JP2009062724A - 耐震補強ユニットおよびそれを用いた耐震補強構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】FRPを用いて構成するとともに、ユニット構造に工夫を加えることにより、ユニットの軽量性を確保しつつ剪断座屈の発生を効果的に抑制可能な耐震補強ユニット、およびそれを用いた耐震補強構造を提供する。
【解決手段】建造物に対して組積される建造物耐震補強用のユニットであって、コア材と、該コア材の少なくとも片面に設けられたFRPスキン材とを有し、該FRPスキン材が建造物の鉛直面と平行に組積されることを特徴とする耐震補強ユニット、およびそれを用いた耐震補強構造。
【選択図】図43
【解決手段】建造物に対して組積される建造物耐震補強用のユニットであって、コア材と、該コア材の少なくとも片面に設けられたFRPスキン材とを有し、該FRPスキン材が建造物の鉛直面と平行に組積されることを特徴とする耐震補強ユニット、およびそれを用いた耐震補強構造。
【選択図】図43
Description
本発明は、建造物の耐震性を向上するために建造物に対して組積される耐震補強ユニット、および複数の耐震補強ユニットを建造物の鉛直面に沿って組積することにより建造物の耐震性を向上させる耐震補強構造に関する。
建造物の耐震性を向上するために、多数のコンクリートブロックを建造物の壁面に沿って組積する方法が知られているが(例えば、特許文献1)、このような方法では一般に、個々のコンクリートブロックの重量が大きいため、施工性が悪いという問題を抱えている。この問題に対し、FRP(繊維強化プラスチック)からなる耐震エレメントを作製し、それを多数組積するようにした耐震補強構造も知られている(例えば、特許文献2)。
しかし、特許文献2に記載されている耐震補強構造では、使用される耐震エレメントがFRP製の平面部とフランジ部が接合されたものからなり、その平面部が建造物の鉛直面に沿って配置されるように各耐震エレメントが組積される構造になっている。そのため、組積構造に荷重がかかる際、平面部に剪断座屈が発生するおそれがあるため、平面部を増厚する必要がある。平面部の増厚は、個々の耐震エレメントの重量増加、コスト増加を招くことになるとともに、平面部の増厚だけでは剪断座屈の発生のおそれを完全に除去することが困難であるか、あるいはそのおそれ除去のためには極めて厚い平面部が要求されるという問題を含んでいる。
さらに、耐震エレメントの組積の主目的は耐震補強であるものの、既存の建造物の壁面に沿って付加されるものであることから、組積体に遮音性や断熱性が要求されることが多い。しかし上記特許文献2に記載の耐震エレメント構造では、ボックス状に形成されたフランジ部内に張りめぐらされた単板構造の平面部のみで遮音性能および断熱性能を受け持つ構造となっているので、高い遮音性能および断熱性能は望めない。
特開2004−239003号公報
特開平7−150655号公報
そこで本発明の課題は、建造物の耐震補強のために組積されるユニットをFRPを用いて構成するとともに、ユニット構造に工夫を加えることにより、ユニットの軽量性を確保しつつ剪断座屈の発生を効果的に抑制可能な耐震補強ユニット、およびそれを用いた耐震補強構造を提供することにある。
また本発明の課題は、上記各耐震補強ユニットの軽量性による優れた施工性を確保しつつ、好ましくは高い遮音性能および断熱性能を付与された耐震補強ユニット、およびそれを用いた耐震補強構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る耐震補強ユニットは、建造物に対して組積される建造物耐震補強用のユニットであって、コア材と、該コア材の少なくとも片面に設けられたFRPスキン材とを有し、該FRPスキン材が建造物の鉛直面と平行に組積されることを特徴とするものからなる。つまり、コア材とFRPスキン材との組み合わせ構造を有する耐震補強ユニットであり、コア材によってそれに隣接配置されたFRPスキン材が補剛されるので、FRPスキン材はとくに増厚しなくても高い剛性を発揮できることになり、剪断座屈の発生が効果的に抑えられる。コア材としては軽量な材料、例えば発泡体を使用すればよく、ユニット全体としての軽量性は容易に確保される。また、とくにコア材の存在により、ユニットに高い遮音性能および断熱性能が付与される。
また、本発明に係る耐震補強ユニットでは、軽量性を確保した状態で剪断座屈の発生抑制機能を高めるためには、上記コア材を用いることなく、リブ構造によりFRPスキン材の剛性を向上させる形態とすることも可能である。すなわち、別の本発明に係る耐震補強ユニットは、建造物に対して組積される建造物耐震補強用のユニットであって、FRPスキン材と、該FRPスキン材の面上に接合され該FRPスキン材の面から立ち上がる方向に延びる補強材とを有し、該FRPスキン材が建造物の鉛直面と平行に組積されることを特徴とするものからなる。この構造では、補強材がFRPスキン材の剛性を向上させるリブとして機能し、FRPスキン材の剛性向上によりFRPスキン材の剪断座屈の発生が効果的に抑えられる。
さらに、本発明では上記の二つの形態を組み合わせた最適な形態とすることもできる。すなわち、さらに別の本発明に係る耐震補強ユニットは、建造物に対して組積される建造物耐震補強用のユニットであって、コア材と、該コア材の少なくとも片面に設けられたFRPスキン材と、該FRPスキン材の面上に接合され該FRPスキン材の面から立ち上がる方向に延びる補強材とを有し、該FRPスキン材が建造物の鉛直面と平行に組積されることを特徴とするものからなる。この構造では、軽量性が確保されつつ、剪断座屈の発生が極めて効果的に抑えられるとともに、ユニットに高い遮音性能および断熱性能が付与される。
上記のような本発明に係る耐震補強ユニットにおいては、コア材の両面にFRPスキン材が設けられている構造とすることができる。この構造では、コア材で補剛されたFRPスキン材がコア材の厚みに相当する間隔をもって配置されることになるので、ユニット全体として極めて高い剛性が発揮されることになり、剪断座屈の発生が極めて効果的に抑えられる。
また、コア材の少なくとも一つの側面上にFRP側面スキン材が設けられている構造とすることができる。この構造では、FRP側面スキン材は、FRPスキン材に対するリブとして機能することも可能であり、また、組積する際の隣接ユニットとの間の相対姿勢を所定の形態に保ちやすくなることから、施工性の向上をはかることが可能である。
また、少なくとも二つのコア材と少なくとも二つのFRPスキン材が交互に配置されている(とくに、積層配置されている)構造とすることができる。この構造では、コア材とFRPスキン材との組み合わせ構造が順次積層されることになるので、ユニット全体としての剛性が極めて高くなる。交互配置の数は、任意に設定でき、施工場所や耐震補強の対象となる建造物に応じて適宜決定すればよい。また、それぞれのコア材やFRPスキン材の厚みは、同じであっても、互いに異なっていてもよい。
上記補強材の形態は特に限定されず、例えば、板状補強材、ブロック状補強材、あるいは板状補強材とブロック状補強材の組合せ体などを採用できる。
また、補強材とFRPスキン材を備えた耐震補強ユニットにおいては、少なくとも二つのFRPスキン材が間隔をもって配置され、少なくとも一つの補強材が少なくとも一つのFRPスキン材の面上に接合され該FRPスキン材の面から立ち上がる方向に延びている構造とすることができる。望ましくは、補強材が二つのFRPスキン材間にわたって延び、両FRPスキン材の接合された構造である。このような構造では、補強材とFRPスキン材の組み合わせ体が、高い剛性を有する構造に構成され、ユニット全体としても極めて高い剛性が確保される。
また、補強材が、FRPスキン材の剪断座屈に対する補強方向に延設されている構造とすることができる。このような構造では、FRPスキン材の剪断座屈の発生がより効果的に抑制されることになる。
また、複数の補強材が、互いに異なる位置に配置されている構造とすることができる。このような構造では、FRPスキン材の全体にわたって効率よく剛性を向上することが可能になる。
また、複数の補強材が、互いに異なる角度で配置されている構造とすることができる。このような構造では、各補強材をそれぞれ最適な角度をもって配置することが可能になり、向上が求められるあらゆる方向に関して、効果的にFRPスキン材の剛性を高めることが可能になる。
また、補強材の形状としては、各種形状を採り得る。例えば、補強材が、FRPスキン材の面に沿う方向に延びる部分を有している構造とすることができる。このような構造では、補強材を容易にFRPスキン材に接合でき、補強材によるFRPスキン材の補剛機能をより確実に発揮させることが可能になる。
また、FRPスキン材は、耐震補強ユニットが連続的に組積可能な多角形に形成されている構造とすることができる。このような構造では、所望の組積が容易に行われるようになり、施工性が向上される。多角形としては、後述の如く、各種形状を採り得る。
また、FRPスキン材の強化繊維の配向方向に、ユニット組積後における水平方向に対して±45度の方向が含まれている構造とすることができる。このような構造では、地震の際に水平方向の力や鉛直方向の力が作用しても、FRPスキン材がその強化繊維の配向方向に抗力を発揮し、被補強壁に対してあたかも突っかい棒のように作用して、効果的な耐震補強が可能となる。
また、FRPスキン材の強化繊維の配向方向に、ユニットの対角方向が含まれている構造とすることができる。このような構造では、ユニット単体の剛性が高められてユニット単体の形態保持性能が高められ、組積された際の被補強壁に対する効果的な耐震補強が可能となる。
また、FRPスキン材の強化繊維の配向方向に、ユニット組積後における補強対象の対角方向が含まれている構造とすることができる。このような構造においても、組積された際の被補強壁に対する効果的な耐震補強が可能となる。
本発明に係る耐震補強ユニットにおいては、FRPスキン材の強化繊維は特に限定されないが、補強機能、入手のし易さ等の面からは、炭素繊維または/およびガラス繊維からなることが好ましい。
本発明は、上記のような耐震補強ユニットを複数、建造物の鉛直面に沿って組積することにより該建造物を補強することを特徴とする耐震補強構造についても提供する。
この耐震補強構造においては、複数の耐震補強ユニットを水平方向に配列した補強ユニット列を上下方向に複数配置する組積形態、複数の耐震補強ユニットを水平方向に対して斜めの方向に配列した補強ユニット列を複数配置する組積形態のいずれも採用可能であり、補強対象となる建造物に応じて決めればよい。
このように、本発明に係る耐震補強ユニットによれば、FRPスキン材をコア材との組み合わせ構造にすることにより、FRPスキン材はとくに増厚せずにユニットの軽量性を維持しつつ、FRPスキン材を適切に補剛して剛性を高め、剪断座屈の発生を効果的に抑制することができる。また、コア材の存在により、ユニットに高い遮音性能および断熱性能を付与することができる。
また、補強材を設けてFRPスキン材に対してリブ構造を構成することにより、FRPスキン材の剛性を高めて剪断座屈の発生を効果的に抑制することができる。さらに両構造を組み合わせることにより、一層剛性を高めて剪断座屈の発生をより効果的に抑制することができる。
そしてこのような軽量の耐震補強ユニットを所定の形態に組積することにより、優れた施工性をもって短時間のうちに適切に建造物を耐震補強することが可能になる。
以下に、本発明の望ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。
まず、図1〜図3を参照しながら、本発明に係る耐震補強ユニットにおける基本構造について説明する。図1は、四角形形状(図1(A))と三角形形状(図1(B))の場合を例にとって、コア材1a、1bの少なくとも片面にFRPスキン材2a、2bを設けた形態を示している。これらFRPスキン材2a、2bは、建造物の鉛直面と平行に組積される。
まず、図1〜図3を参照しながら、本発明に係る耐震補強ユニットにおける基本構造について説明する。図1は、四角形形状(図1(A))と三角形形状(図1(B))の場合を例にとって、コア材1a、1bの少なくとも片面にFRPスキン材2a、2bを設けた形態を示している。これらFRPスキン材2a、2bは、建造物の鉛直面と平行に組積される。
図2は、四角形形状(図2(A))と三角形形状(図2(B))の場合を例にとって、FRPスキン材3a、3bの面上に該面から立ち上がる方向に延びる補強材4a、4bを設けた形態を示している。これらFRPスキン材3a、3bは、建造物の鉛直面と平行に組積される。
図3は、図1、図2に示した構造の組み合わせ形態を四角形形状(図3(A))と三角形形状(図3(B))の場合を例にとって示したもので、コア材5a、5bの少なくとも片面にFRPスキン材6a、6bを設けるとともに、FRPスキン材6a、6bの面上に該面から立ち上がる方向に延びる補強材7a、7bを設けた形態を示している。これらFRPスキン材6a、6bは、建造物の鉛直面と平行に組積される。
図4、図5は、補強材の形態の代表例を示しており、図4は、2枚のFRPスキン材8a、8b間を板状の補強材9で接続した形態、図5は、2枚のFRPスキン材10a、10b間をブロック状の補強材11で接続した形態を、それぞれ示している。
図6は、コア材12の両面にFRPスキン材13a、13bを設けた耐震補強ユニットの形態例を示している。FRPスキン材13a、13bのサイズは互いに異なっていてもよい。
図7、図8は、コア材14、15の側面(上下面も本発明で言う側面に含まれる)にFRP側面スキン材16、17を設けた耐震補強ユニットの形態例を示しており、図7ではさらにコア材14の片面にFRPスキン材18が設けられており、図8ではコア材15の両面にFRPスキン材19a、19bが設けられている。FRP側面スキン材16、17は、図に示すように、コア材14、15のある側面を全面にわたって覆うように設けられてもよく、コア材14、15のある側面に対し部分的に設けられてもよい。部分的に設けられる場合には、単数であってもよく、複数であってもよく、複数の場合には、FRP側面スキン材間にコア材の露出箇所があってもよい。
図9は、少なくとも二つのコア材20a、20bと、少なくとも二つのFRPスキン材21a、21bが、交互に配置された形態の耐震補強ユニットの例を示している。それぞれのコア材20a、20b、FRPスキン材21a、21b、あるいはそれらの各組み合わせ体の厚みは互いに異なっていてもよいが、組積の都合上、サイズ、形状(各板状体の平面形状)は同一であることが好ましい。
本発明においては、FRPスキン材は耐震補強ユニットとして連続的に組積可能であれば如何なる形状でもよく、図10に示すような多角形の形状例が例示できる。図10(A)は長方形のFRPスキン材22、図10(B)は正方形FRPスキン材23、図10(C)は平行四辺形のFRPスキン材24、図10(D)は台形のFRPスキン材25、図10(E)は正三角形のFRPスキン材26、図10(F)は直角三角形のFRPスキン材27、図10(G)は直角二等辺三角形のFRPスキン材28、図10(H)は正六角形のFRPスキン材29を、それぞれ示している。これら以外の形状の多角形も、補強対象となる壁の形状やデザインに応じて適宜選択できる。
また、補強材を設ける形態については、図2(A)や図4に示したような基本形態の他にも、各種形態を採り得る。例えば図11に示すように、FRPスキン材31に補強材32を設けた形態に、さらにFRP側面スキン材33を設けた形態とすることができる。この形態の場合、FRP側面スキン材33の幅t1は必ずしも補強材32の高さt2と等しくなくてもよく、例えば図12に示すように、FRPスキン材34からの補強材35の高さをFRP側面スキン材36の幅よりも小さく設定できる(t1>t2)。また、FRP側面スキン材33の数は任意に設定できる。
また、例えば図13に示すように二つのFRPスキン材37a、37b間に補強材38を設ける場合、必ずしも両方のFRPスキン材37a、37bの面上に補強材38がある必要はない。例えば図14に示すように、ある補強材40は両FRPスキン材39a、39b間にわたって延びているが、他の補強材41はいずれか一方のFRPスキン材から他方のFRPスキン材に向けて部分的に延びている構造とすることができる。また、例えば図15に示すように、両FRPスキン材42a、42b間において、部分的に延びている補強材43a、43bの配置形状は同じである必要もない。また、例えば図16に示すように、両FRPスキン材44a、44b間における補強材45の形状(平面形状)も任意の形状を採り得、図示例では台形形状とされている。また、上述した如く必ずしも両方のFRPスキン材の面上に補強材がある必要はなく、例えば図17に示すように、FRPスキン材46a、46bのいずれか一方の面上にのみ(図示例ではFRPスキン材46bの面上にのみ)、補強材47を設けた形態とすることもできる。また、例えば図18に示すように、FRPスキン材48a、48b間において、部分的に延びる補強材49を互いに異なる位置に配置することもできる。さらに、例えば図19に示すように、各FRP側面スキン材50a、50b、50cの幅や各補強材51a、51b、51cの配置や形態は、各FRPスキン材52a、52b、52cに対して、それぞれ異なっていてもよい。
また、本発明において、コア材と補強材の両方を有する場合には、図3(A)に示したような基本形態以外にも種々の形態を採り得る。例えば図20に示すように、コア材53の両面にFRPスキン材54a、54bを配置し、両FRPスキン材54a、54b間に両者をつなぐように補強材55を延設した形態とすることができる。この場合にも、必ずしも両FRPスキン材54a、54bの面上に補強材55がある必要はなく、各FRPスキン材54a、54bの面上における補強材の配置も互いに異なっていてもよい。また、例えば図21に示すように、コア材56の片面にFRPスキン材57を配置し、コア材56の各側面にそれぞれFRP側面スキン材58を設け、FRPスキン材57からコア材56を貫通するように補強材59を延設した形態とすることもできる。また、例えば図22に示すように、コア材60の両面にFRPスキン材61a、61bを配置し、コア材60の各側面にそれぞれFRP側面スキン材62を設け、両FRPスキン材61a、61b間に両者をつなぐように補強材63を延設した形態とすることもできる。さらに、複数積層する場合には、例えば図23に示すように、コア材64の両面にFRPスキン材65a、65bを配置し、両FRPスキン材65a、65b間に両者をつなぐように補強材66を延設し、コア材67の両面にFRPスキン材68a、68bを配置し、両FRPスキン材68a、68b間に両者をつなぐように補強材69を延設して、これらを積層するように配置した形態とすることができる。この場合にも、補強材66、69の配置や形態は任意に設定可能である。
補強材は、FRPスキン材に対し任意の角度をもって配置することができ、好ましくは、FRPスキン材の剪断座屈に対する補強方向に配置される。例えば図24に示すように、FRPスキン材71に対し矢印の方向に水平荷重72が加わることを想定した場合、補強材73は水平方向に対し所定の角度θだけ傾斜した方向に設けられる。この補強材73の配置位置は、FRPスキン材71の剪断座屈の腹近傍に設定されていることが好ましい。なお図示例では、補強材73はFRPスキン材71の周縁部とは接しないようにFRPスキン材71の範囲以内に配置されている。上記補強材の傾斜角θは、FRPスキン材に加わる荷重の方向やFRPスキン材の形状等に応じて適宜設定可能である。例えば図25(A)に示すように、FRPスキン材74に対し補強材75を水平方向(θ:0度)に配置することもできるし、図25(B)に示すように、FRPスキン材76に対し補強材77を上下方向〔鉛直方向〕(θ:90度)に配置することもできるし、図25(C)に示すように、FRPスキン材78に対し補強材79をFRPスキン材78の対角方向に配置することもできるし、図25(D)に示すように、例えば正六角形のFRPスキン材80に対し補強材81をFRPスキン材80の対角方向に配置することもできる。このように特定のθに設定できる。
図24、25では補強材をFRPスキン材の周縁部とは接しないように配置したが、例えば図26に示すように、FRPスキン材82の周縁部に補強材83の少なくとも一方の端部84が接するように配置することもできる。この場合にも、図27(A)〜(D)に示すように、図25(A)〜(D)に示したのと同様の、FRPスキン材85と補強材86、FRPスキン材87と補強材88、FRPスキン材89と補強材90、FRPスキン材91と補強材92の配置形態とすることができる。
また、一つのFRPスキン材に対し複数の補強材を設ける場合、例えば図28(A)〜(D)に示すような各種形態を採り得る。図28(A)に示す形態ではFRPスキン材93に対し2つの補強材94が水平方向に平行に配置されており、図28(B)に示す形態ではFRPスキン材95に対し2つの補強材96が上下方向に平行に配置されており、図28(C)に示す形態ではFRPスキン材97に対し2つの補強材98が水平方向と上下方向に十字に配置されており、図28(D)に示す形態ではFRPスキン材99に対し2つの補強材100がそれぞれ対角方向に交差するように配置されている。
さらにその他にも、例えば図29(A)〜(F)に示すような、FRPスキン材101と補強材102、FRPスキン材103と補強材104、FRPスキン材105と補強材106、FRPスキン材107と補強材108、FRPスキン材109と補強材110、FRPスキン材111と補強材112の配置形態とすることができる。
本発明において補強材を設ける場合の基本形態は、図30に示すように、FRPスキン材121の面上に該面から補強材122が立ち上げる方向に延びるように接合された形態であるが、補強材がFRPスキン材の面に沿う方向に延びる部分を有する形態を採用することも可能である。例えば図30(A)〜(I)に示すような各種形態を採り得る。図30(A)では、FRPスキン材123の面に沿う方向に延びる部分124(以下、単に「部分」と言う)を有するT型の補強材125とされ、図30(B)では部分126を有する逆T型の補強材127とされ、図30(C)では部分128、129を有するI型の補強材130とされ、図30(D)では部分131を有するL型の補強材132とされ、図30(E)では部分133を有する逆L型の補強材134とされ、図30(F)では部分135、136を有するC型の補強材137とされ、図30(G)では部分138、139を有する(B)と(E)の複合型の補強材140とされ、図30(H)では部分141を有する門型の補強材142とされ、図30(I)では両側の部分143、143と頂部側の部分144を有する門型の補強材145とされている。
また、補強材をブロック状に構成する場合には、基本形態は、例えば図32に示すように、FRPスキン材151a、151bや水平方向荷重152に対して図示のようにブロック状補強材153が配置され、FRPスキン材の剪断座屈の腹近傍に補強材153が配置されることが好ましい。ただし、補強材153のブロック形状は角柱形状には限定されない。この場合にも、図33(A)〜(F)に示すような各種の形態を採り得る。図33(A)では、図32と同様に、FRPスキン材154に対し正方形断面のブロック状補強材153が配置され、図33(B)では、正方形断面のブロック状補強材155が傾斜配置され、図33(C)では、長方形断面のブロック状補強材156が配置され、図33(D)では、菱形断面のブロック状補強材157が配置され、図33(E)では、円形断面のブロック状補強材158が配置され、図33(F)では、楕円形断面のブロック状補強材159が配置されている。
また、本発明においては、板状の補強材とブロック状の補強材を組み合わせることも可能である。例えば図34に示すように、FRPスキン材161a、161b間に、ブロック状補強材162と板状補強材163とを組み合わせた補強材164を配置することが可能である。この他にも、例えば図35(A)〜(C)に示すように、FRPスキン材165に対し、ブロック状補強材166と板状補強材167とを組み合わせた補強材168、ブロック状補強材169と板状補強材170とを組み合わせた補強材171、ブロック状補強材172と板状補強材173とを組み合わせた補強材174を配置することが可能である。
また、本発明においては、FRPスキン材の強化繊維の配向方向により、耐震性能の向上をはかることが可能である。例えば図36(A)、(B)に示すように、FRPスキン材181、182にかかる水平力方向183に対し45度方向に強化繊維の配向方向を設定することが好ましい。図示例では±45度方向として示してあるが、これは例えば積層される各層を±45度に配置することで容易に達成できる。このようにすれば、例えば図37に示すように、柱191や梁192で囲まれた壁193の鉛直面に沿って、例えば図36(A)に示した形態の耐震補強ユニット194を組積することにより、水平力195に対し45度方向に効率よく補強でき、かつ、FRPスキン材の剪断座屈を効果的に抑制できるようになる。
同様に、例えば図38に示すように、FRPスキン材201の対角方向(耐震補強ユニットの対角方向)に強化繊維の配向方向202を設定し、それを例えば図39に示すような壁203の対角方向204に合わせるようにすれば、例えば図40に示すように耐震補強ユニット205を組積したとき、各耐震補強ユニット205の対角方向と補強されるべき壁203の対角方向204をほぼ一致させることが可能になり、壁203を効果的に耐震補強できるようになる。
なお、本発明においてFRPスキン材や補強材に用いられるFRPの強化繊維としては、炭素繊維またはガラス繊維、あるいはこれらの組み合わせが好ましく、マトリックス樹脂としては通常熱硬化性樹脂を用いるが、熱可塑性樹脂の使用も可能である。また、補強材には、FRPではなく樹脂を用いることも可能である。さらに、コア材としては、硬質プラスチックフォーム(ポリウレタン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリルなど)が好ましいが、ハニカムコアやバルサコアなどを用いることも可能である。
上記のように構成された耐震補強ユニットは、建造物の耐震補強のために、例えば図41あるいは図42に示すような柱211と梁212で囲まれた壁213の耐震補強のために、組積される。図41に示す耐震補強構造においては、複数の耐震補強ユニット214が用いられ、水平方向に配列した補強ユニット列を上下方向に複数配置する組積形態(いわゆる「いも積み構造」)とされ、図42に示す耐震補強構造においては、複数の耐震補強ユニット215が用いられ、水平方向に対して斜めの方向に配列した補強ユニット列を複数配置する組積形態(いわゆる「斜め積み構造」)とされている。いずれの形態を採用するかは、補強対象となる建造物に応じて決めればよい。
上記のような組積時の耐震補強ユニットの望ましい形態例を例示する。図41に示したいも積み構造の耐震壁の場合には、例えば図43に示すように、コア材221の両面にFRPスキン材222a、222bを配置し、コア材221の全側面にFRP側面スキン材223を設けるとともに、内部に両FRPスキン材222a、222b間にわたって延びる補強材224を対角方向に交差させて配置し、かつ、強化繊維の配向方向225を対角方向に設定した形態が挙げられる。また、図42に示したいも積み構造の耐震壁の場合には、例えば図44に示すように、コア材231の両面にFRPスキン材232a、232bを配置し、コア材231の全側面にFRP側面スキン材233を設けるとともに、内部に両FRPスキン材232a、232b間にわたって延びる補強材234を十字型に交差させて配置し、かつ、強化繊維の配向方向235を補強材234方向に合わせた形態が挙げられる。このような耐震補強ユニットの組積により、優れた耐震補強効果が得られる。また、個々の耐震補強ユニットの軽量性も確保されていることから、施工も容易に行われ、大面積の補強であっても、組積する耐震補強ユニットの数を増やすだけでよい。さらに、コア材を内蔵しているので、遮音性能、断熱性能にも極めて優れている。
本発明に係る耐震補強ユニットおよびそれを用いた耐震補強構造は、あらゆる建造物の耐震補強に適用でき、とくに、施工時間が極めて短くてよいことから、学校や病院等、施工可能な時期や時間が限られる建造物の耐震補強に好適である。
1a、1b、5a、5b、12、14、15、20a、20b、32、53、56、60、64、67、221、231 コア材
2a、2b、3a、3b、6a、6b、8a、8b、10a、10b、13a、13b、18、19a、19b、21a、21b、22、23、24、25、26、27、28、29、31、34、37a、37b、39a、39b、42a、42b、44a、44b、46a、46b、48a、48b、52a、52b、52c、54a、54b、57、61a、61b、65a、65b、68a、68b、71、74、76、78、80、82、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、107、109、111、121、123、151a、151b、154、161a、161b、165、181、182、201、222a、222b、232a、232b FRPスキン材
4a、4b、7a、7b、9、11、35、38、40、41、43a、43b、45、47、49、51a、51b、51c、55、59、63、66、69、73、75、77、79、81、83、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、106、108、110、112、122、125、127、130、132、134、137、140、142、145、153、155、156、157、158、159、162、163、164、167、168、168、169、170、171、172、173、174、224、234 補強材
16、17、33、36、50a、50b、50c、58、62、223、233 FRP側面スキン材
72、152、183 水平荷重
84 補強材の端部
124、126、128、129、131、133、135、136、138、139、141、143、144 FRPスキン材の面に沿う方向に延びる補強材部分
191、211 柱
192、212 梁
193、203、213 壁
194、205、214 耐震補強ユニット
195 水平力
202、225、235 強化繊維の配向方向
204 対角方向
2a、2b、3a、3b、6a、6b、8a、8b、10a、10b、13a、13b、18、19a、19b、21a、21b、22、23、24、25、26、27、28、29、31、34、37a、37b、39a、39b、42a、42b、44a、44b、46a、46b、48a、48b、52a、52b、52c、54a、54b、57、61a、61b、65a、65b、68a、68b、71、74、76、78、80、82、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、107、109、111、121、123、151a、151b、154、161a、161b、165、181、182、201、222a、222b、232a、232b FRPスキン材
4a、4b、7a、7b、9、11、35、38、40、41、43a、43b、45、47、49、51a、51b、51c、55、59、63、66、69、73、75、77、79、81、83、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、106、108、110、112、122、125、127、130、132、134、137、140、142、145、153、155、156、157、158、159、162、163、164、167、168、168、169、170、171、172、173、174、224、234 補強材
16、17、33、36、50a、50b、50c、58、62、223、233 FRP側面スキン材
72、152、183 水平荷重
84 補強材の端部
124、126、128、129、131、133、135、136、138、139、141、143、144 FRPスキン材の面に沿う方向に延びる補強材部分
191、211 柱
192、212 梁
193、203、213 壁
194、205、214 耐震補強ユニット
195 水平力
202、225、235 強化繊維の配向方向
204 対角方向
Claims (22)
- 建造物に対して組積される建造物耐震補強用のユニットであって、コア材と、該コア材の少なくとも片面に設けられたFRPスキン材とを有し、該FRPスキン材が建造物の鉛直面と平行に組積されることを特徴とする耐震補強ユニット。
- 建造物に対して組積される建造物耐震補強用のユニットであって、FRPスキン材と、該FRPスキン材の面上に接合され該FRPスキン材の面から立ち上がる方向に延びる補強材とを有し、該FRPスキン材が建造物の鉛直面と平行に組積されることを特徴とする耐震補強ユニット。
- 建造物に対して組積される建造物耐震補強用のユニットであって、コア材と、該コア材の少なくとも片面に設けられたFRPスキン材と、該FRPスキン材の面上に接合され該FRPスキン材の面から立ち上がる方向に延びる補強材とを有し、該FRPスキン材が建造物の鉛直面と平行に組積されることを特徴とする耐震補強ユニット。
- コア材の両面にFRPスキン材が設けられている、請求項1または3に記載の耐震補強ユニット。
- コア材の少なくとも一つの側面上にFRP側面スキン材が設けられている、請求項1、3、4のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- 少なくとも二つのコア材と少なくとも二つのFRPスキン材が交互に配置されている、請求項1、3〜5のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- 補強材が板状補強材からなる、請求項2または3に記載の耐震補強ユニット。
- 補強材がブロック状補強材からなる、請求項2または3に記載の耐震補強ユニット。
- 補強材が板状補強材とブロック状補強材の組合せ体からなる、請求項2または3に記載の耐震補強ユニット。
- 少なくとも二つのFRPスキン材が間隔をもって配置され、少なくとも一つの補強材が少なくとも一つのFRPスキン材の面上に接合され該FRPスキン材の面から立ち上がる方向に延びている、請求項2、3、7〜9のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- 補強材が、FRPスキン材の剪断座屈に対する補強方向に延設されている、請求項2、3、7〜10のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- 複数の補強材が、互いに異なる位置に配置されている、請求項2、3、7〜11のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- 複数の補強材が、互いに異なる角度で配置されている、請求項2、3、7〜12のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- 補強材が、FRPスキン材の面に沿う方向に延びる部分を有している、請求項2、3、7〜13のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- FRPスキン材が、耐震補強ユニットが連続的に組積可能な多角形に形成されている、請求項1〜14のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- FRPスキン材の強化繊維の配向方向に、ユニット組積後における水平方向に対して±45度の方向が含まれている、請求項1〜15のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- FRPスキン材の強化繊維の配向方向に、ユニットの対角方向が含まれている、請求項1〜15のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- FRPスキン材の強化繊維の配向方向に、ユニット組積後における補強対象の対角方向が含まれている、請求項1〜15のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- FRPスキン材の強化繊維が炭素繊維または/およびガラス繊維からなる、請求項1〜18のいずれかに記載の耐震補強ユニット。
- 請求項1〜19のいずれかに記載の耐震補強ユニットを複数、建造物の鉛直面に沿って組積することにより該建造物を補強することを特徴とする耐震補強構造。
- 複数の耐震補強ユニットを水平方向に配列した補強ユニット列を上下方向に複数配置する、請求項20に記載の耐震補強構造。
- 複数の耐震補強ユニットを水平方向に対して斜めの方向に配列した補強ユニット列を複数配置する、請求項20に記載の耐震補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007231233A JP2009062724A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 耐震補強ユニットおよびそれを用いた耐震補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007231233A JP2009062724A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 耐震補強ユニットおよびそれを用いた耐震補強構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009062724A true JP2009062724A (ja) | 2009-03-26 |
Family
ID=40557549
Family Applications (1)
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JP2007231233A Pending JP2009062724A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 耐震補強ユニットおよびそれを用いた耐震補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009062724A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6192252B1 (ja) * | 2017-03-24 | 2017-09-06 | 株式会社フジモト | 耐震構造部材 |
CN107386517A (zh) * | 2017-08-03 | 2017-11-24 | 唐冬香 | 一种建筑防震砖 |
-
2007
- 2007-09-06 JP JP2007231233A patent/JP2009062724A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6192252B1 (ja) * | 2017-03-24 | 2017-09-06 | 株式会社フジモト | 耐震構造部材 |
JP2018159255A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-11 | 株式会社フジモト | 耐震構造部材 |
CN107386517A (zh) * | 2017-08-03 | 2017-11-24 | 唐冬香 | 一种建筑防震砖 |
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