JP2007216800A - 車両の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デッドソーク後の熱影響を低減する。
【解決手段】 冷却装置は、モータジェネレータに接するように設けられ、冷却液が循環するように形成される冷却通路108と、冷却通路108の途中に設けられ、冷却液の熱を放熱するラジエータ106と、冷却液を流通させるための電動ウォータポンプ104とを含む。ラジエータ106とトランスアクスル100との間であって、ラジエータ106の上流側の位置かつラジエータ106と離隔した位置に、冷却液を貯蔵するタンク110が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の、駆動源および駆動源に関連した構成部品を冷却する冷却装置に関し、特にデッドソーク後のシステム再始動時における熱影響を低減する装置に関する。
従来、回転電機の動力により走行する電気自動車、ハイブリッド自動車および燃料電池自動車が知られている。このような車両には、エンジンを駆動源とする車両と異なり、モータジェネレータ、インバータおよびコンバータ等が搭載されており、これら発熱体を冷却する冷却装置が公知である。
冷却装置は、冷却媒体が流れる冷却通路と、その冷却通路において冷却媒体を循環させるポンプと、冷却媒体の熱を放熱するラジエータ等の熱交換器と、冷却媒体を貯蔵するタンクとを含む。この冷却通路は、モータジェネレータ、インバータおよびコンバータなどの表面や内部などに張りめぐられている。
このような冷却装置として、たとえば、特開平10−259721号公報(特許文献1)は、内燃機関側と電動機側との冷却系統のラジエータを一体化させた場合に両冷却系統間のもれによって生じるかもしれない冷却水の流量の少ない側の冷却系統の耐圧性の増大を低くおさえるハイブリッド車用動力冷却装置を開示する。このハイブリッド車用動力冷却装置は、内燃機関側を冷却する冷却水が流れる第1の冷却水循環通路と、電動機側を冷却する冷却水が流れる第2の冷却水循環通路と、第1の冷却水循環通路と第2の冷却水循環通路との両方に接続され内燃機関側を冷却する冷却水と電動機側を冷却する冷却水が同じ方向に流れるラジエータと、第1の冷却水循環通路に設けられた第1のキャップおよび第2の冷却水循環通路に設けられた第2のキャップと、を有する。ラジエータが、上流側タンクと、下流側タンクと、上流側タンクと下流側タンクとを接続するコア部と、を有する。上流側タンクと下流側タンクの各々には、第1の冷却水循環通路と第2の冷却水循環通路とをわける仕切りが設けられている。
上述した公報に開示されたハイブリッド車用動力冷却装置によると、ラジエータを一体化したので、車両への搭載がスペース上容易になる。この場合、第1の冷却水循環通路と第2の冷却水循環通路とはラジエータの上流側タンクと下流側タンクの各々に設けた仕切りによってわけられているので、自由な冷却水の混じり合いは抑制され、各冷却水循環通路の冷却水温度をそれぞれの目標温度に容易に維持できる。
特開平10−259721号公報
しかしながら、このような冷却装置が搭載された車両においては、高負荷運転後に直ちに車両のシステムを停止すると(以下、デッドソークともいう)、ポンプの作動が停止されるため、冷却媒体の流通が停止する。そのため、モータジェネレータ等の発熱体の周囲に停滞する冷却媒体の温度が増加する。そして、増加した冷却媒体の温度が発熱体の自然冷却とともに低下するまでに車両の駆動システムが再始動すると、ポンプの作動に応じて発熱体の周囲に停滞していた高温の冷却媒体が冷却通路を流通することなり、熱応力の発生に起因した熱衝撃などの熱害が発生する場合がある。
上述した公報に開示されたハイブリッド車用動力冷却装置においては、電動機および発電機に停滞していた再始動とともに冷却媒体がラジエータに流入されることとなる。そのため、ラジエータを構成する複数の冷却配管において流水分布の差異により熱応力の分布に偏りが生じて、熱応力の高い部分においては応力集中の度合が高くなり、ラジエータは熱による影響を受ける可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、デッドソーク後の熱影響を低減する車両の冷却装置を提供することである。
第1の発明に係る車両の冷却装置は、少なくとも回転電機を駆動源とする車両の冷却装置である。この冷却装置は、駆動源に接するように設けられ、冷却媒体が循環するように形成される冷却通路と、冷却通路の途中に設けられ、冷却媒体の熱を放熱する熱交換器と、冷却媒体を流通させるための流通手段とを含む。熱交換器と駆動源との間であって、熱交換器の上流側かつ熱交換器と離隔した位置に、冷却媒体を貯蔵するタンクが設けられる。
第1の発明によると、冷却通路の経路の途中の、熱交換器(たとえば、ラジエータ)と駆動源(回転電機)との間であって、熱交換器の上流側かつ熱交換器と離隔した位置に、冷却媒体を貯蔵するタンクが設けられる。たとえば、デッドソーク後に車両の駆動システムを再始動したときに、流通手段(たとえば、ポンプ)が冷却媒体の流通を開始することにより、駆動源の周囲に停滞していた比較的温度の高い冷却媒体が流通を開始する。このとき、熱交換器と駆動源との間にタンクが設けられるため、駆動源から流通する冷却媒体は、熱交換器よりも先にタンクに流入する。たとえば、タンクが比較的温度の低い外気と接触する位置(たとえば、エンジンルームの前方側)に設けられていると、タンクに流入した冷却媒体はタンク内壁と接触する部分の面積が大きいタンクにおいて、熱が外気に放出され温度が低下する。さらに、タンクにおいて冷却媒体が多量に貯留されているため、駆動源から流通する冷却媒体は、タンク内で温度分布が平均化される。そのため、駆動源から熱交換器に流入するまでに冷却媒体の温度を低下させることができる。そのため、熱交換器に流入した冷却媒体の熱による影響を低減することができる。したがって、デッドソーク後の熱影響を低減する車両の冷却装置を提供することができる。
第2の発明に係る車両の冷却装置においては、第1の発明の構成に加えて、流通手段は、熱交換器とタンクとの間に設けられる。
第2の発明によると、流通手段(たとえば、ポンプ)は、冷却通路の経路の途中の、熱交換器(ラジエータ)とタンクとの間に設けられる。そのため、タンクにおいて温度が低下された冷却媒体は、流通手段に流入する。流通手段から冷却通路に冷却媒体が吐出される際に、冷却媒体は流通手段により攪拌される。そのため、冷却媒体の温度分布がさらに均されて、タンクから熱交換器に流入するまでに冷却媒体の温度をさらに低下させることができる。そのため、熱交換器に流入した冷却媒体の熱による影響をさらに低減することができる。
第3の発明に係る車両の冷却装置においては、第1または2の発明の構成に加えて、タンクの入口と出口とは、異なる高さの位置にそれぞれ設けられる。
第3の発明によると、タンクの入口と出口とは、異なる高さの位置にそれぞれ設けられる。そのため、入口からタンクに流入した冷却媒体は、出口に到達するまでにタンク内で流れの方向を複数回変えてタンク内を流通する。これにより、タンク内で冷却媒体が攪拌されることとなる。したがって、温度分布が平均化されて、タンクの入口から出口に到達するまでに冷却媒体の温度を低下させることができる。
第4の発明に係る車両の冷却装置においては、第3の発明の構成に加えて、タンクの入口は、出口よりも低い位置に設けられる。
第4の発明によると、タンクの入口は、出口よりも低い位置に設けられる。そのため、入口からタンクに流入した冷却媒体は、出口に到達するまで流れの方向を複数回変えてタンク内を流通する。さらには、タンク内を下側から上側に流れるときには、冷却液にかかる重力も加わって、冷却媒体は、タンク内で攪拌されることとなる。したがって、温度分布が平均化されて、タンクの入口から出口に到達するまでに冷却媒体の温度を低下させることができる。
第5の発明に係る車両の冷却装置においては、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、タンクは、車両のエンジンルームの前方側に設けられる。
第5の発明によると、タンクは、車両のエンジンルームの前方側に設けられる。そのため、タンクは、比較的エンジンの熱の影響を受けていない外気と接触する。また、タンクにおいて、冷却媒体の流通方向と垂直な断面積について少なくとも冷却通路108よりも大きい面積を有する。すなわち、冷却媒体がタンクの内壁と接触する部分の面積も大きい。そのため、タンクにおいて放熱が促進される。これによりタンクの入口から出口に到達するまでに冷却媒体の温度を低下させることができる。
第6の発明に係る車両の冷却装置においては、第1〜5のいずれかの発明の構成に加えて、タンクは、リザーブタンクおよびフィラータンクのいずれかのタンクである。
第6の発明によると、熱の影響を低減するタンクとしてリザーブタンクあるいはフィラータンクを用いることにより、新たに部品を設けることを要しない。そのため、コストの上昇を抑制することができる。
第7の発明に係る車両の冷却装置は、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、流通手段を制御するための制御手段をさらに含む。制御手段は、駆動システムが走行準備状態になると、走行準備状態以外の通常制御状態における流量よりも小さい流量になるように、流通手段を制御するための手段を含む。
第7の発明によると、制御手段は、車両の駆動システムが走行準備状態になると(たとえば、運転者がイグニッションスイッチあるいはパワースイッチをオンして駆動システムを始動すると)、走行準備状態以外の通常制御状態における流量よりも小さい流量になるように、流通手段(たとえば、ポンプ)を制御する。これにより、駆動システムの走行準備状態において、冷却媒体が冷却通路内を通常制御状態であるときよりもゆっくりと流通する。タンクにおいて温度が低減された冷却媒体が流入する熱交換器において、たとえば、冷却通路よりも小さい断面積を有する複数の冷却配管が設けられているような場合、冷却媒体がゆっくりと流通すると、各冷却配管間の流量の偏りが抑制される。そのため、各冷却配管に略均一の流量の冷却媒体が流通することになるため、複数の冷却配管のうち一部の冷却配管に流量が偏ることによる熱応力の集中を抑制することができる。すなわち、高負荷運転後直ちに駆動システムが停止された後(デッドソーク後)、駆動システムが再始動されても、熱応力の分布が平均化されることにより、応力集中等による熱害を抑制することができる。したがって、システム再始動後の熱衝撃がさらに緩和される。
第8の発明に係る車両の冷却装置においては、第1〜7のいずれかの発明の構成に加えて、熱交換器は、冷却通路から供給される冷却媒体を流通し、通路断面積が冷却通路よりも小さい複数の冷却配管と、各冷却配管間に設けられる放熱部材とを含む。
第8の発明によると、熱交換器(たとえば、ラジエータ)は、冷却通路から供給される冷却媒体を流通し、通路断面積が冷却通路よりも小さい複数の冷却配管(たとえば、チューブ)と、各冷却配管間に設けられる放熱部材(冷却フィン)とを含む。熱交換器と駆動源との間にタンクが設けられるため、駆動源から流通する冷却媒体は、熱交換器よりも先にタンクに流入する。タンクにおいて温度分布が平均化されると、駆動源から熱交換器に流入するまでに冷却媒体の温度を低下させることができる。そのため、各冷却配管の膨張により生じる熱応力が低減され、応力集中が抑制される。これにより、熱交換器に比較的高い温度が冷却媒体が流通することに起因して発生する熱衝撃を緩和することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る冷却装置が搭載されるハイブリッド車両の制御ブロック図を説明する。なお、本発明は図1に示すハイブリッド車両に限定されない。本実施の形態において、駆動源となるモータジェネレータが内燃機関の出力軸と連結されていればよく、二次電池を搭載した他の態様を有するハイブリッド車両であってもよい。また、二次電池ではなくキャパシタ等の蓄電機構であってもよい。また、二次電池である場合には、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などであって、その種類は特に限定されるものではない。また、本発明に係る冷却装置が適用される車両は、ハイブリッド車両に特に限定されるものではなく、たとえば、電気自動車、燃料電池車両、さらには、エンジンを駆動源とする車両に適用してもよい。
ハイブリッド車両は、駆動源としての、たとえばガソリンエンジン等の内燃機関(以下、単にエンジンという)120と、モータジェネレータ(MG)140を含む。なお、図1においては、説明の便宜上、モータジェネレータ140を、モータ140Aとジェネレータ140B(あるいはモータジェネレータ140B)と表現するが、ハイブリッド車両の走行状態に応じて、モータ140Aがジェネレータとして機能したり、ジェネレータ140Bがモータとして機能したりする。このモータジェネレータがジェネレータとして機能する場合に回生制動が行なわれる。モータジェネレータがジェネレータとして機能するときには、車両の運動エネルギが電気エネルギに変換されて、車両が減速される。トランスアクスル100は、内部にモータジェネレータ140を収納する。
ハイブリッド車両は、この他に、エンジン120やモータジェネレータ140で発生した動力を駆動輪160に伝達したり、駆動輪160の駆動をエンジン120やモータジェネレータ140に伝達する減速機180と、エンジン120の発生する動力を駆動輪160とジェネレータ140Bとの2経路に分配する動力分割機構(たとえば、遊星歯車機構)200と、モータジェネレータ140を駆動するための電力を充電する走行用バッテリ220と、走行用バッテリ220の直流とモータ140Aおよびジェネレータ140Bの交流とを変換しながら電流制御を行なうインバータ240と、走行用バッテリ220の充放電状態を管理制御するバッテリ制御ユニット(以下、バッテリECU(Electronic Control Unit)という)260と、エンジン120の動作状態を制御するエンジンECU280と、ハイブリッド車両の状態に応じてモータジェネレータ140およびバッテリECU260、インバータ240等を制御するMG_ECU300と、バッテリECU260、エンジンECU280およびMG_ECU300等を相互に管理制御して、ハイブリッド車両が最も効率よく運行できるようにハイブリッドシステム全体を制御するHV_ECU320等を含む。
本実施の形態において、走行用バッテリ220とインバータ240との間には昇圧コンバータ242が設けられている。これは、走行用バッテリ220の定格電圧が、モータ140Aやモータジェネレータ140Bの定格電圧よりも低いので、走行用バッテリ220からモータ140Aやモータジェネレータ140Bに電力を供給するときには、昇圧コンバータ242で電力を昇圧する。
なお、図1においては、各ECUを別構成としているが、2個以上のECUを統合したECUとして構成してもよい(たとえば、図1に、点線で示すように、MG_ECU300とHV_ECU320とを統合したECUとすることがその一例である)。
動力分割機構200は、エンジン120の動力を、駆動輪160とモータジェネレータ140Bとの両方に振り分けるために、遊星歯車機構(プラネタリーギヤ)が使用される。モータジェネレータ140Bの回転数を制御することにより、動力分割機構200は無段変速機としても機能する。エンジン120の回転力はプラネタリーキャリア(C)に入力され、それがサンギヤ(S)によってモータジェネレータ140Bに、リングギヤ(R)によってモータおよび出力軸(駆動輪160側)に伝えられる。回転中のエンジン120を停止させる時には、エンジン120が回転しているので、この回転の運動エネルギをモータジェネレータ140Bで電気エネルギに変換して、エンジン120の回転数を低下させる。
図1に示すようなハイブリッドシステムを搭載するハイブリッド車両においては、発進時や低速走行時等であってエンジン120の効率が悪い場合には、モータジェネレータ140のモータ140Aのみによりハイブリッド車両の走行を行ない、通常走行時には、たとえば動力分割機構200によりエンジン120の動力を2経路に分け、一方で駆動輪160の直接駆動を行ない、他方でジェネレータ140Bを駆動して発電を行なう。この時、発生する電力でモータ140Aを駆動して駆動輪160の駆動補助を行なう。また、高速走行時には、さらに走行用バッテリ220からの電力をモータ140Aに供給してモータ140Aの出力を増大させて駆動輪160に対して駆動力の追加を行なう。一方、減速時には、駆動輪160により従動するモータ140Aがジェネレータとして機能して回生発電を行ない、回収した電力を走行用バッテリ220に蓄える。なお、走行用バッテリ220の充電量が低下し、充電が特に必要な場合には、エンジン120の出力を増加してジェネレータ140Bによる発電量を増やして走行用バッテリ220に対する充電量を増加する。もちろん、低速走行時でも必要に応じてエンジン120の駆動量を増加する制御を行なう。たとえば、上述のように走行用バッテリ220の充電が必要な場合や、エアコン等の補機を駆動する場合や、エンジン120の冷却水の温度を所定温度まで上げる場合等である。
本実施の形態に係る車両の冷却装置は、図2に示すように、冷却通路108と、リザーブタンク102と、ラジエータ106と、電動ウォータポンプ104と、HV_ECU320と、タンク110とから構成される。
冷却通路108は、インバータ240およびトランスアクスル100の駆動システムの構成部品に接するように設けられる。具体的には、冷却通路108の通路壁の外側が、インバータ240の筐体あるいはその内部の駆動素子およびトランスアクスル100の筐体あるいは筐体内部のモータジェネレータ140に当接するように設けられる。また、冷却通路108は、インバータ240およびトランスアクスル100を経由して循環するように形成される。冷却通路108の内部には、LLC(Long Life Coolant)等の不凍液が冷却液として充填される。なお、冷却通路108の内部に充填される冷却媒体は、液体に特に限定されるものではなく、たとえば、気体であってもよい。なお、本実施の形態において、冷却通路108内の冷却液は、図2の紙面時計回りに循環するものとする。
リザーブタンク102は、冷却通路108の経路の途中であって、インバータ240と電動ウォータポンプ104との間の位置に設けられる。本実施の形態において、リザーブタンク102は、特にインバータ240と電動ウォータポンプ104との間に設けられることに限定されるものではない。リザーブタンク102は、冷却液が貯蔵されており、また、冷却通路108内の冷却液中の気体がリザーブタンク102から外部に放出される構造となっている。なお、リザーブタンク102に代えてフィラータンクを用いるようにしてもよい。
電動ウォータポンプ104は、冷却通路108の経路の途中であって、リザーブタンク102とトランスアクスル100との間の位置に設けられる。電動ウォータポンプ104は、HV_ECU320からの制御信号に応じて、冷却通路108内の冷却液を流通させるポンプである。電動ウォータポンプ104は、HV_ECU320から制御信号を受信すると作動を開始する。電動ウォータポンプ104が作動すると、予め定められた流量で冷却液が冷却通路108内を流通する。HV_ECU320は、システムが始動すると、電動ウォータポンプ104を作動するようにしてもよいし、冷却液、モータ140A、ジェネレータ140Bあるいはインバータ240の温度に応じて作動するようにしてもよい。あるいは、電動ウォータポンプに代えて、エンジン120の動力を用いて作動するポンプであってもよいものとする。
ラジエータ106は、冷却通路108の経路の途中であって、インバータ240とトランスアクスル100との間の位置に設けられる。すなわち、ラジエータ106は、トランスアクスル100に流通した後の冷却液が流通する位置に設けられる。ラジエータ106は、熱交換器であって、断面積が冷却通路108よりも小さい複数の冷却配管(図示せず)と各冷却配管間に設けられる冷却フィン(図示せず)とから構成される。
タンク110は、冷却通路108の途中であって、ラジエータ106とトランスアクスル100との間の、ラジエータ106の上流の位置でかつラジエータ106と離隔する位置に設けられる。タンク110は、冷却媒体の流通方向に垂直な断面積について、少なくとも冷却通路108よりも大きい面積を有する冷却液の貯蔵空間が形成されば、その形状は特に限定されるものではない。本発明は、上述した位置にタンク110が設けられる点に特徴を有する。
さらに、タンク110は、図3に示すように、車両1000のエンジンルーム400の前方側に設けられる。ラジエータ106は、走行中に走行風が接触するようにエンジンルーム400の前方側に設けられる。タンク110は、ラジエータ106と隣接する位置であって、かつ、ラジエータ106と離隔する位置に設けられる。なお、タンク110は、エンジンの熱の影響を受けない外気と接触する位置に設けられればよく、特に、図3に示す位置に限定されるものではない。
また、図3に示すように、タンク110の入口と出口とは、高さが異なる位置にそれぞれ設けられる。具体的には一方端がトランスアクスル100に接続される接続配管128の他方端は、タンク110の下部に設けられる入口に接続される。また、一方端がタンク110の上部に設けられる出口に接続される接続配管126の他方端は、ラジエータ106の入口側に接続される。また、本実施の形態においては、タンク110の入口は、出口の高さよりも低い位置に設けられるが、特にこれに限定されるものではない。
このような構成の冷却装置において、駆動システムが走行準備状態となるとともに(すなわち、駆動システムが始動するとともに)、HV_ECU320の制御信号に応じて電動ウォータポンプ104が作動すると、電動ウォータポンプ104により流通させられる冷却液は、電動ウォータポンプ104からトランスアクスル100に到達する。トランスアクスル100には、モータジェネレータ140の周囲を囲うように冷却通路(図示せず)が形成されている。トランスアクスル100に到達した冷却液は、トランスアクスル100の内部の冷却通路を流通して、モータジェネレータ140の熱を吸熱する。そして、トランスアクスル100を流通した後の冷却液は、タンク100を流通した後、ラジエータ106に流入する。ラジエータ106に流入する冷却液は、ラジエータ106を構成する複数の冷却配管のそれぞれに流通する。各冷却配管内を流通する冷却液の熱は、冷却フィンを介して外部に放熱される。ラジエータ106には、走行風が当たる車両の前方側の位置に設けられており、車両の走行時には、走行風により放熱量が増加して、冷却液の温度は低下させられる。ラジエータ106において温度が低下させられた冷却液は、インバータ240に到達する。インバータ240を流通することにより、インバータ240の作動により発生する熱が冷却通路108を流通する冷却液により吸熱される。そして、冷却液は、リザーブタンク102を経由して電動ウォータポンプ104に戻る。
以上のような構成を有する本実施の形態に係る冷却装置の作用について、特に車両が高負荷あるいは高速運転した後直ちに駆動システムが停止された後(デッドソーク後)のシステム再始動時の冷却装置の作用に言及して説明する。
図4に示すように、イグニッションスイッチ(以下、IGスイッチと記載する)がオフされるなどして、時間T(0)にて、車両の駆動システムが停止すると、HV_ECU320の制御信号に応じて電動ウォータポンプ104の作動が停止される。そのため、デッドソーク後においては、モータジェネレータ140の周囲の冷却液は停滞するため、冷却液の温度はモータジェネレータ140の熱により上昇する。特に、デッドソーク後においては、モータジェネレータ140は高温であるため、冷却液の温度上昇の度合も大きい。一方、ラジエータ106において停滞する冷却液は、冷却フィンを介して外部に放熱されるため、温度が低下していく。
時間T(1)以降、駆動システムの停止状態が継続される場合には、図4の細線に示すように、モータジェネレータ140の周囲の冷却通路およびラジエータ106に停滞する冷却液は、モータジェネレータ140の自然冷却により徐々に温度が低下していく。
一方、時間T(1)にて、運転者がIGスイッチをオンするなどして、車両の駆動システムが再始動されると、電動ウォータポンプ104が作動するため、停滞していた冷却液が流通を開始する。そのため、トランスアクスル100の直前に停滞していた比較的温度の低い冷却液がトランスアクスル100に流入することにより、モータジェネレータ140の熱が冷却液に吸熱される。これにより、図4の一点鎖線に示すように、モータジェネレータ140の周囲の冷却液の温度(MG水温)は急激に低下する。
本実施の形態においては、モータジェネレータ140の周囲に停滞していた比較的温度の高い冷却液が流通を開始すると、タンク110に流入する。タンク110は、冷却通路108よりも断面積が大きく、また、冷却媒体がタンク110の内壁と接触する部分の面積は同じ流通距離に対する冷却通路108の内壁と接触する部分の面積よりも大きい。そのため、熱交換効率が高いため、タンク110を流通する冷却液は、冷却通路108を流通する場合と比較して温度の低下幅が大きい。さらに、タンク110は、エンジンルーム400の前方側に設けられており、比較的エンジン120の熱の影響を受けない外気と接触するため、より温度が低下する。
さらに、タンク110の入口は、出口よりも低い位置に設けられる。すなわち、タンク110に流入する冷却液は、入口から出口に到達するまでの間に流れの方向が複数回変化する。そのため、流れの方向が変化する毎にタンク110内で冷却液が攪拌される。したがって、タンク110の出口からラジエータ106に流入する冷却液の温度はタンク110の入口に流入する冷却液の温度よりも低くなる。
そのため、図4の時間T(1)以降の太線に示すように、ラジエータ106内の冷却液の温度(HVラジエータ水温)の変化は、タンク110を経由せずにトランスアクスル100からラジエータ106に直接冷却液が流入する場合(図4の破線)と比較して、温度の上昇幅が抑制される。その後、モータジェネレータ140の周囲の冷却液の温度変化およびラジエータ106における冷却液の温度変化は、電動ウォータポンプ104の作動により冷却液が冷却通路108を循環するとともに収束していく。
ここで、ラジエータ106に流入する冷却液は、図5に示すように、ラジエータ106内の複数の冷却配管のそれぞれを流通する。このときの流水分布は、図5の紙面上下方向の中央部の冷却配管において最も流量が大きくなり、上方向あるいは下方向の冷却配管ほど流量が小さい傾向にある。これは、ラジエータ106の入口および出口が、図5の紙面上下方向の中央部において冷却通路108に接続されるためである。
図6に図5の破線に囲まれた部分の拡大図を示す。図6に示すように、ラジエータ106は、冷却配管112,114,116と、冷却フィン118,122と、コアプレート124とから構成される。
冷却配管112,114,116は、互いに略平行になるように図5の紙面上下方向に沿って設けられる。冷却フィン118,122は、平板が波状に屈曲されて形成される。冷却フィン118は、冷却配管112,114間に設けられる。冷却フィン122は、冷却配管114,116間に設けられる。そして、冷却配管122,144,116および冷却フィン118,122は、図5の紙面左右方向から挟みこむように2つのコアプレート124が設けられる。2つコアプレート124の間の距離は、ラジエータ106の構成部材により規制される。
駆動システムの再始動時において、トランスアクスル100内の冷却液がタンク110を経由することにより、トランスアクスル100に停滞していた比較的温度の高い冷却液は、タンク110において温度が低下させられる。そのため、冷却液が冷却配管112,114,116に流入しても、冷却配管112,114,116は、冷却液の熱による膨張量は、タンク110を経由しない場合よりも小さい。2つのコアプレート124間の距離は規制されているため、冷却配管112,114,116が膨張すると、冷却配管112,114,116のコアプレート124との接続部に応力が集中する場合があるが、タンク110を設けてラジエータ106に流入する冷却液の温度を低下させることにより、応力の集中の度合は小さくなる。
以上のようにして、本実施の形態に係る冷却装置によると、デッドソーク後に再始動したときに、電動ウォータポンプが冷却液の流通を開始することにより、モータジェネレータの周囲に停滞していた比較的温度の高い冷却液が流通を開始する。このとき、ラジエータとトランスアクスルとの間にタンクが設けられるため、トランスアクスルから流通する冷却液は、ラジエータよりも先にタンクに流入する。タンクはエンジンルームの前方側の比較的温度の低い外気と接触する位置に設けられており、タンクに流入した冷却媒体は内壁と接触する部分の面積の大きいタンクにおいて、熱が外気に放出され温度が低下する。さらに、タンクにおいて冷却液が多量に貯留されているため、トランスアクスルから流通する冷却液はタンク内で温度分布が平均化される。さらに、タンクの入口が出口よりも低いため、流れの方向が複数回変化することにより、冷却液がタンク内で攪拌されて、温度分布がさらに平均化される。そのため、トランスアクスルからラジエータに流入するまでに冷却液の温度をより大きく低下させることができる。そのため、ラジエータに流入した冷却液の熱による影響を低減することができる。したがって、デッドソーク後の熱影響を低減する車両の冷却装置を提供することができる。
なお、本実施の形態においては、タンク110とリザーブタンク102とはそれぞれ別個に設けるようにしたが、たとえば、タンク110をリザーブタンクとして用いるようにしてもよい。このようにすると、熱の影響を低減するためのタンクを新たに設ける必要がないため、コストの上昇を抑制することができる。
<変形例>
以下、本実施の形態の変形例について説明する。本変形例に係る冷却装置は、上述した実施の形態に係る冷却装置の構成と比較して、リザーブタンク102を含まない点およびラジエータ106とタンク110との間に、電動ウォータポンプ104が設けられる点が異なる。それ以外の構成については、上述した実施の形態に係る冷却装置が搭載された車両の構成と同じ構成である。それらについては同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
本変形例に係る冷却装置は、図7に示すように、冷却通路108と、タンク110と、ラジエータ106と、電動ウォータポンプ104と、HV_ECU320とから構成される。
本変形例においてタンク110は、リザーブタンクあるいはフィラータンクとして機能する。また、電動ウォータポンプ104は、ラジエータ106とリザーブタンク126との間に設けられる。本変形例においては、電動ウォータポンプ104が、冷却通路108の経路の途中の、ラジエータ106とリザーブタンク126との間に設けられる点に特徴を有する。
以上のような構成を有する本変形例に係る冷却装置の作用についてデッドソーク後であって駆動システムが再始動した後のトランスアクスル100からラジエータ106に流入する冷却液の温度変化に言及して説明する。
デッドソーク後に、運転者がIGスイッチをオンするなどして、車両の駆動システムが再始動されると、電動ウォータポンプ104が作動するため、モータジェネレータ140の周囲に停滞していた比較的温度の高い冷却液が流通を開始する。すなわち、トランスアクスル100内に停滞していた冷却液はタンク110に流入する。タンク110は、冷却通路108よりも断面積が大きく、また、タンク110の内壁と接触する部分の面積は同じ流通距離に対する冷却通路108の内壁と接触する部分の面積よりも大きい。そのため、熱交換効率が高く、タンク110を流通する冷却液は、冷却通路108を流通する場合と比較して温度の低下幅が大きい。さらに、タンク110は、エンジンルーム400の前方側に設けられており、比較的エンジン120の熱の影響を受けない外気と接触するため、より温度が低下される。
さらに、タンク110の入口は、出口よりも低い位置に設けられる。すなわち、タンク110に流入する冷却液は、入口から出口に到達するまでの間に流れの方向が複数回変化する。そのため、流れの方向が変化する毎にタンク110内で冷却液が攪拌される。したがって、タンク110の出口からラジエータ106に流入する冷却液の温度はタンク110の入口に流入する冷却液の温度よりも低くなる。
本変形例においては、タンク110の出口から流出した冷却液は、電動ウォータポンプ104に流通する。電動ウォータポンプ104に流入する冷却液は、電動ウォータポンプ104の作動に応じてラジエータ106に向けて吐出される。このとき、電動ウォータポンプ104から吐出される際に冷却媒体は攪拌される。そのため、冷却媒体の温度分布がさらに均される。そのため、タンクからラジエータに流入するまでに冷却液の温度がさらに低下することとなる。
以上のようにして、本変形例に係る冷却装置によると、タンクにおいて温度が低下された冷却液は、電動ウォータポンプに流入する。電動ウォータポンプからラジエータに向けて冷却液が吐出される際に、冷却液は電動ウォータポンプにより攪拌される。そのため、冷却液の温度分布がさらに均されて、タンクからラジエータに流入するまでに冷却液の温度をさらに低下させることができる。そのため、ラジエータに流入した冷却液の熱による影響をさらに低減することができる。
なお、上述したようなトランスアクスルとラジエータとの間にリザーブタンクあるいはリザーブタンクと電動ウォータポンプとが設けられる冷却装置においては、さらに、イグニッションスイッチ(以下、IGスイッチという)(図示せず)がオンされるなどして、ハイブリッド車両の駆動システムが走行準備状態になると、HV_ECUが走行準備状態以外の通常制御状態における流量よりも小さい流量になるように、電動ウォータポンプを制御するようにしてもよい。たとえば、HV_ECUは、IGスイッチがオンされてから予め定められた時間が経過するまで流量の小さいLo駆動モードで駆動するように電動ウォータポンプを制御し、予め定められた時間の経過後あるいは駆動システムを構成する電気機器(たとえば、モータジェネレータ、インバータあるいはコンバータ)の温度と冷却液温度とをしきい値として流量の大きいHi駆動モードで駆動するように電動ウォータポンプを制御するようにしてもよい。このようにすると、駆動システムが走行準備状態であるときに(すなわち、IGスイッチがオンされて予め定められた時間が経過するまで)、冷却液が冷却通路内をゆっくりと流通する。タンク(さらには電動ウォータポンプ)において温度が低減された冷却液が流入するラジエータには、冷却通路よりも小さい断面積を有する複数の冷却配管が設けられているため、冷却液がゆっくりと流通すると、各冷却配管間の流量の偏りが抑制される。そのため、各冷却配管に略均一の流量の冷却液が流通することになるため、複数の冷却配管のうち一部の冷却配管に流量が偏ることによる熱応力の集中を抑制することができる。すなわち、高負荷運転後直ちに駆動システムが停止された後(デッドソーク後)、駆動システムが再始動されても、熱応力の分布が平均化されることにより、応力集中等による熱害を抑制することができる。したがって、システム再始動後の熱衝撃がさらに緩和される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
ハイブリッド車両の制御ブロック図である。 本実施の形態に係る冷却装置の構成を示す図である。 本実施の形態においてタンクが設けられる位置を示す図である。 デッドソーク後のモータジェネレータおよびラジエータを流通する冷却液の温度変化を示すタイミングチャートである。 ラジエータにおける流水分布を示す図である。 図5の破線枠の拡大図である。 本実施の形態の変形例に係る冷却装置の構成を示す図である。
符号の説明
100 トランスアクスル、102 リザーブタンク、104 電動ウォータポンプ、106 ラジエータ、108 冷却通路、110 タンク、112,114,116 冷却配管、118,122 冷却フィン、120 エンジン、124 コアプレート、140 モータジェネレータ、140A モータ、140B ジェネレータ、160 駆動輪、180 減速機、200 動力分割機構、220 走行用バッテリ、240 インバータ、242 昇圧コンバータ、260 バッテリECU、280 エンジンECU、300 MG_ECU、320 HV_ECU。

Claims (8)

  1. 少なくとも回転電機を駆動源とする車両の冷却装置であって、
    前記駆動源に接するように設けられ、冷却媒体が循環するように形成される冷却通路と、
    前記冷却通路の途中に設けられ、冷却媒体の熱を放熱する熱交換器と、
    前記冷却媒体を流通させるための流通手段とを含み、
    前記熱交換器と前記駆動源との間であって、前記熱交換器の上流側の位置かつ前記熱交換器と離隔した位置に、冷却媒体を貯蔵するタンクが設けられる、車両の冷却装置。
  2. 前記流通手段は、前記熱交換器と前記タンクとの間に設けられる、請求項1に記載の車両の冷却装置。
  3. 前記タンクの入口と出口とは、異なる高さの位置にそれぞれ設けられる、請求項1または2に記載の車両の冷却装置。
  4. 前記タンクの入口は、前記出口よりも低い位置に設けられる、請求項3に記載の車両の冷却装置。
  5. 前記タンクは、前記車両のエンジンルームの前方側に設けられる、請求項1〜4のいずれかに記載の車両の冷却装置。
  6. 前記タンクは、リザーブタンクおよびフィラータンクのいずれかのタンクである、請求項1〜5のいずれかに記載の車両の冷却装置。
  7. 前記冷却装置は、前記流通手段を制御するための制御手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記車両の駆動システムが走行準備状態になると、前記走行準備状態以外の通常制御状態における流量よりも小さい流量になるように、前記流通手段を制御するための手段を含む、請求項1〜6のいずれかに記載の車両の冷却装置。
  8. 前記熱交換器は、
    前記冷却通路から供給される冷却媒体を流通し、通路断面積が前記冷却通路よりも小さい複数の冷却配管と、
    各前記冷却配管間に設けられる放熱部材とを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の車両の冷却装置。
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