JP2009123560A - 電池パック、及び充電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】定電圧充電回路や定電流定電圧充電回路を流用しつつ、二次電池の端子電圧が許容電圧範囲を超えるおそれを低減することが容易な電池パック、及び充電システムを提供する。
【解決手段】二次電池141,142,143と、二次電池141,142,143を充電するための充電電圧を供給するDC−DCコンバータ36と、組電池14とDC−DCコンバータ36との間で組電池14と直列に電圧降下を生じさせるスイッチング素子Q1と、二次電池141,142,143の端子電圧を検出する電圧検出回路15と、電圧検出回路15によって検出される端子電圧が、閾値電圧Vth以上の場合、スイッチング素子Q1のオン抵抗を増大させて、スイッチング素子Q1による電圧降下を増大させる電圧降下制御部213とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池を備えた電池パック、及び二次電池を充電する充電システムに関する。
近年、二次電池の大容量化が進むにつれて、二次電池に蓄えられるエネルギーが増大している。そして、二次電池に蓄えられるエネルギーが増大するほど、安全性の確保が重要となる。二次電池の安全性を確保する上で、二次電池の過充電の防止が、最も基本的かつ重要である。そのため、JIS(Japan Industrial Standard)やBAJ(Battery Association of Japan)等によって、充電時における二次電池の端子電圧の上限が規格化されつつある。
例えばリチウムイオン二次電池の場合、セルあたりの端子電圧は、従来、4.35Vから4.40V程度まで許容されていた。二次電池を充電する場合、例えば4.2Vで充電しようとしても、充電回路の電圧制御精度によって、実際には4.2Vを超える電圧で充電されてしまう場合がある。
特に、複数のセルが直列接続された組電池を充電する場合には、組電池に4.2V×セル数の電圧を印加してセルあたり4.2Vになるように充電した場合であっても、各セル間の端子電圧のバラツキによって、端子電圧が4.2Vを超えるセルが生じてしまうおそれがある。
このように、充電回路の電圧制御精度や組電池における各セル間の端子電圧のバラツキを考慮しても、セルあたりの端子電圧が、4.35Vから4.40V程度まで許容されていれば、4.2Vで充電すれば、セルあたりの端子電圧を許容電圧範囲内に収めることができた。しかしながら、今後、例えばBAJでは、リチウムイオン二次電池のセルあたりの端子電圧は、4.25Vを超えないように規格化される見込みであり、充電時において二次電池の端子電圧を許容電圧範囲内に収めることが困難となる。
一方、充電回路の電圧制御精度や組電池におけるセルのバラツキを考慮して、予め充電電圧を低下させておいたのでは、充電終了時のSOC(State Of Charge)が小さくなって、二次電池の性能を充分に引き出すことができない。
そこで、任意のセル電圧が、充電目標セル電圧に達する度に、充電電流を段階的に減少させることで、二次電池の端子電圧が許容電圧範囲を超えないようにする充電方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−369398号公報
ところで、二次電池の充電回路としては、一定の電圧で充電する定電圧充電回路や、一定の電流で定電流充電を行った後に定電圧充電に切り替える定電流定電圧(CCCV)充電回路が広く用いられている。しかしながら、特許文献1に記載の充電方法では、充電電流を多段階に変化させる必要がある。そのため、上述のような一定の電圧や電流を供給する定電圧充電回路や定電流定電圧充電回路を用いて、特許文献1に記載の充電方法によって、二次電池の端子電圧が許容電圧範囲を超えないようにすることは困難であるという、不都合があった。
一方で、既に市場に流通している充電装置を用いたり、新たに充電回路を設計し直す設計工数を削減したりしたいというニーズの観点からは、従来広く用いられている定電圧充電回路や定電流定電圧充電回路を流用しつつ、二次電池の端子電圧が許容電圧範囲を超えないようにすることが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、定電圧充電回路や定電流定電圧充電回路を流用しつつ、二次電池の端子電圧が許容電圧範囲を超えるおそれを低減することが容易な電池パック、及び充電システムを提供することを目的とする。
本発明に係る電池パックは、二次電池と、前記二次電池を充電するための充電電圧を受電する接続端子と、前記二次電池と前記接続端子との間で前記二次電池と直列に電圧降下を生じさせるための電圧降下部と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部によって検出される端子電圧が、予め設定された閾値電圧以上の場合、前記電圧降下部によって、前記電圧降下を生じさせる電圧降下制御部とを備える。
この構成によれば、電圧検出部によって検出される端子電圧が予め設定された閾値電圧以上の場合、電圧降下部によって二次電池と直列に電圧降下が生じるので、二次電池に印加される電圧が低下する。従って、二次電池の端子電圧が閾値電圧を超えるおそれを低減することができるので、閾値電圧を適宜設定することにより、二次電池の端子電圧が許容電圧範囲を超えるおそれを低減することができる。また、充電回路から供給される充電電圧を変化させることなく、二次電池に印加される電圧を低下させることができるので、定電圧充電回路や定電流定電圧充電回路をそのまま用いることが容易である。
また、前記閾値電圧は、前記二次電池の満充電状態における開放電圧であることが好ましい。この構成によれば、二次電池の端子電圧が二次電池の満充電状態における開放電圧を超えて、過充電状態になるおそれを低減することができる。
また、前記電圧降下制御部が、前記電圧降下部によって生じさせる電圧降下量を、前記電圧検出部により得られる前記二次電池の両端電圧と所定の目標電圧との差である差分電圧値に基づき設定する電圧降下量設定部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、充電電圧として目標電圧を電池パックに供給すると、二次電池の端子電圧が閾値電圧以上の場合、電圧降下部によって差分電圧値の電圧降下が生じる結果、二次電池の端子電圧がほぼ閾値電圧に維持される。その結果、過度に二次電池の端子電圧を低下させて充電時間が延びてしまうおそれが低減される。
また、前記電圧降下量設定部は、前記二次電池の両端電圧をVt、前記目標電圧をVtgとした場合、前記電圧降下量Vcを、下記の式(1)に基づき設定することが好ましい。
Vc=Vtg−Vt ・・・(1)
この構成によれば、電圧降下部によって生じさせる電圧降下量Vcが、電圧検出部により得られる二次電池の両端電圧と目標電圧との差と等しくなるように設定することができる。
また、前記二次電池の温度を検出する温度検出部をさらに備え、前記電圧降下量設定部は、前記温度検出部により検出された前記二次電池の温度が、当該二次電池の充電に適さない方向に変化した場合、前記電圧降下量を増大させることが好ましい。
この構成によれば、二次電池の温度が、当該二次電池の充電に適さない方向に変化した場合、電圧降下量が増大して二次電池に印加される電圧が低下する結果、安全性が向上する。
また、前記二次電池は、複数のセルが直列接続された組電池であり、前記電圧検出部は、前記各セルの端子電圧を検出し、前記電圧降下制御部は、前記電圧検出部によって検出される各端子電圧のうちいずれかが、前記閾値電圧以上の場合、前記電圧降下部によって、前記電圧降下を生じさせることが好ましい。
この構成によれば、最大の端子電圧が閾値電圧以上の場合、電圧降下部によって電圧降下が生じる結果、充電電流が減少して各セルに印加される電圧が制限されるので、各セルの端子電圧が閾値電圧を超えるおそれを低減することができる。
また、前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部をさらに備え、前記電圧降下制御部は、前記電圧検出部によって検出される端子電圧が、予め設定された閾値電圧以上の場合、前記電流検出部により検出される電流値が減少するまで前記電圧降下部による電圧降下量を徐々に増大させ、前記電流検出部により検出される電流値が減少し始めた後、前記電圧降下量設定部により設定された電圧降下量の電圧降下を、前記電圧降下部によって生じさせることが好ましい。
定電流定電圧充電を行う充電装置によって充電電圧が供給される場合、充電装置側で、定電流充電から定電圧充電に切り替わるときの充電電圧が、電池パック側の目標電圧より高いと、電圧降下量設定部により設定された電圧降下量の電圧降下を電圧降下部で生じても、定電圧充電に切り替わらず、従って一定の充電電流が二次電池に流れ続けるために、二次電池(セル)の端子電圧が閾値電圧を超えるおそれがある。
しかし、この構成によれば、充電装置が定電流充電から定電圧充電に切り替わって電流検出部により検出される電流値が減少し始めるまで、電圧降下部の電圧降下量を徐々に増大する。そうすると、例え充電装置が定電流充電から定電圧充電に切り替わるときの充電電圧が電池パック側の目標電圧より高くても、強制的に定電圧充電に切り替えられて、充電電流が減少させることができる結果、二次電池(セル)の端子電圧が閾値電圧を超えるおそれを低減することができる。
また、前記接続端子によって受電された充電電圧を検出する充電電圧検出部と、前記電流検出部により検出される電流値が減少し始めたときに、前記充電電圧検出部によって検出された電圧を、定電圧充電設定電圧として取得すると共に前記目標電圧として設定する目標電圧設定部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、電流検出部により検出される電流値が減少し始めたときに、充電電圧検出部によって検出された電圧、すなわち接続端子に接続された充電装置が定電圧充電において出力する充電電圧を、目標電圧として設定することができるので、充電装置における定電圧充電モードの充電電圧である定電圧充電設定電圧と目標電圧とのずれを補正することができる。
また、前記目標電圧は、前記二次電池における直列セル数と前記閾値電圧とを乗じた電圧であることが好ましい。
この構成によれば、充電電圧として目標電圧を電池パックに供給すると、各セルの端子電圧のうち、最大の端子電圧が閾値電圧以上の場合、電圧降下部によって、組電池の両端電圧と目標電圧との差である差分電圧値の電圧降下が生じる結果、各セルの端子電圧のうち最大の端子電圧がほぼ閾値電圧に維持される。その結果、各セルの端子電圧が閾値電圧を超えるおそれを低減しつつ、過度に二次電池の端子電圧を低下させて充電時間が延びてしまうおそれを低減することができる。
また、前記接続端子には、予め設定された一定の定電圧充電設定電圧を当該接続端子に供給することにより前記二次電池を定電圧充電する充電装置が接続可能にされており、前記接続端子に接続される充電装置における前記定電圧充電設定電圧を検出する設定電圧検出部と、前記設定電圧検出部によって検出された定電圧充電設定電圧を、前記目標電圧として設定する目標電圧設定部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、設定電圧検出部によって、実際に検出された充電装置の定電圧充電設定電圧が、目標電圧として設定されるので、充電装置における定電圧充電モードの充電電圧である定電圧充電設定電圧と目標電圧とのずれを補正することができる。
また、前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部をさらに備え、前記電圧降下制御部は、前記電圧検出部によって検出される端子電圧が、予め設定された閾値電圧以上の場合、前記電流検出部により検出される電流値が減少するまで、前記電圧降下部による電圧降下量を徐々に増大させることが好ましい。
この構成によれば、定電流定電圧充電を行う充電装置によって充電電圧が供給される場合において、充電装置側で、定電流充電から定電圧充電に切り替わるときの充電電圧が、電池パック側の目標電圧より高いときでも、強制的に定電圧充電に切り替えられるので、充電電流を減少させることができる結果、二次電池(セル)の端子電圧が閾値電圧を超えるおそれを低減することができる。
また、前記定電圧充電設定電圧が、前記目標電圧よりも、予め設定された判定電圧以上大きい場合、前記二次電池の充電電流を遮断する遮断部をさらに備えることが好ましい。
充電装置から定電圧充電モードで出力される定電圧充電設定電圧が、目標電圧と比べて過度に高い場合、その電圧の差を電圧降下部で吸収しようとすると、電圧降下部での発熱が増大したり、電圧降下部の電力定格を超えて故障を招いたりするおそれがある。しかし、この構成によれば、定電圧充電設定電圧が、目標電圧よりも判定電圧以上大きい場合、二次電池の充電電流が遮断されて、電圧降下部に流れる電流もゼロになるので、過度の発熱や電圧降下部の故障が生じるおそれが低減される。
また、前記電圧降下部は、前記二次電池と前記接続端子との間の電流経路を開閉する第1スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子と並列に接続された、第2スイッチング素子と抵抗との直列回路とを備え、前記電圧降下制御部は、前記第1スイッチング素子をオフさせると共に前記第2スイッチング素子をオンさせることにより、前記電圧降下を生じさせることが好ましい。
この構成によれば、電圧降下部は、第2スイッチング素子と直列に接続された抵抗によって、電圧降下を生じるので、電圧降下部を簡素な回路で構成することができる。
また、前記電圧降下部は、前記二次電池と前記接続端子との間の電流経路を開閉する第1スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子と並列に接続された、第2スイッチング素子と抵抗との直列回路と、前記第1スイッチング素子と並列に接続された、第3スイッチング素子と抵抗との直列回路とを備え、前記電圧降下制御部は、前記第1、第2、及び第3スイッチング素子のオン、オフの組み合わせにより得られる電圧降下のうち、前記電圧降下量設定部により設定された電圧降下量以上であってかつ当該電圧降下量に最も近い電圧降下が、前記電圧降下部によって得られるように前記第1、第2、及び第3スイッチング素子のオン、オフを制御することが好ましい。
この構成によれば、電圧降下量設定部により設定された電圧降下量以上の電圧降下が電圧降下部によって得られるので、二次電池の端子電圧が閾値電圧を超えるおそれを低減することができる。また、第1、第2、及び第3スイッチング素子のオン、オフの組み合わせにより得られる電圧降下のうち、電圧降下量設定部により設定された電圧降下量に最も近い電圧降下が、電圧降下部によって得られるので、過度に二次電池の端子電圧を低下させて充電時間が延びてしまうおそれが低減される。
また、前記第2スイッチング素子と直列接続された抵抗と、前記第3スイッチング素子と直列接続された抵抗とは、抵抗値が異なることが好ましい。
この構成によれば、第2スイッチング素子と直列接続された抵抗と、第3スイッチング素子と直列接続された抵抗との抵抗値を同一にした場合よりも、第1、第2、及び第3スイッチング素子のオン、オフの組み合わせにより得られる電圧降下の数が増えるので、電圧降下部による電圧降下を、電圧降下量設定部によって設定された電圧降下量に、より近づけることが容易となる。
また、前記電圧降下部は、前記二次電池と前記接続端子との間に介設された電界効果トランジスタであり、前記電圧降下制御部は、前記電界効果トランジスタのゲート電圧を制御して当該電界効果トランジスタのオン抵抗を調節することによって、前記電圧降下部における電圧降下量を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、電界効果トランジスタのゲート電圧を制御することで電界効果トランジスタのオン抵抗を調節することができるので、当該オン抵抗により電圧降下部における電圧降下量を調節することができる。
また、前記電圧降下部は、前記二次電池と前記接続端子との間に介設されたバイポーラトランジスタであり、前記電圧降下制御部は、前記バイポーラトランジスタのベース電流を制御して当該バイポーラトランジスタのエミッタコレクタ間電圧を調節することによって、前記電圧降下部における電圧降下量を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、バイポーラトランジスタのベース電流を制御することにより、当該バイポーラトランジスタのエミッタコレクタ間電圧を調節することができるので、当該エミッタコレクタ間電圧により電圧降下部における電圧降下量を調節することができる。
また、前記電圧降下部は、前記二次電池と前記接続端子との間に介設されたサーミスタと、前記サーミスタの温度を調節する温度調節部とを備え、前記電圧降下制御部は、前記温度調節部によって、前記サーミスタの温度を調節して当該サーミスタの抵抗値を制御することによって、前記電圧降下部における電圧降下量を制御するようにしてもよい。
この構成によれば、温度調節部によってサーミスタの温度を調節することで、サーミスタの抵抗値を制御することができるので、サーミスタの抵抗値を制御して電圧降下部における電圧降下量を調節することができる。
また、本発明に係る充電システムは、二次電池と、前記二次電池を充電するための充電電圧を供給する充電部と、前記二次電池と前記充電部との間で前記二次電池と直列に電圧降下を生じさせる電圧降下部と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部によって検出される端子電圧が、予め設定された閾値電圧以上の場合、前記電圧降下部によって、前記電圧降下を増大させる電圧降下制御部とを備える。
この構成によれば、電圧検出部によって検出される端子電圧が予め設定された閾値電圧以上の場合、電圧降下部によって二次電池と直列に電圧降下が生じるので、二次電池に印加される電圧が低下する。従って、二次電池の端子電圧が閾値電圧を超えるおそれを低減することができるので、閾値電圧を適宜設定することにより、二次電池の端子電圧が許容電圧範囲を超えるおそれを低減することができる。また、充電回路から供給される充電電圧を変化させることなく、二次電池に印加される電圧を低下させることができるので、定電圧充電回路や定電流定電圧充電回路をそのまま用いることが容易である。
このような構成の電池パック、及び充電システムは、電圧検出部によって検出される端子電圧が予め設定された閾値電圧以上の場合、電圧降下部によって二次電池と直列に電圧降下が生じるので、二次電池に印加される電圧が低下する。従って、二次電池の端子電圧が閾値電圧を超えるおそれを低減することができるので、閾値電圧を適宜設定することにより、二次電池の端子電圧が許容電圧範囲を超えるおそれを低減することができる。また、充電回路から供給される充電電圧を変化させることなく、二次電池に印加される電圧を低下させることができるので、定電圧充電回路や定電流定電圧充電回路をそのまま用いることが容易である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る電池パックを備えた充電システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す充電システム1は、電池パック2と充電装置3とが接続されて構成されている。なお、この充電システム1は、電池パック2から給電が行われる図示しない負荷装置をさらに含む電子機器システムとして構成されてもよい。その場合、電池パック2は、図1では充電装置3から充電が行われるけれども、該電池パック2が前記負荷装置に装着されて、負荷装置を通して充電が行われてもよい。また、電池パック2と充電装置3とに別離されている必要はなく、充電システム1全体で、一体の回路として構成されていてもよい。
電池パック2は、接続端子11,12、組電池14、電圧検出回路15(電圧検出部)、電流検出部16(電流検出部)、温度センサ17(温度検出部)、制御IC18、スイッチング素子Q1(電圧降下部)、及びスイッチング素子Q4を備えている。また、制御IC18は、アナログデジタル(A/D)変換器201と、制御部202とを備えている。スイッチング素子Q1,Q4は、例えばFET(Field Effect Transistor)を用いて構成されている。
接続端子11は、充電用のスイッチング素子Q1と放電用のスイッチング素子Q4とを介して組電池14の正極に接続されている。スイッチング素子Q1は、寄生ダイオードのカソードが接続端子11の方向にされており、スイッチング素子Q4は、寄生ダイオードのカソードが組電池14の方向にされている。
また、接続端子12は、電流検出部16を介して組電池14の負極に接続されており、接続端子11からスイッチング素子Q1,Q4、組電池14、及び電流検出部16を介して接続端子12に至る充放電経路が構成されている。そして、組電池14の負極は、回路グラウンドになっている。なお、接続端子11,12は、充電装置3と電池パック2とを電気的に接続するものであればよく、例えば電極やコネクタ、端子台等であってもよく、ランドやパッド等の配線パターンであってもよい。
電流検出部16は、例えばシャント抵抗やホール素子等の電流センサによって構成されており、組電池14に流れる電流Icを検出する。そして、電流検出部16は、組電池14に流れる電流Ic(充電電流および放電電流)を電圧値に変換し、アナログデジタル変換器201へ出力する。
組電池14は、複数、例えば三個の二次電池(セル)141,142,143が直列に接続された組電池である。二次電池141,142,143は、例えばリチウムイオン二次電池である。
なお、二次電池141,142,143としては、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池等、種々の二次電池を用いることができる。また、組電池14は、複数の二次電池が直列接続されたものに限られず、例えば複数の二次電池が並列接続されていてもよく、直列と並列とが組み合わされて接続されていてもよい。また、組電池14の代わりに単体の二次電池が用いられてもよい。
温度センサ17は、組電池14の温度を検出する温度センサである。そして、温度センサ17によって検出された組電池14の温度は、アナログデジタル変換器201に入力される。
また、組電池14の端子電圧Vt、及び二次電池141,142,143の各端子電圧V1,V2,V3は、電圧検出回路15によってそれぞれ検出され、アナログデジタル変換器201に入力される。なお、組電池14の端子電圧Vtは、電圧検出回路15によって直接検出される例に限られず、制御部202で端子電圧V1,V2,V3を合計して端子電圧Vtを算出するようにしてもよい。
さらにまた、電流検出部16によって検出された充放電電流Icの電流値も、アナログデジタル変換器201に入力される。アナログデジタル変換器201は、各入力値をデジタル値に変換して、制御部202へ出力する。
制御部202は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、これらの周辺回路等とを備えて構成されている。そして、制御部202は、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、充放電制御部211、電圧降下量設定部212、及び電圧降下制御部213として機能する。
充放電制御部211は、アナログデジタル変換器201からの各入力値から、接続端子11,12間の短絡や、接続端子11,12に接続される図略の負荷機器本体からの異常電流等、電池パック2の外部における異常や、組電池14の異常な温度上昇及び組電池14の過充電等の異常を検出する。具体的には、充放電制御部211は、例えば、電流検出部16によって検出された電流値が予め設定された異常電流判定閾値を超えると、接続端子11,12間の短絡や図略の負荷機器本体からの異常電流に基づく異常が生じたと判定する。
また、充放電制御部211は、例えば温度センサ17によって検出された組電池14の温度が予め設定された異常温度判定閾値を超えると、組電池14の異常が生じたと判定する。そして、充放電制御部211は、このような異常を検出した場合、スイッチング素子Q1,Q4をオフさせて、過電流や過熱等の異常から、組電池14を保護する保護動作を行う。
また、充放電制御部211は、電圧検出回路15によって検出された端子電圧V1,V2,V3が、予め設定された過充電検出電圧(例えば4.25V)を超えると、過充電が生じたと判定し、スイッチング素子Q1をオフさせて、過充電から組電池14を保護する保護動作を行う。
また、充放電制御部211は、例えば電圧検出回路15により検出された二次電池141,142,143の端子電圧V1,V2,V3のいずれかが、二次電池の過放電を防止するために予め設定された放電禁止電圧以下になった場合、スイッチング素子Q4をオフさせて、過放電による二次電池141,142,143の劣化を防止するようになっている。
電圧降下量設定部212は、電圧降下部20によって生じさせるべき電圧降下量Vcを設定する。まず、各二次電池141,142,143のセルあたりの端子電圧(V1,V2,V3)の、定電圧充電における充電電圧の目標値として予め設定された閾値電圧Vth(例えば4.2V)と、組電池14のセル数である3とを乗じた電圧(例えば12.6V)が、予め目標電圧Vtgとして設定されている。目標電圧Vtgは、通常、充電装置3が定電圧充電モードで電池パック2を充電する際の、充電装置3の出力電圧に等しい。
閾値電圧Vthとしては、例えば二次電池の満充電状態における開放電圧である満充電電圧が設定されている。リチウムイオン二次電池の満充電電圧は、正極活物質としてコバルト酸リチウムを用いた場合に約4.2V、正極活物質としてマンガン酸リチウムを用いた場合に約4.3Vとなることが知られている。
また、二次電池の充電反応は、温度の影響を大きく受けるため、安全性の見地から、温度によって充電電圧を変化させることが望ましい。例えば、電池工業会(BAJ)発行の「ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書」においては、二次電池の充電電圧および充電電流について、安全性の見地から、標準温度域、高温度域、低温度域のそれぞれの温度域に分けて上限値および最大値が定義されている。そして、安全性の見地から規定された上限充電電圧および最大充電電流に関して、最も高い条件で単電池に充電することができる温度領域が標準温度域とされ、標準温度域より高い温度域が高温度域とされ、標準温度域より低い温度域が低温度域とされている。すなわち、高温度域及び低温度域は、標準温度域と比べて充電に適さない。
そこで、電圧降下量設定部212は、温度センサ17により検出された温度が、例えば、標準温度域であった場合には、上述の目標電圧Vtgと、組電池14の端子電圧Vtとから、下記の式(1)に基づき電圧降下量Vcを算出する。
Vc=Vtg−Vt ・・・(1)
ここで、端子電圧Vtは、電圧検出回路15によって直接検出できるようにしてもよく、電圧検出回路15によって検出された端子電圧V1,V2,V3を合計して端子電圧Vtを算出するようにしてもよい。
また、電圧降下量設定部212は、温度センサ17により検出された温度が、例えば高温度域や低温度域であった場合には、下記の式(2)に基づいて、上記式(1)より電圧降下量Vcが大きくなるように、電圧降下量Vcを算出する。ここで、電圧降下量Vcが増大することは、二次電池141,142,143にそれぞれ印加される充電電圧が低下することを意味する。
Vc=(Vtg−Vt)+0.02×Ns ・・・(2)
但し、Nsは、組電池における直列セル数であり、組電池14においては「3」である。式(2)では、セルあたり0.02V充電電圧を低下させる例を示している。
電圧降下制御部213は、電圧検出回路15によって検出される各端子電圧V1,V2,V3のうちいずれかが閾値電圧Vth以上の場合、すなわち端子電圧V1,V2,V3のうち最大の端子電圧が閾値電圧Vth以上の場合、スイッチング素子Q1のゲート電圧を制御して、電圧降下部20における電圧降下が式(1)、あるいは式(2)で得られる電圧降下量Vcとなるように、スイッチング素子Q1のオン抵抗を増大させる。
そうすると、組電池14に印加される端子電圧Vtは、電圧降下部20における電圧降下量Vcだけ低下するので、端子電圧V1,V2,V3のうち最大の端子電圧が閾値電圧Vthとほぼ等しくされると共に、他の端子電圧もそれぞれ低下する結果、二次電池141,142,143の各端子電圧が閾値電圧Vthを超えることが抑制される。この場合、端子電圧V1,V2,V3のうち最大の端子電圧が閾値電圧Vthとほぼ等しくなるレベルで維持されるので、組電池14の充電電圧が過剰に低下されて充電時間が過度に増大するおそれが低減される。
図3は、FETのゲート−ソース間電圧Vgsと、FETのオン抵抗Ronとの関係の一例を示したグラフである。横軸がゲート−ソース間電圧Vgs、縦軸がFETのオン抵抗Ronを示している。
図3に示すように、ゲート−ソース間電圧Vgsが一定の電圧、例えば7Vを超えると、オン抵抗Ronが非常に小さくなってFETがオン状態となると共に、これ以上ゲート−ソース間電圧Vgsが増大してもオン抵抗Ronが小さくならない飽和領域となる。一方、ゲート−ソース間電圧Vgsが一定の電圧、例えば2.5V以下になると、オン抵抗Ronが非常に大きくなってFETがオフ状態となると共に、これ以上ゲート−ソース間電圧Vgsが低下してもオン抵抗Ronが大きくならない飽和領域となる。
そして、ゲート−ソース間電圧Vgsが2.5Vを超えて7Vに満たない範囲では、ゲート−ソース間電圧Vgsが大きくなるほどオン抵抗Ronが小さくなる非飽和領域となる。従って、スイッチング素子Q1のゲート電圧を非飽和領域で制御することにより、スイッチング素子Q1のオン抵抗Ronを調節することができる。
従って、電圧降下制御部213は、例えば、電流検出部16によって検出される電流Icに基づいて、下記式(3)により、電圧降下量Vcが得られるオン抵抗Ronを算出する。
Ron=Vc/Ic ・・・(3)
そして、例えば図3に示すFETの特性データを予め特性テーブルとしてROMに記憶しておき、電圧降下制御部213は、当該特性テーブルを参照して、スイッチング素子Q1のオン抵抗Ronが式(3)で得られるオン抵抗Ronと等しくなるように、スイッチング素子Q1のゲート電圧を調節することで、スイッチング素子Q1によって、電圧降下量Vcを生じさせる。
充電装置3は、接続端子31,32を備えている。また、充電装置3に電池パック2が取り付けられると、接続端子31,32と接続端子11,12とが接続されるようになっている。そして、充電装置3は、接続端子31,32と接続端子11,12とを介して電池パック2へ、組電池14を充電するための充電電流、充電電圧を供給することにより、いわゆる定電流定電圧(CCCV)充電を行う。
具体的には、充電装置3は、接続端子31,32から、電流値Iccの充電電流Icを電池パック2へ供給することにより定電流充電を実行し、接続端子31,32間の電圧Voutが予め設定された基準電圧Ve1に達すると、基準電圧Ve1を充電電圧として接続端子31,32間に印加して組電池14を充電する定電圧充電に切り替える。さらに、充電装置3は、組電池14に流れる充電電流Icが充電終止電流値Ia以下になると、組電池14が満充電になったものと判定して充電を終了する。
図2は、図1に示す充電装置3の構成の一例を示すブロック図である。図2に示す充電装置3は、接続端子31,32、直流電源回路35、DC−DCコンバータ36(充電部)、充電制御部37、誤差増幅器38,39,40、基準電圧源41,42,43、及び電流検出抵抗RSを備えている。基準電圧源41,42,43は、予め設定された基準電圧Ve1,Ve2,Ve3を出力する定電圧回路である。
直流電源回路35は、例えば商用交流電源電圧を直流電圧に変換して出力する。そして、直流電源回路35の高電位側出力端子がスイッチング素子362、及びコイルL1を介して接続端子31に接続されている。また、直流電源回路35の低電位側出力端子がグラウンドに接続されると共に、電流検出抵抗RSを介して接続端子32に接続されている。
DC−DCコンバータ36は、例えばFETのスイッチング素子362、コイルL1、ダイオードD1、コンデンサC1、及びPWM(Pulse Width Modulation)信号生成回路361を備えて構成されている。スイッチング素子362とコイルL1との接続点は、ダイオードD1のカソードに接続され、ダイオードD1のアノードがグラウンドに接続されている。また、ダイオードD1とコイルL1との直列回路と並列に、コンデンサC1が接続されている。
そして、PWM信号生成回路361は、充電制御部37からの制御信号に応じてパルス幅を変化させたPWM制御信号をスイッチング素子362のゲートへ出力してスイッチング素子362をオン、オフさせる。そうすると、スイッチング素子362、ダイオードD1、コイルL1、及びコンデンサC1によって、充電制御部37からの制御信号に応じた直流電流、直流電圧が生成されて、接続端子31,32を介して電池パック2へ供給される。
充電制御部37は、例えば順序回路や論理回路、発振回路等を用いて構成されている。そして、充電制御部37は、後述するように、誤差増幅器39,40の出力信号に応じてPWM信号生成回路361へ制御信号を出力することにより、DC−DCコンバータ36から接続端子31,32を介して電池パック2へ出力される充電電圧、及び充電電流を制御して、例えばCCCV(定電流定電圧)充電を行う。
誤差増幅器40は、電流検出抵抗RSの両端電圧と、基準電圧源42から出力される基準電圧Ve2とを比較し、電流検出抵抗RSの両端電圧が基準電圧Ve2以下であればローレベル、電流検出抵抗RSの両端電圧が基準電圧Ve2を超えればハイレベルの信号を充電制御部37へ出力する。
基準電圧Ve2は、定電流充電の充電電流Icとして予め設定された電流値Iccの電流が電流検出抵抗RSを流れることにより、電流検出抵抗RSの両端に生じる電圧が設定されている。
そして、充電制御部37は、誤差増幅器40の出力電圧がローレベルであれば、PWM信号生成回路361へ制御信号を出力してDC−DCコンバータ36の出力電流を増大させる一方、誤差増幅器40の出力電圧がハイレベルであれば、PWM信号生成回路361へ制御信号を出力してDC−DCコンバータ36の出力電流を低下させることで、電池パック2へ供給する充電電流Icを電流値Iccで一定にして定電流充電を行う。
電流値Iccは、例えば二次電池141,142,143の1セルあたりの”1It”(=1C=電池容量(Ah)/1(h))の70%に、並列セル数Npを乗算した電流値が設定されている。”1It”は、定電流放電によって、二次電池141,142,143の1セルあたりの公称容量値NCを1時間で放電できる電流レベルである。例えば、NC=2000mAh、Np=2であるとき、”1It”は、4000mAhの70%で2800mAに設定されている。
誤差増幅器39は、電池パック2へ供給される接続端子31,32間の電圧Voutと、基準電圧源41から出力される基準電圧Ve1(定電圧充電設定電圧)とを比較し、電圧Voutが基準電圧Ve1未満であればローレベル、電圧Voutが基準電圧Ve1以上になればハイレベルの信号を充電制御部37へ出力する。基準電圧Ve1は、例えば定電流充電を終了する充電終止電圧(定電圧充電の充電電圧)として予め設定されており、充電電圧の上限値となっている。基準電圧Ve1は、目標電圧Vtg(=Vth×Ns)と等しい電圧が、予め設定されている。
そして、充電制御部37は、定電流充電中に誤差増幅器39の出力電圧がハイレベルとなれば、定電圧充電に移行する。充電制御部37は、定電圧充電に移行すると、誤差増幅器39の出力電圧がローレベルであれば、PWM信号生成回路361へ制御信号を出力してDC−DCコンバータ36の出力電流を増大させる。一方、充電制御部37は、誤差増幅器39の出力電圧がハイレベルであれば、PWM信号生成回路361へ制御信号を出力してDC−DCコンバータ36の出力電流を低下させることで、出力電圧Voutが基準電圧Ve1で一定になるように制御して、定電圧充電を実行する。
誤差増幅器38は、電流検出抵抗RSの両端電圧と、基準電圧源43から出力される基準電圧Ve3とを比較し、電流検出抵抗RSの両端電圧が基準電圧Ve3以下であればローレベル、電流検出抵抗RSの両端電圧が基準電圧Ve3を超えればハイレベルの信号を充電制御部37へ出力する。
基準電圧Ve3は、電池パック2の充電を終了すべき電流値として予め設定された充電終止電流値Iaの電流が電流検出抵抗RSを流れることにより、電流検出抵抗RSの両端に生じる電圧が設定されている。そして、充電制御部37は、誤差増幅器39の出力電圧がローレベルになると、組電池14が満充電になったと判断し、PWM信号生成回路361へ制御信号を出力してスイッチング素子362をオフさせることで、電池パック2の充電を終了する。充電終止電流値Iaは、例えば0.05Itに設定されている。
なお、充電システム1は、必ずしも電池パック2と充電装置3とに分離可能に構成されるものに限られず、充電システム1全体で一つの回路として構成されていてもよい。また、電池パック2における組電池14以外の構成要素を充電装置3に含んで充電装置が構成されていてもよく、電池パック2における組電池14以外の構成要素を電池パックと充電装置とで分担して備える構成であってもよい。また、図略の負荷回路へ負荷電流を供給しながら組電池14を充電する構成であってもよい。
次に、上述のように構成された充電システム1の動作について説明する。図4は、充電システム1の動作を説明するための説明図である。図4は、充電システム1によって、組電池14を充電した場合の端子電圧V1,V2,V3と、充電電流Icとを示している。
まず、充電装置3によって、電流値Iccの充電電流Icが組電池14に供給されて、二次電池141,142,143がそれぞれ定電流充電されている(タイミングT1)。そうすると、端子電圧V1,V2,V3は、充電が進むにつれて、徐々に上昇していく。端子電圧V1,V2,V3には、アンバランスが生じており、図4では、端子電圧V1が端子電圧V2,V3より高くなる例を示している。
そして、電圧検出回路15により検出される端子電圧V1が閾値電圧Vthになると(タイミングT2)、電圧降下量設定部212によって、式(1)に基づいて(温度センサ17により検出された温度が高温度域や低温度域であった場合には、式(2)に基づいて)、電圧降下量Vcが算出される。電圧降下量設定部212は、電圧検出回路15により検出される端子電圧V1を常時監視しており、端子電圧V1に応じて電圧降下量Vcを更新するようになっている。
さらに、電圧降下制御部213によって、スイッチング素子Q1における電圧降下が、電圧降下量設定部212により更新されている電圧降下量Vcと等しくなるように、スイッチング素子Q1のゲート電圧が調節される。そうすると、端子電圧V1は、ほぼ閾値電圧Vthと一致したまま維持される。
また、スイッチング素子Q1によって、電圧降下量Vcの電圧降下が生じると、充電装置3からみた接続端子31,32の電圧Voutは、組電池14の端子電圧Vtに電圧降下量Vcを加算した電圧となり、Vout=Vt+Vcとなる。ここで、Vc=Vtg−Vtであるから、Vout=Vtgとなる。充電装置3における基準電圧Ve1は、目標電圧Vtgに設定されているから、電圧Voutが目標電圧Vtg(=基準電圧Ve1)になったことが誤差増幅器39によって検出されると、充電制御部37によって、定電流充電から定電圧充電に切り替えられる。そして、DC−DCコンバータ36によって、充電制御部37からの制御信号に応じて一定の目標電圧Vtgが、接続端子11,12間に印加される。
以降、電圧降下量設定部212による電圧降下量Vcの算出と電圧降下制御部213によるスイッチング素子Q1のゲート電圧の調節が繰り返されて、端子電圧V1がほぼ閾値電圧Vthに維持されたまま、二次電池141,142,143が充電される。そして、二次電池141,142,143の充電が進むにつれて、組電池14に流れる電流Icが徐々に減少する。
すなわち、端子電圧V1,V2,V3のいずれかが閾値電圧Vth以上になったことを検出する都度、電圧降下量Vcを算出し直したり、あるいは一度端子電圧V1,V2,V3のいずれかが閾値電圧Vth以上になったことを検出した後は、常に電圧降下量Vcを算出、更新したりすることで、端子電圧の上昇と共にスイッチング素子Q1における電圧降下量を変化(減少)させていくことになる。
このとき、二次電池141,142,143の端子電圧V1,V2,V3には、それぞれ二次電池141,142,143の開路電圧(OCV電圧)と、二次電池141,142,143の内部抵抗に電流Icが流れることで生じる電圧降下とが含まれている。ここで、スイッチング素子Q1によって、電圧降下量Vcの電圧降下が生じていることによって(スイッチング素子Q1のオン抵抗Ronによって)、スイッチング素子Q1が完全にオン状態になっているときよりも電流Icが減少する。
電流Icが減少すると、二次電池141,142,143の内部抵抗で生じる電圧降下の電圧成分が減少するので、充電に寄与しない内部抵抗で生じる電圧降下を減少させて、その分二次電池141,142,143の開路電圧を高く維持することができるので、過度に二次電池141,142,143の充電電圧を低下させて充電時間が増大してしまうおそれを低減することができる。
そして、タイミングT2以降、二次電池141,142,143の充電が進むことによる充電電流の減少に加えて、スイッチング素子Q1のオン抵抗Ronによる電流制限によって、徐々に充電電流Icが減少する。充電電流Icが減少すると、二次電池141,142,143の内部抵抗のバラツキにより生じていた端子電圧V1,V2,V3の差が減少するので、端子電圧V1を閾値電圧Vthに維持したまま、端子電圧V2,V3を上昇させることができる。
そして、充電電流Icが充電終止電流値Ia以下になると(タイミングT3)、充電装置3において誤差増幅器39の出力電圧がローレベルになる。そうすると、充電制御部37によって、DC−DCコンバータ36から出力される充電電流Icがゼロにされて、充電を終了する。
以上のように、電圧降下量設定部212、電圧降下制御部213、及びスイッチング素子Q1によって、充電装置3のような定電圧充電回路や定電流定電圧充電回路を用いつつ、二次電池の端子電圧が許容電圧範囲を超えるおそれを低減することができる。
なお、電圧降下部としてFETを用いる例に限らない。例えば、図5に示す電池パック2aのように、スイッチング素子Q1aとしてバイポーラトランジスタを用いてもよい。そして、電圧降下制御部213aは、スイッチング素子Q1aのエミッタコレクタ間電圧が電圧降下量Vcと等しくなるように、スイッチング素子Q1aのベース電流を制御するようにしてもよい。
また、例えば図6に示す電池パック2bのように、スイッチング素子Q1と直列に接続されたサーミスタRthと、サーミスタRthを加熱するヒータH1(温度調節部)とをさらに備える構成としてもよい。サーミスタRthとしては、温度が高くなるほど抵抗値が増大するPTC(Positive Temperature Coefficient)や、温度が低くなるほど抵抗値が増大するNTC(negative temperature coefficient)を用いることができる。そして、例えば、電圧降下制御部213bは、ヒータH1の発熱量を調節してサーミスタRthの温度を制御することにより、サーミスタRthで電圧降下量Vcの電圧降下を生じるように、サーミスタRthの抵抗値を制御するようにしてもよい。
また、例えば図7に示す電池パック2cのように、スイッチング素子Q2(第2スイッチング素子)と抵抗R1との直列回路と、スイッチング素子Q3(第3スイッチング素子)と抵抗R2との直列回路とを、スイッチング素子Q1(第1スイッチング素子)と並列に接続する構成としてもよい。この場合、スイッチング素子Q1,Q2,Q3、及び抵抗R1,R2によって、電圧降下部20が構成されている。スイッチング素子Q1,Q2,Q3としては、例えばFETが用いられる。
電圧降下部20は、制御部202からの制御信号に応じてスイッチング素子Q1,Q2,Q3がオン、オフされることで、抵抗値Rを生じるようになっている。そうすると、電圧降下部20は、組電池14に流れる充電電流Icが電圧降下部20を流れることにより、R×Icの電圧降下を生じる。抵抗R2の抵抗値Rは、抵抗R1の抵抗値Rより大きな値に設定されている。
そして、スイッチング素子Q1がオン、スイッチング素子Q2,Q3がオフされると電圧降下部20の抵抗値Rは略ゼロとなり、スイッチング素子Q1がオフ、スイッチング素子Q2,Q3がオンされると電圧降下部20の抵抗値Rは(R+R)/(R×R)、スイッチング素子Q1,Q3がオフ、スイッチング素子Q2がオンされると電圧降下部20の抵抗値RはRとなり、スイッチング素子Q1,Q2がオフ、スイッチング素子Q3がオンされると電圧降下部20の抵抗値RはRとなる。
このように、電圧降下部20は、抵抗値Rと抵抗値Rとが異なる値に設定されていることにより、二つの抵抗R1,R2を用いて3通りの抵抗値を生成することができ、電圧降下部20で生じさせることのできる電圧降下の段階数が増大されている。なお、電圧降下部20において、スイッチング素子Q1と並列接続されるスイッチング素子と抵抗との直列回路数は、1つであってもよく、3以上であってもよい。
電圧降下制御部213cは、電圧検出回路15によって検出される各端子電圧V1,V2,V3のうちいずれかが閾値電圧Vth以上の場合、すなわち端子電圧V1,V2,V3のうち最大の端子電圧が閾値電圧Vth以上の場合、スイッチング素子Q1,Q2,Q3のオン、オフを切り替えて、電圧降下部20の抵抗値Rを増大させることで電圧降下部20における電圧降下を増大させる。そうすると、組電池14に印加される端子電圧Vtは、電圧降下部20における電圧降下分だけ低下するので、端子電圧V1,V2,V3もそれぞれ低下する結果、二次電池141,142,143の各端子電圧が閾値電圧Vthを超えることが抑制される。
例えば、電圧降下制御部213cは、電流検出部16によって検出される電流Icに基づいて、スイッチング素子Q1がオフ、スイッチング素子Q2,Q3がオンのときに得られる電圧降下部20の電圧降下VdをIc×(R+R)/(R×R)として算出し、スイッチング素子Q1,Q3がオフ、スイッチング素子Q2がオンのときに得られる電圧降下部20の電圧降下VdをIc×Rとして算出し、スイッチング素子Q1,Q2がオフ、スイッチング素子Q3がオンのときに得られる電圧降下部20の電圧降下VdをIc×Rとして算出する。
そして、電圧降下制御部213cは、端子電圧V1,V2,V3のうちいずれかが閾値電圧Vth以上の場合、スイッチング素子Q1,Q2,Q3のオン、オフの組み合わせにより得られる電圧降下Vdのうち電圧降下量設定部212により設定された電圧降下量Vc以上であって、かつ電圧降下量Vcに最も近い電圧降下が電圧降下部20によって得られるように、スイッチング素子Q1,Q2,Q3のオン、オフを制御する。
これにより、端子電圧V1,V2,V3の最大値が閾値電圧Vthを超えない範囲で、電圧降下部20による電圧降下Vdが最も小さく、すなわち二次電池141,142,143に印加される充電電圧を最も高くするように、スイッチング素子Q1,Q2,Q3のオン、オフを設定することができる結果、二次電池141,142,143の端子電圧V1,V2,V3を許容電圧範囲内に収めつつ、可能な限り充電電圧を増大させて、充電時間の短縮とSOCの増大とを図ることができる。
なお、電圧降下制御部213cは、端子電圧V1,V2,V3のうちいずれかが閾値電圧Vth以上の場合、端子電圧V1,V2,V3の最大値が閾値電圧Vthを下回るまで、電圧降下部20の抵抗値Rが段階的に増大するように、順次スイッチング素子Q1,Q2,Q3のオン、オフを切り替えるようにしてもよい。
この場合、電圧降下部20の抵抗値Rは、連続的に変化させることができないので、図1、図5、図6に示す電池パック2,2a,2bと比べて制御精度は低下するものの、基本的には、電池パック2,2a,2bと同様に、端子電圧V1をほぼ閾値電圧Vthに維持したまま、端子電圧V2,V3を上昇させることができる結果、充電装置3のような定電圧充電回路や定電流定電圧充電回路を用いつつ、二次電池の端子電圧が許容電圧範囲を超えるおそれを低減することができる。
なお、電圧降下部は、電池パック2,2a,2b,2c側に設ける例に限られず、充電装置3において、DC−DCコンバータ36と接続端子31との間、又はDC−DCコンバータ36と接続端子32との間に設けることで、DC−DCコンバータ36と組電池14との間で直列に電圧降下を生じさせるようにしてもよい。
この場合、充電装置そのものは、既存の充電装置をそのまま用いることはできないが、少なくとも電圧降下部や電圧降下部における電圧降下の制御に係る回路以外は、従来の設計をそのまま用いることができるので、設計工数が低減できる。
ところで、図2に示す充電装置3は、基準電圧源41から出力される基準電圧Ve1に基づいて、定電流充電を実行中に電圧Voutが基準電圧Ve1になったときに、定電圧充電に移行する。そして、定電圧充電では、基準電圧源41から出力される基準電圧Ve1に基づいて、基準電圧Ve1の電圧を充電電圧として電池パック2へ供給する。
従って、例えば基準電圧源41の精度バラツキや故障等によって基準電圧Ve1が目標電圧Vtgより大きくなると、端子電圧V1,V2,V3が閾値電圧Vthを超えてしまうおそれがある。また、基準電圧Ve1が目標電圧Vtgより大きくなると、電圧降下部によって電圧降下を生じても、充電装置3が定電流充電から定電圧充電へ移行せずに定電流充電が継続し、電流値Iccの定電流を流し続けるおそれもある。定電流充電が継続する場合も、端子電圧V1,V2,V3が閾値電圧Vthを超えてしまうおそれがある。
そこで、例えば図8に示す電池パック2dのように、充電装置3dと接続する接続端子13と、設定電圧検出部19とをさらに備え、制御部202dが、目標電圧設定部214をさらに備える構成としてもよい。また、図9に示すように、充電装置3dが、基準電圧源41の基準電圧Ve1を出力する接続端子33をさらに備えてもよい。
接続端子13,33は、電池パック2dと充電装置3dとが組み合わされると、互いに接続されるようになっている。そして、接続端子13と接続端子33とが接続されると、基準電圧Ve1が設定電圧検出部19に印加される。
設定電圧検出部19は、例えばアナログデジタル変換器を用いて構成されている。そして、設定電圧検出部19は、基準電圧Ve1を検出し、その電圧値を制御部202dへ出力する。目標電圧設定部214は、設定電圧検出部19によって検出された基準電圧Ve1を、目標電圧Vtgとして設定する。
これにより、基準電圧Ve1と目標電圧Vtgとのずれを補正することができる結果、端子電圧V1,V2,V3が閾値電圧Vthを超えてしまうおそれを低減することができる。なお、接続端子13、設定電圧検出部19及び目標電圧設定部214を、電池パック2a,2b,2cに備えてもよい。
また、例えば図10に示す電池パック2eのように、接続端子11,12間の電圧を検出する設定電圧検出部19eをさらに備え、制御部202eが、目標電圧設定部214eをさらに備える構成としてもよい。
目標電圧設定部214eは、例えば、スイッチング素子Q1をオフして充電装置3dを定電圧充電モードに移行させた後、このとき設定電圧検出部19eによって検出された接続端子11,12間の電圧、すなわち基準電圧Ve1を、目標電圧Vtgとして設定する。これにより、新たな接続端子13,33を設けることなく、設定電圧検出部19eによって、基準電圧Ve1を検出することができる。
なお、設定電圧検出部19e、及び目標電圧設定部214eを、電池パック2a,2b,2cに備えてもよい。
また、図11に示す電池パック2fのように、接続端子11,12間の電圧を検出する充電電圧検出部21をさらに備え、制御部202fが、目標電圧設定部214fをさらに備える構成としてもよい。充電電圧検出部21は、例えばアナログデジタル変換器を用いて構成されている。
図12は、図11に示す充電システム1fの動作を説明するための説明図である。図12は、充電システム1fによって、組電池14を充電した場合の端子電圧V1,V2,V3と、充電電流Icとを示している。タイミングT1〜T2の動作は、図4に示す充電システム1の動作と同様であるので、その説明を省略する。
基準電圧Ve1が目標電圧Vtgより高いと、タイミングT2において、スイッチング素子Q1で電圧降下量Vcの電圧降下が生じても、充電装置3からみた接続端子31,32の電圧Voutは基準電圧Ve1に満たないため、充電制御部37は、定電流充電を維持する。そのため、二次電池141,142,143には電流値Iccが流れ続けて端子電圧V1,V2,V3が上昇し続けることとなる。
電圧降下制御部213fは、タイミングT2以降、電流検出部16で検出される電流値が電流値Iccより少なくなるまでスイッチング素子Q1のオン抵抗Ronを徐々に増大させることによって、スイッチング素子Q1による電圧降下を徐々に増大させる。
そうすると、電圧Voutが徐々に増大して基準電圧Ve1に達し、充電制御部37によって、定電流充電から定電圧充電に切り替えられる(タイミングT4)。そして、充電電流Icが減少し始める。
さらに、電流検出部16で検出される電流値が電流値Iccより少なくなると、目標電圧設定部214fによって、このとき充電電圧検出部21で検出された電圧が、新たに目標電圧Vtgとして設定される。この電圧は、充電装置3の定電圧充電モードにおける充電電圧、すなわち基準電圧Ve1であるから、基準電圧Ve1と目標電圧Vtgとのずれを補正することができる。
そして、基準電圧Ve1と目標電圧Vtgとのずれが補正されると、これ以降、電圧降下制御部213fが、電圧降下量設定部212で設定された電圧降下量Vcの電圧降下をスイッチング素子Q1で生じさせることにより、端子電圧V1をほぼ閾値電圧Vthに維持することができる結果、端子電圧V1,V2,V3が閾値電圧Vthを超えてしまうおそれを低減することができる。以降、タイミングT3までの動作は、図4に示す充電システム1の動作と同様であるので、その説明を省略する。
なお、充電電圧検出部21、電圧降下制御部213f、及び目標電圧設定部214fを、電池パック2a,2b,2cに備えてもよい。
また、設定電圧検出部19,19eや充電電圧検出部21によって検出された基準電圧Ve1が、目標電圧Vtgよりも、予め設定された判定電圧以上大きい場合、充放電制御部211は、スイッチング素子Q1(遮断部)をオフして組電池14の充電電流を遮断するようにしてもよい。これにより、電圧降下部の過度の発熱や、電圧降下部が故障するおそれを低減できる。
本発明は、携帯型パーソナルコンピュータやデジタルカメラ、携帯電話機等の電子機器、電気自動車やハイブリッドカー等の車両、等の電池搭載装置として使用される充電システム、及びこれら電池搭載装置の電源として用いられる電池パックとして好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る電池パックを備えた充電システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す充電装置の構成の一例を示すブロック図である。 FETのゲート−ソース間電圧Vgsと、FETのオン抵抗Ronとの関係の一例を示したグラフである。 図1に示す充電システム及び電池パックの動作を説明するための説明図である。 図1に示す電池パックの変形例を示すブロック図である。 図1に示す電池パックの変形例を示すブロック図である。 図1に示す電池パックの変形例を示すブロック図である。 図1に示す電池パックの変形例を示すブロック図である。 図1に示す充電装置の変形例を示すブロック図である。 図1に示す電池パックの変形例を示すブロック図である。 図1に示す電池パックの変形例を示すブロック図である。 図11に示す充電システムの動作を説明するための説明図である。
符号の説明
1 充電システム
2 電池パック
3 充電装置
11,12,31,32 接続端子
14 組電池
15 電圧検出回路
16 電流検出部
17 温度センサ
19,19e 設定電圧検出部
20 電圧降下部
21 充電電圧検出部
36 DC−DCコンバータ
141 二次電池
201 アナログデジタル変換器
202,202a,202b,202c,202d,202e,202f 制御部
211 充放電制御部
212 電圧降下量設定部
213,213a,213b,213c 電圧降下制御部
214,214e,214f 目標電圧設定部
H1 ヒータ
Ia 充電終止電流値
Ic 電流
Icc 電流値
Q1,Q1a,Q2,Q3,Q4 スイッチング素子
R1,R2 抵抗

Claims (19)

  1. 二次電池と、
    前記二次電池を充電するための充電電圧を受電する接続端子と、
    前記二次電池と前記接続端子との間で前記二次電池と直列に電圧降下を生じさせるための電圧降下部と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部によって検出される端子電圧が、予め設定された閾値電圧以上の場合、前記電圧降下部によって、前記電圧降下を生じさせる電圧降下制御部と
    を備えることを特徴とする電池パック。
  2. 前記閾値電圧は、前記二次電池の満充電状態における開放電圧であること
    を特徴とする請求項1記載の電池パック。
  3. 前記電圧降下制御部が、前記電圧降下部によって生じさせる電圧降下量を、前記電圧検出部により得られる前記二次電池の両端電圧と所定の目標電圧との差である差分電圧値に基づき設定する電圧降下量設定部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の電池パック。
  4. 前記電圧降下量設定部は、前記二次電池の両端電圧をVt、前記目標電圧をVtgとした場合、前記電圧降下量Vcを、下記の式(1)に基づき設定すること
    を特徴とする請求項3記載の電池パック。
    Vc=Vtg−Vt ・・・(1)
  5. 前記二次電池の温度を検出する温度検出部をさらに備え、
    前記電圧降下量設定部は、
    前記温度検出部により検出された前記二次電池の温度が、当該二次電池の充電に適さない方向に変化した場合、前記電圧降下量を増大させること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の電池パック。
  6. 前記二次電池は、複数のセルが直列接続された組電池であり、
    前記電圧検出部は、
    前記各セルの端子電圧を検出し、
    前記電圧降下制御部は、
    前記電圧検出部によって検出される各端子電圧のうちいずれかが、前記閾値電圧以上の場合、前記電圧降下部によって、前記電圧降下を生じさせること
    を特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の電池パック。
  7. 前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部をさらに備え、
    前記電圧降下制御部は、
    前記電圧検出部によって検出される端子電圧が、予め設定された閾値電圧以上の場合、前記電流検出部により検出される電流値が減少するまで前記電圧降下部による電圧降下量を徐々に増大させ、前記電流検出部により検出される電流値が減少し始めた後、前記電圧降下量設定部により設定された電圧降下量の電圧降下を、前記電圧降下部によって生じさせること
    を特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の電池パック。
  8. 前記接続端子によって受電された充電電圧を検出する充電電圧検出部と、
    前記電流検出部により検出される電流値が減少し始めたときに、前記充電電圧検出部によって検出された電圧を、定電圧充電設定電圧として取得すると共に前記目標電圧として設定する目標電圧設定部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項7記載の電池パック。
  9. 前記目標電圧は、
    前記二次電池における直列セル数と前記閾値電圧とを乗じた電圧であること
    を特徴とする請求項6又は7記載の電池パック。
  10. 前記接続端子には、予め設定された一定の定電圧充電設定電圧を当該接続端子に供給することにより前記二次電池を定電圧充電する充電装置が接続可能にされており、
    前記接続端子に接続される充電装置における前記定電圧充電設定電圧を検出する設定電圧検出部と、
    前記設定電圧検出部によって検出された定電圧充電設定電圧を、前記目標電圧として設定する目標電圧設定部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の電池パック。
  11. 前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部をさらに備え、
    前記電圧降下制御部は、
    前記電圧検出部によって検出される端子電圧が、予め設定された閾値電圧以上の場合、前記電流検出部により検出される電流値が減少するまで、前記電圧降下部による電圧降下量を徐々に増大させること
    を特徴とする請求項1又は2記載の電池パック。
  12. 前記定電圧充電設定電圧が、前記目標電圧よりも、予め設定された判定電圧以上大きい場合、前記二次電池の充電電流を遮断する遮断部をさらに備えること
    を特徴とする請求項8又は10記載の電池パック。
  13. 前記電圧降下部は、
    前記二次電池と前記接続端子との間の電流経路を開閉する第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子と並列に接続された、第2スイッチング素子と抵抗との直列回路とを備え、
    前記電圧降下制御部は、
    前記第1スイッチング素子をオフさせると共に前記第2スイッチング素子をオンさせることにより、前記電圧降下を生じさせること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の電池パック。
  14. 前記電圧降下部は、
    前記二次電池と前記接続端子との間の電流経路を開閉する第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子と並列に接続された、第2スイッチング素子と抵抗との直列回路と、
    前記第1スイッチング素子と並列に接続された、第3スイッチング素子と抵抗との直列回路とを備え、
    前記電圧降下制御部は、
    前記第1、第2、及び第3スイッチング素子のオン、オフの組み合わせにより得られる電圧降下のうち、前記電圧降下量設定部により設定された電圧降下量以上であってかつ当該電圧降下量に最も近い電圧降下が、前記電圧降下部によって得られるように前記第1、第2、及び第3スイッチング素子のオン、オフを制御すること
    を特徴とする請求項3〜10のいずれか1項に記載の電池パック。
  15. 前記第2スイッチング素子と直列接続された抵抗と、前記第3スイッチング素子と直列接続された抵抗とは、抵抗値が異なること
    を特徴とする請求項14記載の電池パック。
  16. 前記電圧降下部は、
    前記二次電池と前記接続端子との間に介設された電界効果トランジスタであり、
    前記電圧降下制御部は、
    前記電界効果トランジスタのゲート電圧を制御して当該電界効果トランジスタのオン抵抗を調節することによって、前記電圧降下部における電圧降下量を制御すること
    を特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の電池パック。
  17. 前記電圧降下部は、
    前記二次電池と前記接続端子との間に介設されたバイポーラトランジスタであり、
    前記電圧降下制御部は、
    前記バイポーラトランジスタのベース電流を制御して当該バイポーラトランジスタのエミッタコレクタ間電圧を調節することによって、前記電圧降下部における電圧降下量を制御すること
    を特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の電池パック。
  18. 前記電圧降下部は、
    前記二次電池と前記接続端子との間に介設されたサーミスタと、
    前記サーミスタの温度を調節する温度調節部とを備え、
    前記電圧降下制御部は、
    前記温度調節部によって、前記サーミスタの温度を調節して当該サーミスタの抵抗値を制御することによって、前記電圧降下部における電圧降下量を制御すること
    を特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の電池パック。
  19. 二次電池と、
    前記二次電池を充電するための充電電圧を供給する充電部と、
    前記二次電池と前記充電部との間で前記二次電池と直列に電圧降下を生じさせる電圧降下部と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部によって検出される端子電圧が、予め設定された閾値電圧以上の場合、前記電圧降下部によって、前記電圧降下を増大させる電圧降下制御部と
    を備えることを特徴とする充電システム。
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