JP2009058566A - 画像表示装置、画像表示方法、画像表示プログラム、および画像表示プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像表示装置は、外光センサ32で検出される外光照度を認識する外光照度認識部151と、画像情報を取得する画像取得部153と、外光照度に対応する発光輝度に関する外光適応輝度要求値Laを演算する外光適応調光部152と、外光適応輝度要求値La、および予め設定されるバックライト31の発光輝度上限値Lmaxに基づいて画像適応上限輝度率Kmaxを演算するとともに、このKmaxに対応する固定調光画像補正量G5を演算する画像適応調光部155と、を備え、バックライト31の発光輝度が上限に達する場合、固定調光画像補正量G5により補正された画像を表示パネル30に表示させる制御をする。
【選択図】図4
Description
また、特許文献2のような画像表示装置では、画像内容に応じて適切なバックライトの調光を実施できるが、周囲の明るさが考慮されておらず、画像表示装置の周囲の環境を整える必要があり、煩雑な操作を伴うという問題がある。
ここで、図21は、人間の感じる明るさ感を一定に保つために求められる周囲の照度に対するバックライト輝度の要求値を示す図である。また、図22は、外光適応調光および画像適応調光に対するバックライト輝度要求値、およびバックライト輝度の上限値を示す図である。なお、図22において、Laは、外光に対応したバックライドの要求輝度値を示す。また、Kは、画像データの画像内容(例えば画像の平均輝度)に対応したバックライトの要求輝度率を示し、画像の平均輝度値の最大値および最小値に応じて、K0≦K≦K1(K2およびK3は、K0〜K1の中間値であり、K2>K3とする)の値をとる。さらに、Lmaxは、バックライトの発光輝度の上限値であり、Lmax=La×Kmaxとなる。
図21に示すように、一般に、現在主流となっている液晶ディスプレイでは、周囲の明るさが明るいほどバックライトの輝度を上げる必要がある。しかしながら、図22に示すように、バックライト輝度には上限があるため、例えば図22において、K2×Laのバックライト輝度を要求したとしても、実際には、K3×Laでしか発光できない(この時K3=Kmaxとなる)。この時、画像内容に応じたバックライト調光(画像適応調光)は、K2に対応する画像補正しか実施していないため、表示される画像が所望する明るさよりも暗く表示されてしまい、視認性や画質が低下してしまうという問題がある。
この発明によれば、光源制御手段は、外光適応調光情報および画像適応調光情報を乗算することで最終輝度設定値を演算し、この最終輝度設定値に基づいて、光源の発光輝度を調整する。ここで、外光適応調光情報として光源の発光輝度要求値が記録され、画像適応調光情報として、画像内容に応じた光源の光源輝度率が記録されていれば、これらを乗算するだけの簡単な処理により、容易に最終輝度設定値を求めることができる。したがって、光源制御処理における処理負荷を軽減させることができ、省電力化をも促進することができる。
この発明によれば、光源制御手段は、外光適応調光情報および画像適応調光情報を乗算することで最終輝度設定値を加算し、この最終輝度設定値に基づいて、光源の発光輝度を調整する。ここで、外光適応調光情報として外光の明るさに対応する光源の発光輝度要求値が記録され、画像適応調光情報として、画像内容に応じた光源の光源輝度値が記録されていれば、これらを加算するだけの簡単な処理により、容易に最終輝度設定値を求めることができる。したがって、上記発明と同様に、光源制御処理における処理負荷を軽減させることができ、省電力化をも促進することができる。
これにより、外光適応調光手段は、外光適応調光情報を複雑な演算式により算出する必要がなく、予め第一記録手段に記録された基準外光適応調光情報から外光の明るさに対応する外光適応調光情報を読み出すだけでよい。したがって、外光適応調光手段における処理負荷を軽減させることができ、処理の高速化を促進できるとともに、省電力化にも貢献できる。
これにより、画像適応要求演算部は、画像情報における各画素の輝度レベルに基づいて光源の発光輝度を複雑な演算式を用いて算出する必要がなく、予め第二記録手段に記録された基準画像適応調光情報から画像情報の平均輝度に対応する光源輝度情報を読み出すだけでよい。同様に、補正量演算手段も、認識した基準画像適応調光情報から輝度対応補正量情報を認識するだけでよい。したがって、画像適応要求演算部や補正量演算手段における処理負荷を軽減させることができ、処理の高速化を促進できるとともに、省電力化にも貢献できる。
これにより、光源の最低発光輝度を求めることで、光源はこの最低輝度以上の輝度が保障することができ、画質劣化や視認性の低下を抑えることができる。例えば外光の明るさが著しく大きい場合などでは、輝度上限値が輝度下限値よりも低くなる。このような場合、輝度上限値に対応する補正量により画像補正を実施した場合、著しく画質が低下し、視認性が低下してしまうおそれがある。これに対して、上記のような構成にすることで、輝度上限値が輝度下限値よりも低くなった場合、輝度下限値が画像適応調光情報に設定され、光源の発光輝度の著しい低下を抑えることができ、この輝度下限値に対応する下限画像補正量により画像情報を補正するので、この輝度下限値に対応する発光輝度で光源から光を射出させた場合に最適となる画像を表示させることができる。
この発明によれば、上記したように、光源の発光輝度が上限に達した場合でも、光源の発光輝度の上限値に基づいて演算される画像適応調光情報を出力でき、この画像適応調光情報に対応する画像補正量により画像情報が補正することができる。したがって、外光明るさが高く、この外光の明るさに対応して光源の発光輝度を上限まで上昇させた場合でも、画像表示手段に表示される画像の視認性を良好にすることができる。
これにより、このような画像表示プログラムを用いることにより、上述したように、外光の明るさが高く、この外光の明るさに対応して光源の発光輝度を上限まで上昇させた場合でも、画像表示手段に表示される画像の視認性を良好にすることができる。
これにより、上記のような画像表示プログラムが記録媒体に記録されているため、この記録媒体に記録されるプログラムを他の電子機器に読み取らせることにより、この電子機器における画像表示の視認性を良好にすることができ、用途の拡大を見込むことができる。
以下、本発明の第一の実施の形態に係る画像表示装置を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一の実施の形態に係る画像表示装置の全体構成を示すブロック図である。
図2は、基準外光適応調光テーブルのデータ構成の概略を示す図である。
図3は、基準画像適応調光テーブルのデータ構成の概略を示す図である。
図4は、画像表示装置を構成する画像処理エンジンの内部構成の概略を示すブロック図である。
図5は、画像処理エンジンを構成する画像適応調光部の概略構成を示すブロック図である。
図1において、1は画像表示装置であり、この画像表示装置1は、入力インターフェース(以降、入力I/Fと称す)10と、CPU(Central Processing Unit)11と、第一記録手段および第二記録手段としても機能するROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD(Hard disk drive)14と、画像処理エンジン15と、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ16と、表示制御手段を構成する表示パネル制御部17と、光源制御手段を構成するバックライト発光制御部18と、を備えている。これらの構成は、バス19を介して相互に接続されている。
また、表示パネル制御部17には画像表示手段としての表示パネル30が、バックライト発光制御部18には、光源としてのバックライト31が、画像処理エンジン15には、A/D変換器32Aを介して外光センサ32が接続されている。
なお、画像表示装置1の具体的な例としては、表示パネル30により画像を表示することができるノート型コンピュータ、プロジェクタ、テレビ、携帯電話などを想定している。また、画像処理エンジン15は、メインバス上でなく、画像入力(CPUによるI/Oや、通信・外部装置からのDMA(Direct Memory Access)など)から画像出力の間の専用バス上に配置してもよい。
なお、ROM12に各種プログラムやデータを記憶する構成としたが、例えば、HDD14により情報の読み込みが可能なハードディスクや、DVDドライブ16により読み込み可能な光ディスクなどの記録媒体に上記各種プログラムや各種情報を記録する構成などとしてもよい。
ここで、外光照度情報52は、表示パネル30の周囲における外光の照度に関する情報である。外光適応輝度要求情報53は、外光照度情報52の照度で外光が存在する場合、この外光の影響をなくすために必要なバックライトの発光輝度値が記録されている。
ここで、平均輝度情報62は、画像の平均輝度に関する情報である。画像適応輝度要求情報63は、平均輝度情報62の平均輝度を有する画像を表示パネル30に表示させるために必要とされるバックライト31の光量に関する情報であり、バックライト31の発光輝度率が記録されている。画像補正情報64は、画像適応輝度要求情報63の輝度率でバックライト31から光束を射出させた際に、画像情報の画像を補正するための補正量が記録されている。
画像処理エンジン15は、図4に示すように、外光照度認識部151と、外光適応調光手段としての外光適応調光部152と、画像認識手段としての画像取得部153と、色変換部154と、画像適応調光手段および補正量演算手段としても機能する画像適応調光部155と、バックライト輝度決定部156と、表示制御部を構成する画像表示信号生成部157と、などを備えている。ここで、バックライト輝度決定部156およびバックライト発光制御部18により本発明の光源制御手段が構成される。なお、図4中、画像信号源とは、画像情報の出力元であり、例えば入力I/F10、CPU11、ROM12、HDD14、DVDドライブ16などが挙げられる。
具体的には、外光適応調光部152は、第一のレジスタに書き込まれた基準外光適応調光情報51から、現在の外光の照度に対応する外光照度情報52を有する基準外光適応調光情報51を認識する。そして、外光適応調光部152は、この基準外光適応調光情報51の外光適応輝度要求情報53の要求値を外光適応輝度要求値として、バックライト輝度決定部156および画像適応調光部155に出力する。
ここで、入力される動画像情報は、例えば、時系列に連続する複数の静止画像(以下、「フレーム画像」と呼ぶ。)を示すデータである。動画像情報は、圧縮したデータや、入力した動画像がインターレース方式のデータであってもよく、このような場合、画像取得部153は、圧縮されたデータを解凍する処理やインターレース方式のデータをノンインタレース方式のデータに変換する処理を実施して、動画像情報の各フレーム画像の画像情報を、画像処理エンジン15が処理することができる形式の画像情報に変換する。また、静止画像情報を入力した場合には、当該静止画像の画像情報を取得することにより静止画像を扱うこともできる。
本実施の形態では、縦横640×480画素など、マトリクス状に配列された多数の画素について、主に、Y(輝度)、Cb(U)(青−黄色の軸によって規定される色差)、及びCr(V)(赤−緑の軸によって規定される色差)により表されるYCbCrデータを画像情報として取得する。この場合、“0≦Y≦255”であり、“−128≦Cb、Cr<128”であり、“Cb、Cr=0”はグレイ軸を表す。なお、フレーム画像を表す画素数、各画素の階調数はこれに限られることはない。また、画像情報の表現形式についても、YCbCrデータに限られることはなく、R(レッド)・G(グリーン)・B(ブルー)の各色に“0”から“255”の256階調(8ビット)の階調値で表したRGBデータなど様々な表現形式のデータであってもよい。
色変換部154で処理された画像情報は、図示しないフレームメモリに格納される。このフレームメモリは、例えば1画面分の画像情報を保存する。なお、フレームメモリを設けない構成としてもよく、この場合、1フレーム前の画像情報を利用してもよい。
そして、画像適応調光上限値演算部21は、算出した画像適応上限輝度率Kmaxをバックライト輝度率比較部26および固定調光画像補正量演算部24に出力する。
具体的には、固定調光画像補正量演算部24は、第二のレジスタにおけるレジスタ値に基づいて、画像適応上限輝度率Kmaxに対応する画像適応輝度要求情報63を有する基準画像適応調光情報61を認識する。そして、この基準画像適応調光情報61の画像補正情報64を認識し、固定調光画像補正量G5として画像補正量決定部27に出力する。この時、固定調光画像補正量演算部24は、上記画像適応輝度率演算部23と同様に、動画のフレーム毎に第二のレジスタに記録されるレジスタ値に基づいて、固定調光画像補正量G5を出力する。
具体的には、適応調光画像補正量演算部25は、第二のレジスタにおけるレジスタ値に基づいて、平均輝度値Yaveに対応する平均輝度情報62を有する基準画像適応調光情報61を認識する、そして、この基準画像適応調光情報61の画像補正情報64を認識し、適応調光画像補正量G4として画像補正量決定部27に出力する。この時、適応調光画像補正量演算部25は、上記画像適応輝度率演算部23および固定調光画像補正量演算部24と同様に、動画のフレーム毎に第二のレジスタに記録されるレジスタ値に基づいて、適応調光画像補正量G4を出力する。
ここで、バックライト輝度率比較部26は、画像適応輝度率Kが、画像適応上限輝度率Kmax以下であると判断した場合、画像適応輝度率Kを画像適応輝度率要求値としてバックライト輝度決定部156および画像補正量決定部27に出力する。すなわち、画像適応輝度率Kが、画像適応上限輝度率Kmax以下である場合、K×La≦Lmaxとなるので、画像適応輝度率Kを出力してもバックライト31の発光輝度が上限に到達せず、表示パネル30にて画像情報に応じた輝度で画像を表示可能となる。
一方、バックライト輝度率比較部26は、画像適応輝度率Kが、画像適応上限輝度率Kmaxよりも大きい場合、画像適応上限輝度率Kmaxを画像適応輝度率要求値としてバックライト輝度決定部156および画像補正量決定部27に出力する。すなわち、画像適応輝度率Kが、画像適応上限輝度率Kmaxよりも大きいである場合、K×La>Lmaxとなる。この場合、画像適応上限輝度率Kmaxを出力し、この画像適応上限輝度率Kmaxに対応する固定調光画像補正量G5により画像情報を補正することで、表示パネル30にて画像情報に応じた輝度で画像を表示可能となる。
具体的には、画像補正量決定部27は、バックライト輝度率比較部26から画像適応輝度率Kが入力されると、適応調光モードに設定出力状態を切り替え、すなわち、画像適応輝度率Kに対応した適応調光画像補正量G4を出力する。
一方、画像補正量決定部27は、バックライト輝度率比較部26から画像適応上限輝度率Kmaxが入力されると、固定調光モードに設定状態と切り替え、すなわち、画像適応上限輝度率Kmaxに対応した固定調光画像補正量G5を出力する。
また、この画像補正実行部28は、図示しないレベル補正部を備え、画像情報にレベル補正を実施した後、画像補正量決定部27から入力される補正量に基づいて画像補正を実施する。
すなわち、レベル補正部は、輝度値Xが分布している範囲を拡大させるレベル補正を行うことにより、輝度値Yを取得する。具体的には、このレベル補正部は、フレーム画像の輝度データXについてヒストグラムを算出し、このヒストグラムからフレーム画像の輝度値Xの上限値XHおよび下限値XLをレベル補正パラメータとして取得する。そして、レベル補正部は、フレーム画像の上限値XHおよび下限値XLに挟まれる範囲を輝度データにおいて表現することができる最大の輝度値の範囲に線形変換することにより輝度値Yに変換する。すなわち、本実施形態では輝度値を表現する階調数は“0〜255”の256階調としているので、次式に従ってレベル補正を行う。
具体的には、バックライト輝度決定部156は、外光適応輝度要求値と画像適応輝度率要求値とを掛け合わせ、バックライト輝度決定値(最終輝度設定値)としてバックライト発光制御部18に出力する。
次に、上述したような画像表示装置1の動作について説明する。
図6は、第一の実施の形態の画像表示装置の画像表示処理におけるフローチャートである。
図7は、第一の実施の形態の画像処理エンジンの画像適応調光部の画像適応調光処理におけるフローチャートである。
これには、先ず、画像表示装置1のCPU11は、前記操作信号を認識し、操作信号に応じた所定の画像信号源(例えば入力I/F10、ROM12、HDD14、DVDドライブ16など)の画像情報を画像処理エンジン15に出力する。
外光適応調光部152は、外光照度が入力されると、第一のレジスタに書き込まれた基準外光適応調光情報51に基づいて、外光適応輝度要求値Laを演算する(ステップS103)。
そして、外光適応調光部152は、演算された外光適応輝度要求値Laをバックライト輝度決定部156および画像適応調光部155に出力する。なお、画像の変化速度である動画フレームレートと、外光の変化する速度とは、速さが異なるため、この外光適応調光部152における外光適応輝度要求値Laの出力頻度は、画像適応調光処理における画像適応輝度率Kの出力頻度と一致させる必要がなく、例えばフレームレートよりも遅い所定速度で外光適応輝度要求値Laを出力してもよい。
図7において、画像適応調光部155の画像適応調光上限値演算部21は、外光適応調光部152から外光適応輝度要求値Laが入力されると、画像適応上限輝度率Kmaxを演算する(ステップS121)。すなわち、画像適応調光部155は、上記したように、ROM12に予め記録されているバックライト31が発光可能な発光輝度上限輝度値Lmaxを認識し、Kmax=Lmax/Laとなる画像適応上限輝度率Kmaxを演算する。そして、画像適応調光上限値演算部21は、演算した画像適応上限輝度率Kmaxをバックライト輝度率比較部26および固定調光画像補正量演算部24に出力する。
具体的には、画像適応調光部155の画像適応輝度率演算部23および適応調光画像補正量演算部25は、第二のレジスタに書き込まれた基準画像適応調光情報61から画像情報の平均輝度値Yaveに対応する平均輝度情報62を有する基準画像適応調光情報61を認識する。そして、画像適応輝度率演算部23は、この認識した基準画像適応調光情報61の画像適応輝度要求情報63に記録される要求値を、画像適応輝度率Kとしてバックライト輝度率比較部26に出力する。また、適応調光画像補正量演算部25は、前記認識した基準画像適応調光情報61の画像補正情報64に記録される補正量を、適応調光画像補正量G4として、画像補正量決定部27に出力する。
さらに、固定調光画像補正量演算部24は、第二のレジスタに書き込まれた基準画像適応調光情報61から画像適応上限輝度率Kmaxに対応する画像適応輝度要求情報63を有する基準画像適応調光情報61を認識する、そして、この基準画像適応調光情報61の画像補正情報64に記録される補正量を、固定調光画像補正量G5として、画像補正量決定部27に出力する。
このステップS124において、バックライト輝度率比較部26は、K≦Kmaxであると判断した場合、画像適応輝度率要求値として画像適応輝度率Kを、バックライト輝度決定部156および画像補正量決定部27に出力する(ステップS125)。
この場合、画像補正量決定部27は、適応調光モードに出力状態を切り替え、すなわち、画像適応輝度率Kに対応する適応調光画像補正量G4を画像補正実行部28に出力する(ステップS126)。
この場合、画像補正量決定部27は、固定調光モードに出力状態を切り替え、すなわち、画像適応上限輝度率Kmaxに対応する固定調光画像補正量G5を画像補正実行部28に出力する(ステップS128)。
ここで、図8は、第一の実施の形態の画像表示装置における外光照度に対するバックライト輝度の関係、および外光照度に対する、適応調光と固定調光の切り替わりであるKmaxに対応する平均輝度の関係を示す図である。
図9は、画像適応輝度率Kの上限値K1が画像適応上限輝度率Kmaxよりも小さい場合における画像平均輝度と画像適応輝度率との関係を示す図である。
図10は、画像適応上限輝度率Kmaxが画像適応輝度率Kの上限値K1と下限値K0の間の値を採る場合の画像平均輝度と画像適応輝度率との関係を示す図である。
図11は、画像適応上限輝度率Kmaxが画像適応輝度率Kの下限値K0よりも小さい場合の画像平均輝度と画像適応輝度率との関係を示す図である。
図8において、画像情報の画像内容に応じて、平均輝度値Yaveの採り得る値は0〜255となり、この平均輝度値Yaveに対応して画像適応輝度率Kが、K0からK1までの値を採るとする。この場合、バックライト31の発光輝度は、画像適応輝度率Kと外光適応輝度要求値Laとの積であるバックライト輝度決定値K×Laで決定される。
ここで、外光照度Eが低い状態(0<E<E1)では、外光適応輝度要求値Laも低くなるため、図9に示すように、画像適応輝度率KがK0〜K1の範囲であれば、いかなる値を採ったとしてもバックライト輝度決定値K×Laが発光輝度上限値Lmax以下となる。したがって、画像補正量決定部27は、適応調光モードに出力状態を切り替え、画像情報の画像内容に応じた輝度で画像が表示される。
一方、外光照度EがE1<E<E0である場合、図10に示すように、画像情報の画像内容によって、例えば平均輝度値Yaveが高い場合に、バックライト輝度決定値K×Laが発光輝度上限値Lmaxを越えてしまう。したがって、画像補正量決定部27は、画像適応輝度率Kの大きさにより適応調光モードおよび固定調光モードのいずれか一方に切り替えて、画像補正量を出力する。
そして、外光照度EがE>E0である場合、図11に示すように、画像情報の画像内容に関わらず、バックライト輝度決定値K×Laが発光輝度上限値Lmaxを越えてしまう。したがって、バックライト輝度率比較部26は、画像適応上限輝度率Kmaxを出力するとともに、画像補正量決定部27は、固定調光モードに出力状態を切り替え、Kmaxに対応した固定調光画像補正量G5により画像を補正する。
ここで、画像処理エンジン15は、さらに次式に従う補正を行うことにより、輝度値の偏りを補正しながら、さらに調光を行うことにより表示する画像に生じる輝度の変化を減少させる補正(以下、この補正を「強化した明るさ補正」と呼ぶ。)を行う。強化した明るさ補正の補正式を次式で定義する。
また、固定調光画像補正量演算部24では、上記式(10)の限界調光率αlimおよび限界補正量Glimをそれぞれ、上限調光率α5、固定調光画像補正量G5に置き換えて変形することで、次式に示すように固定調光画像補正量G5を求めることができる。
上述したように、上記画像表示装置1では、外光センサ32により当該画像表示装置1の外光照度を検出し、画像処理エンジン15の外光適応調光部152は、この外光照度に対応したバックライト31の発光輝度要求値である外光適応輝度要求値Laを演算する。また、画像適応調光部155の画像適応調光上限値演算部21は、この外光適応輝度要求値La、および予め設定されているバックライトの発光輝度上限値Lmaxに基づいて、画像適応上限輝度率値Kmaxを演算し、固定調光画像補正量演算部24はこの画像適応上限輝度率Kmaxに対応する固定調光画像補正量G5を演算する。一方、画像適応調光部155の画像適応輝度率演算部23は、画像取得部153にて取得された画像情報の平均輝度値Yaveに基づいて、画像情報の画像内容に応じた輝度率である画像適応輝度率Kを演算し、適応調光画像補正量演算部25は、この画像適応輝度率Kに対応する適応調光画像補正量G4を演算する。そして、バックライト31の発光輝度が上限値に達する場合(バックライト輝度決定値がLmax=Kmax×Laの場合)には、画像適応上限輝度率Kmaxに対応する固定調光画像補正量G5で画像情報を補正した画像情報を表示パネル30に表示させる。
このため、バックライト31の発光輝度が上限に達していない場合では、画像情報の平均輝度に対応した適応調光画像補正量G4で画像補正した画像を表示パネル30に表示させることができる。したがって、バックライト31が上限に達していない状態では、画像情報の画像内容に即した正確な画像を表示させることができ、表示パネル30における視認性をより良好にできる。
このため、バックライト輝度決定部156は、外光適応輝度要求値Laおよび画像適応輝度率要求値に基づいて、容易にバックライト輝度決定値を演算することができる。したがって、複雑な演算処理が不要で、構成を簡単にできる。また、画像処理における処理負荷を軽減して画像処理能力を向上させることができ、処理負荷の軽減により省電力化にも貢献できる。
このため、外光適応調光部152は、予め記憶された基準外光適応調光テーブル50から外光照度に対応する基準外光適応調光情報51を検索するだけでよいので、例えば、所定の数式に外光照度を代入して外光適応輝度要求値Laを算出するなど複雑な演算処理が不要となり、処理負荷を軽減することができる。また、処理負荷の軽減に伴って、処理の高速化、省電力化を促進させることができる。
このため、上記外光適応調光部152と同様に、画像適応輝度率演算部23、適応調光画像補正量演算部25、および固定調光画像補正量演算部24においても、予め記憶された基準画像適応調光テーブル60から最適な基準外光適応調光情報51を検索するだけでよいので、複雑な計算式を用いて各値を算出するする必要がなく、処理負荷を軽減することができる。また、処理負荷の軽減に伴って、処理の高速化、省電力化を促進させることができる。
次に、本発明の第二の実施の形態に係る画像表示装置について説明する。
第二の実施の形態の画像表示装置は、第一の実施の形態における画像表示装置1と同様の全体構成を有するものであり、ここでの説明を省略する。
これに対して、第二の実施の形態の画像表示装置では、画像適応輝度率要求値が画像適応下限輝度率K0より小さくならないように設定する。
この第二の実施の形態の画像表示装置では、図15に示すように、画像処理エンジン15における適応調光部が第一の実施の形態と異なる。なお、図15において、同一構成のものについては同一符号を付し、その説明を省略または簡略する。
画像適応下限輝度率K0の演算では、画像適応輝度率演算部23Aは、ROM12に記録される基準画像適応調光テーブル60から、平均輝度情報62の平均輝度が最も小さい基準画像適応調光情報61を認識し、この基準画像適応調光情報61の画像適応輝度要求情報を画像適応下限輝度率K0として認識する。
この下限適応調光画像補正量G40の演算では、適応調光画像補正量演算部25Aは、ROM12に記録される基準画像適応調光テーブル60から、平均輝度情報62の平均輝度が最も小さい基準画像適応調光情報61を認識し、この基準画像適応調光情報61の画像補正情報を下限適応調光画像補正量G40として認識する。
ここで、バックライト輝度率比較部26Aは、画像適応上限輝度率Kmaxが、画像適応輝度率K以上であると判断した場合、前記第一の実施の形態と同様に、画像適応輝度率Kを画像適応輝度率要求値としてバックライト輝度決定部156および画像補正量決定部27Aに出力する。
ここで、バックライト輝度率比較部26Aは、画像適応上限輝度率Kmaxが、画像適応輝度率Kよりも小さく、画像適応下限輝度率K0よりも大きいと判断すると、画像適応上限輝度率Kmaxを画像適応輝度率要求値としてバックライト輝度決定部156および画像補正量決定部27Aに出力する。
また、バックライト輝度率比較部26Aは、画像適応上限輝度率Kmaxが、画像適応下限輝度率K0よりも小さいと判断すると、画像適応下限輝度率K0を画像適応輝度率要求値としてバックライト輝度決定部156および画像補正量決定部27Aに出力する。
具体的には、画像補正量決定部27Aは、バックライト輝度率比較部26Aから画像適応輝度率Kが入力されると、適応調光モードに設定出力状態を切り替える。
また、画像補正量決定部27Aは、バックライト輝度率比較部26Aから画像適応上限輝度率Kmaxが入力されると、固定調光モードに設定出力状態を切り替える。
さらに、画像補正量決定部27Aは、バックライト輝度率比較部26Aから画像適応下限輝度率K0が入力されると、下限固定調光モードに設定状態と切り替え、すなわち、画像適応下限輝度率K0に対応した下限固定調光画像補正量G40を出力する。
図16において、外光照度EがE<E0である場合は、前記第一の実施の形態と同様の出力状態となる(図8ないし図10参照)。
一方、図16において、外光照度EがE>E0である場合、図17に示すように、画像適応調光部155Aは、画像適応調光輝度率要求値として画像適応下限輝度率K0を出力し、下限適応調光画像補正量G40により補正した補正後画像を出力する状態に切り替える。
この場合、バックライト発光制御部18は、バックライト31に印加する電圧を一時的に高めてバックライト31を通常より高い発光輝度で発光させる、いわゆるバックライト増光(バックライトブースト)を実施させる旨のバックライト制御信号を出力する。これにより、バックライト決定値K0×Laに対応した発光輝度でバックライト31を発光させることが可能となる。
上述したように、上記第二の実施の形態の画像表示装置では、適応調光画像補正量演算部25Aは、画像劣化を防止するための最低輝度である画像適応下限輝度率K0を演算し、適応調光画像補正量演算部25Aは、この画像適応下限輝度率K0に対応する下限適応調光画像補正量G40を演算する。そして、バックライト輝度率比較部26Aは、画像適応上限輝度率Kmaxが画像適応下限輝度率K0よりも小さいと判断されると、画像適応輝度率要求値として画像適応下限輝度率K0をバックライト輝度決定部156および画像補正量決定部27Aに出力する。また、画像補正量決定部27Aは、画像適応輝度率要求値として画像適応下限輝度率K0が入力されると、下限固定調光モードに出力状態を切り替え、下限適応調光画像補正量G40を出力する。
このため、画像劣化が生じる画像適応下限輝度率K0以下に画像適応輝度率要求値が設定されないため、バックライト31の発光輝度もK0×La以下に低下することがなく、表示パネル30における著しい輝度低下などの画質劣化を防止することができ、視認性の低下を防止することができる。また、この時、画像情報は、画像適応下限輝度率K0に対応する下限適応調光画像補正量G40で画像補正されるため、バックライト31の輝度に対して最適な画像を表示パネル30に表示させることができる。
また、バックライト発光制御部18は、バックライト31をK0×Laの発光輝度でバックライトブーストを実施するが、外光適応調光のみを実施した(画像情報に応じた調光を実施しない)場合に比べてはるかに省電力化を実現できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
すなわち、画像処理エンジン15は、外光適応調光部152の外光適応調光の結果に応じて、彩度補正量を演算し、この彩度補正量に基づいて、画像情報を補正する。
具体的には、固定調光画像補正量演算部24は、画像適応上限輝度率Kmaxに対応する固定調光彩度補正量Gc2を演算し、適応調光画像補正量演算部25は、画像適応輝度率Kに対応する適応調光彩度補正量Gc1を、演算する。そして、画像補正量決定部27は、バックライト輝度率比較部26から出力されるバックライト輝度率に応じて、画像適応上限輝度率Kmaxが出力された場合は、固定調光彩度補正量Gc2を、画像適応輝度率Kが出力された場合には、適応調光彩度補正量Gc1を彩度補正量として出力する。
このような構成では、輝度に対してだけではなく、彩度に対しても画像情報を良好に補正することができ、バックライト31の発光輝度が上限に達した場合でも、より良好な画質の画像を表示させることができる。
例えば、図18ないし図20に示すように、画像適応調光部155が輝度率ではなく、輝度削減値ΔL(cd/cm2)を出力し、バックライト輝度決定部156は、外光適応輝度要求値Laと輝度削減値ΔLとを加算したバックライト輝度決定値L+ΔLを出力する構成としてもよい。
具体的には、画像適応調光部155の画像適応調光上限値演算部21は、外光適応輝度要求値Laおよびバックライト31の上限輝度に基づいて、輝度削減上限値ΔLmax(=Lmax−La)を演算する。
画像適応輝度率演算部23は、画像平均輝度演算部22にて演算される画像情報の平均輝度と、例えば図18に示すような画像平均輝度値Yaveに対する輝度削減値ΔLとの関係を示すテーブルデータに基づいて、画像情報に対応する画像適応輝度削減値ΔLを演算する。
また、固定調光画像補正量演算部24および適応調光画像補正量演算部25は、それぞれ輝度削減上限値ΔLmaxに対応する固定調光画像補正量G5および画像適応輝度削減値ΔLに対応する適応調光画像補正量G4を演算する。
一方、画像適応輝度削減値ΔLが輝度削減上限値ΔLmaxよりも小さい場合、画像適応輝度要求削減値としてΔLを出力する。この場合、画像補正量決定部27は、補正量の出力状態を適応調光モードに切り替え、適応調光画像補正量G4にて画像情報を補正する。
同様に、外光適応調光部152は、基準外光適応調光テーブル50に記録される基準外光適応調光情報51に基づいて、外光照度に対応する外光適応輝度要求値Laを求めたが、所定の演算式に基づいて、算出する構成としてもよい。
Claims (10)
- 光源と、この光源から射出される光により所定輝度の画像を表示させる画像表示手段と、を備えた画像表示装置であって、
前記画像表示手段の周囲の外光の明るさを検出する外光センサと、
画像情報を認識する画像認識手段と、
前記外光センサにて認識された外光の明るさに対応する前記光源の発光輝度要求値に関する外光適応調光情報を演算する外光適応調光手段と、
前記画像情報、前記外光適応調光情報、および予め設定される前記光源の上限輝度に基づいて、前記画像情報の画像内容に対応する前記光源の発光輝度要求値に関する画像適応調光情報を演算する画像適応調光手段と、
前記外光適応調光情報および前記画像適応調光情報に基づいて、前記外光の明るさおよび前記画像情報の画像内容の双方に対応する発光輝度で前記光源から光を射出させる制御をする光源制御手段と、
前記画像適応調光情報に対応する前記画像情報の補正量を演算する補正量演算手段と、
前記補正量にて前記画像情報を補正して前記画像表示手段に表示させる制御をする表示制御手段と、
を具備したことを特徴とした画像表示装置。 - 請求項1に記載の画像表示装置であって、
前記画像適応調光手段は、
前記外光適応調光情報、および予め設定される前記光源の上限輝度に基づいて、前記画像情報の画像内容に対応した光源の輝度上限値を演算する画像適応調光上限値演算部と、
前記画像情報の画像内容に応じた前記光源の発光輝度に関する画像適応調光要求値を演算する画像適応要求演算部と、を備え、
前記輝度上限値が、前記画像適応調光要求値よりも小さい場合には、前記画像適応調光情報として前記輝度上限値を設定し、前記輝度上限値が、前記画像適応調光要求値よりも大きいと判断された場合には、前記画像適応調光要求値を前記画像適応調光情報として設定し、
前記補正量演算手段は、
前記輝度上限値に対応した上限画像補正量を演算する上限画像補正量演算部と、
前記画像適応調光要求値に対応した要求画像補正量を演算する要求画像補正量演算部と、を備え、
前記画像適応調光手段から出力される前記画像適応調光情報に応じて、前記輝度上限値が出力された場合に、前記上限画像補正量を出力し、前記画像適応調光要求値が出力された場合に、前記要求画像補正量を出力する
ことを特徴とした画像表示装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像表示装置であって、
光源制御手段は、前記外光適応調光情報の発光輝度要求値および前記画像適応調光情報の発光輝度要求値を乗算して、前記光源から射出される光の最終輝度設定値を演算し、この最終輝度設定値に基づいて前記光源の出力を制御する
ことを特徴とした画像表示装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像表示装置であって、
光源制御手段は、前記外光適応調光情報の発光輝度要求値および前記画像適応調光情報の発光輝度要求値を加算して、前記光源から射出される光の最終輝度設定値を演算し、この最終輝度設定値に基づいて前記光源の出力を制御する
ことを特徴とした画像表示装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像表示装置であって、
前記外光の明るさ、およびこの外光の明るさに対する前記外光適応調光情報を有する基準外光適応調光情報を記録する第一記録手段を備え、
前記外光適応調光手段は、前記基準外光適応調光情報に基づいて、前記外光センサにて検出される前記外光の明るさに対応した前記外光適応調光情報を認識する
ことを特徴とした画像表示装置。 - 請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の画像表示装置であって、
前記画像情報の平均輝度に関する画像平均輝度情報、この画像平均輝度情報に対応した前記光源の発光輝度に関する光源輝度情報、およびこの光源輝度情報の発光輝度に対応する画像補正量に関する輝度対応補正量情報を有する基準画像適応調光情報を記録する第二記録手段を備え、
前記画像適応要求演算部は、前記画像認識手段にて認識した前記画像情報の平均輝度を演算し、演算した前記平均輝度に対応する画像平均輝度情報を有する前記基準画像適応調光情報に基づいて、前記画像適応調光要求値を演算し、
前記上限画像補正量演算部は、前記輝度上限値に対応する光源輝度情報を有する前記基準画像適応情報に基づいて、前記上限画像補正量を演算し、
前記要求画像補正量演算部は、前記画像適応要求演算部にて認識された前記基準画像適応情報に基づいて、前記要求画像補正量を演算する
ことを特徴とした画像表示装置。 - 請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の画像表示装置であって、
前記画像適応調光手段は、前記画像適応要求演算部にて前記画像情報の画像内容に応じた前記光源の輝度下限値を演算するとともに、前記輝度上限値が前記輝度下限値よりも小さいと判断した場合、前記画像適応調光情報として前記下限輝度値を設定し、
前記補正量演算手段は、前記要求補正量演算部にて前記下限輝度値に対応した下限画像補正量を演算するとともに、前記画像適応調光手段から前記下限輝度値が前記画像適応調光情報として出力されると、前記下限画像補正量を出力する
ことを特徴とした画像表示装置。 - 光源と、光源から射出される光により所定輝度の画像を表示させる画像表示手段と、を備えた画像表示装置の画像表示方法であって、
前記画像表示手段の周囲の外光の明るさを検出し、
画像情報を認識し、
前記外光の明るさに対応する前記光源の発光輝度要求値に関する外光適応調光情報を演算し、
前記外光適応調光情報、および予め設定される前記光源の上限輝度に基づいて、前記画像情報の画像内容に対応する前記光源の発光輝度要求値に関する画像適応調光情報を演算し、
前記外光適応調光情報および前記画像適応調光情報に基づいて、前記外光の明るさおよび前記画像情報の画像内容の双方に対応する発光輝度で前記光源から光を射出させる制御をし、
前記画像適応調光情報に対応する前記画像情報の補正量を演算し、
前記補正量にて前記画像情報を補正して前記画像表示手段に表示させる制御をする
ことを特徴とする画像表示方法。 - 請求項8に記載の画像表示方法を演算手段に実行させる
ことを特徴とした画像表示プログラム。 - 請求項9に記載の画像表示プログラムが演算手段により読取可能に記録された
ことを特徴とした画像表示プログラムが記録された記録媒体。
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