JP2009060722A - 突入電流防止回路および電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通電の復帰後において接続機器を確実に動作させることのできる突入電流防止回路を提供する。
【解決手段】突入電流防止回路2Aは、AC100VをDC12Vの直流電圧に変換する直流電源回路21と、DC12Vの低下に基づいて交流電源の瞬時停電を検知する瞬時停電検知回路22と、整流平滑回路の平滑コンデンサC5,C6への交流電源の電流を制限する電流制限回路24Aと、制御回路23Aとを備える。制御回路23Aは、瞬時停電検知回路22による瞬時停電の検知に基づいて、負荷への電流の制限を開始するとともに、通電の復帰後においても引き続いて、瞬時停電の停電時間とは独立して設定された所定時間の間、平滑コンデンサ(C5,C6)への電流を制限するように、電流制限回路24Aを制御する制御信号Vcp2を生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、交流電源の瞬時停電による突入電流を制限する突入電流防止回路に関する。
従来の突入電流防止回路は、例えば特許文献1に示されている。そこでは、瞬時停電による突入電流が流れる時にはリレーの接点(スイッチ)をオフして電流制限抵抗を介して負荷(平滑コンデンサ)に電流を流すようにして、瞬時停電による突入電流から負荷を保護するようにしている。具体的には、入力電源に並列に接続された容量(放電時定数)の異なる2つのコンデンサの電圧を比較する。そして、瞬時停電によりその電圧差が所定値を超えたときにスイッチをオフし、通電が復帰してその後にその電圧差が所定値より小さくなったときにスイッチをオンして直接負荷に電流を流すようにしている。
特許第3073120号公報(第4頁、第2図)
しかしながら、上記従来の突入電流防止回路においては、スイッチをオフして負荷電流を制限している時間は瞬時停電時間に依存する。そのため、瞬時停電時間によっては、突入電流防止回路に接続される、例えば冷蔵庫のコンプレッサーのモータが、電圧不足から脱調してしまい、通電が復帰した場合においても元の動作に復帰できなくなるおそれがあった。
そこで、本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、瞬時停電による突入電流を好適に制限するができるとともに、通電の復帰後においても接続機器を確実に動作させることのできる突入電流防止回路を提供することを目的とする。
本発明の一形態においては、交流電源の電圧を直流電圧に変換する直流電源回路と、前記直流電源回路に接続され、前記直流電圧の低下に基づいて前記交流電源の瞬時停電を検知する瞬時停電検知回路と、前記負荷への前記交流電流を制限する電流制限回路とを備え、交流電源の瞬時停電による負荷への突入電流を防止する突入電流防止回路において、前記瞬時停電検知回路による前記瞬時停電の検知に基づいて前記負荷への電流の制限を開始するとともに、通電の復帰後においても引き続いて、前記瞬時停電の停電時間とは独立して設定された所定時間の間、前記負荷への電流を制限するように、前記電流制限回路を制御する制御回路を備えることを特徴とする。
この構成によれば、瞬時停電が発生し、通電が復帰した場合において、瞬時停電の検知に基づいて負荷への電流の制限が開始されるとともに、通電の復帰後においても引き続いて、瞬時停電の停電時間とは独立して設定された所定時間の間、負荷への電流が制限される。そのため、本発明の突入電流防止回路を介して供給される電力によって駆動される各機器に対応させて所定時間を設定することができる。その結果、瞬時停電時に、各機器に対応した処置を講じることができる。
また、上記本発明の一形態において、前記直流電源回路は、前記直流電圧とグランドとの間に接続された第1のコンデンサを有し、前記瞬時停電検知回路は、前記第1のコンデンサの端子電圧が所定値低下したことを検出することによって、前記交流電源の瞬時停電を検知するようにしてもよい。この構成によれば、簡易な構成によって交流電源の瞬時停電を検知することができる。
また、上記本発明の一形態において、前記瞬時停電検知回路は、前記第1のコンデンサの端子電圧に依存した第1の比較電圧と第1の基準電圧とを比較する第1の電圧比較回路と、前記第1のコンデンサに並列接続され、前記直流電圧を分圧して前記第1の比較電圧を生成する、直列接続された第1の抵抗及び第2の抵抗と、前記第1の抵抗及び第2の抵抗に並列接続され、前記第1の基準電圧を生成する、直列接続された第3の抵抗及びツェナーダイオードとを含み、前記第1の電圧比較回路は、前記第1の比較電圧が供給される第1の入力端子と、前記第1の基準電圧が供給される第2の入力端子とを有し、その比較結果に応じて、前記制御回路によって前記電流制限回路を制御するための第1の比較回路信号を生成し、前記第1の電圧比較回路は、瞬時停電の発生により第1の比較電圧が第1の基準電圧を下回ったとき、第1の信号レベルから第2の信号レベルに変化し、通電が復帰して第1の比較電圧が第1の基準電圧を上回ったとき、前記第2の信号レベルから第1の信号レベルに変化する前記第1の比較回路信号を生成し、前記電流制限回路は、接点を有するリレーと、前記リレーを駆動するリレー駆動回路と、前記リレーの接点に並行接続され、前記リレー駆動回路のオフ時に前記負荷への電流を制限する電流制限素子とを含み、前記制御回路は、前記瞬時停電が発生したとき、前記第1の比較回路信号にしたがって前記リレー駆動回路をオフし、通電の復帰後においても、前記所定時間の間、引き続き前記リレー駆動回路をオフする制御信号を生成し、該制御信号を前記電流制限回路に供給するようにしてもよい。
この構成によれば、電圧比較回路を用いた簡易な構成によって、前記第1のコンデンサの端子電圧が所定値低下したことを検知することができる。また、瞬時停電検知回路も、簡単な部品構成で形成される。そのため、従来の電源投入時のみに電流を制限する突入電流防止回路の構成に対して、簡易で低コストの瞬時停電検知回路を追加することで、瞬時停電に対しても突入電流を防止することができる。
また、上記本発明の一形態において、前記制御回路は、タイマ回路であり、前記タイマ回路は、第1及び第2の入力端子を有する第2の電圧比較回路と、前記直流電圧とグランドとの間に直列接続され、前記直流電圧を分圧して第2の基準電圧を生成する第4の抵抗及び第5の抵抗と、前記直流電圧とグランドとの間に直列接続され、第2の比較電圧を生成する第6の抵抗及び第2のコンデンサとを含み、第2の比較電圧は、前記第2のコンデンサの端子電圧であり、前記第2の基準電圧が前記第2の電圧比較回路の前記第1の入力端子に供給され、前記第2の比較電圧及び前記第1の比較回路信号が前記第2の電圧比較回路の第2の入力端子に供給され、前記第2の電圧比較回路は、前記瞬時停電の発生に伴って前記リレー駆動回路をオフし、通電の復帰から前記所定時間が経過したときに前記リレー駆動回路をオンする前記制御信号を、前記第1の比較回路信号にしたがって生成するようにしてもよい。
この構成によれば、第2の比較電圧は、前記第2のコンデンサの充電時、前記第6の抵抗と前記第2のコンデンサとによる時定数にしたがって上昇する。そのため、前記所定時間を、この時定数に基づき、簡易な構成によって設定することができる。
また、上記本発明の一形態において、前記制御回路は、スタートから前記所定時間後にタイムアップするタイマを有するマイクロコンピュータであり、前記マイクロコンピュータは、前記瞬時停電の発生に伴って前記リレー駆動回路をオフし、通電の復帰に伴って前記タイマをスタートさせ、前記タイマがタイムアップしたとき前記リレー駆動回路をオンする前記制御信号を、前記第1の比較回路信号にしたがって生成するものであり、前記マイクロコンピュータは、前記リレーがオフ状態のときに、前記第1の比較回路信号にしたがうマイクロコンピュータ入力信号のレベルが所定の論理レベルであるかどうかを判定する第1の動作と、所定論理レベルであると判定した場合に前記タイマをスタートさせる第2の動作と、前記タイマがタイムアップしたかどうかを判定する第3の動作と、前記タイマがタイムアップしたと判定した場合に前記リレーをオンさせる第4の動作と、前記リレーがオン状態のときに、前記マイクロコンピュータ入力信号のレベルが前記所定の論理レベルと反対の論理レベルであるかどうか判定する第5の動作と、前記所定の論理レベルと反対の論理レベルであると判定した場合に前記リレーをオフさせる第6の動作と、前記第6の動作から前記第1の動作に戻って、前記第1の動作から第6の動作を繰り返す動作とを実行するようにしてもよい。
この構成によれば、少ない部品により本発明に係る制御回路を構成することができる。また、交流電源の初期投入時及び瞬時停電の発生時において、突入電流を好適に防止することができる。
本発明の他の形態においては、交流電源のノイズを除去するノイズフィルタ回路と、平滑コンデンサを有する整流平滑回路とを備え、前記交流電源の瞬時停電による突入電流を制限する機能を有する、冷蔵庫のコンプレッサーのモータを駆動するための電源装置において、前記ノイズフィルタ回路と前記整流平滑回路との間に接続され、前記交流電源の瞬時停電時に前記平滑コンデンサへの突入電流を制限する、上記本発明の一形態の突入電流防止回路を備えることを特徴とする。
この構成によれば、交流電源の瞬時停電の際に、平滑コンデンサへの突入電流を防止しすることができる。また、冷蔵庫のコンプレッサーのモータが瞬時停電時に脱調を起こさないような時間に上記所定時間を設定することができる。その結果、瞬時停電の後に通電が復帰した場合において、確実に冷蔵庫のコンプレッサーのモータを再起動させることができる。
本発明によれば、瞬時停電が発生し、通電が復帰した場合において、瞬時停電の検知に基づいて負荷への電流の制限が開始されるとともに、通電の復帰後においても引き続いて、瞬時停電の停電時間とは独立して設定された所定時間の間、負荷への電流が制限される。そのため、本発明の突入電流防止回路を介して供給される電力によって駆動される各機器に対応させて所定時間を設定することができる。その結果、瞬時停電が発生した場合において、各機器に対応した処置を講じることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。図1は本発明の突入電流防止回路2を備えた電源装置10の構成を示すブロック図である。なお、図1のブロック図に示される構成は、本発明の突入電流防止回路の実施形態1及び実施形態2において共通である。
図1に示されるように、電源装置10は、ノイズフィルタ回路1、突入電流防止回路2、リアクタ3、及び整流平滑回路4を備える。突入電流防止回路2は、直流電源回路21、瞬時停電検知回路22、制御回路23、及び電流制限回路24を含む。
図2に示されるように、ノイズフィルタ回路1は、ヒューズF1、アレスター(Z1及びZ2)、サージアブソーバDSA、コンデンサ(C1〜C4)、及びフィルタコイルLC1等を含む。ノイズフィルタ回路1は、使用時、交流電源、例えば単相100Vの交流電源に接続され、交流電源のノイズを除去する。直流電源回路21は、ノイズが除去された交流電源の電圧を直流電圧に変換する。瞬時停電検知回路22は直流電源回路21に接続され、交流電源の瞬時停電を、直流電源回路21によって変換された直流電圧の低下に基づいて検知する。電流制限回路24は、負荷への交流電源の電流を制限する。制御回路23は瞬時停電検知回路22及び電流制限回路24に接続される。制御回路23は、瞬時停電検知回路22による瞬時停電の検知に基づいて、負荷への電流の制限を開始するとともに、通電の復帰後においても引き続いて、瞬時停電の停電時間とは独立して設定された所定時間の間、負荷への電流を制限するように、電流制限回路24を制御する。電流制限回路24は、リアクタ3を介して整流平滑回路4に接続される。電流制限回路24は、整流平滑回路4の平滑コンデンサ(図示せず)の電流を制限する。
図3は、本発明の実施形態1に係る突入電流防止回路2Aを備えた電源装置10Aの詳細な回路図(ノイズフィルタ回路1を除く)である。図4は、実施形態1の突入電流防止回路2Aの動作を示すタイムチャートである。なお、実施形態1では、インバータコンプレッサを使用した冷蔵庫(図示せず)において、インバータ基板にDC280Vを供給する電源基板(図示せず)に搭載される電源装置10Aに組み込まれた突入電流防止回路2Aを想定している。すなわち、電源装置10Aは冷蔵庫のコンプレッサーのモータを駆動するための電源である。
次に図3を参照して、本発明の実施形態1に係る突入電流防止回路2Aを説明する。突入電流防止回路2Aは、直流電源回路21、瞬時停電検知回路22、制御回路23A、電流制限回路24A、及び瞬時停電検知回路22と制御回路23Aとの間に接続された放電抵抗R33を備える。
直流電源回路21は、ダイオードブリッジを構成する4個のダイオード(D23〜D26)、抵抗R27、電解コンデンサであるコンデンサC21(本発明の「第1のコンデンサ」に相当)及びツェナーダイオードZD21を含む。実施形態1においては、ツェナーダイオードZD21は12Vのツェナー電圧を有し12Vの直流電圧を生成する。すなわち、直流電源回路21はノイズフィルタ1を介して交流100Vを受け取り、交流100Vから12Vの第1の直流電圧(本発明の「直流電圧」に相当)を生成する。生成された12Vの第1の直流電圧は、瞬時停電検知回路22、制御回路23A、及び電流制限回路24Aに供給される。
次ぎに、瞬時停電検知回路22は、12V直流電圧とグランドとの間に直列接続され、第1の分圧Vd1を生成する2個の分圧抵抗R30(本発明の「第1の抵抗」に相当)及び分圧抵抗R31(本発明の「第2の抵抗」に相当)と、分圧抵抗R31に並列接続されたコンデンサC25と、12V直流電圧とグランドとの間に直列接続され、第1の基準電圧Vth1を生成する抵抗R32(本発明の「第3の抵抗」に相当)及びツェナーダイオードZD22(本発明の「ツェナーダイオード」に相当)と、ツェナーダイオードZD22に並行接続されたコンデンサC26と、第1の電圧比較回路IC21Aとを含む。
なお、ここでは、ツェナーダイオードZD22のツェナー電圧が第1の基準電圧Vth1であり、ここでは例えば6.2Vである。また、第1の分圧Vd1は、通常時、第1の基準電圧Vth1よりも高い電圧値を有し、瞬時停電が発生し、直流電源回路21のコンデンサC21の端子電圧Vc21が所定値ΔVだけ低下した場合には、第1の基準電圧Vth1より低い電圧値を有するように設定されている。ここでは、例えば、分圧抵抗R30の抵抗値を15kΩ、分圧抵抗R31の抵抗値を22kΩとすると、通常時、第1の分圧Vd1はほぼ7.1Vとなる。また、第1の分圧Vd1が6.2Vとなるのは、第1のコンデンサC21の端子電圧Vc21がほぼ12Vからほぼ10.4Vに低下したときであり、所定値ΔVはほぼ1.6Vとなる。すなわち、この場合、第1のコンデンサC21の端子電圧Vc21が12Vから、ほぼ1.6Vを超えて低下したとき、瞬時停電検知回路22は、瞬時停電を検出することになる。
第1の基準電圧Vth1が、第1の電圧比較回路IC21Aの第1の入力端子(ここでは反転入力端子)に供給され、第1の分圧Vd1が、その第2の入力端子(ここでは非反転入力端子)に供給される。第1の電圧比較回路IC21Aは、第1の分圧Vd1と基準電圧Vth1とを比較し、第1の分圧Vd1が基準電圧Vth1を超える場合、すなわち通常時には論理ハイ(H)レベルの第1の比較信号Vcp1を生成する。また、第1の電圧比較回路IC21Aは、その逆の場合、すなわち、瞬時停電が発生し、直流電源回路21のコンデンサC21の端子電圧Vc21が所定値ΔVだけ低下した場合には、論理ロー(L)レベルの第1の比較信号Vcp1を生成する。第1の比較信号Vcp1は、抵抗R33を介して制御回路23Aに供給される。
次ぎに、実施形態1の制御回路23Aは、電流制限回路24Aにおける電流制限を制御するタイマ回路を構成する。制御回路23Aは、12V直流電圧とグランドとの間に直列接続され、第2の分圧Vd2(第2の基準電圧Vth2)を生成する2個の分圧抵抗R21(本発明の「第4の抵抗」に相当)及び分圧抵抗R22(本発明の「第5の抵抗」に相当)と、12V直流電圧とグランドとの間に直列接続され、タイマ電圧Vtmを生成する、抵抗R23(本発明の「第6の抵抗」に相当)及びコンデンサC22(本発明の「第2のコンデンサ」に相当)と、第2の電圧比較回路IC21Bとを含む。ここで、タイマ電圧Vtmは第2のコンデンサ22の端子電圧Vc22に等しい。分圧抵抗R21及びR22の接続点は第2の電圧比較回路IC21Bの第1の入力端子(ここでは非反転入力端子)に接続され、抵抗R23とコンデンサC22との接続点は第2の電圧比較回路IC21Bの第2の入力端子(ここでは反転入力端子)に接続される。
さらに、第2の電圧比較回路IC21Bの第2の入力端子は、抵抗R33を介して第1の電圧比較回路IC21Aの出力端子に接続されている。12V直流電圧と、第2の電圧比較回路IC21Bの第2の入力端子との間にダイオードD21が接続され、第2の電圧比較回路IC21Bの第1の入力端子と出力端子との間に、直列接続された抵抗R24及びダイオードD22が接続されている。また、コンデンサC23が第2の電圧比較回路IC21Bの電源端子間に接続されている。
第2の電圧比較回路IC21Bは、第2の分圧Vd2(第2の基準電圧Vth2)とタイマ電圧Vtmとを比較し、タイマ電圧Vtmが第2の分圧Vd2を超えない場合には論理ハイレベルの第2の比較信号Vcp2(本発明の「制御信号」に相当)を生成し、その逆の場合には論理ローレベルの第2の比較信号Vcp2を生成する。制御回路23Aは生成された第2の比較信号Vcp2を電流制限回路24Aに供給する。
ここで、第2の分圧Vd2は、コンデンサ22の端子電圧Vc22(タイマ電圧Vtm)が、0Vからの所定時間τ1の間の充電時間によって到達する電圧に設定される。ここで、所定時間τ1は、抵抗R23の抵抗値Rと第2のコンデンサC22の容量Cとによって定まる時定数(τCR=CR)と第2の分圧Vd2とに依存するため、容量C、抵抗値R及び第2の分圧Vd2(分圧抵抗R21及び分圧抵抗R22の抵抗値)とを適宜選定することにより、所望の所定時間τ1を得ることができる。すなわち、実施形態1において、所定時間τ1は瞬時停電時間に依存せず、瞬時停電時間とは独立して任意に設定可能である。ここでは、例えば、分圧抵抗R21の抵抗値を6.2kΩ、分圧抵抗R22の抵抗値を22kΩとすると、第2の分圧Vd2はほぼ9.4Vとなる。また、抵抗R23の抵抗値を1MΩ、第2のコンデンサC22の容量を2.2μFとすると、時定数τCRは、ほぼ2.2秒となる。従って、コンデンサC22の端子電圧Vc22(タイマ電圧Vtm)が0Vからほぼ9.4Vまで上昇する時間、すなわち所定時間τ1は、ほぼ1.6τCRで、約3.5秒となる。
通常時にはコンデンサ22の端子電圧Vc22は、ほぼDC12Vに充電されており、また、第2の分圧Vd2はDC12Vより小さい値に設定される。そのため、第2の電圧比較回路IC21Bは、通常時には、論理ローレベルの第2の比較信号(制御信号)Vcp2を生成する。一方、電源投入時及び瞬時停電が発生したときには、コンデンサ22の端子電圧Vc22は0Vから時定数CRにしたがって上昇する。そのため、第2のコンデンサ22の端子電圧Vc22が第2の分圧Vd2に到達するまでは、第2の電圧比較回路IC21Bは、論理ハイレベルの第2の比較信号Vcp2を生成する。詳しくは、電源投入時には、電源投入からコンデンサ22の端子電圧Vc22が第2の分圧Vd2に到達するまでの間(所定時間τ1に等しい)、瞬時停電が発生したときには、瞬時停電の検出時からコンデンサ22の端子電圧Vc22が第2の分圧Vd2に到達するまでの間(瞬時停電の検出時から通電復帰までの時間τ2と所定時間τ1とを加算した間)、第2の電圧比較回路IC21Bは、論理ハイレベルの第2の比較信号Vcp2を生成する。
なお、瞬時停電の検出時、第1の比較信号Vcp1が論理ハイレベルから論理ローレベルに変化し、このときコンデンサ22は抵抗R33を介して急速に放電するため、コンデンサ22の端子電圧Vc22はほぼ0Vとなる。また、通電の復帰時、第1の比較信号Vcp1が論理ローレベルから論理ハイレベルに変化するため、第2のコンデンサ22は充電を開始する。
次ぎに、電流制限回路24Aは、フォトトライアックカプラPC21(本発明の「リレー駆動回路」に相当)と、交流リレーX01(100V交流コイルX01a及び接点X01bを含む)と、正特性サーミスタP01と、制限抵抗R25とを含む。フォトトライアックカプラPC21のフォトトライアックに、直列接続された抵抗R26及びコンデンサ24が並列接続されている。抵抗R26及びコンデンサ24はフォトトライアックのスナバ回路を構成する。
電流制限回路24Aが制御回路23Aから論理ハイレベルの第2の比較信号Vcp2を受け取った場合には、フォトトライアックカプラPC21がオフしてリレーX01がオフする。そのため、正特性サーミスタP01を経由して負荷(この場合、整流平滑回路4の2個の平滑コンデンサC5及びC6)に電流を供給する。すなわち、電流を制限して平滑コンデンサ(電解コンデンサ)C5、C6を充電する。一方、電流制限回路24が制御回路23Aから論理ローレベルの第2の比較信号Vcp2を受け取った場合には、フォトトライアックカプラPC21がオンしてリレーX01がオンする。そのため、リレーの接点X01bを経由して負荷に電流が供給される。すなわち、電流制限されることなく負荷に電流が供給される。電流制限回路24Aは、リアクタ3を介して整流平滑回路4に接続されている。
整流平滑回路4は、ダイオードブリッジ回路DB1、直列接続された2個のダイオード(D1及びD2)、及び直列接続された2個の平滑コンデンサ(C5及びC6)等を含む。ダイオード(D1及びD2)と、平滑コンデンサ(C5及びC6)とは、それぞれダイオードブリッジ回路DB1の出力側に並列接続されている。整流平滑回路4は、ここでは交流100Vを直流280Vに変換し、280Vの直流を例えば、上記したようにインバータコンプレッサを使用した冷蔵庫のインバータ基板に供給する。
続いて、図4のタイムチャートを参照して、実施形態1の突入電流防止回路2Aの動作を説明する。時刻t0において電源がオンされたとすると、タイマ電圧(コンデンサの電圧Vc22)Vtmは時定数τCRにしたがって徐々に増加し、上記した所定時間τ1が経過すると第2の分圧Vd2(第2の基準電圧Vth2)を超える(時刻t1)。タイマ電圧Vtmが第2の分圧Vd2を超えると、第2の比較信号(制御信号)Vcp2は論理ハイレベルから論理ローレベルに変化してリレーX01がオンされる。すなわち、電源が投入されてから所定時間τ1の間、リレーX01がオフされていて、負荷(平滑コンデンサC5及びC6)の電流が制限される。そのため、電源投入時に、平滑コンデンサC5及びC6への過大な突入電流が防止される。
次いで、時刻t2において瞬時停電が発生したとする。そして、時刻t3において、直流電源回路21のコンデンサC21の端子電圧Vc21が所定値ΔV低下すると、瞬時停電検知回路22における第1の分圧Vd1が第1の基準電圧Vth1を下回り、第1の比較信号Vcp1は論理ハイレベルから論理ローレベルに変化する。すると、制御回路23Aの第2のコンデンサC22は抵抗R33を介して急激に放電し、第2のコンデンサC22の端子電圧であるタイマ電圧Vtmはほぼ0Vまで急激に低下する。そのため、タイマ電圧Vtmが第2の分圧Vd2を下回り、第2の比較信号Vcp2は論理ローレベルから論理ハイレベルに変化する。その結果、リレーX01がオフされ、負荷への電流が制限される。すなわち、時刻t2に瞬時停電が発生すると、それに起因して時刻t3においてコンデンサC21の端子電圧Vc21が所定値ΔVだけ低下すると、瞬時停電が検出される。瞬時停電が検出されると、リレーX01がオフされ、負荷への電流制限が開始される。
続いて、時刻t4において通電が復帰すると、コンデンサC21の端子電圧Vc21が上昇するため、第1の比較信号Vcp1は論理ローレベルから論理ハイレベルに変化する。このとき、時刻t0の場合と同様に、タイマ電圧Vtmはほぼ0Vから時定数τCRにしたがって徐々に増加し、所定時間τ1が経過すると第2の分圧Vd2を超える(時刻t5)。タイマ電圧Vtmが第2の分圧Vd2を超えると、時刻t1の場合と同様に、第2の比較信号Vcp2は論理ハイレベルから論理ローレベルに変化してリレーX01がオンされる。
以上、説明したように、実施形態1の突入電流防止回路2Aでは、電源が投入されてから所定時間τ1の間、リレーX01がオフされて、負荷(平滑コンデンサC5及びC6)の電流が制限される。そのため、電源投入時において、負荷への過大な突入電流が防止される。
また、瞬時停電が検知された時刻t3から通電が復帰する時刻t4までの時間τ2(瞬時停電時間に依存する)に引き続いて、所定時間τ1の間、リレーX01がオフされていて、負荷への電流が制限される。そのため、瞬時停電が発生し、通電が復帰した場合においても、負荷、例えば平滑コンデンサC5及びC6への過大な突入電流が防止される。
さらに、上記したように、所定時間τ1は瞬時停電時間に依存せず、瞬時停電時間とは独立して任意に設定可能である。そのため、突入電流防止回路2Aを介して供給される電力によって駆動される各機器に対応させて所定時間τ1を設定することができる。その結果、各機器に対応した処置を講じることができる。例えば、機器が冷蔵庫のコンプレッサーのモータである場合、そのモータが瞬時停電時に脱調を起こさないような時間に、すなわち該モータを確実に停止させて再起動することができる時間に所定時間τ1を設定することができる。その結果、瞬時停電の後に通電が復帰した場合において確実に冷蔵庫のコンプレッサーのモータを再起動させることができる。
また、瞬時停電検知回路22は、簡単な部品構成で形成される。そのため、従来の電源投入時のみに電流を制限する突入電流防止回路の構成に対して、簡易で低コストの瞬時停電検知回路22を追加することで、数十ミリ秒から数百ミリ秒の瞬時停電に対しても突入電流を防止することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図5ないし図7によって説明する。ただし、図5及び図7において図3及び図4と実質的に同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。なお、上記したように、図1のブロック図に示される電源装置10及び突入電流防止回路2の構成は、実施形態2にも適用される。また、実施形態2においても、実施形態1と同様に、インバータコンプレッサを使用した冷蔵庫(図示せず)において、インバータ基板にDC280Vを供給する電源基板(図示せず)に搭載される電源装置10Bに組み込まれた突入電流防止回路2Bを想定している。
図5は、本発明の実施形態2に係る突入電流防止回路2Bを備えた電源装置10Bの詳細な回路図(ノイズフィルタ回路1を除く)である。実施形態2に係る突入電流防止回路2Bにおいて、制御回路23B及び電流制限回路24Bのみが。実施形態1に係る突入電流防止回路2Aと異なる。従って、その相違点のみを説明する。
制御回路23Bは、マイクロコンピュータIC41と信号変換回路41とを含む。信号変換回路41は瞬時停電検知回路22とマイクロコンピュータIC41との間に接続され、第1の比較回路信号Vcp1の論理レベル及び電圧レベルを変換してマイクロコンピュータ入力信号Vp1を生成する。
信号変換回路41は、12Vの第1の直流電圧とグランドとの間に直列接続された抵抗R41及び抵抗R42と、第1の直流電圧に接続された抵抗R43と、抵抗R43とグランドとの間に接続されたトランジスタQ41と、第1の直流電圧より低い電圧を有する第2の直流電圧(5V)に接続された抵抗R44と、抵抗R44とグランドとの間に接続されたコンデンサC41と、ダイオード及びトランジスタを有するフォトカプラPC41とを含む。
第1のトランジスタQ41のベースは抵抗R41と抵抗R42との接続点に接続され、そのコレクタがフォトカプラPC41のダイオードのカソードに接続され、そのエミッタがグランドに接続される。フォトカプラPC41のダイオードのアノードが抵抗R43に接続される。フォトカプラPC41のトランジスタのコレクタが抵抗R44に接続され、そのエミッタがグランドに接続される。ここで、抵抗41と抵抗42との接続点に第1の比較回路信号Vcp1が供給され、抵抗R44とコンデンサC41との接続点に、12Vから5Vに電圧レベルが変換されたマイクロコンピュータ入力信号Vp1が生成される。また、マイクロコンピュータ入力信号Vp1の論理レベルは、第1の比較回路信号Vcp1の論理レベルと反転している。
マイクロコンピュータIC41は、上記所定時間τ1を計測するためのタイマ42、マイクロコンピュータIC41の処理を実行させるプログラム等が格納されたROM(読み出し専用メモリ)43、マイクロコンピュータ入力信号Vp1を受け取る入力端子P1、及び電流制限回路24Bを制御するためのマイクロコンピュータ出力信号Vp2(本発明の「制御信号」に相当)を出力する出力端子P2を有する。なお、所定時間τ1は、ここでは、例えば、タイマ42のスタートからタイムアップするまでの時間としてROM43に格納されている。すなわち、所定時間τ1は瞬時停電時間に依存せず、瞬時停電時間とは独立して任意に設定可能である。
次に、電流制限回路24Bは、リレー駆動回路51、リレーX02(直流コイルX02a及び接点X02bを含む)、及び正特性サーミスタP01を含む。リレー駆動回路51は、トランジスタQ51と、リレーX02に並列接続されたダイオードD51、トランジスタQ51に接続された抵抗R51及び抵抗R52と、第3の直流電圧(15V)とダイオードD51のカソードとの間に接続された抵抗R53とを含む。
抵抗R51の一端がトランジスタQ51のベース及び抵抗R52の一端に接続され、抵抗R51の他端はマイクロコンピュータの出力端子P2に接続され、マイクロコンピュータ出力信号Vp2を受け取る。抵抗R52の他端はグランドに接続されている。トランジスタQ51のコレクタはダイオードD51のアノードに接続され、そのエミッタはグランドに接続されている。
電流制限回路24Bが制御回路23Bから論理ローレベルのマイクロコンピュータ出力信号Vp2を受け取った場合には、トランジスタQ51はオフしてリレーX02がオフする。そのため、正特性サーミスタP01を経由して負荷(この場合、整流平滑回路4の2個の平滑コンデンサC5及びC6)に電流を供給する。すなわち、電流を制限して平滑コンデンサC5、C6を充電する。一方、電流制限回路24Bが制御回路23Bから論理ハイレベルのマイクロコンピュータ出力信号Vp2を受け取った場合には、トランジスタQ51はオンしてリレーX02がオンする。そのため、リレーの接点X02bを経由して負荷に直接、電流が供給される。すなわち、電流制限されることなく負荷に電流が供給される。
続いて、図6及び図7を参照して、実施形態2の突入電流防止回路2Bの動作を説明する。図6はマイクロコンピュータIC41によって実行される突入電流防止回路2Bの動作の流れを示すフローチャートであり、図7は突入電流防止回路2Bの動作を示すタイムチャートである。マイクロコンピュータIC41は、ROM43に格納されたプログラムにしたがってその動作を実行する。
図6のステップ100において電源がオンされたとき(図7の時刻t0に相当する)、ステップ110において、マイクロコンピュータIC41はリレーX02をオフ状態に維持する。
ステップ120においてマイクロコンピュータIC41は、リレーがオフ状態のときに(図7の時刻t0からに時刻t1までに相当する)、第1の比較回路信号Vcp1に応じたマイクロコンピュータ入力信号Vp1のレベルが論理ローレベルであるかどうかを判定する(本発明の「第1の動作」に相当)。判定結果が肯定的である場合、すなわちマイクロコンピュータ入力信号Vp1のレベルが論理ローレベルである場合、マイクロコンピュータIC41は、ステップ130に移行してタイマをスタートさせ(本発明の「第2の動作」に相当)、ステップ140に進む。一方、ステップ120における判定結果が否定的である場合、ステップ120の処理を繰り返す。この処理は、図7の時刻t3から時刻t4まで、すなわち瞬時停電の検知から通電の復帰までの処理に相当する。なお、電源がオンされたときはマイクロコンピュータ入力信号Vp1のレベルが論理ローレベルであるため、ステップ120における判定結果は肯定的となり、処理はステップ140に進む。
ステップ140において、マイクロコンピュータIC41は、タイマがスタートしてから所定時間τ1後にタイムアップしたかどうかを判定する(本発明の「第3の動作」に相当)。マイクロコンピュータIC41は、タイムアップしたと判定した場合、ステップ160に移行してリレーX02をオンする(本発明の「第4の動作」に相当)。すなわち、マイクロコンピュータIC41は、論理ハイレベルのマイクロコンピュータ出力信号Vp2を電流制限回路24Bに供給する(図7の時刻t1に相当する)。
一方、ステップ140の判定結果が否定的である場合(図7の時刻t0と時刻t1との間に相当)、ステップ150に移行して、マイクロコンピュータ入力信号Vp1が論理ローレベルかどうか判定する。マイクロコンピュータ入力信号Vp1が論理ローレベルであると判定した場合、ステップ140の処理を繰り返す。一方、ステップ150においてマイクロコンピュータ入力信号Vp1が論理ローレベルでないと判定した場合、ステップ120に戻る。この場合は、電源投入の電流制限期間中に瞬時停電が発生した場合に相当する。
ステップ170において、マイクロコンピュータIC41は、マイクロコンピュータ入力信号Vp1が論理ハイレベルかどうか判定する(本発明の「第5の動作」に相当)。マイクロコンピュータ入力信号Vp1が論理ハイレベルであると判定した場合、ステップ180においてリレーX02をオフする(本発明の「第6の動作」に相当)。この時刻は、図7の時刻t3に相当する。すなわち、図7の時刻t2において瞬時停電が発生し、その後、直流電源回路21のコンデンサC21の端子電圧Vc21は低下する。そのため、時刻t3において、瞬時停電検知回路22における第1の分圧Vd1が第1の基準電圧Vth1を下回ると、第1の比較信号Vcp1は論理ハイレベルから論理ローレベルに変化する。このとき、マイクロコンピュータ入力信号Vp1は論理ローレベルから論理ハイレベルに変化し、マイクロコンピュータ出力信号Vp2は、逆に論理ハイレベルから論理ローレベルに変化し、リレーX02はオフする。
次いで、マイクロコンピュータIC41は再びステップ120に戻り、上記ステップ120以下の処理を繰り返す(本発明の「第7の動作」に相当)。そのため、例えば、図7の時刻t4において、瞬時停電が終了し通電が復帰したとすると、コンデンサC21の端子電圧Vc21の電圧が上昇するため、第1の比較信号Vcp1は論理ローレベルから論理ハイレベルに変化する。このとき、マイクロコンピュータ入力信号Vp1は論理ハイレベルから論理ローレベルに変化するため、ステップ120において肯定的な判定がなされ、マイクロコンピュータIC41は、ステップ130において再びタイマをスタートさせる。
次いで、タイマの動作が終了して所定時間τ1がタイムアップすると、ステップ140において肯定的な判定がなされ、ステップ150において、マイクロコンピュータIC41はリレーX02を再びオンする(図7の時刻t5に相当)。そしてステップ170において、マイクロコンピュータ入力信号Vp1が論理ハイレベルかどうか、すなわち、再び瞬時停電が発生したかどうかを判定する。再び瞬時停電が発生した場合には、上記ステップ180以下の処理を繰り返し、再び瞬時停電が発生しない場合には、ステップ170の処理を繰り返して待機する。
すなわち、説明したように、実施形態2の突入電流防止回路2Bにおいても、実施形態1の突入電流防止回路2Aと同様に、電源が投入されてから所定時間τ1の間、リレーX02がオフされて、負荷(平滑コンデンサC5及びC6)の電流が制限される。そのため、電源投入時において、負荷への過大な突入電流が防止される。
また、瞬時停電が検知された時刻t3から通電が復帰する時刻t4までの時間τ2(瞬時停電時間に依存する)に引き続いて、所定時間τ1の間、リレーX02がオフされていて、負荷への電流が制限される。そのため、瞬時停電が発生し、通電が復帰した場合においても、負荷、例えば平滑コンデンサC5及びC6への過大な突入電流が防止される。
さらに、上記したように、所定時間τ1は瞬時停電時間に依存せず、瞬時停電時間とは独立して任意に設定可能である。そのため、突入電流防止回路2Bを介して供給される電力によって駆動される各機器に対応させて所定時間τ1を設定することができる。その結果、各機器に対応した処置を講じることができる。例えば、機器が冷蔵庫のコンプレッサーのモータである場合、そのモータが瞬時停電時に脱調を起こさないような時間に、すなわち該モータを確実に停止させて再起動することができる時間に所定時間τ1を設定することができる。その結果、瞬時停電の後に通電が復帰した場合において確実に冷蔵庫のコンプレッサーのモータを再起動させることができる。
また、瞬時停電検知回路22は、簡単な部品構成で形成される。そのため、従来の電源投入時のみに電流を制限する突入電流防止回路の構成に対して、簡易で低コストの瞬時停電検知回路22を追加することで、数十ミリ秒から数百ミリ秒の瞬時停電に対しても突入電流を防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。なお、上述した各ルーチン(処理手順)はその一例を示したものに過ぎず、適宜変更することができる。
(1)上記実施形態では、電流制限素子として正特性サーミスタP01を使用する例を示したが、これに限定されない。例えば、電流制限素子として所定の抵抗値を有する抵抗であってもよい。
(2)上記実施形態では、瞬時停電検知回路22の第1の電圧比較回路IC21Aの反転入力端子に基準電圧Vth1が入力され、その非反転入力端子に第1の分圧Vd1が入力されるようにしたが、これに限定されない。例えば、実施形態2において、逆に、第1の電圧比較回路IC21Aの非反転入力端子に基準電圧Vth1が入力され、反転入力端子に第1の分圧Vd1が入力されるようにしてもよい。この場合、図7に示される第1の比較信号Vcp1のタイムチャートの論理レベルは反転するため、マイクロコンピュータ入力信号Vp1のタイムチャートの論理レベルも反転する。そのため、マイクロコンピュータIC41は、図7の時刻t3においてマイクロコンピュータ入力信号Vp1がハイからローレベルに変化したときにリレーX02をオフし、図7の時刻t4においてマイクロコンピュータ入力信号Vp1がローからハイレベルに変化したときにタイマをスタートさせるようにすればよい。
(3)制御回路23の構成は、実施形態1の制御回路23Aまたは実施形態2の制御回路23Bに例示された構成に限られない。制御回路23の構成は、要は、瞬時停電検知回路22による瞬時停電の検知に基づいて、負荷への電流の制限を開始するとともに、通電の復帰後においても引き続いて、瞬時停電の停電時間とは独立して設定された所定時間τ1の間、負荷への電流を制限するように、電流制限回路24を制御する構成であればよい。例えば、実施形態1の制御回路23Aにおいて、R23及びコンデンサC22をラッチ回路及び所定時間τ1をカウントするためのカウンタ回路に置き換えて構成することができる。この場合、ラッチ回路及びカウンタ回路に第1の比較信号Vcp1が供給され、ラッチ回路のラッチ出力が第2の電圧比較回路IC21Bの反転入力に供給されるようにする。そして、第1の比較信号Vcp1の論理レベルがハイからローに変化したとき(図4の時刻t3)、ローレベルのラッチ出力を生成する。カウンタ回路は第1の比較信号Vcp1の論理レベルがローからハイに変化したとき(図4の時刻t4)、カウントを開始し、所定時間τ1をカウントしたとき(図4の時刻t5)、ラッチ出力をローからハイに変化させる信号をラッチ回路に供給するようにする。
(4)上記実施形態では、第1の直流電圧を12V、第2の直流電圧を5V、第3の直流電圧を15Vとしたが、これらに限定されず、例えば第1の直流電圧を10V、第2の直流電圧を3V、第3の直流電圧を12Vとしてもよいし、あるいは第1の直流電圧を12V、第2の直流電圧を5V、第3の直流電圧を12Vとしてもよい。
(5)実施形態1では、電流制限回路24Aにおいて交流リレーX01を使用し、実施形態2では、電流制限回路24Bにおいて直流リレーX02を使用する構成を示したが、これに限定されない。例えば、実施形態1の電流制限回路24Aも、実施形態2に示すような直流リレーX02を使用する構成であってもよい。逆に、実施形態2の電流制限回路24Bも、実施形態1に示すような交流リレーX01を使用する構成であってもよい。さらに、実施形態1の電流制限回路24Aにおいて直流リレーX02を使用し、実施形態2の電流制限回路24Bにおいて交流リレーX01を使用する構成としてもよい。
(6)実施形態1では、電流制限回路24AにおいてフォトトライアックカプラPC21と交流リレーX01とを使用する構成を示したがこれに限定されず、例えばフォトMOS型FETリレーを使用する構成としてもよい。
(7)実施形態2では、制御回路23Bが信号変換回路41を含む構成としたが、特にこれに限定されない。第1の比較回路信号Vcp1の論理レベル及び電圧レベルを変換する必要がない場合には、信号変換回路41を割愛することができる。
(8)実施形態2では、電流制限回路24Bの第2のトランジスタQ51としてバイポーラトランジスタを使用した例を示したがこれに限定されず、第2のトランジスタQ51は電界効果トランジスタであってもよい。
(9)実施形態2において、図6に示されるステップ120、ステップ150及びステップ170におけるマイクロコンピュータ入力信号Vp1の論理レベルの判定は、図6に示されるものに限定されない。例えば、それぞれのステップ120、ステップ150及びステップ170において、それぞれ図6に示される論理レベルとは逆の論理レベルの判定が行われるようにしてもよい。要は、制御回路23Bが、瞬時停電検知回路22による瞬時停電の検知に基づいて、負荷への電流の制限を開始するとともに、通電の復帰後においても引き続いて、所定時間τ1の間、負荷への電流を制限するように、電流制限回路24Bのリレーがオン・オフされるように、各ステップにおいて論理レベルの判定が行われればよい。
(10)上記実施形態では、単相交流100Vを直流電圧280Vに変換する電源装置に本発明の突入電流防止回路を適用する例を示したが、これに限られない。例えば、3相交流100Vを直流電圧280Vに変換する電源装置、あるいは単相交流200Vを直流電圧280Vに変換する電源装置、さらに3相交流200Vを直流電圧280Vに変換する電源装置等にも本発明の突入電流防止回路を適用することができる。3相交流に適用する場合には3本の電源線のうちの2本を利用し、また、交流200Vに適用する場合には直流電源回路21の抵抗R27の値を適宜変更すればよい。さらに、電源装置による出力直流電圧も280Vに限られない。
(11)上記実施形態では、リアクタ3を有する電源装置に本発明の突入電流防止回路を適用する例を示したが、本発明の突入電流防止回はリアクタ3を有しない電源装置にも適応することができる。
(12)上記実施形態では、インバータコンプレッサを使用した冷蔵庫において、インバータ基板にDC280Vを供給する電源基板に搭載される電源装置10に組み込まれた突入電流防止回路2A及び2Bを想定したが、本発明による突入電流防止回路の適用はこれに限定されない。本発明による突入電流防止回路は、交流電源の瞬時停電による負荷への突入電流の防止が必要とされるあらゆる場面に適用され得る。
本発明の突入電流防止回路を備えた電源装置の構成を示すブロック図 図1のノイズフィルタ回路を示す回路図 本発明の実施形態1を示す回路図 実施形態1の突入電流防止回路の動作を示すタイムチャート 本発明の実施形態2を示す回路図 本発明の実施形態2の処理手順を示すフローチャート 実施形態2の突入電流防止回路の動作を示すタイムチャート
符号の説明
1…ノイズフィルタ回路、2,2A,2B…突入電流防止回路、3…リアクタ、4…整流平滑回路、10,10A,10B…電源装置、21…直流電源回路、22…瞬時停電検知回路、23,23A,23B…制御回路、24,24A,24B…電流制限回路、41…信号変換回路、C5,C6…平滑コンデンサ、C21…第1のコンデンサ、C22…第2のコンデンサ、IC21A…第1の電圧比較回路、IC21B…第2の電圧比較回路、P01…正特性サーミスタ、PC21…フォトトライアックカプラ、Q51…トランジスタ、R21…第4の抵抗、R22…第5の抵抗、R23…第6の抵抗、R30…第1の抵抗、R31…第2の抵抗、R32…第3の抵抗、X01…交流リレー、X02…直流リレー、ZD22…ツェナーダイオード。

Claims (6)

  1. 交流電源の電圧を直流電圧に変換する直流電源回路と、前記直流電源回路に接続され、前記直流電圧の低下に基づいて前記交流電源の瞬時停電を検知する瞬時停電検知回路と、前記負荷への前記交流電源の電流を制限する電流制限回路とを備え、前記交流電源の瞬時停電による負荷への突入電流を防止する突入電流防止回路において、
    前記瞬時停電検知回路による前記瞬時停電の検知に基づいて、前記負荷への電流の制限を開始するとともに、通電の復帰後においても引き続いて、前記瞬時停電の停電時間とは独立して設定された所定時間の間、前記負荷への電流を制限するように、前記電流制限回路を制御する制御回路を備えることを特徴とする突入電流防止回路。
  2. 前記直流電源回路は、前記直流電圧とグランドとの間に接続された第1のコンデンサを有し、
    前記瞬時停電検知回路は、前記第1のコンデンサの端子電圧が所定値低下したことを検出することによって、前記電源の瞬時停電を検知することを特徴とする請求項1記載の突入電流防止回路。
  3. 前記瞬時停電検知回路は、前記第1のコンデンサの端子電圧に依存した第1の比較電圧と第1の基準電圧とを比較する第1の電圧比較回路と、前記第1のコンデンサに並列接続され、前記直流電圧を分圧して前記第1の比較電圧を生成する、直列接続された第1の抵抗及び第2の抵抗と、前記第1の抵抗及び第2の抵抗に並列接続され、前記第1の基準電圧を生成する、直列接続された第3の抵抗及びツェナーダイオードとを含み、
    前記第1の電圧比較回路は、前記第1の比較電圧が供給される第1の入力端子と、前記第1の基準電圧が供給される第2の入力端子とを有し、その比較結果に応じて、前記制御回路によって前記電流制限回路を制御するための第1の比較回路信号を生成し、
    前記第1の電圧比較回路は、瞬時停電の発生により第1の比較電圧が第1の基準電圧を下回ったとき、第1の信号レベルから第2の信号レベルに変化し、通電が復帰して第1の比較電圧が第1の基準電圧を上回ったとき、前記第2の信号レベルから第1の信号レベルに変化する前記第1の比較回路信号を生成し、
    前記電流制限回路は、接点を有するリレーと、前記リレーを駆動するリレー駆動回路と、前記リレーの接点に並行接続され、前記リレー駆動回路のオフ時に前記負荷への電流を制限する電流制限素子とを含み、
    前記制御回路は、前記瞬時停電が発生したとき、前記リレー駆動回路をオフし、通電の復帰後においても、前記所定時間の間、引き続き前記リレー駆動回路をオフする制御信号を、前記第1の比較回路信号にしたがって生成し、該制御信号を前記電流制限回路に供給することを特徴とする請求項2記載の突入電流防止回路。
  4. 前記制御回路は、タイマ回路であり、
    前記タイマ回路は、第1及び第2の入力端子を有する第2の電圧比較回路と、前記直流電圧とグランドとの間に直列接続され、前記直流電圧を分圧して第2の基準電圧を生成する第4の抵抗及び第5の抵抗と、前記直流電圧とグランドとの間に直列接続され、第2の比較電圧を生成する第6の抵抗及び第2のコンデンサとを含み、
    第2の比較電圧は、前記第2のコンデンサの端子電圧であり、
    前記第2の基準電圧が前記第2の電圧比較回路の前記第1の入力端子に供給され、前記第2の比較電圧及び前記第1の比較回路信号が前記第2の電圧比較回路の第2の入力端子に供給され、
    前記第2の電圧比較回路は、前記瞬時停電の発生に伴って前記リレー駆動回路をオフし、通電の復帰から前記所定時間が経過したときに前記リレー駆動回路をオンする前記制御信号を、前記第1の比較回路信号にしたがって生成することを特徴とする請求項3記載の突入電流防止回路。
  5. 前記制御回路は、スタートから前記所定時間後にタイムアップするタイマを有するマイクロコンピュータであり、
    前記マイクロコンピュータは、前記瞬時停電の発生に伴って前記リレー駆動回路をオフし、通電の復帰に伴って前記タイマをスタートさせ、前記タイマがタイムアップしたとき前記リレー駆動回路をオンする前記制御信号を、前記第1の比較回路信号にしたがって生成するものであり、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記リレーがオフ状態のときに、前記第1の比較回路信号にしたがうマイクロコンピュータ入力信号のレベルが所定の論理レベルであるかどうかを判定する第1の動作と、
    所定論理レベルであると判定した場合に前記タイマをスタートさせる第2の動作と、
    前記タイマがタイムアップしたかどうかを判定する第3の動作と、
    前記タイマがタイムアップしたと判定した場合に前記リレーをオンさせる第4の動作と、
    前記リレーがオン状態のときに、前記マイクロコンピュータ入力信号のレベルが前記所定の論理レベルと反対の論理レベルであるかどうかを判定する第5の動作と、
    前記所定の論理レベルと反対の論理レベルであると判定した場合に前記リレーをオフさせる第6の動作と、
    前記第6の動作から前記第1の動作に戻って、前記第1の動作から第6の動作を繰り返す第7の動作と
    を実行することを特徴とする請求項3記載の突入電流防止回路。
  6. 交流電源のノイズを除去するノイズフィルタ回路と、平滑コンデンサを有する整流平滑回路とを備え、前記交流電源の瞬時停電による突入電流を制限する機能を有する、冷蔵庫のコンプレッサーのモータを駆動するための電源装置において、
    前記ノイズフィルタ回路と前記整流平滑回路との間に接続され、前記交流電源の瞬時停電時に前記平滑コンデンサへの突入電流を制限する請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の突入電流防止回路を備えることを特徴とする、冷蔵庫のコンプレッサーのモータを駆動するための電源装置。
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