JP2009055590A - 携帯電子機器 - Google Patents

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JP2009055590A JP2008113941A JP2008113941A JP2009055590A JP 2009055590 A JP2009055590 A JP 2009055590A JP 2008113941 A JP2008113941 A JP 2008113941A JP 2008113941 A JP2008113941 A JP 2008113941A JP 2009055590 A JP2009055590 A JP 2009055590A
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Masanori Yaginuma
政徳 柳沼
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Abstract

【課題】保護部品とキーボタンを共通化してコストダウン。筐体の厚み方向に沿って保護部品とキーボタンを高密度配設し、側面に多くの端子・キーボタンを配設可能にする。
【解決手段】回路基板21が内部に配された第1の筐体2,第2の筐体と、第1の筐体2に形成された開口部から外部に露出するように配設されて回路基板21と外部機器とを電気的に接続させる接続端子4と、操作者からの操作を受け付けるキー操作部を備え付ける携帯電子機器1において、接続端子4を外部側から着脱可能に覆う端子カバー61と開口部が形成された第1の筐体2,第2の筐体の表面に配設されたキー操作部のサイドキー(キーボタン)5とを一体化した弾性成形部材6を備えた。弾性成形部材6は、第1の筐体2,第2の筐体の側面2eに配設。サイドキー5と端子カバー61は第1の筐体2,第2の筐体の厚み方向に沿って配設。
【選択図】図4

Description

本発明は、筐体の外面にキー操作部を配した携帯電子機器に関する。
近年、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ等の携行可能な携帯電子機器には、多くの機能が搭載される傾向にある。これらの機能は、筐体内部に設けられると共に筐体の主面に露出する操作ボタン(キー操作部)を操作することにより発揮される。そして、これら各操作ボタンを相互に離間させることで容易に操作できるように、従来の携帯電子機器には、筐体の主面だけではなく、主面に隣接する筐体の側面にも操作ボタンを配して構成したものがある。
また、組み立て作業の作業効率の低下やコストの増加を防止できるようにした折畳式情報端末の構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。その折畳式携帯電話機は、操作部側筐体の外部接続部に、弾性体材料を用いて作製された外部接続用コネクタカバーが取り付けられている。また、外部接続用コネクタカバーには、クッションとしての突起部が一体成形されている。突起部を外部接続用コネクタカバーと一体成形することによって、部品点数の増加を防止し、組み立て作業の効率低下やコストの増加を防止できる、というものである。
特開2006−115163号公報
ところで、携帯電子機器では、高機能化が進む一方で、筐体の小型化、薄型化が要請されている。そのため、より多くの端子・キーボタンを筐体の側面に高密度配置するという課題がある。さらに、複数の部品を一体化してコスト低減することも要請されている。しかしながら、前記特許文献1に記載された発明は、クッションとしての突起部と、保護部品としての外部接続用コネクタカバーを一体成形することにより共通化してコストダウンするにとどまる技術思想であって、より多くの端子・キーボタンを筐体の側面に高密度配置する要請に対応できないという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、下記の効果が得られるような、携帯電子機器を提供することを目的とする。
(1)部品点数を削減することによって低コスト化する。
(2)筐体の厚み方向又は筐体側面の長手方向に沿って保護部品とキーボタンを高密度配設することによって、筐体の側面にさらに多くの端子・キーボタンを配設可能にする。
(3)通常の押し下げ力でキーボタンを操作すれば適切な操作が実行されようにする。
(4)近年における相当の割合の携帯電子機器に適用可能とする。
本発明に係る携帯電子機器における携帯電子機器では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
回路基板が内部に配された筐体と、前記筐体に形成された開口部から外部に露出するように配設されて前記回路基板と外部機器とを電気的に接続させる接続端子と、操作者からの操作を受け付けるキー操作部と、を備え付ける携帯電子機器において、前記接続端子を外部側から着脱可能に覆う端子カバーと前記開口部が形成された筐体表面に配設された前記キー操作部のキーボタンとを一体化した弾性成形部材を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器では、前記弾性成形部材は、前記筐体の側面に配設されたことを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯電子機器における携帯電子機器では、前記キーボタンと前記端子カバーが前記筐体の厚み方向に沿って配設されていることを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器における携帯電子機器では、前記端子カバーが前記キーボタンの外周三方向を包むように形成されることを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯電子機器における携帯電子機器では、前記端子カバーの露出面に対して前記キーボタンの露出面を突出させるか又は同一高さに揃えたことを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器における携帯電子機器では、前記接続端子は、電源端子、外部アンテナ端子、データ端子、イヤホン端子又はメモリ素子端子であることを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器における携帯電子機器では、前記端子カバーと前記キーボタンの連接部が屈曲形状であることを特徴とする。
本発明によれば、下記の効果が得られる。
(1)筐体の内外を電気的に接続するための接続端子を外部側から着脱可能に覆う端子カバーと、筐体表面に配設されたキーボタンとを一体化した弾性成形部材を設けたことにより、部品点数を削減して低コスト化できる。
(2)弾性成形部材を筐体の側面に配設したことによって、筐体の厚み方向又は長手方向に沿って保護部品とキーボタンを高密度配設できる。したがって、側面にさらに多くの端子・キーボタンが配設可能になる。
(3)キーボタンの外周三方向を包むように端子カバーが形成され、その端子カバーの露出面以上の高さにキーボタンの露出面を設定しているので、例えば、操作者が2〜3N(ニュートン)程度の通常の押し下げ力でキーボタンを操作すれば適切に操作が実行される。
(4)前記接続端子を備えている近年の携帯電子機器に対してほとんど適用可能である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機(携帯電子機器)1における第1の筐体2(筐体2),第2の筐体3(筐体3)が開かれた状態を示す概略斜視図である。図1に示すように、携帯電話機1は、第1の筐体2と、この第1の筐体2の厚さ方向に重ね合わせ可能な第2の筐体3と、これら2つの筐体2,3を相互に折り畳み自在に連結するヒンジ部8とを備えている。なお、ヒンジ部8は、2つの筐体2,3の各端部(以下、「基端部」という)2a,3a同士を連結するように配されている。
第2の筐体3の内部には、LCD(Liquid Crystal Display)等、表面に各種情報を表示する表示面7aを有する表示部7及び通話用のスピーカ部9が設けられている。表示部7の表示面7aは、2つの筐体2,3を相互に重ね合わせた状態において第1の筐体2に対向する第2の筐体3の対向面3c側に露出している。スピーカ部9は、基端部3aとは反対側に位置する第2の筐体3の先端部3bに配されており、第2の筐体3の対向面3cから第2の筐体3の内部空間に貫通する開口部3dを介して外方に露出している。
第1の筐体2の内部には、操作者からの操作を受け付ける通話キー、終話キー等の各種の押圧可能な複数のキーボタン10及びサイドキー(キーボタン)5を備えた2つのキー
操作部11,13及び通話用のマイクロフォン部15が設けられている。第1のキー操作部11の各キーボタン10は、2つの筐体2,3を相互に重ね合わせた状態において第2の筐体3に対向する第1の筐体2の対向面2cから外方に露出している。
また、第2のキー操作部13のサイドキー(キーボタン)5は、第1の筐体2において、対向面2cに隣接する側面2eから外方に露出している。また、サイドキー5に隣接し、第1の筐体2の外面2f寄りの箇所には、外部機器と接続するための接続端子4が配設され、その接続端子4を用いない時に、それを保護するための端子カバー61が接続端子4に覆い被さっている。この端子カバー61はサイドキー5と一体の弾性成形部材6により構成されている。なお、接続端子4は、例えば、不図示の電源端子、外部アンテナ端子、データ端子、イヤホン端子、又はメモリ素子端子である。図1ではイヤホン70のみを一例として示している。なお、第1の筐体2の側面2eは、第1の筐体2の厚さ方向に沿って形成されている。
マイクロフォン部15は、基端部2aとは反対側に位置する第1の筐体2の先端部2bに配されており、第1の筐体2の対向面2cから第1の筐体2の内部空間に貫通する開口部2dを介して外方に露出している。この第1の筐体2は、第1の筐体2の対向面2c側を構成するフロントケース17、及び、第1の筐体2の外面2f側を構成するリアケース19を備えている。これらフロントケース17及びリアケース19は、互いに第1の筐体2の厚さ方向に結合可能となっている。
図2は、第1の筐体2の分解斜視図である。第1の筐体2の内部には、図2に示すように、外面2fの反対側に位置するリアケース19の内面19a側から、回路基板21、シールドケース23、フレキシブル基板25及び前述した第1のキー操作部11を構成する複数のキーボタン10が重ねて配されている。シールドケース23に対向する回路基板21の表面21aには、複数の電子部品27が配されている。
シールドケース23は、導電性を有しており、回路基板21の電子部品27を覆うように回路基板21の厚さ方向に重ねて配されている。すなわち、シールドケース23は、回路基板21の表面21aに対向する略板状のシールド板29の裏面29bに側壁部31等を一体的に立設して構成されている。そして、シールドケース23を回路基板21に重ねて配した状態においては、側壁部31等が回路基板21の表面21aに当接するため、シールド板29の裏面29bと回路基板21の表面21aとの間には隙間が形成され、この隙間に電子部品27が配されることになる。なお、側壁部31は、シールド板29の裏面29bの周縁に設けられると共に、回路基板21の表面21aの周縁、及び/又は、グランドパターンに当接するように構成されている。
このように構成されたシールドケース23は、回路基板21の電子部品27を覆っているため、第1の筐体2の内部に進入する静電気が電子部品に到達することを防止する役割を果たしている。また、このシールドケース23は、第1の筐体2の内部の所定位置に固定されるようになっており、回路基板21や第1の筐体2の剛性を向上させる役割も果たしている。シールドケース23の側壁部31には、シールド板29から回路基板21に向けて、回路基板21の厚さ方向に延びる略矩形板状の基台35が一体的に形成されており、この基台35も導電性を有している。さらに、基台35表面35aの上層に後述する第2のスイッチシート43が重なり、そのスイッチシート43の上にサイドキー5が配設され、弾性体である弾性成形部材6を変形させる押圧力を操作者が加えることによって、サイドキー5を操作することが可能な構成である。
フレキシブル基板25は、薄膜状に形成されると共に可撓性を有しており、シールド板29の表面29aと、基台35の表面35aに配されている。すなわち、このフレキシブ
ル基板25は、一体的に形成された2つのスイッチシート41,43からなり、第1のスイッチシート41は、シールド板29の表面29aに配されるようになっている。また、第2のスイッチシート43は、基台35の表面35aに配されると共に、第1のスイッチシート41に対して略直交して配されるように折り曲げられている。これら2つのスイッチシート41,43の表面41a,43aには、各キー操作部11,13用のドームスイッチ形成され、その内側にスイッチパターン(接点部)45,47が複数形成されている。また、これらスイッチパターン45,47は、各キー操作部11,13のキーボタン10やサイドキー5と同じ数だけ形成され、前述した回路基板21と電気的に接続されている。
第2のキー操作部13は、前述したサイドキー5と、第2のスイッチシート43に形成されたスイッチパターン47を備えている。サイドキー5は、第1の筐体2の側面2eから外方に露出するようになっている。このサイドキー5は、エストラマーやゴム等の弾性変形可能な弾性成形部材6から形成されており、その裏面5bが第2のスイッチシート43を介して基台35の表面35aに対向するように配される。この状態においては、第2のスイッチシート43のスイッチパターン47と、サイドキー5との間に隙間が形成されている。このように構成された第2のキー操作部13において、操作者がサイドキー5の表面5aから裏面5bの方向へ向けて押下した際には、サイドキ−5が弾性変形し、その裏面5b側が第2のスイッチシート43のスイッチパターン47に当接することになる。このように、サイドキ−5は第1の筐体2の外方から基台35の表面35aに向けて押下操作が可能であるように構成されている。
第1のキー操作部11は、第2のキー操作部13と同様に、前述した複数のキーボタン10及び第1のスイッチシート41に形成された複数のスイッチパターン45を備えている。複数のキーボタン10は、第1の筐体2の内面から対向面2cまで貫通する貫通孔17aからそれぞれ外方に露出するようになっている。そして、各キーボタン10を外方から押下した際には、図示しないゴムシートを介してスイッチパターン45に当接することになる。
また、筐体2の側面2eに形成された開口部2gから外部に露出するように接続端子4が配設されている。この接続端子4は回路基板21に対してイヤホン(外部機器)70(図1参照)等を、操作者が任意に電気的接続するものである。
前記接続端子4を外部側から着脱可能に覆う端子カバー61は、その端子カバー61とは異なる機能にも対応する弾性成形部材6により構成されている。この弾性成形部材6は、筐体2の側面2eに穿設された開口部2gの直近に配設されたサイドキー5と、前記端子カバー61を一体化したものである。
第1の筐体2の側面2eに形成された凹部19bに、後述する弾性成形部材6が嵌着される。この弾性成形部材6は第2のキー操作部13に関連する部材である。この弾性成形部材6は、サイドキー5と端子カバー61が筐体2,3の厚み方向に沿って配設されている。また、端子カバー61は概ねコ字状でありサイドキー5の外周三方向を包むように形成される。
図3は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機1のサイドキー5と端子カバー61を一体成形した弾性成形部材6を示す説明図であり、(a)要部斜視図、(b)正面図、(c)A矢視断面図、(d)B矢視断面図である。図3に示すように第1の筐体2はフロントケース17とリアケース19により構成され、その第1の筐体2の右側の側面2eの一部に弾性成形部材6が概ね同一平面を形成するように配設されている。フロントケース17とリアケース19の間には上から順にフレキシブル基板25、シールドケース23、回路基板21、接続端子4が配設されている。
シールドケース23の辺縁部に第2のスイッチシート43が重ねられ、その第2のスイッチシート43の第2のスイッチパターン47(図2参照)を押圧可能な位置関係となるように、サイドキー5が露出面5aを筐体2の外向きにして配設されている。また、接続端子4は第1の筐体2の側面2eから外向きに開口して外部機器と接続可能に回路基板21に固設されている。この接続端子4は回路基板21との間で必要な電気接続がなされている。また、図3(d)に示すキャップ61cは端子カバー61の内側に突設され、不使用時の接続端子4の凹部4bに嵌着して保護するものである。
図4は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機1における弾性成形部材6の組み付け状況を示す説明図である。図5は、図4の弾性成形部材6の組み付け状況を異なる視点で示した説明図である。図4,図5に示されているように、リアケース19の中で下から順に回路基板21、シールドケース23、弾性成形部材6が組み込まれると共に、接続端子4及び第2のスイッチシート43が適正位置に固定される。
弾性成形部材6はリアケース19の側面2eに形成された凹部19bに嵌着される。弾性成形部材6の下半分を形成する板状の端子カバー61の内側方向に直方体のキャップ部61cが凸設されている。このキャップ部61cは、接続端子4の凹部4bに嵌入と離脱を自在にする構成である。また、弾性成形部材6において、フロントケース17に近い位置から外向きにサイドキー5が凸設されており、このサイドキーの露出面5aに対して垂直である外周三方向は、所定幅の切欠溝を隔てた壁62aでコ字状に包囲されている。その壁62aの高さは、端子カバー61の厚みによって形成されている。
また、弾性成形部材6はフロントケース17の凹凸に嵌合することによって固定されると共に、抜けも防止される構造である。弾性成形部材6におけるサイドキー5のフロントケース17寄りの周囲には前記壁62aの代わりに、フロントケース17の一部が形成する壁17bが巡らされている。壁17bの高さは、筐体2における側面2eの高さ方向である。この壁17bは前記壁62aと一対をなして、サイドキー5の周囲5cをそれぞれコ字状に取り囲んでいる。また、壁17bを形成するコ字状部の両方の突端17cが、筐体2の厚み方向に突出し、サイドキー5の基部をなすフランジ相当部に被さって当接するので、サイドキー5を含めた弾性成形部材6に対する抜け止め効果を奏する。
図6は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機1における弾性成形部材6の外観図であり、(a)平面図、(b)左側面図、(c)正面図、(d)右側面図、(e)背面図、(f)底面図、(g)斜視図である。図6に示すように、ゴム又は樹脂等の弾性材料でなる弾性成形部材6の下方には板状の端子カバー61が形成されている。図6における弾性成形部材6の上方には、断面半円の溝を形成した肉薄のヒンジ部6aが形成され、そのヒンジ部6aによって屈曲自在に構成されている。また、弾性成形部材6のフロントケース17に近い中心寄りに直方体のサイドキー5が外側向きに突設されている。
端子カバー61は図6(c)正面図及び図6(e)背面図に示すように、所定の板厚を有するU字型であり、このU字型の内周を形成する壁62aの近辺がボタンガイド62としてサイドキー5の外周を、図6(c)の左右方向及び下方の外周三方向からコ字状に取り囲むように形成されている。また、端子カバーの露出面61aに対し、サイドキーの露出面5aが突出する寸法Hは少なくとも0mm以上あり、概ね同一平面上に揃えられている。そのため、端子カバーの露出面61a以下の高さにサイドキー5がもぐり込んではいないので、例えば、操作者が2〜3N程度とされる通常の押し下げ力でキーボタンを操作することによって、適切な押し下げ操作が実行される。なお、ボタンガイド62は端子カバー61の一部によって構成され、この端子カバー61は弾性成形部材6によって構成されている。すなわち、弾性成形部材6によって、端子カバー61、ボタンガイド62及び
サイドキー5が一体成形されている。
次に図3,7を用いて、携帯電話機1を使用中の操作者によって取り扱われる弾性成形部材6の動作を説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機1に組み込まれた弾性成形部材6を開いた状態の外観斜視図である。弾性成形部材6の約半分で成る端子カバー61は、ヒンジ部6aから遠い周縁部を、操作者が手指の爪等により引っ掛けてめくり開けて接続端子4にイヤホン(外部機器)70のイヤホン端子71を接続して用いることが可能である。また、接続端子4を使用せず、端子カバー61を閉じる場合は、図6に示す形状へと復元させると共に、図3(d)に示すように、端子カバー61における第1の筐体2の内側方向に突設された直方体のキャップ61cが接続端子4の凹部4bに嵌入される。
一方、サイドキー5は筐体2の側面2eから、そのサイドキーの露出面5aを操作者の手指により内部へ向けて垂直に押圧することによって操作される。このサイドキーの露出面5aに、弾性成形部材6の剛性を上回る力が加えられると露出面5aの裏面5bがスイッチパターン47を押圧して、スイッチ操作力をスイッチパターン47に伝達する。このように、図2に示す第2のスイッチシート43のスイッチパターン47が検知した操作情報は回路基板21へと伝達される。そして、操作者が押圧力を解除すれば、サイドキー5は図6の示す形状へと復元する。
図8は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機1における弾性成形部材6の外観図であり、(a)左側図面、(b)正面図、(c)斜視図である。図8に示すように、サイドキー5と端子カバー61との連接部63の上方と下方に、断面半円の溝を形成した肉薄のヒンジ部6aを交互に且つ連続的に形成し凹凸を有する形状とする。
次に図9を用いて、携帯電話機1を使用中の操作者によって取り扱われる弾性成形部材6の動作を説明する。
図9は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機1に組み込まれた第2の弾性成形部材6を開いた状態の外観斜視図である。図9では接続端子4に嵌入されたイヤホン(外部機器)70のイヤホン端子71は図示していない。
サイドキー5はキャップ61cの側面61dを操作者の手指により筐体2の側面2eへ向けて垂直に押圧することによって操作される。キャップ61cの側面61dを押圧することによって、連接部63が圧縮され、キャップ61cに加えられた圧力がサイドキーの露出面5aへと伝達される。接続端子7に嵌入されたイヤホン端子71はキャップ61cと隣接されている。イヤホン端子71がガイドとなることによって、キャップ61cの側面61dに加えられた圧力がサイドキーの露出面5aへと導かれる。
なお、基台35はシールド板29から回路基板21に向かう方向に延びるとしたが、第1の筐体2の薄型化を考慮しない場合には、これに限らず、少なくとも回路基板21の厚さ方向に延びていればよい。
また、基台35は、シールドケース23に一体的に形成されるとしたが、これに限ることはなく、少なくともシールドケース23に固定されていればよい。すなわち、基台35は、例えば、シールドケース23に対して着脱可能に形成されるとしてもよい。
さらに、第2のキー操作部13は、基台35の表面35aに配されるとしたが、これに限ることはなく、例えば、シールドケース23の側壁部31の表面に直接配するとしても構わない。すなわち、この構成の場合には、シールドケース23の側壁部31が上記実施形態における基台35として機能することになる。
また、シールドケース23や基台35は導電性を有するとしたが、静電気対策を考慮しない場合には、これに限ることはなく、少なくとも回路基板21や第1の筐体2の剛性を向上させるほか、フレキシブル基板25を支持できる程度の硬さを有していればよい。
さらに、2つのスイッチシート41,43は、1枚のフレキシブル基板25から構成されるとしたが、それぞれ別個のフレキシブル基板から構成されるとしても構わない。
また、弾性成形部材6には、少なくとも1つのサイドキー5が配されていれば良いが、複数のスイッチ操作にそれぞれ対応した複数のサイドキーを有するものでも構わない。
さらに、上記実施形態においては、ヒンジ部8によって互いに連結された2つの筐体2,3を備える携帯電話機1について述べたが、これに限ることはなく、例えば、1つの筐体から構成される携帯電話機であっても構わない。
また、携帯電話機に限ることはなく、少なくとも筐体の側面から外方に露出するキー操作部を備える携帯電子機器に適用することができ、例えば、PDAやデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ノート型パーソナルコンピュータであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、弾性成形部材6を二色成形により成形しても良い。この二色成形とは、二色又は柔硬二種類の樹脂によって一体の部品又は製品を作る成形法であり、携帯電話機を初めとする電子機器のキー、スイッチ類を構成する押しボタン等に文字や数字、記号等を表示する場合のほか、柔軟な樹脂で可動部を形成すると共に硬い樹脂でキー表面等を形成するような場合に好適である。
例えば、連結部63の形状は連続した凹凸形状に限られずジグザグ、屏風形状、蛇腹形状等伸縮可能な形状であればよい。さらに、連結部63における弾性形成部材6の密度を他の部位より小さくする等、連結部63における素材の変化させることよって伸縮可能としてもよい。
以上、第1の筐体2において発明に対応した実施形態を説明したが、筐体2に限定することなく第2の筐体3に対応しても構わない。そして、サイドキー5と端子カバー61の数量は各1個ずつで合計2つの機能に限定する必要もなく、何個で構成されても構わない。さらに、サイドキー5と端子カバー61の位置関係が、本実施形態で示したものに対して90度回転又は逆転したものであっても構わない。このような技術思想によれば、第1の筐体2,第2の筐体3の厚み方向に形成された側面(2eほか)に、多数のサイドキーや接続端子を高密度に配設することが可能である。
本発明の一実施形態に係る携帯電話機の第1、第2の筐体が開かれた状態を示す概略斜視図である。 第1の筐体の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話機のサイドキーと端子カバーを一体成形した弾性成形部材を示す説明図であり、(a)要部斜視図、(b)正面図、(c)A矢視断面図、(d)B矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話機における弾性成形部材の組み付け状況示す説明図である。 図4の弾性成形部材の組み付け状況を異なる視点で示した説明図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話機における弾性成形部材の外観図であり、(a)平面図、(b)左側面図、(c)正面図、(d)右側面図、(e)背面図、(f)底面図、(g)斜視図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話機に組み込まれた弾性成形部材を開いた状態の外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話機における弾性成形部材の外観図であり、(a)左側図面、(b)正面図、(c)斜視図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話機に組み込まれた弾性成形部材を開いた状態の外観斜視図である。
符号の説明
1…携帯電話機(携帯電子機器)、2…第1の筐体(筐体)、3…第2の筐体(筐体)、2e…第1の筐体及び第2の筐体の側面、2g…開口部、4…接続端子、5…サイドキー(キーボタン)、5a…サイドキ−の露出面、6…弾性成形部材、11,13キー操作部、17…フロントケース、19…リアケース、21…回路基板、61…端子カバー、61a…端子カバーの露出面、61c…キャップ、62…ボタンガイド、62a…内周を形成する壁、70…イヤホン、71…イヤホン端子(外部機器)

Claims (7)

  1. 回路基板が内部に配された筐体と、
    前記筐体に形成された開口部から外部に露出するように配設されて前記回路基板と外部機器とを電気的に接続させる接続端子と、
    操作者からの操作を受け付けるキー操作部と、を備え付ける携帯電子機器において、
    前記接続端子を外部側から着脱可能に覆う端子カバーと前記開口部が形成された筐体表面に配設された前記キー操作部のキーボタンとを一体化した弾性成形部材を備えることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記弾性成形部材は、前記筐体の側面に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記キーボタンと前記端子カバーが前記筐体の厚み方向に沿って配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記端子カバーが前記キーボタンの外周三方向を包むように形成されることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記端子カバーの露出面に対して前記キーボタンの露出面を突出させるか又は同一高さに揃えたことを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記接続端子は、電源端子、外部アンテナ端子、データ端子、イヤホン端子又はメモリ素子端子であることを特徴とする請求項1〜5のうち何れか一項に記載の携帯電子機器。
  7. 前記端子カバーと前記キーボタンの連接部に凹凸形状を連続的に有することを特徴とする請求項1〜6のうち何れか一項に記載の携帯電子機器。
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CN104972576A (zh) * 2015-05-27 2015-10-14 天津三卓韩一精密塑胶科技有限公司 一种手机侧键支架的组合模具及其制造成型工艺

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