JPWO2019146632A1 - 鼻用ナイフ - Google Patents

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正寿 斎藤
正寿 斎藤
昌人 須田
昌人 須田
貴友 斎藤
貴友 斎藤
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隆志 柏木
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Abstract

鼻腔手術において、刺通や切開の際の抵抗が小さく、かつ、視認性に優れており、また、刃部の先端を粘膜に刺したときに軟骨に当たった際の感触が分かりやすい鼻用ナイフを提供する。本発明の鼻用ナイフ(10)は、2本の直線状からなる第1の切刃(12a,12a)と、その第1の切刃(12a,12a)の先端同士を繋ぐ第2の切刃(12b)と、を備えている平板状の刃部(12)を有し、第1の切刃の間の幅は第2の切刃に向かって狭くなっており、第1の切刃(12a,12a)の間の角度が15゜以上60゜以下であるとともに、第1の切刃(12a,12a)及び第2の切刃(12b)のいずれの刃先断面の角度も11゜以上17゜以下であることとする。

Description

本発明は、鼻腔の手術に用いられる鼻用ナイフに関する。
鼻腔の疾患を手術する場合には、専用の鼻用ナイフが用いられる。図3は、従来の鼻用ナイフであって、(a)は側面図、(b)は刃部の正面図、(c)は刃先断面の拡大図である。
図3(a),(b),(c)に示す鼻用ナイフ20は、断面円形で直線形状のシャンク部21を有し、そのシャンク部21の基端側には滑り止めが施された持ち手部23が備えられており、先端側には刃部22が備えられている。そして、刃部22の形状は、図3(b)に示すような略三角形の略平板形状である。その略三角形の2辺に切刃22a,22aが形成されており、切刃22a,22aが交わる頂点は尖っている。
なお、切刃22aの断面は、薄い方が刺通時や切開時の抵抗が小さく好ましいのだが、刃部22が略三角形の場合は先端が尖っているので、切刃22aの刃先断面を薄くし過ぎると変形する虞がある。そこで、刃先の強度を十分に確保できる条件を検討したところ、図3(c)に示すように、切刃22aの刃先断面の角度を少なくとも19゜以上にすべきであるということが分かった。
鼻腔の手術の場合、鼻孔からこのような鼻用ナイフ20を挿入し、切開や生体組織の採取・剥離などが行われる。このとき、刃部22の先端を粘膜に突き刺し、軟骨の感触を確かめながら粘膜を切ることになる。しかし、従来の鼻用ナイフ20の場合、刃部22の先端が尖っているため、粘膜を刺通して軟骨に当たった際の感触が分かりづらいという欠点があった。
そこで、軟骨に当たった感触を分かりやすくするために、鼻用ナイフではなく、主に眼科に用いられるクレセントナイフを使用する手術者もいる。クレセントナイフは、例えば、特許文献1に記載されている。図4は、一般的なクレセントナイフの平面図である。クレセントナイフ30は、刃部32が略平板形状で、その刃部32の外縁に二本の平行な直線とその先端を曲線で繋いだ略U字型の切刃32aが形成されているナイフである。このようなクレセントナイフ30であれば、先端が尖っていないので、軟骨に当たった感触が分かりやすいという利点がある。
しかし、眼科用のクレセントナイフ30は刃先断面の角度が20゜以上のものが一般的であり、また、切刃32aの形状が略U字型であるため、粘膜に刺したり、切開したりする際に抵抗が比較的大きくなる。さらに、刃部32の形状から鼻孔内の視認性があまりよくないといった問題もある。
特開平9−276284号
上記のような事情に鑑み、本発明は、鼻腔の手術において、刺通や切開の際の抵抗が小さく、かつ、視認性に優れており、また、刃部の先端を粘膜に刺したときに軟骨に当たった際の感触が分かりやすい鼻用ナイフを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明の鼻用ナイフは、2本の直線状からなる第1の切刃と、その第1の切刃の先端側の端部同士を繋ぐ第2の切刃と、を備えている平板状の刃部を有し、第1の切刃の間の幅は第2の切刃に向かって狭くなっており、その第1の切刃の間の角度が15゜以上60゜以下であるとともに、第1の切刃及び第2の切刃のいずれの刃先断面の角度も11゜以上17゜以下であることを特徴とするものである。
さらに、第2の切刃が、半径0.4mm以上1.8mm以下の円弧形状であることにするとよい。また、刃部において、第1の切刃の基端側の端部同士を繋ぐ仮想線の長さを刃幅とし、その刃幅が1.0mm以上3.6mm以下としたり、仮想線から第2の切刃の先端までの距離を刃長とし、その刃長が2.5mm以上4.0mm以下であることにするとよい。
本発明の鼻用ナイフによれば、先端を粘膜に刺したときに軟骨に当たった感触が分かりやすいという効果を奏する。また、刺通時や切開時の抵抗も小さく、かつ、視認性がよいという効果も奏する。
本発明の鼻用ナイフであって、(a)は平面図、(b)は刃先断面の拡大図である。 鼻用ナイフの使用方法を例示する図であり、(a)は刺通する様子、(b)は切開する様子を示している。 従来の鼻用ナイフであって、(a)は側面図、(b)は刃部の正面図、(c)は刃先断面の拡大図である。 一般的なクレセントナイフの平面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の鼻用ナイフであって、(a)は平面図、(b)は刃先断面の拡大図である。本発明の鼻用ナイフ10は、シャンク部11の先端に略平板形状の刃部12が設けられている。刃部12の外縁には、2本の直線状からなる第1の切刃12a,12aと、その第1の切刃12a,12aの先端側の端部同士を繋ぐ第2の切刃12bが形成されている。なお、切刃12aがシャンク部11に繋がる位置を切刃の基端側とし、シャンク部11から最も遠い位置を切刃の先端側とする。
シャンク部11は、図示しない持ち手部から、持ち手部に対して同軸上に真っ直ぐ繋がっているストレート形状のものや、ストレート形状の部分と、その先端に一体的に繋がっている湾曲部、とからなる形状のものがある。シャンク部11の全体の長さは70mm以上になる。長い方が鼻腔の奥まで刃部12が届くという利点があるのだが、あまり長くし過ぎると操作性を悪くする。なお、この長さは従来よりも十分に長く、従来では届かなかった部位の切開や剥離に使用することができる。
シャンク部11の断面形状は直径2.0mmを基本として、1.5mm〜2.5mmの範囲の円形であることが好ましい。このようなサイズであれば、断面が小さいので、鼻孔に鼻用ナイフと内視鏡の両方を挿入したときの干渉を減らすことができる。ただし、あまり細くし過ぎると、強度上問題が生じるので、最小の直径は1.5mmが好ましい。
第1の切刃12a,12aの間の幅は、第2の切刃12bに向かって狭くなっている。ここで、第2の切刃12bは、円弧形状などの曲線形状を基本とするが、第1の切刃12a,12aの先端側の間の幅が狭い場合には、ほぼ直線とみなされることもある。つまり、刃部12の外観としては、頂点が尖っていない略二等辺三角形の形状をしている。
このような略二等辺三角形の刃部12の形状であれば、鼻腔のような狭い箇所の手術の際にも、クレセントナイフと比べて、視認性を確保しやすいという利点がある。
なお、本発明は鼻用ナイフ10に係るものなので、刃部12の凡その大きさは決まっている。具体的には、第1の切刃12a,12aの基端側の端部同士を繋ぐ仮想線12cを想定し、その仮想線12cの長さを刃幅Wとすると、刃幅Wは1.0mm以上3.6mm以下にするのが望ましい。さらに、仮想線12cから第2の切刃12bの先端までの距離を刃長Lとすると、刃長Lは2.5mm以上4.0mm以下にするのが望ましい。
さらに、従来の鼻用ナイフは、刃部の形状が先端が尖った略三角形であることから、強度を確保するために、切刃をあまり薄くすることができなかった。それに対して、本発明の鼻用ナイフ10であれば、第2の切刃12bが尖っていないため、従来よりも切刃を薄くすることが可能となっている。具体的には、第1の切刃12a及び第2の切刃12bのいずれの刃先断面の角度ωも11゜以上17゜以下にすることができる。これは、従来の鼻用ナイフや眼科用のクレセントナイフと比較しても薄いので、粘膜に刺通する際や切開時の抵抗を小さくすることができるという効果がある。
図2は、鼻用ナイフの使用方法を例示する図であり、(a)は刺通する様子、(b)は切開する様子を示している。それぞれ矢印の方向に、鼻用ナイフ10を移動させて、刺通及び切開が行われる。
鼻用ナイフ10を粘膜50に刺通するときは、図2(a)のように、刃部12の先端である第2の切刃12bを粘膜50に向かって刺通する。第2の切刃12bは、基本的には刃部12の先端方向に向かって凸の曲線形状であればよいが、望ましくは、円弧形状とし、その半径Rを0.4mm以上1.8mm以下にするのがよい。鼻用ナイフ10の先端をこのような曲率半径の切刃形状にすれば、従来の鼻用ナイフ程は尖っていないものの、クレセントナイフと比べると十分に尖っているので、刺通抵抗は小さく抑えられ、刺通作業を円滑に行うことができる。
また、第1の切刃12a,12aの間の幅は、第2の切刃12bに向かって狭くなるように形成されている。このとき、第1の切刃12a,12aの間の角度θは、15゜以上60゜以下にするのが望ましい。このような第1の切刃12a,12aであれば、図2(a)の状態から図2(b)のように切刃が軟骨60に当接するまで刺通する際に、粘膜50の表面に対し、第1の切刃12a,12aが所定の角度を有することになるので、刺通抵抗を抑えることができる。
さらに、図2(b)のように第2の切刃12bが軟骨60に当たる感触を感じながら粘膜50を切開する際にも、第1の切刃12a,12aが粘膜50に対し、直角ではない一定の角度を有するので、切開時の抵抗を抑えることができる。そしてこのとき、刃部12の先端である第2の切刃12bが、前述した通り、円弧形状でその半径Rを0.4mm以上1.8mm以下にすれば、軟骨60に刃部12の先端が刺さり難く、軟骨60に当たる感触を感じながら、円滑に粘膜50を切開することができる。
以上の通り、本発明のような刃部及び切刃を有する鼻用ナイフであれば、十分な強度を有しながら、刺通や切開の際の抵抗が小さく、かつ、視認性に優れており、また、刃部の先端を粘膜に刺したときに軟骨に当たる感触が分かりやすいという優れた性能を発揮することができる。
10 鼻用ナイフ
11 シャンク部
12 刃部
12a 第1の切刃
12b 第2の切刃
12c 仮想線
50 粘膜
60 軟骨

Claims (4)

  1. 2本の直線状からなる第1の切刃と、前記第1の切刃の先端側の端部同士を繋ぐ第2の切刃と、を備えている平板状の刃部を有し、
    前記第1の切刃の間の幅は前記第2の切刃に向かって狭くなっており、前記第1の切刃の間の角度が15゜以上60゜以下であるとともに、前記第1の切刃及び前記第2の切刃のいずれの刃先断面の角度も11゜以上17゜以下であることを特徴とする鼻用ナイフ。
  2. 前記第2の切刃が、半径0.4mm以上1.8mm以下の円弧形状であることを特徴とする請求項1に記載の鼻用ナイフ。
  3. 前記刃部において、前記第1の切刃の基端側の端部同士を繋ぐ仮想線の長さを刃幅とし、前記刃幅が1.0mm以上3.6mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鼻用ナイフ。
  4. 前記刃部において、前記第1の切刃の基端同士を繋ぐ仮想線から前記第2の切刃の先端までの距離を刃長とし、前記刃長が2.5mm以上4.0mm以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鼻用ナイフ。
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