JP2009053988A - Icカードおよびそのicカードの製造方法 - Google Patents

Icカードおよびそのicカードの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モジュールを被覆する接着層と、この接着層を介してモジュールを挟む一対の基材とを備えたICカードの製造において、接着層を形成する接着剤の充填不良を防止し、剥離強度が高く、表面が平坦なICカードおよびそのICカードの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のICカード10は、絶縁基材17と、絶縁基材17上に設けられた部品とからなる部位18A、18Bを有し、これらの部位18A、18Bが互いに離間して配されてなるモジュール11と、モジュール11を被覆する接着層12と、接着層12を介してモジュール11を挟む第一基材13および第二基材14とを備え、モジュール11には、モジュール11の部位18A、18B同士の間に、その対向する辺に沿って絶縁基材17を貫通する孔19が設けられ、孔19内に接着層12が形成されたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency IDentification)用途の情報記録メディアのように、電磁波を媒体として外部から情報を受信し、また外部に情報を送信できるようにしたICカードの製造方法に関し、特に、モジュールを被覆する接着層と、この接着層を介してモジュールを挟む一対の基材とを備えたICカードおよびそのICカードの製造方法に関する。
従来、RFID用途の情報記録メディアをキャッシュカードなどのICカードに適用するために、ベース基材とその一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナおよびICチップとからなるインレットを有するモジュールを、一対の基材により挟んでなるICカードが提案されている。
図6〜図9を参照して、従来のICカードの製造方法について説明する。
まず、図6に示すように、第一基材101の一方の面101aに、第一基材101の長手方向に沿って、接着剤102を複数の線状に塗布する。
次いで、図7に示すように、第一基材101の一方の面101aに、モジュールの大きさに応じて、粘着材103を貼付する。
次いで、図8に示すように、粘着材103を介して、第一基材101の一方の面101aの所定位置にモジュール104を配する。
次いで、図9に示すように、第一基材101と第二基材105によってモジュール104、粘着材103および接着剤102を挟むように、第二基材105を配する。
次いで、第一基材101の外面側および第二基材105の外面側、かつ、第一基材101の一端および第二基材101の一端から、第一基材101、第二基材105、モジュール104、粘着材103および接着剤102から構成される積層体を加圧処理および接着剤を硬化させる処理たとえば加熱、紫外線照射、電子線照射、エージング〔放置して時間とともに硬化反応をさせていくこと〕処理することによって、接着剤102を硬化させて、前記の積層体が一体化してなるICカードが得られる(例えば、特許文献1参照)。
特表2005−531126号公報
しかしながら、モジュールが、表示部やスイッチ部など、機能が異なる部品が設けられた部位を複数有する場合、基材上にモジュールを配置するためには、その部位毎に異なる粘着材が必要となる。そのため、上記のように、基材上に接着剤を線状に塗布しただけでは、全ての部材を一体化する際、モジュールの各部位を固定している粘着材同士の間の空間に、接着剤が完全に充填されず、充填不良が発生するという問題があった。
そこで、本発明者等は、第一基材の一方の面に接着剤を塗布する工程において、粘着材の端部が接着剤の流れ方向を向くように、すなわち、その形状が接着剤の流れ方向に長い紡錘形状、楕円形状をなすように粘着材を塗布するとともに、モジュールの部位毎にその厚みに応じて異なる厚みに、互いに離隔して粘着材を塗布する方法を考案した。
しかし、モジュールの形状によっては、前記のような形状をなすように粘着材を塗布することができないという問題があった。
また、接着剤の流れ方向に対して垂直に複数の粘着固定部(粘着材によりモジュールを固定する部分)がある場合、接着剤を十分に流動させるためには、接着剤の流れ方向に対して垂直および/または平行に粘着材を塗布しなければならないため、接着剤の塗布面積が小さくなり、カードの剥離強度が低下するという問題があった。
また、モジュールにICチップが実装されている場合、ICチップの厚みが他の部材に比べて大きいため、モジュールの表面の凹凸が激しく、その表面においても、接着剤の充填不良が発生するという問題があった。
このように接着剤の充填不良が発生すると、基材とモジュールとの密着性が悪くなるとともに、ICカードの表面に凹凸が生じるという問題があった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、モジュールを被覆する接着層と、この接着層を介してモジュールを挟む一対の基材とを備えたICカードの製造において、接着層を形成する接着剤の充填不良を防止し、剥離強度が高く、表面が平坦なICカードおよびそのICカードの製造方法を提供することを目的とする。
本発明のICカードは、絶縁基材と、該絶縁基材上に設けられた部品とからなる部位を2つ以上有し、これらの部位が互いに離間して配されてなるモジュールと、該モジュールを被覆する接着層と、該接着層を介して前記モジュールを挟む第一基材および第二基材とを備えたICカードであって、前記モジュールには、前記モジュールの部位同士の間に、該部位同士の対向する辺に沿って前記絶縁基材を貫通する孔が設けられ、前記孔内に前記接着層が形成されたことを特徴とする。
本発明のICカードの製造方法は、絶縁基材と、該絶縁基材上に設けられた部品とからなる部位を2つ以上有し、これらの部位が互いに離間して配されてなるモジュールと、該モジュールを被覆する接着層と、該接着層を介して前記モジュールを挟む第一基材および第二基材とを備えたICカードの製造方法であって、前記第一基材の一方の面に前記接着層をなす接着剤を塗布する工程と、前記第一基材の一方の面に、粘着材を介して、前記部位同士の間に、該部位同士の対向する辺に沿って前記絶縁基材を貫通する孔が設けられたモジュールを貼付する工程と、前記第一基材と前記第二基材によって前記モジュール、前記粘着材および前記接着剤を挟むように、前記第二基材を配する工程と、前記第一基材および前記第二基材の外側から、前記第一基材、前記第二基材、前記モジュール、前記粘着材および前記接着剤から構成される積層体を加圧処理する工程と、を有することを特徴とする。
本発明のICカードは、絶縁基材と、該絶縁基材上に設けられた部品とからなる部位を2つ以上有し、これらの部位が互いに離間して配されてなるモジュールと、該モジュールを被覆する接着層と、該接着層を介して前記モジュールを挟む第一基材および第二基材とを備えたICカードであって、前記モジュールには、前記モジュールの部位同士の間に、該部位同士の対向する辺に沿って前記絶縁基材を貫通する孔が設けられ、前記孔内に前記接着層が形成されたので、モジュールと接着層の接触面積が大きくなり、接着層と、モジュール、第一基材および第二基材との接着強度が向上し、結果として、ICカードの剥離強度が向上する。また、孔を貫通するように接着層が形成されているから、この接着層と、第一基材および第二基材との接着力により、安定にモジュールを第一基材および第二基材によって挟持することができる。さらに、孔を境にして、モジュールの可撓性が向上し、結果として、ICカードの可撓性も向上する。
本発明のICカードの製造方法は、絶縁基材と、該絶縁基材上に設けられた部品とからなる部位を2つ以上有し、これらの部位が互いに離間して配されてなるモジュールと、該モジュールを被覆する接着層と、該接着層を介して前記モジュールを挟む第一基材および第二基材とを備えたICカードの製造方法であって、前記第一基材の一方の面に前記接着層をなす接着剤を塗布する工程と、前記第一基材の一方の面に、粘着材を介して、前記部位同士の間に、該部位同士の対向する辺に沿って前記絶縁基材を貫通する孔が設けられたモジュールを貼付する工程と、前記第一基材と前記第二基材によって前記モジュール、前記粘着材および前記接着剤を挟むように、前記第二基材を配する工程と、前記第一基材および前記第二基材の外側から、前記第一基材、前記第二基材、前記モジュール、前記粘着材および前記接着剤から構成される積層体を加圧処理する工程と、を有するので、モジュールが厚みの異なる2つ以上の部位を有し、その表面または裏面が凹凸をなしていても、接着剤を、孔を介して粘着材の外周およびこれらの間にも隙間無く流動させることができるから、結果として、接着剤をモジュールと、第一基材および第二基材との間に隙間無く流動させることができる。したがって、第一基材と第二基材の間において、モジュール全体が接着剤に被覆されたICカードが得られる。
本発明のICカードおよびその製造方法の最良の形態について説明する。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
(ICカード)
図1は、本発明に係るICカードの一実施形態を示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
この実施形態のICカード10は、モジュール11と、このモジュール11を被覆する接着層12と、この接着層12を介してモジュール11を挟む第一基材13および第二基材14と、モジュール11と第一基材13の間に設けられた粘着層15,16とから概略構成されている。
また、モジュール11は、絶縁基材17と、この絶縁基材17上に設けられた部品とからなる2つの領域(部位)18A、18Bを有し、これらの部位18A、18Bが互いに離間して配されてなるものである。
また、モジュール11には、その部位18A、18B同士の間に、これらの部位18A、18B同士の対向する辺に沿って、絶縁基材17を、その外縁から内側に向かって長方形状に切り欠いた孔19が設けられている。すなわち、この孔19は絶縁基材17を貫通して設けられている。
また、モジュール11は、その部位18A、18B毎に、粘着層15,16を介して、第一基材13の接着層12と接する面(以下、「一方の面」と言う。)13aに配されている。
さらに、粘着層15,16は、互いに離隔して、モジュール11の部位18A、18B毎に、その第一基材13の一方の面13aと対向する側の面の一部に設けられている。
そして、モジュール11の孔19内にも接着層12が形成され、この孔19内の接着層12と、モジュール11を被覆する接着層12は連続しており、モジュール11と、第一基材13および第二基材14との間における粘着層15,16以外の領域には、接着層12が形成されている。
モジュール11としては、例えば、2つの部位18A、18Bに区分される絶縁基材17を備え、2つの部位18A、18Bのそれぞれに、インレット;電池、ダイオード、表示装置、スイッチなどの電子部品;これらを接続する導線などからなる導電材などの部品か設けられたものが用いられる。
インレットは、ベース基材と、その一方の面に設けられ互いに接続されたコイル状のアンテナおよびICチップとから概略構成されている。
また、モジュール11は、インレットを構成する部材や電子部品の厚みが異なるため、その表面または裏面は凹凸をなしている。
また、モジュール11に設けられた、長方形状の孔19の長さや幅は特に限定されず、2つの部位18A、18Bの大きさや、接着層12をなす接着剤の粘度などに応じて適宜調整される。
孔19は、部位18A、18Bの間にて、絶縁基材17の外縁からその中央部を超える領域に渡って設けられていることが好ましい。このようにすれば、ICカードの製造時に、接着層12をなす接着剤を十分に充填することができ、モジュール11と接着層12の接触面積が大きくなるので、接着層12と、モジュール11、第一基材13および第二基材14との接着強度が向上し、結果として、ICカード10の剥離強度が向上する。また、モジュール11と接着層12との接着性や密着性が低い場合であっても、孔19を貫通するように接着層12が形成されているから、この接着層12と、第一基材13および第二基材14との接着力により、安定にモジュール11を第一基材13および第二基材14によって挟持することができる。さらに、孔19を境にして、モジュール11の可撓性が向上し、結果として、ICカード10の可撓性も向上する。
また、孔19の幅は、2mm以上であることが好ましく、より好ましくは5mm以上である。
孔19の幅が2mm以上であることが好ましい理由は、ICカードの製造時に、接着層12をなす接着剤を十分に充填することができるからである。なお、本発明では、接着層12をなす接着剤としては、例えば、粘度が約10,000mPa/Sのものが用いられるが、孔19の幅が2mm以上であれば、このような接着剤を孔19内に十分に充填することができる。
また、孔19は、粘着層15,16と接する位置に形成されることが望ましい。このようにすれば、粘着層15,16を介した、モジュール11と第一基材13との粘着における強度不足を、接着層12によって十分に補うことができる。すなわち、モジュール11と第一基材13との密着性が向上する。
インレットのベース基材としては、少なくとも表層部には、ガラス繊維、アルミナ繊維などの無機繊維からなる織布、不織布、マット、紙などまたはこれらを組み合わせたもの、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの有機繊維からなる織布、不織布、マット、紙などまたはこれらを組み合わせたものや、あるいはこれらに樹脂ワニスを含浸させて成形した複合基材や、ポリアミド系樹脂基材、ポリエステル系樹脂基材、ポリオレフィン系樹脂基材、ポリイミド系樹脂基材、エチレン−ビニルアルコール共重合体基材、ポリビニルアルコール系樹脂基材、ポリ塩化ビニル系樹脂基材、ポリ塩化ビニリデン系樹脂基材、ポリスチレン系樹脂基材、ポリカーボネート系樹脂基材、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合系樹脂基材、ポリエーテルスルホン系樹脂基材などのプラスチック基材や、あるいはこれらにマット処理、コロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線照射処理、電子線照射処理、フレームプラズマ処理、オゾン処理、または各種易接着処理などの表面処理を施したものなどの公知のものから選択して用いられる。これらの中でも、ポリエチレンテレフタレートまたはポリイミドからなる電気絶縁性のフィルムまたはシートが好適に用いられる。
インレットのアンテナは、ベース基材の一方の面にポリマー型導電インクを用いて所定のパターン状にスクリーン印刷により形成されてなるものか、もしくは、導電性箔をエッチングしてなるもの、金属メッキしてなるものである。
ポリマー型導電インクとしては、例えば、銀粉末、金粉末、白金粉末、アルミニウム粉末、パラジウム粉末、ロジウム粉末、カーボン粉末(カーボンブラック、カーボンナノチューブなど)などの導電微粒子が樹脂組成物に配合されたものが挙げられる。
樹脂組成物としては、熱硬化型樹脂、光硬化型樹脂、浸透乾燥型樹脂、溶剤揮発型樹脂などの公知のものが用いられる。
ICチップとしては、特に限定されず、アンテナを介して非接触状態にて情報の書き込みおよび読み出しが可能なものであれば、非接触型ICタグや非接触型ICラベル、あるいは非接触型ICカードなどのRFIDメディアに適用可能なものであればいかなるものでも用いられる。
接着層12をなす接着剤としては、使用前は液状であり、加熱、紫外線照射、電子線照射などの外的条件を加えることにより硬化する接着剤が用いられる。このような接着剤としては、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂が挙げられる。また、外的条件を加えなくても主剤と硬化剤の反応によって硬化する2液硬化型接着剤も用いられる。
熱硬化型樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アクリル系反応樹脂などが挙げられる。
紫外線硬化性樹脂としては、紫外線硬化性アクリル樹脂、紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂、紫外線硬化性ポリエステルアクリレート樹脂、紫外線硬化性ポリウレタン樹脂、紫外線硬化性エポキシアクリレート樹脂、紫外線硬化性イミドアクリレート樹脂などが挙げられる。
電子線硬化性樹脂としては、電子線硬化性アクリル樹脂、電子線硬化性ウレタンアクリレート樹脂、電子線硬化性ポリエステルアクリレート樹脂、電子線硬化性ポリウレタン樹脂、電子線硬化性エポキシアクリレート樹脂、カチオン硬化型樹脂などが挙げられる。
2液硬化型接着剤としては、ポリエステル樹脂とポリイソシアネートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートとの混合物、ウレタンとポリイソシアネートとの混合物などが挙げられる。
このような接着剤の具体例としては、主剤(商品名:アロンマイティAP−317A、東亞合成社製)と硬化剤(商品名:アロンマイティAP−317B、東亞合成社製)からなる2液混合型エポキシ系接着剤、主剤(商品名:MLT2900、イーテック社製)と硬化剤(商品名:G3021−B174、イーテック社製)からなる2液混合型ウレタン系接着剤などが挙げられる。
第一基材13、第二基材14としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PET−G)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂からなる基材;ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン樹脂からなる基材;ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレンなどのポリフッ化エチレン系樹脂からなる基材;ナイロン6、ナイロン6,6などのポリアミド樹脂からなる基材;ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロンなどのビニル重合体からなる基材;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル系樹脂からなる基材;ポリスチレンからなる基材;;ポリカーボネート(PC)からなる基材;;ポリアリレートからなる基材;;ポリイミドからなる基材;上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙などの紙からなる基材などが用いられる。これらの基材の中でも、機械的強度、寸法安定性、耐溶剤性の点からポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PET−G)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などからなる基材が好ましく、透明性、加工適性、コストの点からポリエチレンテレフタレート(PET)またはグリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PET−G)からなる基材がより好ましい。
粘着層15,16をなす粘着材としては、液体と固体の両方の性質を有し、常に濡れた状態にあり、流動性が低く、それ自体の形状を保持する粘着材が用いられる。このような粘着材としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、天然ゴム系粘着材、合成ゴム系粘着材、ホットメルト粘着材などが挙げられる。
粘着材の具体例としては、フィルム両面テープ(商品名:No705、寺岡製作所社製)、両面テープ(商品名:TL−85F−12、リンテック社製)などが挙げられる。
この実施形態のICカード10は、絶縁基材17と、この絶縁基材17上に設けられた部品とからなる部位18A、18Bを有し、これらの部位18A、18Bが互いに離間して配されてなるモジュール11と、このモジュール11を被覆する接着層12と、この接着層12を介してモジュール11を挟む第一基材13および第二基材14とを備え、モジュール11には、その部位18A、18B同士の間に、これらの部位18A、18B同士の対向する辺に沿って長方形状の孔19が、絶縁基材17を貫通して設けられ、孔19内に接着層12が形成されているので、モジュール11と接着層12の接触面積が大きくなり、接着層12と、モジュール11、第一基材13および第二基材14との接着強度が向上し、結果として、ICカード10の剥離強度が向上する。また、孔19を貫通するように接着層12が形成されているから、この接着層12と、第一基材13および第二基材14との接着力により、安定にモジュール11を第一基材13および第二基材14によって挟持することができる。さらに、孔19を境にして、モジュール11の可撓性が向上し、結果として、ICカード10の可撓性も向上する。
なお、この実施形態では、モジュール11に、その部位18A、18B同士の対向する辺に沿って、絶縁基材17を、その外縁から内側に向かって長方形状に切り欠いた孔19が設けられたICカード10を例示したが、本発明のICカードはこれに限定されない。本発明のICカードにあっては、モジュールに、その部位同士の間に、これらの部位同士の対向する辺に沿って絶縁基材を貫通し、かつ、その外縁から離間した1つまたは2つ以上の穴(孔)が設けられていてもよい。
また、この実施形態では、モジュール21が2つの部位18A、18Bを有する場合を例示したが、本発明のICカードはこれに限定されない。本発明のICカードにあっては、モジュールが異なる部品が設けられた部位を3つ以上有していてもよい。
(ICカードの製造方法)
図2〜4は、本発明のICカードの製造方法の一実施形態を示す概略平面図である。図5は、本発明のICカードの製造方法の一実施形態を示す概略断面図である。
本発明のICカードの製造方法は、絶縁基材と、該絶縁基材上に設けられた部品とからなる部位を2つ以上有し、これらの部位が互いに離間して配されてなるモジュールと、該モジュールを被覆する接着層と、該接着層を介して前記モジュールを挟む第一基材および第二基材とを備えたICカードの製造方法であって、前記第一基材の一方の面に前記接着層をなす接着剤を塗布する工程と、前記第一基材の一方の面に、粘着材を介して、前記部位同士の間に、該部位同士の対向する辺に沿って前記絶縁基材を貫通する孔が設けられたモジュールを貼付する工程と、前記第一基材と前記第二基材によって前記モジュール、前記粘着材および前記接着剤を挟むように、前記第二基材を配する工程と、前記第一基材および前記第二基材の外側から、前記第一基材、前記第二基材、前記モジュール、前記粘着材および前記接着剤から構成される積層体を加圧処理する工程と、を有する方法である。
以下、本発明のICカードの製造方法の一実施形態について詳細に説明する。
まず、図2に示すように、第一基材23の一方の面23aに、第一基材23の長手方向に沿って、ICカードの接着層をなす接着剤22を複数条に塗布する(接着剤を塗布する工程)。
次いで、第一基材23の一方の面23aにおいて、モジュールの各部位を配する領域に、粘着材(図示略)を塗布または貼付する(粘着材を塗布または貼付する工程)。
なお、粘着材の大きさは、モジュールの各部位の大きさに応じて適宜調整される。
次いで、図3に示すように、第一基材23の一方の面23aに、粘着材を介して、各部位28A、28B同士の間に、これらの部位28A、28B同士の対向する辺に沿って絶縁基材27を貫通する孔29が設けられたモジュール21を貼付する(モジュールを貼付する工程)。
次いで、図4に示すように、第一基材23と第二基材24によってモジュール21、粘着材および接着剤22を挟むように、第二基材24を配する(モジュールを挟持する工程)。
次いで、図5に示すように、第一基材23の外面23b側および第二基材24の外面24a側から、かつ、第一基材23の一端23cおよび第二基材24の一端24bから、第一基材23、第二基材24、モジュール21、粘着材および接着剤22から構成される積層体を加圧処理および接着剤を硬化させる処理(例えば、加熱、紫外線照射、電子線照射、エージング〔放置して時間とともに硬化反応をさせていくこと〕処理)する(加圧処理および接着剤硬化処理する工程)ことによって、接着剤22を硬化させて、前記の積層体が一体化してなるICカードが得られる。
この加圧処理する工程において、上記の積層体を加熱、加圧するには、図5に示すように、加圧ロール31,31により、第一基材23の外面23b側および第二基材24の外面24a側から、積層体を加圧する。
この加圧処理により、第一基材23の一方の面23aに塗布した接着剤22が、第一基材23と第二基材24の間の全域に広がり、第一基材23の一方の面23aに粘着材を介して貼付されている部位18A、18Cを除いて、最終的に接着剤22によって、モジュール21全体が被覆された状態となる。
この実施形態のICカードの製造方法は、絶縁基材27と、この絶縁基材27上に設けられた部品とからなる部位28A、28Bを2つ有し、これらの部位28A、28Bが互いに離間して配されてなるモジュール21と、このモジュール21を被覆する接着層と、接着層を介してモジュール21を挟む第一基材23および第二基材24とを備え、第一基材23の一方の面23aに接着層をなす接着剤22を塗布する工程(接着剤を塗布する工程)と、第一基材23の一方の面23aに、粘着材を介して、部位28A、28B同士の間に、これらの部位28A、28B同士の対向する辺に沿って絶縁基材27を貫通する孔29が設けられたモジュール21を貼付する工程(モジュールを貼付する工程)と、第一基材23と第二基材24によってモジュール21、粘着材および接着剤22を挟むように、第二基材24を配する工程(モジュールを挟持する工程)と、第一基材23および第二基材24の外側から、第一基材23、第二基材24、モジュール21、粘着材および接着剤22から構成される積層体を加圧処理する工程(加圧処理および接着剤硬化処理する工程)と、を有するので、モジュール21が厚みの異なる2つの部位18A、18Bを有し、その表面または裏面が凹凸をなしていても、接着剤22を、孔29を介して粘着材の外周およびこれらの間にも隙間無く流動させることができるから、結果として、接着剤22をモジュール21と、第一基材23および第二基材24との間に隙間無く流動させることができる。したがって、第一基材23と第二基材24の間において、モジュール21全体が接着剤22に被覆されたICカードが得られる。得られたICカードは、孔29を貫通するように接着剤22からなる接着層が形成されているから、モジュール21と接着層の接触面積が大きくなり、接着層と、モジュール21、第一基材23および第二基材24との接着強度が向上し、結果として、ICカードの剥離強度が向上する。また、接着層と、第一基材23および第二基材24との接着力により、安定にモジュール21を第一基材23および第二基材24によって挟持することができる。
そして、得られたICカードは、モジュール21が第一基材23と第二基材24の間にて撓むことなく、これらの基材とほぼ平行に配され、かつ、モジュール21と、第一基材23および第二基材24との間における粘着材以外の領域には、接着剤22からなる接着層が形成されているから、ICカードの表面にはモジュール21の凹凸に起因する凹凸が存在しない。したがって、ICカードの表面は平坦面をなしている。また、モジュール21が撓むことにより、インレットのICチップに歪みが生じることがないので、この歪みによってICチップが破壊されることもない。ゆえに、本発明のICカードの製造方法によって得られたICカードは長期間安定に使用することができる。
また、この実施形態では、第一基材23の一方の面23aの所定領域に、粘着材を塗布した(粘着材を塗布または貼付する工程)後、図3に示すように、第一基材23の一方の面23aの所定位置に、粘着材を介してモジュール21の部位18A、18Bを貼付する(モジュールを貼付する工程)場合を例示したが、本発明のICカードの製造方法はこれに限定されない。本発明のICカードの製造方法にあっては、予めモジュールの各部位の貼着面に粘着材を貼付しておき、この粘着材を介して、第一基材の一方の面の所定領域にモジュールを貼付してもよい。
また、この実施形態では、第一基材23と第二基材24の一対の基材によって、1つのモジュール21を挟んでICカードを製造する場合を例示したが、本発明のICカードの製造方法はこれに限定されない。本発明のICカードの製造方法にあっては、大面積の一対の基材の間に、多数のモジュールを整列して配し、多数のモジュールが内蔵された大面積のカードを形成し、このカードを内蔵されたモジュール毎に分割して、ICカードを製造してもよい。
本発明に係るICカードの一実施形態を示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 本発明に係るICカードの製造方法の一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明に係るICカードの製造方法の一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明に係るICカードの製造方法の一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明に係るICカードの製造方法の一実施形態を示す概略断面図である。 従来のICカードの製造方法の一例を示す概略斜視図である。 従来のICカードの製造方法の一例を示す概略斜視図である。 従来のICカードの製造方法の一例を示す概略斜視図である。 従来のICカードの製造方法の一例を示す概略斜視図である。
符号の説明
10・・・ICカード、11・・・モジュール、12・・・接着層、13・・・第一基材、14・・・第二基材、15,16・・・粘着層、17・・・絶縁基材、18A,18B・・・部位、19・・・孔。

Claims (2)

  1. 絶縁基材と、該絶縁基材上に設けられた部品とからなる部位を2つ以上有し、これらの部位が互いに離間して配されてなるモジュールと、該モジュールを被覆する接着層と、該接着層を介して前記モジュールを挟む第一基材および第二基材とを備えたICカードであって、
    前記モジュールには、前記モジュールの部位同士の間に、該部位同士の対向する辺に沿って前記絶縁基材を貫通する孔が設けられ、前記孔内に前記接着層が形成されたことを特徴とするICカード。
  2. 絶縁基材と、該絶縁基材上に設けられた部品とからなる部位を2つ以上有し、これらの部位が互いに離間して配されてなるモジュールと、該モジュールを被覆する接着層と、該接着層を介して前記モジュールを挟む第一基材および第二基材とを備えたICカードの製造方法であって、
    前記第一基材の一方の面に前記接着層をなす接着剤を塗布する工程と、
    前記第一基材の一方の面に、粘着材を介して、前記部位同士の間に、該部位同士の対向する辺に沿って前記絶縁基材を貫通する孔が設けられたモジュールを貼付する工程と、
    前記第一基材と前記第二基材によって前記モジュール、前記粘着材および前記接着剤を挟むように、前記第二基材を配する工程と、
    前記第一基材および前記第二基材の外側から、前記第一基材、前記第二基材、前記モジュール、前記粘着材および前記接着剤から構成される積層体を加圧処理する工程と、を有することを特徴とするICカードの製造方法。

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