JP2018057136A - 突入電流制限装置および方法 - Google Patents
突入電流制限装置および方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018057136A JP2018057136A JP2016190056A JP2016190056A JP2018057136A JP 2018057136 A JP2018057136 A JP 2018057136A JP 2016190056 A JP2016190056 A JP 2016190056A JP 2016190056 A JP2016190056 A JP 2016190056A JP 2018057136 A JP2018057136 A JP 2018057136A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inrush current
- circuit
- switch circuit
- time
- limit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
Abstract
Description
前記電源装置と前記負荷回路をつなぐ電源供給ラインに設けられたスイッチ回路と、
前記スイッチ回路のオン/オフ動作を管理する管理回路と、
を備え、
前記管理回路は、
電源投入時において前記スイッチ回路をオフ状態とすることで突入電流を制限する突入電流制限部と、
当該突入電流の制限を解除するために、(i)前記電源投入時からの経過時間を監視し、前記負荷回路の条件に応じて設定された、突入電流を制限すべき時間が経過したときに、前記スイッチ回路をオン状態とすることが可能な信号を出力する第1の突入電流制限解除部、および(ii)前記負荷回路の電圧変化を監視し、突入電流制限が不要となったと判断したときに、前記スイッチ回路をオン状態とすることが可能な信号を出力する第2の突入電流制限解除部、の少なくとも一方と、
を有することを特徴とする。
電源投入時において前記スイッチ回路をオフ状態とすることで突入電流を制限する工程と、
当該突入電流の制限を解除するために、(i)前記電源投入時からの経過時間を監視し、前記負荷回路の条件に応じて設定された、突入電流を制限すべき時間が経過したときに、前記スイッチ回路をオン状態とすることが可能な信号を出力する工程、および(ii)前記負荷回路の電圧変化を監視し、突入電流制限が不要となったと判断したときに、前記スイッチ回路をオン状態とすることが可能な信号を出力する工程、の少なくとも一方と、
を備えたことを特徴とする。
図1を参照すると、直流電源装置1と負荷回路2との間に、本発明の一実施形態に係る突入電流制限装置3が介挿されている。突入電流制限装置3は、概して、突入電流制限用スイッチ回路31と、突入電流制限管理回路33と、抵抗器35と、リセット信号発生回路37と、クロック信号発生回路38と、負荷回路電圧検出回路39と、を含む。
以上の構成に基づき、本実施形態では、次のような条件に基づいて突入電流制限の管理を行い、スイッチ回路31の動作を制御する。
条件1:電源投入時から計時を行い、制限時間に至ったときにスイッチ回路31をオン状態とする。
条件2:負荷回路2の電圧を監視し、定常値に近づいていると判断したときにスイッチ回路31をオン状態とする。
条件3:条件1および条件2の双方が成立したときにスイッチ回路31をオン状態とする。
条件1では、予め実験または計算により制限時間を求めておくものとする。すなわち、所要の制限時間は接続される負荷回路2の負荷条件に応じて定まるので、予め実験で制限時間を測定しておく。または、コンデンサ負荷である場合は、抵抗器35の抵抗値Rと負荷回路2の等価容量Cとで定まる時定数Rに基づいて制限時間を算出しておく。この際、実験または算出によって得られた制限時間に相当する値をハードウェア記述言語もしくはソフトウェアに記述して管理回路33の動作を決定し、ハードウェア記述言語で得られた結果またはプログラムを、管理回路33を構成する制御用ICの内部メモリにパーソナルコンピュータ等を用いて書き込んでおく。
電源が投入されると、リセット信号発生回路37は管理回路33を初期化するリセット信号を供給すると共に、これに伴って制限解除信号LCSが確実にオフとされる。抵抗器35が無い場合は負荷への電力供給が停止され、抵抗器35が有る場合はオームの法則で示される電流が負荷回路に供給される(ステップS1)。一方で、管理回路33はクロック信号発生回路38から供給されるクロック信号の計数を開始し(ステップS3)、電源投入時点からの経過時間を監視する(ステップS5)。設定された制限時間が経過すると、すなわち制限解除時点に至ると、管理回路33は制限解除信号LCSを出力し、スイッチ回路31がこれに応じて作動して、FET31aはオン状態となる。これによって抵抗器35が無い場合はFET31aのオン抵抗の変化に相応した電流が負荷回路に供給され、抵抗器35が有る場合は、抵抗器35が短絡され、負荷回路2には電源電流がそのまま供給される。
図3は、条件2に基づく管理回路33の動作を説明するためのフローチャートである。この動作が図2に示したものと異なるのは、ステップS3およびS5の代わりに、電圧検出回路39の出力変化を監視するステップS15が介挿されている点である。すなわち、負荷回路2の電圧がコンパレータ等に設定した所定電圧を超えるまではスイッチ回路31のオフ状態が継続され、電力は抵抗器35を介して負荷回路2に供給されるが、その後はスイッチ回路31がオン状態となって抵抗器35が短絡され、負荷回路2には電源電流がそのまま供給される。
図4は、条件3に基づく管理回路33の動作を説明するための流れ図である。この動作は、図2のステップS5の後に、図3のステップS15を介挿したものである。つまり、計時によって制限時間の経過が判定され、且つ負荷回路2の電圧検出によって定常値に近づいていると判断された場合に、スイッチ回路31をオン状態とする動作が行われる。この動作は、条件1および条件2の双方の成立を確認すること(ANDを取ること)に相当し、突入電流制限の信頼性をより向上させる効果がある。
以上の実施形態によれば、条件1〜3のいずれに基づく動作においても、温度依存性はなく、負荷回路の突入電流制限時間が変わってもハードウェアの変更を要さずに突入電流制限の制御を柔軟に行うことが可能となる。条件1および条件3に基づく動作を行うものでは、負荷回路の突入電流制限時間が変わった場合、単にソフトウェアまたはハードウェア記述言語を変更することで対応が可能である。また、条件2に基づく動作を行うものでは、負荷回路の突入電流制限時間が変更された場合でもソフトウェアまたはハードウェア記述言語の変更も要さずに対応が可能となる。その結果、負荷回路の少量多品種生産、マイナーチェンジのための開発費用および検証費用等を必要最小限に抑えることができるとともに、電源の起動時、電源の瞬停時および仕様外の電源低電圧からの復帰時における過渡期の突入電流管理を確実に行うことが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態および随所に述べた変形例に限られることなく、種々の修正および変更が可能である。
2 負荷回路
3 突入電流制限装置
31 突入電流制限用スイッチ回路
31a FET
31b 駆動回路
33 突入電流制限管理回路
35抵抗器
37 リセット信号発生回路
38 クロック信号発生回路
39 負荷回路電圧検出回路
Claims (8)
- 電源装置と負荷回路との間に介挿される突入電流制限装置であって、
前記電源装置と前記負荷回路をつなぐ電源供給ラインに設けられたスイッチ回路と、
前記スイッチ回路のオン/オフ動作を管理する管理回路と、
を備え、
前記管理回路は、
電源投入時において前記スイッチ回路をオフ状態とすることで突入電流を制限する突入電流制限部と、
当該突入電流の制限を解除するために、(i)前記電源投入時からの経過時間を監視し、前記負荷回路の条件に応じて設定された、突入電流を制限すべき時間が経過したときに、前記スイッチ回路をオン状態とすることが可能な信号を出力する第1の突入電流制限解除部、および(ii)前記負荷回路の電圧変化を監視し、突入電流制限が不要となったと判断したときに、前記スイッチ回路をオン状態とすることが可能な信号を出力する第2の突入電流制限解除部、の少なくとも一方と、
を有することを特徴とする突入電流制限装置。 - 前記スイッチ回路は、スイッチ素子としてのFETを含むことを特徴とする請求項1に記載の突入電流制限装置。
- 前記管理回路は、MPU、FPGAまたはCPLDを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の突入電流制限装置。
- 前記管理回路をリセットすることで、前記突入電流制限部が前記スイッチ回路をオフ状態とするようにするリセット回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の突入電流制限装置。
- 前記スイッチ回路と並列に配された抵抗器をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の突入電流制限装置。
- 前記管理回路は、前記第1の突入電流制限解除部と前記第2の突入電流制限解除部との双方を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の突入電流制限装置。
- 前記管理回路は、前記突入電流を制限すべき時間が経過し、且つ前記突入電流制限が不要となったと判断したときに、前記スイッチ回路をオン状態とすることが可能な信号を出力することを特徴とする請求項6に記載の突入電流制限装置。
- 電源装置と負荷回路とをつなぐ電源供給ラインに設けられたスイッチ回路のオン/オフ動作を管理することで突入電流を制限する方法であって、
電源投入時において前記スイッチ回路をオフ状態とすることで突入電流を制限する工程と、
当該突入電流の制限を解除するために、(i)前記電源投入時からの経過時間を監視し、前記負荷回路の条件に応じて設定された、突入電流を制限すべき時間が経過したときに、前記スイッチ回路をオン状態とすることが可能な信号を出力する工程、および(ii)前記負荷回路の電圧変化を監視し、突入電流制限が不要となったと判断したときに、前記スイッチ回路をオン状態とすることが可能な信号を出力する工程、の少なくとも一方と、
を備えたことを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016190056A JP2018057136A (ja) | 2016-09-28 | 2016-09-28 | 突入電流制限装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016190056A JP2018057136A (ja) | 2016-09-28 | 2016-09-28 | 突入電流制限装置および方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018057136A true JP2018057136A (ja) | 2018-04-05 |
Family
ID=61834362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016190056A Pending JP2018057136A (ja) | 2016-09-28 | 2016-09-28 | 突入電流制限装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018057136A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000175439A (ja) * | 1998-12-08 | 2000-06-23 | Nec Corp | 突入電流防止回路 |
JP2005269742A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Sanyo Electric Co Ltd | 車両用の電源装置とコンタクタの切り換え方法 |
JP2007324843A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | 突入電流抑止回路 |
JP2015050894A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 株式会社デンソー | 給電車両及び給電システム |
WO2015079220A1 (en) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | Keymed (Medical & Industrial Equipment) Limited | Inrush current limiter |
-
2016
- 2016-09-28 JP JP2016190056A patent/JP2018057136A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000175439A (ja) * | 1998-12-08 | 2000-06-23 | Nec Corp | 突入電流防止回路 |
JP2005269742A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Sanyo Electric Co Ltd | 車両用の電源装置とコンタクタの切り換え方法 |
JP2007324843A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | 突入電流抑止回路 |
JP2015050894A (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-16 | 株式会社デンソー | 給電車両及び給電システム |
WO2015079220A1 (en) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | Keymed (Medical & Industrial Equipment) Limited | Inrush current limiter |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20130088805A1 (en) | Overheating protection circuit for electronic devices | |
CN109656301B (zh) | 实时斜率控制装置及实时控制稳压器的电压斜率的方法 | |
US9018798B2 (en) | Power supply circuit | |
US9306559B2 (en) | Controlling turn on FETs of a hot plug device | |
JP6630557B2 (ja) | ボルテージレギュレータ | |
US9601987B2 (en) | Power supply apparatus | |
JP6138561B2 (ja) | 電源回路 | |
US10365702B2 (en) | Autonomic supply voltage compensation for degradation of circuits over circuit lifetime | |
JP5904375B2 (ja) | 電力供給制御装置 | |
JP2009265216A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2018057136A (ja) | 突入電流制限装置および方法 | |
US11251607B2 (en) | Fuse having parallel transorb device with switch | |
TWI590552B (zh) | 放電電路及應用該放電電路的主機板 | |
TW201405294A (zh) | Cpu供電電路保護系統 | |
JP2014060581A (ja) | 負荷駆動回路 | |
JP5428969B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2017200412A (ja) | 電源制御装置 | |
JP2015176349A (ja) | 情報処理装置、故障検出方法及びプログラム | |
JP5403700B2 (ja) | 電源装置運転回路 | |
JP2014119273A (ja) | 異常兆候判定回路 | |
JP6925521B2 (ja) | 保護回路、保護回路の作動方法、及びコンピュータシステム | |
JP2015036634A (ja) | 電源監視装置、電源装置、情報処理システム及び電源監視方法 | |
TWI567533B (zh) | 具有散熱控制裝置的伺服器 | |
JP6713897B2 (ja) | 機器監視装置及び機器監視方法 | |
JP5703657B2 (ja) | 電圧検出器及び電圧検出方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190924 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200728 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210112 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210204 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210629 |