JP2009053086A - 圧力センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を抑え、安価な部品で簡単に組み立てることができ、組立工数やコストを低減できるとともに、回路の剛性を向上させて振動に強い圧力センサを提供すること。
【解決手段】圧力センサ1Aは、被測定圧力を電気信号に変換することで圧力を測定するものであり、継手部10と、センサ部20と、回路部30と、電気的接続手段50と、を備えている。回路部30は、台座部と、台座部の表面に設けられたフレキシブルシートと、ボンディングパッドと、ボンディングパッドと歪ゲージとを接続するボンディング線と、歪ゲージを覆うスペーサ35と、電気的接続手段50が接続する基板36と、スペーサ35の表面に形成されて電気的導通を図る回路パターン37と、チップコンデンサ38と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】圧力センサ1Aは、被測定圧力を電気信号に変換することで圧力を測定するものであり、継手部10と、センサ部20と、回路部30と、電気的接続手段50と、を備えている。回路部30は、台座部と、台座部の表面に設けられたフレキシブルシートと、ボンディングパッドと、ボンディングパッドと歪ゲージとを接続するボンディング線と、歪ゲージを覆うスペーサ35と、電気的接続手段50が接続する基板36と、スペーサ35の表面に形成されて電気的導通を図る回路パターン37と、チップコンデンサ38と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、被測定圧力を電気信号に変換することで圧力を測定する圧力センサに関する。
従来の圧力センサの構造を図11に示す。(A)は貫通コンデンサを使用した従来の圧力センサの上面図、(B)は貫通コンデンサを使用した従来の圧力センサの断面図である。
図11の圧力センサ100は、継手部110と、継手部110に接続されたセンサ部120と、センサ部120で検出した信号を増幅する回路部130と、ハウジング140とを備えている。
図11の圧力センサ100は、継手部110と、継手部110に接続されたセンサ部120と、センサ部120で検出した信号を増幅する回路部130と、ハウジング140とを備えている。
継手部110は、被測定流体が流通する配管(図示せず)に接続される。内周側に設けられる円柱状の空間は、流体が流通する導入孔としての流路111である。流路111の一端は、圧力導入口111Aとなっており、ここから図示しない配管から供給される流体が流入する。
センサ部120は、継手部110の圧力導入口111Aとは反対側に設けられている。流路111を塞ぐ有底円筒状に形成され、略円盤薄肉状のダイアフラム部121と、このダイアフラム部121の外周部に形成される円筒部122と、が一体的に形成されて構成されている。そして、ダイアフラム部121の一面側に歪ゲージ123が設けられる。
ダイアフラム部121は、流体が作用すると流体の圧力により弾性変形する。そして、歪ゲージ123は、このダイアフラム部121の弾性変形による歪み量に対応した電気信号を生成し、回路部130に出力する。
ダイアフラム部121は、流体が作用すると流体の圧力により弾性変形する。そして、歪ゲージ123は、このダイアフラム部121の弾性変形による歪み量に対応した電気信号を生成し、回路部130に出力する。
また、センサ部120は回路部130とともに略円筒状のケース部材125の内部に収納されている。ケース部材125は、その一端が継手部110に取り付けられ、他端はハウジング140に取り付けられる。
回路部130は、回路基板131と、フタ部132と、貫通コンデンサ133と、基板端子134と、フレキシブル基板135と、コネクタ端子136と、端子組137とを備えている。
回路基板131はセンサ部120の上部に配置される。回路基板131の表面には、ICチップ1311と電子部品1312が設けられ、電子部品1312からは基板端子134が回路基板131から離れる方向に延びている。
フタ部132は金属製で、回路基板131の全体を覆うように断面略コ字型の開口部を回路基板131側に向けて設置される。フタ部132には、貫通コンデンサ133を設けるための孔が形成され、この孔に半田付けによって貫通コンデンサ133が固定される。
回路基板131はセンサ部120の上部に配置される。回路基板131の表面には、ICチップ1311と電子部品1312が設けられ、電子部品1312からは基板端子134が回路基板131から離れる方向に延びている。
フタ部132は金属製で、回路基板131の全体を覆うように断面略コ字型の開口部を回路基板131側に向けて設置される。フタ部132には、貫通コンデンサ133を設けるための孔が形成され、この孔に半田付けによって貫通コンデンサ133が固定される。
貫通コンデンサ133は、ノイズをカットするために設けられるものである。貫通コンデンサ133の孔に、回路基板131の電子部品1312から延びる基板端子134を通して半田付けしている。
フレキシブル基板135は、基板端子134とコネクタ端子136とを電気的に接続するための部品である。フレキシブル基板135は、貫通コンデンサ133から延びた基板端子134と半田付けにより接続され、さらに、コネクタ端子136の一端と半田付けによって接続されている。
フレキシブル基板135は、基板端子134とコネクタ端子136とを電気的に接続するための部品である。フレキシブル基板135は、貫通コンデンサ133から延びた基板端子134と半田付けにより接続され、さらに、コネクタ端子136の一端と半田付けによって接続されている。
端子組137は樹脂で成形されており、コネクタ端子136をインサート成形している。コネクタ端子136と端子組137との間には微小な隙間があるため、コネクタ端子136を伝わって内部へ浸入する水を防ぐようにフタ部132の上面とハウジング140の間の空間にモールド樹脂138を充填している。
また、近年では、小型化、省スペース化が求められており、従来の圧力センサモジュールを小型化する技術が、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1では、半導体圧力センサ部、IC部、およびROM搭載部を、ボディ部とカバー部とに分散して配置することにより、チップの実装面積を小さくすることで小型化を図っている。
しかしながら、図11に示された圧力センサでは、部品点数が多く組立工数がかかること、高価な貫通コンデンサを使用していること、充填したモールド樹脂を硬化させるため常温で放置する時間が必要であること、などにより、コストアップの原因となっていた。また、貫通コンデンサを半田付けすることにより半田ボールに対する処置が必要となるため、組立工数がかかったり、回路基板に平板上のガラスエポキシ基板を使用しているため振動の影響を受けやすかった。
また、特許文献1では、電気的導通を図るためのリードが大量に使用されており、複雑な構造となっている。
また、特許文献1では、電気的導通を図るためのリードが大量に使用されており、複雑な構造となっている。
そこで、本発明の目的は、部品点数を抑え、安価な部品で簡単に組み立てることができ、組立工数やコストを低減できるとともに、回路の剛性を向上させて振動に強い圧力センサを提供することである。
本発明の圧力センサは、略環状のフランジ部と、このフランジ部の内周側に設けられ、圧力に応じて変位するダイアフラムと、このダイアフラムの変位を検出する歪ゲージと、前記ダイアフラムを覆うスペーサと、を備えた圧力センサであって、前記スペーサは、非導電性樹脂で形成されるとともに、その表面に前記歪ゲージと導電する回路パターンが形成され、前記回路パターンにはチップコンデンサが設けられ、前記スペーサと前記フランジ部との間に接着剤が塗布されていることを特徴とする。
この発明によれば、スペーサの表面に形成した回路パターンは立体成形技術により形成された回路パターンであり、この回路パターン上に電子部品であるチップコンデンサを実装し、回路パターンと一体化して形成する。したがって、回路内の導電性を維持したまま部品点数を大幅に減らすことができるとともに、小型化も図ることができる。
また、部品点数が減ることによって、各部品を半田付けする箇所も減るので、組立工数をさらに短縮することができる。
また、部品点数が減ることによって、各部品を半田付けする箇所も減るので、組立工数をさらに短縮することができる。
また、圧力センサのフランジ部に組み付けられたスペーサは、接着剤で固定されるので、簡単に密閉構造を構成することができる。したがって、塵や埃のほか、滲入する水分などから歪ゲージを保護することができ、精度の高い圧力センサを提供することができる。なお、従来用いていたモールド剤を使用する必要がないため、組立工数を削減することができる。
さらに、立体形状のスペーサの表面に回路パターンを形成したので、従来使用していた回路基板を必要としない。したがって、耐振剛性が向上する。
さらに、立体形状のスペーサの表面に回路パターンを形成したので、従来使用していた回路基板を必要としない。したがって、耐振剛性が向上する。
そして、チップコンデンサは、従来例で使用していた貫通コンデンサに比べて安価であるため、コストを大幅に低減することができる。さらに、チップコンデンサは予めスペーサに半田付けしておくことができるので、組立工程を簡便にすることができる。
また、貫通コンデンサを用いる必要がないため、半田ボールに対する処置を行う必要がなくなり、組立工程を簡略化することができる。
なお、スペーサを形成する非導電性樹脂は特に限定されないが、例えば、液晶ポリマ(LCP)やポリフタルアミド(PPA)などを用いることができる。
また、貫通コンデンサを用いる必要がないため、半田ボールに対する処置を行う必要がなくなり、組立工程を簡略化することができる。
なお、スペーサを形成する非導電性樹脂は特に限定されないが、例えば、液晶ポリマ(LCP)やポリフタルアミド(PPA)などを用いることができる。
本発明の圧力センサにおいて、前記接着剤は、導電性であることが好ましい。
この発明によれば、フランジ部とスペーサとの間に塗布された接着剤が導電性であるため、回路内の電気的導通を確実に行うことができる。
この発明によれば、フランジ部とスペーサとの間に塗布された接着剤が導電性であるため、回路内の電気的導通を確実に行うことができる。
本発明の圧力センサにおいて、前記スペーサには、電源と信号を取り出す電気的接続手段に接続している基板と係合するピンが一体的に形成され、このピンは、その表面に回路パターンが形成されていることが好ましい。
ここで、基板は、電気的特性を有するものであるが、例えば、ガラスエポキシ基板を使用することができる。この基板には、電源と信号を取り出すケーブルが半田付けされている。また、基板には、スペーサに一体形成されたピンが係合するための係合孔が設けられる。そして、この係合孔にピンが係合され、半田付けされる。
この発明によれば、表面に回路パターンが形成されたピンが、基板の係合孔に係合して半田付けされているので、スペーサの表面に形成された回路パターンと基板とが、ピンの表面に形成された回路パターンおよび半田付けを介して電気的に導通している。また、基板には電気的接続手段が接続されているので、電源を供給したり、電気信号を外部に出力することができる。したがって、圧力センサ内の電気的導通を確実に実施することができる。
ここで、基板は、電気的特性を有するものであるが、例えば、ガラスエポキシ基板を使用することができる。この基板には、電源と信号を取り出すケーブルが半田付けされている。また、基板には、スペーサに一体形成されたピンが係合するための係合孔が設けられる。そして、この係合孔にピンが係合され、半田付けされる。
この発明によれば、表面に回路パターンが形成されたピンが、基板の係合孔に係合して半田付けされているので、スペーサの表面に形成された回路パターンと基板とが、ピンの表面に形成された回路パターンおよび半田付けを介して電気的に導通している。また、基板には電気的接続手段が接続されているので、電源を供給したり、電気信号を外部に出力することができる。したがって、圧力センサ内の電気的導通を確実に実施することができる。
本発明の圧力センサにおいて、前記回路パターンは、ボンディング線によって前記歪ゲージに接続されていることが好ましい。
この発明によれば、歪ゲージで出力した電気信号を、ボンディング線を介して回路パターンに出力することができる。したがって、圧力センサ内を確実に導電させることができる。
この発明によれば、歪ゲージで出力した電気信号を、ボンディング線を介して回路パターンに出力することができる。したがって、圧力センサ内を確実に導電させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。各実施形態の説明において同一符号を付した部材は説明を省略もしくは簡略にする。
<第一実施形態>
図1は本発明の第一実施形態にかかる圧力センサの正面図、図2は図1のII−II断面図、図3は図1のIII−III断面図、図4は本発明の第一実施形態にかかる圧力センサの側面図、図5は図1のV−V断面図、図6は本発明の第一実施形態にかかる圧力センサの回路図である。
図1および図2において、1Aは圧力センサで、この圧力センサ1Aは、被測定圧力を電気信号に変換することで圧力を測定するものであり、継手部10と、センサ部20と、回路部30と、電気的接続手段50と、を備えている。
図1は本発明の第一実施形態にかかる圧力センサの正面図、図2は図1のII−II断面図、図3は図1のIII−III断面図、図4は本発明の第一実施形態にかかる圧力センサの側面図、図5は図1のV−V断面図、図6は本発明の第一実施形態にかかる圧力センサの回路図である。
図1および図2において、1Aは圧力センサで、この圧力センサ1Aは、被測定圧力を電気信号に変換することで圧力を測定するものであり、継手部10と、センサ部20と、回路部30と、電気的接続手段50と、を備えている。
[継手部10の構成]
図1に示されるように、継手部10は、被測定流体が流通する配管(図示せず)に接続される接続部11と、接続部11の外周面の一部に形成される略環状のフランジ部12と、が一体的に略円筒状に形成された部材であり、例えばステンレス鋼などで形成される。
また、図2に示されるように、この継手部10の内周側に設けられる円柱状の空間は、流体が流通する導入孔としての流路13となっている。流路13において、開口側の一端は、圧力導入口13Aとなっており、ここから図示しない配管から供給される流体が流入する。また、接続部11およびフランジ部12の境界には、この境界に沿ってOリング15が取り付けられている。
フランジ部12は、最大径を有するフランジ本体121と、フランジ本体121より小さい径を有し、後述のケース部材40が取り付けられる第一の被取付部122と、第一の被取付部122より小さい径を有し、後述のスペーサ35が取り付けられる第二の被取付部123と、で形成されている。
図1に示されるように、継手部10は、被測定流体が流通する配管(図示せず)に接続される接続部11と、接続部11の外周面の一部に形成される略環状のフランジ部12と、が一体的に略円筒状に形成された部材であり、例えばステンレス鋼などで形成される。
また、図2に示されるように、この継手部10の内周側に設けられる円柱状の空間は、流体が流通する導入孔としての流路13となっている。流路13において、開口側の一端は、圧力導入口13Aとなっており、ここから図示しない配管から供給される流体が流入する。また、接続部11およびフランジ部12の境界には、この境界に沿ってOリング15が取り付けられている。
フランジ部12は、最大径を有するフランジ本体121と、フランジ本体121より小さい径を有し、後述のケース部材40が取り付けられる第一の被取付部122と、第一の被取付部122より小さい径を有し、後述のスペーサ35が取り付けられる第二の被取付部123と、で形成されている。
[センサ部20の構成]
センサ部20は、継手部10の圧力導入口13Aとは反対側に設けられ、流路13を塞ぐ状態に形成されている。そして、このセンサ部20は、略円盤薄肉状のダイアフラム部21と、このダイアフラム部21の外周部に形成される円筒部22と、が一体的に形成され、ダイアフラム部21の一面側に歪ゲージ24が設けられる。歪ゲージ24は、ダイアフラム部21の外面上に形成されるシリコン酸化膜と、シリコン酸化膜のダイアフラム部21とは反対側の面上に形成されるゲージ本体と、を備えている。
なお、センサ部20は、略環状のフランジ部12の内周に収納される状態で配置される。
ダイアフラム部21は、流体が作用すると流体の圧力により弾性変形する。そして、歪ゲージ24が、このダイアフラム部21の弾性変形による歪み量に対応した電気信号を生成し、より正確な圧力値を検出する。
センサ部20は、継手部10の圧力導入口13Aとは反対側に設けられ、流路13を塞ぐ状態に形成されている。そして、このセンサ部20は、略円盤薄肉状のダイアフラム部21と、このダイアフラム部21の外周部に形成される円筒部22と、が一体的に形成され、ダイアフラム部21の一面側に歪ゲージ24が設けられる。歪ゲージ24は、ダイアフラム部21の外面上に形成されるシリコン酸化膜と、シリコン酸化膜のダイアフラム部21とは反対側の面上に形成されるゲージ本体と、を備えている。
なお、センサ部20は、略環状のフランジ部12の内周に収納される状態で配置される。
ダイアフラム部21は、流体が作用すると流体の圧力により弾性変形する。そして、歪ゲージ24が、このダイアフラム部21の弾性変形による歪み量に対応した電気信号を生成し、より正確な圧力値を検出する。
[回路部30の構成]
回路部30は、歪ゲージ24のゲージ本体で発生した電気信号を増幅し、増幅した電気信号を外部に伝達する機能を有する。
回路部30は、図2、図3および図4に示すように、円筒部22を囲む円筒状の台座部31と、台座部31の表面に設けられたフレキシブルシート32と、フレキシブルシート32上に設けられたボンディングパッド33と、ボンディングパッド33と歪ゲージ24とを接続するボンディング線34と、歪ゲージ24を覆って略円筒状に形成されたスペーサ35と、後述の電気的接続手段50が接続する基板36と、スペーサ35の表面に形成されて電気的導通を図る回路パターン37と、回路パターン37上に設けられたチップコンデンサ38と、を備えている。
回路部30は、歪ゲージ24のゲージ本体で発生した電気信号を増幅し、増幅した電気信号を外部に伝達する機能を有する。
回路部30は、図2、図3および図4に示すように、円筒部22を囲む円筒状の台座部31と、台座部31の表面に設けられたフレキシブルシート32と、フレキシブルシート32上に設けられたボンディングパッド33と、ボンディングパッド33と歪ゲージ24とを接続するボンディング線34と、歪ゲージ24を覆って略円筒状に形成されたスペーサ35と、後述の電気的接続手段50が接続する基板36と、スペーサ35の表面に形成されて電気的導通を図る回路パターン37と、回路パターン37上に設けられたチップコンデンサ38と、を備えている。
台座部31は、図2に示すように、フランジ部12と一体的に形成され、その内周側にセンサ部20が収納されている。台座部31の上面31Aがセンサ部20の歪ゲージ24と略同一面内にある状態に配置される。
フレキシブルシート32は、台座部31の上面31Aに載置され、図3に示すように、台座部31の上面31Aの形状と同様に、歪ゲージ24に接触しないように略円形状の孔321が中央に形成されている。
ボンディングパッド33は、歪ゲージ24を囲む状態でフレキシブルシート32の表面の4箇所に設けられる。
ボンディング線34は、ボンディングパッド33と歪ゲージ24とを接続するため、4本設けられている。
フレキシブルシート32は、台座部31の上面31Aに載置され、図3に示すように、台座部31の上面31Aの形状と同様に、歪ゲージ24に接触しないように略円形状の孔321が中央に形成されている。
ボンディングパッド33は、歪ゲージ24を囲む状態でフレキシブルシート32の表面の4箇所に設けられる。
ボンディング線34は、ボンディングパッド33と歪ゲージ24とを接続するため、4本設けられている。
スペーサ35は、液晶ポリマ(LCP)やポリフタルアミド(PPA)などの絶縁性樹脂で形成される。スペーサ35は、歪ゲージ24を覆う状態に略凹状に形成された凹部351と、この凹部351の開口部側とは反対側に一体的に形成された一対の壁部352と、で形成される。
凹部351は、歪ゲージ24との間に空間を形成するための外壁部3511および基部3512により略凹状に形成され、開口部を歪ゲージ24側に向けて設置されている。図2に示すように、外壁部3511の内周面が台座部31の外周面31Bに接し、外壁部3511の先端面3511Aがフランジ部12の第二の被取付部123に接する状態で取り付けられる。これにより、凹部351と歪ゲージ24との間には密閉空間が形成される。
また、外壁部3511には、その先端面3511Aの任意の位置に突出形状のピン354が2箇所設けられる。そして、外壁部3511の先端面3511Aが接する第二の被取付部123にも、これらのピン354と対応した位置にピン354と嵌合する2つのピン受部311が形成される。
そして、図2、図3および図4に示すように、台座部31の外周において、スペーサ35の2つのピン354に挟まれた部分では、フレキシブルシート32が台座部31の外周面31Bとスペーサ35の内周面との間に挟まれ、さらにスペーサ35の外周面35Aに沿った状態で、フレキシブルシート32の端部322がスペーサ35の外部に露出している。そして、端部322は半田付けにより固定されている。また、フレキシブルシート32を介して、スペーサ35とフランジ部12の第二の被取付部123との間に導電性の接着剤391が塗布されている。
凹部351は、歪ゲージ24との間に空間を形成するための外壁部3511および基部3512により略凹状に形成され、開口部を歪ゲージ24側に向けて設置されている。図2に示すように、外壁部3511の内周面が台座部31の外周面31Bに接し、外壁部3511の先端面3511Aがフランジ部12の第二の被取付部123に接する状態で取り付けられる。これにより、凹部351と歪ゲージ24との間には密閉空間が形成される。
また、外壁部3511には、その先端面3511Aの任意の位置に突出形状のピン354が2箇所設けられる。そして、外壁部3511の先端面3511Aが接する第二の被取付部123にも、これらのピン354と対応した位置にピン354と嵌合する2つのピン受部311が形成される。
そして、図2、図3および図4に示すように、台座部31の外周において、スペーサ35の2つのピン354に挟まれた部分では、フレキシブルシート32が台座部31の外周面31Bとスペーサ35の内周面との間に挟まれ、さらにスペーサ35の外周面35Aに沿った状態で、フレキシブルシート32の端部322がスペーサ35の外部に露出している。そして、端部322は半田付けにより固定されている。また、フレキシブルシート32を介して、スペーサ35とフランジ部12の第二の被取付部123との間に導電性の接着剤391が塗布されている。
一対の壁部352は、凹部351の基部3512の開口部側とは反対側の面3512Aに一体的に形成される。図5に示すように、面3512Aの中央には回路部品353が設けられており、一対の壁部352は、この回路部品353を挟んで対向する状態に設けられる。回路部品353としては、例えば、ICチップ等が用いられる。
壁部352の先端面352Aの任意の位置には突出形状の係合ピン355が、一対の壁部352の一方に2箇所、他方に2箇所、合計4箇所に設けられる。係合ピン355の表面には回路パターン356が形成され、スペーサ35の外周面に形成された回路パターン37と一体的に形成される。
壁部352の先端面352Aの任意の位置には突出形状の係合ピン355が、一対の壁部352の一方に2箇所、他方に2箇所、合計4箇所に設けられる。係合ピン355の表面には回路パターン356が形成され、スペーサ35の外周面に形成された回路パターン37と一体的に形成される。
基板36は、回路部30を外部の電源等と接続する電気的接続手段50に接続するものである。基板36としては、電気的特性を有するものであれば特に限定されないが、例えば、ガラスエポキシ基板等を使用することができる。
基板36には、前述の係合ピン355が嵌合するための係合孔361が、係合ピン355と対応する位置に形成されている。そして、係合ピン355が係合孔361に係合され、半田付けにより固定される。
また、基板36には、電気的接続手段50のケーブル511、512、513を係合するための挿通孔(図示しない)が形成されている。そして、この挿通孔にケーブル511、512、513が挿入され、半田付けにより固定されている。これにより、基板36と電気的接続手段50とが電気的に導通している。
基板36には、前述の係合ピン355が嵌合するための係合孔361が、係合ピン355と対応する位置に形成されている。そして、係合ピン355が係合孔361に係合され、半田付けにより固定される。
また、基板36には、電気的接続手段50のケーブル511、512、513を係合するための挿通孔(図示しない)が形成されている。そして、この挿通孔にケーブル511、512、513が挿入され、半田付けにより固定されている。これにより、基板36と電気的接続手段50とが電気的に導通している。
回路パターン37は、立体成形回路技術によりスペーサ35の表面に設けられ、歪ゲージ24のゲージ本体で発生した電気信号を増幅させながら電気的接続手段50に伝達する。
回路パターン37は、電気的に導通できればそのパターンは限定されない。図1、図2および図4に示すように、スペーサ35の表面に形成される。回路パターン37の一方の端部は、スペーサ35の外部に露出したフレキシブルシート32の端部322と半田付けにより接続している。そして、回路パターン37は凹部351の外周面および壁部352の外周面に形成され、回路部品353を介して、係合ピン355の表面に形成された回路パターン356へと接続する。
チップコンデンサ38は、回路パターン37の経路の途中に設けられる。例えば、スペーサ35の凹部351の外周面、壁部352の外周面に形成された回路パターン37上に設けられる。
回路パターン37は、電気的に導通できればそのパターンは限定されない。図1、図2および図4に示すように、スペーサ35の表面に形成される。回路パターン37の一方の端部は、スペーサ35の外部に露出したフレキシブルシート32の端部322と半田付けにより接続している。そして、回路パターン37は凹部351の外周面および壁部352の外周面に形成され、回路部品353を介して、係合ピン355の表面に形成された回路パターン356へと接続する。
チップコンデンサ38は、回路パターン37の経路の途中に設けられる。例えば、スペーサ35の凹部351の外周面、壁部352の外周面に形成された回路パターン37上に設けられる。
このような構成の回路部30は電気的に導通しており、図6に示されるような回路図で表される。
図6において、SENSORと表示される部品は図2および図3の歪ゲージ24であり、ここで検出された電気信号は、回路部品353で増幅され、ケーブル511、512、513に出力される。
図6において、SENSORと表示される部品は図2および図3の歪ゲージ24であり、ここで検出された電気信号は、回路部品353で増幅され、ケーブル511、512、513に出力される。
なお、センサ部20および回路部30は、略円筒状のケース部材40の内部に収納されている。ケース部材40は金属製であり、一端側がフランジ部12の被取付部122に取り付けられる。また、ケース部材40の他端側の面には、略円形状の孔41が中央に形成され、この孔41には電気的接続手段50が取り付けられる。
[電気的接続手段50の構成]
電気的接続手段50は、基板36と電気的に接続され、図示しない外部端末と回路部30とを連絡する例えば3本のケーブル511、512、513である。外部端末には回路部品353により増幅されたゲージ本体の電気信号を出力し、外部端末からは電源を回路部30に供給する。
また、これらのケーブル511、512、513は、ゴム部材52に取り付けられている。ゴム部材52は、略筒状の形状を有しており、3本の貫通孔521、522、523が長手方向に形成されている。そして、ゴム部材52は、ケース部材40の取付孔41に嵌合する状態で取り付けられる。
ケーブル511、512、513は、ゴム部材52の貫通孔521、522、523を貫通する状態で取り付けられ、その先端は基板36の挿通孔(図示しない)にそれぞれ挿入され、半田付けにより固定される。これにより、回路部30と電気的接続手段50とが電気的に導通する。
ゴム部材52としては、例えば、可塑化ポリ塩化ビニル(PVC)、クロロプレンゴム(CR)等を使用することができる。
電気的接続手段50は、基板36と電気的に接続され、図示しない外部端末と回路部30とを連絡する例えば3本のケーブル511、512、513である。外部端末には回路部品353により増幅されたゲージ本体の電気信号を出力し、外部端末からは電源を回路部30に供給する。
また、これらのケーブル511、512、513は、ゴム部材52に取り付けられている。ゴム部材52は、略筒状の形状を有しており、3本の貫通孔521、522、523が長手方向に形成されている。そして、ゴム部材52は、ケース部材40の取付孔41に嵌合する状態で取り付けられる。
ケーブル511、512、513は、ゴム部材52の貫通孔521、522、523を貫通する状態で取り付けられ、その先端は基板36の挿通孔(図示しない)にそれぞれ挿入され、半田付けにより固定される。これにより、回路部30と電気的接続手段50とが電気的に導通する。
ゴム部材52としては、例えば、可塑化ポリ塩化ビニル(PVC)、クロロプレンゴム(CR)等を使用することができる。
このような本実施形態によれば、以下のような作用効果がある。
(1)スペーサ35の表面に立体成形技術による回路パターン37を形成し、同時にチップコンデンサ38を実装して一体化させたので、部品点数を大幅に削減することができる。その結果、圧力センサ全体が小型化され、取り扱いが簡便になる。また、コストを大幅に低減することもできる。
(1)スペーサ35の表面に立体成形技術による回路パターン37を形成し、同時にチップコンデンサ38を実装して一体化させたので、部品点数を大幅に削減することができる。その結果、圧力センサ全体が小型化され、取り扱いが簡便になる。また、コストを大幅に低減することもできる。
(2)また、絶縁性樹脂からなるスペーサ35でダイアフラム部21および歪ゲージ24を覆い、スペーサ35とフランジ部12の第二の被取付部123との間に接着剤391を塗布しているので、簡単に密閉空間を形成することができる。したがって、組立工数を短縮することができる。また、密閉空間により歪ゲージ24を保護することができるので、精度の高い圧力センサを提供することができる。
(3)さらに、接着剤391は導電性であるので、フレキシブルシート32と回路パターン37とを確実に導電させることができる。
(4)そして、立体形状のスペーサ35に回路パターン37およびチップコンデンサ38や回路部品353などの電子部品を実装したので、耐振剛性に優れている。
(5)また、チップコンデンサ38は従来使用していた貫通コンデンサよりも安価であるので、コストを低減することができる。また、チップコンデンサ38は、予めスペーサ35に取り付けておくことができるので、組立工程における半田付け作業を行う必要がなく、簡単に組立を行うことができ、組立工数を短縮することができる。
(6)さらに、スペーサ35の壁部352の先端面に形成された係合ピン355の表面にも回路パターン356を形成した。回路パターン356は、スペーサ35の表面に形成された回路パターン37と一体成形されている。また、係合ピン355は、基板36の係合孔361に挿入され、さらに半田付けにより固定されている。これにより、回路パターン37と基板36とを確実に導電させることができる。
(7)そして、基板36として電気的特性を有するガラスエポキシ基板が使用され、挿通孔に挿入されたケーブル511、512、513は半田付けにより固定されている。したがって、基板36と電気的接続手段50であるケーブル511、512、513とを確実に導電させることができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態を図7および図8に基づいて説明する。
図7は本発明の第二実施形態にかかる圧力センサの正面図、図8は本発明の第二実施形態にかかる圧力センサの上面図である。
第二実施形態にかかる圧力センサ1Bは、電気的接続手段50が異なる以外は第一実施形態と同様の構成であるので、電気的接続手段のみを説明する。なお、第二実施形態では電気的接続手段60とする。
次に、本発明の第二実施形態を図7および図8に基づいて説明する。
図7は本発明の第二実施形態にかかる圧力センサの正面図、図8は本発明の第二実施形態にかかる圧力センサの上面図である。
第二実施形態にかかる圧力センサ1Bは、電気的接続手段50が異なる以外は第一実施形態と同様の構成であるので、電気的接続手段のみを説明する。なお、第二実施形態では電気的接続手段60とする。
[電気的接続手段60の構成]
電気的接続手段60は、図7および図8に示すように、コネクタタイプとなっている。コネクタ端子61と、このコネクタ端子61を内部に収納したハウジング62と、このハウジング62とケース部材40の内周側とに接する状態で設けられたOリング63と、を備えている。
コネクタ端子61はハウジング62の内部に収納されており、一方の端部は基板36の挿通孔に挿入され、半田付けにより固定されている。また、コネクタ端子61の他方の端部は、図8に示すように、ハウジング62内で突出しており、外部の接続端子と接続できるようになっている。
ハウジング62は、コネクタ端子61を収納する略円筒状に形成された樹脂製の部材である。ハウジング62は、ケース部材40の孔41に嵌合される本体621と、本体621の外周よりも小さい径の外周を有する取付部622が一体的に形成されている。取付部622は、その外周面に等間隔に配置された3つの突起部623を備えている。この突起部623により、外部の接続端子を備えたケース部材と嵌合することができる。
Oリング63は、本体621とケース部材40との間に設けられ、ケース部材40の内部を密閉する。
電気的接続手段60は、図7および図8に示すように、コネクタタイプとなっている。コネクタ端子61と、このコネクタ端子61を内部に収納したハウジング62と、このハウジング62とケース部材40の内周側とに接する状態で設けられたOリング63と、を備えている。
コネクタ端子61はハウジング62の内部に収納されており、一方の端部は基板36の挿通孔に挿入され、半田付けにより固定されている。また、コネクタ端子61の他方の端部は、図8に示すように、ハウジング62内で突出しており、外部の接続端子と接続できるようになっている。
ハウジング62は、コネクタ端子61を収納する略円筒状に形成された樹脂製の部材である。ハウジング62は、ケース部材40の孔41に嵌合される本体621と、本体621の外周よりも小さい径の外周を有する取付部622が一体的に形成されている。取付部622は、その外周面に等間隔に配置された3つの突起部623を備えている。この突起部623により、外部の接続端子を備えたケース部材と嵌合することができる。
Oリング63は、本体621とケース部材40との間に設けられ、ケース部材40の内部を密閉する。
このような第二実施形態によれば、第一実施形態と同様の作用効果および以下の作用効果を奏することができる。
(8)ハウジング62とケース部材40の内周側にOリング63が設けられたので、ケース部材40の内部を密封することができる。すなわち、従来例のようにモールド樹脂を充填しなくても密封性を確保することができるので、組立工数を短縮することができる。
(8)ハウジング62とケース部材40の内周側にOリング63が設けられたので、ケース部材40の内部を密封することができる。すなわち、従来例のようにモールド樹脂を充填しなくても密封性を確保することができるので、組立工数を短縮することができる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態を図9および図10に基づいて説明する。
図9は本発明の第三実施形態にかかる圧力センサの要部拡大断面図、図10は図9の上面図である。
第三実施形態にかかる圧力センサは、回路部30が異なる以外は第一実施形態と同様の構成であるので、回路部について説明する。なお、第三実施形態では回路部80とする。
次に、本発明の第三実施形態を図9および図10に基づいて説明する。
図9は本発明の第三実施形態にかかる圧力センサの要部拡大断面図、図10は図9の上面図である。
第三実施形態にかかる圧力センサは、回路部30が異なる以外は第一実施形態と同様の構成であるので、回路部について説明する。なお、第三実施形態では回路部80とする。
[回路部80の構成]
回路部80は、歪ゲージ24のゲージ本体で発生した電気信号を増幅し、増幅した電気信号を外部に伝達する機能を有する。
回路部80は、円筒部22を囲む円筒状の第一のスペーサ81と、第一のスペーサ81の上部に設けられ、歪ゲージ24と第一のスペーサ81との空間を密閉する第二のスペーサ82と、立体成形技術により形成された回路パターン83と、回路部品84と、を備えている。
第一のスペーサ81および第二のスペーサ82は、液晶ポリマ(LCP)やポリフタルアミド(PPA)などの絶縁性樹脂で形成される。
回路部80は、歪ゲージ24のゲージ本体で発生した電気信号を増幅し、増幅した電気信号を外部に伝達する機能を有する。
回路部80は、円筒部22を囲む円筒状の第一のスペーサ81と、第一のスペーサ81の上部に設けられ、歪ゲージ24と第一のスペーサ81との空間を密閉する第二のスペーサ82と、立体成形技術により形成された回路パターン83と、回路部品84と、を備えている。
第一のスペーサ81および第二のスペーサ82は、液晶ポリマ(LCP)やポリフタルアミド(PPA)などの絶縁性樹脂で形成される。
第一のスペーサ81は略円筒状に形成され、その内部には、センサ部20を収納するための収納部811と、歪ゲージ24が設けられている面22Aと略同一面を底面(底面812A)とした凹状の凹部812と、を有している。
収納部811は、センサ部20が収まる程度の大きさの径を有した空間である。
収納部811は、センサ部20が収まる程度の大きさの径を有した空間である。
凹部812は、図10に示すように、その底面812Aに、歪ゲージ24を囲む状態で4箇所に設けられたボンディングパッド813と、ボンディングパッド813と歪ゲージ24とを接続するボンディング線814と、電気的導通を図る回路パターン83と、を備えている。
また、凹部812を形成する壁部8121の先端面8121Aには、任意の位置に4つの係合ピン816が突出して設けられている。
回路パターン83は、立体回路形成技術によるもので、ボンディングパッド813から底面812A、壁面812B、そして係合ピン816の表面にわたって形成されている。
また、凹部812を形成する壁部8121の先端面8121Aには、任意の位置に4つの係合ピン816が突出して設けられている。
回路パターン83は、立体回路形成技術によるもので、ボンディングパッド813から底面812A、壁面812B、そして係合ピン816の表面にわたって形成されている。
第二のスペーサ82は、略円盤状に形成され、その表面の略中央には回路部品84やチップコンデンサ85などの電子部品が設けられ、立体成形技術による回路パターン(図示しない)により電気的に接続している。また、前述の係合ピン816が係合するための係合孔821が、係合ピン816と対応する位置に形成されている。
そして、係合ピン816は係合孔821に係合され、さらに半田付けにより固定される。
このような構成の回路部80において、歪ゲージ24で出力された電気信号は、ボンディング線814、ボンディングパッド813、回路パターン83を経由して回路部品84およびチップコンデンサ85を介して、電気的接続手段90のケーブル91と接続する。
そして、係合ピン816は係合孔821に係合され、さらに半田付けにより固定される。
このような構成の回路部80において、歪ゲージ24で出力された電気信号は、ボンディング線814、ボンディングパッド813、回路パターン83を経由して回路部品84およびチップコンデンサ85を介して、電気的接続手段90のケーブル91と接続する。
電気的接続手段90は、第二のスペーサ82と電気的に接続され、図示しない外部端末と回路部80とを連絡する例えば3本のケーブル911、912、913である。ケーブル911、912、913は、ゴム部材92の長手方向に形成された貫通孔を貫通する状態でそれぞれ取り付けられ、その先端は第二のスペーサ82の挿通孔にそれぞれ挿入されている。これにより、回路部80と電気的接続手段90とが電気的に導通する。
さらに、密封性をあげるために、第一のスペーサ81と第二のスペーサ82とが接する境界点に接着剤86を塗布し、さらに、第一のスペーサ81とフランジ部12との間に接着剤87を塗布することにより、歪ゲージ24が設けられている空間を密閉している。
このような第三実施形態によれば、第一実施形態の作用効果(4)および以下の作用効果を奏することができる。
(9)このような構成であれば、歪ゲージ24で出力した電気信号は、ボンディング線814、ボンディングパッド813、回路パターン83を経由して、回路部品84で増幅され、電気的接続手段に確実に導電される。
(9)このような構成であれば、歪ゲージ24で出力した電気信号は、ボンディング線814、ボンディングパッド813、回路パターン83を経由して、回路部品84で増幅され、電気的接続手段に確実に導電される。
(10)歪ゲージ24を覆うように、絶縁性樹脂からなる第一のスペーサ81および第二のスペーサ82を組み付け、各部材の隙間に接着剤86および87を塗布しているので、簡単に密閉空間を形成することができる。
したがって、組立工数を短縮することができ、また、密閉空間により歪ゲージ24を保護することができるので、精度の高い圧力センサを提供することができる。
したがって、組立工数を短縮することができ、また、密閉空間により歪ゲージ24を保護することができるので、精度の高い圧力センサを提供することができる。
(11)第一のスペーサ81および第二のスペーサ82の表面に立体成形技術による回路パターン83を形成し、同時に電子部品も実装して一体化させたので、部品点数を大幅に削減することができる。その結果、圧力センサ全体が小型化され、取り扱いが簡便になる。また、コストを大幅に低減することもできる。さらに、耐振剛性にも優れている。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的および効果を達成できる範囲内での変形や改良が本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。また、本発明を実施する際における具体的な構造および形状等は、本発明の目的および効果を達成できる範囲内において、他の構造や形状等としても問題はない。
本発明は、建設機械や工業用油圧ユニットの油圧検出などの圧力センサに利用することができる。
1A、1B、1C…圧力センサ
10…継手部
20…センサ部
21…ダイアフラム部
24…歪ゲージ
30…回路部
35…スペーサ
36…基板
37…回路パターン
40…ケース部材
50…電気的接続手段
80…回路部
10…継手部
20…センサ部
21…ダイアフラム部
24…歪ゲージ
30…回路部
35…スペーサ
36…基板
37…回路パターン
40…ケース部材
50…電気的接続手段
80…回路部
Claims (4)
- 略環状のフランジ部と、このフランジ部の内周側に設けられ、圧力に応じて変位するダイアフラムと、このダイアフラムの変位を検出する歪ゲージと、前記ダイアフラムを覆うスペーサと、を備えた圧力センサであって、
前記スペーサは、非導電性樹脂で形成されるとともに、その表面に前記歪ゲージと導電する回路パターンが形成され、
前記回路パターンにはチップコンデンサが設けられ、
前記スペーサと前記フランジ部との間に接着剤が塗布されている
ことを特徴とする圧力センサ。 - 請求項1に記載の圧力センサにおいて、
前記接着剤は、導電性である
ことを特徴とする圧力センサ。 - 請求項1または請求項2に記載の圧力センサにおいて、
前記スペーサには、電源と信号を取り出す電気的接続手段に接続している基板と係合するピンが一体的に形成され、
このピンは、その表面に回路パターンが形成されている
ことを特徴とする圧力センサ。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の圧力センサにおいて、
前記回路パターンは、ボンディング線によって前記歪ゲージに接続されている
ことを特徴とする圧力センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007221033A JP2009053086A (ja) | 2007-08-28 | 2007-08-28 | 圧力センサ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007221033A JP2009053086A (ja) | 2007-08-28 | 2007-08-28 | 圧力センサ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009053086A true JP2009053086A (ja) | 2009-03-12 |
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JP2007221033A Pending JP2009053086A (ja) | 2007-08-28 | 2007-08-28 | 圧力センサ |
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JP (1) | JP2009053086A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014238365A (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | 長野計器株式会社 | センサ |
-
2007
- 2007-08-28 JP JP2007221033A patent/JP2009053086A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014238365A (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | 長野計器株式会社 | センサ |
CN104236785A (zh) * | 2013-06-10 | 2014-12-24 | 长野计器株式会社 | 传感器 |
US9389134B2 (en) | 2013-06-10 | 2016-07-12 | Nagano Keiki Co., Ltd. | Synthetic resin based pressure sensor with a three-dimensional circuit |
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