JP2009056859A - 建設機械 - Google Patents

建設機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2009056859A
JP2009056859A JP2007224012A JP2007224012A JP2009056859A JP 2009056859 A JP2009056859 A JP 2009056859A JP 2007224012 A JP2007224012 A JP 2007224012A JP 2007224012 A JP2007224012 A JP 2007224012A JP 2009056859 A JP2009056859 A JP 2009056859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
duct
chamber
cover
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007224012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4840294B2 (ja
Inventor
Keisuke Shimomura
啓介 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2007224012A priority Critical patent/JP4840294B2/ja
Publication of JP2009056859A publication Critical patent/JP2009056859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4840294B2 publication Critical patent/JP4840294B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】バッテリのメンテナンス作業性及び良好な空気の流れを確保しながら、バッテリを雨水等から確実に保護する。
【解決手段】エンジンルーム3の吸気側に吸気室9を形成するとともに、この吸気室9にダクト10を設けて吸気室9をダクト外の第1室9aとダクト内の第2室9bとに区画し、外部から冷却空気を取り込む吸気口11を第1室9aの上面に、取り込んだ空気を熱交換器6に導く空気導入口12をダクト10にそれぞれ設ける。この構成を前提として、第1室9aの底部にバッテリ14を設置する一方、ゴム等の柔軟素材で形成したバッテリカバー15をダクト10の下端部に先下がりの傾斜姿勢で着脱可能に取付け、このバッテリカバー15でバッテリ上面を覆って保護する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明はエンジンルームにバッテリが配置された油圧ショベル等の建設機械に関するものである。
たとえば油圧ショベルにおいては、図6,7に示すように上部旋回体1の後部に、エンジンガードと称されるパネル材やカウンタウェイトの一部等のカバー材2で囲われたエンジンルーム3が設けられ、このエンジンルーム3内にエンジン4と、このエンジン4によって駆動される油圧ポンプ5が収容されている。
また、油圧ポンプ5と反対側に、エンジン冷却用のラジエータをはじめ、オイルクーラ、インタークーラー等の複数の熱交換器(ここでは一つのものとして示す)6と、エンジン3で駆動される冷却ファン7とが設けられ、この冷却ファン7の回転により、図中矢印で示すように外部からエンジンルーム3内に吸い込まれた空気が熱交換器6(6aはコア面)を通過した後、図示しない排気口から外部に排出される。図6中、8はキャビンである。
このような冷却構造をとるショベルにおいて、吸気側の防音性能を高める技術として、特許文献1に示されたものが公知である。
この公知技術(以下、公知技術1という)においては、図8に示すようにエンジンルーム3内における熱交換器6の吸気側に吸気室9が形成されている。
この吸気室9は、エンジンルーム3におけるエンジン4等が収容された空間に対して、熱交換器6、適宜の仕切り材及びシール材により独立して(空気の流通を遮断した状態で)形成され、この吸気室9にダクト10が、吸気室9内をダクト外の第1室9aとダクト内の第2室9bとに区画する状態で設けられている。
このダクト10は、カバー材2とは別のダクト材により、上面部、前後両側面部、下面部(図の簡略化のためいずれも符号省略)、それに熱交換器コア面6aに対向する正面部10aを有する独立した箱状に形成され、熱交換器コア面6aを周囲から気密に囲う状態で取付けられている。
また、外部空気を取り込む吸気口11が第1室9aの室壁上面部に設けられるとともに、取り込んだ空気を第1室9aから第2室9bに導入して熱交換器コア面6aに導く空気導入口12がダクト正面部10aに設けられている。
図では、空気導入口12がダクト正面部10aの下部に設けられた場合を例示しているが、上部または高さ方向の中間部に設けてもよい。図8中、13は空気導入口12に設けられた防塵フィルタである。
この公知技術1の構成をとる場合に、スペースの有効利用の観点から、制御系や電気機器類の電源となるバッテリを吸気室9内に設置することが考えられる。
この場合、バッテリのメンテナンスが可能なように、図8中に破線で示すように第1室9aの底部にバッテリ14を設けるのが望ましい。
しかし、バッテリ14を単独で露出して設けると、空気の流れがバッテリ14によって阻害されるおそれがある。また、吸気口11から第1室9aに侵入した雨水がバッテリ14に降りかかってバッテリ14の漏電や損傷を招く。
一方、熱交換器の吸気側に吸気室を形成するショベルにおいて、吸気室内の底部にバッテリを設置する技術が特許文献2に示されている。
この公知技術(以下、公知技術2という)においては、バッテリによって空気の流れが妨げられないように、バッテリ上面を水平なカバーによって覆った上に、このカバーの熱交換器側の端部から吸気口の反熱交換器側の端部までの間に湾曲したガイド壁を設け、このガイド壁によって吸い込み空気を熱交換器に向けてガイドする構成をとっている。
そこで、この公知技術2の構成を公知技術1に転用し、第1室9aの底部に設置したバッテリ14をガイド壁付きのカバーで上から覆う構成をとることが考えられる。
特開2006−206034号公報 特開平8−142688号公報
ところが、公知技術2の構成によると、カバーはガイド壁とともに吸気室内に固定されているため、バッテリ14のメンテナンスを行うためには、バッテリ14をわざわざカバーから外れる位置までスライドさせて第1室9aから外部に取り出さなければならない。
このため、メンテナンス作業が非常に面倒となり、日常点検さえ困難となる。また、バッテリ14をスライドさせるための構造が必要となり、バッテリ設置構造が複雑化及び大形化しコストアップとなる。
なお、公知技術1(図8)の構成において、バッテリ14の上面側に着脱式または開閉式のカバーを取付けることが考えられる。
しかし、これではバッテリによって空気の流れが阻害される点の問題が残る。とくに、図示のように空気導入口12をダクト下部に設けた場合、その近くにバッテリ14があることで空気導入口付近での空気の流れが妨げられて吸気量が減少するおそれがある。
また、カバー上に雨水が溜まるため、メンテナンスに際してカバーを取外しまたは開いたときに溜まった雨水がバッテリにかかって漏電や損傷を招く。
そこで本発明は、公知技術1の構成を前提として、バッテリのメンテナンス作業性、及び良好な空気の流れを確保しながら、バッテリを雨水等から確実に保護することができる建設機械を提供するものである。
請求項1の発明は、エンジンと熱交換器と冷却ファンが配置されたエンジンルームにおける上熱交換器の吸気側に吸気室が設けられ、この吸気室にダクトが、吸気室内をダクト外の第1室とダクト内の第2室とに区画する状態で設けられるとともに、外部から冷却用の空気を取り込む吸気口が上記第1室の室壁に、取り込んだ空気を第1室から第2室に導入して上記熱交換器に導く空気導入口がダクトにそれぞれ設けられ、かつ、次の構成を具備するものである。
(A) 上記第1室の底部にバッテリが設置されていること。
(B) 上記空気導入口よりも下方位置でダクトにバッテリカバーが取付けられていること。
(C) このバッテリカバーは、自由端側に向かい先下がりに傾斜してバッテリ上面を覆うバッテリ保護状態と、バッテリ上面を開放してバッテリのメンテナンス作業を可能とするバッテリ開放状態とに転換可能に構成されていること。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、バッテリカバーはダクトに着脱可能に取付けられ、取付け状態でバッテリ保護状態となり、取外し状態でバッテリ開放状態となるように構成されたものである。
請求項3の発明は、請求項1の構成において、バッテリカバーは、ダクトに取付けられた基端側を支点に回動してバッテリ保護状態とバッテリ開放状態とに転換可能に構成されたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの構成において、バッテリカバーは、自重によって先下がりの傾斜状に屈曲し得る柔軟性と電気絶縁性を備えた素材から成り、バッテリ保護状態で自由端側がバッテリ上面を超え、この超えた部分が自重により折れ曲がってバッテリ側面部をも覆い得るように構成されたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの構成において、ダクトの下面が熱交換器側と反対側の端部に向かって先上がりの傾斜状に形成され、バッテリが、このダクト下面の下方に形成された空間に一部入り込んで設置されたものである。
本発明によると、次の効果を得ることができる。
(I) バッテリカバーをバッテリ保護状態とバッテリ開放状態とに転換(請求項2では着脱によって、請求項3では回動によって転換)させることができるため、バッテリ開放状態でバッテリ上方に十分なメンテナンス作業空間を確保することができる。このため、公知技術2のようにメンテナンス作業時にバッテリをわざわざ外部に取外す必要がなく、バッテリを吸気室の第1室に固定した状態のまま、日常点検を含めたメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、メンテナンスのためにバッテリを取外す必要がないため、バッテリ設置構造が複雑化、大形化する弊害も生じない。
(II) バッテリが、ダクトの空気導入口よりも下方位置でダクトに取付けられたバッテリカバーによって覆われているため、吸気口から第1室を経由して空気導入口に入る空気の流れがバッテリによって阻害されるおそれがない。
この場合、バッテリカバーが空気導入口よりも下方に位置し、しかも先下がりに傾斜しているため、バッテリカバーによる吸気空間のロスが最小限に小さくてすむ。
(III) カバーが先下がりに傾斜しているため、カバー上面に降りかかった雨水を速やかにカバー自由端側に流下させて排出することができる。このため、降りかかった雨水がカバー上面に溜まり、カバー縁からバッテリ上面側に回り込んだり、溜まった雨水がカバーをバッテリ開放状態に転換させる際にバッテリにかかってバッテリの損傷や劣化を招いたりするそれがない。
また、請求項4の発明によると、バッテリカバーの自由端側がバッテリ上面を超え、この超えた部分が折れ曲がってバッテリ側面部をも覆うため、バッテリ上面への雨水の浸入をより確実に防止することができる。また、電気絶縁性を備えているため、カバーによってバッテリが短絡したり漏電したりするおそれがない。
請求項5の発明によると、ダクト下面を先上がりに傾斜させることでダクト下方に空間を形成し、バッテリを一部がこの空間に入り込む状態で設置したから、入り込んだ分だけバッテリの設置スペースを節減できるとともに、ダクトをバッテリカバーとして兼用することができる。また、ダクト前方へのバッテリの突出量を小さくできるため、空気の流れを阻害しない点、吸気空間を減殺しない点の効果がより高くなる。
本発明の実施形態を図1〜図5によって説明する。
第1実施形態(図1〜図4参照)
第1実施形態において、次の(イ)〜(ト)の基本的構成は図8に示す公知技術と同じである。
(イ) 上部旋回体の後部に、エンジンガードやカウンタウェイトの一部等のカバー材2で覆われたエンジンルーム3が設けられている。
(ロ) このエンジンルーム3に、エンジン4、図示しない油圧ポンプ、ラジエータ等の熱交換器(一つのものとして示す)6、冷却ファン7が設けられている。
(ハ) エンジンルーム3内における熱交換器6の吸気側に吸気室9が形成されている。
(ニ) 吸気室9は、エンジンルーム3におけるエンジン4等が収容された空間に対して、熱交換器6、適宜の仕切り材及びシール材により独立して(空気の流通を遮断した状態で)形成されている。
(ホ) この吸気室9にダクト10が設けられている。このダクト10により、吸気室9内がダクト外の第1室9aと、ダクト内の第2室9bとに区画され、第1室9aの室壁上面部に冷却空気を外部から取り込む吸気口11が設けられている。
(ヘ) ダクト10は、カバー材2とは別のダクト材により、上面部、前後両側面部、熱交換器コア面6aに対向する正面部10a、それに下面部10bを備えた独立した箱状に形成され、熱交換器コア面6aを周囲から気密に囲う状態(たとえば熱交換器側の開口縁部が熱交換器コア面6aの縁枠部分に気密に接する状態)で取付けられている。
(ト) ダクト正面部10aの下部に、取り込んだ空気を熱交換器コア面6aに導く空気導入口12が設けられている。この空気導入口12には、防塵用のフィルタ13が同吸気口12を覆う状態で設けられている。
なお、図8に示す公知技術ではダクト正面部10aが鉛直に形成されていたのに対し、実施形態ではこのダクト正面部10aが傾斜面、すなわち、ダクト正面部10aとカバー材2の側面部2aとの間隔が下に向かって漸減する(上端側で最大となる)方向の傾斜面に形成されている。
これにより、ダクト正面部10aを鉛直とした場合と比べて、ダクト正面部10aとカバー材側面部2aとの間の空間(吸気通路)の容積を増加させ、吸い込み空気量を増加させることができる。
以上の構成を前提として、制御系や電気機器類の電源となるバッテリ14が、吸気室9の第1室9aの底部に設置されている。
なお、バッテリ14は、通常、複数の単位バッテリが並設されて構成されるが、図では便宜上、一つのものとして示している。
ここで、ダクト下面部10bは、図示のように熱交換器コア面6aと反対側(先端側)に向かって先上がりの傾斜状に形成され、バッテリ14が、このダクト下面部の下方に形成された空間に一部入り込む状態で設置されている。
また、ダクト下端部に、バッテリ14の上面部を覆うバッテリカバー15が取付けられている。
このバッテリカバー15は、ゴム(天然ゴム、合成ゴム)や柔軟な合成樹脂のように、自重によって先下がりの傾斜状に屈曲し得る柔軟性と電気絶縁性を備えた素材にて四角板状に形成され、空気導入口12よりも下方位置で、カバー取付板16及び複数の締結具(ボルト、ナット)17によって基端部がダクト下端部に着脱可能に取付けられている。
この取付状態で、図2,3に示すようにバッテリカバー15が自由端側(先端側)に向かって先下がりに傾斜し、この傾斜姿勢でバッテリ上面を覆って雨水等から保護する。すなわち、バッテリ保護状態となる。
ここで、バッテリカバー15は、バッテリ保護状態で先端部15aがバッテリ上面を超え、この超えた先端部15aが自重により下向きに折れ曲がってバッテリ側面部をも覆い得るようにそのサイズ及び柔軟度が設定されている。
なお、図例では、カバー先端部15aがバッテリ側面部のほぼ上半部のみを覆う構成としているが、バッテリ側面部全体を覆うように構成してもよい。
一方、バッテリ14の日常点検を含めたメンテナンス作業時には、締結具17をゆるめて図4に示すようにバッテリカバー15をダクト10から取外し、バッテリ上面を開放して上方からメンテナンス作業を行う。
なお、このバッテリ開放状態で、ダクト10及びカバー取付板16がメンテナンス作業の邪魔にならないように、バッテリ14とこれらの位置関係が設定される。
このように、バッテリカバー15を着脱することによってバッテリ保護状態とバッテリ開放状態とに転換させることができるため、バッテリ開放状態でバッテリ上方に十分なメンテナンス作業空間を確保することができる。このため、メンテナンス時にバッテリ14をわざわざ外部に取外す必要がなく、バッテリ14を第1室9aの底部に固定した状態のままメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、バッテリ14が、ダクト10の空気導入口12よりも下方位置でダクト10に取付けられたバッテリカバー15によって覆われているため、吸気口11から第1室9aを経由して空気導入口12に入る空気の流れがバッテリ14によって阻害されるおそれがない。
この場合、バッテリカバー15が空気導入口12よりも下方に位置し、しかも先下がりに傾斜しているため、バッテリカバー15による吸気空間のロスが最小限に小さくてすむ。
さらに、バッテリカバー15が先下がりに傾斜しているため、図2中に破線矢印で示すようにカバー上面に降りかかった雨水を速やかにカバー自由端側に流下させて排出することができる。このため、降りかかった雨水がカバー上面に溜まり、カバー縁からバッテリ上面側に回り込み、あるいはメンテナンスに際してカバー15を取外す際にバッテリ14にかかってバッテリ14の損傷や劣化を招くおそれがない。
加えて、バッテリカバー15の先端部15aがバッテリ上面を超え、この超えた先端部15aが折れ曲がってバッテリ側面部をも覆うため、バッテリ上面への雨水の浸入をより確実に防止することができる。
また、電気絶縁性を備えているため、バッテリカバー15によってバッテリ14が短絡したり漏電したりするおそれがない。
しかも、ダクト下面部10bを先上がりに傾斜させることでダクト下方に空間を形成し、バッテリ14を、一部がこの空間に入り込む状態で設置したから、入り込んだ分だけバッテリ14の設置スペースを節減できるとともに、ダクト10(下面部10b)をバッテリカバーとして兼用することができる。また、ダクト前方へのバッテリ14の突出量を小さくできるため、空気の流れを阻害しない点、吸気空間を減殺しない点の効果がより高くなる。
第2実施形態(図5参照)
第1実施形態との相違点のみを説明する。
第2実施形態においては、バッテリカバー18が、基端側を支点に回動して図5実線で示すバッテリ保護状態と、同二点鎖線で示すバッテリ開放状態とに転換可能に構成されている。19は回動支点となるヒンジ部材である。
この第2実施形態において、バッテリカバー18は電気絶縁性を備え、かつ、自重によって折れ曲がらない程度の剛性を備えた素材(比較的硬質の合成樹脂や電気絶縁処理を加えた金属等)にて形成され、ヒンジ部材19を中心とする下向きの回動力により先下がりに傾斜してバッテリ上面を覆うバッテリ保護状態となる。
なお、第2実施形態においても、バッテリ保護状態でバッテリカバー18の先端部18aがバッテリ上面を超え、かつ、垂下してバッテリ側面部を覆うようにカバー形状とサイズが設定されている。
この回動方式をとる第2実施形態によると、第1実施形態の着脱式と比較してバッテリカバー18のバッテリ保護、開放両状態の転換操作を簡単、迅速に行い得るため、メンテナンス作業、とくに日常点検に有利となる。
他の実施形態
(1) 第1実施形態の構成(バッテリカバー固定方式)を前提として、メンテナンス作業時にバッテリカバー15をその柔軟性を利用してめくり上げてバッテリ開放状態とし、保持手段によりダクト正面部10aに保持する構成としてもよい。保持手段としては、たとえばバッテリカバー15とダクト正面部10aの一方にフック部材、他方に係止具をそれぞれ設け、フック部材を係止具に引っ掛け係止させる構造をとることができる。
(2) 第2実施形態の構成(バッテリカバー回動方式)において、バッテリカバー18を第1実施形態と同様の柔軟素材にて形成してもよい。
(3) 第1及び第2両実施形態の構成において、バッテリカバー15,18を、その先端部がバッテリ上面を超えない(超えてもごく僅かでバッテリ側面部は覆わない)形状、サイズに設定してもよい。
本発明の第1実施形態を示す概略断面図である。 図1の一部拡大図である。 第1実施形態を示す斜視図である。 図3の状態からバッテリカバーを取外したバッテリ解放状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態を示す図2相当図である。 従来構造を示す油圧ショベルの上部旋回体の全体平面図である。 同背面側から見た概略断面図である。 本発明の実施形態に対応する公知技術を示す概略断面図である。
符号の説明
3 エンジンルーム
4 エンジン
6 熱交換器
7 冷却ファン
9 吸気室
9a 吸気室の第1室
9b 吸気室の第2室
10 ダクト
10b ダクト下面部
11 吸気口
12 空気導入口
14 バッテリ
15,18 バッテリカバー
15a,18a バッテリカバーの先端部
17 バッテリカバー取付用の締結具
19 バッテリカバー取付用のヒンジ部材

Claims (5)

  1. エンジンと熱交換器と冷却ファンが配置されたエンジンルームにおける上記熱交換器の吸気側に吸気室が設けられ、この吸気室にダクトが、吸気室内をダクト外の第1室とダクト内の第2室とに区画する状態で設けられるとともに、外部から冷却用の空気を取り込む吸気口が上記第1室の室壁に、取り込んだ空気を第1室から第2室に導入して上記熱交換器に導く空気導入口がダクトにそれぞれ設けられ、かつ、次の構成を具備することを特徴とする建設機械。
    (A) 上記第1室の底部にバッテリが設置されていること。
    (B) 上記空気導入口よりも下方位置でダクトにバッテリカバーが取付けられていること。
    (C) このバッテリカバーは、自由端側に向かい先下がりに傾斜してバッテリ上面を覆うバッテリ保護状態と、バッテリ上面を開放してバッテリのメンテナンス作業を可能とするバッテリ開放状態とに転換可能に構成されていること。
  2. バッテリカバーはダクトに着脱可能に取付けられ、取付け状態でバッテリ保護状態となり、取外し状態でバッテリ開放状態となるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
  3. バッテリカバーは、ダクトに取付けられた基端側を支点に回動してバッテリ保護状態とバッテリ開放状態とに転換可能に構成されたことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
  4. バッテリカバーは、自重によって先下がりの傾斜状に屈曲し得る柔軟性と電気絶縁性を備えた素材から成り、バッテリ保護状態で自由端側がバッテリ上面を超え、この超えた部分が自重により折れ曲がってバッテリ側面部をも覆い得るように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械。
  5. ダクトの下面が熱交換器側と反対側の端部に向かって先上がりの傾斜状に形成され、バッテリが、このダクト下面の下方に形成された空間に一部入り込んで設置されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の建設機械。
JP2007224012A 2007-08-30 2007-08-30 建設機械 Active JP4840294B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007224012A JP4840294B2 (ja) 2007-08-30 2007-08-30 建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007224012A JP4840294B2 (ja) 2007-08-30 2007-08-30 建設機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009056859A true JP2009056859A (ja) 2009-03-19
JP4840294B2 JP4840294B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=40553023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007224012A Active JP4840294B2 (ja) 2007-08-30 2007-08-30 建設機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4840294B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013189785A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の上部旋回体
KR20140120271A (ko) * 2013-04-02 2014-10-13 코벨코 겐키 가부시키가이샤 배터리를 구비한 작업 기계

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5687921A (en) * 1979-12-20 1981-07-17 Fujitsu Ltd Pulse converting circuit
JPS63167665A (ja) * 1986-12-26 1988-07-11 Hiroshi Sakamura 自動位相制御装置
JPH0257749A (ja) * 1988-08-16 1990-02-27 Jatco Corp 自動変速機用二分割式回転ドラムの結合構造
JPH08142688A (ja) * 1994-11-25 1996-06-04 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の上部旋回体
JP2006206034A (ja) * 2004-12-27 2006-08-10 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の冷却構造
JP2009035956A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Yanmar Co Ltd 旋回作業車

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5687921A (en) * 1979-12-20 1981-07-17 Fujitsu Ltd Pulse converting circuit
JPS63167665A (ja) * 1986-12-26 1988-07-11 Hiroshi Sakamura 自動位相制御装置
JPH0257749A (ja) * 1988-08-16 1990-02-27 Jatco Corp 自動変速機用二分割式回転ドラムの結合構造
JPH08142688A (ja) * 1994-11-25 1996-06-04 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の上部旋回体
JP2006206034A (ja) * 2004-12-27 2006-08-10 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の冷却構造
JP2009035956A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Yanmar Co Ltd 旋回作業車

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013189785A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の上部旋回体
KR20140120271A (ko) * 2013-04-02 2014-10-13 코벨코 겐키 가부시키가이샤 배터리를 구비한 작업 기계
EP2787124A3 (en) * 2013-04-02 2018-03-28 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Work machine including battery
KR102103033B1 (ko) * 2013-04-02 2020-04-21 코벨코 겐키 가부시키가이샤 배터리를 구비한 작업 기계

Also Published As

Publication number Publication date
JP4840294B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101669553B1 (ko) 방진 네트의 설치구조
EP1903149B1 (en) Construction machine
EP1887147B1 (en) Construction machine
EP2698478B1 (en) Wheel loader
EP2902549B1 (en) Construction machine with a cooling means for an electrical component
EP3428346B1 (en) Construction machine
WO2012067170A1 (ja) 産業車両用ディーゼル・パティキュレート・フィルター取付構造
CA2704275A1 (en) Integrated air intake system
KR100656068B1 (ko) 굴삭기의 냉각장치
JP2014080828A (ja) 建設機械
JP2008074243A (ja) 作業車両
JP2014144678A (ja) 作業機械
JP4840294B2 (ja) 建設機械
JP4948314B2 (ja) 旋回作業車
JP2006242077A (ja) 建設機械の熱交換装置
KR101081633B1 (ko) 건설 기계의 냉각 장치
CN104652519B (zh) 工程机械
JP2009001187A (ja) 作業車両
JP2007177780A (ja) エンジン駆動作業機
JP4287845B2 (ja) 建設機械
EP1788159A1 (en) Slewing type working machine
JP4489375B2 (ja) 建設機械の吸気装置
JP3500823B2 (ja) 熱交換装置
JP2009097741A (ja) 空気調和機の室内機
JP6318060B2 (ja) エンジンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4840294

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3