JP5494274B2 - 電動ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動モータにより駆動されて、車輪に制動力を付与する電動ブレーキ装置に関する。
車輪に取り付けられ、電動モータを作動させることにより車輪に制動力を付与する電動ブレーキ装置に関する従来技術があった(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。特許文献1および特許文献2に開示された電動ブレーキ装置は、電動モータの駆動力を減速機を介してスクリュー部材に伝達し、スクリュー部材の回動により、ナット部材を介してピストンをディスクロータの回転軸方向に直進させ、一側のブレーキパッドをディスクロータに押圧させている。
また、ディスクロータへの押圧により、一側のブレーキパッドからの反力がスクリュー部材を介してキャリパへと伝わり、キャリパが回転軸方向に移動することにより、反対側のブレーキパッドをディスクロータに押圧させている。これにより、一対のブレーキパッドによってディスクロータを挟圧し、車輪に制動力を印加している。
上述した特許文献1に開示された電動ブレーキ装置においては、ブレーキペダルに踏力センサを設け、ブレーキペダルの操作力を検出している。また、ピストンの前端には荷重センサが取り付けられており、ディスクロータに付与した制動力に対応する荷重として、ピストンのブレーキパッドに対する押圧力を検出している。当該電動ブレーキ装置は、ブレーキペダルの踏力およびブレーキパッドに対する押圧力に基づいて、電動モータの作動を制御している。
特開2000−18294号公報 特開2004−308696号公報
ところで、ピストンの前端に荷重センサが設けられた場合、制動時のブレーキパッドに発生する発熱の影響を受け、荷重センサにおいて検出精度が低下するという問題がある。通常の荷重センサの場合、ブレーキパッドからの熱の影響によって、使用しているストレインゲージの検出精度が低下し、延いては、電動モータの作動制御が不正確になることがある。これを防ぐために、耐熱性の大きい荷重センサを使用する方法もあるが、荷重センサの高コスト化は免れない。
これらの問題を解消するためには、荷重センサをブレーキパッドから離れた電動ブレーキ装置の内部に配置することが考えられる。例えば、荷重センサを上述したスクリュー部材と電動ブレーキ装置内の固定部材との間に配置し、ピストンのブレーキパッドに対する押圧力を、ピストンがブレーキパッドから受けた反力として、スクリュー部材等を介して検出することが可能である。
一方、上述した特許文献1および特許文献2に開示された電動ブレーキ装置の減速機においては、複数の平歯車により電動モータの駆動力を伝達している。しかしながら、平歯車は、その作動時の静寂性の点においては斜歯歯車に対して劣後するものであり、静寂性が要求される車両ブレーキ装置としては、減速機において斜歯歯車を使用することが望ましい。
ところが、減速機において斜歯歯車を使用した場合、それぞれの歯車においてその回転軸方向にスラスト力が発生する。したがって、荷重センサを電動ブレーキ装置の内部に設けた場合、減速機の出力ギヤに発生したスラスト力が、スクリュー部材を介して上述した荷重センサへと伝わる恐れがある。このため、荷重センサがスラスト力に起因する荷重を検出してしまい、ブレーキパッドから受けた反力のみを正確に検出することができなくなり、電動モータの作動制御が不正確になる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作動制御を精度よく行うことのできる電動ブレーキ装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る電動ブレーキ装置の発明の構成上の特徴は、車体に取り付けられたハウジングと、ハウジングに対し移動可能に取り付けられたピストンと、車輪とともに回転するディスクとピストンとの間に介装されたブレーキパッドと、ハウジングに取り付けられた電動モータと、斜歯により形成された複数の歯車が互いに噛合することにより形成され、ハウジング内において、電動モータの駆動力を伝達する駆動機構と、ハウジング内においてピストンの軸方向に延び、駆動機構の出力部材により回転される回動部材と、回動部材と噛合するとともにハウジングに対して回転不能とされ、回動部材の回転によりピストンの軸方向に移動して、ピストンをディスクに向けて付勢する直進部材と、ハウジング内に設けられ、ブレーキパッドから回動部材を介して伝達されたピストンの軸方向の反力であって、ディスクから離れる向きの前記反力を検出する荷重センサと、を備え、荷重センサによる検出値に基づいて電動モータを作動させることにより、直進部材により付勢されたピストンが、ブレーキパッドをディスクに向けて付勢することにより車輪に制動力を付与し、駆動機構の出力部材と回動部材との間において、出力部材の回転は回動部材に伝達されるともに、出力部材から回動部材に向けて、双方の回転軸方向には荷重が伝達されないように形成されていることである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1の電動ブレーキ装置において、ハウジング内には、ピストンの軸方向において、回動部材に対しピストンとは反対側に位置するように保持部材が設けられ、保持部材は、ハウジングに対しピストンの軸方向に移動可能に保持されるとともに、回転不能に取り付けられており、回動部材は、保持部材に対して回転可能に取り付けられ、荷重センサは、保持部材において、回動部材と対向する部位とは反対側に取り付けられていることにより、ハウジングの壁面と対向しており、ブレーキパッドからの反力により回動部材がピストンの軸方向に保持部材を付勢し、荷重センサが壁面に押圧されることにより、ブレーキパッドからの反力を検出することである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または2の電動ブレーキ装置において、出力部材と回動部材との間においては、オルダムカップリングにより回転力が伝達されることである。
請求項1に係る電動ブレーキ装置によれば、荷重センサが、ブレーキパッドから回動部材を介して伝達されたピストンの軸方向の反力を検出していることにより、荷重センサをブレーキパッドから離れた位置に設けることができ、荷重センサがブレーキパッドから受ける熱の影響が小さく、正確に荷重を検出することができる。
また、駆動機構の出力部材と回動部材との間において、出力部材の回転は回動部材に伝達されるとともに、出力部材から回動部材に向けて、双方の回転軸方向には荷重が伝達されないように形成されている。したがって、駆動機構の斜歯により形成された歯車に発生したスラスト力が、回動部材へと伝わることがなく、ディスクへ付与した制動力に対応した荷重として、荷重センサがブレーキパッドからの反力を正確に検出することができる。これにより、電動モータの作動制御を精度よく行うことができる。
請求項2に係る電動ブレーキ装置によれば、ハウジング内に、ハウジングに対しピストンの軸方向に移動可能に保持されているとともに、回転不能な保持部材を設け、回動部材を、保持部材に対して回転可能に取り付け、荷重センサを、保持部材において、回動部材と対向する部位とは反対側に取り付け、ブレーキパッドからの反力により回動部材がピストンの軸方向に保持部材を付勢し、荷重センサが壁面に押圧されることにより、ブレーキパッドからの反力を検出するようにした。
これにより、回動部材の回転に拘わらず、荷重センサは回転することがない。したがって、壁面との間で回転方向に摺動することなく押圧されるため、摩耗が発生することがなく、荷重センサの長寿命化が実現できる。
請求項3に係る電動ブレーキ装置によれば、出力部材と回動部材との間においては、オルダムカップリングにより回転力が伝達されることにより、たとえ、出力部材と回動部材との間で軸心ずれがあっても、ロスなく回転を伝達することができる。
本発明の一実施形態による電動ブレーキ装置が、ディスクロータと係合した状態の外観斜視図 図1に示した電動ブレーキ装置を、ディスクロータの回転軸方向にカットした場合の断面図 図2に示した電動ブレーキ装置の作動時の状態を表した断面図 図1に示したスクリューの端部形状を模式的に表した側面図(A)およびスクリューの端部を軸方向に見た場合の模式図(B) 図1に示した第3ギヤ部材の端部を軸方向に見た場合の模式図(A)および第3ギヤ部材の端部形状を模式的に表した側面図(B) 図1に示したオルダムカップリングのスリーブ部材を軸方向に見た場合の模式図(A)およびそのC−C断面図(B) 連結状態にあるオルダムカップリングを模式的に表した場合の軸方向断面図
図1乃至図7に基づき、本発明の一実施形態による電動ブレーキ装置1について説明する。尚、図2において、破線は各構成間の電気的な接続を意味している。また、図2における左右方向が、図1に示したディスクロータ4の回転軸φ方向に該当する。本発明の構成外であるディスクロータ4(ディスクに該当する)は、その回転中心において車両外方へと突出したハット部41と、ハット部41の周囲に形成され、後述するように、第1ブレーキパッド21aおよび第2ブレーキパッド21bによって挟圧されるプレート部42とを有している。
図1に示すように、ハット部41の端面からは、複数のスタッドボルト43が突出している。ディスクロータ4は、これらのスタッドボルト43を用いて、図示しない車輪のディスクホイールに取り付けられており、これにより車輪と一体回転可能とされている。
電動ブレーキ装置1のマウンティング11は、図示しない車両のナックルアーム(車体に該当する)に取り付けられて固定されている。マウンティング11には、第1ブレーキパッド21aおよび第2ブレーキパッド21bが保持されている(図1において、第2ブレーキパッド21bのみ示す)。
マウンティング11には、一対のスライドピン12を介して、ブレーキハウジング13(本発明のハウジングに該当する)がディスクロータ4の回転軸φ方向(以下、回転軸方向という)に移動可能に取り付けられている。ブレーキハウジング13を形成するキャリパ131は、ディスクロータ4のプレート部42を跨ぐように、その断面形状が略コの字状に形成されている(図1および図2示)。また、キャリパ131には、第2ブレーキパッド21bを押圧するための一対の爪部131fが形成されている。
図2に示すように、キャリパ131の端面には、ブレーキハウジング13を形成するハウジングプレート132が複数の締付ボルト133により固定されている。ハウジングプレート132には、キャリパ131と並ぶように電動モータ14が取り付けられている。電動モータ14は、ディスクロータ4の回転軸と平行に配置された出力シャフト141を有している。
ハウジングプレート132には、ブレーキハウジング13を形成するハウジングカバー134が対向した状態で固定されており、双方の間には減速機構15(本発明の駆動機構に該当する)が収容される空間が形成されている。減速機構15は、第1ギヤ部材151、第2ギヤ部材152および第3ギヤ部材153により形成され、電動モータ14の駆動力を伝達している。
第1ギヤ部材151は、回転軸方向に延びる第1ギヤシャフト151aと、第1ギヤシャフト151aに対して一体回転可能に取り付けられたラッチ歯車151bとにより形成されている。第1ギヤシャフト151aは、ハウジングプレート132およびハウジングカバー134に対し、回転可能に取り付けられている。第1ギヤシャフト151aの外周面には、斜歯である第1小径ギヤ歯151a1が形成されている。ラッチ歯車151bは、駐車ブレーキ時などにおいて、電動モータ14の非通電時に図示しないポール部材と噛合させることにより、ディスクロータ4への制動力の保持を可能としている。
第1ギヤ部材151は、スリーブ部材142により出力シャフト141と接続されており、これにより、電動モータ14の駆動力が入力されている。第1ギヤ部材151と出力シャフト141との間においては、後述する第3ギヤ部材153とスクリュー181との接続箇所と同様に、オルダムカップリングが形成されている。
第2ギヤ部材152は、回転軸方向に延びる第2ギヤシャフト152aと、第2ギヤシャフト152aに対して一体回転可能に取り付けられた大径歯車152bとにより形成されている。第2ギヤシャフト152aは、ハウジングプレート132およびハウジングカバー134に対し、回転可能に取り付けられている。第2ギヤシャフト152aの外周面には、斜歯である第2小径ギヤ歯152a1が形成されている。
大径歯車152bの外周面には斜歯が形成されており、前述した第1ギヤ部材151の第1小径ギヤ歯151a1と噛合している。大径歯車152bは第1ギヤシャフト151aに対して大径で、その歯数も第1小径ギヤ歯151a1に対し多く形成されている。これにより、第1ギヤ部材151と第2ギヤ部材152との間で、電動モータ14の回転が減速される。
第3ギヤ部材153(本発明の出力部材に該当する)の軸部153aは、ハウジングプレート132およびハウジングカバー134に対し回転可能に取り付けられている、軸部153aには、半径方向外方へと延びるギヤ部153bが一体に形成されている。ギヤ部153bの外周面には斜歯が形成されており、前述した第2ギヤ部材152の第2小径ギヤ歯152a1と噛合している。ギヤ部153bは第2ギヤシャフト152aに対して大径で、その歯数も第2小径ギヤ歯152a1に対し多く形成されている。これにより、第2ギヤ部材152と第3ギヤ部材153との間で、電動モータ14の回転がさらに減速される。
上述したキャリパ131内には、センサホルダ16(本発明の保持部材に該当する)が、設けられている。センサホルダ16の外周面には、円周上にキー部材161が取り付けられており、キー部材161は、キャリパ131の内周面において回転軸方向に延在するキー溝131aと係合している。これにより、センサホルダ16は、キャリパ131に対して回転軸方向に移動可能に保持されているとともに、回転不能に取り付けられている。
センサホルダ16には荷重センサ17が取り付けられており、荷重センサ17は、ハウジングプレート132の壁面と対向している。荷重センサ17には、ストレインゲージ式、静電容量式といったあらゆる方式のものが適用可能である。また、荷重センサ17は、センサホルダ16の円周上において、互いが120°間隔となるように3箇所に配置されている。
回転直進変換機構18を形成するスクリュー181(本発明の回動部材に該当する)は、センサホルダ16に対して回転可能に取り付けられている。スクリュー181は、回転軸方向に延びるとともに、センサホルダ16内に挿入された入力部181aと、入力部181aから半径方向外方へと延びた保持部181bと、保持部181bから後述するピストン20へ向かって、回転軸方向に延在した回転部181cとにより形成されている。
入力部181aは、スリーブ部材19を介して第3ギヤ部材153の軸部153aと接続されている。これにより、入力部181aと軸部153aとの間には、オルダムカップリングが形成され、第3ギヤ部材153の回転力がスクリュー181に伝達される。入力部181aと軸部153aとの間の連結機構については、後述する。
スクリュー181の保持部181bの外周面は、ボールベアリング182を介して、センサホルダ16に取り付けられている。また、回転軸方向における保持部181bとセンサホルダ16との間には、スラストベアリング183が介装されている。これにより、スクリュー181は、センサホルダ16に対して相対回転可能に形成されている。
さらに、回転軸方向において、ボールベアリング182のアウタレース182aとキャリパ131の段部131bとの間には、ウェイブワッシャ184が設けられており、キャリパ131に対してアウタレース182aを、第3ギヤ部材153に向けて回転軸方向に付勢している。これにより、センサホルダ16およびスクリュー181は、ボールベアリング182を介して、ともに第3ギヤ部材153に向けて(図2において右方に)付勢されており、荷重センサ17は、常時、ハウジングプレート132に当接している。
荷重センサ17が、ハウジングプレート132に当接することにより、センサホルダ16、荷重センサ17、ボールベアリング182、スラストベアリング183およびスクリュー181の回転軸方向における位置決めが行われている。尚、ウェイブワッシャ184は、金属製のリング状の薄板を波打たせた形状に形成されている。
スクリュー181の回転部181cの外周面には、ネジ部181c1が形成されており、ネジ部181c1には、ナット185(本発明の直進部材に該当する)が螺合している。ナット185は、スクリュー181とともに回転直進変換機構18を形成している。ナット185は略ドーナツ状に形成されており、その内周面には、ネジ部181c1と噛み合う内周ネジ185aが形成されている。また、ナット185の外周面からは、ナットキー185bが突出している。
一方、キャリパ131には、回転軸方向に延びるシリンダ孔131cが形成されている。シリンダ孔131cにはピストン20が嵌合しており、ピストン20は第1ブレーキパッド21aを介してディスクロータ4の側面と対向している。ピストン20の軸心は、ディスクロータ4の回転軸と平行となっている。ピストン20の外周面には、ピストンキー201が円周上に取り付けられている。ピストンキー201は、シリンダ孔131cに形成されたピストンキー溝131dと係合している。これにより、ピストン20は、キャリパ131に対して回転軸方向に移動可能、かつ、回転不能に取り付けられている。
また、ピストン20のディスクロータ4よりの外周面には、ベローズ状のピストンブーツ202の一端部が装着されている。ピストンブーツ202の他端部は、シリンダ孔131cを塞ぐようにキャリパ131に取り付けられており、シリンダ孔131c内への水の浸入を防止している。また、シリンダ孔131cには、リング状のダンパゴム131eが装着されており、ダンパゴム131eはピストン20と係合することにより、ピストン20が振動により移動することを防止している。
ピストン20の内部には収容空間203が形成されており、収容空間203には互いに螺合したスクリュー181とナット185が収容されている。収容空間203の内周面には、回転軸方向に延在したナットキー溝204が形成されており、ナットキー溝204には前述したナットキー185bが係合している。したがって、ナット185は、ピストン20に対して回転軸方向に移動可能、かつ、回転不能に取り付けられている。
ピストン20には、ナット185と回転軸方向に対向するように当接部205が形成されている。当接部205は、ナット185に対してディスクロータ4よりに位置し、テーパ状を呈している。
ナット185と当接部205との間には、押圧部材186が介装されている。押圧部材186は略ディスク状を呈しており、その内周側にはスクリュー181の回転部181cが挿入されている。また、押圧部材186のナット185と対向した面は平坦に形成されており、当接部205と対向した側には球状面186aが形成されている。
ピストン20の第3ギヤ部材153よりの位置には、スナップリング206が装着されている。スナップリング206の内径はナット185の外径よりも小さく、収容空間203の開口付近に取り付けられることにより、収容空間203からナット185が抜け出ることを防止している。
ディスクロータ4のプレート部42の一方の側面と、ピストン20との間には前述した第1ブレーキパッド21aが配置されている。また、前述したようにキャリパ131は、プレート部42の反対側の側面と対向するように爪部131fを有しており、爪部131fとプレート部42との間には第2ブレーキパッド21bが配置されている。
第1ブレーキパッド21aおよび第2ブレーキパッド21bは、それぞれ裏板211a,211b、裏板211a,211bに接合されたライニング212a,212bおよび裏板211a,211bに装着されたシム213a,213bを備え、前述したマウンティング11に支持されている。
上述した構成において、電動モータ14が駆動され、減速された回転力が第3ギヤ部材153に出力されると、スクリュー181が第3ギヤ部材153により回転される。スクリュー181の回転部181cと螺合したナット185は回転不能であるため、収容空間203内をディスクホイール4に向けて回転軸方向に移動する。ナット185は押圧部材186を介してピストン20を押圧し、第1ブレーキパッド21aをディスクロータ4に向けて(図2における左方へ)付勢する。
一方、第1ブレーキパッド21aに発生する反力は、ピストン20、押圧部材186、ナット185、スクリュー181、スラストベアリング183、センサホルダ16および荷重センサ17を介してハウジングプレート132へと働き、ブレーキハウジング13をピストン20と反対方向(ディスクロータ4から離れる向きであって、図2において右方)へと付勢する。これにより、ブレーキハウジング13が回転軸方向に移動し、キャリパ131の爪部131fが、第2ブレーキパッド21bをディスクロータ4に向けて付勢する。したがって、ディスクロータ4は第1ブレーキパッド21aおよび第2ブレーキパッド21bによって挟圧され、車輪に制動力が付与される(図3示)。
電動モータ14へ供給される電流が低減されると、ピストン20が第1ブレーキパッド21aを押圧する荷重が低下する。また、それにともない、第1ブレーキパッド21aからブレーキハウジング13に働く反力も低下するため、キャリパ131の爪部131fが第2ブレーキパッド21bを押圧する荷重も減少し、車輪に付与される制動力が低下する(図2示)。
また、ディスクロータ4に対する制動力の解除時には、ブレーキパッド21a,21bの引き摺りを防止するために、電動モータ14を逆回転させ、ナット185をスナップリング206に係合させて図2において右方へと移動させ、ピストン20をスクリュー181に向けて引き戻し、第1ブレーキパッド21aとピストン20間のクリアランス設定を行う。
図2に示すように、センサホルダ16は、ブレーキハウジング13内の回転軸方向において、スクリュー181に対しピストン20とは反対側に位置している。また、荷重センサ17は、センサホルダ16において、スクリュー181との対向面とは反対側に取り付けられている。したがって、第1ブレーキパッド21aからの反力によりスクリュー181が、回転軸方向であって、ディスクロータ4から離れる向きにセンサホルダ16を付勢し、荷重センサ17がハウジングプレート132の壁面との間で押圧される。これにより、車輪に付与される制動力に対応する荷重として、荷重センサ17が第1ブレーキパッド21aからの反力を検出する。
図2に示すように、ブレーキの操作量を検出するため、車両のブレーキペダル5には踏力センサ6が取り付けられている。また、ブレーキペダル5にはブレーキ操作が行われたことを検出するために、ブレーキペダルスイッチ7が取り付けられている。さらに、ブレーキペダル5の操作時の運転者の違和感をなくすために、ブレーキペダル5にはブレーキシュミレータ8が接続されている。
踏力センサ6およびブレーキペダルスイッチ7は、コントローラ22に対し電気的に接続されている。さらに、コントローラ22は、上述した荷重センサ17、電動モータ14において回転磁界を発生させるためのコイル(図示せず)および電動モータ14に設けられた回転角度センサ143に対し電気的に接続されている。
上述した構成において、運転者がブレーキペダル5を操作すると、コントローラ22は、踏力センサ6の検出値に基づいて、電動モータ14のコイルへ供給する電流を調整し、その作動を制御する。コントローラ22は、荷重センサ17により検出された第1ブレーキパッド21aからの反力が、ブレーキ踏力に見合った値となるように電動モータ14の作動を制御する。
次に、図4乃至図7に基づき、スクリュー181の入力部181aと、第3ギヤ部材153の軸部153aとの間の連結機構について説明する。図4に示すように、入力部181aの(第3ギヤ部材153側に位置する)端部からは、横係合部181a1が突出している。横係合部181a1は、入力部181aの軸心を含む位置に設けられ、その先端には逃し部181a2が形成されている。逃し部181a2は、横係合部181a1の先端部を所定量だけ凹ませるように形成されている。図4(B)に示したように、横係合部181a1の長手方向の長さはr1に形成され、横係合部181a1の厚みはd1に設定されている。
一方、図5に示すように、軸部153aの(スクリュー181側に位置する)端部からは、縦係合部153a1が突出している。縦係合部153a1は横係合部181a1と同様に、軸部153aの軸心を含む位置に設けられ、その先端には逃し部153a2が形成されている。逃し部153a2は、縦係合部153a1の先端部を所定量だけ凹ませるように形成されている。
縦係合部153a1は横係合部181a1に対し、同一の形状に形成されているが、入力部181aと軸部153aとが連結された状態において、縦係合部153a1は横係合部181a1に対し、軸心を中心に90度回転させた位置に設けられている。図5(A)に示したように、縦係合部153a1の長手方向の長さはr2に形成され、縦係合部153a1の厚みはd2に設定されている。
図6に示すように、スリーブ部材19は真円状の外周面を備えるとともに、内部に伝達孔191が貫通した略筒状に形成されている。伝達孔191は、断面が矩形状で横長の水平孔191aと、同様に断面が矩形状で縦長の上下孔191bとが交差して形成され、十字状を呈している。図6(A)に示すように、水平孔191aの長手方向の長さはR1に形成され、水平孔191aの幅はD1に設定されている。また、上下孔191bの長手方向の長さはR2に形成され、上下孔191bの幅はD2に設定されている。
図7に示したように、スリーブ部材19の一側から、水平孔191a内に入力部181aの横係合部181a1が挿入され、他側から、上下孔191b内に軸部153aの縦係合部153a1が挿入されることにより、オルダムカップリングが形成されている。上述した各部の寸法間には、r1<R1,d1<D1,r2<R2,d2<D2の関係があるため、横係合部181a1および縦係合部153a1は、それぞれ伝達孔191に対し遊嵌している。
したがって、伝達孔191と横係合部181a1および縦係合部153a1との間には、半径方向の隙間が形成されており、入力部181aと軸部153aとの間に多少の軸心のずれがあっても、スリーブ部材19によって、ずれを吸収して双方を連結することが可能である。
入力部181aと軸部153aとが連結された状態において、スクリュー181はキャリパ131に対し位置決めされ、第3ギヤ部材153は、ハウジングプレート132とハウジングカバー134との間で位置決めされている。この状態において、逃し部181a2,153a2が形成されていることもあり、横係合部181a1と縦係合部153a1との間には、回転軸方向の隙間が形成されているため、互いに当接することはない。
また、入力部181aと軸部153aとが連結された状態において、横係合部181a1の入力部181aに対する接合部と、縦係合部153a1の軸部153aに対する接合部との間には、回転軸方向に不変の間隔L1が形成されている(図7示)。この間隔L1は、スリーブ部材19の回転軸方向の全長L2よりも大きいため、スリーブ部材19と入力部181aおよび軸部153aとの間には、回転軸方向においてそれぞれ所定の隙間が形成されている。したがって、オルダムカップリングにおいて、スリーブ部材19は、入力部181aおよび軸部153aに対して回転軸方向に干渉することがなく、フローティング状態にある。
以上説明したように、スリーブ部材19によって入力部181aと軸部153aとが連結された状態において、軸部153a、入力部181aおよびスリーブ部材19の間には回転軸方向の隙間が形成されており、軸部153aから入力部181aに向けて、回転軸方向に荷重が伝達されることはない。
スリーブ部材19によって入力部181aと軸部153aとが連結された状態において、軸部153aが回転すると、伝達孔191と縦係合部153a1および横係合部181a1とが係合するため、スリーブ部材19を介して入力部181aに回転力が伝達される。
本実施形態によれば、荷重センサ17が、第1ブレーキパッド21aからスクリュー181を介して伝達された回転軸方向の反力を検出していることにより、荷重センサ17を第1ブレーキパッド21aから離れた位置に設けることができ、荷重センサ19が第1ブレーキパッド21aから受ける熱の影響が小さく、正確に荷重を検出することができる。
また、減速機構15の第3ギヤ部材153とスクリュー181との間において、第3ギヤ部材153の回転はスクリュー181に伝達されるように形成されているとともに、第3ギヤ部材153からスクリュー181に向けて、双方の回転軸方向には荷重が伝達されないように隙間が設けられている。したがって、斜歯により形成された第3ギヤ部材153に発生したスラスト力が、スクリュー181へと伝わることがなく、ディスクロータ4へ付与した制動力に対応する荷重として、荷重センサ17が第1ブレーキパッド21aからの反力を正確に検出することができる。これにより、電動モータ14の作動制御を精度よく行うことができる。
また、ブレーキハウジング13内に、ブレーキハウジング13に対し回転軸方向に移動可能であるとともに、回転不能なセンサホルダ16を設け、スクリュー181は、センサホルダ16に対して回転可能に取り付けられており、荷重センサ17を、センサホルダ16において、スクリュー181と対向する部位とは反対側に取り付け、第1ブレーキパッド21aからの反力によりスクリュー181が回転軸方向にセンサホルダ16を付勢し、荷重センサ17がハウジングプレート132の壁面との間で押圧されることにより、第1ブレーキパッド21aからの反力を検出するようにした。
これにより、スクリュー181の回転に拘わらず、荷重センサ17は回転することがない。したがって、ハウジングプレート132の壁面との間で回転方向に摺動することなく押圧されるため、摩耗が発生することがなく、荷重センサ17の長寿命化が実現できる。
また、第3ギヤ部材153とスクリュー181との間においては、オルダムカップリングにより回転力が伝達されることにより、たとえ、第3ギヤ部材153とスクリュー181との間で軸心ずれがあっても、ロスなく回転を伝達することができる。
また、第3ギヤ部材153とスクリュー181との間においては、等速で回転力が伝達されるため、ディスクロータ4に付与する制動力を、容易に制御することができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
第3ギヤ部材153とスクリュー181との間において、オルダムカップリングのみでなく、スプラインやキー止めを使用することにより、第3ギヤ部材153からスクリュー181への回転は伝達するが、回転軸方向の荷重は伝達しない連結機構を形成してもよい。
また、本発明による電動ブレーキ装置1は、車両におけるフットブレーキのみでなく、パーキングブレーキに使用してもよい。
また、電動モータ14には、同期機、誘導機、直流機等のあらゆるモータが使用可能である。
また、本発明は、ディスクロータ4をブレーキハウジング13の押圧部131fとピストン20とで挟圧する浮動型のディスクブレーキのみではなく、ディスクロータ4の双方の側面をピストンにて押圧する対向型のディスクブレーキにも適用可能である。
図面中、1は電動ブレーキ装置、4はディスクロータ(ディスク)、13はブレーキハウジング(ハウジング)、14は電動モータ、15は減速機構(駆動機構)、16はセンサホルダ(保持部材)、17は荷重センサ、19はスリーブ部材、20はピストン、21aは第1ブレーキパッド、21bは第2ブレーキパッド、153は第3ギヤ部材(出力部材)、181はスクリュー(回動部材)、185はナット(直進部材)を示している。

Claims (3)

  1. 車体に取り付けられたハウジングと、
    前記ハウジングに対し移動可能に取り付けられたピストンと、
    車輪とともに回転するディスクと前記ピストンとの間に介装されたブレーキパッドと、
    前記ハウジングに取り付けられた電動モータと、
    斜歯により形成された複数の歯車が互いに噛合することにより形成され、前記ハウジング内において、前記電動モータの駆動力を伝達する駆動機構と、
    前記ハウジング内において前記ピストンの軸方向に延び、前記駆動機構の出力部材により回転される回動部材と、
    前記回動部材と噛合するとともに前記ハウジングに対して回転不能とされ、前記回動部材の回転により前記ピストンの軸方向に移動して、前記ピストンを前記ディスクに向けて付勢する直進部材と、
    前記ハウジング内に設けられ、前記ブレーキパッドから前記回動部材を介して伝達された前記ピストンの軸方向の反力であって、前記ディスクから離れる向きの前記反力を検出する荷重センサと、
    を備え、
    前記荷重センサによる検出値に基づいて前記電動モータを作動させることにより、前記直進部材により付勢された前記ピストンが、前記ブレーキパッドを前記ディスクに向けて付勢することにより前記車輪に制動力を付与し、
    前記駆動機構の前記出力部材と前記回動部材との間において、前記出力部材の回転は前記回動部材に伝達されるともに、前記出力部材から前記回動部材に向けて、双方の回転軸方向には荷重が伝達されないように形成されていることを特徴とする電動ブレーキ装置。
  2. 前記ハウジング内には、前記ピストンの軸方向において、前記回動部材に対し前記ピストンとは反対側に位置するように保持部材が設けられ、
    前記保持部材は、
    前記ハウジングに対し前記ピストンの軸方向に移動可能に保持されているとともに、回転不能に取り付けられており、
    前記回動部材は、
    前記保持部材に対して回転可能に取り付けられ、
    前記荷重センサは、
    前記保持部材において、前記回動部材と対向する部位とは反対側に取り付けられていることにより、前記ハウジングの壁面と対向しており、
    前記ブレーキパッドからの前記反力により前記回動部材が前記ピストンの軸方向に前記保持部材を付勢し、前記荷重センサが前記壁面に押圧されることにより、前記ブレーキパッドからの前記反力を検出することを特徴とする請求項1記載の電動ブレーキ装置。
  3. 前記出力部材と前記回動部材との間においては、オルダムカップリングにより回転力が伝達されることを特徴とする請求項1または2に記載の電動ブレーキ装置。
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