JP2009058470A - 使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置 - Google Patents

使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 使用済み核燃料要素から安定的にスペーサーワイヤーを除去できる装置を提供する。
【解決手段】 両端に第1の端栓部と第2の端栓部とを有し、スペーサーワイヤーが螺旋状に巻きつけられるとともに、スペーサーワイヤーの両端は各々第1の端栓部と第2の端栓部とに接合された核燃料要素からスペーサーワイヤーを除去する除去装置であって、核燃料要素の第1の端栓部を把持する第1の端栓掴み機構部と、核燃料要素の第2の端栓部を把持する第2の端栓掴み機構部と、スペーサーワイヤーを切断せずに、核燃料要素の第1の端栓部のみを切断する第1の端栓切断機構部と、第2の端栓掴み機構部を、スペーサーワイヤーを解く方向に回転させる燃料ピン回転機構部とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置に係わり、特に、燃料ピンとワイヤーとの安定的な分離を可能とした使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置に関するものである。
高速増殖炉(以下、FBRとする)燃料要素(以下、燃料ピンともいう)には、燃料ピンの間の冷却材流路を確保するためにスペーサーワイヤー(以下、単にワイヤーとする)がらせん状に巻かれている。
図13は、ワイヤスペーサ型炉心燃料集合体に用いられる燃料ピンの一般的な構成を示す図である。図に示すように、燃料ピン1000は、上部端栓部1000aと下部端栓部1000bと被覆管部1000cとを有し、上部端栓部1000aと下部端栓部1000bとの間の被覆管部1000cには、φ1mm程度のスペーサの役目のワイヤー1000dが所定のピッチ(200mm程度)で数回らせん状に巻かれている。ワイヤー1000dの両端は、上部端栓部1000aと下部端栓部1000bとにそれぞれ溶接されている。また、燃料ピン1000はおおよそ直径約φ10mm、長さ約3mの外形寸法を有する。
国内におけるFBR使用済み燃料の再処理においては、非常に多数の燃料ピンをまとめてせん断することが想定されており、これまではワイヤーを巻いたまま燃料ピンをせん断し、溶解工程に送ることを前提に技術開発が進められている。ただし、限られた燃料ピンを処理することを目的とした照射後試験設備では、オペレータがマニュピュレーターを利用してワイヤーを除去している。また、米国の高速実験炉EBR−IIの燃料安定化処理施設(以下、FCFとする)においては、遠隔自動でワイヤーを除去している。
ワイヤーを巻いたまま燃料ピンをせん断する場合には、せん断に伴って一方を切断されたワイヤーが開放され、十分にせん断されないまま溶解工程に送られる可能性があり、溶解槽や途中の配管に引っかかって閉塞の原因となることが心配される。将来の実用再処理施設のように、毎日1000本以上の燃料ピンを処理することが想定されている場合には、照射後試験のようにオペレータによるワイヤー除去は現実的ではなく、遠隔自動化が必須となる。FCFにおけるワイヤー除去装置の詳細は公開されていないが、実用再処理施設に採用するには、処理速度や信頼性の面で不十分と思われる。このため全く異なる方式によるワイヤー除去装置の開発が必要である。
燃料棒からのスペーサーワイヤーを除去する公知の技術としては、 基準部分の電位とは異なる切断用電位へ切断の際にもたらされる燃料棒用スペーサーワイヤーの切断を制御する制御装置において、スペーサーワイヤーに接触する様に意図される1つの接触部分と、該接触部分の電位と基準部分の電位との間の差を測定する装置とを備え、接触部分が、棒のまわりに設置され切断装置の下流で変位軸線に沿って移動しスペーサーワイヤーでその外側面をこすられる円錐形の中空円錐状部分である制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によれば、接触部分10は、その最初の作用がスペーサーワイヤー1を棒20から離すことであるため、形状が中空円錐状である。接触部分10は、接触円錐としても周知であり、主軸線4および燃料棒20に同心状に設置される。
特開平5−113492号公報
しかしながら、燃料ピンは、炉内照射により外径が最大5%増加することが知られている。また、燃料ピンは、スペーサーワイヤーの張力によりらせん状に変形しており、炉内照射による熱応力により最大5cm程度の曲がりも発生する。このように、使用済み核燃料ピンは様々な態様で変形が生じている。
特許文献1の制御装置によれば、スペーサーワイヤー1を棒20から離すために、形状が中空円錐状の接触部を用いているが、中空円錐状の接触部を用いた場合には、外径が変化し変形が生じた燃料ピンを接触部の中空部分に挿入する難易度の高い作業が必要となるため、複雑な挿入機構が必要となる。また、変形や曲がりが生じた燃料ピンに対して中空円錐状の接触部を追従させるための機構がさらに必要となる。
また、分離したスペーサーワイヤーは長いため回収時に容積が大きくなる。このため、特許文献1の制御装置では、スペーサーワイヤーを所定の長さでその都度切断している。しかしながら、切断動作回数が多くなると処理時間の面からは不利であり、また、切断機構が複雑になるという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、使用済み核燃料要素から安定的にスペーサーワイヤーを除去できる装置を提供しようとするものである。
本発明の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置は、両端に第1の端栓部と第2の端栓部とを有し、スペーサーワイヤーが螺旋状に巻きつけられるとともに、スペーサーワイヤーの両端は各々第1の端栓部と第2の端栓部とに接合された核燃料要素からスペーサーワイヤーを除去する除去装置であって、核燃料要素の第1の端栓部を把持する第1の端栓掴み機構部と、核燃料要素の第2の端栓部を把持する第2の端栓掴み機構部と、スペーサーワイヤーを切断せずに、核燃料要素の第1の端栓部のみを切断する第1の端栓切断機構部と、第2の端栓掴み機構部を、スペーサーワイヤーを解く方向に回転させる燃料ピン回転機構部とを備えることを特徴とする。
本発明の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置によれば、使用済み核燃料要素から安定的にスペーサーワイヤーを除去することが可能となる。
以下に、本発明の実施形態である使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置について、図を参照して説明をする。
(1)全体構成
図1は、本実施形態の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置の全体構成を示す図である。本実施形態の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置100は、燃料ピン供給機構部10と、下部端栓掴み機構部20と、燃料ピン回転機構部30と、上部端栓掴み機構部40と、上部端栓切断機構部50と、ワイヤー引っ張り機構部60と、スクレープ機構部70と、下部端栓切断機構部80と、分別機構部90とを備える。
(2)燃料ピン
図2は、本実施形態の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置でワイヤー除去の対象となる燃料ピンの構成を示す図である。図に示すように、本実施形態の燃料ピン1は、上部端栓部1aと下部端栓部1bと燃料ピン本体部1cとを有し、上部端栓部1aと下部端栓部1bとの間の燃料ピン本体部1cには、φ1mm程度のスペーサの役目のワイヤー1dが所定のピッチ(200mm程度)で数回らせん状に巻かれている。ワイヤー1dの両端は、上部端栓部1aと下部端栓部1bとにそれぞれ溶接されている。
本実施形態の燃料ピン1は、従来の燃料ピンとは異なり、上部端栓部1aと燃料ピン本体部1cとの間にくびれ部1eを有しており、下部端栓部1bと燃料ピン本体部1cとの間にくびれ部1fを有する。
後述する端栓の切断箇所は、上部、下部端栓ともにくぼみ部分1e、1fとする。せん断面積が狭く、必要せん断力を低減することが可能となるとともに、せん断位置を検出しやすいためである。
また、くびれ部1eを切断部とすることにより、ワイヤー1dと燃料ピン1との間に所定の隙間が形成されるため、ワイヤー1dを切断せずに上部端栓部1aのみを切断することが容易になる。
なお、本実施形態の燃料ピン1ではくびれ部を形成したがこれに限られず、ワイヤー1dと燃料ピン1本体との間に所定の隙間ができる形状であれば良い。例えば、燃料ピン1本体に切り欠き等を設けてもよい。
(3)燃料ピン供給機構
図3は、本実施形態の燃料ピン供給機構部の構成を示す図である。本実施形態の燃料ピン供給機構部10は、燃料ピン供給駆動モータ11、燃料ピン送りリンク機構12、一対の燃料ピン送りガイド13、及び、一対の燃料ピン受け台14などから構成されている。
燃料ピン送りガイド13は、上部に所定のピッチで、燃料ピン1を収容可能なV字溝13a〜13eを備える。また、燃料ピン受け台14は、燃料ピン送りガイド13のV字溝13a〜13eと同一のピッチで、燃料ピン1を収容可能なU字溝14a〜14eを備える。
燃料ピン供給駆動モータ11の駆動により、燃料ピン送りリンク機構12を介して燃料ピン送りガイド13が定常円動作(送り動作)を行う。
供給待ちの燃料ピン1は、燃料ピン受け台14のU字溝14a〜14eに各々配置され、燃料ピン送りガイド13のV字溝13a〜13eの定常円動作により、1ピッチずつ隣接するU字溝14a〜14eに搬送されるとともに、最終的には、後述する上部端栓掴み機構部40及び下部端栓掴み機構部20の把持位置に供給される。
(4)下部端栓掴み機構部
図4は、本実施形態の下部端栓掴み機構部及び燃料ピン回転機構部の構成を示す図である。
本実施形態の下部端栓掴み機構部20は、クランプ用シリンダ21、クランプアーム22、クランプ台23から構成される。下部端栓掴み機構部20は、クランプ台23にセットされた燃料ピン1を、クランプ用シリンダ21の駆動によりクランプアーム22で燃料ピン1の下部端栓部1bを掴む機構である。
クランプアーム22は回り止めプランジャ24を備え、下部端栓部1bの掴み後の燃料ピン1の回転時に万が一回転方向の滑りが発生した場合には、燃料ピン1の下部端栓部1bに設けられている穴に回り止めプランジャ24の先端部が挿入されることによって滑りを防止し確実に掴むことができる。
(5)燃料ピン回転機構部
本実施形態の燃料ピン回転機構部30は、燃料ピン回転モータ31、回転駆動部32などから構成される。燃料ピン回転モータ31は、回転駆動部32に回転力を供給する。回転駆動部32は複数のギアとフランジにより構成される。
下部端栓掴み機構部20は、フランジの回転軸と下部端栓掴み機構部20に把持された燃料ピン1の中心軸とが同軸上になるように、フランジに取り付けられている。そして、燃料ピン回転機構部30の回転により下部端栓掴み機構部20を回転させ、下部端栓掴み機構部20に把持固定された燃料ピン1を回転させる。
(6)上部端栓掴み機構部
図5は、本実施形態の上部端栓掴み機構部の構成を示す図である。本実施形態の上部端栓掴み機構部40は、クランプ用シリンダ41、クランプアーム42a〜42c、回転ドラム機構43、スラスト方向位置決めスイッチ44などから構成される。
上部端栓掴み機構部40は、セットされた燃料ピン1に対して、後述するワイヤー引っ張り機構部60のXYテーブルによって、燃料ピン1のスラスト方向(軸方向)に、掴み位置まで移動する。
この際の上部端栓掴み機構部40のスラスト方向(軸方向)の位置決めは、スラスト方向位置決めスイッチ44によって燃料ピン1の端面の位置検出をし、掴み位置で停止することにより実行される。
スラスト方向位置決めスイッチ44の不具合等の発生により、万が一所定の位置で位置決めができず、さらにスラスト方向(軸方向)へ上部端栓掴み機構部40が移動すると、燃料ピン1の所定位置から外れた位置(例えばペレット部分)で切断される危険性がある為、スラスト方向メカストッパ45を設けている。
スラスト方向位置決めスイッチ44によって上部端栓掴み機構部40が位置決めされた後、クランプ用シリンダ41の駆動にて3つのクランプアーム42a〜42cによって燃料ピン1の上部端栓部1aを掴む。
(7)上部端栓切断機構部
図6は、本実施形態の上部端栓切断機構部の構成を示す図である。本実施形態の上部端栓切断機構部50は、切断機構上下シリンダ51、せん断用シリンダ54、せん断刃52、受け台53、ワイヤー検知用マイクロスイッチ55、及び、ワイヤー検知用プレート56などから構成される。
図6(a)から(c)に示すように、本実施形態の上部端栓切断機構部50は、上部端栓部1aを把持後に(図6(c))、切断機構上下シリンダ51によって、切断位置まで下降する(図6(b))。その後、せん断用シリンダ54を駆動し、せん断刃52により、燃料ピン1の切断を行う(図6(a))。
図7は、本実施形態の上部端栓切断機構部によるワイヤー検知用マイクロスイッチ及びワイヤー検知用プレートの構成を示す図である。図に示すように、燃料ピン回転機構30により燃料ピン1を回転させ、ワイヤー1dがワイヤー検知用プレート56に接触しワイヤー検知用マイクロスイッチ55がONした位置を、燃料ピン1のワイヤー1dの位置とする。なお、ワイヤー検知の方法は、これに限られず、公知の接触式または非接触式センサを用いて構成することも可能である。
図8は、本実施形態の上部端栓切断機構部による上部端栓部の切断の手順を示す図である。切断位置まで下降後に、燃料ピン回転機構30により燃料ピン1を回転させ、ワイヤー1dがワイヤー検知用プレート56に接触しワイヤー検知用マイクロスイッチ55がONした位置で燃料ピンの回転を停止する。すなわち、切断位置で停止する(図8(a))。
せん断用シリンダ54の駆動によって、受け台53を燃料ピンに当てた後(図8(b))、せん断刃52にて燃料ピン1のくびれ部1eを切断する。このとき、ワイヤー1dを残して上部端栓部1aのみが切断される(図8(c))。
なお、ワイヤー1dの切断を防止するため、切断時にワイヤー1dに近接するせん断刃52の部分(図中のA部)を下へ傾斜させるとともに、せん断刃を設けずワイヤーを切断できない面とするのがよい。
(8)ワイヤー引っ張り機構部とスクレープ機構部
図9は、本実施形態のワイヤー引っ張り機構部とスクレープ機構部の構成を示す図である。
本実施形態の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置100では、ワイヤー1dを緩めて燃料ピン1から除去する方法とワイヤー1dをスクレープさせて燃料ピン1から除去する方法とを実行することが可能である。
ワイヤーを緩めて除去する場合は、ワイヤー引っ張り機構部60の動作のみであるが、スクレープさせて除去する場合は、ワイヤー引っ張り機構部60の動作と共にスクレープ機構部70の動作も行う。
なお、本説明に於いては、ワイヤー引っ張り動作とスクレープ動作を同時に行う場合について説明するが、もちろん個々に行うことも可能である。
本実施形態のワイヤー引っ張り機構部60は、リニアガイド及びボールねじからなるX軸スライド機構61、リニアガイド及びボールねじからなるY軸スライド機構62、ワイヤー引っ張り用X軸モータ63、及び、ワイヤー引っ張り用Y軸モータ64によって構成される。
また、本実施形態のスクレープ機構部70は、スライド用X軸モータ71と、スクレープ用丸棒上下用シリンダ72と、スクレープ用丸棒73と、把持された燃料ピン1と略平行に設けられたリニアガイド及びボールねじからなるX軸スライド機構74とによって構成される。
図10と図11は、本実施形態のワイヤー引っ張り機構部とスクレープ機構部の動作を示す図である。
上部端栓部1aを切断後、燃料ピン1をワイヤー1dが解ける方向に回転させながら、ワイヤー引っ張り機構60のY軸動作により、上部端栓部1aを手前方向に移動し、燃料ピン1とワイヤー1dとの間に所定の隙間を形成する。スクレープ機構部70のスクレープ用丸棒73を下降させ、燃料ピン本体部1cと移動した上部端栓部1aにつながっているワイヤー1dの隙間に、スクレープ用丸棒73を挿入する(図11(b))。
スクレープ用丸棒73は、ワイヤー1dのスクレープ機能と燃料ピン1の変形やたわみ、スクレープ時に発生するワイヤー引っ張り方向への燃料ピン1の曲がり等を抑え、ガイドする機能を持つ。
燃料ピン1をワイヤー1dの巻きつけ方向と反対方向に回転させながら、ワイヤー引っ張り機構60のY軸動作により、上部端栓部1aを手前方向に移動する(図10(b))。
燃料ピン1をワイヤー1dが解ける方向に回転させながら、ワイヤー引っ張り機構60により、上部端栓部1a部分を装置右手前方向に移動させ、ワイヤー1dを除去していく(図10(c)、図11(c))。
ワイヤー除去終盤では、スクレープ用丸棒73の燃料ピン1と反対側のワイヤー側(前面側)に設置してある棒状の曲げ突起73aに、除去されたワイヤー1dが入り込む機構としている。これは下部端栓部1b切断時のピン落下と共にワイヤー1dがピン回収側へ落ちるのを防止する為のものである。
(9)下部端栓切断機構部
本実施形態の下部端栓切断機構部80の構成は、上部端栓切断機構部50とほぼ同様であるので、説明は省略する。但し、上部端栓切断機構部50と違い、下部端栓部1bの切断ではワイヤー1dも同時に切断する為、ワイヤー検知用マイクロスイッチ、ワイヤー検知用プレートは設置されていない。
(10)分別機構部
図12は、本実施形態の分別機構部の構成を示す図である。本実施形態の分別機構部90は、分別切換えシリンダ91、可動シューター92、ワイヤー回収箱93、及び、ピン回収箱などから構成される。
分別切換えシリンダ91の駆動により、可動シューター92がある程度の角度の範囲で、前後にあおり動作をして、ピン回収及びワイヤー回収を行うものである。
初期位置は、ピン回収の方向に可動シューター92が位置している。下部端栓部1bの切断後、燃料ピン1が落下し、可動シューター92によって分別され、ピン回収箱93に回収される。
ピン回収後、可動シューター92をワイヤー1dの回収の方向に移動させ、上部端栓掴み機構部40及び下部端栓掴み機構部20を解除し、ワイヤー1dをワイヤー回収箱93に落下させて回収する。
次に、本実施形態の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置の実際の動作について順に説明をする。
(1)運転準備
運転準備として、本実施形態の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置100の燃料ピン供給機構部10は燃料ピンを受け取る位置に移動し、下部端栓掴み機構部20は把持機構を開放し、燃料ピン回転機構部30は停止し、上部端栓切断機構部50及び下部端栓切断機構部80は退避し、ワイヤー引っ張り機構部60は上部端栓掴み機構部40を開放した状態で退避位置に移動し、運転準備とする。
(2)燃料ピン供給
燃料ピン供給機構部10により、燃料ピン1を1本ずつ下部端栓掴み機構部20及び上部端栓掴み機構部40に供給する。
(3)燃料ピン下部端栓把持
下部端栓掴み機構部20により燃料ピン1の下部端栓部1bを把持する。
(4)上部端栓切断位置探知
下部端栓掴み機構部20を燃料ピン回転機構部30により回転させる。上部端栓切断機構部50に配置したワイヤー検知用マイクロスイッチ55により、ワイヤー1dの位置を検出し、切断位置にワイヤー1dが来た際に、燃料ピン1の回転を停止させる。
ワイヤー引っ張り機構部60を動作させ、上部端栓掴み機構部40を燃料ピン1の上部端栓部1aの位置に位置決めする。このとき、スラスト方向位置決めスイッチ44により、上部端栓部1aの位置を検出し、ワイヤー引っ張り機構部60の移動を停止させる。
(5)上部端栓把持
上部端栓掴み機構部40により燃料ピン1の上部端栓部1aを把持する。
(6)上部端栓切断
上部端栓切断機構部50にて上部端栓部1aを切断する。このときワイヤー1dは切断せずに、上部端栓部1aに接続されたままとする。なお、上述したように上部端栓切断機構部50は、ワイヤー引っ張り機構部60と一緒に移動可能な構造であり、上部端栓部1aの位置が探知できれば、上部端栓切断機構部50を所定の切断位置で上部端栓部1aの切断が可能な構成である。
(7)ワイヤー除去(ワイヤー引っ張りなし)
ワイヤー1dを緩めて分離し上部端栓部1aとともにワイヤー1dを回収する方式では、下部端栓掴み機構部20を燃料ピン回転機構部30によりワイヤー1dを解く方向に回転させ、ワイヤー1dを燃料ピン1から解いてワイヤー除去を実施する。
(8)ワイヤー除去(ワイヤー引っ張りあり)
ワイヤー1dを緩めて分離し、上部端栓部1aとともにワイヤー1dを回収する方式では、さらに、下部端栓掴み機構部20を燃料ピン回転機構部30によりワイヤー1dを解く方向に回転させワイヤー1dを燃料ピン1から解きつつ、ワイヤー引っ張り機構部60にて上部端栓掴み機構部40を燃料ピン1の軸方向に引っ張り、ワイヤー1dを除去する。
(9)ワイヤー除去(スクレープ動作あり)
ワイヤー1dをスクレープ用丸棒73で分離し、上部端栓部1aとともに回収する方法では、下部端栓掴み機構部20を燃料ピン回転機構部30によりワイヤー1dを解く方向に回転させ、順次ワイヤー1dを燃料ピン1から解きつつ、上部端栓掴み機構部40をワイヤー引っ張り機構部60にて燃料ピン1から斜め方向に引っ張り、燃料ピン1とワイヤー1dの間に隙間をつくる。
その隙間にスクレープ用丸棒73を挿入し、ワイヤー1dの燃料ピン1への巻きつけピッチ(燃料製造時の設計値を採用する)に従い、燃料ピン1をワイヤー1dを解く方向に回転させつつ、スクレープ用丸棒73を上部端栓部1a側から下部端栓部1b側に燃料ピン1に沿って軸方向に動作させて行く。このとき、スクレープ用丸棒73の挿入位置は燃料ピン1の変形を加味して、5cm以上離れた位置とするのがよい。
燃料ピン1とワイヤー1dとは、FBR運転時の冷却材により固着している場合があり、燃料ピン1をワイヤー1dを解く方向に回転させることのみで、燃料ピン1とワイヤー1dとを分離することが困難な場合も想定される。本実施形態では、ワイヤーを引っ張る動作を加えること、及び、スクレープ動作を加えることにより、燃料ピン1とワイヤー1dとの安定的な分離を可能としている。
(10)下部端栓切断
下部端栓切断機構部80にて下部端栓部1bとワイヤー1dをともに切断する。
(11)燃料ピン回収
可動シューター92をピン回収の方向に位置させ、上下端栓部1aとワイヤー1dを除去した燃料ピン1を回収する。
(12)上部端栓、ワイヤー回収
可動シューター92をワイヤー1dの回収の方向に移動させ、上部端栓掴み機構部40を開放し、上部端栓部1aとワイヤー1dを回収する。
(13)下部端栓回収
下部端栓掴み機構を開放し、下部端栓部1bを回収する。
最初に戻り、一連の動作を継続する。
以上、説明したように、本実施形態の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置では、まず、上部端栓を掴み、ワイヤーを切断することなく上部端栓のみを切断するため、φ1mm程度のスペーサーワイヤーをハンドリングする必要がなく、ワイヤーのハンドリングの難易度を低減することを可能としている。
また、下部端栓を把持しワイヤーを緩める方向に燃料ピンを回転させることにより、スペーサーワイヤーを燃料ピンから容易に取りはずすことを可能としている。
また、下部端栓を把持しワイヤーを緩める方向に燃料ピンを回転させつつワイヤーを引っ張るため、スペーサーワイヤーを燃料ピンから容易に取りはずすことを可能とするとともに、ワイヤーが燃料ピンに絡まることが防止できる。
さらに、本実施形態のスペーサーワイヤー除去装置では、スクレープ動作を加えることにより、燃料ピンとワイヤーとの安定的な分離を可能としている。
本実施形態の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置の全体構成を示す図である。 本実施形態の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置に用いられる燃料ピンの構成を示す図である。 本実施形態の燃料ピン供給機構部の構成を示す図である。 本実施形態の下部端栓掴み機構部及び燃料ピン回転機構部の構成を示す図である。 本実施形態の上部端栓掴み機構部の構成を示す図である。 本実施形態の上部端栓切断機構部の構成を示す図である。 本実施形態の上部端栓切断機構部によるワイヤー検知用マイクロスイッチ及びワイヤー検知用プレートの構成を示す図である。 本実施形態の上部端栓切断機構部による上部端栓部の切断の手順を示す図である。 本実施形態のワイヤー引っ張り機構部とスクレープ機構部の構成を示す図である。 本実施形態のワイヤー引っ張り機構部とスクレープ機構部の動作を示す図である。 本実施形態のワイヤー引っ張り機構部とスクレープ機構部の動作を示す図である。 本実施形態の分別機構部の構成を示す図である。 ワイヤスペーサ型炉心燃料集合体に用いられる燃料ピンの一般的な構成を示す図である。
符号の説明
100:使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置
10:燃料ピン供給機構部
20:下部端栓掴み機構部
30:燃料ピン回転機構部
40:上部端栓掴み機構部
50:上部端栓切断機構部
60:ワイヤー引っ張り機構部
70:スクレープ機構部
80:下部端栓切断機構部
90:分別機構部

Claims (6)

  1. 両端に第1の端栓部と第2の端栓部とを有し、スペーサーワイヤーが螺旋状に巻きつけられるとともに、前記スペーサーワイヤーの両端は各々前記第1の端栓部と前記第2の端栓部とに接合された核燃料要素から前記スペーサーワイヤーを除去する除去装置であって、
    前記核燃料要素の前記第1の端栓部を把持する第1の端栓掴み機構部と、
    前記核燃料要素の前記第2の端栓部を把持する第2の端栓掴み機構部と、
    前記スペーサーワイヤーを切断せずに、前記核燃料要素の前記第1の端栓部のみを切断する第1の端栓切断機構部と、
    前記第2の端栓掴み機構部を、前記スペーサーワイヤーを解く方向に回転させる燃料ピン回転機構部と、
    を備えることを特徴とする使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置。
  2. 前記第1の端栓部に接合した前記スペーサーワイヤーを前記核燃料要素から引っ張る方向に前記第1の端栓掴み機構部を移動するワイヤー引っ張り機構部を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置。
  3. 前記核燃料要素と前記スペーサーワイヤーとの間に隙間に挿入されるスクレープ用丸棒を備え、該挿入されたスクレープ用丸棒を前記核燃料要素の前記第1の端栓部側から前記第2の端栓部側に前記核燃料要素に沿って動作させるスクレープ機構部を、さらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置。
  4. 前記第1の端栓切断機構部は、前記スペーサーワイヤーの前記核燃料要素における位置を検知する検知部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置。
  5. 前記第1の端栓掴み機構部と前記第2の端栓掴み機構部とに、前記核燃料要素を1本ずつ供給する核燃料要素供給機構部をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の使用済み核燃料要素からのスペーサーワイヤー除去装置に使用され、両端に第1の端栓部と第2の端栓部とを有し、スペーサーワイヤーが螺旋状に巻きつけられるとともに、前記スペーサーワイヤーの両端は各々前記第1の端栓部と前記第2の端栓部とに接合された核燃料要素であって、
    前記第1の端栓部または前記第2の端栓部と前記核燃料要素本体との境界に、くびれ部を備えることを特徴とする核燃料要素。
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