JP2009052974A - 電池容量推定回路、及び電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池からの電力供給を中断することなく、二次電池を放電終止状態まで放電させなくても満充電容量を補正することができる電池容量推定回路、及びこれを備えた電池パックを提供する。
【解決手段】組電池14に流れる電流を検出する電流検出抵抗16と、電流検出抵抗16によって検出される電流に基づき、組電池14の充電電荷量及び放電電荷量のうち少なくとも一方を積算する積算部212と、積算部212によって積算される積算電荷量が予め設定された設定電荷量だけ増加する都度、組電池14の満充電容量を示す満充電容量値を減少させることにより、当該満充電容量値を新たに推定する電池容量推定部214とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池の満充電容量を推定する電池容量推定回路、及びこれを備えた電池パックに関する。
電池を用いる電子機器の高性能化や、アプリケーションの多様化によって、電池の高性能化を上回るペースで、電子機器の消費電力が拡大している。そこで、電池に充電されている使用可能な電荷量、すなわち残電荷量(残使用時間)予測の重要性が増しており、二次電池を使用するパーソナルコンピュータやビデオカメラなどでは、電子機器が電池パックと通信を行い、演算によって得られた推定残量を電子機器に表示するようになっている。
二次電池の残電荷量は、二次電池の充放電電流を検出して充電電荷量と放電電荷量とを加減算することにより求められる。しかしながら、特に二次電池では、充放電の繰返しによる内部抵抗の増加などの劣化(放電特性の変化)によって満充電時の電池容量、すなわち放電可能な満充電容量FCC(実力容量Full Charge Capacity)が減少してゆくため、二次電池の充放電を繰り返すうちに、算出された残電荷量と実際の残電荷量との間にずれが生じてしまう。そのため、正確に残電荷量を推定することが難しい。満充電容量は、標準的な温度において、たとえば満充電から残量が0%になるまでの1サイクルの使用で、0.05%程度減少する。
そこで、所定の中間放電状態から満充電までの充電時間を予め特性データとして記憶しておき、充電回路と放電回路を駆使して所定の中間放電状態にした後に満充電までの充電時間と特性を測定し、劣化度を算出して満充電容量を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、二次電池を放電させて、二次電池の実使用上利用できる残容量がゼロである放電終止状態(例えばリチウムイオン二次電池では、端子電圧が3V程度の状態)になったことを検出したときに、推定残量が正の値であった場合、当該誤差量に基づき二次電池の満充電容量を補正する技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、満充電状態から放電終止状態までの放電電流の積算量を算出することで、満充電容量を算出する技術も知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2005−265801号公報 特開2003−315430号公報 特開2003−232839号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、満充電容量を検出するために、意図的に所定の中間放電状態で放電を止めて満充電までの充電を行う必要がある。そのため、機器の使用中に満充電容量を検出することはできない。また、特許文献2や特許文献3に記載の技術では、満充電容量を補正するために、放電終止状態まで二次電池を放電させる必要がある。
しかしながら、携帯型パーソナルコンピュータ等、機器に電池パックを取り付けたままACアダプタ等を用いて商用電源に接続可能な機器では、商用電源に接続しっぱなしで使用されることが多く、二次電池を放電しないまま長時間使用されることが多い。また、電池パックによって機器が駆動される場合であっても、放電途中で充電を促すアラームが出るなどして、二次電池が放電終止状態まで放電する前に充電が行われることが多い。そのため、満充電容量が補正されないまま長時間機器が使用されて、推定残電荷量の誤差が累積してしまうという、不都合があった。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、二次電池からの電力供給を中断することなく、二次電池を放電終止状態まで放電させなくても満充電容量を補正することができる電池容量推定回路、及びこれを備えた電池パックを提供することを目的とする。
本発明に係る電池容量推定回路は、二次電池と、前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部によって検出される電流に基づき、前記二次電池の充電電荷量及び放電電荷量のうち少なくとも一方を積算する積算部と、前記積算部によって積算される積算電荷量が予め設定された設定電荷量だけ増加する都度、前記二次電池の満充電容量を示す満充電容量値を減少させることにより、当該満充電容量値を新たに推定する電池容量推定部とを備える。
この構成によれば、電流検出部によって、二次電池に流れる電流が検出される。また、積算部によって、電流検出部により検出される電流に基づき、二次電池の充電電荷量及び放電電荷量のうち少なくとも一方が積算される。そして、電池容量推定部によって、積算部で積算される積算電荷量が予め設定された設定電荷量だけ増加する都度、二次電池の満充電容量を示す満充電容量値を減少させることにより、新たな満充電容量値が推定される。この場合、背景技術のように、満充電容量値を推定するために、意図的に所定の中間放電状態で放電を止めたり、放電終止状態まで放電させたりする必要がないので、二次電池からの電力供給を中断することなく、二次電池を放電終止状態まで放電させなくても満充電容量を補正することができる。
また、前記電流検出部によって検出される前記二次電池の充放電電流に基づき、前記二次電池における充電電荷量の加算と放電電荷量の減算とを累積的に行うことにより、前記二次電池に充電されている残電荷量を算出する残電荷量算出部と、前記電池容量推定部によって推定された前記満充電容量値に対する、前記残電荷量算出部で算出される残電荷量の比率を、残量情報として算出する残量情報算出部と、前記残量情報算出部で算出された残量情報を報知する残量情報報知部とをさらに備え、前記積算部は、前記電流検出部によって検出される前記二次電池の充電電流に基づき、前記積算電荷量を算出することが好ましい。
この構成によれば、残電荷量算出部によって、電流検出部により検出される二次電池の充放電電流に基づき、二次電池における充電電荷量の加算と放電電荷量の減算とが累積的に行われて、二次電池に充電されている残電荷量が算出される。また、残量情報算出部によって、電池容量推定部で推定された満充電容量値に対する、残電荷量算出部で算出される残電荷量の比率が、残量情報として算出される。そして、残量情報報知部によって、残量情報算出部で算出された残量情報が報知される。さらに、積算部によって、電流検出部により検出される二次電池の充電電流に基づき、積算電荷量が算出される。
この場合、積算電荷量が、二次電池の充電電流に基づき算出されるため、積算電荷量が予め設定された設定電荷量だけ増加するタイミング、すなわち電池容量推定部によって新たな満充電容量値が推定されるタイミングは、充電時となる。また、新たな満充電容量値は元の満充電容量値より減少するため、残量情報は増大する。そうすると、電池容量推定部によって新たな満充電容量値が推定されると残量の増大を示す残量情報が充電時に報知されることとなる。充電時であれば、残量の増大を示す残量情報が報知されても、ユーザに与える違和感を低減することができる。
また、前記電流検出部によって検出される前記二次電池の充放電電流に基づき、前記二次電池における充電電荷量の加算と放電電荷量の減算とを累積的に行うことにより、前記二次電池に充電されている残電荷量を算出する残電荷量算出部と、前記電池容量推定部によって推定された前記満充電容量値に対する、前記残電荷量算出部で算出された残電荷量の比率を、残量情報として算出する残量情報算出部と、前記残量情報算出部で算出された残量情報を報知する残量情報報知部とをさらに備え、前記積算部は、前記電流検出部によって検出される前記二次電池の放電電流に基づき、前記積算電荷量を算出し、前記電池容量推定部は、前記二次電池が充電されるのを待って、前記残量情報算出部において前記残量情報の算出に用いられる満充電容量値を、新たな推定値に更新するようにしてもよい。
この構成によれば、残電荷量算出部によって、電流検出部により検出される二次電池の充放電電流に基づき、二次電池における充電電荷量の加算と放電電荷量の減算とが累積的に行われて、二次電池に充電されている残電荷量が算出される。また、残量情報算出部によって、電池容量推定部で推定された満充電容量値に対する、残電荷量算出部で算出される残電荷量の比率が、残量情報として算出される。そして、残量情報報知部によって、残量情報算出部で算出された残量情報が報知される。さらに、積算部によって、電流検出部により検出される二次電池の放電電流に基づき、積算電荷量が算出される。そして、電池容量推定部によって、残量情報算出部において前記残量情報の算出に用いられる満充電容量値が、二次電池が充電されるのを待って、新たな推定値に更新される。
この場合、積算電荷量が、二次電池の放電電流に基づき算出されるため、積算電荷量が予め設定された設定電荷量だけ増加するタイミング、すなわち電池容量推定部によって新たな満充電容量値が推定されるタイミングは、放電時となる。また、新たな満充電容量値は元の満充電容量値より減少するため、残量情報は増大する。従って、もし仮に電池容量推定部によって新たに推定された満充電容量値が、速やかに残量情報算出部において残量情報の算出に用いられると、放電中に残量の増大を示す残量情報が報知されることとなって、ユーザに与える違和感が増大する。しかしながら、電池容量推定部によって、残量情報算出部において残量情報の算出に用いられる満充電容量値が、二次電池が充電されるのを待って新たな推定値に更新されるので、残量の増大を示す残量情報は、二次電池の充電中に報知される。充電時であれば、残量の増大を示す残量情報が報知されても、ユーザに与える違和感を低減することができる。
また、前記残電荷量算出部は、前記二次電池が実質的に満充電になった場合、前記電池容量推定部によって推定された前記満充電容量値を、前記残電荷量とすることが好ましい。
この構成によれば、二次電池が実質的に満充電になった場合、残電荷量算出部によって、電池容量推定部によって推定された満充電容量値が、残電荷量とされるので、残電荷量算出部により算出される残電荷量の累積誤差を補正することができる。
また、前記電池容量推定部は、さらに、前記二次電池が実質的に満充電の状態に維持されたまま、予め設定された判定時間を超える都度、前記二次電池の満充電容量値を、所定の減算量だけ減少させて新たに当該満充電容量値を推定することが好ましい。
この構成によれば、電池容量推定部によって、さらに、二次電池が実質的に満充電の状態に維持されたまま、予め設定された判定時間を超える都度、二次電池の満充電容量値が、所定の減算量だけ減少されて新たに満充電容量値が推定される。従って、二次電池が実質的に満充電の状態に維持されたまま時間の経過に伴って劣化し、実際の満充電容量値が減少した場合であっても、判定時間を超える都度、推定の満充電容量値が減算量だけ減少されることで、実際の満充電容量値に近づくように新たな満充電容量値を推定することができる。
また、前記二次電池の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部により検出される温度が高いほど、前記減算量が大きくなるように当該減算量を設定する減算量設定部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、温度検出部によって、二次電池の温度が検出され、減算量設定部によって、温度検出部により検出される温度が高いほど、前記判定時間を超える都度における満充電容量値の減算量が大きくされる。これにより、温度環境を考慮して、満充電容量値の補正精度が向上される。
また、本発明に係る電池パックは、上述の電池容量推定回路と、前記二次電池を充放電するための接続端子とを備える。
この構成によれば、電池パックにおいて、二次電池からの電力供給を中断することなく、二次電池を放電終止状態まで放電させなくても満充電容量を補正することができる。
このような構成の電池容量推定回路、及び電池パックは、電流検出部によって、二次電池に流れる電流が検出される。また、積算部によって、電流検出部により検出される電流に基づき、二次電池の充電電荷量及び放電電荷量のうち少なくとも一方が積算される。そして、電池容量推定部によって、積算部で積算される積算電荷量が予め設定された設定電荷量だけ増加する都度、二次電池の満充電容量を示す満充電容量値を減少させることにより、新たな満充電容量値が推定される。この場合、背景技術のように、満充電容量値を推定するために、意図的に所定の中間放電状態で放電を止めたり、放電終止状態まで放電させたりする必要がないので、二次電池からの電力供給を中断することなく、二次電池を放電終止状態まで放電させなくても満充電容量を補正することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る電池容量推定回路21を備えた電池パック2、及びこの電池パック2を充電する充電装置3の構成の一例を示すブロック図である。そして、図1に示す電池パック2と充電装置3とが組み合わされて、充電システム1が構成されている。なお、この充電システム1は、電池パック2から給電が行われる図示しない負荷装置をさらに含めて電子機器システムとして構成されてもよい。その場合、電池パック2は、図1では充電装置3から充電が行われるけれども、該電池パック2が前記負荷装置に装着されて、負荷装置を通して充電が行われてもよい。
電池パック2は、接続端子11,12,13、組電池14(二次電池)、電圧検出回路15、電流検出抵抗16(電流検出部)、温度センサ17、制御IC18、及びスイッチング素子Q1,Q2を備えている。また、制御IC18は、アナログデジタル(A/D)変換器201と、制御部202と、通信部203とを備えている。
充電装置3は、接続端子31,32,33、制御IC34、充電電流供給部35、及び表示部38を備えている。制御IC34は、通信部36と制御部37とを備えている。充電電流供給部35は、制御部37からの制御信号に応じた電流を、接続端子31,32を介して電池パック2へ供給する電源回路である。制御部37は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成された制御回路である。
電池パック2及び充電装置3は、給電を行う直流ハイ側の接続端子11,31と、通信信号用の接続端子13,33と、給電および通信信号のための接続端子12,32とによって相互に接続される。
電池パック2では、接続端子11は、放電用のスイッチング素子Q1と充電用のスイッチング素子Q2とを介して組電池14の正極に接続されている。スイッチング素子Q1,Q2としては、例えばpチャネルのFET(Field Effect Transistor)が用いられる。スイッチング素子Q1は、寄生ダイオードのアノードが接続端子11の方向にされている。また、スイッチング素子Q2は、寄生ダイオードのアノードが組電池14の方向にされている。
また、接続端子12は、電流検出抵抗16を介して組電池14の負極に接続されており、接続端子11からスイッチング素子Q1,Q2、組電池14、及び電流検出抵抗16を介して接続端子12に至る電流経路が構成されている。
電流検出抵抗16は、組電池14の充電電流および放電電流を電圧値に変換する。組電池14は、複数、例えば三個の二次電池141,142,143が直列に接続された組電池である。二次電池141,142,143は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池等の二次電池である。なお、組電池14は、例えば単電池であってもよく、例えば複数の二次電池が並列接続された組電池であってもよく、直列と並列とが組み合わされて接続された組電池であってもよい。
温度センサ17は、二次電池141,142,143の温度を検出する温度センサである。そして、二次電池141,142,143の温度は温度センサ17によって検出され、制御IC18内のアナログデジタル変換器201に入力される。また、組電池14の端子電圧Vt、及び二次電池141,142,143の各端子電圧V1,V2,V3は電圧検出回路15によってそれぞれ読取られ、制御IC18内のアナログデジタル変換器201に入力される。さらにまた、電流検出抵抗16によって検出された充放電電流Icの電流値も、制御IC18内のアナログデジタル変換器201に入力される。アナログデジタル変換器201は、各入力値をデジタル値に変換して、制御部202へ出力する。
アナログデジタル変換器201は、例えば、充放電電流Icの電流値を、組電池14を充電する方向の電流をプラス、組電池14から放電される方向の電流をマイナスで表すものとする。
制御部202は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、これらの周辺回路等とを備えて構成されている。そして、制御部202は、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、充放電制御部211、積算部212、減算量設定部213、電池容量推定部214、残電荷量算出部215、残量情報算出部216、及び残量情報報知部217として機能する。
この場合、組電池14、電流検出抵抗16、温度センサ17、アナログデジタル変換器201、通信部203、積算部212、減算量設定部213、電池容量推定部214、残電荷量算出部215、残量情報算出部216、及び残量情報報知部217が、電池容量推定回路21の一例に相当している。
充放電制御部211は、アナログデジタル変換器201からの各入力値に応答して、充電装置3に対して、出力を要求する充電電流の電圧値、電流値を演算し、通信部203から接続端子13,32を介して充電装置3へ送信することで、例えばCCCV(定電流定電圧)充電を行う。
具体的には、充放電制御部211は、例えば、充電装置3から、電流値Iccの充電電流Icを供給させることにより定電流充電を実行し、組電池14の端子電圧Vtが予め設定された充電終止電圧Vfに達すると、充電終止電圧Vfを充電電圧として印加することで組電池14を充電する定電圧充電に切り替える。そして、充放電制御部211は、組電池14に流れる充電電流Icが充電終止電流値Ia以下になると、組電池14が満充電になったものと判定して充電を終了する。
電流値Iccは、たとえば公称容量値NCを定電流放電して、1時間で放電できるレベルを1C(1It)として、その70%に、並列セル数PNを乗算した電流値(例えば、NC=2000mAhで、2個並列であるとき、70%で2800mA)に設定されている。充電終止電流値Iaは、通常、0.05ItA(ItA=電池容量(Ah)/1(h))程度に設定されている。
充電終止電圧Vfは、二次電池141,142,143がリチウムイオン二次電池の場合、例えば、二次電池141,142,143の負極電位が実質的に0Vになったときの、正極電位と負極電位との電位差すなわち二次電池141,142,143の端子電圧V1,V2,V3を基準電圧Veとしたとき、基準電圧Veに直列セル数SNを乗じた電圧が用いられる。基準電圧Veは、リチウムイオン二次電池の場合、正極活物質としてコバルト酸リチウムを用いたときに約4.2V、正極活物質としてマンガン酸リチウムを用いたときに約4.3Vとなる。例えば基準電圧Veが約4.2Vであれば、充電終止電圧Vfとして、例えば4.2V×3=12.6Vが予め設定されている。
なお、「負極電位が実質的に0V」とは、二次電池141,142,143の温度等の環境条件や、製造上の特性バラツキ、測定誤差等によるバラツキの範囲を0Vに含む意であり、例えば負極電位が0V±0.1Vの範囲となることを示すものとする。そして、二次電池141,142,143の開路電圧(OCV)が基準電圧Veになったとき、二次電池141,142,143が満充電状態、すなわち充電深度(SOC)が100%となる。
また、「実質的に満充電」とは、二次電池141,142,143が完全に満充電となった場合のみならず、略満充電と考えられる範囲を含む意味であり、例えば充電深度(SOC)が満充電より5%程度少ない場合を含み、例えば充電深度が95%以上の場合を「実質的に満充電」とする。また、例えば二次電池141,142,143の開路電圧(OCV)が基準電圧Veより5%程度少ない場合を含み、例えば開路電圧(OCV)が基準電圧Veの95%以上となる場合を「実質的に満充電」とする。
この場合、電池パック2が工場から出荷された際の満充電容量FCC、すなわち新品の電池パック2の満充電容量FCCが、公称容量値NCに相当している。
図1に示す電池パック2のように二次電池が組電池にされている場合には、組電池14の開路電圧(OCV)が充電終止電圧Vf(=Ve×SN)になったとき、満充電状態になったものとする。組電池14では、二次電池141,142,143のアンバランスにより、端子電圧V1,V2,V3の間に差異が生じる場合がある。そのため、組電池14が満充電になっていても、二次電池141,142,143の一部は満充電にならない場合がある。
組電池14においては、「実質的に満充電」とは、組電池14が完全に満充電となった場合のみならず、略満充電と考えられる範囲を含む意味であり、例えば組電池14の充電深度(SOC)が満充電より5%程度少ない場合を含み、例えば組電池14の充電深度が95%以上の場合を「実質的に満充電」とする。また、例えば組電池14の開路電圧(OCV)が充電終止電圧Vfより5%程度少ない場合を含み、例えば組電池14の開路電圧(OCV)が充電終止電圧Vfの95%以上となる場合を「実質的に満充電」とする。
なお、充放電制御部211の充電方法はCCCV充電に限られず、定電流充電の後にパルス状に充電電流を供給するパルス充電を行うものや、定電流充電の後に微少電流により充電を行うトリクル充電等を行うもの等、種々の充電方式を用いることができる。また、図略の負荷回路へ負荷電流を供給しながら組電池14を充電する構成であってもよい。
また、充放電制御部211は、アナログデジタル変換器201からの各入力値から、接続端子11,12間の短絡や充電装置3からの異常電流などの電池パック2の外部における異常や、組電池14の異常な温度上昇等の異常を検出する。具体的には、例えば、電流検出抵抗16によって検出された電流値が、予め設定された異常電流判定閾値を超えると、接続端子11,12間の短絡や充電装置3からの異常電流に基づく異常が生じたと判定し、例えば温度センサ17によって検出された組電池14の温度が予め設定された異常温度判定閾値を超えると、組電池14の異常が生じたと判定する。そして、充放電制御部211は、このような異常を検出した場合、スイッチング素子Q1,Q2をオフさせて、過電流や過熱等の異常から、組電池14を保護する保護動作を行う。
また、充放電制御部211は、例えば電圧検出回路15により検出された二次電池141,142,143の端子電圧V1,V2,V3のいずれかが、二次電池の過放電を防止するために予め設定された放電禁止電圧Voff以下になった場合、スイッチング素子Q1,Q2をオフさせて、過放電による二次電池141,142,143の劣化を防止するようになっている。放電禁止電圧Voffは、例えば2.50Vに設定されている。なお、充放電制御部211は、端子電圧VtがVoff×SN以下になった場合、スイッチング素子Q1,Q2をオフさせる構成としてもよい。
積算部212は、電流検出抵抗16によって検出された充放電電流Icのうちプラスの電流、すなわち充電電流のみを積算することによって、積算電荷量Qeを算出する。
電池容量推定部214は、積算部212によって積算された積算電荷量Qeが予め設定された設定電荷量Qsだけ増加する都度、組電池14の満充電容量を示す満充電容量FCCの値を減算量Qmsずつ減少させることにより、現時点での満充電容量FCCを新たに推定する。減算量Qmsとしては、例えば組電池14の公称容量値NCの0.1%程度の容量値が用いられる。設定電荷量Qsとしては、公称容量値NCの1倍〜10倍程度の容量値が用いられる。
また、電池容量推定部214は、組電池14が実質的に満充電の状態に維持されたまま、予め設定された判定時間twを超える都度、現時点での満充電容量FCCを、後述する減算量設定部213によって設定された減算量Qmtだけ減少させて新たに現時点での満充電容量FCCを推定する。判定時間twは、例えば1時間程度に設定されている。
減算量設定部213は、温度センサ17により検出された温度tが高いほど、減算量Qmtが大きくなるように減算量Qmtを設定する。具体的には、減算量設定部213は、例えば組電池14を、満充電状態で256時間放置した場合に満充電容量FCCが1%程度減少するとした場合、以下の式(1)に基づいて、減算量Qmtを設定する。
Qmt=F(t)×(1/256)×NC ・・・(1)
但し、F(t)は、0.1%〜1.0%の範囲内で、温度tが高いほど大きなパーセント値が選択される。
例えば、1時間放置毎に、18℃未満の場合0.1%、18〜30℃の場合0.2%、30〜45℃の場合0.4%、45〜60℃の場合0.5%、60℃を超える場合1.0%が選択される。
残電荷量算出部215は、電流検出抵抗16によって検出された充放電電流Icを単位時間毎に積算することによって、組電池14に充電されている残電荷量を算出する。この場合、組電池14を充電する方向の電流がプラス、組電池14から放電される方向の電流がマイナスで表されているので、残電荷量算出部215によって、組電池14に充電される充電電荷量が加算され、組電池14から放電される放電電荷量が減算されて、組電池14に充電されている残電荷量Qrが算出される。
また、残電荷量算出部215は、組電池14が実質的に満充電になった場合、電池容量推定部214によって推定された最新の満充電容量値FCCを、現時点での残電荷量Qrとして設定する。これにより、残電荷量Qrの累積誤差が補正される。
残量情報算出部216は、電池容量推定部214によって推定された満充電容量FCCに対する、残電荷量算出部215で算出される残電荷量Qrの比率を、残量情報に相当する充電深度(SOC)として算出する。すなわち、充電深度(SOC)は、以下の式(2)によって与えられる。
SOC=Qr/FCC×100 (%)・・・(2)
残量情報報知部217は、残量情報算出部216で算出された充電深度(SOC)を示す情報を、通信部203によって接続端子13を介して充電装置3へ送信させることによって報知する。
充電装置3では、充放電制御部211からの要求を、制御IC34において、通信部36で受信し、制御部37が充電電流供給部35を制御して、充放電制御部211からの要求に応じた電圧値、及び電流値で、充電電流を供給させる。充電電流供給部35は、AC−DCコンバータやDC−DCコンバータなどから成り、例えば商用交流電源電圧から、制御部37で指示された充電電圧及び充電電流を生成し、接続端子31,11;32,12を介して電池パック2へ供給する。
表示部38は、例えば液晶表示器やLED(Light Emitting Diode)が用いられる。なお、例えば充電装置3が、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等の電子機器に組み込まれて構成されている場合、当該電子機器が備える液晶表示器等の表示装置を表示部38として用いてもよい。
なお、充電システム1は、必ずしも電池パック2と充電装置3とに分離可能に構成されるものに限られず、充電システム1全体で一つの電池容量推定回路21が構成されていてもよい。電池容量推定回路21を、電池パック2と充電装置3とで分担して備えるようにしてもよい。
次に、上述のように構成された電池パック2の動作について説明する。図2、図3、図4は、図1に示す電池パック2の動作の一例を示すフローチャートである。以下のフローチャートにおいて、同一の動作には同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
図2に示すステップS1〜S6は、残電荷量算出部215、残量情報算出部216、及び残量情報報知部217の動作の一例を示している。また、図3、図4に示すステップS11〜S23は、積算部212、減算量設定部213、及び電池容量推定部214の動作の一例を示している。そして、図2に示すステップS1〜S6と、図3、図4に示すステップS11〜S23とは、並行して実行されるようになっている。
また、図5は、図1に示す電池パック2の動作の一例を説明するための説明図である。図5は、ユーザが電池パック2を、充電深度(SOC)が20%〜80%の範囲で充放電を繰り返した後、満充電(SOC=100%)にして放置した場合の動作を示している。
例えば電池パック2の製造時に、組電池14が満充電にされている(タイミングT1)。そして、タイミングT1において、残電荷量算出部215によって、残電荷量Qrに初期値として公称容量値NCが設定される(ステップS1)。一方、電池容量推定部214によって、満充電容量FCCの初期値として公称容量値NCが設定され(ステップS11)、積算電荷量Qeがゼロに初期化される(ステップS12)。
そして、ユーザが電池パック2を使用して、組電池14から電流Icが放電されると、残電荷量算出部215によって、単位時間毎にマイナスの値を示す電流Icが残電荷量Qrに加算されることで、組電池14に蓄えられている残電荷量Qrが算出される(ステップS2)。また、残量情報算出部216によって、上述の式(2)に基づき残電荷量Qrが満充電容量FCCで除算され、さらに100倍されることにより、パーセント表示された充電深度SOCが算出される(ステップS3)。
このとき、残電荷量Qrと満充電容量FCCとは、初期状態では共に公称容量値NCなので、SOCは100%となる。また、組電池14が放電すると、ステップS2において残電荷量Qrが減少し、SOCも減少する。
次に、残量情報報知部217によって、ステップS3で得られたSOCを示す信号が、通信部203から接続端子13,33を介して通信部36へ送信される(ステップS4)。そうすると、通信部36で受信されたSOCを示す信号が、制御部37へ送信され、制御部37によって、当該SOCを示す信号が表示部38へ出力されて、SOCが報知される。
そして、組電池14が放電により満充電状態でなくなれば(ステップS5でNO)、再びステップS2〜S5を繰り返し、組電池14の放電に応じてSOCの値が更新される。
一方、図3のステップS13において、積算部212によって、電流Icの値が正、すなわち組電池14が充電されているか否かが確認される。今、組電池14は放電しているから、電流Icの値がマイナスとなり(ステップS13でNO)、ステップS18へ移行し、組電池14が実質的に満充電状態であるか否かが確認される。今、組電池14は放電して実質的に満充電状態ではなくなっているので(ステップS18でNO)、再びステップS13に戻ってステップS13〜S18を繰り返す。
そして、タイミングT2において、例えばSOCが20%のときユーザが組電池14の充電を開始する。そうすると、電流IcがプラスになるからステップS2において、残電荷量Qrが増大し、ステップS3においてSOCの値が増大し、ステップS4において当該増大したSOCの値が充電装置3へ送信されて、表示部38で表示される。
以下、組電池14の充放電に伴って、ステップS2〜S5の動作が繰り返されることにより、残電荷量算出部215及び残量情報算出部216によって、組電池14のSOCが算出され、残量情報報知部217によって、そのSOCが報知される。
また、積算部212によって、電流Icがプラスになったことが検出され(ステップS13でYES)、単位時間毎にプラスの値を示す電流Icが積算電荷量Qeに加算されることで、組電池14に充電された充電電荷量が積算される(ステップS14)。そして、電池容量推定部214によって、積算電荷量Qeと設定電荷量Qsとが比較され(ステップS15)、積算電荷量Qeが設定電荷量Qsに満たなければ(ステップS15でNO)ステップS18へ移行し、組電池14が実質的に満充電状態であるか否かが確認される。今、組電池14は放電して実質的に満充電状態ではなくなっているので(ステップS18でNO)、再びステップS13に戻ってステップS13〜S18を繰り返す。
そして、充電が進んで例えばSOCが80%になったときに(タイミングT3)、ユーザが充電を停止して組電池14が放電を開始すると、電流Icの値がマイナスとなり(ステップS13でNO)、積算電荷量Qeの積算を実行することなくステップS18へ移行し、組電池14が実質的に満充電状態であるか否かが確認される。今、組電池14は放電して実質的に満充電状態ではなくなっているので(ステップS18でNO)、再びステップS13に戻ってステップS13〜S18を繰り返す。
そして、例えばSOCが20%になったときに(タイミングT4)、ユーザが組電池14の充電を開始すると、電流Icがプラスになるから、積算部212によって電流Icがプラスになったことが検出され(ステップS13でYES)、単位時間毎にプラスの値を示す電流Icが積算電荷量Qeに加算されることで、組電池14に充電された充電電荷量が積算される(ステップS14)。
そして、電池容量推定部214によって、積算電荷量Qeと設定電荷量Qsとが比較され(ステップS15)、積算電荷量Qeが設定電荷量Qs以上になって(ステップS15でYES)、すなわち積算電荷量Qeが設定電荷量Qsだけ増加する都度、ステップS16へ移行する。そして、電池容量推定部214によって、満充電容量FCCから減算量Qmsが減算されて、現時点での満充電容量FCCが新たに推定される(ステップS16)。さらに、電池容量推定部214によって、積算電荷量Qeがゼロに初期化される(ステップS17)。
このように、組電池14を放電終止状態まで放電させることも、満充電まで充電することもなく、充放電が繰り返された場合には、上述の背景技術によれば、二次電池の劣化により満充電容量が減少しても、満充電容量を補正することができない。そのため、満充電容量に基づき算出される推定残電荷量の誤差が累積してしまう。
しかしながら、図1に示す電池パック2では、組電池14を放電終止状態まで放電させることも、満充電まで充電することもなく充放電が繰り返された場合であっても、充電電荷量の積算値である積算電荷量Qeが設定電荷量Qsだけ増加する都度、満充電容量を補正することができる。従って、二次電池からの電力供給を中断することなく、二次電池を放電終止状態まで放電させなくても満充電容量を補正することができる。
次に、ステップS16において満充電容量FCCから減算量Qmsが減算されると、ステップS3において、式(2)の分母が減少するため、SOCの値が増大する(タイミングT5)。そして、ステップS4において、ステップS3で増大したSOCを示す信号が、通信部203から接続端子13,33を介して通信部36へ送信される。そして、通信部36で受信されたSOCを示す信号が、制御部37へ送信され、制御部37によって、当該SOCを示す信号が表示部38へ出力されて、SOCが報知される。そうすると、タイミングT5において、表示部38に表示されるSOCは、値が急に増大することになる。
しかしながら、ステップS14では、充電電流のみが積算され、従ってステップS15で積算電荷量Qeが設定電荷量Qs以上になる(ステップS15でYES)のは充電中に限られる。そうすると、満充電容量FCCが補正されてSOCが急に増大するタイミング(例えばタイミングT5、タイミングT10)は、必ず充電中になる。このように、充電中に満充電容量FCCの補正が行われ、満充電容量FCCの補正に伴うSOCの表示が充電中に行われるようになっているので、SOCの値が急に増大しても、放電中にSOCの値が低下する場合と比べてユーザに与える違和感が低減される。
以下、タイミングT6〜T10において、ステップS1〜S5、及びステップS13〜18の動作が繰り返される。そして、例えば電圧検出回路15によって検出される端子電圧Vtが充電終止電圧Vfとなり、かつ電流検出抵抗16によって検出される電流Icが充電終止電流値Ia以下になると、充放電制御部211によって、組電池14が満充電になったことが検出される(タイミングT11)。
そうすると、ステップS18において、ステップS19へ移行し(ステップS18でYES)、電池容量推定部214によって、例えば図略のタイマ回路を用いて組電池14が実質的に満充電の状態に維持されている経過時間tpが計時される(ステップS19)。そして、電池容量推定部214によって、経過時間tpと判定時間twとが比較され(ステップS20)、経過時間tpが判定時間tw以上になると(ステップS20でYES、タイミングT12)、減算量設定部213によって、温度センサ17により検出された温度tが高いほど、減算量Qmtが大きくなるように、上述の式(1)に基づき減算量Qmtが設定される(ステップS21)。
そして、電池容量推定部214によって、満充電容量FCCから減算量Qmtが減算されて、現時点での満充電容量FCCが新たに推定される(ステップS22)。さらに、電池容量推定部214によって、経過時間tpがゼロに初期化されて(ステップS23)、再びステップS18へ移行する。
以上、ステップS18〜S23の処理により、例えば携帯型パーソナルコンピュータ等の機器を商用電源に接続しっぱなしで使用した場合のように、組電池14が満充電のまま放電しないで長時間使用されて劣化した場合であっても、満充電容量FCCを補正することができる。また、二次電池141,142,143は、温度が高いほど、劣化による満充電容量FCCの減少が大きくなる性質がある。そこで、ステップS21において、減算量設定部213によって、温度センサ17により検出された温度tが高いほど、減算量Qmtが大きくなるように上述の式(1)に基づき減算量Qmtが設定されることにより、温度による満充電容量FCCの減少量が補正される結果、満充電容量FCCの推定精度が向上する。
一方、充放電制御部211によって、組電池14が満充電になったことが検出されると(タイミングT11)、残電荷量算出部215によって、電池容量推定部214によって推定された最新の満充電容量値FCCが、現時点での残電荷量Qrとして設定される(ステップS6)。これにより、残電荷量Qrの累積誤差が補正される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る電池容量推定回路21aを備えた電池パック2aについて説明する。本発明の第2の実施形態に係る電池容量推定回路21aを備えた電池パック2aは、第1の実施形態に係る電池容量推定回路21及び電池パック2と同様、図1で示される。
第2の実施形態に係る充電システム1aは、第1の実施形態に係る充電システム1とは、電池パック2の代わりに電池パック2aを備え、電池容量推定回路21の代わりに電池容量推定回路21aを備える点で異なる。また、電池容量推定回路21aは、電池容量推定回路21とは、積算部212aの動作と、電池容量推定部214aの動作とが異なる。
積算部212aは、電流検出抵抗16によって検出された充放電電流Icのうちマイナスの電流、すなわち放電電流のみを、例えば絶対値で積算することによって、積算電荷量Qeを算出する。
電池容量推定部214aは、積算部212aによって積算された積算電荷量Qeが予め設定された設定電荷量Qsだけ増加する都度、組電池14の満充電容量を示す変数FCCAの値を減算量Qmsずつ減少させることにより、現時点での満充電容量を新たに推定する。そして、電池容量推定部214aは、組電池14が充電されるのを待って、変数FCCAの値を新たな満充電容量FCCとして満充電容量FCCの値を更新する。
その他の構成は図1に示す電池パック2と同様であるのでその説明を省略し、以下、電池パック2aの動作について説明する。図6は、図1に示す電池パック2aの動作の一例を示すフローチャートである。また、図7は、図1に示す電池パック2aの動作の一例を説明するための説明図である。図7は、図5と同様、ユーザが電池パック2aを、充電深度(SOC)が20%〜80%の範囲で充放電を繰り返した後、満充電(SOC=100%)にして放置した場合の動作を示している。
例えば電池パック2aの製造時に、組電池14が満充電にされている(タイミングT21)。そして、タイミングT21において、電池容量推定部214aによって、満充電容量FCCの初期値として公称容量値NCが設定されると共に、変数FCCAの初期値として公称容量値NCが設定される(ステップS31)。また、電池容量推定部214aによって、積算電荷量Qeがゼロに初期化される(ステップS12)。
以下、上述のステップS1〜S6の動作によって、残電荷量算出部215及び残量情報算出部216により組電池14のSOCが算出され、残量情報報知部217によりそのSOCが報知される。
また、組電池14の放電に伴い、積算部212によって、電流Icがマイナスになったことが検出され(ステップS32でYES)、単位時間毎に例えば電流Icの絶対値が積算電荷量Qeに加算されることで、組電池14に充電された充電電荷量が積算される(ステップS33)。そして、電池容量推定部214aによって、積算電荷量Qeと設定電荷量Qsとが比較され(ステップS15)、積算電荷量Qeが設定電荷量Qsに満たなければ(ステップS15でNO)ステップS18へ移行し、組電池14が実質的に満充電状態であるか否かが確認される。今、組電池14は放電して実質的に満充電状態ではなくなっているので(ステップS18でNO)、再びステップS32に戻ってステップS32〜S18を繰り返す。
そして、例えばSOCが20%になったときに(タイミングT22)、ユーザが組電池14の充電を開始すると、電流Icの値がプラスとなり(ステップS32でNO)、積算電荷量Qeの積算を実行することなく、変数FCCAが満充電容量FCCとして設定される(ステップS35)。そして、組電池14が実質的に満充電状態であるか否かが確認される(ステップS18)。今、組電池14は放電して実質的に満充電状態ではなくなっているので(ステップS18でNO)、再びステップS32に戻ってステップS32〜S18を繰り返す。
そして、例えばSOCが80%になったときに(タイミングT23)、ユーザが組電池14の充電を停止して放電を開始すると、電流Icがマイナスになるから、積算部212aによって電流Icがマイナスになったことが検出され(ステップS32でYES)、単位時間毎に電流Icの絶対値が積算電荷量Qeに加算されることで、組電池14に充電された充電電荷量が積算される(ステップS33)。
そして、電池容量推定部214aによって、積算電荷量Qeと設定電荷量Qsとが比較され(ステップS15)、積算電荷量Qeが設定電荷量Qs以上になって(ステップS15でYES、タイミングT24)、すなわち積算電荷量Qeが設定電荷量Qsだけ増加する都度、ステップS34へ移行する。そして、電池容量推定部214aによって、変数FCCAから減算量Qmsが減算されて、現時点での満充電容量FCCの推定値が変数FCCAに格納される(ステップS34)。
さらに、電池容量推定部214aによって、積算電荷量Qeがゼロに初期化された後(ステップS17)、ステップS18へ移行する。そして、今、組電池14は放電して実質的に満充電状態ではなくなっているので(ステップS18でNO)、再びステップS32に戻ってステップS32〜S18を繰り返す。
ところで、ステップS33では、放電電流のみが積算され、従ってステップS15で積算電荷量Qeが設定電荷量Qs以上になる(ステップS15でYES、タイミングT24)のは放電中に限られる。そうすると、変数FCCAから減算量Qmsが減算されるタイミングは、必ず放電中になる。
そのため、もし仮に、電池容量推定部214aが、電池容量推定部214におけるステップS16と同様、満充電容量FCCから、直接減算量Qmsを減算するとすれば、放電中に満充電容量FCCの補正が行われる。そして、ステップS3,S4において、満充電容量FCCの補正に伴うSOCの表示が放電中に行われる。そうすると、組電池14は放電しているにもかかわらず、SOCの表示値が小さくなって、不自然である。
そこで、ステップS34では、電池容量推定部214aによる満充電容量FCCの推定値が変数FCCAに格納され、放電中には満充電容量FCCが更新されないようになっている。
そして、例えばSOCが20%になったときに(タイミングT25)、ユーザが組電池14の充電を開始して電流Icがプラスになると、積算部212aによって、電流Icがプラスになったことが検出され(ステップS32でNO)、変数FCCAが満充電容量FCCとして設定される(ステップS35)。これにより、満充電容量FCCは、組電池14が充電されるのを待って、新たな推定値に更新される。
これにより、図1に示す電池パック2aでは、組電池14を放電終止状態まで放電させることも、満充電まで充電することもなく、充放電が繰り返された場合であっても、放電電荷量の積算値である積算電荷量Qeが設定電荷量Qsだけ増加する都度、満充電容量を補正することができる。従って、二次電池からの電力供給を中断することなく、二次電池を放電終止状態まで放電させなくても満充電容量を補正することができる。
そして、満充電容量FCCが新たな推定値に更新されて、その値が減少すると、ステップS3において、式(2)の分母が減少するため、SOCの値が増大する(タイミングT25)。そして、ステップS4において、ステップS3で増大したSOCを示す信号が、通信部203から接続端子13,33を介して通信部36へ送信される。そして、通信部36で受信されたSOCを示す信号が、制御部37へ送信され、制御部37によって、当該SOCを示す信号が表示部38へ出力されて、SOCが報知される。そうすると、充電が開始されたタイミングT25において、表示部38に表示されるSOCは、値が急に増大することになる。
しかしながら、充電中においては、SOCの値が急に増大しても、放電中にSOCの値が低下する場合と比べてユーザに与える違和感が低減される。
以下、タイミングT26〜T30において、ステップS1〜S5、及びステップS32〜18の動作が繰り返される。また、タイミングT31〜T33における充電システム1aの動作は、図5におけるタイミングT11〜T13における充電システム1aの動作と同様であるのでその説明を省略する。
なお、積算部212aは、組電池14の放電電荷量のみを積算電荷量Qeとして積算する例を示したが、充電電荷量と放電電荷量の絶対値とを、積算電荷量Qeとして積算するようにしてもよい。
また、図1に示す電池パック2,2aは、上述したように、積算部212によって積算された積算電荷量Qeが設定電荷量Qsだけ増加する都度、及び組電池14が実質的に満充電の状態に維持されたまま判定時間twを超える都度のタイミングに加えて、さらに、組電池14の満充電を検出したタイミングや、組電池14が放電終止状態まで放電したタイミング、あるいは組電池14が放電末期における所定の状態(例えば充電深度が5%、3%、0%)に達したことが検出されたタイミングにおいて、満充電容量FCCを補正する構成としてもよい。
また、電池容量推定部214,214aは、さらに、組電池14が満充電状態から放電終止状態まで放電した場合、満充電状態から放電終止状態までの放電電荷量の積算値を、満充電容量FCCとして設定することで、満充電容量FCCを補正するようにしてもよい。
本発明は、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、等の電池搭載装置において用いられる電池容量推定回路及び電池パックとして好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る電池容量推定回路を備えた電池パック、及びこの電池パックを充電する充電装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る電池パックの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る電池パックの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る電池パックの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る電池パックの動作の一例を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る電池パックの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る電池パックの動作の一例を説明するための説明図である。
符号の説明
1,1a 充電システム
2,2a 電池パック
3 充電装置
11,12,13 接続端子
14 組電池
15 電圧検出回路
16 電流検出抵抗
17 温度センサ
21,21a 電池容量推定回路
35 充電電流供給部
36 通信部
37 制御部
38 表示部
141,142,143 二次電池
201 アナログデジタル変換器
202,202a 制御部
203 通信部
211 充放電制御部
212,212a 積算部
213 減算量設定部
214,214a 電池容量推定部
215 残電荷量算出部
216 残量情報算出部
217 残量情報報知部
FCC 満充電容量
Ia 充電終止電流値
Ic 電流
NC 公称容量値
Qe 積算電荷量
Qr 残電荷量
Qs 設定電荷量
SOC 充電深度
Vt,V1,V2,V3 端子電圧
tp 経過時間
tw 判定時間

Claims (7)

  1. 二次電池と、
    前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部によって検出される電流に基づき、前記二次電池の充電電荷量及び放電電荷量のうち少なくとも一方を積算する積算部と、
    前記積算部によって積算される積算電荷量が予め設定された設定電荷量だけ増加する都度、前記二次電池の満充電容量を示す満充電容量値を減少させることにより、当該満充電容量値を新たに推定する電池容量推定部と
    を備えることを特徴とする電池容量推定回路。
  2. 前記電流検出部によって検出される前記二次電池の充放電電流に基づき、前記二次電池における充電電荷量の加算と放電電荷量の減算とを累積的に行うことにより、前記二次電池に充電されている残電荷量を算出する残電荷量算出部と、
    前記電池容量推定部によって推定された前記満充電容量値に対する、前記残電荷量算出部で算出される残電荷量の比率を、残量情報として算出する残量情報算出部と、
    前記残量情報算出部で算出された残量情報を報知する残量情報報知部とをさらに備え、
    前記積算部は、
    前記電流検出部によって検出される前記二次電池の充電電流に基づき、前記積算電荷量を算出すること
    を特徴とする請求項1記載の電池容量推定回路。
  3. 前記電流検出部によって検出される前記二次電池の充放電電流に基づき、前記二次電池における充電電荷量の加算と放電電荷量の減算とを累積的に行うことにより、前記二次電池に充電されている残電荷量を算出する残電荷量算出部と、
    前記電池容量推定部によって推定された前記満充電容量値に対する、前記残電荷量算出部で算出された残電荷量の比率を、残量情報として算出する残量情報算出部と、
    前記残量情報算出部で算出された残量情報を報知する残量情報報知部とをさらに備え、
    前記積算部は、
    前記電流検出部によって検出される前記二次電池の放電電流に基づき、前記積算電荷量を算出し、
    前記電池容量推定部は、
    前記二次電池が充電されるのを待って、前記残量情報算出部において前記残量情報の算出に用いられる満充電容量値を、新たな推定値に更新すること
    を特徴とする請求項1記載の電池容量推定回路。
  4. 前記残電荷量算出部は、
    前記二次電池が実質的に満充電になった場合、前記電池容量推定部によって推定された前記満充電容量値を、前記残電荷量とすること
    を特徴とする請求項2又は3記載の電池容量推定回路。
  5. 前記電池容量推定部は、
    さらに、前記二次電池が実質的に満充電の状態に維持されたまま、予め設定された判定時間を超える都度、前記二次電池の満充電容量値を、所定の減算量だけ減少させて新たに当該満充電容量値を推定すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電池容量推定回路。
  6. 前記二次電池の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部により検出される温度が高いほど、前記減算量が大きくなるように当該減算量を設定する減算量設定部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項5記載の電池容量推定回路。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電池容量推定回路と、
    前記二次電池を充放電するための接続端子と
    を備えることを特徴とする電池パック。
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