JP2009060771A - 電気接続箱 - Google Patents

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Kaori Miyauchi
香織 宮内
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Abstract

【課題】この発明は、車内におけるメインテナンス作業の作業性を向上させることができる電気接続箱を提供することを目的とする。
【解決手段】ベースボックス12に実装されたヒューズ2、リレー3等の各種電気部品を照明するランプ7を備えるとともに、カバー11の開閉に基づいて、ランプ7の点灯、消灯を切換える点灯切換手段として、カバー11の舌状突部11cを挟持してカバー11をロックする挟持片4a、4bを備えた。挟持片4a、4bが舌状突部11cを挟持していない時は、両者が当接してランプ7が通電状態となり、挟持片4a、4bが舌状突部11cを挟持している時は、舌状突部11cによって両者が離反されることによりランプ7が非通電の状態となる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電気部品を実装したベースボックスと、前記電気部品を覆うカバー部材とを備えた自動車搭載用の電気接続箱に関する。
従来から、自動車には、リレーやヒューズ等の各種電気部品を実装した電気接続箱が搭載されている。この電気接続箱は、従来から、前記特許文献1に開示されているように、ワイヤーハーネスが接続されるとともに、ベースボックス上に多数のコネクタ端子を備えており、上述した電気部品をこのコネクタ端子に取付けている。
また、このようにベースボックスに実装された電気部品は、普段はカバー部材(アッパーカバーに相当)に覆われることによって箱内に収容された状態となっている。
特開平8−185921号公報
ところで、このような電気接続箱においては、ヒューズ切れやその他の電気部品の異常等の発生により、メインテナンス作業が行われる場合がある。このような場合には、上述したカバー部材を開け、上述した電気部品を露出した状態にして作業を行うことになるが、一般に、電気接続箱は、車室内やエンジンルームの奥まった位置に配設されることが多いために、メインテナンス作業が行いにくいという問題があった。
例えば、電気接続箱は、図16において符号500で示すように、運転席側方のカウルサイドパネル501の下部であって、アクセルペダル502の近傍に配設される場合がある。なお、図16中において矢印(IN)は車両内方、矢印(OUT)は車両外方を示している。
ここで、カウルサイドパネル501は、車室内側から見えるカバー部材であり、電気接続箱500は、図示のようにカウルサイドパネル501の外側に配設され、さらにその外側には不図示のボディーパネルが配設される。従って、このような構成においては、電気接続箱500の周囲は暗く、視認性が著しく悪い。
このため、上述したメインテナンス作業においては、懐中電灯等の照明器具を用いなければならず、片手に照明器具を持ちながら他方の片手でヒューズ交換等のメインテナンス作業を行わなければならなかった。
この発明は、車内におけるメインテナンス作業の作業性を向上させることができる電気接続箱を提供することを目的とする。
この発明の電気接続箱は、電気部品を実装したベースボックスと、前記電気部品を覆うカバー部材とを備えた自動車搭載用の電気接続箱であって、前記ベースボックスに実装された電気部品を照明する照明手段と、前記カバー部材の開閉に基づいて前記照明手段の点灯、消灯を切換える点灯切換手段を備えたものである。
この発明の一実施態様においては、前記ベースボックスが、前記カバー部材を閉状態に保持するロック手段を備えるとともに、前記カバー部材は、その閉時において前記ロック手段により所定位置にロックされる被ロック部を備えており、前記点灯切換手段は、前記ロック手段による前記被ロック部のロック/アンロック状態に基づいて前記カバー部材の開閉を検出するものである。
この発明の一実施態様においては、前記点灯切換手段及び前記ロック手段が、弾性力により前記被ロック部を挟持してこれを所定位置にロックする一対の挟持片により構成され、前記カバー部材の開時においては、前記挟持片同士が弾性力で当接することにより、前記照明手段が通電状態となるとともに、前記カバー部材の閉時においては、前記被ロック部の挟持によって前記挟持片同士が離反することにより、前記照明手段が非通電状態になり、前記照明手段は、通電状態において点灯し、非通電状態においては消灯されるものである。
この発明の一実施態様においては、前記点灯切換手段及び前記照明手段が、ともに前記ベースボックスに備えられるものである。
この発明の一実施態様においては、前記ベースボックスが、前記電気部品を取付けるためのコネクタ端子を備えるとともに、前記点灯切換手段は、前記ベースボックス側のコネクタ端子と対になってこれと嵌合するコネクタ端子を備えており、前記ベースボックスに対して着脱自在とされるものである。
この発明の一実施態様においては、前記ベースボックスが、前記電気部品を取付けるためのコネクタ端子を備えるとともに、前記点灯切換手段と前記照明手段とがユニット化された照明ユニットを備え、該照明ユニットは、前記ベースボックス側のコネクタ端子と対になってこれと嵌合するコネクタ端子を備えており、前記ベースボックスに対して着脱自在とされるものである。
この発明の一実施態様においては、前記照明手段の光源が、半導体発光素子により構成されるものである。
この発明の一実施態様においては、前記照明手段が、光源に接続された導光部材を備えているものである。
前記照明手段は、半導体発光素子、または電球を光源としたものを含む。
前記点灯切換手段は、前記カバー部材を閉状態に保持するロック手段であって、前記被ロック部のロック/アンロック状態に応じて前記照明手段の通電、非通電の切換えを行うスイッチ機能を有するものであることを含む。
また、前記点灯切換手段は、マイクロスイッチ、またはフォトカプラであることを含む。
前記ロック手段は、弾性力により前記被ロック部を挟持してこれを所定位置にロックする一対の挟持片、または回動軸により枢支され、前記カバー部材の突起部と係合可能とされる係合フックであることを含む。
被ロック部は、前記カバー部材において内面側からベースボックス側へ突出する舌状突部、または、カバー部材の側面において、回動軸により枢支された係合フックと係合可能とされる突起部であることを含む。
前記半導体発光素子は、発光ダイオード、または有機EL(エレクトロルミネッセンス)であることを含む。
前記導光部材は、光ファイバ、または導光板であることを含む。
この発明によれば、普段カバー部材を閉じている時には、照明手段を消灯させ、電気部品の交換等、メインテナンスの必要が生じた時には、カバー部材を開けることで、メインテナンスの対象となる電気部品の視認性を照明手段により向上させることができる。このため、車内におけるメインテナンス作業の作業性を向上させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
(第1実施形態)
まず、図1、図2に示す第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る電気接続箱を示す斜視図、図2は、図1におけるA−A線矢視断面であり、図2(a)は、カバーの閉状態を示す図、図2(b)は、カバーがベースボックスから取り外された開状態を示す図である。
電気接続箱1は、ヒューズ2、リレー3等の電気部品を実装したベースボックス12と、閉状態において該電気部品を覆うカバー11とを備えた自動車搭載用の電気接続箱であって、ベースボックス12に実装された電気部品を照明するランプ7と、カバー11の開閉に基づいてランプ7の点灯、消灯を切換える挟持片4a、4bとを備えている。
また、ベースボックス12は、カバー11を閉状態に保持する挟持片4a、4bを備えるとともに、カバー11は、その閉時において挟持片4a、4bにより所定位置にロックされる舌状突部11cを備えており、挟持片4a、4bは、舌状突部11cのロック/アンロック状態に基づいてカバー11の開閉を検出する。
また、挟持片4a、4bは、弾性力により舌状突部11cを挟持してこれを所定位置にロックし、カバー11の開時においては、挟持片4a、4b同士が弾性力で当接することにより、ランプ7が通電状態となる。また、カバー11の閉時においては、舌状突部11cの挟持によって挟持片4a、4b同士が離反することにより、ランプ7が非通電状態になる。このようにして、該ランプ7は、通電状態において点灯し、非通電状態においては消灯される。
なお、挟持片4a、4b及びランプ7は、ともにベースボックス12に備えられ、ランプ7の光源は、発光ダイオード(以下LEDと略記する)7aにより構成されている。
このように構成された電気接続箱1について、図1、図2を参照してさらに詳述すると、カバー11は、ベースボックス12の実装面12aに実装された電気部品(後述)を覆う樹脂性のカバーであり、側面の適宜箇所に係合部11aが設けられている。
ベースボックス12の実装面12aには、ヒューズ2、リレー3等の各種電気部品を取付ける各種形状のコネクタ端子12bが備えられ、側面には、カバー11の係合部11aと係合する係合爪12cが適宜箇所に設けられている。
上述したカバー11の係合部11aには、その一部に孔部11bが形成されており、ベースボックス12の電気部品が覆われている時には、この孔部11bの位置がベースボックス12の係合爪12cの位置に対応するようになっている。
そして、ベースボックス12の電気部品をカバー11で覆う際には、係合爪12cを孔部11bに挿入して、係合部11aと係合爪12cとを係合することにより、カバー11の一端側の位置決めがなされるようになっている。そして、この一端側を中心にしてカバー11をベースボックス12側に回動させると、カバー11の縁部をベースボックス12の縁部に合わせることができ、電気部品、ひいてはベースボックス12の実装面12a全体をカバー11によって覆うことができるようになっている。
また、本実施形態では、内面側からベースボックス12側へ突出する舌状突部11cがカバー11に一体成形されており、ベースボックス12の実装面12aには、この舌状突部11cに対応する位置に孔部12dが形成されている。
また、ベースボックス12には、孔部12d内に、一対の挟持片4a、4bが設けられている。これら挟持片4a、4bは金属製とされ、そのうち一方の挟持片4aは、板バネ部材で構成され、常時他方の挟持片4bと接触する方向に弾性力が作用している。
そして、両挟持片4a、4bには、図2に示すように、それぞれワイヤーハーネス5a、5bが接続され、このワイヤーハーネス5a、5bを介して、車体に備えられたバックアップ電源(不図示)、ベースボックス12の実装面12a上に備えられたランプ7(図1参照)に接続されている。
ランプ7は、発光ダイオード7aが光源とされるとともに、これが透明または半透明のケース7bに覆われる構成となっており、コネクタ端子12bの近傍に配設されている。
本実施形態では、舌状突部11cが、図2(a)に示すように、カバー11の閉時において、挟持片4a、4bの間に挿入され、挟持されるとともに、舌状突部11c先端に形成された突起11c1が挟持片4aに係合することによって所定位置にロックされるようになっている。そして、このように舌状突部11cがロックされることで、カバー11の閉状態が保持(ロック)されるようになっている。
ここで、カバー11が開けられ、ベースボックス12の実装面12aが開放される際には、挟持片4a、4bとの間に挿入されていた舌状突部11bは、突起11c1が挟持片4aを乗り越えることによって孔部12dの外へ抜け出されるようになっている。これにより、カバー11(舌状突部11c)はアンロックされる。
そして、舌状突部11cが抜け出された後、挟持片4aは、自身の弾性力によって図2(b)に示すように挟持片4bに当接するようになっている。これにより、ランプ7は、ワイヤーハーネス5a、5bを介して前記バックアップ電源と接続され、通電状態となる。この時、LED7aの発光によりランプ7が点灯することになるため、ヒューズ2、リレー3等の電気部品を、ランプ7によって照明することができる。
また、カバー11が閉じられると、挟持片4aの弾性力によって、舌状突部11cが図2(a)に示すように、挟持片4a、4b間に挿入され、挟持されるとともに、舌状突部11c先端の突起11c1が挟持片4aを乗り越えて孔部12dのさらに内側に入り込むことで、舌状突部11cが所定位置にロックされるようになっている。
この時、舌状突部11cが挟持片4a、4b間に挿入されて、割り込まれた状態となるため、舌状突部11cの介在により挟持片4a、4bが離反することになる。このため、ランプ7が非通電の状態となって、ランプ7が消灯される。
従って、カバー11の閉状態では、挟持片4a、4bが舌状突部11cをロックすることによってカバー11を閉状態に保持しつつ、ランプ7を消灯させることができる。
このように、本実施形態では、カバー11の開閉に基づいて、挟持片4a、4bの当接、離反が切換えられ、これによってランプ7の点灯、消灯の切換えが可能になっている。つまり、カバー11を閉状態に保持する挟持片4a、4bは、舌状突部11cのロック/アンロック状態に応じてランプ7の通電、非通電の切換えを行うスイッチ機能を有することになる。
従って、普段カバー11を閉じている時には、ランプ7を消灯させ、ヒューズ2の交換等、電気接続箱1内においてメインテナンスの必要が生じた時には、カバー11(舌状突部11c)をアンロック状態にしてこれを開けることにより、ランプ7を点灯させることができる。
このため、メインテナンス時には、その対象となる電気部品の視認性をランプ7の照明によって向上させることができ、上述したように、電気接続箱1が車内の奥まった暗い場所に配設された場合であっても、メインテナンス作業の作業性を向上させることができる。
また、電気接続箱1は、元々ヒューズ2やリレー3の他、エンジンコントロールユニット(ECU)(不図示)等に電力を供給するためにバックアップ電源に接続されている。従って、本実施形態のように、電気接続箱1内に挟持片4a、4b及びランプ7を配設することで、ランプ7等を配設するためのスペースを車体側に設ける必要がなく、しかも、車体の内部に新たに配線を施すことも不要となる。従って、車体のレイアウトに影響を及ぼすことなく、前記電気部品を照明することができる。
また、本実施形態では、舌状突部11cが挟持片4a、4bによって挟持されるか否かによって、即ち、挟持片4a、4bによる舌状突部11cのロック、アンロック状態に基づいてランプ7の通電、非通電の切換えが行われるようになっている。これにより、挟持片4a、4bを利用して、カバー11の開閉を間接的に検出することができ、ランプ7の点灯、消灯を切換えることができる。
また、舌状突部11cが挟持片4a、4bの間から引き抜かれている時には、挟持片4aの弾性力によって両者を当接させてランプ7を通電状態とする一方、舌状突部11cが挿入されて、これが挟持片4a、4bにより挟持された時には、舌状突部11cの割り込みによって挟持片4a、4bを離反させ、ランプ7を非通電状態とするように構成したことで、簡素な構成でありながら、カバー11のロック、アンロック、及びランプ7の点灯、消灯の切換えを確実に行うことができる。
また、挟持片4a、4b、舌状突部11cの位置関係を逆にし、挟持片をカバー11側、舌状突部をベースボックス12に設けるようにしてもよいが、本実施形態のように、挟持片4a、4bをランプ7とともにベースボックス12側に備えることにより、カバー11側への配線を省略することができる。このため、配線の簡素化が図れるとともに、配線がむき出しになってメインテナンス作業の邪魔になることを確実に防止できる。
また、図1、図2に示すように、挟持片4a、4b及び舌状突部11cは、係合部11a及び係合爪12cから離間した位置に配設されている。
これにより、カバー11の回動中心から挟持片4a、4b及び舌状突部11cが離れることになるため、カバー11の開時においては、挟持片4a、4bの間から舌状突部11cを素早く引き抜いてランプ7の点灯タイミングを早めることができ、かつ、カバー11の閉時においては、挟持片4a、4bの間に舌状突部11cを割り込ませるタイミング、即ちランプ7の消灯タイミングを、カバー11が完全に閉じられる直前まで遅らせることができる。
なお、本実施形態では、舌状突部11cの先端に突起11c1を形成して、舌状突部11cを挟持片4a、4bによってロックできるように構成したが、本発明は必ずしもこれに限定されない。例えば、突起を形成しない舌状突部を備えるとともに、舌状突部11cに対応する被ロック部を別途設けるようにして、舌状突部を、ランプ7の通電、非通電の切換えのためだけに利用するようにしてもよい。
(第2実施形態)
なお、第1実施形態では、挟持片4a、4bが、カバー11のロック手段、及びランプ7の点灯、消灯を切換える手段として機能するようになっているが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、これらの機能を別部材で構成するようにしてもよい。
例えば、図3、図4(但し、図4は、図3におけるB−B線矢視断面図)に示すように、係合部11a、係合爪12cが設けられた側面と反対側の側面に第2の係合部11d、係合爪12eを配設し、この係合部11d、係合爪12eによってカバー11のロック、アンロックを行うようにしてもよい。
そして、ベースボックス12において、舌状突部11cに対応する位置にマイクロスイッチ24を配設し、マイクロスイッチ24を押圧する動作によりスイッチの切換えを行う押動操作を舌状突部11cによって実行させるようにしてもよい。
本実施形態では、ベースボックス12に実装された電気部品を照明するランプ7と、カバー11の開閉に基づいてランプ7の点灯、消灯を切換えるマイクロスイッチ24を備えている。
係合部11dは、図示のように、カバー11の側面から断面略V字型に突出するように成形され、その先端が可撓性を有する一方、係合爪12eは、ベースボックス12の側面から断面略L字状に突出するように成形され、その先端には鉤状の係合凸部12fが内向きに成形されている。
ここで、カバー11をロックする際には、先ず第1実施形態と同様に係合部11aを係合爪12cに係合させ、カバー11の一端側を中心にこれを回動させる。そして、係合部11dを変形させながら、係合爪12eの係合凸部12fを、係合部11dの一部に形成された孔部11e(図4参照)に嵌め込むことによりカバー11がロックされる。
また、本実施形態では、カバー11がロックされると、舌状突部11cによってマイクロスイッチ24が押動操作されるようになっており、この押動操作によりランプ7を非通電の状態とするようになっている。
また、カバー11がアンロックされ、カバー11が開けられると、舌状突部11cの押動操作の状態が解除され、ランプ7が通電状態になる。このような構成により、カバー11のロック、アンロック、及びランプ7の点灯、消灯の切換えを併せて行うことができる。
このように、本実施形態では、舌状突部11cの挟持によってカバー11がロックされる構成ではないため、カバー11をロックする際に、ベースボックス12に対してカバー11の位置がずれていた場合でも、舌状突部11cにねじれ方向の力が作用する等してこれに過剰が負荷がかかることを防止できる。
なお、本実施形態では、舌状突部11cによりマイクロスイッチ24を押動操作するようにしているが、舌状突部11cを省略してマイクロスイッチ24をより高い位置に設定し、カバー11の内面によってマイクロスイッチ24を押動操作するようにしてもよい。
(第3実施形態)
また、図5に示すように、第2実施形態のマイクロスイッチ24に対応するマイクロスイッチ34を、係合爪12cの近傍に設け、係合爪12cがカバー11の係合部11aと係合した時、係合部11aの内面によってマイクロスイッチ34が押動操作されるようにしてもよい。
このような構成によっても、カバー11の閉時には、マイクロススイッチ34が押動操作されることによって、ランプ7を非通電の状態とすることができ、カバー11の開時には、係合部11aが離反することによって押動操作の状態が解除され、これによってランプ7を通電状態とすることができる。
また、本実施形態では、係合部11aを利用してマイクロスイッチ34を押動操作することができるため、舌状突部11cを省略することができる。
(第4実施形態)
また、図6、図7(但し、図7は、図6におけるC−C線矢視断面図)に示すように、舌状突部11cの存在の有無を検出するフォトカプラ44をベースボックス12内に設け、フォトカプラ44内の舌状突部11cの存在の有無に基づいてカバー11の開閉を検出するようにしてもよい。
本実施形態では、ベースボックス12に実装された電気部品を照明するランプ7と、カバー11の開閉に基づいてランプ7の点灯、消灯を切換えるフォトカプラ44を備えている。
フォトカプラ44は、図6に示すように、ベースボックス12の実装面12aから突出して、一部に舌状突部11cを挿入可能なスリット状の溝44aを有している。そして、その溝部44aを挟むようにして、図7に示すように、一組の発光ダイオード(以下LEDと略記する)44b及びフォトトランジスタ44cが備えられている。
舌状突部11cが図7中実線で示すように、溝部44a内に存在しない時には、LED44bが照射する光をフォトトランジスタ44cが受光することで、これをスイッチONの状態とすることができる。本実施形態では、このフォトトランジスタ44cの動作を利用して、カバー11が開けられたことを検出し、ランプ7を通電させるようになっている。
逆に、図7中二点鎖線で示すように、舌状突部11cが溝部44a内に存在する時には、LED44bが照射する光を舌状突部11cが遮断することによって、フォトトランジスタ44cがスイッチOFFの状態となるため、ランプ7は非通電の状態になる。
ここで、本実施形態では、舌状突部11cを非接触で検出する構成としているため、車両走行中車体が振動しても、フォトカプラ44及び舌状突部11cに負荷がかかることを防止できる。
(第5実施形態)
また、図8に示すように、第4実施形態のフォトカプラ44に対応するフォトカプラ54をベースボックス12の側面に配設して、カバー11側面の存在の有無を検出するようにしてもよい。この場合、カバー11の舌状突部11cを省略することができるため、カバー11cの形状が簡素化され、その成形が容易になる。
(第6実施形態)
なお、第1、第2、第4実施形態では、舌状突部11cを、カバー11において一体成形することとしたが、図9に示すように、舌状突部11cがカバー11の本体に対して着脱自在となるように構成してもよい。
図9においては、ネジ部11fを有する舌状突部11cを備え、カバー11の内面に、このネジ部11fと螺合可能なネジ孔を有するボス部11gが形成されている。
この場合、ネジ部11fとボス部11gとを螺合させ、舌状突部11cをカバー11に取付ることにより、上述した第1、第2、第4実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、カバー11の本体を、舌状突部11cの必要性の有無に関わらず共通化することができる。従って、舌状突部11cの有無に応じて複数の金型を用意する必要がなくなり、カバー11の生産性向上を図ることができる。
(第7実施形態)
また、図10、図11(但し、図11は、図10におけるD−D線矢視断面図)に示すように、カバー11の側面に突起部11hを設ける一方、ベースボックス12の側面に、突起部11と係合可能な略L字状をなす係合フック12gを備え、これを回動軸12hにより枢支するようにしてもよい。
本実施形態では、カバー11の開閉に基づいてランプ7の点灯、消灯を切換える点灯切換手段を、係合フック12g、回動軸12h及び端子74により構成している。
また、ベースボックス12は、カバー11を閉状態に保持する係合フック12g、回動軸12hを備えるとともに、カバー11は、その閉時において係合フック12g、回動軸12hにより所定位置にロックされる突起部11hを備えており、係合フック12g、回動軸12hによる突起部11hのロック/アンロック状態に基づいてカバー11の開閉が、係合フック12gと端子74との有無によって検出される。
本実施形態では、図10にて実線で示すように、係合フック12gを突起部11h側に回動させ、両者を係合させると、カバー11をロックすることができる。逆に、図10にて二点鎖線で示すように、係合爪12gを突起部11から離反させる方向に回動させ、両者の係合を解除させると、カバー11をアンロックすることができる。
また、本実施形態では、回動軸12hの近傍に、面状に成形された端子74が備えられ、回動軸12h、端子74がそれぞれワイヤーハーネス75a、75bを介してバックアップ電源、ランプ7(図1等参照)に接続されている。
ここで、係合フック12g及び回動軸12hは金属製とされており、係合フック12gが突起部11hと係合してロック状態となっている時には、係合フック12gが端子74から離反することで、ランプ7が非通電の状態となり、カバー11をアンロックすべく係合フック12gを二点鎖線で示す位置まで回動させると、係合フック12gと端子74との接触によってランプ7が通電状態となる。
つまり、本実施形態では、第1実施形態の挟持片4a、4bと同様、係合フック爪12g及び回動軸12hを利用して、ランプ7の点灯、消灯を切換えることが可能になっており、カバー11を閉状態に保持する係合フック12g及び回動軸12hは、突起部11hのロック/アンロック状態に応じてランプ7の通電、非通電の切換えを行うスイッチ機能を有することになる。
(第8実施形態)
ところで、ベースボックス12の実装面12aには、上述したように、多数の電気部品を取付けることができるコネクタ端子12bを備えているが、たいていは、その全てが使用されることはなく、一部が未使用のままとされるのが実情である。
そこで、図12に示すように、第2実施形態のマイクロスイッチ24に対応するマイクロスイッチ84に、コネクタ端子12bと対になってこれと嵌合するコネクタ端子84aを備え、これによってマイクロスイッチ84をベースボックス12に対して着脱自在とするようにしてもよい。
コネクタ端子12bは、元々、ヒューズ2、リレー3等のための配線が施されているため、本実施形態のように、マイクロスイッチ84をコネクタ端子12bに装着可能とすることで、コネクタ端子12bの配線を利用してマイクロスイッチ84をバックアップ電源に接続することが可能になり、これによって、電気接続箱1における配線の数を削減することができる。
(第9実施形態)
また、図13に示すように、マイクロスイッチ94aと、LED94cをカバー94dで覆ったランプ94bとをランプユニット94としてユニット化してもよい。さらにこの場合、ランプユニット94に、ベースボックス12のコネクタ端子12bと対になってこれと嵌合するコネクタ端子94eを備え、これによってランプユニット94をベースボックス12に対して着脱自在とするようにしてもよい。
この場合、ヒューズ2、リレー3等のために施された配線を利用して、マイクロスイッチ94a及びランプ94bをバックアップ電源に接続することができるため、電気接続箱1における配線の数をさらに削減することができる。
また、ベースボックス12を、マイクロスイッチ94a、ランプ94bの必要性の有無に関わらず共通化することができるため、ベースボックス12の生産性向上を図ることができる。
なお、第8、第9実施形態において、マイクロスイッチ84、94aの高さ位置は、カバー11における舌状突部11c(図1等参照)の有無に応じて適宜設定すればよく、例えば、舌状突部11cの有無、または、カバー11の内側面の高さ位置に応じてマイクロスイッチ84、94aの高さ位置を調節可能にしてもよい。
(第10実施形態)
ところで、上述した各実施形態では、ランプ7、94bをそれぞれ1箇所設けることとしたが、本発明は必ずしもこれに限定されない。例えば、図14に示すように複数のランプ107を備えるようにしてもよい。
本実施形態では、ランプ107が、LED107aに接続された導光部材として、光ファイバ束107cを備えている。
図14においては、複数のランプ107、107が、導光部材としての光ファイバ束107cを介して、LED107aを備えた唯一のランプ107に接続されており、LED107aの発光によって複数箇所が点灯されるようになっている。このため、レイアウトの都合上、光源を複数箇所に設けることができない場合であっても、前記電気部品を複数個所に渡って、広範囲に照明することができる。
(第11実施形態)
また、図15に示すように、導光部材として、例えばアクリル板からなる導光板207cを備え、これをLED207aを収容したケース207bと接続することによっても、前記電気部品を広範囲に照明することができる。
本実施形態では、ランプ207が、LED207aに接続された導光部材として、導光板207cを備えている。
図15においては、図示のようにLED207aをベースボックス12内部に収容しつつ、実装面12a上に導光板207cを備えるようにすることで、面発光を実現することができる。このため、レイアウトの制限等の事情によってランプ207を配設するスペースが著しく制限される場合であっても、発光部を薄型化することで、ベースボックス12の実装面12aを広範囲に照明することができる。
なお、上述した第2〜第11実施形態において、既述の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
また、上述した各実施形態では、光源としてLEDを使用したが、電球であってもよい。但し、LED等の半導体発光素子を用いた場合には、光源が発熱を伴うことがないため、光源から発せられる熱が気になって作業がしにくくなるという不都合をなくすことができる。
なお、上述した半導体発光素子としては、LEDに限らず、例えば、有機EL(エレクトロルミネッセンス)であってもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の照明手段は、ランプ7、94b、107、207に対応し、
以下同様に、
点灯切換手段は、挟持片4a、4b、マイクロスイッチ24、34、84、94a、フォトカプラ44、54、及び係合フック12g、回動軸12h、端子74に対応し、
ロック手段は、挟持片4a、4b、係合爪12e、及び係合フック12g、回動軸12hに対応し、
被ロック部は、舌状突部11c、係合部11d、及び突起部11hに対応し、
半導体発光素子は、発光ダイオード7a、94c、107a、207aに対応し、
導光部材は、光ファイバ束107c、導光板207cに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明の第1実施形態に係る電気接続箱を示す斜視図。 図1におけるA−A線矢視断面であり、(a)カバーの閉状態を示す図、(b)カバーがベースボックスから取り外された開状態を示す図。 この発明の第2実施形態に係る電気接続箱を示す斜視図。 図3におけるB−B線矢視断面。 この発明の第3実施形態に係る電気接続箱を示す側断面図。 この発明の第4実施形態に係る電気接続箱を示す斜視図。 図6におけるC−C線矢視断面図。 この発明の第5実施形態に係る電気接続箱を示す斜視図。 この発明の第6実施形態に係る電気接続箱のカバーを示す側断面図。 この発明の第7実施形態に係る電気接続箱を示す斜視図。 図6におけるD−D線矢視断面図。 この発明の第8実施形態に係る電気接続箱のマイクロスイッチを示す斜視図。 この発明の第9実施形態に係る電気接続箱のランプユニットを示す斜視図。 この発明の第10実施形態に係る電気接続箱を示す斜視図。 この発明の第11実施形態に係る電気接続箱を示す斜視図。 車内における電気接続箱の配置の一例を示す斜視図。
符号の説明
1、500…電気接続箱
2…ヒューズ
3…リレー
4a、4b…挟持片
7、94b、107、207…ランプ
7a、94c、107a、207a…発光ダイオード
11…カバー
11c…舌状突部
11d…係合部
11h…突起部
12…ベースボックス
12b…コネクタ端子
12g…係合フック
12h…回動軸
24、34、84、94a…マイクロスイッチ
44、54…フォトカプラ
74…端子
84a…コネクタ端子
94e…コネクタ端子
107c…光ファイバ束
207c…導光板

Claims (8)

  1. 電気部品を実装したベースボックスと、前記電気部品を覆うカバー部材とを備えた自動車搭載用の電気接続箱であって、
    前記ベースボックスに実装された電気部品を照明する照明手段と、
    前記カバー部材の開閉に基づいて前記照明手段の点灯、消灯を切換える点灯切換手段を備えた
    電気接続箱。
  2. 前記ベースボックスは、前記カバー部材を閉状態に保持するロック手段を備えるとともに、
    前記カバー部材は、その閉時において前記ロック手段により所定位置にロックされる被ロック部を備えており、
    前記点灯切換手段は、前記ロック手段による前記被ロック部のロック/アンロック状態に基づいて前記カバー部材の開閉を検出する
    請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記点灯切換手段及び前記ロック手段は、弾性力により前記被ロック部を挟持してこれを所定位置にロックする一対の挟持片により構成され、
    前記カバー部材の開時においては、前記挟持片同士が弾性力で当接することにより、前記照明手段が通電状態となるとともに、
    前記カバー部材の閉時においては、前記被ロック部の挟持によって前記挟持片同士が離反することにより、前記照明手段が非通電状態になり、
    前記照明手段は、通電状態において点灯し、非通電状態においては消灯される
    請求項2記載の電気接続箱。
  4. 前記点灯切換手段及び前記照明手段が、ともに前記ベースボックスに備えられる
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  5. 前記ベースボックスは、前記電気部品を取付けるためのコネクタ端子を備えるとともに、
    前記点灯切換手段は、前記ベースボックス側のコネクタ端子と対になってこれと嵌合するコネクタ端子を備えており、前記ベースボックスに対して着脱自在とされる
    請求項4記載の電気接続箱。
  6. 前記ベースボックスは、前記電気部品を取付けるためのコネクタ端子を備えるとともに、
    前記点灯切換手段と前記照明手段とがユニット化された照明ユニットを備え、
    該照明ユニットは、前記ベースボックス側のコネクタ端子と対になってこれと嵌合するコネクタ端子を備えており、前記ベースボックスに対して着脱自在とされる
    請求項4記載の電気接続箱。
  7. 前記照明手段の光源が、半導体発光素子により構成される
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  8. 前記照明手段は、光源に接続された導光部材を備えている
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011097762A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Furukawa Electric Co Ltd:The プラグイン器具
KR101439144B1 (ko) * 2013-03-13 2014-09-11 현대자동차주식회사 퓨즈박스 커버의 체결 이상 알림 구조
WO2021157400A1 (ja) * 2020-02-05 2021-08-12 住友電装株式会社 電気接続箱

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