時間を調整するためのゲルタイム調整剤を更に含むことを特徴とする。
本発明による既設地中構造物の止水工法によれば、止水材はゲルタイム調整剤を含むので、ゲル化するまでの時間(以下、ゲルタイムという)を調整することが可能となる。また、ゲルタイムを調整することができるので、止水材が貫通孔内や貫通孔の出口付近でゲル化して貫通孔が閉塞することを防止可能となる。
第4の発明の既設地中構造物の止水構造は、既設地中構造物内への地下水の浸入を防止する止水構造であって、時間の経過に伴って硬化するゲル状の止水材が前記既設地中構造物の外周面に沿うように注入されてなることを特徴とする。
以上、説明したように、本発明の既設地中構造物の止水工法によれば、既設地中構造物の外周面に沿うように止水材を注入して止水性の高い止水体を構築することが可能となる。
既設地中構造物の止水工法は、既設地中構造物内への地下水の浸入を防止するものであり、以下、本発明の好ましい実施形態について図面を用いて詳細に説明する。以下の実施形態においては、既設地中構造物の側壁を対象とした止水工法について説明するが、これに限定されるものではなく、頂版及び底版にも適用可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る既設地中構造物1の側壁1aに適用された止水構造2を示す模式図である。
図1に示すように、止水構造2は、時間の経過に伴って硬化するゲル状の止水材が既設地中構造物1の側壁1aの外周面1bに沿うように注入されて、硬化した止水体4を備える。止水体4は、側壁1aの外周面1bに沿って板状にほぼ均一な厚さで構築される。
止水材は、セメント剤及びセメント分散剤を水に混ぜて作製されるA液と、A液をゲル化するためのゲル化剤及びA液のゲルタイムを調整するためのゲルタイム調整剤を水に混ぜて作製されるB液とを地山3に注入する前に混合して作製される。ゲルタイム調整剤の添加量は、止水材が地山3に注入される前後にゲル化するように、止水材の注入速度やA液とB液とを混合してから側壁1aに設けられた貫通孔5の外周面1b側端の注入口1cに到達するまでの時間等に応じて、適宜、調製される。
A液とB液との混合の方法は、例えば、後述する実験のようにY字型の注入管12を用いて(図4(a)参照)、各分岐部からA液、B液を注入し、この注入管12内で混合する。ただし、A液とB液との混合の方法は、これに限定されるものではなく、例えば、図2(a)に示すように、2本の注入管6a、6bからなる二重管を側壁1a内に設置して、これら注入管6a、注入管6bを介して注入されたA液とB液とが注入口1c付近で混合するようにしてもよいし、図2(b)に示すように、A液とB液とを混合する混合部7cを設け、この混合部7cに2本の注入管7a、7bからそれぞれA液、B液を注入し、混合後の止水材を注入管7dから外周面1b周囲へ注入するようにしてもよい。
地山3に注入される前後にゲル化するように調製された止水材は、側壁1a内に設けられた貫通孔5を介して既設地中構造物1内から地山3へ注入される。地山3に注入される際には、止水材はゲル状で地山3の土砂等の粒子間に浸透しにくいため、止水材は側壁1aの外周面1bと地山3との間に注入される。このとき、止水材が側壁1aの外周面1bと地山3との間に少しでも注入されれば、くさび効果により外周面1bに対してほぼ垂直な向きに、外周面1bと地山3との間を押し開くような力が作用するので、継続して止水材を注入することが可能になる。
外周面1bと地山3との間への止水材の注入作業が終了した後は、注入管12等を引き抜きつつ止水材を貫通孔5内に注入し、貫通孔5より浸入する地下水を止水する。ただし、貫通孔5の止水方法は、これに限定されるものではなく、例えば、貫通孔5内から注入管12等を引き抜いた後に、止水材を手作業で貫通孔5内に充填してもよい。
上述した止水材の注入方法及びこの注入方法により構築された止水体の止水性能を確認するためのモデル実験を行った。このモデル実験では、地山3を模した土槽11内に、この土槽11の側壁11aに設けた貫通孔15から止水材を注入し、止水材の注入状態及び止水材の止水性能を確認した。以下に、このモデル実験結果について説明する。
まず、実験に用いた土槽11について説明する。
図3は、本実験で用いた土槽11を示す図である。図3に示すように、高さ1m、幅2m、奥行き0.6mの土槽11内に、対象の地山3と同じになるように土砂13を積層した。このとき対象の地山3と同様の締固め度になるように土砂13を締固め機で締固めた。また、土槽11の側壁11aは、止水材の注入状況を確認できるように透明なアクリル板11aを用い、このアクリル板11aに複数の貫通孔15(=15a、15b、15c)を設けた。本実験においては、アクリル板11aの厚さを20mmとした。
次に、土槽11内に注入する止水材について説明する。
表1は、本実験で用いた止水材の成分の配合割合を示す表である。表1に示すように、本実験においては、A液の容量が500Lになるようにセメント剤、セメント分散剤及び水の配合割合を、例えば、それぞれ225kg、6.75kg、419Lとした。また、セメント剤は太平洋アロフィクスMC(商品名、太平洋マテリアル株式会社製)を用い、、セメント分散剤はマイティ150(商品名、花王株式会社製)を用いた。
また、B液の容量が500Lになるようにゲル化剤、ゲルタイム調整剤及び水を配合するとともに、ゲル化剤とゲルタイム調整剤との配合割合が異なる3種類のB液を作製した。具体的には、ゲル化剤、ゲルタイム調整剤及び水の配合割合は、例えば、試験条件1は、それぞれ303kg(=250L)、4.5kg(=2.0L)、248.0L、試験条件2は、それぞれ303kg(=250L)、2.3kg(=1.0L)、249.0L、試験条件3は、それぞれ285kg(=250L)、3.6kg(=1.6L)、248.4Lとした。ここで、ゲル化剤は、試験条件1及び試験条件2では、太平洋アロフィクスSI(商品名、太平洋マテリアル株式会社製)を用い、試験条件3では、太平洋アロフィクスSS(商品名、太平洋マテリアル株式会社製)を用いた。また、ゲルタイム調整剤はG/T調整剤(商品名、太平洋マテリアル株式会社製)を用いた。そして、これらA液とB液とを1対1の割合で混合して止水材とした。
[表1]
図4(a)は、本実験に係る止水材の注入方法を示す模式図である。図4(a)に示すように、アクリル板11aの貫通孔15に注入管12を挿入し、この注入管12を介して止水材をポンプで土槽11内に注入する。なお、同図に示すように、注入管12としてY字型に分岐した管を用い、各分岐部からA液、B液を注入して、注入管12内でA液とB液とが混合されるようにした。
図4(b)は、本実験に係る試験条件1及び試験条件2の止水材の注入方法を示す模式図である。図4(b)に示すように、アクリル板11aの貫通孔15a、15cにそれぞれ注入管12を挿入した。そして、試験条件1における止水材を貫通孔15a内に挿入された注入管12を介して土槽11内に注入した。また、試験条件2における止水材を貫通孔15c内に挿入された注入管12を介して土槽11内に注入した。
図4(c)は、本実験に係る試験条件3の止水材の注入方法を示す模式図である。図4(c)に示すように、アクリル板11aの貫通孔15bに注入管12を挿入し、この注入管12を介して試験条件3の止水材を土槽11内に注入した。
表2は、本実験における止水材の注入条件を示す表である。表2に示すように、ゲルタイムが異なる条件で試験条件1〜3の止水材をそれぞれ土槽11内に注入した。具体的には、試験条件1、試験条件2、試験条件3における止水材のゲルタイムをそれぞれ160秒、10秒、8秒とし、これらの止水材の注入速度を2L/minとした。
試験条件1における止水材は、注入管12を通って土槽11内に注入された時点ではゲル化しておらず、土槽11内に注入されてから数十秒後にゲル化し始めるものである。
一方、試験条件2及び試験条件3における止水材は、A液とB液とが混合されて注入管12を通る間にゲル化し、土槽11内にはゲル化した状態で注入されるものである。
[表2]
図5は、本実験に係る試験条件1及び試験条件2の止水材の注入状況を示す図である。図5に示すように、試験条件1における止水材を、貫通孔15aを介して土槽11内(図中左側)に注入し、試験条件2における止水材を、貫通孔15cを介して土槽11内(図中右側)に注入した。
試験条件1及び試験条件2における止水材を注入するとともに、注入状況をそれぞれ目視にて確認した。試験条件1では、止水材を10分間注入したが、図5の点線丸枠内に示すように、止水材(図中黒い部分)がアクリル板11aの外周面11bに沿って広がる様子は観察されず、土砂13内に浸透していると考えて注入を停止した。
一方、試験条件2では、図5の実線丸枠内に示すように、止水材(図中黒い部分)がアクリル板11aの外周面11bに沿って広がる様子が観察されたので、10分30秒間注入を行った。
次に、土槽11を解体し、止水材の注入状態を確認した。
試験条件1における止水体4は、貫通孔15aの注入口1cから水平の奥行き方向に厚さ54cm程度、左右方向に幅70cm程度、上下方向に高さ8cm程度の範囲で土砂13内に存在しており、アクリル板11aと土砂13との間には、ほとんど注入されていなかった(図5点線丸枠内参照)。この結果より、試験条件1における止水材は、止水材がゲル化する前に土槽11内に注入され、土砂13の粒子間内に浸透注入したことがわかる。
一方、試験条件2における止水体4は、図6に示すように、貫通孔15cの注入口1cから水平の奥行き方向に厚さ2.5〜4.0mm程度、左右方向に幅90cm程度、上方に高さ55cm程度、下方に高さ20cm程度の範囲でアクリル板11aと土砂13との間にアクリル板11の外周面11bに沿って広がるように注入していた。この結果より、試験条件2における止水材は、ゲル化した状態で土槽11内に注入され、土砂13の粒子間に浸透することが少なく、アクリル板11aと土砂13との間に注入されたことがわかる。
次に、試験条件3における止水材を注入するとともに、注入状況をそれぞれ目視にて確認した。
図7(a)〜図7(c)は、試験条件3における止水材を土槽11内に注入してからそれぞれ1分後、15分後、32分後の状態を示す図である。
図7(a)の実線丸枠内に示すように、試験条件3における止水材は、貫通孔15bの注入口1cを中心としてアクリル板11aの外周面11bに沿うように注入されている。
また、図7(b)の実線丸枠内に示すように、止水材の注入を続けると、止水材はアクリル板11aの外周面11bに沿うように注入されており、注入時間が長くなるにつれて止水材の範囲は広くなっている。
そして、さらに止水材の注入を続けると、図7(c)に示すように、32分後には、アクリル板11aの外周面11bに沿って注入された止水材が、アクリル板11aを完全に覆うように広がって土槽11より露出し始めたので、止水材の注入を停止した。
上述した注入実験の結果より、試験条件3における止水材を連続して注入すると、止水材は、アクリル板11aと土砂13との間に注入されるとともに、貫通孔15bの注入口1cを中心にアクリル板11aの外周面11bに沿って広がることが確認された。
次に、土槽11を解体し、止水材の注入状態を確認した。
試験条件3における止水体4は、図8に示すように、貫通孔15bの注入口1cから水平の奥行き方向に厚さ2.8mm程度で、アクリル板11aと土砂13との間にアクリル板11aの外周面11bの全面(縦1m×横2m)を覆うように存在していた。この結果より、試験条件3における止水材は、ゲル化した状態で土槽11内に注入され、土砂13の粒子間に浸透することなくアクリル板11aと土砂13との間に注入されたことがわかる。
以上の実験結果からわかるように、本実施形態における既設地中構造物1の止水工法によれば、ゲル状の止水材を注入するので、止水材は地山3内の土砂等の粒子間に浸透することなく、地山3と既設地中構造物1の外周面1bとの間に、この外周面1bに沿うように注入される。この止水材が硬化して地下水を止水することが可能となる。また、止水材は、地山3と既設地中構造物1の外周面1bとの間に、ほぼ一定の厚さで板状に注入されるので、注入された範囲内における止水性能を一様にすることができる。
なお、本実験では、ゲルタイム調整剤の量を一定としたが、止水材の注入時間とともにゲルタイムが遅くなるようにゲルタイム調整剤の量を変化させると、注入口付近ですでにゲル化している止水材の周辺に注入した注入材が移動してゲル化するようになるので、より効果的に止水構造を形成することができる。
また、既設地中構造物1内より止水材を注入するので、地中に構築された既設地中構造物1の周囲にも施工可能である。
さらに、地山3に水みちが存在する場合は、既設地中構造物1の外周面1bからその水みちに止水材が注入されることで止水性が向上することになる。
本発明の実施形態に係る既設地中構造物の側壁に適用された止水構造を示す模式図である。 A液とB液とを混合する方法を示す図である。 本実験で用いた土槽を示す図である。 本実験に係る止水材の注入方法を示す図である。 本実験に係る止水材の注入状況を示す図である。 試験条件2における止水材を注入した状態を示す図である。 試験条件3における止水材を土槽内に注入してから1分後、15分後、32分後の状態を示す図である。 試験条件3における止水材を注入した状態を示す図である。 従来の止水工法にて止水材を注入した状態を示す図である。 従来の止水工法にて止水材を注入した状態を示す図である。
符号の説明
1 既設地中構造物
1a 側壁
1b 外周面
1c 注入口
2 止水構造
3 地山
4 止水体
5 貫通孔
6a、6b、7a、7b、7d 注入管
7c 混合部
11 土槽
11a アクリル板
11b 外周面
12 注入管
13 土槽内の土砂
15a、15b、15c 貫通孔
24 止水体
25 貫通孔

Claims (4)

  1. 既設地中構造物内への地下水の浸入を防止する止水工法において、
    時間の経過に伴って硬化するゲル状の止水材を前記既設地中構造物の外周面に沿うように注入することを特徴とする既設地中構造物の止水工法。
  2. 前記既設地中構造物内より前記既設地中構造物の躯体を貫通する貫通孔を介して前記止水材を注入することを特徴とする請求項1に記載の既設地中構造物の止水工法。
  3. 前記止水材は、当該止水材がゲル状になるまでの時間を調整するためのゲルタイム調整剤を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の既設地中構造物の止水工法。
  4. 既設地中構造物内への地下水の浸入を防止する止水構造であって、
    時間の経過に伴って硬化するゲル状の止水材が前記既設地中構造物の外周面に沿うように注入されてなることを特徴とする既設地中構造物の止水構造。
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