JP2009061015A - 手術用刃物 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】刃板2において、幅方向Yの両側には長手方向Xへ延びる刃縁部5を設けている。両刃縁部5は、刃板2の長手方向X先端部で先端連繋部7により互いに連続して先端連繋部7から刃板2の長手方向X基端部側へ延びる先端刃縁部8と、先端刃縁部8に対し中間連繋部9により連続して中間連繋部9から刃板2の長手方向X基端部側へ刃縁終端部11まで延びる主刃縁部10とを有している。両刃縁部5の先端刃縁部8間の幅方向間隔W8を先端連繋部7から中間連繋部9に向うに従い次第に大きくしている。両刃縁部5の主刃縁部10間の幅方向間隔W10を中間連繋部9から刃縁終端部11に向うに従い次第に大きくしている。両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11を2.0mm以下に設定している。
【効果】緑内障手術においてトラベクレクトミー(線維柱帯切除術)後に行う濾過胞再建手術における手術用刃物の操作性を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば各種眼科手術のうち特に緑内障手術においてトラベクレクトミー(線維柱帯切除術)後に行う濾過胞再建手術で利用する眼科手術用刃物において刃体の改良に関するものである。
従来、高い眼圧を下げる目的で行われる緑内障手術としてトラベクレクトミー(線維柱帯切除術)が知られている。そのトラベクレクトミー後、濾過胞内の瘢痕癒着により房水の流れが遮断されて濾過効果が減少し、眼圧が高くなるおそれがあった。その場合、結膜下や濾過胞内の瘢痕を剥離して除去することにより、濾過胞を再建して眼圧の上昇を抑える手術が行われる。
このような濾過胞再建手術では、従来、例えば23−27ゲージの注射針を用いて濾過胞内の瘢痕癒着を剥離していた。
特許第3066315号公報
しかし、注射針の場合にはその先端部にしか尖端部がなく、剥離の際には注射針の尖端部のみが剥離に寄与するため、強い抵抗を感じて手術の効率が悪くなったり、十分に剥離できなかったりする場合があった。
また、上記特許文献1のように白内障手術で利用されるクレセントナイフでは、刃板の幅方向寸法(一般に2.6mm以上)が広くなっており、そのクレセントナイフを緑内障手術で用いると、そのクレセントナイフの刃板の幅方向寸法が広いために、緑内障手術における濾過胞再建手術では取り扱いにくくなる問題があった。
この発明は、例えば各種眼科手術のうち特に緑内障手術においてトラベクレクトミー(線維柱帯切除術)後に行う濾過胞再建手術で利用する眼科手術用刃物の刃体の改良により、その濾過胞再建手術における手術用刃物の操作性を向上させることを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜4に示す第1実施形態、図5に示す第2実施形態、図6に示す第3実施形態)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1または請求項5の発明にかかる手術用刃物は、下記の共通構成を有している。
刃板2において、厚み方向Zの両側のうち一方の側に表面部3を設けるとともに他方の側に裏面部4を設け、幅方向Yの両側には長手方向Xへ延びる刃縁部5を設けている。この両刃縁部5は、その刃板2の長手方向Xの先端部で先端連繋部7により互いに連続してこの先端連繋部7から刃板2の長手方向Xの基端部側へ延びる先端刃縁部8と、この先端刃縁部8に対し中間連繋部9により連続してこの中間連繋部9から刃板2の長手方向Xの基端部側へ刃縁終端部11まで延びる主刃縁部10とを有している。前記両刃縁部5の先端刃縁部8間の幅方向間隔W8を先端連繋部7から中間連繋部9に向うに従い次第に大きくするように設定するとともに、前記両刃縁部5の主刃縁部10間の幅方向間隔W10を中間連繋部9から刃縁終端部11に向うに従い次第に大きくするように設定している。または、前記両刃縁部5の先端刃縁部8間の幅方向間隔W8を先端連繋部7から中間連繋部9に向うに従い次第に大きくするように設定するとともに、前記両刃縁部5の主刃縁部10間の幅方向間隔W10を等しく設定している。
請求項1または請求項5の発明は、下記の効果がある。
* 両先端刃縁部8間の幅方向間隔W8を先端連繋部7から中間連繋部9に向うに従い次第に大きくするように設定しているので、先端連繋部7側が幅狭になり、刃板2を刺し込み易い。
* 両主刃縁部10間の幅方向間隔W10を中間連繋部9から刃縁終端部11に向うに従い次第に大きくするように設定するか、または、両主刃縁部10間の幅方向間隔W10を等しく設定しているので、両先端刃縁部8を刺し込んだ後も両主刃縁部10を少ない抵抗で刺し込むことができる。
* 両刃縁部5は先端刃縁部8と主刃縁部10とを有しているので、先端刃縁部8ばかりでなく主刃縁部10も有効に利用して、濾過胞及びその周辺で瘢痕癒着の剥離や切開を少ない抵抗で行うことができる。
さらに、請求項1の発明では、前記両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11を2.0mm以下に設定している。
そのほか、請求項1の発明は、下記の効果がある。
* トラベクレクトミー(線維柱帯切除術)では、約4mm四方の濾過胞が形成される場合が多いため、刃板2の最大幅方向寸法Wをその濾過胞のサイズの2分の1以下に設定すると、幅の狭い部分の手術に適し、濾過胞及びその周辺で瘢痕癒着の剥離や切開が行い易くなる。従って、両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11を2.0mm以下に設定した。
* 刃板2の最大幅方向寸法Wが小さくなるので、刃板2による刺込口(傷口)が小さくなり、必要な部分だけの剥離や切開で済み、余分な所まで切開したり切開し過ぎることがない。そのため、患者への負担が少なくなるとともに、感染症の予防にもつながる。
さらに、請求項5の発明では、前記刃板2の最大長手方向寸法をL、前記刃板2の最大幅方向寸法をW、前記刃板2の最大厚み方向寸法をTとした場合、L≧2.5W及びT≦0.5Wに設定している。
そのほか、請求項5の発明では、このような寸法比率の刃板2であるため、所定幅の刃板2を薄くかつ細長くすることができ、瘢痕癒着の剥離や切開が行い易くなるばかりでなく、刃板2による刺込口(傷口)から距離のある部分が処置し易くなるとともに、小さい傷口のまま必要な部分だけの剥離や切開で済み、余分な所まで切開したり切開し過ぎることがない。そのため、患者への負担が少なくなるとともに、感染症の予防にもつながる。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明においては、前記刃板2に対し両刃縁部5の刃縁終端部11で連続する接続部15を有する刃支持部12をホルダ13の頭部13aに取着し、この接続部15の厚み方向寸法T15がホルダ13の頭部13a側で増大する厚み増大部17を両刃縁部5の刃縁終端部11よりもホルダ13の頭部13a側に設けている。
請求項2の発明では、刃板2を薄くしても厚み増大部17により刃支持部12に剛性を持たせ、刃支持部12の撓みを抑えるので、濾過胞及びその周辺で瘢痕癒着の剥離や切開が行い易くなる。
請求項2の発明を前提とする請求項3の発明においては、前記刃支持部12の厚み方向寸法T12がホルダ13の頭部13a側で増大して一定になる厚み変化部18を前記厚み増大部17とホルダ13の頭部13aとの間に設けるとともに、その厚み変化部18と両刃縁部5の刃縁終端部11との間で刃支持部12の延設方向に沿う距離の中央部Q1よりもホルダ13の頭部13a側で屈曲部19を前記厚み増大部17と厚み変化部18との間に設けている。
請求項3の発明では、刃支持部12に屈曲部19を設けて操作し易くした場合に、その屈曲部19の近くまで刺し込むことができるので、刺込量を大きくして刃板2による刺込口(傷口)から距離のある部分も処置し易い。
請求項1または請求項2または請求項3の発明を前提とする請求項4の発明においては、前記刃板2の最大長手方向寸法をL、前記刃板2の最大幅方向寸法をW、前記刃板2の最大厚み方向寸法をTとした場合、L≧2.5W及びT≦0.5Wに設定している。
請求項4の発明では、このような寸法比率の刃板2であるため、所定幅の刃板2を薄くかつ細長くすることができ、濾過胞及びその周辺で瘢痕癒着の剥離や切開が行い易くなるばかりでなく、刃板2による刺込口(傷口)から距離のある部分が処置し易くなるとともに、小さい傷口のまま必要な部分だけの剥離や切開で済み、余分な所まで切開したり切開し過ぎることがない。そのため、患者への負担が少なくなるとともに、感染症の予防にもつながる。
次に、請求項以外の技術的思想について実施形態の図面の符号を援用して説明する。
請求項2の発明を前提とする第6の発明においては、前記刃板2の両先端刃縁部8の先端連繋部7とホルダ13の頭部13aとの間で刃板2及び刃支持部12の延設方向に沿う距離の中央部Q2よりもホルダ13の頭部13a側で屈曲部19を前記厚み増大部17とホルダ13の頭部13aとの間に設けている。
第6の発明では、刃支持部12に屈曲部19を設けて操作し易くした際に、その屈曲部19の近くまで刺し込むことができるので、刺込量を大きくして刃板2による刺込口(傷口)から距離のある部分も処置し易い。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明、または第6の発明を前提とする第7の発明において、前記先端刃縁部8は刃板2の長手方向Xの先端部の外側へ曲線状に膨んでいる。
第7の発明では、刃板2を突き刺し過ぎるのを抑えることができる。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明、または第6の発明または第7の発明を前提とする第8の発明においては、前記両刃縁部5の中間連繋部9間の幅方向間隔W9を0.4mm以上1.8mm以下に設定し、前記両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11を0.6mm以上2.0mm以下に設定している。
第8の発明では、前述したように濾過胞のサイズが約4mm四方であることを考慮すると、この刃板2のサイズは濾過胞及びその周辺で瘢痕癒着の剥離や切開を行い易くするために適している。また、刃板2による傷口が小さくなり、患者への負担が少なくなるとともに、感染症の予防にもつながる。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明、または第6〜8の発明のうちいずれかの発明を前提とする第9の発明においては、前記両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11を前記両刃縁部5の中間連繋部9間の幅方向間隔W9の1.1倍以上1.5倍以下に設定している。
第9の発明では、両主刃縁部10が傾斜するため、幅狭の両先端刃縁部8を刺し込んだ後も両主刃縁部10を少ない抵抗で刺し込むことができるとともに、刃板2による傷口が小さくなり、患者への負担が少なくなるとともに、感染症の予防にもつながる。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明、または第6〜9の発明のうちいずれかの発明を前提とする第10の発明において、前記両刃縁部5は、刃板2の幅方向中心線Pを中心とする線対称に形成されている。
第10の発明では、刃板2の幅方向Yでバランス良く抵抗が生じるため、濾過胞及びその周辺で瘢痕癒着の剥離や切開を行い易い。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明、または第6〜10の発明のうちいずれかの発明を前提とする第11の発明において、前記両刃縁部5の先端連繋部7から両刃縁部5の刃縁終端部11までの長手方向寸法Lを2.0mm以上8.0mm以下に設定するとともに、両刃縁部5の先端連繋部7から両刃縁部5の刃縁終端部11までの長手方向寸法Lを前記両刃縁部5の中間連繋部9間の幅方向間隔W9の2倍以上10倍以下に設定している。
第11の発明では、この刃板2のサイズや寸法比率は所定幅の刃板2を薄くかつ細長くして、濾過胞及びその周辺で瘢痕癒着の剥離や切開を行い易くするために適している。
請求項1の発明を前提とする第12の発明においては、前記刃板2に対し両刃縁部5の刃縁終端部11で連続する刃支持部12をホルダ13の頭部13aに取着し、この刃支持部12の幅方向寸法W12を両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11の1倍以上4倍以下に設定している。
第12の発明では、刃板2を幅狭にしても刃支持部12の剛性を大きくするとともに、手術時の視野を確保することができる。
請求項1の発明を前提とする第13の発明においては、前記刃板2に対し両刃縁部5の刃縁終端部11で連続する接続部15を有する刃支持部12をホルダ13の頭部13aに取着し、この接続部15の幅方向寸法W15を両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11と等しく設定している。
第13の発明では、刃支持部12の接続部15までも刺し込まれても刺込口(傷口)を広げないとともに、刃板2を支持する接続部15の剛性を確保することができる。
請求項1の発明を前提とする第14の発明においては、前記刃板2に対し両刃縁部5の刃縁終端部11で連続する刃支持部12をホルダ13の頭部13aに取着し、この刃板2の表面部3と裏面部4とのうち少なくとも一方には両刃縁部5を形成するための刃付け面6を設けてその刃付け面6の尖端縁6aにはこの刃縁部5を構成する先端連繋部7と先端刃縁部8と中間連繋部9と主刃縁部10と刃縁終端部11とを互いに連続して形成するとともに、この刃支持部12の幅方向Yの両側には刃板2の両刃付け面6から連続する切欠面16をホルダ13の頭部13a側へ延設している。
第14の発明では、刃支持部12に刃板2の刃付け面6から連続する切欠面16があるため、刃板2からさらにこの切欠面16を有する刃支持部12までも少ない抵抗で刺し込むことができる。
第14の発明を前提とする第15の発明においては、前記刃支持部12で両切欠面16の端縁16a間の幅方向間隔W16を等しく設定している。
第15の発明では、刃支持部12までも刺し込まれても刺込口(傷口)を広げない。
第14の発明または第15の発明を前提とする第16の発明においては、前記刃支持部12の両切欠面16で端縁16aとその端縁16aに沿う区画端縁部16bとの間の幅方向間隔Gを刃縁部5の刃縁終端部11側からホルダ13の頭部13a側へ向うに従い次第に小さくなるように設定している。
第16の発明では、このような幅方向間隔Gに設定した切欠面16により、刃支持部12までも刺し込まれても刺込抵抗が急激に大きくなり過ぎない。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明、または第6〜16の発明のうちいずれかの発明を前提とする第17の発明において、前記両刃縁部5の尖端角度θを10°以上60°以下に設定している。
第17の発明で、濾過胞及びその周辺で瘢痕癒着の剥離や切開を行う際の抵抗を小さくすることができる。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明、または第6〜17の発明のうちいずれかの発明を前提とする第18の発明において、前記両刃縁部5の主刃縁部10間でなす交差角度αを0.5°以上15°以下に設定している。
第18の発明では、両主刃縁部10が傾斜するため、幅狭の両先端刃縁部8を刺し込んだ後も両主刃縁部10を少ない抵抗で刺し込むことができるとともに、刃板2による傷口が小さくなり、患者への負担が少なくなるとともに、感染症の予防にもつながる。
請求項1から請求項5のうちいずれかの請求項の発明、または第6〜18の発明のうちいずれかの発明を前提とする第19の発明において、前記両刃縁部5で先端連繋部7と中間連繋部9との間の先端刃縁部8は、半径Rが0.2mm以上0.9mm以下の円弧状になっている。
第19の発明では、先端刃縁部8の半径Rが小さいので、細かい動きにより濾過胞及びその周辺で瘢痕癒着の剥離や切開を行うことができる。
本発明は、例えば各種眼科手術のうち特に緑内障手術においてトラベクレクトミー(線維柱帯切除術)後に行う濾過胞再建手術における手術用刃物の操作性を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる手術用刃物について図面を参照して説明する。
図1に示す第1実施形態にかかる手術用刃物は、特に、トラベクレクトミー(線維柱帯切除術)後に行う濾過胞再建手術で利用され、金属(例えばマルテンサイト系ステンレス鋼)により一体成形された刃体1を備えている。
図2〜4に示すように、その刃体1の刃板2においては、厚み方向Zの両側のうち一方の側に表面部3が設けられているとともに他方の側に裏面部4が設けられ、この表面部3の幅方向Yの両側には長手方向Xへ延びる刃縁部5を形成するための刃付け面6が傾斜して設けられている。刃板2の裏面部4は平坦に形成されている。この両刃付け面6は、尖端縁6aと区画端縁部6bとの間で形成され、刃板2の長手方向Xの先端部で互いに連続している。この両刃縁部5は、刃板2の長手方向Xの先端部で先端連繋部7により互いに連続してこの先端連繋部7から刃板2の長手方向Xの基端部側へ曲線状に延びる先端刃縁部8と、この先端刃縁部8に対し中間連繋部9により連続してこの中間連繋部9から刃板2の長手方向Xの基端部側へ刃縁終端部11まで直線状に延びる主刃縁部10とを有している。このように刃縁部5を構成する先端連繋部7と先端刃縁部8と中間連繋部9と主刃縁部10と刃縁終端部11とは、刃付け面6の尖端縁6aで互いに連続して形成されている。この両刃縁部5は刃板2の幅方向中心線Pを中心とする線対称に形成されている。この両中間連繋部9と両先端刃縁部8と先端連繋部7とを結ぶ曲線は、刃板2上でその幅方向中心線P上に中心8aを有する単一の円弧であって、刃板2の長手方向Xの先端部の外側へ膨んでいる。両刃縁部5の先端刃縁部8間の幅方向間隔W8は先端連繋部7から中間連繋部9に向うに従い次第に大きくなるように設定されているとともに、両刃縁部5の主刃縁部10間の幅方向間隔W10は中間連繋部9から刃縁終端部11に向うに従い次第に大きくなるように設定されている。
図2〜4に示すように、前記刃体1の刃支持板12(刃支持部)においては、ホルダ13の頭部13aに挿着された腕部14が前記刃板2に対し両刃縁部5の刃縁終端部11で接続部15により一体に連続している。この接続部15の裏側と腕部14の裏側と前記刃板2の裏面部4とは互いに平坦な状態で連続している。
この接続部15の表側でその幅方向Yの両側には刃板2の両刃付け面6から連続する切欠面16がホルダ13の頭部13a側へ腕部14まで延設されている。この切欠面16は、刃付け面6の尖端縁6aに連続する直線状の端縁16a(刃縁でない端縁)と刃付け面6の区画端縁部6bに連続する区画端縁部16bとの間で形成され、刃付け面6と同様に傾斜している。この接続部15の幅方向寸法W15すなわち両切欠面16の端縁16a間の幅方向間隔W16は、両刃縁部5の刃縁終端部11と腕部14とにわたり、両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11と等しく設定されている。両切欠面16で端縁16aとその端縁16aに沿う区画端縁部16bとの間の幅方向間隔Gは、刃縁部5の刃縁終端部11側からホルダ13の頭部13a側へ向うに従い次第に小さくなるように設定され、腕部14の付近で消滅する。この接続部15には厚み方向寸法T15がホルダ13の頭部13a側で増大する厚み増大部17が両刃縁部5の刃縁終端部11よりもホルダ13の頭部13a側に設けられ、この接続部15の厚み方向寸法T15は、両刃縁部5の刃縁終端部11とこの厚み増大部17との間で一定に設定されているとともに、この厚み増大部17から腕部14に向うに従い次第に大きくなるように設定されている。
前記腕部14は前記接続部15の幅方向寸法W15と同一の幅方向寸法W14でその接続部15からホルダ13の頭部13a側へ延び、ホルダ13の頭部13aの付近でこの腕部14の幅方向寸法W14が大きく設定されている。この腕部14には厚み方向寸法T14がホルダ13の頭部13a側で増大して一定になる厚み変化部18が前記厚み増大部17とホルダ13の頭部13aとの間に設けられている。接続部15から腕部14にわたる刃支持板12の厚み方向寸法T12はこの厚み増大部17から厚み変化部18に向うに従い次第に大きくなるように設定されている。その厚み変化部18と両刃縁部5の刃縁終端部11との間で刃支持板12の延設方向に沿う距離の中央部Q1よりもホルダ13の頭部13a側で屈曲部19が厚み増大部17と厚み変化部18との間に設けられている。または、刃板2の両先端刃縁部8の先端連繋部7とホルダ13の頭部13aとの間で刃板2及び刃支持板12の延設方向に沿う距離の中央部Q2よりもホルダ13の頭部13a側で屈曲部19が厚み増大部17とホルダ13の頭部13aとの間に設けられている。この屈曲部19により、刃支持板12と刃板2とからなる刃体1のうち、屈曲部19とホルダ13の頭部13aとの間の部分がホルダ13の延設方向上で直線状に延設され、屈曲部19と刃板2の先端連繋部7との間の部分が長手方向Xへ直線状に延設されてホルダ13の延設方向に対し屈曲している。この屈曲部19の屈曲角度は約45°になっているが、15°〜60°に設定してもよい。
なお、マルテンサイト系ステンレス鋼である刃体1のマイクロビッカース硬度は、刃板2の両刃縁部5の強度と刃支持板12の屈曲部19の曲げ易さとを両立させるために、HV550〜650に設定されている。
図5に示す第2実施形態にかかる手術用刃物においては、刃支持板12の腕部14で屈曲部19が省略され、その刃支持板12と刃板2とからなる刃体1がホルダ13の延設方向上で直線状に延設されている点で、第1実施形態と主に異なる。
図6に示す第3実施形態にかかる手術用刃物においては、両刃縁部5の主刃縁部10間の幅方向間隔W10が中間連繋部9と刃縁終端部11との間で等しく設定されている点で、第1実施形態と主に異なる。そのため、接続部15の両切欠面16で端縁16aとその端縁16aに沿う区画端縁部16bとの間の幅方向間隔Gは、刃縁部5の刃縁終端部11と腕部14との間で等しい区間を有し、腕部14の付近で消滅する。
前記第1〜3実施形態では、下記のように刃体1の寸法が設定されている。
・ 前記両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11を2.0mm以下に設定している。
・ 第3実施形態以外では、前記両刃縁部5の中間連繋部9間の幅方向間隔W9を0.4mm以上1.8mm以下、好ましくは0.6mm以上1.4mm以下、さらに好ましくは0.6mm以上1.0mm以下に設定し、前記両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11を0.6mm以上2.0mm以下、好ましくは0.8mm以上1.6mm以下、さらに好ましくは0.8mm以上1.2mm以下に設定している。
・ 第3実施形態以外では、前記両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11を前記両刃縁部5の中間連繋部9間の幅方向間隔W9の1.1倍以上1.5倍以下、好ましくは1.2倍以上1.4倍以下に設定している。
・ 前記刃板2の最大長手方向寸法をL、前記刃板2の最大幅方向寸法をW、前記刃板2の最大厚み方向寸法をTとした場合、L≧2.5W及びT≦0.5Wに設定している。好ましくは2.5W≦L≦6W及び0.05W≦T≦0.4Wに設定している。
・ 前記両刃縁部5の先端連繋部7から両刃縁部5の刃縁終端部11までの長手方向寸法L2を2.0mm以上8.0mm以下、好ましくは2.5mm以上6.5mm以下に設定するとともに、両刃縁部5の先端連繋部7から両刃縁部5の刃縁終端部11までの長手方向寸法L2を前記両刃縁部5の中間連繋部9間の幅方向間隔W9の2倍以上10倍以下、好ましくは2倍以上6倍以下に設定している。
・ 前記刃支持板12の幅方向寸法W12を両刃縁部5の刃縁終端部11間の幅方向間隔W11の1倍以上4倍以下、好ましくは1倍以上2倍以下に設定している。
・ 前記両刃縁部5の尖端角度θを10°以上60°以下、好ましくは25°以上45°以下に設定している。その尖端角度θを鋭角にし過ぎると、刃板2の剛性が低下し、その尖端角度θを鈍角にし過ぎると、剥離や切開時の抵抗が大きくなる。試行錯誤の結果、中でも25°以上45°以下が剛性と抵抗を両立し易い尖端角度θであった。
・ 第3実施形態以外では、前記両刃縁部5の主刃縁部10間でなす交差角度αを0.5°以上15°以下、好ましくは1°以上10°以下に設定している。
・ 前記両刃縁部5で先端連繋部7と中間連繋部9との間の先端刃縁部8は、半径Rが0.2mm以上0.9mm以下、好ましくは0.3mm以上0.7mm以下の円弧状になっている。
この各実施形態にかかる眼科手術用刃物を緑内障手術においてトラベクレクトミー(線維柱帯切除術)後に行う濾過胞再建手術で利用すると、濾過胞及びその周辺で瘢痕癒着の剥離や切開が行い易くなって濾過胞再建手術で刃物の操作性を向上させるとともに、患者への負担を少なくすることができる。多数試作した眼科手術用刃物のうち、実際に試作品1(L=4.0mm、W9=0.8mm、W11=1.1mm、α=4.8°、R=0.4mm、T=0.15mm、T12=0.5mm、θ=30°)や試作品2(L=4.0mm、W9=1.0mm、W11=1.4mm、α=6.5°、R=0.5mm、T=0.15mm、T12=0.5mm、θ=30°)を使用して濾過胞再建手術を行った。その結果、結膜に刃板2を刺し入れる際に大きな抵抗を感じなかったことや、瘢痕癒着が強いと思われる部分でも少ない抵抗で円滑に刃板2を刺し入れられたことや、刃板2を横方向に振った際の抵抗は注射針と比較して非常に少なかったことなどの利点を見出すことができた。一般には、トラベクレクトミー後に瘢痕癒着が進行し過ぎると、従来の注射針の場合には濾過胞及びその周辺で瘢痕癒着の剥離が困難になるため、通常はトラベクレクトミー後3ケ月以内に濾過胞再建手術を行うが、本実施形態にかかる眼科手術用刃物を利用した場合にはトラベクレクトミー後に18ケ月経過した場合でも濾過胞再建手術が成功した。
前記各実施形態以外にも例えば下記のように構成してもよい。
・ 前記第1〜3実施形態の刃板2において両刃縁部5の中間連繋部9については、単に先端刃縁部8と主刃縁部10との境界部でそれらの一部として形成されているが、この中間連繋部9を先端刃縁部8と主刃縁部10との間で延びてそれらを互いにつなぐ中間刃縁としてもよく、この両刃縁部5の中間刃縁間の幅方向間隔を等しく設定したり、その幅方向間隔を先端刃縁部8から主刃縁部10に向うに従い次第に大きくするように設定してもよい。
・ 前記第1〜3実施形態の刃板2において両刃縁部5の先端連繋部7については、単に両先端刃縁部8間の境界部でそれらの一部として形成されているが、この先端連繋部7を両先端刃縁部8間で曲線状または直線状に延びてそれらを互いにつなぐ刃縁としてもよい。
・ 前記第1〜3実施形態の刃板2において両刃縁部5の先端刃縁部8については、円弧等の曲線以外に直線状にしてもよい。
・ 前記第1〜3実施形態の刃板2において両刃縁部5の主刃縁部10については、直線状以外に曲線状にしてもよい。
・ 前記第1〜3実施形態の刃板2において表面部3や裏面部4に単一または複数の凹部を設けることにより刃板2の接触面積を減らして刺込抵抗を小さくしてもよい。
・ 前記第1〜3実施形態において刃板2の裏面部4を長手方向Xまたは幅方向Yまたは長手方向X及び幅方向Yで弓状に湾曲させてもよい。さらには、刃板2からそれに続く刃支持板12の一部を刃板2の裏面部4側で同様に弓状に湾曲させてもよい。その湾曲部分の曲率半径については、眼球の半径に近い値がよく、例えば6mm以上20mm以下の値が好ましい。
・ 前記第1〜3実施形態では刃付け面6を刃板2の表面部3側にのみ形成して両刃縁部5を片刃にしているが、刃付け面6を刃板2の裏面部4側にのみ形成して両刃縁部5を片刃にしたり、刃付け面6を刃板2の表面部3側ばかりでなく刃板2の裏面部4にも形成して両刃縁部5を両刃にしたりしてもよい。
・ 前記第1〜3実施形態にかかる眼科手術用刃物のホルダ13の色については、手術時に用いるドレーブの色に対し映える色がよい。薄い水色や緑色のドレーブが多いため、例えばホルダ13の色を黄色や橙色や茶色や紺色などにする。
・ 前記第1〜3実施形態にかかる眼科手術用刃物をトラベクレクトミー(線維柱帯切除術)で結膜を切開する場合に使用することができる。
・ 前記第1〜3実施形態にかかる眼科手術用刃物の刃板2においてその外面にシリコーン樹脂やフッ素樹脂によるコーティングを行って使用時の抵抗を減らしてもよい。
・ 前記第1〜3実施形態にかかる眼科手術用刃物を眼科以外の用途の手術に利用してもよい。
(a)は第1実施形態にかかる手術用刃物の全体を示す正面図であり、(b)は同じく側面図である。 (a)は図1(a)の刃体の全体を示す部分拡大正面図であり、(b)は図1(b)の刃体の全体を示す部分拡大側面図であり、(c)はこの刃体の部分拡大側面図である。 (a)は図2(a)の刃体における刃板の全体を示す部分拡大正面図であり、(b)は同じく部分拡大背面図であり、(c)は同じく部分拡大側面図であり、(d)は(c)の部分拡大側面図である。 (a)は図3(a)のA−A線拡大断面図であり、(b)は図3(a)のB−B線拡大断面図であり、(c)は図3(a)のC−C線拡大断面図である。 (a)は第2実施形態にかかる手術用刃物において図2(a)に相当する部分拡大正面図であり、(b)は同じく図2(b)に相当する部分拡大側面図であり、(c)は同じく図2(c)に相当する部分拡大側面図であり、(d)は同じく図3(d)に相当する部分拡大側面図である。 (a)は第3実施形態にかかる手術用刃物において図3(a)に相当する部分拡大正面図であり、(b)は同じく図3(b)に相当する部分拡大背面図であり、(c)は同じく図3(c)に相当する部分拡大側面図である。
符号の説明
2…刃板、3…表面部、4…裏面部、5…刃縁部、7…先端連繋部、8…先端刃縁部、9…中間連繋部、10…主刃縁部、11…刃縁終端部、12…刃支持部としての刃支持板、13…ホルダ、13a…頭部、15…接続部、17…厚み増大部、18…厚み変化部、19…屈曲部、X…長手方向、Y…幅方向、Z…厚み方向、L…刃板の最大長手方向寸法、W…刃板の最大幅方向寸法、T…刃板の最大厚み方向寸法、W8…先端刃縁部間の幅方向間隔、W10…主刃縁部間の幅方向間隔、W11…刃縁終端部間の幅方向間隔、T12…刃支持部の厚み方向寸法、T15…接続部の厚み方向寸法。

Claims (5)

  1. 刃板において、厚み方向の両側のうち一方の側に表面部を設けるとともに他方の側に裏面部を設け、幅方向の両側には長手方向へ延びる刃縁部を設け、この両刃縁部は、その刃板の長手方向先端部で先端連繋部により互いに連続してこの先端連繋部から刃板の長手方向基端部側へ延びる先端刃縁部と、この先端刃縁部に対し中間連繋部により連続してこの中間連繋部から刃板の長手方向基端部側へ刃縁終端部まで延びる主刃縁部とを有し、
    前記両刃縁部の先端刃縁部間の幅方向間隔を先端連繋部から中間連繋部に向うに従い次第に大きくするように設定するとともに、前記両刃縁部の主刃縁部間の幅方向間隔を中間連繋部から刃縁終端部に向うに従い次第に大きくするように設定し、
    または、前記両刃縁部の先端刃縁部間の幅方向間隔を先端連繋部から中間連繋部に向うに従い次第に大きくするように設定するとともに、前記両刃縁部の主刃縁部間の幅方向間隔を等しく設定し、
    この両刃縁部の刃縁終端部間の幅方向間隔を2.0mm以下に設定した
    ことを特徴とする手術用刃物。
  2. 前記刃板に対し両刃縁部の刃縁終端部で連続する接続部を有する刃支持部をホルダの頭部に取着し、この接続部の厚み方向寸法がホルダの頭部側で増大する厚み増大部を両刃縁部の刃縁終端部よりもホルダの頭部側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の手術用刃物。
  3. 前記刃支持部の厚み方向寸法がホルダの頭部側で増大して一定になる厚み変化部を前記厚み増大部とホルダの頭部との間に設けるとともに、その厚み変化部と両刃縁部の刃縁終端部との間で刃支持部の延設方向に沿う距離の中央部よりもホルダの頭部側で屈曲部を前記厚み増大部と厚み変化部との間に設けたことを特徴とする請求項2に記載の手術用刃物。
  4. 前記刃板の最大長手方向寸法をL、前記刃板の最大幅方向寸法をW、前記刃板の最大厚み方向寸法をTとした場合、L≧2.5W及びT≦0.5Wに設定したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載の手術用刃物。
  5. 刃板において、厚み方向の両側のうち一方の側に表面部を設けるとともに他方の側に裏面部を設け、幅方向の両側には長手方向へ延びる刃縁部を設け、この両刃縁部は、その刃板の長手方向先端部で先端連繋部により互いに連続してこの先端連繋部から刃板の長手方向基端部側へ延びる先端刃縁部と、この先端刃縁部に対し中間連繋部により連続してこの中間連繋部から刃板の長手方向基端部側へ刃縁終端部まで延びる主刃縁部とを有し、
    前記両刃縁部の先端刃縁部間の幅方向間隔を先端連繋部から中間連繋部に向うに従い次第に大きくするように設定するとともに、前記両刃縁部の主刃縁部間の幅方向間隔を中間連繋部から刃縁終端部に向うに従い次第に大きくするように設定し、
    または、前記両刃縁部の先端刃縁部間の幅方向間隔を先端連繋部から中間連繋部に向うに従い次第に大きくするように設定するとともに、前記両刃縁部の主刃縁部間の幅方向間隔を等しく設定し、
    前記刃板の最大長手方向寸法をL、前記刃板の最大幅方向寸法をW、前記刃板の最大厚み方向寸法をTとした場合、L≧2.5W及びT≦0.5Wに設定した
    ことを特徴とする手術用刃物。
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