JP2009056942A - 移動体の着氷雪抑制構造 - Google Patents
移動体の着氷雪抑制構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009056942A JP2009056942A JP2007226114A JP2007226114A JP2009056942A JP 2009056942 A JP2009056942 A JP 2009056942A JP 2007226114 A JP2007226114 A JP 2007226114A JP 2007226114 A JP2007226114 A JP 2007226114A JP 2009056942 A JP2009056942 A JP 2009056942A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- icing
- snow
- moving body
- suppressing
- airflow guiding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】気流誘導部5Aは、車両がA1方向に走行するときに機能し、気流誘導部5Bは車両がA2方向に走行するときに機能する。気流誘導部5Aは、車両がA1方向に走行するときに、車両の側面に沿って台車1Aに向かう気流F1をこの台車1Aの側方に誘導する。気流誘導部5Bは、車両がA2方向に走行するときに、車両の側面に沿って台車1Aに向かう気流F2をこの台車1Aの側方に誘導する。このため、台車1Aの表面に衝突する気流F1,F2が低減するとともに、床下機器3A,3Bの端面部3cに衝突する気流F1,F2も低減する。その結果、台車1Aに流入する雪粒子が低減するとともに、床下機器3A,3Bの端面部3cに流入する雪粒子も低減し、車両への着氷雪量が抑制される。
【選択図】図4
Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図1〜図3に示すように、移動体(V)が移動するときにこの移動体の表面への着氷雪を抑制する移動体の着氷雪抑制構造であって、前記移動体の側面に沿って前記着氷雪の予測される領域(1A,1B,3A〜3D)に向かう気流(F1,F2)をこの領域の側方に誘導する気流誘導部(5A〜5D)を備えることを特徴とする移動体の着氷雪抑制構造(4A,4B)である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を備える車両を概略的に示す側面図である。図2は、図1のII-II線で切断した状態を概略的に示す断面図である。図3は、この発明の第1実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を備える車両を概略的に示す底面図である。図4は、この発明の第1実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を概略的に示す斜視図である。図5は、この発明の第1実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の外観図であり、図5(A)は正面図であり、図5(B)は平面図であり、図5(C)は左側面図であり、図5(D)は右側面図であり、図5(E)は下面図であり、図5(F)は背面図である。
図1〜図4に示すように、車両VがA1方向に走行すると軌道R上の雪が舞い上がり、車両Vを基準として車両Vの先頭側から後尾側に向かって車両Vの側面に沿って雪粒子を含む気流F1がA2方向に流れる。図1〜図4に示す気流誘導部5Aが存在しない場合には、図2及び図3に示す車両Vの側面に沿ってA2方向に流れる気流F1が床下機器3Aと床下機器3Bとの間から台車1Aに流入するとともに、床下機器3Cと床下機器3Dとの間から台車1Bに流入する。このため、台車1Aの表面に気流F1が衝突して雪粒子が付着するとともに、床下機器3B,3Dの端面部3cに気流F1が衝突して雪粒子が付着する。また、気流誘導部5Cが存在しない場合には、車両Vの側面に沿ってA2方向に流れる気流F1が床下機器3Bと床下機器3Cとの間の間隙部に流入するため、床下機器3Cの端面部3cに気流F1が衝突して雪粒子が付着する。
(1) この第1実施形態では、車両Vの側面に沿って着氷雪の予測される領域に向かう気流F1,F2をこの領域の側方に気流誘導部5A〜5Dが誘導する。このため、着氷雪の予測される領域への空気流れを側方に逃がし、この領域の着氷雪量を低減することができる。鉄道車両では、着氷雪の予測される領域への空気流れを下方に逃がした場合には、車両Vの底面と軌道Rとの間には隙間が僅かであるため空気流れを下方に誘導することが困難であり、着氷雪の予測される領域への着氷雪量の低減効果を図ることができない。また、鉄道車両では、車両Vの底面の雪氷塊が落下してバラストを跳ね上げても車両Vの底面にバラストが衝突するだけであるが、車両Vの側面の雪氷塊が落下してバラストを跳ね上げると沿線にバラストが飛散するおそれがある。このため、鉄道車両の場合には、車両Vの底面への着氷雪よりも車両Vの側面への着氷雪を抑制する必要性が高くなる。この第1実施形態では、着氷雪の予測される領域の側方に気流F1,F2を導くことによって、この領域の着氷雪量を低減して沿線へのバラストの飛散を抑えることができる。
図6は、この発明の第2実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を概略的に示す斜視図である。図7は、この発明の第2実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の外観図であり、図7(A)は正面図であり、図7(B)は平面図であり、図7(C)は左側面図であり、図7(D)は右側面図であり、図7(E)は下面図であり、図7(F)は背面図である。以下では、図1〜図5に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図8は、この発明の第3実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を概略的に示す斜視図である。図9は、この発明の第3実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の外観図であり、図9(A)は正面図であり、図9(B)は平面図であり、図9(C)は左側面図であり、図9(D)は右側面図であり、図9(E)は下面図であり、図9(F)は背面図である。
図10は、この発明の第4実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を概略的に示す斜視図である。図11は、この発明の第4実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の外観図であり、図11(A)は正面図であり、図11(B)は平面図であり、図11(C)は左側面図であり、図11(D)は右側面図であり、図11(E)は下面図であり、図11(F)は背面図である。
図12は、この発明の第5実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を概略的に示す斜視図である。図13は、この発明の第5実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の外観図であり、図13(A)は正面図であり、図13(B)は平面図であり、図13(C)は左側面図であり、図13(D)は右側面図であり、図13(E)は下面図であり、図13(F)は背面図である。
図14は、この発明の第6実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を概略的に示す斜視図である。図15は、この発明の第6実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の外観図であり、図15(A)は正面図であり、図15(B)は平面図であり、図15(C)は左側面図であり、図15(D)は右側面図であり、図15(E)は背面図である。
図16は、この発明の第7実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を概略的に示す斜視図である。図17は、この発明の第7実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の外観図であり、図17(A)は正面図であり、図17(B)は平面図であり、図17(C)は左側面図であり、図17(D)は右側面図であり、図17(E)は背面図である。
図18は、この発明の第8実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を概略的に示す斜視図である。図19は、この発明の第8実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の外観図であり、図19(A)は正面図であり、図19(B)は平面図であり、図19(C)は左側面図であり、図19(D)は右側面図であり、図19(E)は下面図であり、図19(F)は背面図であり、図19(G)は図19(A)のXIX-XIXG線で切断した状態を示す断面図である。
図20は、この発明の第9実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を備える車両を概略的に示す側面図である。図21は、図20のXXI-XXI線で切断した状態を概略的に示す断面図である。図22は、この発明の第9実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を備える車両を概略的に示す底面図である。図23は、この発明の第9実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を概略的に示す斜視図である。図24は、この発明の第9実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の外観図であり、図24(A)は正面図であり、図24(B)は平面図であり、図24(C)は左側面図であり、図24(D)は右側面図であり、図24(E)は下面図であり、図24(F)は背面図である。図25は、この発明の第9実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の気流誘導部の位置関係を概略的に示す平面図である。
図21〜図23に示すように、車両VがA1方向に走行するときには、車両Vの側面に沿ってA2方向に流れる空気を台車1A,1Bの側方に逃がすように気流誘導部5Aが誘導する。このとき、気流誘導部5Aによって巻き込まれてA2方向に流れる空気を台車1A,1Bの側方に逃がすように気流誘導部6Aが誘導する。このため、気流誘導部5Aによって巻き込まれて台車1A,1Bの表面に衝突する気流11が低減するとともに、床下機器3B,3Dの端面部3cに衝突する気流F11も低減する。その結果、台車1A,1Bの表面に付着する雪粒子が低減するとともに、床下機器3B,3Dの端面部3cに付着する雪粒子も低減し、車両Vへの着氷雪が抑制される。また、車両Vの側面に沿ってA2方向に流れる空気を床下機器3Bと床下機器3Cとの間の間隙部から側方に逃がすように気流誘導部5Cが誘導し、気流誘導部5Cによって巻き込まれてA2方向に流れる空気をこの間隙部から側方に逃がすように気流誘導部6Cが誘導する。このため、床下機器3Cの端面部3cに衝突する気流F11が低減して、端面部3cに付着する雪粒子も低減し、車両Vへの着氷雪が抑制される。
(1) この第9実施形態では、車両Vの表面に沿って着氷雪の予測される領域に向かう気流F1,F2をこの領域の側方に気流誘導部5A〜5Dが誘導し、これらの気流誘導部5A〜5Dによって巻き込まれてこの領域に向かう気流F11,F21をこの領域の側方に気流誘導部6A〜6Dが誘導する。このため、一次デフレクタとして機能する気流誘導部5A〜5Dと、二次デフレクタとして機能する気流誘導部6A〜6Dとの二段構成によって、着氷雪の予測される領域に流入する空気流れを効果的に減少させて、これらの着氷雪量を抑制することができる。
図26は、この発明の第10実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を備える車両を概略的に示す側面図である。図27は、図26のXXVII-XXVII線で切断した状態を概略的に示す断面図である。図28は、この発明の第10実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を備える車両を概略的に示す底面図である。図29は、この発明の第10実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造を概略的に示す斜視図である。図30は、この発明の第10実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の外観図であり、図30(A)は正面図であり、図30(B)は平面図であり、図30(C)は左側面図であり、図30(D)は右側面図であり、図30(E)は下面図であり、図30(F)は背面図である。図31は、この発明の第10実施形態に係る移動体の着氷雪抑制構造の気流誘導部の位置関係を概略的に示す平面図である。
この第10実施形態では、気流誘導部6A〜6Dの平面状の傾斜面6jが上流側から下流側に向かって外側に傾斜し、この傾斜面6jと連続する平面状の傾斜面6kが上流側から下流側に向かって内側に傾斜する。このため、例えば、車両VがA1方向に走行するときには、上流側の二次デフレクタである気流誘導部6Aによって巻き込まれた気流F11を、下流側の二次デフレクタである気流誘導部6Bによって、台車1A,1Bの側方に逃がすことができる。同様に、上流側の二次デフレクタである気流誘導部6Cによって巻き込まれた気流F11を、下流側の二次デフレクタである気流誘導部6Dによって、床下機器3Bと床下機器3Cとの間の間隙部から側方に逃がすことができる。その結果、第9実施形態に比べて台車1A,1B及び床下機器3A〜3Dの着氷雪量をより一層抑制することができる。
図32は、着氷雪試験装置を概略的に示す構成図であり、図32(A)は上面図であり、図32(B)は側面図である。なお、図32(A)では、図32(B)に示す車体30aを取り外した状態を示している。
(着氷雪実験装置)
図32に示す着氷雪実験装置10は、鉄道車両が積雪上を走行するときに発生する着氷雪現象を模擬する試験装置である。着氷雪実験装置10は、風洞試験装置20と、模型車両30と、飛雪粒子計測装置40A,40Bとを備えている。着氷雪実験装置10は、模型車両30に雪粒子を含む空気Fを風洞試験装置20によって流したときに、この空気Fの流れによってこの模型車両30に付着する着氷雪量を飛雪粒子計測装置40A,40Bによって測定する。
図32に示すような縮尺1/10の台車模型及び台車周辺の車体模型を製作し、財団法人鉄道総合技術研究所の塩沢雪害防止実験所の第1低温室において、降雪風洞を用いて着氷雪の再現試験を行った。実験は、台車30b及び床下機器30c,30dの付近に、図1〜図31に示すような複数種類の着氷雪量低減用のデフレクタを取り付けて、それぞれのデフレクタを用いた場合の着氷雪量の低減効果を評価した。評価は、デフレクター無しの状態の上流側の飛雪粒子数(a)に対する台車部の飛雪粒子数(b)の値(b/a)を基準(1.0)とし、これに対するデフレクターを設置した時の同様の値との比で行い、この比が小さい時には低減効果が大きいと評価した。なお、現車試験で得られた舞い上がり雪の卓越粒径の測定結果から、この試験では直径0.1mm以下の雪粒子を評価の対象とした。実験は、着氷雪量低減用のデフレクタを模型車両30の一方の側面側のみに取り付けて行った。
図33は、この発明の実施例及び比較例の測定結果を示すグラフである。
図33に示すように、実施例1〜10に係るデフレクタの全てについて比較例に比べて通過雪粒子数が減少しており、デフレクタを取り付けた場合にはデフレクタを取り付けない場合に比べて着氷雪量の低減効果があることが確認された。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、移動体として鉄道車両を例に挙げて説明したが、自動車などの他の移動体についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、A1方向及びA2方向に移動する移動体を例に挙げて説明したが、このような移動体に限定するものではなく、流れに向かう構造物などの物体についてもこの発明を適用することができる。例えば、雪がある方向に流れている場を想定したときに、対象物が停止している状態で着氷雪を抑制したい部分の上流側に着氷雪抑制構造4A,4Bを設置することもできる。また、この実施形態では、先頭車両又は後尾車両に着氷雪抑制構造4A,4Bを設置する場合を例に挙げて説明したが、中間車両に着氷雪抑制構造4A,4Bを設置することもできる。さらに、この実施形態では、車両VがA1方向及びA2方向に走行する場合を例に挙げて説明したが車両Vが常に一定方向のみに走行する場合についてもこの発明を適用することができる。この場合には、台車1A,1B及び床下機器3A〜3Dの進行方向前側のみに着氷雪抑制構造4A,4Bを設置することができる。
2 車体
3A〜3D 床下機器(凹凸部)
4A,4B 着氷雪抑制構造
5A〜5D 気流誘導部(第1の気流誘導部)
5d 傾斜面(第1の傾斜面)
5e 傾斜面(第2の傾斜面)
5f〜5h 湾曲面
5n 湾曲面
6f 傾斜面
6j,6k 傾斜面
R 軌道
V 車両(移動体)
F1,F2,F11,F21 気流
Claims (16)
- 移動体が移動するときにこの移動体の表面への着氷雪を抑制する移動体の着氷雪抑制構造であって、
前記移動体の側面に沿って前記着氷雪の予測される領域に向かう気流をこの領域の側方に誘導する気流誘導部を備えること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項1に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記気流誘導部は、前記着氷雪の予測される領域が前記移動体の凹凸部であるときに、この凹凸部に向かう気流をこの凹凸部の側方に誘導すること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項2に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記気流誘導部は、前記凹凸部が車両の台車部であるときに、この台車部の上流方に配置されていること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項2に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記気流誘導部は、前記凹凸部が車両の床下機器であるときに、この床下機器の上流方に配置されていること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 移動体が移動するときにこの移動体の表面への着氷雪を抑制する移動体の着氷雪抑制構造であって、
前記移動体の表面に沿って前記着氷雪の予測される領域に向かう気流をこの領域の側方に誘導する第1の気流誘導部と、
前記第1の気流誘導部によって巻き込まれて前記領域に向かう気流をこの領域の側方に誘導する第2の気流誘導部と、
を備える移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項5に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記第1の気流誘導部は、前記着氷雪の予測される領域が前記移動体の凹凸部であるときに、この凹凸部に向かう気流をこの凹凸部の側方に誘導し、
前記第2の気流誘導部は、前記第1の気流誘導部によって巻き込まれて前記凹凸部に向かう気流をこの凹凸部の側方に誘導すること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項6に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記第1の気流誘導部は、前記凹凸部が車両の台車部であるときに、この台車部の上流方に配置されており、
前記第2の気流誘導部は、前記第1の気流誘導部の下流方に配置されていること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項6に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記第1の気流誘導部は、前記凹凸部が車両の床下機器であるときに、この床下機器の上流方に配置されており、
前記第2の気流誘導部は、前記第1の気流誘導部の下流方に配置されていること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記気流誘導部又は前記第1の気流誘導部は、
上流側から下流側に向かって外側に傾斜する平面状の第1の傾斜面と、
前記第1の傾斜面と連続して上流側から下流側に向かって内側に傾斜する平面状の第2の傾斜面とを備えること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記気流誘導部又は前記第1の気流誘導部は、
上流側から下流側に向かって外側に突出する凹状の湾曲面と、
前記凹状の湾曲面と連続して上流側から下流側に向かって外側に突出する凸状の湾曲面と、
上流側から下流側に向かって内側に傾斜する平面状の傾斜面とを備えること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記気流誘導部又は前記第1の気流誘導部は、
上流側から下流側に向かって外側に突出する凹状の湾曲面と、
前記凹状の湾曲面と連続して上流側から下流側に向かって内側に傾斜する平面状の傾斜面とを備えること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記気流誘導部又は前記第1の気流誘導部は、上流側から下流側に向かって外側に突出するプラウ状の湾曲面を備えること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記気流誘導部又は前記第1の気流誘導部は、
上流側から下流側に向かって外側に傾斜し、かつ、下流側から上流側に向かって斜め下方に傾斜する平面状の第1の傾斜面と、
前記第1の傾斜面と連続して下流側から上流側に向かって斜め下方に傾斜する平面状の第2の傾斜面とを備えること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項5から請求項13までのいずれか1項に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記第2の気流誘導部は、上流側から下流側に向かって外側に傾斜する平面状の傾斜面を備えること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項5から請求項13までのいずれか1項に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記第2の気流誘導部は、
上流側から下流側に向かって外側に傾斜する平面状の第1の傾斜面と、
前記第1の傾斜面と連続して上流側から下流側に向かって内側に傾斜する平面状の第2の傾斜面とを備えること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。 - 請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載の移動体の着氷雪抑制構造において、
前記気流誘導部並びに前記第1及び前記第2の気流誘導部は、前記移動体が鉄道車両であるときに、この鉄道車両の側面に沿って前記着氷雪の予測される領域に向かう気流をこの領域の側方に誘導すること、
を特徴とする移動体の着氷雪抑制構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007226114A JP4873741B2 (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 移動体の着氷雪抑制構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007226114A JP4873741B2 (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 移動体の着氷雪抑制構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009056942A true JP2009056942A (ja) | 2009-03-19 |
JP4873741B2 JP4873741B2 (ja) | 2012-02-08 |
Family
ID=40553092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007226114A Expired - Fee Related JP4873741B2 (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 移動体の着氷雪抑制構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4873741B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111055866A (zh) * | 2020-01-02 | 2020-04-24 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 一种转向架防积雪导流装置及轨道车辆 |
CN111055867A (zh) * | 2020-01-02 | 2020-04-24 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 一种转向架防积雪导流装置及轨道车辆 |
JP2020173147A (ja) * | 2019-04-10 | 2020-10-22 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 着雪形状予測方法および被着雪体の着雪抑制形状 |
KR20230031028A (ko) * | 2021-08-26 | 2023-03-07 | 한국교통대학교산학협력단 | 철도차량 착설 방지 측면 플랩 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105216826A (zh) * | 2015-10-16 | 2016-01-06 | 中南大学 | 高速列车转向架区域防积雪装置 |
JP6887316B2 (ja) * | 2017-06-07 | 2021-06-16 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両の端部フサギ板及び端部フサギ板を有する鉄道車両 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6053669A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-27 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | コンデンサ充放電式点火装置 |
JPS62227853A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-06 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 鉄道車両の床下構造 |
JPH03138509A (ja) * | 1989-10-17 | 1991-06-12 | Tokai Riyokaku Tetsudo Kk | 車両の着雪厚さ検出方法及び装置 |
JP2000280899A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | West Japan Railway Co | 棒付き凹部の空力音低減化構造 |
JP2002205639A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-23 | West Japan Railway Co | 棒付き凹部の空力音低減化構造 |
JP2006117218A (ja) * | 2003-11-28 | 2006-05-11 | East Japan Railway Co | 高速鉄道車両の着雪防止装置 |
JP2007219359A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Tottori Univ | 流体音低減装置 |
JP2009023572A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Hitachi Ltd | 移動車両 |
-
2007
- 2007-08-31 JP JP2007226114A patent/JP4873741B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6053669A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-27 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | コンデンサ充放電式点火装置 |
JPS62227853A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-06 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 鉄道車両の床下構造 |
JPH03138509A (ja) * | 1989-10-17 | 1991-06-12 | Tokai Riyokaku Tetsudo Kk | 車両の着雪厚さ検出方法及び装置 |
JP2000280899A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | West Japan Railway Co | 棒付き凹部の空力音低減化構造 |
JP2002205639A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-23 | West Japan Railway Co | 棒付き凹部の空力音低減化構造 |
JP2006117218A (ja) * | 2003-11-28 | 2006-05-11 | East Japan Railway Co | 高速鉄道車両の着雪防止装置 |
JP2007219359A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Tottori Univ | 流体音低減装置 |
JP2009023572A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Hitachi Ltd | 移動車両 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020173147A (ja) * | 2019-04-10 | 2020-10-22 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 着雪形状予測方法および被着雪体の着雪抑制形状 |
JP7175232B2 (ja) | 2019-04-10 | 2022-11-18 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 着雪形状予測方法および被着雪体の着雪抑制形状 |
CN111055866A (zh) * | 2020-01-02 | 2020-04-24 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 一种转向架防积雪导流装置及轨道车辆 |
CN111055867A (zh) * | 2020-01-02 | 2020-04-24 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 一种转向架防积雪导流装置及轨道车辆 |
CN111055867B (zh) * | 2020-01-02 | 2020-11-13 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 一种转向架防积雪导流装置及轨道车辆 |
CN111055866B (zh) * | 2020-01-02 | 2020-11-13 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 一种转向架防积雪导流装置及轨道车辆 |
WO2021135040A1 (zh) * | 2020-01-02 | 2021-07-08 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 转向架防积雪导流装置及轨道车辆 |
EP3988420A4 (en) * | 2020-01-02 | 2023-07-19 | CRRC Qingdao Sifang Co., Ltd. | SNOW PREVENTION AND FLOW DIRECTION DEVICE FOR BOGIE AND RAILWAY VEHICLE |
KR20230031028A (ko) * | 2021-08-26 | 2023-03-07 | 한국교통대학교산학협력단 | 철도차량 착설 방지 측면 플랩 |
KR102514956B1 (ko) * | 2021-08-26 | 2023-03-29 | 한국교통대학교산학협력단 | 철도차량 착설 방지 측면 플랩 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4873741B2 (ja) | 2012-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4873741B2 (ja) | 移動体の着氷雪抑制構造 | |
JP5584866B2 (ja) | 被牽引車両のサイドスカート | |
JP4614745B2 (ja) | 高速鉄道車両の着雪防止装置 | |
JP4275397B2 (ja) | 鉄道車両 | |
JP2012122903A (ja) | 風洞試験装置の流速調整構造及び風洞試験装置 | |
JP4438669B2 (ja) | 移動体の風速低減構造 | |
JP6824683B2 (ja) | 鉄道車両 | |
CN105346543A (zh) | 一种轨道交通车辆及其撒砂装置 | |
CN115043159B (zh) | 一种积放链前小车防脱钩安全限位装置 | |
JP2011168158A (ja) | 移動体の気流はく離抑制構造 | |
CN102923134A (zh) | 一种机车用撒沙器撒沙方法及装置 | |
JP5818443B2 (ja) | 鉄道車両の気流はく離抑制構造 | |
EP3272615B1 (en) | Vehicle body structure for a railroad vehicle | |
JP2000280899A (ja) | 棒付き凹部の空力音低減化構造 | |
JP4388353B2 (ja) | 鉄道車両 | |
KR101524010B1 (ko) | 대차 에어댐 | |
JP6887316B2 (ja) | 鉄道車両の端部フサギ板及び端部フサギ板を有する鉄道車両 | |
JP5431201B2 (ja) | 移動体の気流はく離抑制構造 | |
JP7141717B2 (ja) | 地下鉄環境改善装置 | |
JP7384684B2 (ja) | 鉄道車両 | |
JP6254510B2 (ja) | 鉄道車両床下に発生する蛇行流れの低減方法 | |
KR100721606B1 (ko) | 철도차량용 자갈 날림판 | |
JP2024080245A (ja) | 鉄道車両、および編成車両 | |
JP2012148687A (ja) | 移動体の気流はく離抑制構造 | |
JP2019158421A (ja) | 流速測定構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110922 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111026 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111121 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111121 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4873741 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |