JP2016538813A - 突入電流制限装置 - Google Patents

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Abstract

電源(2)によって負荷(3)に供給される電流の突入電流成分を制限するデバイスであって、電源と負荷との間に配置されたインピーダンス(5)と、インピーダンスから電流を逸らすように構成されたスイッチ(7)と、電源に接続され、突入期間満了後にスイッチを作動させるように構成された突入期間タイマ(23)を備え、突入期間は、電流が電源から負荷に供給され得るように電源が作動状態になると始まる期間であり、さらに、電源と突入期間タイマとに接続されたリセット回路(51)を備え、リセット回路は、電流が電源から負荷に供給され得ないように電源が非作動状態になったことに応答して、スイッチを非作動にして突入期間タイマをリセットするように構成される、デバイスを提供する。

Description

本発明は、電源の一時的なドロップアウト後の突入電流から保護するデバイスに関する。そのようなデバイスは、突入電流から生じる主電源の自発的な遮断が特に望ましくない、電子医療機器に特に有用であろう。
電子デバイスに接続された電源が投入されたると、初期電流が電源から電子デバイスに供給される。この初期電流は、前記デバイスの定常状態で流入する電流よりも遥かに大きいサージとして流入することがある。そのような電流のサージは突入電流として知られ、電子デバイスをサポートしている保護デバイスの遮断、または電子デバイスの電子素子の恒久的破損につながることがある。
電子デバイスへの突入電流は、電源と電子デバイスとの間に抵抗素子を配設することによって制限できる。そのような素子の一例は、負特性(NTC)サーミスタである。NTCサーミスタの抵抗は、NTCサーミスタの温度が上昇するにつれ減少する。電流源と電子デバイスとの間に1つ以上のNTCサーミスタを直列で配設することにより、抵抗が生じて、電子デバイスに流入する電流を減少させる。デバイスが最初にスイッチオンされたとき、NTCサーミスタは「低温」状態であり、従って突入電流を妨害して、電子デバイスへの前記突入電流の効果を制限する。この抵抗は、NTCサーミスタが、内部を流れる電流によって加熱されるにつれ大きく減少し、従って、デバイスに流入する最終的な定常状態の電流に限定された抵抗を提供する。
NTCサーミスタを突入電流保護用手段として使用する不利益は、内部を通って流れる電流が除去された後に、NTCサーミスタが低抵抗の「高温」状態に留まるということである。こうして、電流が切断されて、NTCサーミスタが高抵抗状態まで冷却できる前に再び投入されると、この投入に関係する任意の突入電流に対して防護するための保護が限定される、または皆無ということになる。時として、電流サージは控えめであるか存在せず、その場合装置は何も起こらなかったかの如く続行するが、時としてサージは非常に大きく、保護デバイスを遮断することがある。
この問題の解決策は、突入電流が発生する電源のスイッチオン直後の期間(突入期間)の後で、電流の供給をNTCサーミスタから遠ざけるように逸らすことである。NTCサーミスタは、内部を電流が流れていないため、引き続いたスイッチオンと、その結果としての突入電流のサージに備えて冷却できる。例えば、予め設定された期間後にNTCサーミスタを短絡するスイッチを係合するタイミング回路が配設されてもよい。電源が切断されると、タイミング回路は動力を失い、引き続いてスイッチがリセットされ、引き続いた電源投入のために突入電流保護を可能にする。
しかし、そのような回路においてそのようなタイミング回路のスイッチは電源の切断時に即座に解放されるわけではない。これは、回路(例えば、タイミング回路系に使用されるコンデンサ、またはタイミング回路の入力電圧を平滑化するために使用されるリザーバコンデンサ内で使用されるコンデンサ)内に保留された残留電荷の結果であり、その放電には時間がかかる。従ってタイミング回路内の構成要素はこの減衰期間中に依然としてスイッチを含めて駆動電位を蒙る。従ってスイッチは、回路に包含された残留電荷の減衰に依存する時間後に切断する。こうして電源の切断後に、スイッチがリセットする前に短い期間が存在する。スイッチのリセット期間はNTCサーミスタの冷却時間よりもかなり短いが、この期間中に電源の再接続がある場合、依然として問題となり得る。これは、NTCサーミスタが「低温」高抵抗状態であり得ながら、NTCサーミスタは依然として短絡状態にあり、従って突入電流を制限するように構成されていないからである。このように、この短い期間、回路構成は突入電流に対して無防備である。
突入電流の大規模なサージは、例えば、分離変圧器を含むデバイスで発生する可能性があり、そこでは一時的な中断が変圧器をドロップアウトさせて再びパワーアップさせ、電源が再接続されたときに変圧器のコアを飽和させる。同様の状況で、主電源プラグがデバイスに差し込まれているが接続がきちんとなされていない、すなわち、一連の一時的な接続があり、各接続がサーミスタを加熱してそれらの有効性を損ねる場合に、大規模な突入電流が起こり得る。保護デバイスがこれらの条件下で遮断することになれば、保護デバイスは、しばらく時間が経ってサーミスタが冷却されるまではリセットできない。
従って、電源の短時間の中断に際して突入電流保護に備える必要がある。
本発明により、電源から負荷に供給される電流の突入電流成分を制限するデバイスが記述され、デバイスは、電源と負荷との間に配置されたインピーダンスと、インピーダンスから電流を逸らすように構成されたスイッチと、電源に接続され、突入期間満了後にスイッチを作動させるように構成された突入期間タイマを備え、突入期間は、電流が電源から負荷に供給され得るように電源が作動状態になると始まる期間であり、さらに、電源と突入期間タイマとに接続されたリセット回路を備え、リセット回路は、電流が電源から負荷に供給され得ないように電源が非作動になったことに応答して、突入期間タイマをリセットし、従ってスイッチを非作動にするように構成される。以下の記述において、電源の「投入」または「切断」と記述するが、これらの用語の意味は、ユーザによる介入等の能動的投入または切断に限定されないことを理解すべきである。これらの用語は、一時的な「ドロップアウト」中等の電源の他の中断および再開を意味するとも理解される。従って、電源の「投入」は、電源から電流が負荷に対して供給され得るように電源が作動状態になることを意味すると理解され、また、電源の「切断」は、電源から電流が負荷に対して供給され得ないように電源が非作動状態になることを意味すると理解される。
一つの有利な実施形態において、インピーダンスは負特性(NTC)サーミスタである。NTCサーミスタは、電流自体が最大である場合に突入イベントの開始時に最大の抵抗を提供するため、突入電流保護に適している。
本発明は、電源が切断された後であるが、突入電流保護回路がリセットされる前の期間中の電源の再接続に引き続いて如何に突入電流保護を提供するかという課題に対処する。突入タイマが別個のリセット回路によってリセットされないと、突入電流保護の回復の所要時間は、リザーバコンデンサ等の突入タイマの電子素子に保持された電荷の減衰にかかる時間である。別個のリセット回路を実装することで、スイッチは、切断イベントが発生するとすぐに非作動になり、システムが突入電流に対して無防備である期間を大きく低減する。
別の有利な実施形態において、リセット回路は突入期間タイマをリセットすることによってスイッチを非作動にするように構成される。これは、例えば、突入期間タイマのタイミングコンデンサを短絡させて、それにより回路の構造を単純化することによって達成されてもよい。
さらに別の有利な実施形態において、リセット回路はさらに、所定の閾値より低い電圧が識別されると出力にリセットパルスを生成する低電圧検出器と、低電圧検出器の出力に接続されたリセットパルスフィルタをさらに備え、リセットパルスフィルタは、リセットパルスが所与の持続時間である場合に突入期間タイマのリセットを起動するように構成される。低電圧検出器とリセットパルスフィルタのアセンブリは、純粋な「切断」イベントと、ゼロ交差イベント等の単なる低電圧を区別するように動作する。従って、突入期間タイマのリセットは、電源の真の切断にのみ応答して起動される。別の有利な実施形態において、リセット回路はRCネットワークを備えている。
別の有利な実施形態において、リセット回路はフィードバックネットワークの形態の起動抑制器を組み込んでおり、起動抑制器は突入期間タイマに接続され、作動期間中のリセットパルスの発生を防止するように構成され、作動期間は、電源投入時から突入期間の満了までの期間である。突入電流保護中に、インピーダンスの両端での電位降下は、突入タイミング回路に供給される電源電圧に不利な変化をもたらす可能性があり、それが突入期間タイマの時期尚早かつ望ましくないリセットをもたらす可能性がある。フィードバックネットワークは、この望ましくないリセットを防止する。
別の有利な実施形態において、スイッチの作動は比較器の出力から派生し、比較器は、突入期間タイマのタイミングコンデンサ上の電圧を基準電圧と比較するように構成される。比較器は、基準値と入力値に基づく出力を持つが、それは、特定の実施形態において厳密なスイッチングを提供するために修正されてもよい。
別の有利な実施形態において、突入期間タイマの比較器は、スイッチが作動した後に比較器の基準値を変更するように構成される。例えば、比較器は、ヒステリシスを導入するためにフィードバックダイオードを組み込んでいてもよい。スイッチは、突入期間が終わると作動するようになっているが、比較器の値の再交差が起こって不要にスイッチを再起動する可能性があり、比較器が切り替わると、フィードバックダイオードは比較器の基準値を変更してこの再交差を防止する。
別の有利な実施形態において、デバイスはさらに、負荷に供給される電流を制御するように構成された出力スイッチと、電源に接続された出力無効化タイマを備え、出力無効化タイマは、出力無効化期間の満了後に出力スイッチを作動させるように構成され、出力無効化期間は、電流が電源から負荷に供給され得るように、電源が作動状態になると始まる期間である。出力無効化期間は、突入制限回路が作動している間は出力スイッチが非作動状であるような持続時間である。突入期間中に出力を接続状態にしておくことは、インピーダンスにより増加した電流につながり、加熱を加速させる。スイッチオンに引き続いた期間中に出力を無効化することは、この電流と、その結果としてのサーミスタ加熱を低減する。1つの有利な実施形態において、出力無効化期間は、電源の最初の投入等の、持続した非作動期間の後の電源の作動とともに開始するように構成されている。
別の有利な実施形態において、デバイスは手動操作スイッチを備え、その結果、出力制御リレー(従って出力スイッチ)が、ケーブルまたはその他の手段によってデバイスに接続された外部手動操作スイッチによっても制御され得るようにし、それによりユーザが必要に応じて手動で負荷への電力を投入または切断できるようにする。
有利な実施形態において、リセット回路は出力無効化タイマをリセットしない。突入タイマは非常に迅速にリセットするように設計されているため、出力スイッチを突入期間タイマから別個に保持することが好ましいが、それは、出力が、一時的な中断を「乗り越える」ことができるようにすることが望ましいからである。
本発明により、電源と負荷との間に供給される電流の突入電流成分を制限する方法が提供され、方法は、電源と負荷との間にインピーダンスを提供して突入電流に対する抵抗を作り出し、電流が電源から負荷に供給され得るように電源が作動状態になったことに応答して突入期間タイマを始動させ、突入期間タイマの始動に引き続いた期間である突入期間満了後、スイッチを作動させてインピーダンスから電流を逸らし、電源から負荷に電流が供給されない状態になるように電源が非作動状態になったことに応答してスイッチを非作動にして突入期間タイマをリセットすることを含む。
別の有利な実施形態において、方法はさらに、所定の閾値より低い電圧が識別されると、低電圧検出器を用いてリセットパルスを生成し、リセットパルスフィルタを用いて、最小リセットパルス持続時間より下である持続時間のリセットパルスをフィルタリングして除くことで、電源が非作動状態になったことに応答してスイッチを非作動にできるリセットパルスを特定することを含む。
別の有利な実施形態において、方法はさらに、電流が電源から負荷に供給され得るように電源が作動状態になったことに応答して、出力無効化タイマを始動して、突入期間タイマの概算持続時間にわたり負荷から電流を逸らすことを含む。一つの有利な実施形態において、例えば電源の最初の投入等の、持続した非作動期間の後に電源が作動状態になったことに応答して、出力無効化タイマが始動する。これは、負荷への電流の供給に影響する一時的なドロップアウトのみを防止する。
別の有利な実施形態において、出力無効化タイマは電源の切断に応答して能動的にリセットされない。
別の有利な実施形態において、方法はさらに、突入期間に基づいて出力無効化タイマの持続時間を設定することを含む。
本発明のその他の好適な特徴と利点は、明細書および添付の従属クレームに規定される。
本発明の実施形態を、添付の図面を参照して例として以下に説明する。
基本型突入電流保護を持つ、従来技術のデバイスを示す模式図である。 リセット可能な突入電流保護を持つ、従来技術のデバイスを示す模式図である。 本発明の突入電流保護を示す模式図である。 本発明の実施形態を、突入期間タイマとリセット回路を備えた回路図で示す図である。 本発明の有利な実施形態による付加的なダイオードコンポーネントが含まれた、図4の回路図である。 本発明の突入電流保護回路の時間依存動作を示す図である。 本発明の突入電流保護回路の別の時間依存動作を示す図である。 出力制御リレーによる負荷の切断を含む突入電流保護を提供する従来技術のデバイスを示す模式図である。 出力制御リレーおよび出力無効化タイマを含む突入電流保護を提供するデバイスである、本発明の有利な実施形態を示す模式図である。 本発明の有利な実施形態の特徴である出力無効化タイマの回路を示す図である。 構成要素間のリンクが取り除かれた状態の、図8の出力無効化タイマ回路を示す図である。 突入期間タイマ、リセット回路および出力無効化タイマを備えた、本発明の有利な実施形態の回路図である。 回路構成要素の特定の値がない状態の図9の回路図である。 本発明の有利な実施形態による付加的なダイオードコンポーネントが含まれた図9の回路図である。 回路構成要素の特定の値が提供された状態の図9Aの回路図である。
本発明の好適な実施形態を、添付の図面を参照して以下に提示する。
図1は、当業者には周知の、突入電流保護を提供する基本回路を示す。電源2が負荷3に接続されている。電源2と負荷3との間にインピーダンス5が配置され、インピーダンス5は抵抗器であってよいが、好ましくは負特性(NTC)サーミスタである。以後、NTCサーミスタに関して記述するが、別のインピーダンスが使用されてもよいことも理解されるべきである。電源2と負荷3の間へのNTCサーミスタ5の配置は、電源の最初の投入直後の期間に電流への高い抵抗をもたらし、また、定常状態動作中は低い抵抗をもたらす。電源2の切断後に、NTCサーミスタ5は、高抵抗状態まで冷却される期間中に「高温」で「低抵抗」な状態を保つ。従って、電源の切断後に、突入電流保護が制限されるか皆無である期間である、無防備期間がある。この場合、無防備期間はNTCサーミスタ5の冷却時間である。
図2は、上記に示した無防備期間を低減する、例えばオリンパス(Olympus)WM−NP2モバイル内視鏡ワークステーションで実装されるデバイスの模式図を示す。電源2が負荷3に接続されている。NTCサーミスタ5が電源2を負荷3に接続する。NTCサーミスタ5の両端にバイパススイッチ7が接続され、スイッチを閉じるとNTCサーミスタ5が短絡して、電流がNTCサーミスタ5から逸れるように構成されている。電源2は、タイミング回路9にも接続されている。電源2は、タイミング回路9に直接接続されてもよいし、または、有利には、分離変圧器(図示せず)を挿置して、または電源2を負荷3に接続する前記分離変圧器上の補助巻線によって接続されてもよい。タイミング回路9は、AC−DCコンバータ11と、突入期間タイマ23とバイパスリレー25を備え、AC−DCコンバータ11は突入期間タイマ23とバイパスリレー25に接続され、突入期間タイマはバイパスリレー25に接続される。タイミング回路9はバイパスリレー25によってバイパススイッチ7に通信可能に結合され、それにより、バイパスリレーの係合と解放はそれぞれバイパススイッチ7の閉鎖と開放をもたらす。
電源2の最初の投入前は、バイパススイッチ7は開いておりNTCサーミスタ5は高抵抗状態にある。最初の投入では、NTCサーミスタ5は電源2と負荷3の間に配置され、突入電流への抵抗を提供する。電源の最初の投入は、AC−DCコンバータ11へAC電位を供給することによってタイミング回路9を係合し、それは次に突入期間タイマ23にDC電位を提供して突入期間タイマ23を始動させる。タイミング回路の動作期間が経過した後で、突入期間タイマはバイパスリレー25を係合して、NTCサーミスタ5の両端のバイパススイッチ7を閉じる等をする。電源投入時からスイッチを閉じるときまでのタイミング回路の動作期間を「突入制限時間」と呼び、それは所定値または固定値である。バイパススイッチ7を閉じるとNTCサーミスタ5の短絡をもたらし、NTCサーミスタ5から電流を逸らす。こうして、電源は定常状態動作で電流を負荷3に供給し続けるが、NTCサーミスタ5から電流を逸らすことは、電源2の後続の投入に備えてNTCサーミスタ5が冷却することを可能にする。
しかし、バイパススイッチ7が閉じるように回路が構成された場合、NTCサーミスタ5は短絡して、もはや突入電流保護を提供するように構成されない。バイパススイッチ7は、バイパスリレー25を係合および解放することによって制御され、従って、突入電流保護は、スイッチを制御するバイパスリレー25が解放されてバイパススイッチ7が開くまで成立しない。バイパスリレー25は電源切断後にすぐには解放されなないが、それは、電源2が出力を供給することを止めても、電源切断後もAC−DCコンバータ11(例えばDC電圧を平滑化するために用いられる1つ以上のリザーバコンデンサにおける)が、AC−DCコンバータ11内に保持されている電荷により電流を供給し続けるからである。従って、突入期間タイマ23によってバイパスリレー2に供給される電位は、AC−DCコンバータ11内の電荷が減衰するにつれて減衰し、バイパスリレー25は、一定期間が経過するまではドロップアウトせず、この一定期間はリザーバコンデンサ等の電子素子のホールドアップ時間に依存する。この期間が経過する前、かつバイパスリレーが解放される前にデバイスが切断されて再び投入されると、突入電流保護は得られない。従って図2のデバイスは、バイパスリレー25のドロップアウト時間に対応する無防備な時間を依然として持つ。
図3は、本発明の好適な実施形態による、電源2によって負荷3に供給される電流の突入電流成分を制限するデバイス1の模式図を示す。デバイスは、バイパスリレー25と突入期間タイマ23が、新たな始動に備えて迅速にリセットすることを可能にする手段を提供するために実装される。突入電流保護を含むデバイス1は、負荷3に接続された電源2を備え、電源2は直接接続されてもよいが、または有利には、分離変圧器(図示せず)によって接続されてもよい。電源2と負荷3との間にインピーダンスが配置され、インピーダンスは好ましくはNTCサーミスタ5である。デバイス1はさらに、インピーダンスから電流を逸らすように構成されたバイパススイッチ7を備えている。バイパススイッチ7はNTCサーミスタ5の両端に接続され、バイパススイッチ7を閉じるとNTCサーミスタが短絡するように構成される。デバイスはさらに、バイパススイッチ7を制御するように構成されたタイミング回路10も備え、タイミング回路10は電源2に接続されている。電源2は、タイミング回路10に直接接続されてもよいし、または、有利には、分離変圧器(図示せず)によって、または電源2を負荷3に接続する前記分離変圧器上の補助巻線によって接続されてもよい。タイミング回路10は、AC−DCコンバータ11と、突入期間タイマ23と、リセット回路51とバイパスリレー25を備えている。タイミング回路10はバイパスリレー25によってバイパススイッチ7に通信可能に結合され、それにより、バイパスリレーの係合と解放はそれぞれバイパススイッチ7の閉鎖と開放をもたらす。突入期間タイマ23はAC−DCコンバータ11およびバイパスリレー25への接続によって電源2に接続される。リセット回路51は、AC−DCコンバータ11への接続、および突入期間タイマ23への接続によって電源2に接続される。リセット回路は、電源切断に応答してバイパススイッチ7を非作動状態にして突入期間タイマ23をリセットするように構成される。
別の有利な実施形態において、リセット回路51は低電圧検出器99とリセットパルスフィルタ66を備えていてもよい。低電圧検出器は、AC−DCコンバータ11への接続によって電源2に接続され、リセット回路51は、低電圧検出器99への接続によって電源2に接続される。別の有利な実施形態において、リセット回路51は、スプリアス動作に対抗するためにフィードバックネットワーク68の形態の起動抑制器を組み込んでいてもよい。フィードバックネットワーク68は突入期間タイマに接続され、突入制限期間が満了するまではリセットパルスの生成を防止するように構成される。
図3の回路において、AC−DCコンバータ11、突入期間タイマ23およびバイパスリレー25の動作は図2に関する上記の記述と同様である(すなわち、突入期間タイマ23は電源2の投入に応答して始動し、電源2の投入後の一定期間後に、突入期間タイマ23は、バイパススイッチ7を閉じるようにバイパスリレー25を作動させることによってバイパススイッチ7を閉じる)。図3のデバイスにおいて、図2のデバイスと対照的に、電源2が切断されると、リセット回路51はこの切断(切断イベント)の観測に応答して動作する。従って、バイパスリレー25をドロップアウトさせる等のリセット回路51の動作は、無防備期間をかなり低減する。このバイパスリレー25のドロップアウトは、電源の切断イベントの観測に応答して突入期間タイマ23を能動的にリセットすることによって達成される。バイパスリレー25の両端での駆動電位は、除去されて結果的にバイパスリレー25が解放され、バイパススイッチ7を非作動状態にする。これは、切断イベントが観測されず、突入期間タイマ23内の残留電荷が減衰するのを単に待機することによってバイパスリレー25とバイパススイッチ7が解放される図2の回路と対照的である。リセット回路51が低電圧検出器99とリセットパルスフィルタ66を備えている有利な実施形態において、低電圧検出器99とリセットパルスフィルタ66は、単なる低電圧(例えばゼロ電圧交差)の発生を、デバイスの電源切断に対応するものからフィルタリングするように動作する。低電圧検出器99はAC−DCコンバータ11からの入力を受け取って、印加電圧が所定閾値より降下した場合に識別する。特定の閾値より下の電位が低電圧検出器99によって観測されると、リセット回路51は低電圧検出器99の出力でリセットパルスを生成する。低電圧検出器99の出力はリセットパルスフィルタ66に供給される。電圧が一定期間の間この閾値の下に留まった場合、リセットパルスは、リセットパルスフィルタ66の出力に突入期間タイマ23のリセットさせることによって、上記のように、リセット回路がスイッチを非作動にして突入期間タイマをリセットするのに十分な持続時間であることになる。電圧が前記期間の間この閾値より下に留まらない場合、リセット回路51はバイパスリレー25を解放するために突入期間タイマ23をリセットしない。この期間は好ましくは、バイパスリレー25および突入期間タイマ23のリセット時間を極減するために十分短いが、スイッチオフイベントを誤って識別するほど短すぎることはない。より有利には、突入期間タイマ23へのリセット信号経路は、以下の別の実施形態で記述するように、突入保護期間の終わりまで電源からの再起動パルスを抑制するために、リセット回路51に結合されたフィードバックネットワーク68をも備えていてもよい。
図4は、本発明の好適な実施形態による、図3に規定されたタイミング回路10の回路図である。タイミング回路10はAC−DCコンバータ11を備えている。AC−DCコンバータ11の入力には、電源2に接続された変圧器130の補助巻線15による交流電流(AC)が提供される。この実施形態において、補助巻線15のAC電圧は12Vであるが、交流電位は電源および巻線の適切な選択により供給され得る。補助巻線によって供給されるACの入力からAC−DCコンバータ11による直流電流(DC)が出力される。AC−DCコンバータ11はブリッジ整流器13を備え、補助巻線15からの正の入力と負の入力がそれぞれ整流器13の正の入力と負の入力に接続される。AC−DCコンバータ11はリザーバ/平滑化コンデンサ17も備え、リザーバコンデンサ17のアノードとカソードが、ブリッジ整流器13の正の出力と負の出力にそれぞれ接続されて、AC−DCコンバータ11の出力での駆動電位を安定化するように構成されている。リザーバコンデンサ17のアノードでの電位が平滑化電位となり、ブリッジ整流器の出力での電位が整流済みの非平滑化電位となるように、リザーバコンデンサ17のアノードと、ブリッジ整流器13の正の出力の間に、ショットキー(Schottky)ダイオード70が配置される。ブリッジ整流器13の正の出力での非平滑化整流電位はモニタリング出力103に供給され、リザーバコンデンサ17のアノードでの平滑化電位はAC−DCコンバータ11の正の出力101に供給される。ブリッジ整流器13の負の出力での出力に対応するリザーバコンデンサ17のカソードでの出力は、AC−DCコンバータの負の出力102に供給され、それはゼロボルトに設定される。
正のレール24とゼロ電圧レール22は、それぞれAC−DCコンバータ11の正の出力と負の出力に接続される。固定電位レール20が正のレールに接続される。ツェナー(Zener)ダイオード19がゼロ電圧レール22上のノード104を固定電位レール20上のノード105に接続する。ツェナーダイオード19は、ゼロ電圧レール22と固定電位レール20の間の電位差を固定するために逆バイアスに配置される。この例において固定電位差の例の値は10Vとして与えられているが、ツェナーダイオード19の適切な選択により、任意の電位差が固定されてもよい。ツェナーダイオード19への損傷を軽減するために、ブリーダ抵抗器31が固定電位レール20上にAC−DCコンバータ出力101とノード105の間に配置される。
タイミング回路10は、AC−DCコンバータ11と、固定電位レール20とゼロ電圧レール22とに接続された突入期間タイマ23と、バイパスリレー25と、固定電位レール20とゼロ電圧レール22とモニタリング出力103に接続されたリセット回路51を備えている。リセット回路51はさらに、固定電位レール20とゼロ電圧レール22とモニタリング出力103に接続された低電圧検出器99を備えている。リセット回路51は、低電圧検出器99によってモニタリング出力103に接続される。正のレール24と突入期間タイマ23の間にバイパスリレー25が接続される。バイパスリレーは、バイパスリレー25の両端に特定の駆動電位が印加されるとバイパススイッチ7に信号を伝送するように構成される。バイパスリレーの両端にダイオード27が接続され、リレーの逆起電力を抑止するために逆バイアスで実装され、ツェナーダイオード107が、バイパスリレー25の電機子の再生制動を防止するために順バイアスに配置される。
突入期間タイマ23は、タイミングコンデンサ29と抵抗器37を備え、タイミングコンデンサ29と抵抗器37は直列に配置されて固定電位レール20をゼロ電圧レール22に接続し、タイミングコンデンサ29のカソードがゼロ電圧レール22に接続されるようにしている。タイミングコンデンサ29と抵抗器37との間にノード38が配置され、ノード38は比較器31の正の(基準)端子に接続され、比較器がノード38での電位を参照するように構成される。突入期間タイマ23はさらに抵抗器35と抵抗器33を備え、抵抗器35と抵抗器33は直列に配置されて固定電位レール20をゼロ電圧レール22に接続し、抵抗器33がゼロ電圧レール22に直接接続されるようにしている。抵抗器35と抵抗器33との間にノード40が配置され、ノード40は比較器31の負の(基準)端子に接続され、比較器がノード40での電位を参照するように構成される。比較器31は、固定電位レール20およびゼロ電圧レール22からも自らの動力を引き出す。突入期間タイマ23はさらに、フィルタコンデンサのカソードがゼロ電圧レール22に接続されるように、固定電位レール20をゼロ電圧レール22に接続するために直列に配置された抵抗器41とフィルタコンデンサ39を備えている。抵抗器41とコンデンサ39との間にノード48が配置される。ノード48は、比較器31の論理出力と、NPNバイポーラトランジスタ43のベースに接続される(しかし、例えばNチャンネルMOSFET等の別のトランジスタが適宜用いられてもよいことを理解すべきである)。トランジスタ43のエミッタはゼロ電圧レール22に接続される。突入期間タイマ23とバイパスリレー25との間の接続は、トランジスタ43のコレクタへのバイパスリレー25の接続による。有利な実施形態において、抵抗器44は、トランジスタ43のコレクタをノード40に接続して、比較器31にヒステリシスを付加し、迅速で明白なスイッチングを可能にする。代替的および有益には、抵抗器44をダイオードで置き換えて、より明白な非対称のヒステリシスをもたらしてもよい。
リセット回路51の低電圧検出器99は、モニタリング出力103に接続されたノード72を備える。ノード72はさらに、抵抗器55によってゼロ電圧レール22に接続され、また、抵抗器53によってNPNバイポーラトランジスタ57のベースに接続される。抵抗器59はトランジスタ57のコレクタを固定電位レール20に接続する。トランジスタ57のエミッタはゼロ電圧レール22に接続される。抵抗器59とトランジスタ57とのエミッタの間にノード74が配置される。抵抗器63とコンデンサ61が直列に配置され、ノード74をゼロ電圧レール22に接続し、コンデンサ61のカソードがゼロ電圧レール22に接続されるようにする。抵抗器63とコンデンサ61との間にノード76が配置される。ノード76はトランジスタ65のベースに接続される。トランジスタ65のエミッタはゼロ電圧レール22に接続され、トランジスタ65のコレクタは突入期間タイマ23のノード38に接続される。この実施形態において、抵抗器63、コンデンサ61およびトランジスタ65はリセットパルスフィルタ66の構成要素である。リセットトランジスタ65およびトランジスタ57は、好ましくはバイポーラトランジスタであるが、それは、それらが0Vレール付近に緩やかに電圧を上昇させることによるスイッチング(投入するには少なくとも2Vを必要とすることがあるFETと違って)を可能にするからである。任意選択的に、リセットパルスフィルタ66は抵抗器63に並列に接続されたダイオード67を備え、ダイオード67のアノードは、ノード76と、ノード74に接続されたダイオード67のカソードに接続されている。この有利な実施形態は図4Aに示される。
使用時、図4の回路は、スイッチオンイベントとスイッチオフイベントの両方に応答して、電源2の最初の投入ならびに電源2の後続の投入イベント両方の後の突入電流保護を提供するように動作可能である。補助巻線15はAC−DCコンバータ11にAC電圧を供給し、それは図5.1に示すようなDC電圧出力を供給する。最初のスイッチオンイベント507以前は、AC−DCコンバータ11によって電圧も電流も供給されない。電源がスイッチオンされると、ブリッジ整流器13は整流全波出力502を供給する。リザーバコンデンサ17は全波整流出力502の最大電圧まで充電する。全波整流出力が最大値より下に降下すると、リザーバコンデンサ17はリザーバコンデンサ17のキャパシタンスとタイミング回路10の総抵抗によって決まる時定数で放電する。リザーバコンデンサ17の電荷の減衰率は、平滑化整流電圧出力から生じる「リップル電圧」を低減するために実用的な限りであることが好ましい。ショットキーダイオード70は、電流が逆バイアス方向へ流れることを防止して、全波整流ブリッジ整流器の出力が保存されてモニタリング出力103に提供され得るようにする。リザーバコンデンサ17での平滑化整流出力はAC−DCコンバータの正の出力101に供給される。AC−DCコンバータ11はスイッチオフイベント508までデバイスの定常状態動作によって回路10にDC出力を供給し続ける。このスイッチオフイベント508に引き続いて、ブリッジ整流器の出力はゼロに降下し、後続スイッチオンイベント509までゼロの状態を保ち、スイッチオンイベント509の時点で、ブリッジ整流器13は全波整流電位の供給を再開する。正の出力101での電位501は即座にゼロに降下しないが、リザーバコンデンサ内の電荷が減衰するにつれて減衰する。この出力は、投入イベント509後に全波整流供給が再開したときに最大値まで再充電する。固定電位レール20とゼロ電圧レール22との間に接続されたツェナーダイオード19の効果は、固定電位レール20の電位511を特定の固定値(例えば10V)に維持することである。
ここで図5.2を参照して突入期間タイマ23の動作を概説する。スイッチオンイベント507の直後は、タイミングコンデンサ29はゼロチャージを持ち、電位503すなわちノード38の電位はゼロになる。タイミングコンデンサは、タイミングコンデンサ29のキャパシタンスと抵抗器37の抵抗から算出された、時定数から導出した速度で充電し始める。電位503はタイミングコンデンサが充電するにつれ増加し始める。電位503が、ノード40の電位によって与えられる比較器基準値Vに達すると、比較器31の出力504はゼロ電圧出力から、固定電位レール20の電位および比較器31のパラメータから導出した正の値に切り替わる。比較器31の出力504が正の値に切り替わると、トランジスタ43のベースとコレクタの間の電位差が変化して、トランジスタを係合し、トランジスタ43のコレクタとエミッタの間での電流の流れを可能にさせる。するとこれがバイパスリレー25の両端での駆動電位を提供してバイパスリレー25を係合し、結果的にバイパススイッチ7を閉じる。
フィルタコンデンサ39と抵抗器41は、トランジスタ43が、定常動作条件で印加されることがある遷移ノイズスパイクに反応する可能性を回避するために、トランジスタ43の動作に非常に短い遅延を導入する。
オンイベント507とバイパススイッチ7の閉鎖との間の時間は、突入電流保護が提供される期間であり、「突入期間」と呼ばれる。突入期間が、電源2のスイッチオンイベント毎に続くことが望ましい。バイパススイッチ7の閉鎖に続いて、タイミングコンデンサ29上の電荷は増加し続け、タイミングコンデンサの両端での電位差が固定電位レール20での電位に達し、デバイスの定常状態動作中はこのレベルに保持される。スイッチオフイベント508後に、タイミングコンデンサ29の電荷は、リザーバコンデンサ17が減衰するにつれ減衰し、比較器31の正の入力での電位503を減少させる。比較器出力31は、電位503がVより下になるとゼロ電圧出力にスイッチバックし、従ってバイパスリレー25を解放して、バイパススイッチ7を、後続スイッチオンイベント509に備えて非作動状態にする。
以下に概説するリセット回路51の動作がなければ、この非作動状態は、上記のリザーバコンデンサ17のホールドアップ時間に依存する。リセット回路51の動作があれば、タイミングコンデンサ29は急速に放電して、反応時間512後にバイパスリレー25を解放する。抵抗器44の代わりにダイオードが接続されている有利な実施形態において、このダイオードは、電流が、抵抗器35と、トランジスタ43のコレクタ−エミッタによって、固定電位レールから負の電位レールの方向に流れることを可能にする。これはノード40での電位、従って、比較器の負の入力での電位を減少させる(例えば5Vから0.5Vに)。これは、比較器の負の入力値(基準値)を、比較器の正の入力が前記負の入力値に交差した後に減少させて、比較器の正の入力が基準値を再交差することによる二重起動を防止する。
図5.3は、リセット回路51の動作の詳細を示す。リセット回路51はリセットトランジスタ65を備え、リセットトランジスタ65は、作動すると、突入期間タイマ23のタイミングコンデンサ29を短絡させて、バイパスリレー25を解放してバイパススイッチ7を非作動にする。突入タイミングコンデンサ29と抵抗器37の構成は、単にリセットトランジスタ65をタイミングコンデンサ29の両端に接続するのみで短絡を生じさせることを可能にし、従ってリセット回路51の構築と動作を単純化する。リセット回路51は、オフイベント508を検出するとリセットトランジスタ65をオンにするように構成され、オフイベント508の観測に引き続いて、バイパスリレー25と突入期間タイマ23の、実用的に最速のリセットを達成することが望ましい。そのようなイベントを識別するために、リセットトランジスタ65は低電圧検出器99によって制御され、低電圧検出器99は、モニタリング出力103に接続されて、全波整流供給の出力502を参照し、また、ブリッジ整流器13の出力における中断に感応するように構成される。トランジスタ57のベースでの電位は、全波整流供給によって変わり、トランジスタ57のベースとエミッタとの間の電位差を、ブリッジ整流器13の出力に伴って変えるようにしている。この出力が公称値を超え、例えば0.6Vである場合、トランジスタ57はオンにされて、コレクタとエミッタとの間の電流の流れを可能にする、つまり、ノード74での電位505aがゼロ電圧レール22の電位に設定される。電位が0.6V未満に降下すると、トランジスタ57はオフになって、自らのコレクタとエミッタとの間の電流の流れを停止する。すると電流は正のレール20からノード74を介して、抵抗器63とコンデンサ61によって形成されるリセットパルスフィルタ66ネットワーク経由で流れることができる。こうしてノード74での電位505aは、トランジスタ57がオフになった場合に有限値を持つこととなり、それは、ブリッジ整流器13の出力がゼロボルトになった場合、例えば、電源がターンオフイベント508で切断された場合に起こる。しかしブリッジ整流器13の出力も、図5.1に示すように「ゼロ交差」イベントでの定常状態動作中に0.6Vの公称値より下に降下し、それは全波整流電圧出力の特徴である。以下に記述するようにリセットパルスフィルタ66を実装することにより、リセット回路51は、オフイベントによって生じた電圧降下と、ゼロ−電圧交差によって生じた電圧降下を区別できる。
電位502が公称値より下である期間中、電流はフィルタ抵抗器63を通って流れ、フィルタコンデンサ61を充電し始める。フィルタコンデンサ61の両端での電位506は、フィルタコンデンサ61のキャパシタンスと抵抗器63の抵抗に依存する時定数で増加し始める。フィルタコンデンサ61の両端での電位の公称値が例えば0.6Vに達すると、リセットトランジスタ65は作動してタイミングコンデンサ29を短絡させる。リセットトランジスタ65は、フィルタコンデンサ61内に十分な電荷が達成されるまでは作動せず、従って、リセットパルスが十分な持続時間、つまりフィルタコンデンサ61を充電するために必要な持続時間でない限り、リセットトランジスタ65は作動せず、タイミングコンデンサ29を短絡させない。従って、全波整流電圧がほんの短期間のみ公称値を下回った場合は、リセットトランジスタ65は作動しない。結果として、タイミングコンデンサ29の放電は、ゼロ交差イベント等の無害なイベントによって起動されることを防止される。リセットパルスフィルタ66が、抵抗器63と並列に接続されたダイオード67を備えている最適な実施形態において、フィルタコンデンサ61は、全波整流電圧が再び公称値より下に降下する前にフィルタコンデンサ61が完全に放電することを確実にするために、トランジスタのスイッチオンに引き続いて迅速に放電できる。特に、全波整流電圧が公称値より下である期間後にトランジスタ57が再びオンになって、フィルタコンデンサ61が充電し始めた場合に、ノード74での電圧はゼロに降下し、フィルタコンデンサ61はフィルタ抵抗器63の代わりにダイオード67を通して急速に放電する。
しかし、整流された供給が非活性状態になった場合、電位505aは連続した有限値レベル505bになる。するとフィルタコンデンサ61はリセットトランジスタ65を作動させるためのレベルまで充電し続ける。リセットトランジスタ65の作動は、タイミングコンデンサ29を急速に放電させる。こうして、反応時間512の後で、回路は、第2のスイッチオンイベント509のための突入電流保護を提供する状態になる。この実施形態におけるリセットパルスフィルタ66の構成は、オフイベント後の反応時間512が可能な限り短時間ではあるが、突入期間タイマのリセットにより起動するゼロ−電圧交差を防止するために十分な長さとなるように実行されようになっている。図5.2に示されるように、ノード38での電位510は、突入期間タイマ23のタイミングコンデンサ29上の電圧であり、リセット回路51の作用がない場合の回路の無防備性を実証する。電位510は、リザーバコンデンサに伴って突入期間タイマ29の電荷が減衰するにつれ減少するが、スイッチオンイベント509前にバイパスリレー25を非作動にするレベルまでは減少しない。こうしてバイパススイッチ7は一貫して作動状態を保ち、スイッチオンイベントに引き続いた突入保護はない。
図5に、スイッチオンイベントとスイッチオフイベントがゼロ交差イベントと同時であるものとして示されているが、そのような同時性はタイミング回路10の動作の必然の結果ではないことは容易に理解されるであろう。スイッチオンイベントとスイッチオフイベントは、図5Aの図5A.1、図5A.2、図5A.3に示すように電源2の電圧入力とは独立して発生することができ、図5A.1、図5A.2、図5A.3は、それ以外はそれぞれ図5.1、図5.2、図5.3に関する上記の記述と同様である。図5Aはさらに、スイッチオフイベント508後の電位505bの挙動を明示する。スイッチオフイベント508後に、タイミング回路10上の電圧はリザーバコンデンサ17の両端での電圧の減衰を追尾する。電位505bは、レール20とレール22との間の電位が、ツェナーダイオード19によって規定される値より下に降下するまで一定値を保ち、その後、電位505bは放電リザーバコンデンサ17を追尾する。これは、図5A.3に、スイッチオンイベント509に先立つ電位505bの減少によって示される。
安全上の理由から、オリンパス(Olympus)WM−NP2モバイル内視鏡ワークステーション等で実装される電子デバイスが、分離変圧器によって電源に接続された負荷を持つことが好ましい。そのような設置が図6に示される。電源2は分離変圧器130によって負荷3に接続される。分離変圧器はコア131と1つ以上の巻線を備え、各巻線が変圧器への接続を提供している。分離変圧器130は巻線704によって電源2に、巻線701によって負荷3に、補助巻線15によってタイミング回路9に接続される。これは、負荷が、主電源の保護アースシステムから「デリファレンス(de-referenced)」されることを可能にし、それは、医療用途にシステムを構成する際に有益であり得る。
デバイスの入力回路への突入電流を制限するためにNTCサーミスタ5を使用する結果として、負荷3に流れるいずれの電流も電源2によって提供されなければならず、従ってNTCサーミスタ5をも流れなければならず、よってNTCサーミスタ5を加熱させることになる。NTCサーミスタ5の加速した加熱は、システムの抵抗を降下させ、任意の後続のオン−オフイベントから生じる突入電流に対抗するその有効さを減少させるため、システムにとって潜在的な問題である。従って、負荷3を電源2から断絶して(または負荷から電流を逸らして)、突入期間の終わりまで電源2からの負荷3の切断を維持することが有益であり、突入期間の終わりに負荷3は定常状態のデバイス動作のために再接続されてもよい。
デバイスのそのような動作は、図6で示されるような従来技術で配設され、それは、図2に関して上記に詳述した、提供される突入電流保護に対して相補的な方式である。タイミング回路9はさらに、出力制御リレー702を備え、出力制御リレー702は、負荷3を電源2から切断するように配置されたスイッチ703に通信可能に連結されている。出力制御リレー702は、AC−DCコンバータ11と突入期間タイマ23に接続されている。電源2のスイッチオンイベントに先立って、スイッチ703が断絶される。従って、スイッチオンイベント発生直後に電流は負荷3に供給されない。突入期間タイマ23はスイッチオンイベントの観測によって作動する。突入期間経過後に、突入期間タイマはバイパスリレー25と出力制御リレー702の両方を作動させるように動作する。バイパススイッチ7とスイッチ703が作動し、電流が分離変圧器130によって電源2から負荷3に供給される。従って、突入期間の全持続時間にわたりNTCサーミスタ5は入力電流の反映された負荷電流成分を伝播する必要がなく、その自己加熱を極減する。
突入期間タイマ23によって起動する出力制御リレー702の構成は、新たな突入期間サイクルが起動する度に出力を切断することになる。突入期間タイマ23とバイパスリレー25のリセット時間が長く、引き続いた主電源の断絶と再接続がバイパスリレーをドロップアウトさせない従来技術の場合、出力は一貫して接続された状態を保つ。本発明の実施形態は、ほんの一時的であった場合でも、電源2のスイッチオフにおけるバイパスリレー25の急速なドロップアウトと突入期間タイマ23のリセットを提供する。突入期間タイマ23によって起動する出力制御リレー702を実装することによって、出力ドロップアウトが不必要に長引き、降下がほんの数ミリ秒の長さであったとしても外部機器のリセットを確実にするというという望ましくない結果が生じることになる。一時的なドロップアウトが新たな突入サイクルを始動するが、出力制御リレー702は一時的なドロップアウトの間中作動状態を保つことを確実にするように、タイミング回路10が実装されることが好ましい。これは、負荷が不必要に切断しないように保護し、外部機器が影響を受けずに継続する最大の見込みを提供する。従って、デバイスが最初に電源投入されると、出力は切断されて、最初の突入期間中にNTCサーミスタ5を通る突入電流を制限するが、後続の一時的な切断では負荷3は接続状態を保つ。
図7は、本発明の、図3に関して上記に詳述した突入電流保護を持つデバイスの実施形態の詳細を示す。電源2は分離変圧器130によって負荷3に接続され、分離変圧器は、電源2に接続された巻線704と負荷3に接続された巻線701を備えている。補助巻線15はタイミング回路10のAC−DCコンバータ11にAC電圧を供給する。AC−DCコンバータ11、突入期間タイマ23、バイパスリレー25およびリセット回路51の機構に加えて、タイミング回路10はさらに、AC−DCコンバータ11に接続された出力制御リレー702と、出力制御リレー702およびAC−DCコンバータ11に接続された出力無効化タイマ705を備えている。
AC−DCコンバータ11、リセット回路51、突入期間タイマ23およびバイパスリレー25は、図3に関して上記に詳述したように動作する。出力制御リレー702は、電源2から負荷3を切断して、NTCサーミスタ5を通る電流の流れを制限するように構成される。しかし、図6に関して上記に詳述したように出力制御リレー702を突入期間タイマ23で起動させるのではなく、出力制御リレー702は代わりに突入期間タイマ23とは別個の出力無効化タイマ705によって起動される。出力無効化タイマ705は、電源2のスイッチオンイベントによって係合するように構成され、出力無効化タイマ705の動作期間(出力無効化期間と呼ばれる)の後で、出力無効化タイマは出力制御リレー702を起動して負荷3を電源2に接続する。出力無効化期間は突入期間より短くても、長くても、または同じ長さであってもよい。上述の実施形態と同様に、スイッチオフイベント後に、リセット回路51は突入期間タイマ23をリセットし、バイパスリレー25を新たな突入イベントに備えて解放するように動作する。このリセットは、AC−DCコンバータ11に電荷が残っていても発生する。この有利な実施形態において、デバイスは、低電圧検出器99によって生成されたリセットパルスが、出力無効化タイマ705のリセットを起動せず、結果としてリセット回路51が出力無効化タイマ705をリセットしないように構成される。代わりに、AC−DCコンバータからの減衰電荷からの電流は出力無効化タイマ705に供給され続ける。こうして出力無効化タイマ705および出力制御リレー702は、スイッチオフイベントに後続した期間にわたり作動状態を保ち、一時的な中断の間に負荷3が電源2に接続された状態を保つことを可能にする。従って、出力無効化タイマ705は電源2がオフになったことによって能動的にリセットされない。このため、AC−DCコンバータ11の減衰時間は好ましくは、外部機器が電源の一時的な中断を「乗り越える」ようにするために実現可能な限り長いが、接続された機器の電源のホールドアップ時間を超過する必要はなく、それは、それらが、本実施形態で記述されるデバイスと同じ主電源を共有するため、それらも電力不足により最終的にドロップアウトするからである。
さらに、別の有利な実施形態において、出力制御リレー702は、ケーブル785およびコネクタ786によってデバイスに接続された外部手動操作スイッチ784によっても制御されてもよく、それによりユーザが必要に応じて負荷3への電源を手動で入れたり切ったりできるようにする。
図8は、図7に示したタイミング回路10の出力リセットタイマ705の回路図を示す。当業者ならば、出力無効化タイマ705の構造と動作は突入期間タイマ23の動作と同様であることを理解するであろう。タイミングコンデンサ801は電源のスイッチオンイベントに引き続いて充電し、それは比較器802によって出力制御リレー702を係合するために参照される。図4の突入期間タイマ23と図8の出力無効化タイマ705の間の重要な区別は、リセット回路51がタイミングコンデンサ801を放電するように構成されていないということである。ダイオード807はタイミングコンデンサの直列抵抗器808の両端に接続され、その結果、タイミングコンデンサ801の放電がリザーバコンデンサ17を追尾し、結果として比較器802の出力を切り替え、リレーを離脱させる。一つの有利な実施形態において、ヒステリシス抵抗器804が出力MOSFETトランジスタ806のドレインと比較器802の負の基準端子との間に接続され、突入期間タイマ23と比べて比較器801の負の基準端子でのより高い閾値電圧をもたらしている。従って、出力無効化タイマの公称持続時間は突入期間タイマ23よりも若干長くなるはずである。図8はMOSFETトランジスタを示しているが、トランジスタはNPNバイポーラトランジスタであってもよいことを理解すべきである.この代替的実施形態において、ヒステリシス抵抗器804は出力トランジスタ806のコレクタと比較器802の負の基準端子の間に接続される。
図8は、ダイオード807のカソードとダイオード809のカソードとの間の接続を示すが、これは回路の動作に必須ではないことを理解すべきである。図8Aは、ダイオード807とダイオード809のカソードとの間の接続がない代替的回路を示す。
電源の中断による不必要な負荷3の断絶を回避するために、リザーバコンデンサのホールドアップ時間を最大化することが望ましく、それは、タイミング回路10における電流消費を極減することによって補助される。バイポーラトランジスタは、それらの低い起動電圧故にリセット回路51での使用が好ましいが、バイポーラトランジスタは飽和するためにかなりのベース電流を必要とするため、MOSFETよりも非効率的である。好ましくは、バイパスリレー25と出力制御リレー702を動作させるためにMOSFETが用いられる。
分離変圧器130の出力701に重い負荷3が取り付けられた場合、負荷3は、NTCサーミスタ5における電圧降下により主電源電圧の著しい低減を経験する。これは次に突入回路に影響を与え得るが、それは、負荷3が12V補助電源から給電されており、12V補助電源も著しく降下して一時的に歪む可能性があるためである。最初のスイッチオンイベントに引き続いて負荷3が断絶されるため、この最初のスイッチオンイベントの後はこれは問題にはならない。しかし、一時的なディップが一度稼動すると、それはリセット回路51の起動に引き続いて新たな突入サイクルを引き起こすため、DC電源が下がり、突入期間タイマの比較器31入力がクロスバックオーバーするにつれ、新たな突入サイクルの二重起動をもたらす可能性がある。
そのような二重起動イベントを防止するためにタイミング回路10への変更がなされてもよい。図9に、突入期間タイマ23とリセット回路51と出力無効化タイマ705を備えたタイミング回路10の一つの実施形態が示されている。さらに、リセット回路51はフィードバックネットワーク68とダイオード904を備えていてもよく、ダイオード904は図4の突入ヒステリシス抵抗器44を置き換えている。フィードバックネットワーク68はノード74とゼロ電圧レール22に接続され、また、ノード48への接続によって突入期間タイマに接続されている。フィードバックネットワーク68は、ダイオード902とダイオード903を備え、ダイオード902とダイオード903は直列に配置されてノード74をノード48に接続し、また、ノード74とノード48の間に電流が流れることを可能にする。ダイオード902とダイオード903との間にノード906が配置される。減衰コンデンサ901はノード906をゼロ電圧レール22に接続する。
フィードバックネットワーク68は、突入期間タイマ23の比較器31からのフィードバックをリセットパルスフィルタ66に供給するように動作して、低電圧検出器99の出力でのリセット起動パルスの抑制器として動作する。比較器31の出力がゼロ電圧である場合(それは各突入期間中に発生し、バイパスリレーが解放されバイパススイッチ7が開いている時間に対応する)、電流はノード74とゼロ電位レールとの間に流れ得る。従ってリセットパルスフィルタのコンデンサ61の電位もゼロとなり、コンデンサ61はリセットトランジスタ65をオンにするために充電することができない。フィードバックネットワーク68によって提供されるフィードバックは、リセットトランジスタ65が、リセットパルスの抑制により突入期間中(すなわち、バイパススイッチ7が開いている期間)に動作できないようなものである。この特徴は、比較器出力がゼロであるときとスイッチが閉じるときの間の期間中に、リセットパルスがリセットトランジスタ65に影響することを抑止するために実行され、従って、新たな突入期間の再起動を防止する。バイポーラトランジスタは依然としてリセット回路51に好ましいが、高電圧タイプである必要はなく、実際、任意の小信号NPNタイプ、例えば、BC847Bトランジスタで十分である。
図9は、特定の成分値が提供されたタイミング回路10を示すが、これらの値は単に例示であることを理解すべきである。図9Aに、一般化したタイミング回路10が示されている。図9Bおよび9Cは、それぞれ図9および9Aのタイミング回路10を、図4Aに関して上記に記述した如くリセットパルスフィルタ66がダイオードを備えている有利な実施形態で示す。
図9は、ダイオード807のカソードと、ダイオード809のカソードとの間に接続が提供されていないタイミング回路10を、図8Aに示す出力無効化タイマ705の実施形態に従って示す。図9Aおよび9Bは、それぞれダイオード807のカソードと、ダイオード809のカソードとの間の接続を含むタイミング回路10を、図8に示す出力無効化タイマ705の実施形態により示す。
本発明の実施形態はデバイスの信頼性を高めるために電子デバイスの突入電流保護を有益に提供する。そのような要求を考慮した場合、section 6.2.7 of EN 60601-1-2,“Medical electrical equipment - Collateral standard: Electromagnetic compatibility”を考慮すると有益である。ユニットが1kVAを上回る定格出力を有している場合、ユニットは「安全状態を保ち、部品故障を蒙らず、オペレータの介入がある予備試験状態に回復可能である」という、定められた試験要件を満たすこととなる。ユニット内の遮断ブレーカーは試験に間違いなく許容されるであろうが、実際はそれはユーザにとっては煩わしく、可能な限り避けるべきである。従って本発明の実施形態は、主電源保護を不要にかつ望ましくなく遮断せずに規制基準の遵守を支援できる。
突入期間タイマがリザーバコンデンサ内の電荷の追尾によってリセットが可能にされた場合、タイミングコンデンサが完全放電する前に電源が再接続されれば、完全突入期間はもたらされない可能性がある。オフイベントが検出されたときに、オフイベントの検出と同時にタイミングコンデンサを放電することによって突入期間タイマを能動的にリセットすることで、突入期間タイマは各後続オンイベントに関して完全突入期間を提供するように構成される。従って、さもなければ変圧器130のコアを深く飽和させ、スイッチオン後に大きな突入電流をもたらす消えた半サイクル(図5.1のオンイベント508とオフイベント509を分離するような半サイクル)は、突入電流保護の完全期間が提供されることでうまく処理される。
上記に詳述した実施形態は例示に過ぎず、本発明を実現するために別の手段が講じられてもよいことを理解すべきである。保護の範囲は、以下の特許請求の範囲を読むことにより理解されることを意図する。
2 電源、3 負荷、5 インピーダンス、9 タイミング回路、11 AC−DCコンバータ、23 突入期間タイマ、25 バイパスリレー、51 リセット回路、66 リセットパルスフィルタ、99 低電圧検出器、702 出力リレー、705 出力無効化タイマ。

Claims (15)

  1. 電源によって負荷に供給される電流の突入電流成分を制限するデバイスであって、
    前記電源と前記負荷との間に配置されたインピーダンスと、
    前記インピーダンスから電流を逸らすように構成されたスイッチと、
    前記電源に接続され、突入期間満了後に前記スイッチを作動させるように構成された突入期間タイマを備え、突入期間は、電流が前記電源から前記負荷に供給され得るように前記電源が作動状態になると始まる期間であり、
    さらに、前記電源と前記突入期間タイマとに接続されたリセット回路を備え、前記リセット回路は、電流が前記電源から前記負荷に供給され得ないように前記電源が非作動状態になったことに応答して、前記スイッチを非作動にし前記突入期間タイマをリセットするように構成されることを特徴とするデバイス。
  2. 請求項1に記載のデバイスであって、
    前記リセット回路がさらに、
    所定の閾値より低い電圧が識別されると、出力にリセットパルスを生成する低電圧検出器と、
    前記低電圧検出器の出力に接続されたリセットパルスフィルタを備え、前記リセットパルスフィルタは、リセットパルスが所与の持続時間である場合に前記突入期間タイマのリセットを起動するように構成されていることを特徴とするデバイス。
  3. 請求項1および2のいずれか一項に記載のデバイスであって、
    前記リセット回路はRCネットワークを備えていることを特徴とするデバイス。
  4. 請求項1−3のいずれか一項に記載の突入電流を制限するデバイスであって、
    前記リセット回路は前記突入期間タイマをリセットすることによってスイッチを非作動にするように構成されることを特徴とするデバイス。
  5. 請求項2に記載の突入電流を制限するデバイスであって、
    前記リセット回路はさらに起動抑制器を備え、前記起動抑制器は前記突入期間タイマに接続され、突入期間の満了までリセットパルスの発生を防止するように構成されることを特徴とするデバイス。
  6. 請求項1−5のいずれか一項に記載の突入電流を制限するデバイスであって、
    前記スイッチの作動は比較器の出力から派生し、前記比較器は、前記突入期間タイマの出力に対して基準値を比較するように構成されることを特徴とするデバイス。
  7. 請求項6に記載の突入電流を制限するデバイスであって、
    前記突入期間タイマは、前記スイッチが作動した後に前記比較器の基準値を変更するように構成されることを特徴とするデバイス。
  8. 請求項1−7のいずれか一項に記載の突入電流を制限するデバイスであって、
    前記デバイスがさらに、
    前記負荷に供給される電流を制御するように構成された出力スイッチと、
    前記電源に接続された出力無効化タイマを備え、前記出力無効化タイマは、出力無効化期間の満了後に前記出力スイッチを作動させるように構成され、出力無効化期間は、電流が前記電源から前記負荷に供給され得るように前記電源が作動状態になると始まる期間であることを特徴とするデバイス。
  9. 請求項8に記載のデバイスであって、
    前記出力無効化タイマは前記リセット回路によってリセットされないことを特徴とするデバイス。
  10. 請求項8または9に記載のデバイスであって、
    前記デバイスは手動操作スイッチを備え、その結果、前記出力スイッチが手動で作動または非作動状態にされ得ることを特徴とするデバイス。
  11. 電源によって負荷に供給される電流の突入電流成分を制限する方法であって、
    前記電源と前記負荷との間にインピーダンスを提供して突入電流に対する抵抗を作り出し、
    電流が前記電源から前記負荷に供給され得るように前記電源が作動状態になったことに応答して突入期間タイマを始動させ、
    前記突入期間タイマの始動に引き続いた期間である突入期間の満了後、スイッチを作動させて前記インピーダンスから電流を逸らし、
    前記電源から前記負荷に電流が供給され得ないように前記電源が非作動状態になったことに応答して、前記スイッチを非作動にして前記突入期間タイマをリセットする、
    ことを含むことを特徴とする方法。
  12. 請求項11に記載の突入電流を制限する方法であって、
    所定の閾値より低い電圧が識別された場合に、低電圧検出器を用いてリセットパルスを生成し、
    リセットパルスフィルタを用いて、最小リセットパルス持続時間より下である持続時間のリセットパルスをフィルタリングして除くことで、前記電源が非作動状態になったことに応答して前記スイッチを非作動にできるリセットパルスを特定する、
    ことをさらに含むことを特徴とする方法。
  13. 請求項11−12のいずれか一項に記載の、突入電流を制限する方法であって、
    前記方法はさらに電流が前記負荷に供給され得るように前記電源が作動状態になったことに応答して、出力無効化タイマを始動して、前記突入期間タイマの概算持続時間にわたり前記負荷から電流を逸らすことをさらに含むことを特徴とする方法。
  14. 請求項13に記載の突入電流を制限する方法であって、
    前記出力無効化タイマは、前記電源の切断に応答して能動的にリセットされないことを特徴とする方法。
  15. 請求項13または14に記載の、突入電流を制限する方法であって、
    前記方法はさらに、突入期間に基づいて前記出力無効化タイマの持続時間を設定することを含むことを特徴とする方法。
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