JP2009060729A - 車両用冷却装置および車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーシングの底面に冷却ジャケットが設けられる構造において、冷却媒体の回路内にエアが残存することが抑制された車両用冷却装置および該装置を備えた車両を提供する。
【解決手段】車両用冷却装置は、モータジェネレータ210を収納するケーシング230と、ケーシング230の底面に取付けられる冷却ジャケット320とを備える。冷却ジャケット320は、その出口部および蛇行流路に対して入口部が上方に位置するように設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用冷却装置および車両に関し、特に、車両を駆動または該車両に駆動される回転電機を有する駆動ユニットを冷却する車両用冷却装置および該装置を備えた車両に関する。
回転電機の動力を用いて車両を駆動する車両用駆動装置を冷却する冷却装置が従来から知られている。たとえば、特開2007−28750号公報(特許文献1)では、車両用の電動機または発電機の側面上に設けられる冷却ジャケットであって、蛇行流路における上行部から下行部に移る流路である上曲り部の体積が、蛇行流路における下行部から上行部に移る流路である下曲り部の体積よりも小さいことを特徴とする冷却ジャケットが記載されている。
特開2007−28750号公報
特許文献1に記載の冷却ジャケットのように、冷却媒体通路を蛇行流路とした場合、蛇行流路のUターン部において、冷却媒体注入時にエアが残存しやすくなる。冷却媒体通路内にエアが残存すると、冷却装置の動作時に、上記エアがポンプ内に入り込み、ポンプの機能に影響を与える場合がある。
重力を利用して蛇行流路内に冷却媒体を注入する場合、冷却媒体通路内にエアが残存するか否かは、冷却媒体通路の傾きに影響される。冷却媒体通路の傾きによっては、蛇行流路のUターン部にエアが残存しやすくなる。
特許文献1においては、ケーシングの底面に設けられる冷却ジャケット内の蛇行流路の傾斜角度を調整する思想は開示されていない。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ケーシングの底面に冷却ジャケットが設けられる構造において、冷却媒体の回路内にエアが残存することが抑制された車両用冷却装置および該装置を備えた車両を提供することにある。
本発明に係る車両用冷却装置は、車両を駆動または該車両に駆動される回転電機を有する駆動ユニットを冷却する車両用冷却装置であって、回転電機を収納するケーシングと、ケーシングの底面に取付けられる冷却ジャケットと、冷却ジャケットよりも上方に設けられ、冷却ジャケット内を流れる冷却媒体が注入される冷却媒体注入部と、冷却媒体を流動させる循環ポンプとを備え、冷却ジャケットは、冷却媒体が流入する入口部と、冷却媒体が流出する出口部と、入口部と出口部とを繋ぐ蛇行流路とを含み、冷却ジャケットは、出口部および蛇行流路に対して入口部が上方に位置するように設けられる。
上記構成によれば、冷媒ジャケットの入口部を出口部および蛇行流路に対して上方に形成することにより、冷却媒体の注入後の蛇行流路内にエアが残存することを抑制することができる。
上記車両用冷却装置において、1つの実施態様では、蛇行流路は、冷却媒体が車両の前方および後方に向けて往復するように形成され、回転電機は、その回転軸が車両の前後方向に延び、かつ、回転軸が水平面に対して交差するように設けられ、蛇行流路は、水平面に平行、または、該水平面に対して回転軸と反対側に傾斜する面に沿って形成される。
上記車両用冷却装置において、1つの実施態様では、蛇行流路は、冷却媒体が車両の前方および後方に向けて往復するように形成され、回転電機は、その回転軸が車両の前後方向に延び、かつ、回転軸が車両の前方から後方に向かって下がるように設けられ、冷却媒体は、冷却ジャケットに対して後方側から冷却ジャケットに流入する。
上記構成によれば、回転軸が車両の前後方向に延びる回転電機を有する車両において、冷却媒体の注入後の蛇行流路内にエアが残存することを抑制することができる。
上記車両用冷却装置において、1つの実施態様では、駆動ユニットは、車両の後輪を駆動する。
本発明に係る車両は、上述した車両用冷却装置を備える。これにより、冷却装置における冷却媒体通路内にエアが残存することが抑制された車両が提供される。
本発明によれば、ケーシングの底面に冷却ジャケットが設けられる構造において、冷却媒体の回路内にエアが残存することを抑制することができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の構成を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
図1は、本発明の1つの実施の形態に係る車両用冷却装置の構成を示す図である。図1を参照して、本実施の形態に係る冷却装置300は、FR型のハイブリッド車両1に適用されるものであって、冷却ジャケット310,320と、ラジエータ330と、冷却媒体注入部340と、循環ポンプ350とを含んで構成される。
冷却ジャケット310は、冷却媒体循環回路の一部を構成するように、駆動ユニット200上に設けられている。ハイブリッド車両1は、運転席を含む車両室内と分離されたエンジンルーム内に設けられたエンジン100と、エンジン100に接続される駆動ユニット200と、駆動ユニット200を制御するPCU400とを含んで構成される。駆動ユニット200は、回転電機を含んで構成される。駆動ユニット200は、エンジン100に対して車両後方側に配置されている。エンジン100および駆動ユニット200の駆動力は、プロペラシャフト500を介して車両の後輪に伝達される。
冷却装置300は、循環回路内に冷却媒体を流すことによって、ハイブリッド車両1に搭載される発熱要素を冷却する。より具体的には、冷却ジャケット310を流れた冷却媒体は、冷却ジャケット320を流れ、ラジエータ330に流入する。ラジエータ330において冷却された冷却媒体は、冷却媒体注入部340に流入し、その後、PCU400上に供給される。PCU400を冷却した冷却媒体は、循環ポンプ350を経由し、エンジン100を迂回した後、駆動ユニット200上の冷却ジャケット310に流入する。
冷却媒体注入部340は、冷却媒体を注入する注入口と冷却媒体を抜き取る排出口とを有する容器を含んで構成される。冷却媒体注入部340は、通常時には、冷却媒体循環回路を循環する冷却媒体のバッファタンクとして機能する。なお、冷却媒体循環回路を循環する冷却媒体としては、たとえば、不凍液等の成分を含むLLC(Long Life Coolant)を用いることができる。
冷却媒体循環回路に冷却媒体を最初に充填するときは、冷却媒体注入部340から冷却媒体が注入される。注入された冷却媒体は、重力の作用により、循環回路の各部に供給される。注入の初期段階では、循環回路の内部は空気で満たされているので、循環ポンプ350はほとんど機能しない。したがって、重力による冷却媒体の充填作用を効果的に行なう観点から、冷却媒体注入部340は、冷却媒体循環回路において、最も高い位置に配置される。
循環ポンプ350は、冷却媒体の循環回路内において、冷却媒体を適当な循環速度で循環させることが可能な小型の液体循環ポンプである。循環ポンプ350は、液体を循環させる機能を有するものであり、循環回路の中がほとんど空気で満たされているときには、冷却媒体を効率よく循環させることができない(場合によっては、ほとんど循環させることができない。)。
他方、冷却媒体の循環回路内に液体の冷却媒体が満たされてくると、該回路中に多少の気体が含まれていても、冷却媒体を循環させることにより、その気体を冷却媒体注入部340から放出させることが可能になる。しかしながら、空気等の気体は、圧縮性流体であるため、循環回路中に気体が含まれることにより、循環ポンプ350の機能低下(場合によっては、機能停止)が生じる。したがって、冷却媒体の注入後に、冷却媒体の循環回路内にできるだけエアが残存しないようにすることが重要である。
なお、図1に示される構造において、被冷却体である駆動ユニット200は、車室の床を持ち上げて形成された空間に配置される。このため、車室空間をできるだけ広く確保したいという要請から、冷却ジャケット310,320を配置する空間には、制限がある。図1の例では、冷却ジャケット310,320は、それぞれ、後述する2つのモータジェネレータに対応する位置に設けられている。冷却ジャケット310,320は、冷却性能の向上という観点からは、モータジェネレータの全周を取り囲むように形成されることが好ましいが、そのようにすることで、車室が狭くなるため、図1の例においては、冷却ジャケット310は駆動ユニット200の側面の一部に取付けられ、冷却ジャケット320は、駆動ユニット200の底部に取り付けられている。
図2は、冷却ジャケット320を図1中の矢印II方向から見た断面図である。図2を参照して、冷却ジャケットは、冷却媒体を流入させる入口部321と、冷却媒体を流出させる出口部322と、入口部321と出口部322とを繋ぐ蛇行流路323とを含んで構成される。入口部321には、矢印INの方向に冷却媒体が流入する。すなわち、冷却ジャケット320には、後方側から冷却媒体が流入する。出口部322からは、矢印OUTの方向に冷却媒体が流出する。蛇行流路323は、車両の前後方向に複数回往復するように形成されている。
図3は、駆動ユニット200の構成および駆動ユニット200に取付けられる冷却ジャケット320を示す図である。図3を参照して、駆動ユニット200は、モータジェネレータ210と、プラネタリギヤ220とを含んで構成される。
モータジェネレータ210は、モータジェネレータ211,212を含む。モータジェネレータ211,212は、電動機および発電機の少なくとも一方の機能を有する回転電機である。プラネタリギヤ220は、モータジェネレータ211,212の間に設けられるプラネタリギヤ221と、モータジェネレータ212に対して車両後方側に設けられるプラネタリギヤ222とを含む。モータジェネレータ211,212およびプラネタリギヤ221,222は、ケーシング230内に設けられる。
モータジェネレータ211,212は、それぞれ、ロータ211A,212Aと、ステータ211B,212Bと、ステータ211B,212Bに巻回されるステータコイル211C,212Cとを含んで構成される。
プラネタリギヤ221,222は、それぞれ、サンギヤ221A,222A、ピニオンギヤ221B,222B、プラネタリキャリヤ221C,222Cおよびリングギヤ221D,222Dを含んで構成される。
エンジン100の出力軸100Aと、駆動ユニット200の入力軸200Aと、モータジェネレータ211のロータ211Aと、モータジェネレータ212のロータ212Aと、駆動ユニット200の出力軸200Bとは、同じ軸を中心に回転する。
プラネタリギヤ221におけるサンギヤ221Aは、入力軸200Aに軸中心を貫通された中空のサンギヤ軸に結合される。リングギヤ221Dは、入力軸200Aと同軸上で回転可能に支持されている。ピニオンギヤ221Bは、サンギヤ221Aとリングギヤ221Dとの間に配置され、サンギヤ221Aの外周を自転しながら公転する。プラネタリキャリヤ221Cは、入力軸200Aの端部に結合され、各ピニオンギヤ221Bの回転軸を支持する。
モータジェネレータ212のロータ212Aは、減速機としてのプラネタリギヤ222に結合されている。
プラネタリギヤ222は、回転要素の1つであるプラネタリキャリヤ222Cがケーシング230に固定された構造により減速を行なう。すなわち、プラネタリギヤ222は、ロータ212Aのシャフトに結合されたサンギヤ222Aと、リングギヤ222Dと、リングギヤ222Dおよびサンギヤ222Aに噛み合い、サンギヤ222Aの回転をリングギヤ222Dに伝達するピニオンギヤ222Bとを含む。
車両の走行時において、エンジン100から出力された動力は、出力軸100Aから駆動ユニット200の入力軸200Aに伝達され、動力分割機構としてのプラネタリギヤ221により2経路に分割される。
上記2経路のうちの一方は、駆動ユニット200の出力軸200Bを介して後輪のドライブシャフトに伝達される経路である。ドライブシャフトに伝達された駆動力は、駆動輪に回転力として伝達されて、車両を走行させる。
もう一方は、モータジェネレータ211を駆動させて発電する経路である。モータジェネレータ211は、プラネタリギヤ221により分配されたエンジン100の動力により発電する。モータジェネレータ211により発電された電力は、車両の走行状態や、バッテリの状態に応じて使い分けられる。たとえば、車両の通常走行時および急加速時においては、モータジェネレータ211により発電された電力はそのままモータジェネレータ212を駆動させる電力となる。一方、バッテリにおいて定められた条件の下では、モータジェネレータ211により発電された電力は、PCU400内に設けられたインバータおよびコンバータを介してバッテリに蓄えられる。
モータジェネレータ212は、バッテリに蓄えられた電力およびモータジェネレータ211により発電された電力のうちの少なくとも一方の電力により駆動する。モータジェネレータ212の駆動力は、駆動ユニット200の出力軸200Bを介して後輪のドライブシャフトに伝達される。このようにすることで、モータジェネレータ212からの駆動力によりエンジン100の駆動力をアシストしたり、モータジェネレータ212からの駆動力のみにより車両を走行させたりすることができる。
一方、車両の回生制動時には、駆動輪は車体の慣性力により回転させられる。駆動輪からの回転力により駆動ユニット200の出力軸200Bを介してモータジェネレータ212が駆動される。このとき、モータジェネレータ212が発電機として作動する。このように、モータジェネレータ212は、制動エネルギーを電力に変換する回生ブレーキとして作用する。モータジェネレータ212により発電された電力は、PCU400内に設けられたインバータを介してバッテリに蓄えられる。
図3に示す構造において、駆動ユニット200の入力軸200Aおよび出力軸200Bは、エンジン100と駆動ユニット200との合わせ面150の方向(矢印DR150方向)に対して直交する方向(矢印DR200方向)に延びるように形成されている。合わせ面150は、ハイブリッド車両1が水平面上にあるときに、水平面(矢印DR1方向)および鉛直面に対して交差する斜め方向に延在している。したがって、駆動ユニット200の入力軸200Aおよび出力軸200Bも、合わせ面150と同様に、ハイブリッド車両1が水平面上にあるときに、水平面(矢印DR1方向)および鉛直面に対して交差する斜め方向に延在している。より具体的には、入力軸200Aおよび出力軸200Bは、車両前方から後方に向かって高さが低くなるような斜め方向に延在している。
上記のように、駆動ユニット200の入力軸200Aおよび出力軸200Bが斜め方向に延在しているため、ケーシング230の外面も、概ね、車両前方側から後方側に向かって下がる斜め方向に延びている。このようなケーシング230の底部に冷却ジャケット320を取付ける際、ケーシング230の傾きに合わせて冷却ジャケット320を取付けると、冷却ジャケット320も、車両前方側から後方側に向かって下がる方向に傾くことになる。本実施の形態では、上述したように、冷却ジャケット320には、車両後方側から冷却媒体が流入する。ここで、冷却ジャケット320が車両前方側から後方側に向かって下がる方向に傾いている場合、冷却ジャケット320の入口部321が出口部322に対して相対的に低い位置に設けられることになるので、特に、蛇行流路のUターン部(図2中のA部)等において、冷却媒体の注入時にエアが残存しやすくなる。この結果、循環ポンプ350の動作の信頼性が低下することが懸念される。
これに対し、本実施の形態に係る冷却装置300においては、図3に示すように、冷却ジャケット320を、水平方向(矢印DR1方向)に対して駆動軸200の入力軸2Aおよび出力軸200Bと反対に傾けた方向(矢印DR320方向)に傾くように設けている。このようにすることで、冷媒ジャケット320の入口部321を出口部322および蛇行流路323に対して上方に形成することができる。この結果、冷却媒体の注入後の蛇行流路323内(特に、図2中のA部)にエアが残存することを抑制することができる。
上述した内容について要約すると、以下のようになる。すなわち、本実施の形態に係る車両用の冷却装置300は、ハイブリッド車両1を駆動またはハイブリッド車両1に駆動される「回転電機」としてのモータジェネレータ210を有する駆動ユニット200を冷却する。冷却装置300は、モータジェネレータ210を収納するケーシング230と、ケーシング230の底面に取付けられる冷却ジャケット320と、冷却ジャケット320よりも上方に設けられ、冷却ジャケット320内を流れる冷却媒体が注入される冷却媒体注入部340と、冷却媒体を流動させる循環ポンプ350とを備える。冷却ジャケット320は、冷却媒体が流入する入口部321と、冷却媒体が流出する出口部322と、入口部321と出口部322とを繋ぐ蛇行流路323とを含む。冷却ジャケット320は、出口部322および蛇行流路323に対して入口部321が上方に位置するように設けられる。
より具体的には、冷却装置300において、冷却ジャケット320の蛇行流路323は、冷却媒体が車両の前方および後方に向けて往復するように形成される。モータジェネレータ210は、その回転軸が車両の前後方向に延び、かつ、回転軸が水平面に対して交差するように(矢印DR200方向に)設けられる。冷却ジャケット320の蛇行流路323は、水平面に平行、または、該水平面に対してモータジェネレータ210の回転軸と反対側に傾斜する面(矢印DR320方向)に沿って形成される。
さらに具体的には、モータジェネレータ210は、その回転軸が車両の前方から後方に向かって下がるように(矢印DR200方向に)設けられる。また、冷却媒体は、冷却ジャケット320に対して後方側から冷却ジャケット320に流入する。
なお、上記の例では、いわゆるFR型(フロントエンジン/リア駆動)のハイブリッド車両について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、モータジェネレータを含む駆動ユニットを含む車両であれば、他の形式の車両に本発明を適用することも可能である。たとえば、FF型(フロントエンジン/フロント駆動)のハイブリッド車両に本発明を適用することも可能であるし、エンジンを搭載せずにモータジェネレータのみによって駆動力を得る車両に本発明を適用することも可能である。
また、上述したFR型のハイブリッド車両では、後輪を駆動するモータジェネレータは、車両の室内部の床下に配置(より具体的には、運転席と助手席との間の床を持ち上げた部分に配置)されるが、モータジェネレータの配置構造は適宜変更可能である。たとえば、モータジェネレータは、エンジンルーム内に配置されてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の1つの実施の形態に係る車両用冷却装置の構成を示す図である。 図1に示される冷却ジャケットを矢印II方向から見た断面図である。 図1に示される駆動ユニットの構成および該駆動ユニットのケーシング底面に取付けられる冷却ジャケットを示す図である。
符号の説明
1 ハイブリッド車両、100 エンジン、100A 出力軸、150 合わせ面、200 駆動ユニット、200A 入力軸、200B 出力軸、210,211,221 モータジェネレータ、211A,212A ロータ、211B,212B ステータ、211C,212C ステータコイル、220,221,222 プラネタリギヤ、221A,222A サンギヤ、221B,222B ピニオンギヤ、221C,222C プラネタリキャリヤ、221D,222D リングギヤ、230 ケーシング、300 冷却装置、310,320 冷却ジャケット、321 入口部、322 出口部、323 蛇行流路、330 ラジエータ、340 冷却媒体注入部、350 循環ポンプ、400 PCU、500 プロペラシャフト。

Claims (5)

  1. 車両を駆動または該車両に駆動される回転電機を有する駆動ユニットを冷却する車両用冷却装置であって、
    前記回転電機を収納するケーシングと、
    前記ケーシングの底面に取付けられる冷却ジャケットと、
    前記冷却ジャケットよりも上方に設けられ、前記冷却ジャケット内を流れる冷却媒体が注入される冷却媒体注入部と、
    前記冷却媒体を流動させる循環ポンプとを備え、
    前記冷却ジャケットは、前記冷却媒体が流入する入口部と、前記冷却媒体が流出する出口部と、前記入口部と前記出口部とを繋ぐ蛇行流路とを含み、
    前記冷却ジャケットは、前記出口部および前記蛇行流路に対して前記入口部が上方に位置するように設けられる、車両用冷却装置。
  2. 前記蛇行流路は、前記冷却媒体が前記車両の前方および後方に向けて往復するように形成され、
    前記回転電機は、その回転軸が前記車両の前後方向に延び、かつ、前記回転軸が水平面に対して交差するように設けられ、
    前記蛇行流路は、前記水平面に平行、または、該水平面に対して前記回転軸と反対側に傾斜する面に沿って形成される、請求項1に記載の車両用冷却装置。
  3. 前記蛇行流路は、前記冷却媒体が前記車両の前方および後方に向けて往復するように形成され、
    前記回転電機は、その回転軸が前記車両の前後方向に延び、かつ、前記回転軸が前記車両の前方から後方に向かって下がるように設けられ、
    前記冷却媒体は、前記冷却ジャケットに対して後方側から前記冷却ジャケットに流入する、請求項1または請求項2に記載の車両用冷却装置。
  4. 前記駆動ユニットは、車両の後輪を駆動する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用冷却装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両用冷却装置を備えた、車両。
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