JP2009059443A - 光ピックアップ、光ディスク装置及び光学素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
復路光路中に、高感度の光線進行角度選択性を備えた第1の不要光除去光学素子と、光軸近傍の微小領域にのみ遮光帯を設けた第2の不要光除去光学素子を配置する。これにより、不要光ビームだけを選択的に受光面上からほぼ完全に除去することができる。信号再生光の品質および光利用効率をほとんど低下させず、高い信頼性を備えた光ピックアップ及び光ディスク装置を提供できる。
【選択図】図1
Description
ただし、n:ホログラム素子の屈折率
D:ホログラム素子の板厚さ
θ:回折光の回折角度
λ:入射光ビームの波長
そして上記数式1から導出すると、回折効率100%から最初に0%にまで低下する傾き幅δ0(以下、これを傾き角の感度幅と記す。)は、以下の数式2で表される。
ここで数式2を用いて具体的な数値例を当てはめると、例えば、
波長λ=405nm
屈折率n=1.5
素子板厚さ=1.5mm
回折角度=30°
以上の値を上記数式2に代入すると、傾き角の感度幅δ0は約0.02°と極めて急峻な感度幅が得られることがわかる。
ところで、これまでの実施例は、全てBDやHDなど高密度メディアの2層ディスクを対象としていたが、本発明はこれに限定されるものではない。DVDやCDなど既存メディアにおける2層ディスクを対象としてもよいし、3層以上の高多層ディスクに対しても本発明は適用可能であり有効である。
Claims (13)
- 少なくとも2つの記録層を有する光ディスクに光ビームを照射し、前記光ディスクからの反射光ビームを検出する光ピックアップであって、
所定の波長を有する光ビームを出射するレーザ光源と、
前記光ディスクのいずれかの記録層上に前記光ビームを集光させるための対物レンズと、
前記光ディスクの記録層からの反射光ビームの一部または全部を受光するように配置された光検出器と、
前記対物レンズから前記光検出器に至る光路中配置される光学素子とを備え、
前記光学素子は、入射面に対して所定の入射角度αで入射した前記光ビームを、所定の回折効率ηで所定の回折角度方向へ回折させ、前記入射角度αに対して所定の微小角度誤差±δ以上ずれた入射角で前記入射面に入射した光ビームを、所定の透過率Tでそのまま透過させるものであり、
前記光ディスクのいずれかの記録層で反射した後、前記光学素子に入射し、前記光学素子によって前記所定の回折角度方向へ回折された光ビームが、前記光検出器内の受光面に照射されないように構成されていることを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項1に記載の光ピックアップであって、
更に、前記対物レンズから前記光検出器に至る光路中に配置される部分遮光フィルタ素子を有し、
前記部分遮光フィルタは、入射される光ビームの中心光軸を含む所定の領域内に入射した光ビームを反射又は吸収させ、前記所定の領域外に入射した光ビームを、そのまま透過させるものであり、
前記光ディスクのいずれかの記録層で反射し、前記遮光フィルタ素子に入射後、前記遮光フィルタ素子によって反射又は吸収された光ビームが、前記光検出器内の受光面に照射されないように構成されていることを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項1又は2記載の光ピックアップであって、
前記光学素子によって所定の回折角度方向に回折される光ビームは、再生のために前記対物レンズによって焦点合わせされている記録層よりも、前記対物レンズに近い側に位置する記録層で反射された光ビームであることを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項2に記載の光ピックアップであって、
前記部分遮光フィルタ素子の前記所定の領域で反射又は吸収される光ビームは、再生のために前記対物レンズによって焦点合わせされている記録層よりも、前記対物レンズに遠い側に位置する記録層で反射された光ビームであることを特徴とする光ピックアップ。 - 少なくとも2つの記録層を有する光ディスクに光ビームを照射し、前記光ディスクからの反射光ビームを検出する光ピックアップであって、
所定の波長を有する光ビームを出射するレーザ光源と、
前記光ディスクのいずれかの記録層上に前記光ビームを集光させるための対物レンズと、
前記光ディスクの記録層からの反射光ビームの一部または全部を受光するように配置された光検出器と、
前記対物レンズから前記光検出器に至る光路中に配置される部分遮光フィルタ素子とを備え、
前記光ディスクのいずれかの記録層で反射し、前記遮光フィルタ素子に入射後、前記遮光フィルタ素子によって反射又は吸収された光ビームが、前記光検出器内の受光面に照射されないように構成されていることを特徴とする光ピックアップ。 - 少なくとも2つの記録層を有する光ディスクに光ビームを照射し、前記光ディスクからの反射光ビームを検出する光ピックアップであって、
所定の波長を有する光ビームを出射するレーザ光源と、
前記光ディスクのいずれかの記録層上に前記光ビームを集光させるための対物レンズと、
前記光ディスクの記録層からの反射光ビームの一部または全部を受光するように配置された光検出器と、
前記対物レンズから前記光検出器に至る光路中に配置される複合型光学素子とを備え、
前記複合型光学素子は、
入射面に対して所定の入射角度αで入射した所定の波長を有する光ビームを、所定の回折効率ηで所定の回折角度方向へ回折させる機能と、
前記入射角度αに対して所定の微小角度誤差±δ以上ずれた入射角で前記入射面に入射した光ビームを、所定の透過率Tでそのまま透過させる機能と、
入射される光ビームの中心光軸を含む所定の領域内に入射した光ビームを反射又は吸収させ、前記所定の領域外に入射した光ビームを、そのまま透過させる機能とを有し、
前記複合型光学素子に入射後、前記複合型光学素子によって回折又は反射もしくは吸収された光ビームは、前記光検出器内の受光面には照射しないように構成されていることを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項1乃至請求項6の何れか記載の光ピックアップと、
前記光ピックアップから出力される信号を用いて、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号を生成するサーボ信号生成回路と、を備え、
前記サーボ信号生成回路は、差動プッシュプル方式と同様の演算方式によるトラッキング信号を生成可能なことを特徴とする光ディスク装置。 - 入射面に対して所定の入射角度αで入射した所定の波長を有する光ビームを、所定の回折効率ηで所定の回折角度方向へ回折させる機能と、
前記入射角度αに対して所定の微小角度誤差±δ以上ずれた入射角で前記入射面に入射した光ビームを、所定の透過率Tでそのまま透過させる機能とを有することを特徴とする光学素子。 - 前記回折効率ηおよび前記透過率Tは、共に略80%以上であることを特徴とする請求項8記載の光学素子。
- 前記微小角度誤差±δは、±0.3°乃至±1.0°の範囲内にあることを特徴とする請求項8記載の光学素子。
- 前記光学素子は、ボリューム型ホログラム素子によって構成されることを特徴とする請求項8記載の光学素子。
- 入射される光ビームの中心光軸を含む所定の領域内に入射した光ビームを反射又は吸収させ、前記所定の領域外に入射した光ビームを、そのまま透過させる機能を備えたことを特徴とする部分遮光フィルタ素子。
- 透明基板と、
入射面に対して所定の入射角度αで入射した所定の波長を有する光ビームを、所定の回折効率ηで所定の回折角度方向へ回折させる機能と、前記入射角度αに対して所定の微小角度誤差±δ以上ずれた入射角で前記入射面に入射した光ビームを、所定の透過率Tでそのまま透過させる機能とを有する第1の光学素子と、
入射される光ビームの中心光軸を含む所定の領域内に入射した光ビームを反射又は吸収させ、前記所定の領域外に入射した光ビームを、そのまま透過させる機能を備える第2の光学素子と具備し、
前記第1の光学素子と前記第2の光学素子は、前記透明基板上もしくは基板内に設けられていることを特徴とする複合型光学素子。
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---|---|---|---|---|
JP2001215334A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-10 | Toppan Printing Co Ltd | ホログラム反射板とそれを用いた液晶表示装置 |
JP2007511023A (ja) * | 2003-11-04 | 2007-04-26 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 複数のデータ層を有するディスクへの光学的記憶 |
JP2007141357A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Sony Corp | 光ピックアップおよびディスクドライブ装置 |
JP2007193852A (ja) * | 2004-03-30 | 2007-08-02 | Pioneer Electronic Corp | ホログラム記録担体 |
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JP2007511023A (ja) * | 2003-11-04 | 2007-04-26 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 複数のデータ層を有するディスクへの光学的記憶 |
JP2007193852A (ja) * | 2004-03-30 | 2007-08-02 | Pioneer Electronic Corp | ホログラム記録担体 |
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