JP2007120361A - 液体循環装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体の貯留するタンク等の貯留部を大型化することなく、液体中の気泡を液体から分離できる液体循環装置を得る。
【解決手段】リザーバタンク12の内側は仕切板46により滞留部54とバイパス部56とに分けられる。パイプ40を通過してリザーバタンク12内に戻った冷却水14は、仕切板46によって滞留部54へ向かう冷却水14とバイパス部56へ向かう冷却水14とに分けられる。バイパス部56に向かう冷却水14の流量に比べて滞留部54へ向かう冷却水14の流量は少なく、しかも、滞留部54内の冷却水14の体積はバイパス部56内の冷却水14の体積より大きい。これにより、冷却水14が滞留部54で滞留し、滞留時に気泡58が上昇して液面52で冷却水14から分離する。
【選択図】図2

Description

本発明は、水冷システム等の液体を循環させる液体循環装置に関する。
冷却水を循環させてエンジンを冷却するエンジン冷却装置の一例が下記特許文献1及び特許文献2に開示されている。特許文献1に開示された構成では、冷却水がラジエータからリザーブタンクに送られることで、リザーブタンク内で冷却水中に含まれる気泡が上昇して液面にて冷却水から分離される。一方、特許文献2に開示された構成では、エンジンからの冷却水がラジエータのアッパタンクの上室に送られる。この上室にて冷却水に含まれる気泡が上昇して液面にて冷却水から分離され、更に、冷却水から分離された液体は冷却水と共にリザーブタンクに送られてリザーブタンクにて大気に開放される。
特開平7−208162号公報 実開平6−58124号公報
ところで、リザーブタンクやラジエータのアッパタンクの上室における冷却水の流速が速いと、気泡が冷却水の液面に到達する前に冷却水と共に流されてしまい、気泡を冷却水から分離できない。したがって、リザーブタンクやラジエータのアッパタンクの上室の容積を大きくして、リザーブタンクやラジエータのアッパタンクの上室における冷却水の流速を充分に遅くしなくてはならない。しかしながら、リザーブタンクやラジエータのアッパタンクの上室の容積を大きくすることで、リザーブタンクやラジエータが大型化してしまう。
本発明は、上記事実を考慮して、液体の貯留するタンク等の貯留部を大型化することなく、液体中の気泡を液体から分離できる液体循環装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る液体循環装置は、液体を貯留する貯留部と、前記貯留部から送られた液体が流れると共に、流れた前記液体を前記貯留部に通す循環路と、前記循環路を流れた前記液体の一部を前記貯留部内で滞留させる滞留手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係る液体循環装置によれば、貯留部に貯留された液体が循環路に送られると、循環路を流れて再び貯留部に通される。貯留部に通る液体の少なくとも一部は、滞留手段により貯留部の内部で滞留させられる。このように、液体が貯留部内で滞留していることで、この液体に含まれる気泡は循環路に流されることなく、液面側へ上昇して液面で液体から分離される。
請求項2に記載の本発明に係る液体循環装置は、請求項1に記載の本発明において、前記滞留手段は、前記貯留部の内側を深さ方向液面側と底部側とに仕切り、前記循環路から前記貯留部に通された前記液体を前記液面側と前記底部側とに分け、前記液面側に流れた液体を前記貯留部の内部で滞留させると共に、前記底部側に流れた前記液体を前記循環路に送る仕切部材を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係る液体循環装置によれば、貯留部の内側は仕切部材により深さ方向液面側と底部側とに分けられる。循環路を流れて貯留部を通る液体は、仕切部材によって液面側に流れる液体と底部側に流れる液体とに分けられる。仕切部材により貯留部の底部側に流れた液体は再び循環路に送られ、液面側に流れた液体は貯留部の内部で滞留させられる。液面側で滞留させられた液体に含まれる気泡は上昇して液面で液体から分離される。
請求項3に記載の本発明に係る液体循環装置は、請求項1に記載の本発明において、前記循環路を流れる前記液体のうち前記貯留部を通る前記液体よりも多くの前記液体が流れ、前記貯留部を介さずに前記循環路に送られる再循環路を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明に係る液体循環装置では、循環路を流れる液体の一部は貯留部を通るが、貯留部を通る液体よりも多くの液体が貯留部を通らずに再循環路を通って循環路に戻される。このように、大部分の液体が貯留部を介さずに再循環路から循環路へ流れることで、貯留部内では液体が滞留する。このため、滞留時に液体に含まれる気泡が上昇して液面にて液体から分離される。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る液体循環装置では、循環路を流れる液体の気泡を低減できる。
請求項2に記載の本発明に係る液体循環装置では、循環路から貯留部を通る液体が仕切部材により液面側と底部側とに分けられ、液面側に流れた液体が貯留部内で滞留させられるため、液体に含まれる気泡を滞留時に液体から分離でき、これにより、循環路を流れる液体の気泡を低減できる。しかも、貯留部内に仕切部材を設けるだけでよいため、循環路等、貯留部以外の構成は従来のまま適用できるうえ、貯留部が極端に大型化しない。
請求項3に記載の本発明に係る液体循環装置では、貯留部を通るよりも多くの液体が再循環路を通って循環路へ向かうことで貯留部へ戻った液体が貯留部内で滞留するため、液体に含まれる気泡を滞留時に液体から分離でき、これにより、循環路を流れる液体の気泡を低減できる。
<第1の実施の形態の構成>
図3には本発明の第1の実施の形態に係る液体循環装置としての水冷システム10の構成が概略的に示されている。この水冷システム10は、例えば、ガソリンエンジン等のエンジンと、電力で駆動するモータの双方を駆動源とする所謂ハイブリッド仕様の車両において、エンジンとは別のハイブリッド(電力駆動及び充電)系統の冷却に用いられる。
図3に示されるように、水冷システム10は貯蔵部としてのリザーバタンク12を備えている。図2に示されるように、リザーバタンク12には液体としての冷却水14が貯蔵されている。また、図1及び図2に示されるように、リザーバタンク12の底部に形成された底部16に形成された流出口18には、循環路を構成するパイプ20の一端が接続されている。
図3に示されるように、パイプ20の他端は循環駆動手段としてのウオータポンプ22のインレットに接続されている。ウオータポンプ22はエンジンや後述するモータ冷却部30とは別のモータ等の回転力供給手段の駆動力を受けて回転するインペラ(符号無きものは何れも図示省略)を備えており、インペラが回転するとインレット側で負圧を発生さてパイプ20内の冷却水14を吸い込み、ウオータポンプ22の内部に取り入れる。
ウオータポンプ22のアウトレットには循環路を構成するパイプ24の一端が接続されている。上記のように、インペラの回転で液体を内部に吸い込んだウオータポンプ22は、インペラでアウトレット側へ冷却水14を送り込み、アウトレットからパイプ24へ液体を圧送する。パイプ24の他端は循環路を構成するジェネレータ冷却部26の冷却水流入口(図示省略)に接続されている。
ジェネレータ冷却部26は車両に搭載されたエンジンの駆動力で作動して発電する図示しないジェネレータに対応して設けられており、ジェネレータのハウジング等に形成された中空の冷却水通過部やジェネレータの所定部位に設けられたパイプ等により構成されている。ジェネレータ冷却部26を流れる冷却水14はジェネレータが作動することでジェネレータにて生じた熱を吸収してジェネレータを冷却できるようになっている。ジェネレータ冷却部26に形成された冷却水流出口(図示省略)には、循環路を構成するパイプ28の一端が接続されている。
パイプ28の他端には、循環路を構成するモータ冷却部30の冷却水流入口(図示省略)が接続されている。モータ冷却部30は、ガソリンエンジンと共に車両の駆動源を構成するモータ(図示省略)のハウジング等に形成された中空の冷却水通過部やモータの所定部位に設けられたパイプ等により構成されている。モータ冷却部30を流れる冷却水14はモータが作動することでモータにて生じた熱を吸収してモータを冷却できるようになっている。モータ冷却部30に形成された冷却水流出口(図示省略)には、循環路を構成するパイプ32の一端が接続されている。パイプ32の他端は熱交換手段としてのラジエータ34の冷却水流入口(図示省略)に接続されている。
ラジエータ34は、図示しないフィンを通過する外気によって冷却水流入口から取り込まれて図示しない金属製のチューブ内を流れる冷却水14の熱を、図示しないフィンを通過する外気によって冷却する構成で、基本的には従来からのエンジン用の冷却水を冷却するラジエータと同じ構成である。ラジエータ34に形成された冷却水流出口(図示省略)には、循環路を構成するパイプ36の一端が接続されており、ラジエータ34で冷却された冷却水14はパイプ36に送られる。パイプ36の他端は、循環路を構成するインバータ冷却部38の冷却水流入口(図示省略)に接続されている。
インバータ冷却部38は車両に搭載されたインバータ・ユニットに対応して設けられており、インバータ・ユニットのハウジング等に形成された中空の冷却水通過部やインバータ・ユニットの所定部位に設けられたパイプ等により構成されている。インバータ・ユニットを構成するインバータは、パワートランジスタ等のスイッチング素子を含めて構成されており、直流電源であるバッテリーからの直流電流を交流電流に変換して、交流電流で作動する上述した車両駆動用のモータを駆動させる。また、上記のジェネレータで生じた交流電流を直流電流に変換してバッテリーに充電する。
インバータ冷却部38はスイッチング素子が作動することで生じる熱を吸収でき、これにより、インバータが過熱することを防止できる。インバータ冷却部38に形成された冷却水流出口(図示省略)には、循環路を構成するパイプ40の一端が接続されている。図2に示されるように、パイプ40の他端はリザーバタンク12の側壁42に形成された流入口44に接続されている。
一方、図1及び図2に示されるように、リザーバタンク12の内部には仕切部材として滞留手段を構成する仕切板46が設けられている。板状に形成された仕切板46は、一方の端部48が側壁42に対向して、他方の端部50が底部16に対向するように湾曲している。また、仕切板46は予め定められた冷却水14をリザーバタンク12に貯留すると、流入口44や仕切板46が冷却水14の液面52によりも底部16側に位置するように流入口44の形成位置や、仕切板46の形状及び設置位置が設定されている。
仕切板46はリザーバタンク12の内部を仕切っており、リザーバタンク12内の仕切板46よりも液面52の側は滞留部54とされており、仕切板46を介して滞留部54とは反対側はバイパス部56とされている。リザーバタンク12に予め定められた体積以上の冷却水14をリザーバタンク12に貯留した状態では、バイパス部56内の冷却水14の体積よりも滞留部54内の冷却水14の体積が大きくなるように仕切板46の形状や流出口18、流入口44の形成位置等が設定されている。
さらに、仕切板46の端部48は流入口44と対向しており、滞留部54側での流入口44の開口面積よりもバイパス部56側での流入口44の開口面積が大きくなるように流入口44を滞留部54側とバイパス部56側とに分割している。また、仕切板46の端部50は流出口18と対向しており、滞留部54側での流出口18の開口面積よりもバイパス部56側での流出口18の開口面積が大きくなるように流出口18を滞留部54側とバイパス部56側とに分割している。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本水冷システム10では、ウオータポンプ22が作動してウオータポンプ22のインペラが回転すると、ウオータポンプ22のインレット側で負圧が生じ、パイプ20を介してリザーバタンク12から冷却水14がウオータポンプ22に吸引される。ウオータポンプ22に吸引された冷却水14はウオータポンプ22からパイプ24に圧送される。パイプ24に圧送された冷却水14がジェネレータ冷却部26を通過することでジェネレータが冷却される。
さらに、ジェネレータ冷却部26を通過した冷却水14はパイプ28を通過してモータ冷却部30に到達する。モータ冷却部30に到達した冷却水14がモータ冷却部30を通過することでモータが冷却される。モータ冷却部30を通過した冷却水14はパイプ32を通過してラジエータ34に送られ、ラジエータ34を構成する金属チューブを冷却水14が通過する。ラジエータ34を構成する金属チューブを冷却水14が通過する際に、ラジエータ34を構成するフィンの間を通過する外気によってラジエータ34の金属チューブが冷却され、更に、金属チューブを流れる冷却水14が冷却される。
ラジエータ34に冷却された冷却水14はラジエータ34からパイプ36を介してインバータ冷却部38に送られる。インバータ冷却部38に送られた冷却水14がインバータ冷却部38を通過することでインバータが冷却される。インバータを冷却した冷却水14はパイプ40を通過してリザーバタンク12に戻る(すなわち、パイプ40を通過した冷却水14が再度リザーバタンク12を通る)。すなわち、冷却水14は図3の矢印W1方向に循環する。
ところで、上記のように、仕切板46の端部48は流入口44と対向している。したがって、仕切板46の端部48よりも下側で流入口44を通過した冷却水14はバイパス部56に流れ込む。また、端部48よりも上側(液面52側)で流入口44を通過した冷却水14は滞留部54に流れ込む。
ここで、仕切板46の端部48よりもバイパス部56側での流入口44の開口面積は、滞留部54側での流入口44の開口面積よりも大きい。したがって、バイパス部56側に比べて滞留部54側では冷却水14の単位時間当たりの流入量が少なくなる。さらに、仕切板46の端部50よりもバイパス部56側での流出口18の開口面積は、滞留部54側での流出口18の開口面積よりも大きい。したがって、バイパス部56側に比べて滞留部54側では冷却水14の単位時間当たりの流出量が少なくなる。
すなわち、パイプ40からリザーバタンク12を通過してパイプ20へと冷却水14は流れるが、リザーバタンク12内においてはバイパス部56を通過する冷却水14よりも滞留部54を通過する冷却水14の量が少なくない。しかしながら、バイパス部56内の冷却水14の体積よりも滞留部54内の冷却水14の体積の方が大きい。このため、滞留部54に流れ込んだ冷却水14の流速は滞留部54内に流れ込んだ冷却水14の流速よりも充分に遅く滞留部54内では冷却水14が滞留する。
このように冷却水14が滞留することで冷却水14が流出口18を通過する前に上昇して液面52に到達し、冷却水14から分離される。このようにして、気泡58の量が効果的に減少した滞留部54内の冷却水14は流出口18を通過する際にバイパス部56内を通過した冷却水14に合流し、再び循環する。
このように、本水冷システム10では、パイプ40を通過した冷却水14の大部分はバイパス部56を通過してパイプ20へ送られるが、パイプ40を通過した冷却水14の一部が滞留部54に流れ込んで滞留し、これにより気泡58が分離されるため、リザーバタンク12内を通過して再び循環する冷却水14に含まれる気泡58の量が減少する。
このように、幾度となく冷却水14を循環させることで冷却水14に含まれる気泡58を効果的に減少させることができる。しかも、本水冷システム10では、リザーバタンク12に仕切板46を設けるだけで、滞留部54内で冷却水14に滞留を生じさせることができる。このため、気泡58を冷却水14から分離できるにも拘わらずリザーバタンク12が大型化しない。
なお、本実施の形態では、パイプ20の一端が接続される流出口18をリザーバタンク12の底部16に形成した構成であったが、滞留部54内の冷却水14よりもバイパス部56内の冷却水14の方が通過しやすいように仕切板46の形状や流出口18の形成位置等が設定されていれば、流出口18の形成位置が底部16に限定されるものではなく、例えば、リザーバタンク12の側壁42であってもよい。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態を説明するにあたって、基本的に前記第1の実施の形態と同一の部位に関しては同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図5には本実施の形態に係る液体循環装置としての水冷システム80の構成が概略的に示されており、図4には水冷システム80の要部の構成が概略的な断面図によって示されている。図4に示されるように、本水冷システム80は貯留部としてのリザーバタンク82を備えている。リザーバタンク82は、基本的に前記第1の実施の形態におけるリザーバタンク12と同じであるが、リザーバタンク82は仕切板46を備えていない点でリザーバタンク12とは構成が異なる。
また、図4及び図5に示されるように、水冷システム80は再循環路として滞留手段を構成するパイプ84を備えている。パイプ84は一端がパイプ40の中間部に接続されており、他端がパイプ20の中間部に接続されている。
以上の構成の本水冷システム80では、パイプ40を流れる冷却水14はパイプ84側へ流れる冷却水14とリザーバタンク82に到達する冷却水14とに分かれる。これにより、リザーバタンク82に到達する冷却水14の量が少なくなり、リザーバタンク82における冷却水14の流速が遅くなる。リザーバタンク82における冷却水14の流速が遅くなることで冷却水14がリザーバタンク82内で滞留する。
このように冷却水14が滞留することで冷却水14が流出口18を通過する前に上昇して液面52に到達し、冷却水14から分離される。このようにして、気泡58の量が効果的に減少したリザーバタンク82内の冷却水14は、パイプ20を通過する際にパイプ84内を通過した冷却水14に合流し、再び循環する。
このように、本水冷システム80では、パイプ40を流れてリザーバタンク82に到達する冷却水14の量が減少することで、リザーバタンク82で冷却水14が滞留し、これにより気泡58が分離されるため、リザーバタンク82内を通過して再び循環する冷却水14に含まれる気泡58の量が減少する。
このように、幾度となく冷却水14を循環させることで冷却水14に含まれる気泡58を効果的に減少させることができる。しかも、本水冷システム10では、パイプ40とパイプ20とをパイプ84で接続するだけで、リザーバタンク82内で冷却水14に滞留を生じさせることができる。このため、気泡58を冷却水14から分離できるにも拘わらずリザーバタンク12が大型化しない。
なお、本実施の形態では、パイプ84の開口面積に関して特に限定するものではなく、任意に設定してよい。但し、パイプ40のパイプ84との接続部分よりもリザーバタンク82側でのパイプ40の開口面積よりもパイプ84の開口面積を大きくすることで、リザーバタンク82に流れ込む冷却水14の量を効果的に低減でき、リザーバタンク82内で冷却水14を効果的に滞留させることができる。
また、上記の各実施の形態は、仕切部材としての仕切板46や再循環路としてのパイプ84を滞留手段としたが、例えば、パイプ40を通過してリザーバタンク12、82内に流れ込む冷却水14に対向してリザーバタンク12、82内に設けられ、リザーバタンク12、82内に流れ込む冷却水14に干渉して冷却水14の流速を低減させる干渉部材を滞留手段としてもよい。このような構成では、干渉部材によりリザーバタンク12、82内での冷却水14の流速が低減されるので、冷却水14がリザーバタンク12、82内で滞留し、上述した各実施の形態の同様の効果を得ることができる。
さらに、上記の各実施の形態は、本発明をハイブリッド仕様の車両のハイブリッド(電力駆動及び充電)系統の冷却用であったが、本発明がこのようなハイブリッド仕様の車両のハイブリッド(電力駆動及び充電)系統の冷却用に限定されるものではなく、液体を循環させる構成の装置に広く適用できる。
本発明の第1の実施の形態に係る液体循環装置の要部を部分的に破断した斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る液体循環装置の要部の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る液体循環装置の全体構成の概略を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る液体循環装置の要部の構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る液体循環装置の全体構成の概略を示す図である。
符号の説明
10 水冷システム(液体循環装置)
12 リザーバタンク(貯留部)
14 冷却水(液体)
20、24、28、30、36、40 パイプ(循環路)
26 ジェネレータ冷却部(循環路)
30 モータ冷却部(循環路)
34 ラジエータ(循環路)
38 インバータ冷却部(循環路)
46 仕切板(仕切部材、滞留手段)
80 水冷システム(液体循環装置)
82 リザーバタンク(貯留部)
84 パイプ(再循環路、滞留手段)

Claims (3)

  1. 液体を貯留する貯留部と、
    前記貯留部から送られた液体が流れると共に、流れた前記液体を前記貯留部に通す循環路と、
    前記循環路を流れた前記液体の一部を前記貯留部内で滞留させる滞留手段と、
    を備える液体循環装置。
  2. 前記滞留手段は、前記貯留部の内側を深さ方向液面側と底部側とに仕切り、前記循環路から前記貯留部に通された前記液体を前記液面側と前記底部側とに分け、前記液面側に流れた液体を前記貯留部の内部で滞留させると共に、前記底部側に流れた前記液体を前記循環路に送る仕切部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体循環装置。
  3. 前記滞留手段は、前記循環路を流れる前記液体のうち前記貯留部を通る前記液体よりも多くの前記液体が流れ、前記貯留部を介さずに前記循環路に送られる再循環路を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体循環装置。
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