JP2009052682A - 電動式ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクロータと反作用部側の摩擦部材との引き摺りを低減し、一対の摩擦部材の偏摩耗を抑制可能とする電動式ブレーキ装置を得る。
【解決手段】キャリパ本体1の作用部2および反作用部3の両者から、ディスクロータ6に摺接可能に配置した一対の摩擦部材4,5と、摩擦部材4,5をディスクロータ6に押圧する押圧部材7,8と、作用部2側に設けるとともに押圧部材7,8に押圧力を発生させる駆動モータ14とを備えた電動式ブレーキ装置である。そして、作用部2側には、キャリパ本体1の軸方向に、駆動モータ14の駆動力を押圧部材7,8に伝達する一対の駆動シャフト12,13を設け、この一対の駆動シャフト12,13を互いに作用方向が異なる逆ネジ形状に形成し、この一対の駆動シャフト12,13により駆動モータ14の駆動力をディファレンシャルギア11を介して作用部2及び反作用部3にそれぞれ伝達可能とするよう構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動式ブレーキに関するものであって、特に摩擦パッドの引き摺り及び偏摩耗を抑制する機構に関するものである。
特開2003−287066号公報
従来より、特許文献1に示す如く、キャリパ本体の作用部および反作用部にそれぞれ摩擦部材を設けるとともに、この一対の摩擦部材を駆動機構によって進退動させ、上記ディスクロータに上記一対の摩擦部材を押圧摺動して制動を行う電動式ブレーキ装置が存在する。この電動式ブレーキ装置は、電動モータを正回転させて上記摩擦部材をディスクロータに押圧することにより制動を行うとともに、電動モータを逆回転させて上記摩擦部材をディスクロータから離間させることにより制動の解除を行うものである。
しかしながら、上記特許文献1に記載の電動式ブレーキ装置において、電動モータを逆回転させた場合に、作用部側に設けた摩擦部材は上記電動モータの作動により直接移動して積極的にディスクロータから離間するが、反作用部側に設けた摩擦部材は、電動モータが作動してもディスクロータから離間方向に積極的に移動させることが困難であるため、反作用部側の摩擦パッドはディスクロータ側に残ったまま、いわゆる引き摺りが発生する傾向にあった。
このように引き摺りが発生した場合には、反作用部側の摩擦部材はディスクロータとの摩擦によって摩耗が促進されるため、この摩擦部材の摩り減りが早くなる。従って、作用部側の摩擦パッドと反作用部側の摩擦パッドとの間で偏摩耗が生じるとともに、反作用部側の摩擦パッドの交換時期を早めるものとなっていた。また、その他にも上記の如く引き摺りにより発生する摩擦によって、燃費が悪くなったりするなどの不都合が生じる場合があった。
そこで、本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、ディスクロータと反作用部側の摩擦部材との引き摺りを低減し、一対の摩擦部材の偏摩耗を抑制可能とする電動式ブレーキ装置を得ようとするものである。
本発明は上述の如き課題を解決するため、キャリパ本体の作用部および反作用部の両者から、ディスクロータに摺接可能に配置した一対の摩擦部材と、この摩擦部材を前記ディスクロータに押圧する押圧部材と、前記作用部側に設けるとともに前記押圧部材に押圧力を発生させる駆動モータとを備えた電動式ブレーキ装置を前提とするものである。
そして、前記キャリパ本体の作用部側には、キャリパ本体の軸方向に、前記駆動モータの駆動力を押圧部材に伝達する一対の駆動シャフトを設け、この一対の駆動シャフトを互いに作用方向が異なる逆ネジ形状に形成し、この一対の駆動シャフトにより前記駆動モータの駆動力を前記作用部及び反作用部にそれぞれ伝達可能とするものである。上記の如く構成することにより、作用部側及び反作用部側にそれぞれ設けた摩擦部材の進退を、各駆動シャフトによりそれぞれ別個に行うことが可能となる。そのため、各摩擦部材をそれぞれ積極的にディスクロータ側へ移動、又はディスクロータから離間させることが可能となることから、ディスクロータと摩擦部材との引き摺りを低減することができる。
また、上記一対の駆動シャフトへの駆動モータの駆動力の伝達を、ディファレンシャルギアを介して行うように構成している。そのため、上記ディファレンシャルギアの作動により、駆動モータを一方向に回転させた場合には、作用部側及び反作用部側にそれぞれ設けた摩擦部材に均等な押圧力を同時に作用させることが可能となるとともに、駆動モータの逆方向に回転させた場合には、作用部側及び反作用部側の各摩擦部材をディスクロータから均等な距離だけ同時に離間させることが可能となる。従って、ディスクロータと摩擦部材との引き摺りを低減しつつ、摩擦部材の偏摩耗を抑制することが可能となる。
また、ディファレンシャルギアは、前記駆動モータの駆動の際に、摩擦部材の初期位置を調整可能としている。即ち、上記の如くディファレンシャルギアの作動により、摩擦部材に均等な押圧力を同時に作用させることが可能となるとともに、駆動モータの逆回転時に、作用部側及び反作用部側の各摩擦部材をディスクロータから均等な距離だけ同時に離間させることができる。従って、摩擦部材を交換した場合や、振動等により摩擦部材の初期位置が変更され、ディスクロータと各摩擦部材との離間距離がそれぞれ異なる場合であっても、電動式ブレーキ装置を作動させることにより、ディファレンシャルギアの作動によって摩擦部材を適切な離間距離にイニシャライズすることができる。
また、駆動シャフトは、前記駆動モータの駆動力を減速して前記押圧部材に伝達可能としたボールネジ機構により構成したものであっても良い。このように、駆動シャフトをボールネジ機構により構成することにより、ボールネジ機構により駆動モータの駆動力を減速し、モータの駆動力を押圧力として押圧部材に直接伝達することができる。
また、前記作用部又は反作用部のいずれか一方に、前記摩擦部材にかかる押圧力を検出可能としたセンサを設け、このセンサの検出結果に基づいて前記駆動モータの駆動量を調整可能としたものであっても良い。本発明は、上記の如くディファレンシャルギアにより作用部側及び反作用部側の各摩擦部材に均等な押圧力を同時に作用させることができる。従って、各摩擦部材に発生する押圧力は等しくなるため、前記摩擦部材のどちらか一方に押圧力を検出可能なセンサを設けることにより、各摩擦部材の押圧力を高精度に検出することが可能となる。また、このように押圧力を検出可能とするセンサを設けることにより、駆動モータの駆動量を適切に調整することが可能となる。
また、前記ディファレンシャルギアは、前記駆動モータの駆動の際に、前記摩擦部材を交換した場合や振動等で前記摩擦部材の初期位置が変更された場合、一度前記ディスクロータに前記摩擦部材を接触させた後、制動の解除を行い前記摩擦部材を前記ディスクロータから一定間隔戻すことにより、前記摩擦部材をそれぞれ前記ディスクロータからの適切な離間距離に自動的にイニシャライズし、摩擦部材の初期位置を調整可能としたものであっても良い。
本発明は上述の如く、駆動モータの駆動力を押圧部材に伝達する一対の駆動シャフトを設け、この一対の駆動シャフトを互いに作用方向が異なる逆ネジ形状に形成し、この一対の駆動シャフトにより前記駆動モータの駆動力を前記作用部及び反作用部にそれぞれ伝達可能とするものであるから、作用部側及び反作用部側にそれぞれ設けた摩擦部材の進退を、各駆動シャフトによってそれぞれ別個に行うことが可能となる。そのため、各摩擦部材をそれぞれ積極的にディスクロータ側へ移動、又はディスクロータから離間させることが可能となり、ディスクロータと摩擦部材との引き摺りを低減することができる。
また、上記一対の駆動シャフトへの駆動モータの駆動力の伝達を、ディファレンシャルギアを介して行うように構成しているため、駆動モータの正回転時には、作用部側及び反作用部側にそれぞれ設けた摩擦部材に均等な押圧力を同時に作用させることが可能となるとともに、駆動モータの逆回転時には、作用部側及び反作用部側の各摩擦部材をディスクロータから均等な距離だけ同時に離間させることが可能となる。従って、反作用部側の摩擦部材とディスクロータとの引き摺りを低減しつつ、作用部側の摩擦部材と反作用部側の摩擦部材との間に生じる偏摩耗を抑制することが可能となる。
本発明の実施例1を図1〜3において説明すると、図1に示す如く、(1)はキャリパ本体であって、このキャリパ本体(1)の作用部(2)側および反作用部(3)側には、それぞれ第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)とを配置するとともに、この第1摩擦部材(4)と第2摩擦部材(5)との間隔にディスクロータ(6)を設けている。
そして、キャリパ本体(1)の作用部(2)側には、前記第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)を前記ディスクロータ(6)に押圧する第1押圧部材(7)及び第2押圧部材(8)を配置するとともに、この第1押圧部材(7)及び第2押圧部材(8)に押圧力を発生させる駆動部(10)を備えている。そして、この駆動部(10)は、ディファレンシャルギア(11)を介して連結した第1駆動シャフト(12)及び第2駆動シャフト(13)と、この第1駆動シャフト(12)及び第2駆動シャフト(13)を駆動可能とする駆動モータ(14)とにより構成している。
本実施例の電動式ブレーキ装置について更に詳細に説明すると、本実施例のキャリパ本体(1)は、作用部(2)と反作用部(3)とを設けるとともに、この作用部(2)と反作用部(3)とをブリッジ部(15)により連結している。また、キャリパ本体(1)は、上記作用部(2)の端部には、反作用部(3)側に設けた反力爪(16)の対向位置に、側壁(17)をキャリパ本体(1)と一体に設けている。そして、上記作用部(2)及び反作用部(3)には、ディスクロータ(6)の配置間隔に臨ませて第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)をディスクロータ(6)に摺接可能にそれぞれ配置している。
また、前記反力爪(16)には、板ばねにて形成したパッド保持スプリング(19)を、その中央部を前記キャリパ本体(1)の内方に臨ませて配置している。そして、このパッド保持スプリング(19)の中央部に前記第2摩擦部材(5)の外面を固定することにより、この第2摩擦部材(5)を前記パッド保持スプリング(19)にて反力爪(16)の方向に付勢している。
そして、上記第1摩擦部材(4)には、この第1摩擦部材(4)を押圧する第1押圧部材(7)を接続固定するとともに、この第1押圧部材(7)には、上記第1摩擦部材(4)との接続部に、この第1摩擦部材(4)にかかる押圧力を検出可能とするセンサ(18)を設けている。また、上記キャリパ本体(1)の側壁(17)内面には、上記第2摩擦部材(5)を押圧する第2押圧部材(8)を固定配置している。そして、上記第1押圧部材(7)及び第2押圧部材(8)には、それぞれ第1駆動シャフト(12)を構成する第1ボールネジナット(20)、及び第2駆動シャフト(13)を構成する第2ボールネジナット(21)を接続固定している。
上記第1駆動シャフト(12)及び第2駆動シャフト(13)は、それぞれボールネジ軸とボールネジナットとから成るボールネジ機構であって、上記キャリパ本体(1)の作用部(2)内に、キャリパ本体(1)の軸方向にディファレンシャルギア(11)を介して同軸上に配置している。そして、上記第1ボールネジナット(20)には第1ボールネジ軸(22)を螺合貫通するとともに、上記第2ボールネジナット(21)には第2ボールネジ軸(23)を螺合貫通している。また、上記第1駆動シャフト(12)と第2駆動シャフト(13)とが、逆ネジになるよう形成している。
そして、上記の如く形成した第1駆動シャフト(12)と第2駆動シャフト(13)とを、作用部(2)内の中央部においてディファレンシャルギア(11)を介して連結している。このディファレンシャルギア(11)は、図3に示す如く、駆動モータ(14)の駆動力を直接伝達する入力ギア(24)、この入力ギア(24)に係合した出力ギア(25)、この出力ギア(25)の内方に配置した第2出力ギア(26)、この第2出力ギア(26)に対向して配置した第1出力ギア(27)、前記第1出力ギア(27)及び第2出力ギア(26)にそれぞれ係合した4つのピニオンギア(28)とから成るものである。
上記ディファレンシャルギア(11)について更に詳細に説明すると、図1に示す如く、まず上記駆動モータ(14)をキャリパ本体(1)の作用部(2)側の中央部下方に固定配置するとともに、この駆動モータ(14)の駆動軸(30)を上方に突設している。そして、この駆動軸(30)に入力ギア(24)を固定配置するとともに、この入力ギア(24)に出力ギア(25)を係合している。この出力ギア(25)は、図1に示す如く上記第2駆動シャフト(13)に挿通配置したものであって、この第2駆動シャフト(13)とは独立して回転可能とするとともに、前記入力ギア(24)の動力を伝達可能としている。
また、図1に示す如く上記第2駆動シャフト(13)の第2ボールネジ軸(23)の先端には第2出力ギア(26)を固定配置し、この第2出力ギア(26)により上記第2ボールネジ軸(23)に動力を直接伝達可能としている。また、この第2出力ギア(26)の対向位置には、この第2出力ギア(26)と同一形状の第1出力ギア(27)を対向配置している。この第1出力ギア(27)は、上記第1駆動シャフト(12)の第1ボールネジ軸(22)の先端に固定配置したものであって、この第1ボールネジ軸(22)に動力を直接伝達可能とするものである。
また、図3に示す如く、上記第1出力ギア(27)と第2出力ギア(26)との間隔には、4つのピニオンギア(28)を円周方向に90度間隔で配置するとともに、全てのピニオンギア(28)を第1出力ギア(27)及び第2出力ギア(26)にそれぞれ係合している。また、上記出力ギア(25)には、上記の如く配置した第1出力ギア(27)、第2出力ギア(26)、及び4つのピニオンギア(28)を被覆する被覆体(32)を固定配置し、この被覆体(32)の内面に、2本のピニオンシャフト(31)を直角に交差して配置している。そして、各ピニオンシャフト(31)に、この4つのピニオンギア(28)のうち、対向する各一対のピニオンギア(28)を、それぞれ回動可能に挿通している。
上記の如く構成した電動式ブレーキ装置の作動について以下に説明すると、まず、図1に示す如く、非作動時には、作用部(2)及び反作用部(3)にそれぞれ設けた一対の摩擦部材とディスクロータ(6)との間にそれぞれ間隔が設けられている。このような状態において駆動モータ(14)を作動させて駆動軸(30)を一方向に回転させることにより、入力ギア(24)が駆動軸(30)と同一方向に回転し、この動力を出力ギア(25)に伝達することにより、出力ギア(25)が回転する。
そして、この出力ギア(25)の回転に伴い、この出力ギア(25)に固定した被覆体(32)が回転する。これにより、被覆体(32)にピニオンシャフト(31)を固定した4つのピニオンギア(28)も被覆体(32)とともに回転するものとなる。この時、第1駆動シャフト(12)及び第2駆動シャフト(13)には外力による負荷がかかっていないため、4つのピニオンギア(28)及び各ピニオンギア(28)にそれぞれ係合した第1出力ギア(27)、第2出力ギア(26)は、自転することなく各ギアが被覆体(32)内において相対的に位置固定された状態で、被覆体(32)とともに回転する。
そして、上記第1出力ギア(27)及び第2出力ギア(26)の回転によって、第1出力ギア(27)に連結した第1ボールネジ軸(22)、及び第2出力ギア(26)に連結した第2ボールネジ軸(23)はそれぞれ同じ速度で同一方向に回転するものとなる。そして、上記第1ボールネジ軸(22)及び第2ボールネジ軸(23)の回転により、この第1ボールネジ軸(22)及び第2ボールネジ軸(23)にそれぞれ螺合した第1ボールネジナット(20)及び第2ボールネジナット(21)は、キャリパ本体(1)の軸方向に移動するものとなる。
ここで、第1駆動シャフト(12)及び第2駆動シャフト(13)は逆ネジに形成しているため、上記第1ボールネジ軸(22)及び第2ボールネジ軸(23)を一方向に回転させることにより、この第1ボールネジ軸(22)及び第2ボールネジ軸(23)にそれぞれ螺合した第1ボールネジナット(20)及び第2ボールネジナット(21)を離反方向に移動させることが可能となる。
そのため、上記第1ボールネジナット(20)が第1摩擦部材(4)側に移動するとともに、第2ボールネジナット(21)はキャリパ本体(1)の側壁(17)側に移動するものとなる。そして、上記第1ボールネジナット(20)の移動に伴い、この第1ボールネジナット(20)に固定配置した押圧部材が第1摩擦部材(4)側に移動し、この第1摩擦部材(4)をディスクロータ(6)側に押圧するものとなる。
一方、上記の如く第2ボールネジナット(21)がキャリパ本体(1)の側壁(17)側に移動することにより、この第2ボールネジナット(21)に固定配置した第2押圧部材(8)も側壁(17)側に移動し、この側壁(17)を押圧する。この第2押圧部材(8)による側壁(17)の押圧により、キャリパ本体(1)の反力爪(16)が作用部(2)側に摺動し、この反力爪(16)により摩擦部材をディスクロータ(6)側に押圧するものとなる。
そして、上記制動を開始する前の非作動時において、第1摩擦部材(4)とディスクロータ(6)との間隔と、第2摩擦部材(5)とディスクロータ(6)との間隔とがほぼ同一である場合には、上記の如く第1出力ギア(27)に連結した第1ボールネジ軸(22)、及び第2出力ギア(26)に連結した第2ボールネジ軸(23)はそれぞれ同じ速度で同一方向に回転するため、第1ボールネジナット(20)及び第2ボールネジナット(21)を介して第1押圧部材(7)及び第2押圧部材(8)は同じ速度で移動する。
従って、第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)をそれぞれ同時にディスクロータ(6)の両面に押しつけることが可能となり、これにより制動が開始する。尚、本実施例では第1駆動シャフト(12)及び第2駆動シャフト(13)をいずれもボールネジ機構により構成しているため、第1駆動シャフト(12)及び第2駆動シャフト(13)により駆動モータ(14)の駆動力を減速し、モータの駆動力を押圧力として押圧部材に直接伝達することができる。
一方、第1摩擦部材(4)と第2摩擦部材(5)との間に偏摩耗が生じている場合等、制動開始前の非作動時において、第1摩擦部材(4)とディスクロータ(6)との離間距離と、第2摩擦部材(5)とディスクロータ(6)との離間距離とが異なる場合の制動について、以下に説明する。例えば、第1摩擦部材(4)とディスクロータ(6)との離間距離が、第2摩擦部材(5)とディスクロータ(6)との離間距離よりも長い場合について説明すると、まず、非作動時においては第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)とディスクロータ(6)との間に間隔が形成されている。
そのため、制動開始直後は上記と同様に駆動モータ(14)の駆動軸(30)を一方向に回転させることにより、第1出力ギア(27)、第2出力ギア(26)、及び4つのピニオンギア(28)は全て回転することなく位置固定された状態で被覆体(32)とともに回転し、第1出力ギア(27)に連結した第1駆動シャフト(12)、及び第2出力ギア(26)に連結した第2駆動シャフト(13)がそれぞれ同じ速度で同一方向に回転するものとなる。
これにより、第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)はそれぞれディスクロータ(6)側に移動し、まず第2摩擦部材(5)がディスクロータ(6)に接触するものとなる。そして、この第2摩擦部材(5)の接触により、第2摩擦部材(5)に対応する第2駆動シャフト(13)に第2摩擦部材(5)からの摩擦抵抗が伝達され、この第2駆動シャフト(13)の回転が停止する。
この第2駆動シャフト(13)の回転の停止により、第2出力ギア(26)の回転も停止する。一方、出力ギア(25)は上記第2出力ギア(26)とは独立して回転可能に組み付けているため、この出力ギア(25)は上記第2出力ギア(26)の回転が停止しても駆動モータ(14)の作動により回転する。従って、上記出力ギア(25)が回転することにより被覆体(32)が回転するため、これにより上記第2出力ギア(26)に係合した4つのピニオンギア(28)がピニオンシャフト(31)を軸として自転するものとなる。
そして、このピニオンギア(28)の自転により第1出力ギア(27)が一方向に回転して第1駆動シャフト(12)が回転する。そして、この第1駆動シャフト(12)の回転によって第1摩擦部材(4)がディスクロータ(6)側に移動し、第1摩擦部材(4)とディスクロータ(6)とが接触する。これにより、第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)がともにディスクロータ(6)に押圧されるものとなり、制動が開始する。
上記の如く、制動開始前の非作動時において、第1摩擦部材(4)とディスクロータ(6)との離間距離と、第2摩擦部材(5)とディスクロータ(6)との離間距離とが異なる場合、上記ディファレンシャルギア(11)により第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)からディスクロータ(6)へ均等な押圧力を同時に作用させることができるため、偏摩耗の発生を抑制することが可能となる。
尚、本実施例では上記の如く、第1摩擦部材(4)とディスクロータ(6)との離間距離が、第2摩擦部材(5)とディスクロータ(6)との離間距離よりも長い場合について説明したが、第1摩擦部材(4)とディスクロータ(6)との離間距離が、第2摩擦部材(5)とディスクロータ(6)との離間距離よりも短い場合も同様に、ディファレンシャルギア(11)の作動によって第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)の両方をディスクロータ(6)に押しつけて制動を行うことができるため、第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)からディスクロータ(6)へ均等な押圧力を同時に作用させることにより偏摩耗の発生を抑制することが可能となる。
次に、上記の如く制動を行った後の制動の解除について以下に説明すると、まず、駆動モータ(14)を作動させて、駆動軸(30)を上記一方向とは逆方向に回転させる。これにより、出力ギア(25)及び被覆体(32)も逆方向に回転する。そして、この被覆体(32)の回転によって第1出力ギア(27)、第2出力ギア(26)、及び4つのピニオンギア(28)が相対的に位置固定された状態で被覆体(32)とともに逆方向に回転し、これにより第1ボールネジ軸(22)及び第2ボールネジ軸(23)が同時に同一速度で逆方向に回転するものとなる。そして、この第1ボールネジ軸(22)及び第2ボールネジ軸(23)の逆方向への回転により、第1ボールネジナット(20)及び第2ボールネジナット(21)が求心方向であるディファレンシャルギア(11)側に移動する。
これにより、第1摩擦部材(4)は第1押圧部材(7)を介してディスクロータ(6)側とは反対側に移動するとともに、第2摩擦部材(5)も第2押圧部材(8)及びキャリパ本体(1)を介してディスクロータ(6)側とは反対側に移動するものとなる。尚、上記の如く、第1ボールネジ軸(22)と第2ボールネジ軸(23)は同一速度で同時に回転するため、第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)も同一速度で同時に移動する。そして、第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)はそれぞれディスクロータ(6)とは分離するため、これにより制動が解除される。
また、上記の如く第1摩擦部材(4)を第1駆動シャフト(12)により、また第2摩擦部材(5)を第2駆動シャフト(13)により、それぞれ別個に移動させることができるため、第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)をそれぞれ積極的にディスクロータ(6)から離間方向に移動させることが可能となる。従って、ディスクロータ(6)と第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)との引き摺りを回避することができる。
また、上記の如くディファレンシャルギア(11)によって、駆動モータ(14)の駆動力を第1駆動シャフト(12)及び第2駆動シャフト(13)にそれぞれ均等に伝達していることから、駆動モータ(14)の駆動軸(30)を逆回転することにより、制動時にディスクロータ(6)にそれぞれ接触していた第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)を同じ距離だけ同時にディスクロータ(6)から離間させることが可能となる。
従って、第1摩擦部材(4)や第2摩擦部材(5)を交換した場合や振動等で第1摩擦部材(4)や第2摩擦部材(5)の初期位置が変更された場合であっても、上記の如く一度ディスクロータ(6)に第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)を接触させた後に制動の解除を行い、前記ディスクロータ(6)から第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)を一定距離引き戻すことにより、第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)をそれぞれディスクロータ(6)からの適切な離間距離に自動的にイニシャライズすることが可能となり、初期位置を調整することができる。尚、ディスクロータ(6)に摩擦部材(5)が接触したか否かは、センサ(18)によって検出することができる。
また、上記ディファレンシャルギア(11)により、第1摩擦部材(4)及び第2摩擦部材(5)からディスクロータ(6)へ均等な押圧力を作用させることができるため、本実施例の如く第1押圧部材(7)にのみ押圧力を検出可能なセンサ(18)を配置した場合であっても、第1摩擦部材(4)にかかる押圧力及び第2摩擦部材(5)にかかる押圧力の両方を高精度で検出することが可能となる。また、上記センサ(18)を配置することにより、このセンサ(18)により検出されたデータに基づいて駆動モータ(14)の制御を行うことにより、駆動モータ(14)の駆動量を適切に調整することが可能となる。
本発明の実施例1を示す電動式ブレーキ装置の非作動時の断面図。 実施例1の電動式ブレーキ装置の制動時の断面図。 実施例1のディファレンシャルギアの斜視図。
符号の説明
1 キャリパ本体
2 作用部
3 反作用部
4 第1摩擦部材
5 第2摩擦部材
6 ディスクロータ
7 第1押圧部材
8 第2押圧部材
11 ディファレンシャルギア
12 第1駆動シャフト
13 第2駆動シャフト
14 駆動モータ
18 センサ

Claims (4)

  1. キャリパ本体の作用部および反作用部の両者から、ディスクロータに摺接可能に配置した一対の摩擦部材と、この摩擦部材を前記ディスクロータに押圧する押圧部材と、前記作用部側に設けるとともに前記押圧部材に押圧力を発生させる駆動モータとを備えた電動式ブレーキ装置において、前記キャリパ本体の作用部側には、キャリパ本体の軸方向に、前記駆動モータの駆動力を押圧部材に伝達する一対の駆動シャフトを設け、この一対の駆動シャフトを互いに作用方向が異なる逆ネジ形状に形成し、この一対の駆動シャフトにより前記駆動モータの駆動力を前記作用部及び反作用部にそれぞれ伝達可能とするとともに、この一対の駆動シャフトへの駆動モータの駆動力の伝達を、ディファレンシャルギアを介して行うように構成したことを特徴とする電動式ブレーキ装置。
  2. 前記駆動シャフトは、前記駆動モータの駆動力を減速して前記押圧部材に伝達可能としたボールネジ機構により構成したことを特徴とする請求項1の電動式ブレーキ装置。
  3. 前記作用部又は反作用部のいずれか一方に、前記摩擦部材にかかる押圧力を検出可能としたセンサを設け、このセンサの検出結果に基づいて前記駆動モータの駆動量を調整可能としたことを特徴とする請求項1の電動式ブレーキ装置。
  4. 前記ディファレンシャルギアは、前記駆動モータの駆動の際に、前記摩擦部材を交換した場合や振動等で前記摩擦部材の初期位置が変更された場合、一度前記ディスクロータに前記摩擦部材を接触させた後、制動の解除を行い前記摩擦部材を前記ディスクロータから一定間隔戻すことにより、前記摩擦部材をそれぞれ前記ディスクロータからの適切な離間距離に自動的にイニシャライズし、摩擦部材の初期位置を調整可能としたことを特徴とする請求項3の電動式ブレーキ装置。
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