JP2009059779A - 薄膜トランジスタ、その製造方法、及び表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタ、その製造方法、及び表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009059779A
JP2009059779A JP2007224039A JP2007224039A JP2009059779A JP 2009059779 A JP2009059779 A JP 2009059779A JP 2007224039 A JP2007224039 A JP 2007224039A JP 2007224039 A JP2007224039 A JP 2007224039A JP 2009059779 A JP2009059779 A JP 2009059779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
conductive thin
region
source
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007224039A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Imamura
卓司 今村
Toru Takeguchi
徹 竹口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007224039A priority Critical patent/JP2009059779A/ja
Priority to KR1020080077770A priority patent/KR20090023109A/ko
Publication of JP2009059779A publication Critical patent/JP2009059779A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/41Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions
    • H01L29/417Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions carrying the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/41725Source or drain electrodes for field effect devices
    • H01L29/41733Source or drain electrodes for field effect devices for thin film transistors with insulated gate
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/136Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
    • G02F1/1362Active matrix addressed cells
    • G02F1/1368Active matrix addressed cells in which the switching element is a three-electrode device
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/43Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/45Ohmic electrodes
    • H01L29/456Ohmic electrodes on silicon
    • H01L29/458Ohmic electrodes on silicon for thin film silicon, e.g. source or drain electrode

Abstract

【課題】高性能化を実現でき、かつ信頼性の高い薄膜トランジスタを提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る薄膜トランジスタは、ゲート電極7と、ゲート電極7の下にゲート絶縁膜6を介して形成されたチャネル領域4c、このチャネル領域4cを挟むソース領域4a及びドレイン領域4bを有する半導体層4と、ソース領域4a直上に形成されたソース側−導電薄膜5a、ドレイン領域4c直上に形成されたドレイン側−導電薄膜5bを有する導電薄膜5とを備え、導電薄膜5のうちの少なくともドレイン側−導電薄膜5bは、チャネル領域4b直上まで延在されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、薄膜トランジスタ、及び薄膜トランジスタの製造方法に関する。さらに、この薄膜トランジスタが搭載された液晶表示装置、有機EL表示装置等の表示装置に関する。
液晶表示装置は、薄型パネルの一つであり低消費電力や小型軽量といったメリットを活かして、パーソナルコンピュータや携帯情報端末機器のモニタ等において広く用いられている。また、TV用途としても広く用いられ、従来のブラウン管に取って代わろうとしている。
近年の液晶表示装置の主流は、複数の信号線と複数の走査線が格子状に配置され、信号線と走査線とで囲まれた画素領域内にスイッチング素子として薄膜トランジスタ(以下、「TFT」(Thin Film Transistor)とも云う)が形成されたアクティブマトリクス型のものである。アクティブマトリクス型は、一般にパッシブマトリクス型より画質が優れており、液晶表示装置の他、有機EL表示装置等の表示装置においても主流となっている。
表示装置の用途や要求性能に応じて、TFTの構造や材料が適宜選択されている。TFTの構造としては、ボトムゲート型(逆スタガ型)やトップゲート型(スタガ型)等のMOS(Metal Oxide Semiconductor)構造が多く採用されている。TFTを構成する半導体膜としては、非晶質シリコン薄膜や多結晶シリコン(ポリシリコン)薄膜等がある。
チャネル活性層として多結晶シリコン薄膜を用いたTFTは、電子移動度が高い。多結晶シリコン薄膜を活用することにより、アクティブマトリクス型の表示装置の飛躍的な高性能化が進んでいる。多結晶シリコン薄膜を用いたTFTを表示装置周辺の回路形成に使用することにより、IC及びIC装着基板の使用を削減することができる。これにより、表示装置の構成を簡略化して小型化を実現し、かつ信頼性を高めることが可能となる。
液晶表示装置において、画素ごとのスイッチング素子として多結晶シリコン薄膜を用いた場合には、その容量を小さくすることができるだけでなく、ドレイン側に接続されるストレージキャパシタの面積も縮小することができる。このため、高解像度で高開口率の液晶表示装置を実現することができる。
有機EL表示装置は、EL層を挟持する一対の電極間に電流を流すことによってEL層を発光させる、いわゆる自発光型の表示装置である。このため、有機EL表示装置は、液晶表示装置に比してコントラストや視野角依存性、応答速度等の点において優れており、高性能表示装置として適用が拡大されている。
アクティブ型有機EL表示装置の画素内に配設された画素処理信号回路には、非晶質シリコン薄膜や多結晶シリコン薄膜を用いた半導体膜が適用される。多結晶シリコン薄膜を用いたTFTは、電子移動度が高く、長時間電流を流した際に発生するトランジスタの閾電圧シフトの発生も小さいので、広く適用されている。また、多結晶シリコン薄膜を用いたTFTは、画素信号処理回路を制御する周辺回路部にも適用することができる。
従来例に係るTFTの構成について図10を用いて説明する。図10は、従来例に係るLTPS(Low Temperature Poly Silicon)−TFTの切断部断面図であり、ソース領域及びドレイン領域が形成されているチャネル長方向に沿って切断した断面構造を示している。従来例に係るTFT818は、図10に示すように、ガラス等の透明な絶縁基板からなる基板81上に、下地膜82が形成されている。下地膜82の上には、ポリシリコンから成る多結晶半導体層(以下、「半導体層」とも云う)84が島状に形成されている。この半導体層84は、ソース領域84a及びドレイン領域84c、及びこれらの領域間に配置されたチャネル領域84bによって構成される。そして、この半導体層84を覆うようにゲート絶縁膜86が形成され、ゲート絶縁膜86を介してチャネル領域84bの対面にゲート電極87が形成されている。
ゲート電極87上には、このゲート電極87及びゲート絶縁膜86を覆うように、層間絶縁膜88が形成されている。そして、層間絶縁膜88及びゲート絶縁膜86を貫通するコンタクトホール89が、半導体層84のソース領域84a及びドレイン領域84c上に設けられている。ソース電極90、ドレイン電極91は、これらのコンタクトホール89を介して半導体層84のソース領域84a及びドレイン領域84cと電気的に接続されている。
従来例に係るTFT818のゲート電極87に電圧が印加されると、半導体層84のチャネル領域84bでは、ゲート絶縁膜86との境界付近に電荷層(反転層)が形成される。このとき、半導体層84のソース領域84a及びドレイン領域84c間に電位差が与えられると、反転層を介してソース領域84a及びドレイン領域84c間に電流が流れる。なお、n型TFTの場合、実際には反転層に形成された電子が電流の流れと逆方向に移動することによって電流が流れる。
特許文献1には、高い信頼性を達成するために、ゲート電極とLDD(Lightly Doped Drain)領域とをオーバーラップさせたゲートオーバーラップ構造を有するTFTが提案されている。
特開2000−216399号公報 図1
このような表示装置においては、更なる高精細化、若しくは周辺回路部にデータ処理回路やタイミングコントローラ、CPUを盛り込む高集積化に対する要望が高まっている。このため、極めて高い回路密度が必要となってきている。そして、このような要求を満足させるためには、高性能化を実現でき、かつ信頼性の高い薄膜トランジスタが必要となってきている。
本発明は、上記背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高性能化を実現でき、かつ信頼性の高い薄膜トランジスタを提供することである。
本発明に係る薄膜トランジスタは、ゲート電極と、前記ゲート電極下にゲート絶縁膜を介して形成されたチャネル領域、前記チャネル領域を挟むソース領域及びドレイン領域を有する半導体層と、前記ソース領域直上に形成されたソース側−導電薄膜、前記ドレイン領域直上に形成されたドレイン側−導電薄膜を有する導電薄膜とを備える。そして、前記導電薄膜のうちの少なくとも前記ドレイン側−導電薄膜は、前記チャネル領域直上まで延在されている。
本発明によれば、高性能化を実現でき、かつ信頼性の高い薄膜トランジスタを提供することができるという優れた効果を有する。
以下、本発明を適用した実施形態の一例について説明する。なお、本発明の趣旨に合致する限り、他の実施形態も本発明の範疇に属し得ることは言うまでもない。
[実施形態1]
本実施形態1に係る表示装置は、スイッチング素子としてトップゲート型のMOS構造の薄膜トランジスタ(TFT)を有するアクティブマトリクス型の表示装置である。ここでは、表示装置の一例として透過型の液晶表示装置について説明する。図1は、本実施形態1に係る液晶表示装置100の構成を示す断面図であり、図2は、液晶表示装置100の構成を示す平面図である。なお、説明の便宜上、図2においては対向基板等の図示を省略している。
液晶表示装置100は、図1に示すように、液晶表示パネル101とバックライト102を備えている。液晶表示パネル101は、入力される表示信号に基づいて画像表示を行うように構成されている。バックライト102は、液晶表示パネル101の反視認側に配置されており、液晶表示パネル101を介して視認側へ光を照射するように構成されている。バックライト102は、光源、導光板、反射シート、拡散シート、プリズムシート、反射偏光シートなどを備えた一般的な構成のものを用いることができる。
液晶表示パネル101は、図1及び図2に示すように、薄膜トランジスタアレイ基板(以下、「TFTアレイ基板」という)103、対向基板104、シール材105、液晶106、スペーサ107、ゲート線(走査線)108、ソース線(信号線)109、配向膜110、対向電極111、偏光板112、ゲートドライバIC113、ソースドライバIC114等を備えている。
TFTアレイ基板103には、図2に示すように、矩形状に形成された表示領域115と、この外側に枠状に形成された額縁領域116を有する。表示領域115には、複数のゲート線108と複数のソース線109が形成されている。ゲート線108は、図2中の横方向に延在し、縦方向に複数並設されている。ソース線109は、ゲート線108と絶縁層(不図示)を介して交差するように、図2中の縦方向に延在し、横方向に複数並設されている。
ゲート線108とソース線109の交差点付近には、マトリクス状に薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)118が設けられている。そして、隣接するゲート線108とソース線109とで囲まれた領域に、画素電極(不図示)が形成され、この領域が画素117として機能する。TFT118を構成するゲート、ソース、及びドレインは、それぞれゲート線108、ソース線109及び画素電極に接続されている。画素電極は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電性薄膜から形成されている。この複数の画素117が形成されている領域が、表示領域115である。
液晶表示パネル101は、図1に示すように、互いに対向配置されるTFTアレイ基板103及び対向基板104と、両基板を接着するシール材105とで囲まれる空間に、液晶106が封入されている。両基板の間は、スペーサ107によって、所定の間隔となるように維持されている。TFTアレイ基板103及び対向基板104としては、例えば、光透過性のあるガラス、ポリカーボネート、アクリル樹脂などの絶縁基板が用いられる。
TFTアレイ基板103において、上述した各電極及び配線等の上には配向膜110が形成されている。一方、対向基板104のTFTアレイ基板103に対向する面には、カラーフィルタ(不図示)、BM(Black Matrix)(不図示)、対向電極111、配向膜110等が形成されている。また、TFTアレイ基板103及び対向基板104の外側の面にはそれぞれ、偏光板112が貼着されている。
TFTアレイ基板103の額縁領域116には、図2に示すように、ゲートドライバIC113及びソースドライバIC114が設けられている。ゲート線108は、表示領域115から額縁領域116まで延設されている。そして、ゲート線108は、TFTアレイ基板103の端部で、ゲートドライバIC113に接続される。ソース線109も同様に表示領域115から額縁領域116まで延設されている。そして、ソース線109は、TFTアレイ基板103の端部で、ソースドライバIC114と接続される。ゲートドライバIC113の近傍には、第1の外部配線119が配設されている。また、ソースドライバIC114の近傍には、第2の外部配線120が配設されている。第1の外部配線119、第2の外部配線120は、例えば、FPC(Flexible Printed Circuit)などの配線基板である。
外部からの各種信号は、第1の外部配線119を介してゲートドライバIC113に、第2の外部配線120を介してソースドライバIC114に供給される。ゲートドライバIC113は、外部からの制御信号に基づいてゲート信号(走査信号)をゲート線108に供給する。このゲート信号によって、ゲート線108が順次選択されることになる。ソースドライバIC114は、外部からの制御信号や表示データに基づいて、表示信号をソース線109に供給する。これにより、表示データに応じた表示電圧を各画素電極に供給することができる。
なお、ここでは、ゲートドライバIC113とソースドライバIC114は、COG(Chip On Glass)技術を用いて、TFTアレイ基板103上に直接実装したが、この構成に限られるものではない。例えば、TCP(Tape Carrier Package)によりドライバICをTFTアレイ基板103に接続してもよい。
上記構成の液晶表示装置100は、例えば以下のように駆動する。走査信号が、ゲートドライバIC113から各ゲート線108に供給される。各走査信号によって、1つのゲート線108に接続されているすべてのTFT118が同時にオンとなる。一方、表示信号は、ソースドライバIC114から各ソース線109に供給され、画素電極に表示信号に応じた電荷が蓄積される。表示信号が書き込まれた画素電極と対向電極111との電位差に応じて、画素電極と対向電極111間の液晶の配列が変化する。これにより、液晶表示パネル101を透過する光の透過量が変化する。このように、画素117毎に表示電圧を変えることによって、所望の画像を表示することができる。
次に、TFTアレイ基板103の詳細な構成について詳細に説明する。図3(a)は、TFTアレイ基板103上に形成されたTFT118近傍の構成を示す上面図である。また、図3(b)は、図3(a)のIIIb-IIIb切断部断面図であり、ソース領域及びドレイン領域が形成されているチャネル長方向(図3(a)中のX方向)に沿って切断した断面構造を示している。TFT118のチャネル活性層としては、結晶性シリコンである低温ポリシリコンを用いている。
TFTアレイ基板103は、図3に示すように、絶縁性基板1、下地膜2、能動素子として機能する半導体層たる多結晶半導体層4、導電薄膜5、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7、第1層間絶縁層8、コンタクトホール9、ソース電極10、ドレイン電極11等を有している。
なお、説明の便宜上、図3(a)においては、多結晶半導体層4の形状を容易に観察することができるようにゲート絶縁膜6、第1層間絶縁層8、ソース電極10、ドレイン電極11の図示を省略し、コンタクトホール9の形成位置のみを記載した。また、多結晶半導体層4のテーパ部も図示を省略している。図3(a)中の多結晶半導体層4中の矢印20は、電流の向きを示している。本実施形態1に係る表示装置においては、このTFT118が表示領域115内の画素117中に配置される。
絶縁性基板1は、ガラス基板や石英基板などの透過性を有する基板により構成することができる。絶縁性基板1上には、下地膜2が形成されている。下地膜2としては、例えば、透過性絶縁膜であるSiN膜やSiO膜を用いることができる。下地膜2の上には、島状の多結晶半導体層4が形成されている。
多結晶半導体層4は、図3(b)に示すようにソース領域4a、ドレイン領域4c、及びこれらに挟まれたチャネル領域4bから構成される。ソース領域4a及びドレイン領域4cは、不純物を含む導電性領域である。多結晶半導体層4は、端部がテーパ形状となっている。このため、多結晶半導体層4上に成膜されたゲート絶縁膜6が良好に被覆されている。従って、絶縁破壊等の不良を十分抑制することができ、TFT118の信頼性の向上に寄与している。
ソース領域4a及びドレイン領域4cの直上層には、それぞれ導電薄膜5がチャネル幅方向(図3中のY方向)に亘って積層されている。ここで、ソース領域4aの上層に形成される導電薄膜5をソース側−導電薄膜5aとし、ドレイン領域4cの上層に形成される導電薄膜5をドレイン側−導電薄膜5bとする。これらの導電薄膜5は、例えば、Moを用い、20nmの膜厚とすることができる。
ドレイン側−導電薄膜5bは、本実施形態1においてはドレイン領域4cの直上のみならず、ドレイン領域4cと隣接するチャネル領域直上にまで延在されている。すなわち、ドレイン側−導電薄膜5bは、ゲート絶縁膜6を介してゲート電極7の一部領域と対向配置するように延在されている。
チャネル領域4b上に形成されるドレイン側−導電薄膜5bのチャネル長方向(図3(a)中のX方向)の幅W1は、ゲート電極7の一部領域と対向配置するように調整する。TFTを小型化させる観点から、前記幅W1は1μm以下とすることが好ましい。また、ドレイン領域の端部で形成されるホットキャリアの低減効果をより効果的に発揮させる観点からは、0.5μm以上とすることが好ましい。より好ましい範囲は、0.75μm以上、1μm以下である。
ソース領域4a及びドレイン領域4cに一様に電圧を印加する観点から、ソース側−導電薄膜5a及びドレイン側−導電薄膜5bは、チャネル幅方向(図3(a)中のY方向)に亘って形成することが好ましい。また、ドレイン側−導電薄膜5bのゲート電極7と対向する幅は、チャネル幅方向に亘って略一定に保つことが好ましい。さらに、ドレイン側−導電薄膜5bとソース側−導電薄膜5aとの対向距離を略一定に保つことが好ましい。ドレイン側−導電薄膜5bは、ドレイン領域4cの全領域上に形成してもよいし、その一部領域に形成してもよい。本実施形態1においては、ドレイン領域4cのテーパ部を除く上層全領域に形成した(図3参照)。
ソース側−導電薄膜5aは、本実施形態1においてはソース領域4aの直上層の非テーパ部であって、テーパ部との境界端からチャネル幅方向(図3(a)中のX方向)に略3/4の幅で、チャネル幅方向(図3(a)中のY方向)に亘って形成されている。ソース側−導電薄膜5aとドレイン側−導電薄膜5bとの対向距離は、略一定とした。これにより、チャネル幅方向に亘って均一な電圧をより効果的に印加することができる。
多結晶半導体層4及び導電薄膜5の上層には、これらと接し、かつ覆うように絶縁層であるゲート絶縁膜6が形成されている。ゲート絶縁膜6上には、チャネル領域4bと対向する位置にゲート電極7が形成されている。そして、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7を覆うように第1層間絶縁膜8が形成されている。第1層間絶縁膜8、ゲート絶縁膜6には、第1層間絶縁膜8表面から、ソース側−導電薄膜5a及びドレイン側−導電薄膜5bまで貫通する第1コンタクトホール9がそれぞれ配設されている。そして、第1コンタクトホール9に第1電極が配設されている。第1電極のうち、導電薄膜5を介してそれぞれソース領域4aと電気的に接続されるものがソース電極10、ドレイン領域4cと電気的に接続されるものがドレイン電極11として機能する。本実施形態1においては、ソース領域4a側、ドレイン領域4c側にそれぞれコンタクトホールが1つ形成されている。
従来例に係るTFTにおいては、図10に示すように、ソース領域84a及びドレイン84c領域上に導電薄膜が形成されていない。すなわち、ソース領域及びドレイン領域は、不純物を含む多結晶半導体層(例えば、高濃度のリンやボロンを打ち込んだ(n+層、p+層)の多結晶シリコン層)で形成されている。そのため、シート抵抗が数kΩと高い。その結果、高濃度不純物半導体層で電圧降下が発生するため、オン電流の低下が発生してしまう。
また、従来例に係るTFTにおいては、長時間電流を流すと、ゲート電界によりドレイン領域84cの端部で発生したホットキャリアが、ゲート絶縁膜中に注入して捕獲され、固定電荷を形成する場合がある。この場合、閾電圧シフト(Vthシフト)が起こり、TFTの信頼性が低下してしまう。
本実施形態1に係るTFTアレイ基板103によれば、ソース領域4a及びドレイン領域4cに低抵抗な導電薄膜5を積層している。導電薄膜5は、5〜50Ω/□程度の低抵抗な材料から構成されている。このため、ソース配線から供給される電流は、ソース領域4a及びドレイン領域4cの直上に設けられたソース側−導電薄膜5a及びドレイン側−導電薄膜5bを流れる。その結果、ソース側−導電薄膜5a及びドレイン側−導電薄膜5bを含めたソース領域4a及びドレイン領域4cの抵抗を下げ、オン電流の低下を抑制することがでる。また、低抵抗な導電薄膜5を配設することにより、ホットキャリアをゲート絶縁膜に捕獲させずに、導電薄膜を介してドレイン電極に逃すことができる。すなわち、ゲート絶縁膜に固定電荷が形成されず、Vthシフトが発生しない。その結果、信頼性の高いトランジスタを提供することができる。
次に、上記のように構成されたTFT118の製造方法について説明する。図4及び図5は、TFT118の製造方法を説明するための製造工程図である。はじめに、図4(a)に示すように、絶縁性基板1上に下地膜2を形成する。本実施形態1においては、絶縁性基板1上にCVD(CVD:Chemical Vapor Deposition)法により、SiN膜2aを成膜し、その上にSiO膜2bを成膜する。SiN膜2aの膜厚は、例えば、40〜60nm、SiO膜2bの膜厚は例えば、180〜220nmとすることができる。なお、下地膜2は、主にガラス基板からのNaなどの可動イオンが半導体層へ拡散することを防止する目的で設けたものであるので、上記膜構成、膜厚に限定されるものではなく、下地膜を設けなくてもよい。
次に、下地膜2の上層に非晶質半導体膜3をプラズマCVD法により形成する。本実施形態1においては、非晶質半導体膜3としてアモルファスシリコン(Si)膜を用いた。アモルファスシリコン膜は、好ましくは30〜100nm、より好ましくは50〜70nmの膜厚に成膜する(図4(a)参照)。これら下地膜2及び非晶質半導体膜3は、同一装置あるいは同一チャンバ内にて連続的に成膜することが好ましい。これにより、大気雰囲気中に存在するボロン(B)などの汚染物質が各膜の界面に取り込まれることを防止することができる。
なお、非晶質半導体膜3の成膜後に、高温中でアニールを行うことが好ましい。これは、CVD法によって成膜した非晶質半導体膜3の膜中に、多量に含有された水素を低減するためである。本実施形態1では、窒素雰囲気の低真空状態で保持したチャンバ内を480℃程度に加熱し、非晶質半導体膜3を成膜した基板を45分間保持した。このような処理により、非晶質半導体膜3を結晶化する際に、温度が上昇しても水素の急激な脱離が起こらない。そして、非晶質半導体膜3表面の荒れを抑制することが可能となる。以上の工程により、図4(a)に示す構成となる。
続いて、非晶質半導体膜3表面に形成された自然酸化膜をフッ酸などでエッチング除去する。その後、非晶質半導体膜3に対して窒素などのガスを吹き付けながら、図4(b)に示すように、非晶質半導体膜3の上からレーザー光12を照射する。レーザー光12は、所定の光学系を通して線状のビーム形状に変換された後、非晶質半導体膜3に照射される。本実施形態1では、レーザー光12としてYAGレーザーの第2高調波(発振波長:532nm)を用いた。YAGレーザーの第2高調波の代わりに、エキシマレーザーを用いることもできる。非晶質半導体膜3に窒素を吹き付けながらレーザー光照射を行うことにより、結晶粒界部分に発生する隆起高さを抑制することができる。本実施形態1においては、結晶表面の平均粗さRaを3nm以下にまで小さくしている。非晶質半導体膜3にレーザー光を照射することにより、アモルファスシリコン膜を溶融、冷却、固化し、多結晶半導体層4が形成される。
多結晶半導体層4上に、感光性樹脂であるレジストをスピンコートによって塗布する。そしてこの塗布したレジストを露光、現像等、公知の写真製版法を行う。これにより、フォトレジストが所望の形状にパターニングされる。その後、多結晶半導体層4をエッチングし、フォトレジストパターンを除去する。これにより、多結晶半導体層4が所望の形状にパターニングされる。本実施形態1では、CFとOを混合したガスを用いたドライエッチング法により、多結晶半導体層4を島状に形成した。エッチングに用いられるガスにOが混合されているため、写真製版法によって形成したレジストを後退させながらエッチングすることが可能となる。従って、多結晶半導体層4は、端部にテーパ形状を有する構造とすることができる。以上の工程により、図5(a)に示す構成となる。
次いで、導電薄膜を成膜する。導電薄膜としては、Cr、Mo,W,Ti,Taあるいはこれらを主成分とする合金膜等とすることができる。本実施形態1では、Mo膜をおよそ20nmの膜厚とし、DCマグネトロンを用いたスパッタリング法により形成した。ここで、導電薄膜の膜厚を20nmとしたが、25nm以下であればよい。導電薄膜の膜厚が25nmを超えると、その後の工程で行う不純物イオンドーピングの際にマスクとして機能してしまう。すなわち、導電薄膜の下層に位置する多結晶半導体層4に不純物イオンが十分に到達できず、導電薄膜5と多結晶半導体層4とのオーミック性コンタクトが得られなくなってしまう。
一方、導電薄膜の膜厚の下限は、特に限定されない。導電薄膜のシート抵抗は、多結晶半導体膜のシート抵抗(数kΩ/□)よりも二桁程度小さいので、導電薄膜が僅かにでも成膜されていればソース領域及びドレイン領域に所望の電圧を確実に印加することができる。但し、導電薄膜としてMo、W若しくはTi等を用いた場合、コンタクトホール形成時に用いられるドライエッチングのガス(例えば、CF/OやCHF/O/Arガス)により導電薄膜が少なからずエッチングされてしまう。コンタクトホール底部の導電薄膜が除去されてしまうと、ソース領域及びドレイン領域に所望の電圧を確実に印加することができなくなってしまう。このため、導電薄膜の膜厚は、上記オーバーエッチングによる削れ量を見越した膜厚とする必要がある。かかる観点からエッチング選択性を考慮して、導電薄膜5の膜厚を10nm以上とすることが好ましい。
続いて、導電薄膜5上に感光性樹脂であるレジストをスピンコート等により塗布し、塗布したレジストを露光・現像等の一連の写真製版法により所望の形状にパターニングする。続いて、導電薄膜5をエッチングし、フォトレジストパターンを除去する。一連の工程により、導電薄膜5が所望の形状にパターニングされる。本実施形態1においては、燐酸及び硝酸を混合した薬液を用いてウエットエッチング法により、導電薄膜5を図3に示す構成となるように加工した。
なお、多結晶半導体層4と導電薄膜5は、これらの上部にフォトマスクを配して、導電薄膜5の形成領域と非形成領域で露光量を異ならせた露光を行うことにより、1回の写真製版工程で形成することも可能である。例えば、公知のハーフトーンマスクを用いることができる。具体的には、所望の多結晶半導体層形状部分のフォトレジストをハーフ露光して膜厚を薄く形成し、所望の導電薄膜形状部分のフォトレジスト膜厚を厚く形成すればよい。このようなレジストパターンを用いて、まず、導電薄膜5及び多結晶半導体層4をパターニングする。そして、アッシング処理によって、フォトレジスト膜厚をあらかじめ薄く形成した部分のレジストを除去し、所望の導電薄膜形状部分のフォトレジストパターンのみを残存させる。残したフォトレジストパターンを用いて、再度導電薄膜5をパターニングすればよい。ハーフトーン技術に代えて、グレートーン技術(グレートーンマスク)を用いて1回の写真製版行程で形成してもよい。
次に、多結晶半導体層4及び導電薄膜5の上の基板表面全体を覆うようにゲート絶縁膜6を成膜する。ゲート絶縁膜6としては、SiN膜、SiO膜等が用いられる。本実施形態1では、ゲート絶縁膜6として、SiO膜を用い、プラズマCVD法によって50〜120nmの膜厚に成膜した。また、多結晶半導体層4の表面平均粗さをRa≦3nmとし、多結晶半導体層4パターンの端部をテーパ形状とした。従って、ゲート絶縁膜6の被覆性が高く、初期故障を大幅に低減することが可能となる。以上の工程により、図5(b)に示す構成となる。
次に、ゲート電極7、配線(不図示)及びキャパシタ電極(不図示)を形成するための層を成膜する。この層は、Mo、Cr、W、Ta、Alやこれらを主成分とする合金膜により構成することができる。本実施形態では、Moを膜厚200〜400nmとして、DCマグネトロンを用いたスパッタリング法により形成した。そして、公知の写真製版法を用いて、所望の形状にパターニングし、ゲート電極7、配線及びキャパシタ電極を形成する。本実施形態1では、ゲート電極7のエッチングは、燐酸と硝酸を混合した薬液を用いたウェットエッチング法により行った。これに代えて、SFとOを混合したガスを用いたドライエッチング法により行うことも可能である。
次に、形成したゲート電極7をマスクとして、多結晶半導体層4のソース・ドレイン領域に不純物元素を導入する。ここで導入する不純物元素としてP、As,Bを用いることができる。P若しくはAsを導入すればNMOSを得ることができ、Bを導入すればPMOSを得ることができる。また、ゲート電極7の加工をn型TFT用ゲート電極とp型TFT用ゲート電極の2回に分けて行えば、n型とp型のTFT118を同一基板上に作り分けることができる。PやBの不純物元素の導入は、イオンドーピング法を用いて行った。以上の工程により、ゲート電極7、ソース領域4a、ドレイン領域4cが形成され、図5(c)に示す構成となる。なお、トランジスタの信頼性向上のために、LDD(Lightly Doped Drain)構造としてもよい。また、イオンドーピング法に代えて、イオン注入法を用いてもよい。
次に、ゲート電極7の上の基板表面全体を覆うように、第1の層間絶縁膜8を成膜する。本実施形態1では、シリコン酸化膜を膜厚500〜1000nmとして、プラズマCVD法により第1の層間絶縁膜8を成膜した。シリコン酸化膜に代えてシリコン窒化膜を用いてもよい。そして、窒素雰囲気中で450℃に加熱したアニール炉に1時間程度保持した。これにより、多結晶半導体層4のソース・ドレイン領域に導入した不純物元素がさらに活性化する。以上の工程により、図5(d)に示す構成となる。
次に、形成したゲート絶縁膜6及び第1の層間絶縁膜8を公知の写真製版法を用いて所望の形状にパターニングする。ここでは、多結晶半導体層4のソース領域4a及びドレイン領域4cの上層に形成された導電薄膜5に到達するコンタクトホール9をそれぞれ形成する。つまり、コンタクトホール9では、ゲート絶縁膜6及び第1の層間絶縁膜8が除去され、導電薄膜5が露出している。本実施形態1では、コンタクトホール9のエッチングは、CHF、OとArの混合ガスを用いたドライエッチング法により行った。以上の工程により、図5(e)に示す構成となる。
次に、ソース電極10、ドレイン電極11及び配線(不図示)を形成するための第1電極層を成膜する。第1電極層は、Mo、Cr、W、Al、Taやこれらを主成分とする合金膜であればよい。また、これらを積層させた多層構造としてもよい。本実施形態では、Mo/Al/Moの積層させた構造とし、膜厚はAl膜が200〜400nm、Al下層及び上層のMo膜が50〜150nmとした。これらは、DCマグネトロンを用いたスパッタリング法により形成した。
次に、形成した第1電極層を公知の写真製版法を用いて所望の形状にパターニングして、ソース電極10、ドレイン電極11及び配線(不図示)を形成する。本実施形態1では、これらを形成する手段として、SFとOの混合ガス及びClとArの混合ガスを用いたドライエッチング法を用いた。以上の工程により、ソース領域4a上では、導電薄膜5に接続されるソース電極10が、ドレイン領域4c上では、導電薄膜5に接続されるドレイン電極11が形成される。これにより、図5(f)に示す構成となる。
これらの一連の工程を経ることで、TFT118を製造することができる。続いて、ソース電極及びドレイン電極を覆うように、第2層間絶縁膜15を成膜し、一連の写真製版工程によりパターニングした後にエッチング処理を行う(図6参照)。本実施形態1においては、SiN膜をCVD法により、膜厚が200〜300nmとなるように成膜した。また、第2層間絶縁膜15の表面からは、ドレイン電極11に到達する第2コンタクトホール16を形成する。すなわち、第2コンタクトホール16においては、第2層間絶縁膜15が除去され、ドレイン電極11が露出している。第2コンタクトホール15のエッチングは、CFとOの混合ガスを用いたドライエッチング法により行った。
次いで、画素電極等を形成するための第2電極層を成膜する。第2電極層17としては、ITOやIZOなどの透明性を有する導電性の薄膜を用いる。本実施形態1においては、ITOをDCマグネトロンを用いたスパッタリング法により、膜厚が80〜120nmとなるように形成した。スパッタリングには、Arガス、Oガス、HOガスを混合したものを用いた。これにより、加工性が容易である非晶質性の透明性導電薄膜が得られる。
その後、形成した第2電極層を公知の写真製版法を用いて、所望の形状にパターニングし画素電極18を形成した。エッチング工程は、シュウ酸を主成分とする薬液を用いたウエットエッチング法により行った。そして、非晶質性透明導電薄膜を結晶化するためのアニールを実施する。画素電極18は、コンタクトホールによってドレイン電極11に接続される。以上の工程によりTFTアレイ基板が形成される。
本実施形態1によれば、TFTのソース領域及びドレイン領域上に、それぞれ導電薄膜5が形成されている。低抵抗な導電薄膜5をソース領域4a及びドレイン領域4cとなる多結晶半導体層4の直上層に積層し、かつドレイン側−導電薄膜5bをゲート電極7の一部とゲート絶縁膜を介して対向配置させることにより、オン電流の低下を抑制することができる。すなわち、高性能なTFTを提供することができる。また、ドレイン側−導電薄膜5bは、ドレイン領域4cと隣接するチャネル領域4bの直上層にまで延設されているので、ゲート電界によってドレイン領域4c端部で発生するホットキャリアがゲート絶縁膜に注入、及び捕獲されることを防止することができる。すなわち、ホットキャリアをドレイン側−導電薄膜5bを介してドレイン電極に逃すことができる。その結果、閾電圧Vthシフトを抑制し、信頼性の高いTFTを提供することができる。
また、本実施形態1によれば、多結晶半導体層の端部をテーパ形状としているので、多結晶半導体層上に成膜するゲート絶縁膜が良好に被覆され、絶縁破壊などの不良を十分に抑制することができる。また、本実施形態1に係る多結晶半導体層4は、膜厚が30〜100nmと非常に薄くてゲート絶縁膜/多結晶半導体層の選択比が小さいため、ゲート絶縁膜を除去する際に多結晶半導体層を安定的に残すことが難しかった。本実施形態によれば、導電薄膜5を積層しているので、この問題を改善することができる。
さらに、本実施形態1によれば、ソース領域4a及びドレイン領域4cのチャネル幅方向に亘って5〜50Ω/□程度の低抵抗な導電薄膜5を積層しているので、ソース領域4a及びドレイン領域4cに供給される電圧をチャネル幅方向に対してほぼ一様にすることが可能となる。従って、チャネル幅の広いTFTにおいても、第1コンタクトホール9をチャネル幅方向に均等に配置せずにTFTの性能を維持しつつ、第1コンタクトホール9の個数を低減することが可能となる。
なお、本実施形態1においては、ソース側−導電薄膜5a及びドレイン側−導電薄膜5bが、チャネル幅方向(図3中のY方向)に亘って積層されている例について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、チャネル幅方向に複数のブロックに分割されたソース側−導電薄膜5a若しくはドレイン側−導電薄膜5bを配設してもよい。但し、ホットキャリアを効果的に防止する観点からは、チャネル幅方向全域に亘ってチャネル領域直上にドレイン側−導電薄膜5bが延在される構成とすることが好ましい。また、ソース側−導電薄膜5aとドレイン側−導電薄膜5bとの対向する辺の形状は略直線形状に限定されるものではない。また、ソース側−導電薄膜5aとドレイン側−導電薄膜5bとの対向する辺の距離が略一定である例について述べたが、これに限定されるものではない。
また、ソース側−導電薄膜5a及びドレイン側−導電薄膜5bは、テーパ部に積層することもできる。さらに、テーパ部から延在される下地膜2上の一部にまで亘って被覆するように形成してもよい。また、本実施形態1においては、多結晶半導体層にテーパ部を有している例について述べたが、テーパ部は設けなくてもよい。
[実施形態2]
次に、上記実施形態とは異なる構造のTFTの一例について説明する。なお、以降の説明において、上記実施形態と同一の要素部材は同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。図7(a)は、本実施形態2に係るTFTアレイ基板上に形成されたTFT218近傍の構成を示す上面図である。また、図7(b)は、図7(a)のXIIIb-XIIIb切断部断面図であり、ソース領域及びドレイン領域が形成されているチャネル長方向(図7(a)中のX方向)に沿って切断した断面構造を示している。
本実施形態2に係るTFT218は、以下の点を除いて上記実施形態1のTFTと同様の構成となっている。すなわち、上記実施形態1においては、ソース側−導電薄膜5aが、ソース領域4aの直上層の一部に配設されていたのに対し、本実施形態2においては、ソース側−導電薄膜25aが、ソース領域4aの直上層のテーパ部を除く全領域に配設されている点が異なる(図7参照)。また、ソース側−導電薄膜25aは、ソース領域4aの直上のみならず、ソース領域4aと隣接するチャネル領域直上にまで延在されている点が異なる。すなわち、ソース側−導電薄膜25aは、ゲート絶縁膜6を介してゲート電極7の一部領域と対向配置するように延在されている。
チャネル領域4b上に形成されるソース側−導電薄膜25aのチャネル長方向の幅W2は、ゲート電極7の一部領域と対向配置するように調整する。TFTを小型化させる観点からは、前記幅W2は、1μm以下とすることが好ましい。
本実施形態2に係るTFT128によれば、ドレイン側−導電薄膜25bのみならず、ソース側−導電薄膜25aを、チャネル領域直上にまで延在させている。これにより、ソース領域4a及びドレイン領域4c領域を流れる電流は、ソース側−導電薄膜5a及びドレイン側−導電薄膜5bを流れるようになる。その結果、ソース領域4a及びドレイン領域4cの抵抗をより効果的に下げ、トランジスタのオン電流の低下を抑制することがでる。すなわち、高性能なTFTを提供することができる。
[実施形態3]
次に、上記実施形態1とは異なる構造のTFTの一例について説明する。図8(a)は、本実施形態3に係るTFTアレイ基板上に形成されたTFT318近傍の構成を示す上面図である。また、図8(b)は、図8(a)のIXb−IXb切断部断面図であり、ソース領域及びドレイン領域が形成されているチャネル長方向(図8(a)中のX方向)に沿って切断した断面構造を示している。
本実施形態3に係るTFT318は、以下の点を除いて上記実施形態1に係るTFT118と同様の構成となっている。すなわち、上記実施形態1において図6に示すように、第1層間絶縁膜8の表面から第1コンタクトホール9を介して、ソース領域4a上の導電薄膜5とソース電極10が接続され、かつドレイン領域4c上の導電薄膜5とドレイン電極11が接続されている。また、ドレイン電極11は、第2層間絶縁膜15の表面に形成された第2コンタクトホール16を介して、ドレイン電極11と画素電極17が接続されている。一方、本実施形態3においては、図8(b)に示すように第2層間絶縁膜15の表面からソース領域4aの上層にある導電薄膜5まで貫通する導電薄膜接続用コンタクトホール42と、第1層間絶縁膜8上に形成された第1電極層41と接続される第1電極接続用コンタクトホール43を備えている。
従来、ソース領域、ドレイン領域と画素電極とは、画素電極が透明導電性酸化膜であるために、これらを直接コンタクトさせて良好なコンタクト抵抗を得ることは困難であった。これは、画素電極と多結晶半導体層との界面において、多結晶半導体層が酸化されて、界面に絶縁性の酸化物が形成されてしまうためである。
本実施形態3によれば、多結晶半導体層4上に導電性薄膜を形成しているため、画素電極と導電薄膜を、直接コンタクトホールを介して接続した場合においても、良好なコンタクト抵抗を得ることができる。
上記従来例においては、画素電極は、金属性の導電膜であるソース・ドレイン電極を介してコンタクトさせていた。このため、以下のような工程により製造していた。すなわち、まず、第1層間絶縁膜を形成した後にコンタクトホールを形成して、ソース電極及びドレイン電極を形成する。次いで、ソース電極及びドレイン電極の上層に第2層間絶縁膜を形成し、画素電極とドレイン電極を接続するためのコンタクトホールを接続する、という工程により製造していた。
本実施形態3によれば、第1層間絶縁膜と第2層間絶縁膜を形成した後に、コンタクトホールを同時にパターニングして、配線間を画素電極に用いる透明性導電膜で接続することが可能となる。その結果、写真製版工程数を削減することが可能となり、生産性を向上させることができる。
[実施形態4]
図9(a)は、本実施形態4に係るTFTアレイ基板上に形成されたTFT418近傍の構成を示す上面図である。また、図9(b)は、図9(a)のXb−Xb切断部断面図であり、ソース領域及びドレイン領域が形成されているチャネル長方向(図9(a)中のX方向)に沿って切断した断面構造を示している。
本実施形態4に係るTFT418は、以下の点を除いて上記実施形態1に係るTFT118と同様の構成となっている。すなわち、上記実施形態1においては、ソース領域4a及びドレイン領域4cのチャネル長方向の幅が一定であったのに対し、本実施形態4においては、ソース領域44a及びドレイン領域44cのチャネル長方向の幅が場所により異なる。具体的には、ソース領域44a及びドレイン領域44cにおいて、コンタクトホール9の形成領域近傍A1のチャネル長方向の寸法よりも、コンタクトホールの形成領域非近傍A2のチャネル長方向の寸法を小さく構成した。これに合せて、ソース領域44aの直上層に形成するソース側−導電薄膜45aも同様に、コンタクトホール9の形成領域近傍A1のチャネル長方向の寸法D1よりも、コンタクトホールの形成領域非近傍A2のチャネル長方向の寸法D2を小さくした。ドレイン領域44c及びチャネル領域44bの一部の領域に形成されるドレイン側−導電薄膜45bにおいても、ドレイン領域44cの形状に合わせて、ソース側−導電薄膜45aと同様に形成した。
本実施形態4に係るTFT418によれば、ソース領域44a及びドレイン領域44cのチャネル幅方向に亘って低抵抗な導電薄膜5を積層している。導電薄膜は、5〜50Ω/□程度の低抵抗な材料から構成されているため、ソース領域44a及びドレイン領域44cに供給される電圧をチャネル幅方向に対してほぼ一様にすることが可能となる。従って、チャネル幅の広いTFTにおいても、第1コンタクトホール9をチャネル幅方向に均等に配置せずにTFTの性能を維持しつつ、第1コンタクトホール9の個数を低減することができる。
このため、第1コンタクトホールのレイアウト領域の占める面積を縮小することができる。具体的には、図9(a)に示すように、ソース領域44aにおいて、第1コンタクトホール9の形成領域非近傍A2のチャネル長方向の寸法D4を、第1コンタクトホール9の形成領域近傍A1のチャネル長方向の寸法D3よりも小さくすることができる。ドレイン領域44cにおいても同様である。また、ソース側−導電薄膜45aの場合には、第1コンタクトホール9の形成領域非近傍A2のチャネル長方向の寸法D2を、第1コンタクトホール9の形成領域近傍A1のチャネル長方向の寸法D1よりも小さくすることができる。その結果、周辺回路の集積化を達成し、狭額縁化、表示領域の高開口率化、高解像度化に寄与することが可能となる
なお、導電薄膜は、多結晶半導体層の上層のみならず、多結晶半導体層の側壁部、及び多結晶半導体層の近傍に亘る絶縁基板1上に一体的に形成してもよい。例えば、ソース領域及びドレイン領域をそれぞれチャネル長方向の寸法を全領域においてD4とし、コンタクトホール9の形成領域非近傍A2においては、導電薄膜は多結晶半導体層の上層にのみ形成する。そして、コンタクトホール9の形成領域近傍A1においては、多結晶半導体層の側壁部、及び多結晶半導体層の近傍に亘って導電薄膜を形成する構成とすることもできる。コンタクトホールは、多結晶半導体層と導電薄膜が積層されていない非積層領域に形成することも可能である。導電薄膜を設けることにより、設計自由度を高めることができる。
本発明に係るTFTを、有機EL表示装置等に搭載することも可能である。典型的な有機EL表示装置の場合、TFT118のドレイン電極11上にコンタクトホールを有する平坦化膜が設けられる。そして、アノード電極が平坦化膜上に形成され、コンタクトホールを介してドレイン電極と接続する。本発明においては、能動素子として使用する半導体層として、特に多結晶シリコン薄膜に好適に用いることができるが、これに限定されるものではない。
実施形態1に係る液晶表示装置の構成を示す断面図。 実施形態1に係る液晶表示装置の構成を示す平面図。 (a)は、実施形態1に係るTFT近傍の構成を示す上面図。(b)は、(a)のIIIb-IIIb切断部断面図。 (a)及び(b)は、実施形態1に係るTFTの製造工程図。 (a)〜(e)は、実施形態1に係るTFTの製造工程図。 実施形態1に係るTFTアレイ基板の構成を示す断面図。 (a)は、実施形態2に係るTFT近傍の構成を示す上面図。(b)は、(a)のVIIb-VIIb切断部断面図。 (a)は、実施形態3に係るTFT近傍の構成を示す上面図。(b)は、(a)のVIIIb-VIIIb切断部断面図。 (a)は、実施形態4に係るTFT近傍の構成を示す上面図。(b)は、(a)のIXb-IXb切断部断面図。 従来例に係るTFT近傍の構成を示す断面図。
符号の説明
1 絶縁性基板
2 下地膜
3 非晶質半導体膜
4、44 多結晶半導体層
4a、44a ソース領域
4b、44b チャネル領域
4c、44c ドレイン領域
5,25,35,45 導電薄膜
5a、25a、35a、45a ソース側−導電薄膜
5b、25b、35b、45b ドレイン側−導電薄膜
6 ゲート絶縁膜
7 ゲート電極
8 層間絶縁層
9 コンタクトホール
10 ソース電極
11 ドレイン電極
12 レーザー光
15 第2層間絶縁膜
16 第2コンタクトホール
17 第2電極層
18 画素電極
42 導電薄膜接続用コンタクトホール
43 電極接続用コンタクトホール
100 液晶表示装置
101 液晶表示パネル
102 バックライト
103 アレイ基板
104 対向基板
105 シール材
106 液晶
107 スペーサ
108 ゲート線
109 ソース線
110 配向膜
111 対向電極
112 偏光板
115 表示領域
116 額縁領域
117 画素
118,218,318,418 TFT
119 第1の外部配線
120 第2の外部配線

Claims (10)

  1. ゲート電極と、
    前記ゲート電極下にゲート絶縁膜を介して形成されたチャネル領域、前記チャネル領域を挟むソース領域及びドレイン領域を有する半導体層と、
    前記ソース領域直上に形成されたソース側−導電薄膜、前記ドレイン領域直上に形成されたドレイン側−導電薄膜を有する導電薄膜とを備え、
    前記導電薄膜のうちの少なくとも前記ドレイン側−導電薄膜は、前記チャネル領域直上まで延在されている薄膜トランジスタ。
  2. 前記ソース側−導電薄膜は、前記チャネル領域直上まで延在されていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  3. 前記ドレイン側−導電薄膜、及び前記ソース側−導電薄膜は、前記チャネル領域直上に形成されるチャネル長方向の幅を1μm以下とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜トランジスタ。
  4. 前記ソース側−導電薄膜、及び前記ドレイン側−導電薄膜は、チャネル幅方向に亘って形成されていることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の薄膜トランジスタ。
  5. 前記ソース側−導電薄膜と前記ドレイン側−導電薄膜との対向距離が、略一定であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ。
  6. 基板上にソース/ドレイン領域、及び前記ソース/ドレイン領域間に配置されたチャネル領域を有する半導体層を形成する工程と、
    前記ソース領域直上にソース側−導電薄膜を、前記ドレイン領域直上にドレイン側−導電薄膜を有する導電薄膜を形成する工程と、
    前記半導体層上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート電極層を形成する工程とを備え、
    前記導電薄膜のうちの少なくとも前記ドレイン側−導電薄膜を、前記チャネル領域直上まで延在するように形成する薄膜トランジスタの製造方法。
  7. 前記半導体層及び前記導電薄膜上にフォトマスクを配して、前記導電薄膜の形成領域と非形成領域で露光量を異ならせた露光を行うことを特徴とする請求項6に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  8. 前記フォトマスクとして、ハーフトーンマスク又はグレートーンマスクを用いることを特徴とする請求項7に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  9. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタが搭載された表示装置。
  10. 基板上に形成され、ソース/ドレイン領域、及び前記ソース/ドレイン領域間に配置されたチャネル領域を有する半導体層と、
    前記ソース領域の直上に形成されたソース側−導電薄膜と、前記ドレイン領域の直上に形成されたドレイン側−導電薄膜を有する導電薄膜と、
    前記半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜を介して前記チャネル領域の対面に配置されるゲート電極と、
    前記ゲート電極及び前記ゲート絶縁膜を覆う第1層間絶縁膜と、
    前記第1層間絶縁膜上に形成された第1電極層と、
    前記第1電極層上に形成された第2層間絶縁膜と、
    前記第2層間絶縁膜上に形成され、導電薄膜接続用コンタクトホールを介して前記導電薄膜に接続されると共に、第1電極層接続用コンタクトホールを介して前記第1電極層に接続された第2電極層とを備え、
    前記導電薄膜のうちの少なくとも前記ドレイン側−導電薄膜は、前記チャネル領域直上まで延在されている表示装置。
JP2007224039A 2007-08-30 2007-08-30 薄膜トランジスタ、その製造方法、及び表示装置 Pending JP2009059779A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007224039A JP2009059779A (ja) 2007-08-30 2007-08-30 薄膜トランジスタ、その製造方法、及び表示装置
KR1020080077770A KR20090023109A (ko) 2007-08-30 2008-08-08 박막 트랜지스터, 그 제조방법, 및 표시장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007224039A JP2009059779A (ja) 2007-08-30 2007-08-30 薄膜トランジスタ、その製造方法、及び表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009059779A true JP2009059779A (ja) 2009-03-19

Family

ID=40555287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007224039A Pending JP2009059779A (ja) 2007-08-30 2007-08-30 薄膜トランジスタ、その製造方法、及び表示装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2009059779A (ja)
KR (1) KR20090023109A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
KR20090023109A (ko) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7488979B2 (en) Liquid crystal display device including driving circuit and method of fabricating the same
US7300831B2 (en) Liquid crystal display device having driving circuit and method of fabricating the same
US8309960B2 (en) Display device
KR101226974B1 (ko) 액정표시장치용 어레이 기판 및 그 제조 방법
JP4967631B2 (ja) 表示装置
US20080083927A1 (en) Display device and method of manufacturing the same
US20100133541A1 (en) Thin film transistor array substrate, its manufacturing method, and liquid crystal display device
US8624256B2 (en) Display device
JP2008181138A (ja) 表示装置
JP2009224589A (ja) 表示装置およびその製造方法
US7612377B2 (en) Thin film transistor array panel with enhanced storage capacitors
KR20090039623A (ko) 박막 트랜지스터 장치 및 그 제조방법과, 표시장치
JP5324758B2 (ja) 薄膜トランジスタ、表示装置、およびその製造方法
JP2010243741A (ja) 薄膜トランジスタアレイ基板、及びその製造方法、並びに液晶表示装置
US7923725B2 (en) Semiconductor device and a method of manufacturing the same
JP5032077B2 (ja) 表示装置及びその製造方法
US20060065894A1 (en) Thin film transistor array panel and manufacturing method thereof
JP5221082B2 (ja) Tft基板
JP2008218626A (ja) Tftアレイ基板及びその製造方法
JP2009210681A (ja) 表示装置及びその製造方法
US20080054267A1 (en) Display apparatus and manufacturing method of the same
JP2009059779A (ja) 薄膜トランジスタ、その製造方法、及び表示装置
JP2009224396A (ja) 薄膜トランジスタ基板、およびその製造方法、並びに表示装置
JP2008263128A (ja) 薄膜トランジスタアレイ基板、その製造方法、及び表示装置
JP2008263059A (ja) 半導体装置、その製造方法、及び表示装置