JP2009056104A - ワイヤレスコントローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 使い勝手に優れ、しかもランニングコストの低減を図ることができるワイヤレスコントローラを提供する。
【解決手段】 コードレスコントローラのコントローラ本体1の電源として充電式電池4を使用し、また、コントローラ本体1にACアダプタ7を接続可能とし、充電式電池4を満充電まで充電し、次の使用を可能にした。また、組み込まれる充電式電池4として、10C以上の電流で急速充電できるリチウムイオン二次電池が用いられことも特徴としている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、ゲーム用コントローラとして用いられるワイヤレスコントローラに関するものである。
従来、パーソナルコンピュータ用ゲーム、専用ゲーム機など、様々なゲームが製作されており、それに利用されるコントローラも様々なものが用いられている。例えば、ボタンや十字キーなどを配置したオーソドックスなバッド型、動きをスティックで伝えるジョイスティック、ドライブゲームで使うハンドル型など、ゲーム内容に適応した様々な方式のものが用いられている。
ところで、最近になって、コントローラ内部にモーションセンサを配置し、コントローラ全体を動かすと、その動きをモーションセンサが感知し出力を発生することにより、コントローラ全体の動きに応じてゲーム操作を可能にしたコントローラが発売されている。このようなコントローラを使用すれば、直感的なコントロールができたり、従来のボタンやパッドではやりにくい操作ができたりするので、新しいコントローラとして注目されている。
このようなコントローラは、従来からのものと同様にゲーム機やパーソナルコンピュータにコードを介して接続されるものが一般的であったが、最近では、コントローラの使い方からしてコードが邪魔になることが多く、このためブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)などの近距離無線通信を使ったワイヤレスによるコントローラも製作されている。このようなワイヤレスコントローラによれば、コントローラの動きに制約が無くなり、新たな分野のゲームの可能性も広げることになる。
ところで、このようなワイヤレスコントローラでは、当然のことながら外部からの電源供給は無いので、コントローラ内に電源が必要である。特許文献1には、携帯端末の電源として充電池が設けられたものが開示されている。この場合、特許文献1で用いられる充電池は、一般に広く用いられているニッケル水素蓄電池、リチウムイオン二次電池などの二次電池である。また、特許文献1には記載されていないが、充電池に代えてアルカリ乾電池等の一次電池の場合も考えられる。
特開2005−253709号公報 特開2005−123183号公報
しかし、電源として一次電池、つまり乾電池を使用した場合、一般に二次電池よりもエネルギー密度が高く長持ちするのと、電池切れしても交換すれば直ぐに使えるというメリットがある。しかしながら、乾電池は、電池切れの度に電池交換を必要であり、特に、モーションセンサーや無線通信など消費電力の大きな機能を搭載したワイヤレスコントローラでは、さらに頻繁な電池交換が必要であることから、ランニングコストが大幅に嵩むことになる。 これに対して、電源として二次電池を使ったものは、電池交換を必要としないためランニングコストは有利となるが、当然のことながら二次電池は充電しなければ使用できないので、電池残量が少なくなる度に、電池を充電しなければならない。しかし、一般にニッケル水素蓄電池やリチウムイオン二次電池は急速充電が出来ず充電に1〜2時間は必要である。このため、充電に手間がかかってしまい、この間、ゲームができない状態を招いてしまう。つまり、ゲーム途中で電池切れになると、一次電池のように交換して直ぐに使えるわけではなく、充電に長時間かかってしまい直ぐに再開できないため、ゲームの楽しみを阻害してしまうということになる。
そこで、コントローラに搭載する二次電池の容量を大きくして使用できる時間を長くすることが考えられるが、その分電池が大型化し、コントローラ全体も大きく、重量も重くなるため、ゲーム用のコントローラとしての操作性が失われるという問題を生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、使い勝手に優れ、しかもランニングコストの低減を図ることができるワイヤレスコントローラを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、コントローラ本体の動きによって生じる3次元方向の動きをモーションセンサにより検出するとともに、該モーションセンサの検出信号を操作情報として無線通信手段より外部に発信するワイヤレスコントローラにおいて、前記コントローラ本体内部に設けられ、該コントローラ本体の動作に必要な電力を供給する電源として用いられる10C以上の電流で急速充電可能な充電式電池を具備したことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載において、前記コントローラ本体は充電手段を有し、該充電手段は外部充電電源が電気的に接続可能で、該接続状態で前記充電式電池を充電することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載において、前記コントローラ本体は、該コントローラ本体の動きに応じた運動エネルギーを電気エネルギーに変換して電力を発生する発電手段を有し、該発電手段の電力により前記充電式電池を補充電することを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1記載において、前記コントローラ本体は、前記充電式電池の電池残量を表示する電池残量表示手段を有することを特徴としている。
本発明によれば、使い勝手に優れ、しかもランニングコストの低減を図ることができるワイヤレスコントローラを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるゲーム用のワイヤレスコントローラの外観図を示すものである。
図1において、1はコントローラ本体で、このコントローラ本体1は、扁平な直方体からなる本体ケース1aを有している。このコントローラ本体1は、本体ケース1aを片手で把持された状態で、ゲーム機本体(不図示)側のゲーム内容に応じて任意の方向に振り操作される。
本体ケース1aの上面には各種の操作ボタン2が複数配置されている。これら操作ボタン2は、例えば、ゲーム機本体のゲーム内容の各種設定を操作する。また、本体ケース1aの長手方向の一方端部側面に外部AC電源用入力端子3が設けられている。この外部AC電源用入力端子3には、外部充電用電源として後述するAC電源が接続される。
本体ケース1aの内部には、不図示の電池室に充電式電池4が収納されている。充電式電池4の詳細は後述する。
また、本体ケース1aの上面には、電池残量表示部10が配置されている。電池残量表示部10は、充電式電池4の放電状態を表示するもので、充電式電池4の充電残量が所定値以下で発光体を点滅し、充電中は点灯しつづけ、充電完了で消灯する。ここでの発光体としては、例えばLEDが用いられる。この場合、例えば、充電残量が所定値以上のときは青色のLED、電池残量が所定値より低下すると赤色のLEDをそれぞれ点灯するようにしても良い。
図2は、コントローラ本体1の回路構成を示している。なお、図2は、上述した図1と同一部分には同符号を付している。
図1において、4は充電式電池で、この充電式電池4は、本体ケース1a内部に設けられ、コントローラ本体1の動作に必要な電源として用いられる。充電式電池4として本実施の形態には、急速充電が可能なリチウムイオン二次電池が用いられる。このリチウムイオン二次電池は、アルミニウムラミネートフィルムからなる外装部材による容器と、この容器内に収容された非水電解質と、前記容器内に収納されアルミニウム箔よりなる正極集電体にリチウムコバルト酸化物を正極作用物質として含む正極層が担持された正極と、前記容器内に収納されアルミニウム箔よりなる負極集電体にリチウムチタン酸化物を負極作用物質粒子として含む負極層が担持された負極とを備えた構造を有している。
ここで、リチウムイオン二次電池についてさらに詳細に説明する。かかる、リチウムイオン二次電池は、リチウムチタン酸化物を作用物質として含む負極を備えている。作用物質であるリチウムチタン酸化物は、特許文献2に開示される通り、リチウムを吸蔵・放出可能な材料であり、リチウムイオンの挿入・離脱が1.4Vから1.7V/Li付近で行われる。このため、この二次電池は大電流での急速充電を行っても、従来の負極作用物質に炭素材料を用いた場合と比べてリチウムの析出が起こらずに安全性を確保できる。また、リチウムの吸蔵放出に伴う膨張収縮が生じるのを抑制することができるため、20C電流の急速充電を繰り返し行った際にも負極作用物質の構造破壊を抑えることができる。その結果、充放電を繰り返し行った場合においても長い寿命を維持できる。この電池の公称電圧としては2.4V程度になることから、従来のニッケル水素蓄電池やニッケルカドミウム蓄電池の2本直列分に相当するため、使用本数で50%の減量化が達成できる。
具体的には、以下のような方法で組み立てたリチウムイオン二次電池は20Cで3分間充電することにより約80%電池容量まで充電することが可能な急速充電二次電池であることが確認されている。ここで、『C』は充放電率を表す単位であり、完全放電から完全充電(または完全充電から完全放電)までを定電流充電した場合に計算上1時間で行えるレートを1Cとして表現する。1/10時間の場合、10Cと表現する。したがって、例えば20C充電とは、1C充電の20倍の電流が必要になる。
<負極の作製>
作用物質として、平均粒子径5μmでLi吸蔵電位が1.55V(vs.Li/Li+)のチタン酸リチウム(Li4Ti512)粉末と、導電剤として平均粒子径0.4μmの炭素粉末と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを重量比で90:7:3となるように配合し、これらをn−メチルピロリドン(NMP)溶媒に分散してスラリーを調製した。
なお、作用物質の粒子径の測定には、レーザー回折式粒度分布測定装置(島津製作所株式会社 型番SALD−300)を用いた。まず、ビーカー等に試料約0.1gを入れた後、界面活性剤と1〜2mLの蒸留水を添加して十分に攪拌し、攪拌水槽に注入した。2秒間隔で、64回光強度分布を測定し、粒度分布データを解析し、累積度数分布が50%の粒径(D50)を平均粒子径とした。
次いで、厚さ10μmのアルミニウム箔(純度99.99%)を負極集電体に前記スラリーを塗布し、乾燥した後、プレスを施すことにより電極密度2.4g/cm3の負極を作製した。
<正極の作製>
作用物質としてリチウムコバルト酸化物(LiCoO2)と、導電材として黒鉛粉末と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを重量比で87:8:5となるように配合し、これらをn−メチルピロリドン(NMP)溶媒に分散させてスラリーを調製した。厚さ15μmのアルミニウム箔(純度99.99%)にスラリーを塗布し、乾燥した後、プレスすることにより電極密度3.5g/cm3の正極を作製した。
<二次電池の組み立て>
容器(外装部材)の形成材料として、厚さが0.1mmのアルミニウム含有ラミネートフィルムを用意した。このアルミニウム含有ラミネートフィルムのアルミニウム層は、膜厚約0.03mmであった。アルミニウム層を補強する樹脂には、ポリプロピレンを使用した。このラミネートフィルムを熱融着で貼り合わせることにより、容器(外装部材)を得た。
次いで、前記正極に正極端子を電気的に接続すると共に、前記負極に負極端子を電気的に接続した。厚さ12μmのポリエチレン製多孔質フィルムからなるセパレータを正極に密着させて被覆した。セパレータで被覆された正極に負極を対向するように重ね、これらを渦巻状に捲回して電極群を作製した。この電極群をプレスして扁平状に成形した。容器(外装部材)に扁平状に成形した電極群を挿入した。
エチレンカーボネート(EC)とγ−ブチルラクトン(GBL)が体積比(EC:GBL)で1:2の割合で混合された有機溶媒にリチウム塩であるLiBF4を1.5mol/L溶解させ、液状の非水電解質を調製して得られた非水電解質を前記容器内に注液し、正極、負極のそれぞれの端子を外に出した状態でアルミラミネートフィルムの開口部熱融着で封口し電池を組み立てた。
図3(a)(b)は、このようにして組み立てられたリチウムイオン二次電池の外観図を示すもので、例えば、外径寸法は5.5×30×50mmの矩形状の電池本体411を有し、この電池本体411の一方端部より正極端子412、負極端子413をそれぞれ導出している。このような二次電池は、満充電時の電圧は2.8Vで、228mA−2.8Vで定電流定電圧充電を行い450mA定電流放電で2.0Vまで放電したときの容量は約450mAhである。また、この二次電池は10C以上の電流で急速充電することができる。ここで、上述したように1Cは、放電状態から充電までを定電流充電した場合に計算上、1時間で行える電流値を表すものであり、上述した二次電池では450mAに相当する。したがって、10C以上の電流で急速充電できるとは、1Cの10倍の電流(450×10)mAで充電できることになる。これにより、放電状態(450mA連続放電にて2.0Vになるまで放電)から、4.5A−2.8V定電流定電圧充電(10C充電)を行うと5分以内に80%(360mAh)以上の容量が充電でき、また、9A−2.8V定電流定電圧充電(20C充電)では、3分以内に80%以上の容量が充電できる。この急速充電している最中は、異常な発熱などの問題が起こることもない。つまり、ここでの二次電池は、従来のニッケル水素蓄電池やリチウムイオン二次電池では困難な急速充電が可能である。
この実施の形態では、急速充電可能な上述した二次電池を2個並列接続して出力電圧2.8V〜2.0Vで、容量が900mAhの充電式電池4を構成している。この場合、充電式電池4は、二次電池を2個重ねて使用すれば、ほぼ単三乾電池2本の寸法と同程度の空間に収まり本体ケース1aが大型になるようなこともない。
充電式電池4には、監視保護手段として監視保護回路5が設けられている。この監視保護回路5は、充電式電池4の状態を監視するもので、かかる監視結果に応じて不図示のスイッチを駆動して充電式電池4の充放電を停止させる。この場合、監視保護回路5は、充電式電池4の過充電、過放電及び過電流を監視する。そして、充電式電池4の充電電圧が所定値の範囲では、充電式電池4の充放電を許容し、充電式電池4の充電電圧が所定値以上になると過充電と判断し前記スイッチ(不図示)を開放して充電式電池4の充電を停止させ、また、充電式電池4の充電電圧が所定値以下になると過放電と判断し前記スイッチ(不図示)を開放して充電式電池4の放電を停止させる。さらに充電式電池4の放電電流、あるいは充電電流が所定値以上になると、過電流と判断し前記スイッチ(不図示)を開放して充電式電池4の放電を停止させる。これにより、充電式電池4が過充電状態になって電解液の分解によりガスが発生し、電池内部の圧力が上昇して漏液するのを防止し、また、充電式電池4が過放電状態になって電池性能を劣化させるのを防止する。このような監視保護回路5は、モジュール化され、前記充電式電池4に接続されている。なお、監視保護回路5は、充電式電池4の過充電、過放電及び過電流の少なくとも一つを監視するものであっても良い。
充電式電池4には、充電手段として充電制御部6が接続されている。この充電制御部6は、充電式電池4を充電するもので、上述の外部AC電源用入力端子3が接続されている。この場合、外部AC電源用入力端子3には、外部充電電源としてACアダプタ7が電気的に接続される。ACアダプタ7は、AC/DCコンバータ8を有している。AC/DCコンバータ8は、100VのAC電源(商用電源)9の交流電力を直流電力に変換するもので、この直流電力が外部AC電源用入力端子3を介して充電制御部6に充電式電池4の充電用電力として供給される。
充電制御部6には、発電手段として内蔵発電部11が接続されている。この内蔵発電部11は、図4に示すように絶縁材からなる円筒部材111を有し、この円筒部材111の外周面にコイル112を巻装するとともに、このコイル112の中空部に沿って永久磁石113が移動自在に配置した発電機構を有している。この発電機構は、円筒部材111全体を揺動させると、永久磁石113がコイル112の中空部に沿って図示矢印a、b方向に往復移動することで、コイル112を通る磁束が変化し、コイル112に起電力を発生する。
そして、内蔵発電部11の出力(コイル112の起電力)は、充電制御部6に対し充電式電池4の充電用電力として供給される。この場合、内蔵発電部11より出力される電力は、コイル112の中空部を移動する永久磁石113の移動方向、つまり図示矢印a方向又はb方向によって極性が反転する。このため、内蔵発電部11の出力電力は、整流回路61を通し直流電力に変換して充電制御部6に供給する。この整流回路61は、充電制御部6に一体に組み込んだものを使用する。
このような内蔵発電部11の発電量は、それほど大きなものでなく、コントローラ本体1全体が必要とする電力を賄うほどの量は得られないが、コントローラの使用中に僅かずつでも充電式電池4の補充電を行うことができるので、充電式電池4の電池切れまでの使用時間を長くすることが出来るという効果がある。
なお、内蔵発電部11として、図5に示すように構成したものもある。この場合、発電機構は、扇状をした回転錘121の中心軸121aに回転歯車122を一体に設け、この回転歯車122の回転を増速歯車123を介してロータ124に伝える。ロータ124は、高性能の永久磁石で構成されている。ロータ124の周りには、コイル125が巻装されたステータ126が配置されている。このような発電機構は、回転錘121が図示矢印cの方向に回転すると、この回転が回転歯車122及び増速歯車123を介してロータ124に伝えられ、ロータ124が回転することによりステータ126を通る磁束が変化し、コイル125に起電力を発生する。このような構成のものを用いても、図4で述べたと同様な効果を得られる。
さらに、内蔵発電部11として、図6に示すように構成したものもある。この場合、発電機構は、絶縁材からなる円筒部材131を有し、この円筒部材131の両開口端に圧電素子132,133を設けるとともに、円筒部材131の中空部に移動部材134が配置されている。このような発電機構は、円筒部材131全体を揺動させると、移動部材134が円筒部材131の中空部に沿って図示矢印d、e方向に往復移動し圧電素子132,133に衝突して、この衝突により圧電素子132,133が変形されることにより起電力を発生する。このような構成のものを用いても、図4で述べたと同様な効果を得られる。
このような内蔵発電部11は、コントローラ本体1の動きに応じた運動エネルギーを電気エネルギーに変換して電力を発生するものであり、コントローラ本体1内に設けても大きさ、重さともに問題にならないものであれば、上述した構成以外のものを適用することもできる。
図2に戻って、充電式電池4には、制御部14が接続されている。この制御部14は、コントローラ本体1全体を制御するもので、操作ボタン2、モーションセンサ15及び無線通信手段として無線通信部16が接続されている。操作ボタン2は、上述したようなもので、例えば、ゲーム機本体側のゲーム内容の各種設定に必要な情報を出力する。モーションセンサ15は、例えば、コントローラ本体1の動きによって生じる互いに直交する3軸方向、つまり3次元方向の動きを検出する。無線通信部16は、例えばブルートゥース(Bluetooth)などの近距離無線通信を行うもので、制御部14で生成される操作情報を外部(ゲーム機本体)に発信する。ここで、ブルートゥースとは、10m程度の近距離無線通信のインターフェース規格であり、最大通信速度は1Mビット/秒で、2.4GHz帯の周波数を使用するものである。
制御部14は、操作情報生成手段141及び電池残量監視手段142を有している。操作情報生成手段141は、操作ボタン2より入力される各種設定情報及びモーションセンサ15より検出される3次元の動きに基づいてゲーム機本体に対する操作情報を生成する。電池残量監視手段142は、充電式電池4の放電状態を監視し、充電残量が所定値以下になると電池残量表示部10の発光体を点滅し、充電中は点灯しつづけ、充電完了で消灯する。
次に、このように構成した実施の形態の作用を説明する。
まず、ユーザは、電池残量表示部10の発光体が点滅していたら、コントローラ本体1の外部AC電源用入力端子3にACアダプタ7を接続する。すると、AC電源9よりAC/DCコンバータ8を介して充電制御部6に直流電力が供給され、充電式電池4が満充電まで充電される。その後、電池残量表示部10の発光体が消灯したことで充電式電池4が満充電になったことを確認する。充電式電池4の満充電を確認したら、ACアダプタ7を外部AC電源用入力端子3から切り離す。
この状態で、コントローラ本体1の不図示の電源スイッチをオンにし、ゲーム機本体に対してワイヤレスコントローラとして使用される。この場合、ユーザがコントローラ本体1を片手で握ってゲーム内容に応じて任意の方向に振り操作することで、モーションセンサ15より3次元方向の動きが検出される。このモーションセンサ15の検出信号は、制御部14の操作情報生成手段141により操作情報として生成され、無線通信部16により変調されゲーム機本体に向け発信され、ゲーム内容の操作が行われる。
一方、電池残量監視手段142は、充電式電池4の電池残量を監視する。そして、電池残量が所定値より低下すると、電池残量表示部10の発光体を点滅させる。ユーザは、電池残量表示部10の表示を確認すると、ACアダプタ7を外部AC電源用入力端子3に差し込んで再び充電式電池4を満充電まで充電し、次の使用に備える。
したがって、このようにすれば、コントローラ本体1の電源として充電式電池4を使用し、また、コントローラ本体1にACアダプタ7を接続可能とし、充電式電池4を満充電まで充電し、次の使用を可能にした。また、組み込まれる充電式電池4として、10C以上の電流で急速充電できるリチウムイオン二次電池が用いられことも特徴としている。これにより、充電式電池4は数分程度の短時間の急速充電が可能で、しかもACアダプタ7を接続するだけで充電式電池4を繰り返し充電ができるので、使い勝手に優れたワイヤレスコントローラを実現でき、この種のワイヤレスコントローラを使用してゲーム操作を行えば、仮にゲーム途中で電池切れを生じても、長い時間ゲームを中断することなく、短時間のうちにゲームに復帰できるようになり、連続してゲームを楽しむことができる。さらに、充電式電池4を使用することで電池切れの際にも電池交換を必要としないので、ランニングコストの低減を図ることができる。
また、充電式電池4の充電を頻繁に行うことができるので、電池容量の小さな充電式電池4を使用することが可能となり、ワイヤレスコントローラの小型軽量化とともにコスト低減につなげることができる。これらのことは、急速充電が可能な充電式電池4を使用することによって実現できることである。
さらに、充電式電池4は、急速充電可能な二次電池が用いられるので、電池交換が必要なく、一次電池を使用する場合と比べて、ランニングコストを抑えることも出来る。
さらに、ワイヤレスコントローラの使用上の特徴を利用してコントローラ本体1内部に内蔵発電部11を配置し、ユーザがコントローラ本体1を片手で握って任意の方向に振り操作することで、内蔵発電部11に電力を発生させ、この発生電力により充電式電池4を補充電するようにした。これにより、ワイヤレスコントローラの使用中に僅かずつでも充電式電池4を補充電することができるので、充電式電池4の電池切れまでの使用可能な時間を引き伸ばすことができ、ゲームを楽しめる時間をさらに継続することができる。
さらに、コントローラ本体1には、充電式電池4の放電状態を表示する電池残量表示部10が設けられ、コントローラを使用しながら充電式電池4の放電状態を一目で確認することができるので、充電式電池4の電池残量がゼロになってコントローラが使用不能になるようなことを未然に回避できる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。例えば、上述した実施の形態では、無線通信部16として、ブルートゥースの無線通信を行うものについて述べたが、同等の近距離通信であればよく、例えば、UWB規格、赤外線通信規格、無線LAN規格などを適用することもできる。
その他、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態のワイヤレスコントローラの外観を示す図。 第1の実施の形態のワイヤレスコントローラの回路構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられる充電式電池の正面及び側面を示す図。 第1の実施の形態に用いられる内蔵発電部の概略構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられる他の内蔵発電部の概略構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられる他の内蔵発電部の概略構成を示す図。
符号の説明
1…コントローラ本体、1a…本体ケース
2…操作ボタン、3…外部AC電源用入力端子
4…充電式電池、411…電池本体
412…正極端子、413…負極端子
5…監視保護回路、6…充電制御部
61…整流回路、7…ACアダプタ
8…AC/DCコンバータ、9…AC電源
10…電池残量表示部、11…内蔵発電部
14…制御部、141…操作情報生成手段
142…電池残量監視手段、15…モーションセンサ
16…無線通信部、111…円筒部材
112…コイル、113…永久磁石
121…回転錘、121a…中心軸
122…回転歯車、123…増速歯車
124…ロータ、125…コイル、126…ステータ
131…円筒部材、132.133…圧電素子
134…移動部材

Claims (4)

  1. コントローラ本体の動きによって生じる3次元方向の動きをモーションセンサにより検出するとともに、該モーションセンサの検出信号を操作情報として無線通信手段より外部に発信するワイヤレスコントローラにおいて、
    前記コントローラ本体内部に設けられ、該コントローラ本体の動作に必要な電力を供給する電源として用いられる10C以上の電流で急速充電可能な充電式電池を具備したことを特徴とするワイヤレスコントローラ。
  2. 前記コントローラ本体は充電手段を有し、該充電手段は外部充電電源が電気的に接続可能で、該接続状態で前記充電式電池を充電することを特徴とする請求項1記載のワイヤレスコントローラ。
  3. 前記コントローラ本体は、該コントローラ本体の動きに応じた運動エネルギーを電気エネルギーに変換して電力を発生する発電手段を有し、該発電手段の電力により前記充電式電池を補充電することを特徴とする請求項1記載のワイヤレスコントローラ。
  4. 前記コントローラ本体は、前記充電式電池の電池残量を表示する電池残量表示手段を有することを特徴とする請求項1記載のワイヤレスコントローラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105306041A (zh) * 2014-07-23 2016-02-03 恩德莱斯和豪瑟尔测量及调节技术分析仪表两合公司 用于现场装置的本质安全的无线转接器

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CN105306041A (zh) * 2014-07-23 2016-02-03 恩德莱斯和豪瑟尔测量及调节技术分析仪表两合公司 用于现场装置的本质安全的无线转接器

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