JP2009054473A - ジョイントコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】積層後にワイヤハーネスが正しく配線されるようにする。
【解決手段】本発明は、複数段に積層可能で、かつ、ワイヤハーネスWに接続された端子金具40を収容可能なサブハウジングSと、サブハウジングSに突出して設けられ、複数段に積層されたサブハウジングSを中継ハウジング21に嵌合する際に中継ハウジング21に設けられたガイド溝27に進入して両ハウジング11,21の嵌合動作を案内するガイド片36と、ガイド片36の先端にサブハウジングS毎に異なる配置で形成された切り欠き36Aを有し、導通検査の際に、導通プローブEとは別に設けた接触プローブCによって切り欠き36Aの有無を検知させることでサブハウジングSの種類を識別させる被検知部とを備えた構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図22

Description

本発明は、サブコネクタを複数段に積層させてなるジョイントコネクタに関する。
この種のジョイントコネクタとしては、例えば下記特許文献1に記載のジョイントコネクタが知られている。このジョイントコネクタは、各段の側面に当接部と当接受部とを設けておき、ジョイントコネクタを構成する各サブハウジングが正規に積層された場合には、当接部と当接受部とが正規の組付け位置で当接して複数のサブハウジングが互いに整合して組み付けられるようになっている。このサブハウジングには端子金具が収容可能なキャビティが設けられ、端子金具にはワイヤハーネスの端末が接続されている。端子金具をキャビティ内部に収容した後は、積層前のサブハウジングを検査装置に装着し、この検査装置に設けられた導通プローブを端子金具に接触させることで、端子金具の導通検査が行われる。
特許第3433797号公報
しかしながら、この導通検査では、端子金具が正規のワイヤハーネスに接続されているか否かを検査することはできても、その端子金具が正規のサブハウジングに収容されているか否かについては検査することができない。このため、端子金具が正規のサブハウジングとは異なるサブハウジングに収容されていると、サブハウジングを積層した後にワイヤハーネスが間違って配線されることになる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、サブハウジングの積層後にワイヤハーネスが正しく配線されるようにすることを目的とする。
本発明は、複数段に積層可能で、かつ、ワイヤハーネスに接続された端子金具を収容可能なサブハウジングと、サブハウジングに突出して設けられ、複数段に積層されたサブハウジングを相手側ハウジングに嵌合する際に相手側ハウジングに設けられたガイド溝に進入して両ハウジングの嵌合動作を案内するガイド片とを備え、積層前のサブハウジングを検査装置に装着してその検査装置に設けられた導通プローブを端子金具に接触させることで端子金具が正規のワイヤハーネスに接続されているか否かを導通検査し、両ハウジングの嵌合に伴って端子金具が相手側ハウジングに設けられた相手側端子金具と導通可能に接続されるジョイントコネクタであって、ガイド片の先端にサブハウジング毎に異なる配置で形成された切り欠きを有し、導通検査の際に、導通プローブとは別に設けた検知部によって切り欠きの有無を検知させることでサブハウジングの種類を識別させる被検知部を備えた構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、ワイヤハーネスに接続された端子金具をサブハウジングに収容し、サブハウジングの積層前の導通検査において導通プローブを端子金具に接触させることで端子金具が正規のワイヤハーネスに接続されているか否かの導通検査を行う。この導通検査の際に、検知部が被検知部に設けた切り欠きを検知することでサブハウジングの種類を識別することができる。したがって、導通検査において端子金具が正しいサブハウジングに収容されているか否かを検査することができる。このため、サブハウジングを積層した後にワイヤハーネスが間違って配線されることを未然に防ぐことができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
検知部は接触型のセンサであって、切り欠きが形成されている場合にはセンサが非接触状態となるものの、切り欠きが形成されていない場合にはセンサがガイド片の先端に接触状態となる構成としてもよい。このような構成によると、接触型のセンサを用いて切り欠きの有無を検知することができる。
検知部は、複数段に積層されたサブハウジングのうち積層方向における両端側を除いた中間部分に位置するサブハウジングにそれぞれ設けられている構成としてもよい。通常、ジョイントコネクタにおいては、中間部分に位置するサブハウジングは外見上同一形状のものを積層させたものであることが多いため、正規でないサブハウジングに端子金具を収容してしまうことがあり得る。したがって、積層されたサブハウジングを全て検査しなくてもよく、中間部分に位置するサブハウジングのみを検査することで、検査効率を高めることができる。
本発明によれば、サブハウジングの積層後にワイヤハーネスが正しく配線されるようにすることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図面を参照しながら説明する。
<全体構成>
本実施形態におけるジョイントコネクタ10は、図1に示すように、中継コネクタ20の後述する嵌合凹部22に対して嵌合可能に設けられている。中継コネクタ20の内部には、ワイヤハーネスWに接続された端子金具40が収容されており、中継コネクタ20の両側に2つのジョイントコネクタ10を嵌合すると、中継コネクタ20の内部に設けられた中継端子(本発明の「相手側端子金具」の一例)24と端子金具40とが導通可能に接続されることで、2つのジョイントコネクタ10に連なるワイヤハーネスW同士が電気的に接続される。ここで、前後方向とは、ジョイントコネクタ10と中継コネクタ20との嵌合方向を基準として互いの嵌合面側を前方とする。
ジョイントコネクタ10の後部には、ジョイントコネクタ10を中継コネクタ20に嵌合させる際に押し込まれる手押し部13が形成されている。この手押し部13は幅方向両側に張り出す態様で一対設けられ、図2に示すように、両コネクタ10,20が正規に嵌合した状態では中継コネクタ20の嵌合凹部22の開口縁と対面するように設定されている。
<ジョイントコネクタの構成>
ジョイントコネクタ10は合成樹脂製の積層ハウジング11を有し、この積層ハウジング11は6種類のサブハウジングS1,S2,S3,S4,S5,S6(以下「各サブハウジングS1〜S6」といい、略してサブハウジングSという場合もある)を積層することにより構成されている。これらのサブハウジングSは、正規に積層された状態において上段側から順に、第1サブハウジングS1、第2サブハウジングS2、第3サブハウジングS3、第4サブハウジングS4、第5サブハウジングS5、第6サブハウジングS6とされている。ここで、上下方向とは、各サブハウジングSの積層方向を基準として第1サブハウジングS1側を上方とする。
各サブハウジングSは、図6に示すように、板状をなす本体部30と、本体部30の後部において幅方向両側に突出する突片31とを備えている。第2サブハウジングS2〜第6サブハウジングS6の本体部30は、前後方向に貫通し、幅方向に並んで配置された3つのキャビティ32をそれぞれ備えており、これらのキャビティ32の内部には、後方から端子金具40を収容可能である。キャビティ32内の側壁には、ランス33が幅方向に撓み可能に形成されており、ランス33が端子金具40に幅方向から係止することで端子金具40をキャビティ32内に抜止状態に保持可能である。
第2サブハウジングS2〜第6サブハウジングS6の上面には、3つのキャビティ32に共通のリテーナ挿入口34が一括して貫通形成されている。3つのキャビティ32は、リテーナ挿入口34を通じてキャビティ32の外部に連通している。一方、第1サブハウジングS1〜第5サブハウジングS5の下面には、各サブハウジングSが正規に積層された場合にリテーナ挿入口34を通じて3つのキャビティ32内部にそれぞれ進入する3つのリテーナ35が突出して設けられている。リテーナ35は、キャビティ32内部において正規の挿入位置に挿入された端子金具40の箱部後端に係止することで、端子金具40をキャビティ32内部に抜止状態に保持可能である。すなわち、端子金具40は、ランス33による係止と共にリテーナ35による係止によって二重で抜止状態に保持される。
第1サブハウジングS1には、両コネクタ10,20を正規嵌合状態に保持するロックアーム12が設けられている。ロックアーム12は、第1サブハウジングS1の上面前端から上方に立ち上がる基端部12Aと、この基端部12Aから後方に延びる片持ち状をなし、上下に撓み可能なアーム部12Bとを備えている。アーム部12Bの後端には、ロックアーム12の解除操作を行うための解除操作部12Cが設けられている。また、アーム部12Bにおいて解除操作部12Cのやや前方には、上方に突出する形態のロック突部12Dが形成されている。
リテーナ35の側壁とリテーナ挿入口34の開口縁との間には、各サブハウジングSを積層する際の嵌合力を低下させるために所定のクリアランスが設定されている。しかしながら、このクリアランスが設けられているために、各サブハウジングSは前後方向にずれが生じてしまう。この結果、例えば最下段の第6サブハウジングS6のみを押し込んで両コネクタ10,20の嵌合を行うと、上段側に向かうにつれて後方に位置ずれした姿勢となり、最上段の第1サブハウジングS1においてはロックアーム12によるロックがかからなくなるという事態が発生し得る。この対策としてリテーナ35の付け根付近には、リテーナ35とリテーナ挿入口34の開口縁との間のガタ詰めを行うリブ35Aが設けられている。
手押し部13は、図7に示すように、各サブハウジングSの各突片31を密接した状態で積層することにより構成されている。各突片31の合わせ面における下面には識別突部Aがそれぞれ下方に突出して設けられ、同上面にはこの識別突部Aを内部に受け入れ可能な識別凹部Bがそれぞれ設けられている。これらの識別突部A及び識別凹部Bは、各サブハウジングSが正規に積層された状態では、各サブハウジングSの積層方向に並んで配置されている。このため、各識別突部Aの間隔及び各識別凹部Bの間隔はいずれも同一となっている。
各サブハウジングSの各識別突部A及び各識別凹部Bの詳細な構成についてはその説明を省略するものの、図10ないし図19に示すように、各識別突部Aは略L字状の断面形状をなし、各識別凹部Bは各識別突部Aの断面形状と適合する孔形状をなし、各サブハウジングSが正規に積層されたときにのみ、対応する各識別突部Aをそれぞれ受け入れ可能である。尚、各識別突部Aは、図6に示すように、上段側から順に、第1識別突部A1、第2識別突部A2、第3識別突部A3、第4識別突部A4、第5識別突部A5とされている。また、各識別凹部Bも各識別突部Aと同様に、上段側から順に、第1識別凹部B1、第2識別凹部B2、第3識別凹部B3、第4識別凹部B4、第5識別凹部B5とされている。
<中継コネクタの構成>
中継コネクタ20は合成樹脂製の中継ハウジング(本発明の「相手側ハウジング」の一例)21を有し、この中継ハウジング21は前方と後方に開口する一対の嵌合凹部22を備えている。中継ハウジング21の内部には、両嵌合凹部22間を仕切る中間壁23が形成されている。この中間壁23には、中継端子24が一方の嵌合凹部22から他方の嵌合凹部22に向けて圧入されることにより固定されている。中継端子24は、図5に示すように、幅方向に所定間隔を空けて3つ配置されている。また、中継端子24は、図3に示すように、第2サブハウジングS2〜第6サブハウジングS6の各端子金具40に対応して上下方向に5つのタブ状端子が配置されており、上下に隣り合う各タブ状端子は、互いに連結されて一体となっている。
中継ハウジング21の上面には、嵌合凹部22の内外を貫通する一対のロック孔25が設けられている。このロック孔25は、嵌合凹部22の内部にジョイントコネクタ10を嵌合させるに伴って嵌合凹部22の内部からロック突部12Dが嵌り込むようになっている。ロック突部12Dは、ロック孔25の内周面に係止することで正規嵌合した両コネクタ10,20を抜止状態に保持可能である。尚、中継ハウジング21の側面には、機器側に固定された取り付けステー(図示せず)に取り付け固定するための固定部26が設けられている。
中継ハウジング21の嵌合凹部22の内周面における幅方向両側には、前後方向に沿ってガイド溝27が凹設されている。このガイド溝27は各サブハウジングSに応じて形成され、本体部30の幅方向両側に張り出し形成されたガイド片36が挿入可能である。これにより、両ハウジング10,20の嵌合動作を案内可能である。
尚、ガイド片36の上面には、本体部30の上面よりも上方に突出する4つの撓み係止片37が設けられている。4つの撓み係止片37は、幅方向に対向しつつ前後方向に所定の間隔を空けて配置されている。各撓み係止片37の突出端には、内側に突出する係止爪37Aが設けられ、撓み係止片37は、係止爪37A側が幅方向に変位可能に設けられている。一方、第1サブハウジングS1〜第5サブハウジングS5において各ガイド片36の下方には、図8に示すように、撓み係止片37の係止爪37Aと係止して上下に隣り合う本体部30同士を積層状態に保持可能な被係止部38が形成されている。
<サブハウジングの誤組み付け検知構造>
ところで、サブハウジングSの積層前には、端子金具40が正規のワイヤハーネスWに接続されているか否かを検査するための導通検査が行われる。この導通検査は、図20ないし図23に示すように、検査装置(図示せず)に設けられた3つの導通プローブEをそれぞれ端子金具40の前端部に接触させることにより行われる。この導通検査では、端子金具40が正規のワイヤハーネスWに接続されているか否かを検査することはできるものの、その端子金具40が正規のサブハウジングSに収容されているか否かについては検査することができない。そこで、本実施形態の検査装置には、サブハウジングSの誤組み付けを検知するため、導通プローブEとは別に一対の接触プローブ(本発明の「検知部」の一例)Cが設けられている。
前記検査装置は、導通プローブE及び接触プローブCを一体に組み付けた検査ユニットと、積層前のサブハウジングSを装着する装着部と、この装着部に装着されたサブハウジングSに対して検査ユニットを接近及び離間させる操作レバーとを備えた構成である。接触プローブCは接触型のセンサを備え、このセンサに被対象物が接触することで制御部(図示せず)に検出信号が送出される。制御部は、接触プローブCから送出された検出信号に基づいて切り欠き36Aの有無を判定する。
一方、接触プローブCによって検知される被検知部は、第2サブハウジングS2〜第5サブハウジングS5のガイド片36の前端に設けられている。そして、接触プローブCが被検知部を検知することで、サブハウジングSの種類を識別し、端子金具40が正規のサブハウジングSに収容されているか否かを検査することが可能である。
ここで、被検知部の構成をサブハウジングS毎に具体的に説明する。
第2サブハウジングS2では、図20に示すように、両ガイド片36の前端に切り欠き36Aが形成されていない。このため、両接触プローブCは共に、両ガイド片36の前端に接触状態となり、検出信号が制御部に送られる。
第3サブハウジングS3では、図21に示すように、図示上側のガイド片36のみに切り欠き36Aが形成されている。このため、図示上側の接触プローブCは、切り欠き36Aを構成する周壁に非接触状態となるものの、図示下側の接触プローブCは、ガイド片36の前端に接触状態となり、検出信号が制御部に送られる。
第4サブハウジングS4では、図22に示すように、両ガイド片36の前端に切り欠き36Aが形成されている。このため、両接触プローブCは共に、切り欠き36Aを構成する周壁に非接触状態となる。
第5サブハウジングS5では、図23に示すように、図示下側のガイド片36のみに切り欠き36Aが形成されている。このため、図示下側の接触プローブCは、切り欠き36Aを構成する周壁に非接触状態となるものの、図示上側の接触プローブCは、図示上側のガイド片36の前端に接触状態となり、検出信号が制御部に送られる。
前記制御部は、切り欠き36Aの有無及び位置とサブハウジングSの種類とを関連付けて記憶させた記憶手段(図示せず)と、記憶手段を参照することで正規のサブハウジングSであるか否かを判定する判定手段(図示せず)とを備えている。これにより、導通検査時に導通プローブEによって端子金具40が正規のワイヤハーネスWに接続されているか否かを検査すると共に、接触プローブCによって端子金具40が正規のサブハウジングSに収容されているか否かを検査することができる。尚、第6サブハウジングS6の導通検査を行うときには、接触プローブCによる検査を行わない検査モードに切り替え可能である。
<本実施形態の作用>
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。
まず、ワイヤハーネスWに接続された端子金具40をキャビティ32内部に挿入する。全ての端子金具40の挿入が完了すると、第2サブハウジングS2〜第6サブハウジングS6について積層前の導通検査を行う。各サブハウジングS2〜S6を検査装置の装着部に装着し、操作レバーを回動操作すると、検査ユニットが装着部に装着されたサブハウジングSに接近し、導通プローブが端子金具40の前端部に接触することが端子金具40が正規のワイヤハーネスWに接続されているか否かが検査される。これと同時に、被検知部が接触プローブCによって検知されることで切り欠き36Aの有無が判定され、記憶手段を参照することで端子金具40が正規のサブハウジングSに収容されているか否かが判定される。
全てのサブハウジングS2〜S6について導通検査が終了すると、サブハウジングSの積層を行う。例えば第1サブハウジングS1と第2サブハウジングS2を積層させる場合には、各第1識別突部A1が各第1識別凹部B1の内部に収容されることで、両サブハウジングS1、S2の積層が許容される。このとき、第1サブハウジングS1のリテーナ35が第2サブハウジングS2のリテーナ挿入口34を通じてキャビティ32内部に進入する。そして、リブ35Aがリテーナ挿入口34の開口縁と当接した状態となることで各サブハウジングS1,S2が正規位置に保持される。
これらの動作と並行して、撓み係止片37を幅方向外側に撓ませつつ係止爪37Aが被係止部38を乗り越えると共に撓み係止片37が弾性復帰することで係止爪37Aと被係止部38とが係止し、各サブハウジングSが積層状態に保持される。こうして、各サブハウジングSを正規に積層することでジョイントコネクタ10が構成されると、ジョイントコネクタ10を中継コネクタ20の嵌合凹部22に挿入する。
このとき、各ガイド片36が各ガイド溝27内に挿入されることで両コネクタ10,20の嵌合動作が案内される。さらに、ロックアーム12を下方に撓ませつつロック突部12Dが嵌合凹部22の内部からロック孔25内に嵌り込むと共にロックアーム12が弾性復帰してロック突部12Dとロック孔25の内周面とが係止する。これにより、ジョイントコネクタ10と中継コネクタ20とが抜止状態に保持され、ジョイントコネクタ10の端子金具40と中継コネクタ20の中継端子24とが導通可能に接続される。反対側のジョイントコネクタ10についても、上記同様に積層作業及び嵌合作業を行うことで、両ジョイントコネクタ10の端子金具40に連なるワイヤハーネスW同士が電気的に接続される。
以上のように本実施形態では、以下の効果を奏することができる。
1.ガイド片36を利用してサブハウジングSの種類を検知することで積層前の導通検査において端子金具40が正規のサブハウジングSに収容されているか否かを検査することができる。したがって、サブハウジングSの積層後にワイヤハーネスWが正しく配線されるようにすることができる。
2.接触型のセンサである接触プローブCを採用したことにより、ガイド片36の前端に設けた切り欠き36Aの有無を容易に検知することができる。
3.第2サブハウジングS2〜第5サブハウジングS5にのみ被検知部を設けて接触プローブCによる検査を行うようにしたから、検査の効率化が図れる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図24によって説明する。本実施形態の検査装置では、サブハウジングSの被検知部を形状で検知できるように構成されている。尚、ここでは、第4サブハウジングS4を一例として説明する。すなわち、本実施形態の検査装置は、サブハウジングS4を収容可能なハウジング収容部50を有し、ハウジング収容部50の奥壁には、切り欠き36Aに適合して一対の突部(本発明の「検知部」の一例)51が設けられている。このようにすると、第4サブハウジングS4をハウジング収容部50に挿入し、第4サブハウジングS4がハウジング収容部50の奥端まで押し込めることをもって、第4サブハウジングS4であることを検知可能である。一方、このハウジング収容部50に第4サブハウジングS4以外のサブハウジングS(例えば第2サブハウジングS2)を挿入しようとすると、被検知部(両ガイド片36の前端)が両突部51に干渉し、ハウジング収容部50の奥端まで押し込めないことをもって、第4サブハウジングS4でないことが検知される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では検知部として接触プローブCや突部51を用いているものの、本発明によると、検知部として非接触式のセンサを用いてもよい。
(2)実施形態1では切り欠き36Aの有無を検知しているものの、本発明によると、サブハウジングS毎に切り欠き36Aを異なる形状とし、この切り欠き36Aに適合して嵌り込む検知部をサブハウジングS毎に設けてもよい。
(3)本実施形態では中間部分に位置するサブハウジングS2〜S5についてのみサブハウジングSの種類を検査しているものの、本発明によると、全てのサブハウジングS1〜S6についてサブハウジングSの種類を検査してもよい。
(4)本実施形態では検知部を検査装置に設けているものの、本発明によると、検知部を検査装置とは別に設けてもよい。
実施形態1においてジョイントコネクタと中継コネクタとの嵌合前の状態を示した斜視図 そのジョイントコネクタと中継コネクタとの嵌合後の状態を示した斜視図 そのジョイントコネクタと中継コネクタとの嵌合後の状態を示した縦断面図 その中継コネクタの正面図 その中継コネクタの横断面図 その各サブコネクタの積層前の状態を示した斜視図 その各サブコネクタの積層後の状態を示した斜視図 その各サブコネクタの積層前の状態を示した正面図 その各サブコネクタの積層前の状態を示した背面図 その第1サブハウジングの底面図 その第2サブハウジングの平面図 その第2サブハウジングの底面図 その第3サブハウジングの平面図 その第3サブハウジングの底面図 その第4サブハウジングの平面図 その第4サブハウジングの底面図 その第5サブハウジングの平面図 その第5サブハウジングの底面図 その第6サブハウジングの平面図 その第2サブハウジングを導通検査する様子を示した図 その第3サブハウジングを導通検査する様子を示した図 その第4サブハウジングを導通検査する様子を示した図 その第5サブハウジングを導通検査する様子を示した図 実施形態2において第4サブハウジングを導通検査する様子を示した図
符号の説明
10…ジョイントコネクタ
21…中継ハウジング(相手側ハウジング)
24…中継端子(相手側端子金具)
27…ガイド溝
36…ガイド片
40…端子金具
51…突部(検知部)
C…接触プローブ(検知部)
E…導通プローブ
S(S1〜S6)…サブハウジング
W…ワイヤハーネス

Claims (3)

  1. 複数段に積層可能で、かつ、ワイヤハーネスに接続された端子金具を収容可能なサブハウジングと、
    前記サブハウジングに突出して設けられ、複数段に積層された前記サブハウジングを相手側ハウジングに嵌合する際に前記相手側ハウジングに設けられたガイド溝に進入して前記両ハウジングの嵌合動作を案内するガイド片とを備え、
    積層前の前記サブハウジングを検査装置に装着してその検査装置に設けられた導通プローブを前記端子金具に接触させることで前記端子金具が正規の前記ワイヤハーネスに接続されているか否かを導通検査し、前記両ハウジングの嵌合に伴って前記端子金具が前記相手側ハウジングに設けられた相手側端子金具と導通可能に接続されるジョイントコネクタであって、
    前記ガイド片の先端に前記サブハウジング毎に異なる配置で形成された切り欠きを有し、前記導通検査の際に、前記導通プローブとは別に設けた検知部によって前記切り欠きの有無を検知させることで前記サブハウジングの種類を識別させる被検知部を備えたジョイントコネクタ。
  2. 前記検知部は接触型のセンサであって、前記切り欠きが形成されている場合には前記センサが非接触状態となるものの、前記切り欠きが形成されていない場合には前記センサが前記ガイド片の先端に接触状態となる請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  3. 前記検知部は、複数段に積層された前記サブハウジングのうち前記積層方向における両端側を除いた中間部分に位置する前記サブハウジングにそれぞれ設けられている請求項1又は請求項2に記載のジョイントコネクタ。
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