JP2008110058A - ヘアアイロン - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定したアイロン効果を得られ、しかも小型軽量化とコスト低減を図ることができるヘアアイロンを提供する。
【解決手段】 ヒータ3に電力を供給するための電源として充電式電池6を使用し、また、ヘアアイロン本体1に充電部13を有するACアダプタ12を接続可能とし、充電部13により充電式電池6を満充電まで充電し、次の使用を可能にした。また、組み込まれる充電式電池6として10C以上の電流で急速充電できるリチウムイオン二次電池が用いられことも特徴としている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ヘアスタイルのセットなどに用いられるヘアアイロンに関するものである。
従来、家庭などにおいて、ヘアスタイルを整えるものとしてドライヤーが広く用いられているが、最近になって、ストレートヘアーなどを簡単にセットできるものとしてヘアアイロンが注目されている。
このようなヘアアイロンは、例えば特許文献1に開示されるように、ヒータの通電により発熱する1対の温熱板が相対向して設けられ、これら温熱板の間に髪の毛を挟んで滑らすことでストレートヘアーを簡単にセットできるようになっている。
ところが、このようなヘアアイロンは、ヒータの電源が外部から供給されるようになっており、電源とヒータの間は、電源コードにより接続されている。しかし、ヘアアイロンに電源コードが接続されている状態は、ヘアスタイルをセットする際に電源コードが邪魔になることが多く、また、電源コンセントのないところでは、全く使用することができない。
そこで、最近になって電源として充電式電池を使用し、この充電式電池によりヒータに電源を供給するようにしたものが考えられている。このような充電式電池を用いれば、電源コードが全く必要でなくコードレスとなるので、取り扱いが簡単で、電源コンセントを気にしないでどこででも簡単に使用することができる。
特開2006−167148号公報 特開2005−123183号公報
ところが、充電式電池を電源として使用した場合、電池残量が問題となり、仮に残量が少なくなった状態でヒータに給電し続けると、温熱板の温度を安定して保持するのが難しくなりアイロン効果に支障をきたすことになる。このため、電池残量が所定値まで低下したならば直ちに充電式電池を満充電まで充電するのが望ましい。しかし、充電式電池は、一般に用いられる例えばニッケル水素蓄電池の場合で、普通充電で12時間程度、急速充電で2〜3時間の充電時間が必要である。このため、このような充電式電池を用いたヘアアイロンは、この間、使用不能になってしまう。
そこで、ヘアアイロンを長時間連続して使用できるようにするため、容量の大きな充電式電池を搭載することが考えられる。しかし、このような大容量の充電式電池は、それ自体大きなものであるため、このような充電式電池を装置内に組み込めば、ヘアアイロン全体が大型で重量も大きなものになり、使い勝手の極めて悪いものになってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、安定したアイロン効果を得られ、しかも小型軽量化を図ることができるヘアアイロンを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、ヘアアイロン本体と、前記ヘアアイロン本体内部に設けられる10C以上の電流で急速充電可能な充電式電池と、前記ヘアアイロン本体に設けられる発熱手段と、前記ヘアアイロン本体内に設けられ、前記充電式電池を電源として前記発熱手段の発熱を制御する制御手段とを具備したことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、さらに充電手段を有し、該充電手段は、前記ヘアアイロン本体に電気的に接続可能で、該接続状態で前記充電式電池を充電する充電部を有することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ヘアアイロン本体は、前記充電式電池の電池残量を表示する電池残量表示手段を有することを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、さらに前記充電式電池の過充電、過放電及び過電流の少なくとも一つを検出し、前記充電式電池の充電又は放電を停止させる監視保護手段を有することを特徴としている。
本発明によれば、安定したアイロン効果を得られ、しかも小型軽量化とコスト低減を図ることができるヘアアイロンを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)(b)は、本発明の第1の実施の形態にかかるヘアアイロンの概略構成を示している。図1(a)(b)において、1はヘアアイロン本体で、このヘアアイロン本体1は、下側腕部1aと上側腕部1bを有している。これら下側腕部1a及び上側腕部1bは、一方端をヒンジ部2により回動可能に連結され、このヒンジ部2を中心とした回動により他方端部の間を所定角度の範囲で開閉可能にし、この間に髪の毛を挟むようにしている。この場合、ヒンジ部2は、固定軸2aと、この固定軸2aを中心に回転する可動軸2bを有し、固定軸2a側に下側腕部1a、可動軸2b側に上側腕部1bがそれぞれ設けられている。また、ヒンジ部2は、固定軸2aと可動軸2bの間に不図示の弾性体が介在され、下側腕部1a及び上側腕部1bのそれぞれの他方端部の間が開く方向に弾性力が作用されている。
上側腕部1bは、前記下側腕部1aと対向する面に発熱手段としてヒータ3が設けられている。このヒータ3には、例えば平板状のセラミックヒータが用いられる。また、ヒータ3は、後述する温度センサー21(ここでは図示していない)を備え、ヒータ3での発熱温度を検出可能にしている。
下側腕部1aには、前記上側腕部1bと対向する面に保熱板4が設けられている。この保熱板4は、前記ヒータ3とともに髪を挟んだ状態で、髪の滑りを良くするためのもので、例えば平板状の金属板が用いられている。
なお、保熱板4は、内部にヒータ(不図示)を組み込み、例えば100℃程度の温度に加熱可能にしてもよい。また、下側腕部1aとヒータ3の間及び上側腕部1bと保熱板4の間の少なくとも一方に、弾性部材(不図示)を介在させ、ヒータ3と保熱板4の間で髪を挟んだ状態で、所定の押圧力を作用させるような構成としても良い。
ヘアアイロン本体1の上側腕部1bは、ヒンジ部2側端部に凸部1cが形成されている。この凸部1c内部には、電池室(不図示)が設けられ、充電式電池6が収納されている。また、凸部1cには、蓋部(不図示)が設けられ、この蓋部を開閉することで、充電式電池6の電池室からの出し入れを可能にしている。
ここで、充電式電池6には、急速充電が可能なリチウムイオン二次電池が用いられる。リチウムイオン二次電池は、アルミニウムラミネートフィルムからなる外装部材による容器と、この容器内に収容された非水電解質と、前記容器内に収納されアルミニウム箔よりなる正極集電体にリチウムコバルト酸化物を正極作用物質として含む正極層が担持された正極と、前記容器内に収納されアルミニウム箔よりなる負極集電体に平均粒子径が1μm以下の粒度分布を有するチタン酸リチウムを負極活物質粒子として含む負極層が担持された負極とを備えた構造を有している。
ここで、リチウムイオン二次電池についてさらに詳細に説明する。かかる、リチウムイオン二次電池は、リチウムチタン酸化物を活物質として含む負極を備えている。活物質であるリチウムチタン酸化物は、特許文献2に開示される通り、リチウムを吸蔵・放出可能な材料であり、リチウムイオンの挿入・離脱が1.4Vから1.7V/Li付近で行われる。このため、この二次電池は大電流での急速充電を行っても、従来の負極活物質に炭素材料を用いた場合と比べてリチウムの析出が起こらずに安全性を確保できる。また、リチウムの吸蔵放出に伴う膨張収縮が生じるのを抑制することができるため、20C電流の急速充電を繰り返し行った際にも負極活物質の構造破壊を抑えることができる。その結果、充放電を繰り返し行った場合においても長い寿命を維持できる。電池の電位としては2.4V程度であることから、従来のニッケル水素蓄電池やニッケルカドミウム蓄電池の2本直列分に相当するため、使用本数で50%の減量化が達成できる。
具体的には、以下のような方法で組み立てたリチウムイオン二次電池は20Cで3分間充電することにより約80%電池容量まで充電することが可能な急速充電二次電池であることが確認されている。ここで、『C』は充放電率を表す単位であり、完全放電から完全充電(または完全充電から完全放電)までを定電流充電した場合に計算上1時間で行えるレートを1Cとして表現する。1/10時間の場合、10Cと表現する。したがって、例えば20C充電とは、1C充電の20倍の電流が必要になる。
<負極の作製>
活物質として、平均粒子径5μmでLi吸蔵電位が1.55V(vs.Li/Li+)のチタン酸リチウム(Li4Ti512)粉末と、導電剤として平均粒子径0.4μmの炭素粉末と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを重量比で90:7:3となるように配合し、これらをn−メチルピロリドン(NMP)溶媒に分散してスラリーを調製した。
なお、活物質の粒子径の測定には、レーザー回折式粒度分布測定装置(島津製作所株式会社 型番SALD−300)を用いた。まず、ビーカー等に試料約0.1gを入れた後、界面活性剤と1〜2mLの蒸留水を添加して十分に攪拌し、攪拌水槽に注入した。2秒間隔で、64回光強度分布を測定し、粒度分布データを解析し、累積度数分布が50%の粒径(D50)を平均粒子径とした。
次いで、厚さ10μmのアルミニウム箔(純度99.99%)を負極集電体に前記スラリーを塗布し、乾燥した後、プレスを施すことにより電極密度2.4g/cm3の負極を作製した。
<正極の作製>
活物質としてリチウムコバルト酸化物(LiCoO2)と、導電材として黒鉛粉末と、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを重量比で87:8:5となるように配合し、これらをn−メチルピロリドン(NMP)溶媒に分散させてスラリーを調製した。厚さ15μmのアルミニウム箔(純度99.99%)にスラリーを塗布し、乾燥した後、プレスすることにより電極密度3.5g/cm3の正極を作製した。
<二次電池の組み立て>
容器(外装部材)の形成材料として、厚さが0.1mmのアルミニウム含有ラミネートフィルムを用意した。このアルミニウム含有ラミネートフィルムのアルミニウム層は、膜厚約0.03mmであった。アルミニウム層を補強する樹脂には、ポリプロピレンを使用した。このラミネートフィルムを熱融着で貼り合わせることにより、容器(外装部材)を得、さらに金属アルミニウムの容器に収めた。
次いで、前記正極に正極端子を電気的に接続すると共に、前記負極に負極端子を電気的に接続した。厚さ12μmのポリエチレン製多孔質フィルムからなるセパレータを正極に密着させて被覆した。セパレータで被覆された正極に負極を対向するように重ね、これらを渦巻状に捲回して電極群を作製した。この電極群をプレスして扁平状に成形した。容器(外装部材)に扁平状に成形した電極群を挿入した。
エチレンカーボネート(EC)とγ−ブチルラクトン(GBL)が体積比(EC:GBL)で1:2の割合で混合された有機溶媒にリチウム塩であるLiBF4を1.5mol/L溶解させ、液状の非水電解質を調製した。得られた非水電解質を前記容器内に注液し、リチウム二次電池を組み立てた。このようなリチウム二次電池は、満充電時電圧2.8V、放電終止電圧1.5Vで使用することができる。
この実施の形態では、前記充電式電池6として、10C以上の電流で急速充電可能なリチウムイオン二次電池が使用される。勿論、かかる充電式電池6は、上述した20Cで3分間充電することにより約80%電池容量まで充電可能なものである。
図1に戻って、ヘアアイロン本体1の上側腕部1b上面には、スイッチ7が配置されている。このスイッチ7は、例えば複数段にスライド操作可能にしたスライドスイッチが用いられ、最初のスライド操作で充電式電池6の電力をヒータ3に供給するとともに、ヒータ3の発熱温度を初期状態に設定し、これ以降のスライド操作により、ヒータ3の発熱温度を段階的に切替えられるようになっている。詳細は後述する。勿論、スイッチ7は、充電式電池6の電力をヒータ3に供給する電源スイッチと、ヒータ3の発熱温度を切替えるのためのスイッチを別々に設けるようにしても良い。
ヘアアイロン本体1の上側腕部1b上面には、スイッチ7と並べて電池残量表示部8が配置されている。電池残量表示部8は、充電式電池6の放電状態を表示するもので、充電式電池6の充電残量が所定値以下で発光体を点滅し、充電中は点灯しつづけ、充電完了で消灯する。また、充電回路などの故障時は、不図示のブザーなどの鳴動とともに、発光体を点滅する。ここでの発光体としては、例えばLEDが用いられる。この場合、例えば、充電残量が所定値以上のときは青色のLED、電池残量が所定値より低下すると赤色のLEDをそれぞれ点灯するようにしても良い。
ヒンジ部2には、充電端子部9が設けられている。この充電端子部9は、後述するACアダプタ12の充電端子部16に接続可能になっていて、前記充電式電池6の充電を可能にするものである。この場合、充電端子部9は、図2(a)に示すようにヒンジ部2の固定軸2a端面に、該固定軸2aの中心軸に沿って穴部9aが形成され、この穴部9a側面の前記固定軸2aの中心軸を挟んで相対向する位置に、電極10a、10bが各別に設けられている。これら電極10a、10bは、例えば正極を構成するもので、充電式電池6の正極端子に電気的に接続されている。また、充電端子部9は、図2(b)に示すように穴部9aの中心位置に固定軸2aの中心軸に沿って電極10cが設けられている。この電極10cは、例えば負極を構成するもので、前記充電式電池6の負極端子に電気的に接続されている。また、充電端子部9の穴部9aには、栓11が設けられている。栓11は、充電端子部9を使用しないとき、穴部9a開口を閉塞するのに用いられる。この栓11は、穴部9aの開口部に対し嵌め込み式のものや、ねじ込み式のものが用いられる。
このように構成されたヘアアイロンには、充電手段として図3(a)に示すようなACアダプタ12が接続可能になっている。ACアダプタ12は、充電手段として充電部13、AC/DCコンバータ14及びACコンセント15を有している。充電部13は、AC/DCコンバータ14より出力される直流電力により前記充電式電池6を充電する。AC/DCコンバータ14は、交流電力を直流電力に変換するものである。
ACアダプタ12には、図3(b)に示すよう前記充電端子部9に対応する充電端子部16が接続されている。この充電端子部16は、絶縁材料からなる筒状の端子本体16aを有し、この端子本体16aの外周面に沿って正側電極17aが配置され、また、端子本体16aの内周面に沿って筒状の負側電極17bが配置されている。これら正側電極17a及び負側電極17bは、前記充電部13の不図示の正負出力端子に接続されている。
このような充電端子部16は、端子本体16aを前記充電端子部9の穴部9aに差し込み、正側電極17aを充電端子部9の正極側の電極10a(10b)間に挿入し、同時に負側電極17bの中空部に充電端子部9の負極側の電極10cを挿入することで、充電部13を充電式電池6に電気的に接続する。
図4は、このように構成されたヘアアイロンの回路構成を示している。なお、図4は、上述した図1〜図3と同一部分には同符号を付している。
ヘアアイロン本体1内部には、前記充電式電池6が設けられている。この充電式電池6は、上述した特性を有するものである。
充電式電池6には、前記充電端子部9の電極10a(10b)及び電極10cが接続され、また、スイッチ7を介して制御部18が接続されている。スイッチ7は、上述したようにスライドスイッチからなるもので、最初のスライド操作によりオン動作されるスイッチ部701と、これ以降のスライド操作によりオン動作される複数のスイッチ部702、703を有している。そして、スイッチ部701のオン動作により、ヒータ3への充電式電池6の電力の供給及びヒータ3の発熱温度の初期設定を制御部18に指示し、スイッチ部702、703のオン動作によりヒータ3の発熱温度の段階的な可変を制御部18に指示する。
制御部18には、ヒータ3及び電池残量表示部8が接続されている。ヒータ3には、温度検出手段として温度センサー21が設けられている。この温度センサー21は、ヒータ3の発熱温度を検出するもので、その検出出力を制御部18に入力する。
制御部18は、ヒータ制御手段181及び電池残量監視手段182を有している。ヒータ制御手段181は、前記スイッチ部701〜703のオン動作に応じてヒータ3の発熱温度を制御する。この場合、ヒータ制御手段181は、スイッチ部701〜703のオン動作に対応して予め設定された規定値と温度センサー21で検出されるヒータ3の発熱温度を比較し、温度センサー21で検出される温度が規定値に達すると充電式電池6よりヒータ3に供給される電力を強制的にオフし、ヒータ3の発熱温度を所定温度に制御するようにしている。具体的に、ヒータ3の発熱温度は、スイッチ部701のオン動作のとき150℃、スイッチ部702のオン動作のとき160℃、スイッチ部703のオン動作のとき180℃にそれぞれ制御される。ここでは、ヒータ3の発熱温度を3段階に切替え可能にしているが、スイッチ部の数を変更すれば、3段階以外の切替えも可能である。
電池残量監視手段182は、前記充電式電池6の放電状態を監視し、充電残量が所定値以下になると発光体を点滅し、充電中は点灯しつづけ、充電完了で消灯する。また、充電回路などの故障時は、不図示のブザーなどの鳴動とともに、発光体を点滅する。
充電式電池6には、監視保護手段として監視保護回路20が設けられている。この監視保護回路20は、充電式電池6の状態を監視するもので、かかる監視結果に応じて不図示のスイッチを駆動して充電式電池6の充放電を停止させる。この場合、監視保護回路20は、充電式電池6の過充電、過放電及び過電流を監視する。そして、充電式電池6の充電電圧が所定値の範囲では、充電式電池6の充放電を許容し、充電式電池6の充電電圧が所定値以上になると過充電と判断し前記スイッチ(不図示)を開放して充電式電池6の充電を停止させ、また、充電式電池6の充電電圧が所定値以下になると過放電と判断し前記スイッチ(不図示)を開放して充電式電池6の放電を停止させる。さらに充電式電池6の放電電流が所定値以上になると、過電流と判断し前記スイッチ(不図示)を開放して充電式電池6の放電を停止させる。これにより、充電式電池6が過充電状態になって電解液の分解によりガスが発生し、電池内部の圧力が上昇して漏液するのを防止し、また、充電式電池6が過放電状態になって負極の集電体の銅が電解液で溶解し電池性能を劣化させるのを防止する。このような監視保護回路20は、モジュール化され、前記充電式電池6内部に一体に組み込まれるものが用いられる。
なお、監視保護回路20は、充電式電池6の過充電、過放電及び過電流の少なくとも一つを監視するものであっても良い。
ヘアアイロン本体1の充電端子部9には、ACアダプタ12が接続可能になっている。ACアダプタ12は、上述したように充電部13とAC/DCコンバータ14を有している。充電部13は、AC/DCコンバータ14より出力される直流電力により前記充電式電池6を満充電まで充電する。AC/DCコンバータ14は、交流電力を直流電力に変換するものである。
ACアダプタ12は、図3(b)に示す充電端子部9に対応する充電端子部16が接続されている。そして、この充電端子部16を前記充電端子部9の穴部9aに差し込むことで、充電式電池6に電気的に接続する。
次に、このように構成した実施の形態の作用を説明する。
この場合、ユーザは、電池残量表示部8の発光体が点滅したら、充電式電池6の充電残量が所定値以下になっていると判断し、ヘアアイロン本体1の充電端子部9の穴部9aにACアダプタ12の充電端子部16を差し込み、充電部13により充電式電池6を満充電まで充電する。その後、電池残量表示部8の発光体が消灯したことで充電式電池6が満充電になったことを確認する。充電式電池6の満充電を確認したらACアダプタ12の充電端子部16を充電端子部9から切り離す。
この状態から、スイッチ7をスライド操作してスイッチ部701をオンにすると、充電式電池6の電力がヒータ3に供給されるとともに、ヒータ3の発熱温度が初期状態に設定される。また、スイッチ7をスライド操作してスイッチ部702、703をオンさせると、これらスイッチ部702、703のオン動作に応じた指示により、ヒータ3の発熱温度は、段階的に切替えられる。
電池残量監視手段182は、充電式電池6の電池残量を監視する。そして、電池残量が所定値より低下すると、電池残量表示部8の発光体を点滅させる。ユーザは、電池残量表示部8の点滅表示を確認すると、ヘアアイロン本体1の充電端子部9の穴部9aにACアダプタ12の充電端子部16を差し込んで充電式電池6を満充電まで充電し、次の使用に備える。
従って、このようにすれば、ヒータ3に電力を供給するための電源として充電式電池6を使用し、また、ヘアアイロン本体1に充電部13を有するACアダプタ12を接続可能とし、充電部13により充電式電池6を満充電まで充電し、次の使用を可能にした。また、組み込まれる充電式電池6として10C以上の電流で急速充電できるリチウムイオン二次電池が用いられことも特徴としている。これにより、充電式電池6は短時間の急速充電が可能で、しかもヘアアイロン本体1にACアダプタ12を接続するだけで充電式電池6を繰り返し充電ができるので、長時間中断することなく安定したアイロン効果を得ることができる。
充電式電池6の充電を頻繁に行うことができるので、電池容量の小さな充電式電池6を使用することが可能で、ヘアアイロン全体の小型軽量化とともにコスト低減につなげることができる。このことは、急速充電が可能な充電式電池6を使用することによって実現できることである。
ヘアアイロン本体1には、充電式電池6の放電状態を表示する電池残量表示部8が設けられ、ヘアアイロンを使用しながら充電式電池6の放電状態を一目で確認することができるので、充電式電池6の電池残量がゼロになって使用不能になるようなことを未然に回避できる。また、例えば充電式電池6の充電状態に関係なく電池残量表示部8の発光体が点滅し続けるなど、電池残量表示部8の異常表示からACアダプタ12の故障などの充電異常を確認することもできる。
スイッチ7のスライド操作によりヒータ3の発熱温度を段階的に可変することができるので、セットする髪質などに応じて最適な温度を選択することができ、良質なアイロン効果を実現することもできる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図1の実施の形態では、ヘアアイロン本体1の上側腕部1bに凸部1cを設け、この凸部1c内に充電式電池6を収納するようにしたが、この第2の実施の形態では、図5に示すようにヘアアイロン本体1のヒンジ部2の近くに電池室(不図示)を設け、この電池室に充電式電池6を収納する構成としても良い。この場合、図5は、図1と同一部分には同符号を付している。
このようにすれば、ヘアアイロン本体1周囲の一部に凸部1cのような出っ張りがなくなるので、外観的に見栄えが良く、しかも、持ち易くもなることで、使い勝手のよいヘアアイロンを実現できる。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。例えば、ヒータ3は、電流・温度センサ(不図示)を組み込んだものを使用し、ヒータ3に規定以上の過大電流が流れたり、異常な温度上昇が発生したような場合、電流・温度センサでの検出により充電式電池6からヒータ3への電力供給回路を強制的に遮断させるようにしてもよい。この場合の異常は、不図示のブザーなどの音で知らせたり、電池残量表示部8の発光体を点滅させて報知すればよい。また、ACアダプタ12は、電源コードを介して自動車のシガレットプラグに接続可能にしたものでもよい。このようにすれば、自動車から簡単に充電式電池6を満充電まで充電することができるので、野外でも簡単に使用することができる。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態にかかるヘアアイロンの概略構成を示す図。 第1の実施の形態のヘアアイロンに用いられる充電端子部の概略構成を示す図。 第1の実施の形態のヘアアイロンに用いられるACアダプタ及び該ACアダプタの充電端子部の概略構成を示す図。 第1の実施の形態にかかるヘアアイロンの回路構成を示す図。 本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す図。
符号の説明
1…ヘアアイロン本体、1a…下側腕部
1b…上側腕部、1c…凸部
2…ヒンジ部、2a…固定軸
2b…可動軸、3…ヒータ
4…保熱板、6…充電式電池
7…スイッチ、701〜703…スイッチ部
8…電池残量表示部、9…充電端子部
9a…穴部、10a〜10c…電極
11…栓、12…ACアダプタ
13…充電部、14…AC/DCコンバータ
15…ACコンセント
16…充電端子部、16a…端子本体
17a…正側電極、17b…負側電極
18…制御部、181…ヒータ制御手段
182…電池残量監視手段、20…監視保護回路
21…温度センサー

Claims (4)

  1. ヘアアイロン本体と、
    前記ヘアアイロン本体内部に設けられる10C以上の電流で急速充電可能な充電式電池と、
    前記ヘアアイロン本体に設けられる発熱手段と、
    前記ヘアアイロン本体内に設けられ、前記充電式電池を電源として前記発熱手段の発熱を制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とするヘアアイロン。
  2. さらに充電手段を有し、該充電手段は、前記ヘアアイロン本体に電気的に接続可能で、該接続状態で前記充電式電池を充電する充電部を有することを特徴とする請求項1記載のヘアアイロン。
  3. 前記ヘアアイロン本体は、前記充電式電池の電池残量を表示する電池残量表示手段を有することを特徴とする請求項1記載のヘアアイロン。
  4. さらに前記充電式電池の過充電、過放電及び過電流の少なくとも一つを検出し、前記充電式電池の充電又は放電を停止させる監視保護手段を有することを特徴とする請求項1記載のヘアアイロン。
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