JP2009051813A5 - - Google Patents

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即ち、請求項1に係る本発明は、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドを提供するものである。
請求項2に係る本発明は、アンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有する、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドを提供するものである。
請求項3に係る本発明は、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドを有効成分として含有する、アンジオテンシンI変換酵素阻害剤を提供するものである。
請求項4に係る本発明は、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドと、Leu−Gln−Pro、Leu−Arg−Pro、Ile−Arg−Pro、Val−Tyr、Thr−Phe及びIle−Tyrからなる群より選ばれた1以上のアミノ酸配列からなるポリペプチドと、を有効成分として含有するアンジオテンシンI変換酵素阻害剤を提供するものである。
請求項5に係る本発明は、血圧降下機能を有する請求項1又は2に記載のトリペプチドを提供するものである。
請求項6に係る本発明は、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドを有効成分として含有する、血圧降下剤を提供するものである。
請求項7に係る本発明は、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドと、Leu−Gln−Pro、Leu−Arg−Pro、Ile−Arg−Pro、Val−Tyr、Thr−Phe及びIle−Tyrからなる群より選ばれた1以上のアミノ酸配列からなるポリペプチドと、を有効成分として含有する血圧降下剤を提供するものである。
請求項8に係る本発明は、少なくとも小麦ふすまを含む小麦粉末、少なくとも大麦糠を含む大麦粉末、及び少なくとも米糠を含む米粉末よりなる群から選ばれた少なくも1種の粉末原料を、水又は緩衝液からなる酵素反応液に添加混合し、添加混合後の酵素反応液のpHを3.05〜3.95とし、30〜45℃の温度で、少なくとも4時間以上反応させることを特徴とする、アンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項9に係る本発明は、前記小麦粉末が澱粉貯蔵部を含まない小麦ふすま粉末であり、且つ、前記大麦粉末が澱粉貯蔵部を含まない大麦糠粉末であり、且つ、前記米粉末が澱粉貯蔵部を含まない米糠粉末である、請求項8に記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項10に係る本発明は、前記添加混合前に、ヘキサンを用いて前記粉末原料を脱脂処理する、請求項8又は9に記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項11に係る本発明は、前記酵素反応液が、次亜塩素酸ナトリウムを含有する水又は緩衝液である、請求項8〜10のいずれかに記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項12に係る本発明は、前記粉末原料として、予め水又は緩衝液からなる洗浄液に添加混合し、当該添加混合後の洗浄液のpHを3.0〜7.0とし、0〜28℃の温度で5〜30分間浸漬した後に上清を除去したものを用いる、請求項8〜11のいずれかに記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項13に係る本発明は、前記洗浄液が、次亜塩素酸ナトリウムを含有する水又は緩衝液である、請求項12に記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項14に係る本発明は、前記反応後、得られた反応液を、ODSカラムを用いた逆相クロマトグラフィにより精製処理する、請求項8〜13のいずれかに記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項15に係る本発明は、請求項14に記載のODSカラムを用いた逆相クロマトグラフィによる精製処理において、前記反応液をODSカラムに通液し吸着させた後、10〜25%エタノールもしくは10〜25%アセトニトリルで溶出し回収する、アンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項16に係る本発明は、前記逆相クロマトグラフィによる精製処理の後、陰イオン交換クロマトグラフィにより精製処理し、次いでゲル濾過HPLCにより精製処理する、請求項14又は15に記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項17に係る本発明は、前記ゲル濾過HPLCにより精製処理した後、ODSカラムを用いた逆相HPLCにより精製処理する、請求項16に記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項18に係る本発明は、前記ポリペプチドが、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドと、Leu−Gln−Pro、Leu−Arg−Pro、Ile−Arg−Pro、Val−Tyr、Thr−Phe及びIle−Tyrからなる群より選ばれた1以上のアミノ酸配列からなるポリペプチドである、請求項8〜15のいずれかに記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項19に係る本発明は、血圧降下機能を有する、請求項8〜18のいずれかに記載の方法により得られるポリペプチドを提供するものである。
請求項20に係る本発明は、請求項8〜18のいずれかに記載の方法により得られるポリペプチドを有効成分とする、血圧降下剤を提供するものである。
請求項21に係る本発明は、少なくとも小麦ふすまを含む小麦粉末、少なくとも大麦糠を含む大麦粉末、及び少なくとも米糠を含む米粉末よりなる群から選ばれた少なくも1種の粉末原料を、水又は緩衝液からなる酵素反応液に添加混合し、添加混合後の酵素反応液のpHを3.05〜3.95とし、30〜45℃の温度で、少なくとも4時間以上反応させることを特徴とする、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項22に係る本発明は、前記小麦粉末が澱粉貯蔵部を含まない小麦ふすま粉末であり、且つ、前記大麦粉末が澱粉貯蔵部を含まない大麦糠粉末であり、且つ、前記米粉末が澱粉貯蔵部を含まない米糠粉末である、請求項21に記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項23に係る本発明は、前記添加混合前に、ヘキサンを用いて前記粉末原料を脱脂処理する、請求項21又は22に記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項24に係る本発明は、前記酵素反応液が、次亜塩素酸ナトリウムを含有する水又は緩衝液である、請求項21〜23のいずれかに記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項25に係る本発明は、前記粉末原料として、予め水又は緩衝液からなる洗浄液に添加混合し、当該添加混合後の洗浄液のpHを3.0〜7.0とし、0〜28℃の温度で5〜30分間浸漬した後に上清を除去したものを用いる、請求項21〜24のいずれかに記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項26に係る本発明は、前記洗浄液が、次亜塩素酸ナトリウムを含有する水又は緩衝液である、請求項25に記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項27に係る本発明は、前記反応後、得られた反応液を、ODSカラムを用いた逆相クロマトグラフィにより精製処理する、請求項21〜26のいずれかに記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項28に係る本発明は、請求項27に記載のODSカラムを用いた逆相クロマトグラフィによる精製処理において、前記反応液をODSカラムに通液し吸着させた後、10〜25%エタノールもしくは10〜25%アセトニトリルで溶出し回収する、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項29に係る本発明は、前記逆相クロマトグラフィによる精製処理の後、陰イオン交換クロマトグラフィにより精製処理し、次いでゲル濾過HPLCにより精製処理する、請求項27又は28に記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項30に係る本発明は、前記ゲル濾過HPLCにより精製処理した後、ODSカラムを用いた逆相HPLCにより精製処理する、請求項29に記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法を提供するものである。
請求項31に係る本発明は、血圧降下機能を有する、請求項21〜30のいずれかに記載の方法により得られるIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドを提供するものである。
請求項32に係る本発明は、請求項21〜30のいずれかに記載の方法により得られるIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドを有効成分とする、血圧降下剤を提供するものである。

Claims (32)

  1. Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチド。
  2. アンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有する、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチド。
  3. Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドを有効成分として含有する、アンジオテンシンI変換酵素阻害剤。
  4. Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドと、Leu−Gln−Pro、Leu−Arg−Pro、Ile−Arg−Pro、Val−Tyr、Thr−Phe及びIle−Tyrからなる群より選ばれた1以上のアミノ酸配列からなるポリペプチドと、を有効成分として含有するアンジオテンシンI変換酵素阻害剤。
  5. 血圧降下機能を有する請求項1又は2に記載のトリペプチド。
  6. Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドを有効成分として含有する、血圧降下剤。
  7. Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドと、Leu−Gln−Pro、Leu−Arg−Pro、Ile−Arg−Pro、Val−Tyr、Thr−Phe及びIle−Tyrからなる群より選ばれた1以上のアミノ酸配列からなるポリペプチドと、を有効成分として含有する血圧降下剤。
  8. 少なくとも小麦ふすまを含む小麦粉末、少なくとも大麦糠を含む大麦粉末、及び少なくとも米糠を含む米粉末よりなる群から選ばれた少なくも1種の粉末原料を、水又は緩衝液からなる酵素反応液に添加混合し、添加混合後の酵素反応液のpHを3.05〜3.95とし、30〜45℃の温度で、少なくとも4時間以上反応させることを特徴とする、アンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法。
  9. 前記小麦粉末が澱粉貯蔵部を含まない小麦ふすま粉末であり、且つ、前記大麦粉末が澱粉貯蔵部を含まない大麦糠粉末であり、且つ、前記米粉末が澱粉貯蔵部を含まない米糠粉末である、請求項8に記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法。
  10. 前記添加混合前に、ヘキサンを用いて前記粉末原料を脱脂処理する、請求項8又は9に記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法。
  11. 前記酵素反応液が、次亜塩素酸ナトリウムを含有する水又は緩衝液である、請求項8〜10のいずれかに記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法。
  12. 前記粉末原料として、予め水又は緩衝液からなる洗浄液に添加混合し、当該添加混合後の洗浄液のpHを3.0〜7.0とし、0〜28℃の温度で5〜30分間浸漬した後に上清を除去したものを用いる、請求項8〜11のいずれかに記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法。
  13. 前記洗浄液が、次亜塩素酸ナトリウムを含有する水又は緩衝液である、請求項12に記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法。
  14. 前記反応後、得られた反応液を、ODSカラムを用いた逆相クロマトグラフィにより精製処理する、請求項8〜13のいずれかに記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法。
  15. 請求項14に記載のODSカラムを用いた逆相クロマトグラフィによる精製処理において、前記反応液をODSカラムに通液し吸着させた後、10〜25%エタノールもしくは10〜25%アセトニトリルで溶出し回収する、アンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法。
  16. 前記逆相クロマトグラフィによる精製処理の後、陰イオン交換クロマトグラフィにより精製処理し、次いでゲル濾過HPLCにより精製処理する、請求項14又は15に記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法。
  17. 前記ゲル濾過HPLCにより精製処理した後、ODSカラムを用いた逆相HPLCにより精製処理する、請求項16に記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法。
  18. 前記ポリペプチドが、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドと、Leu−Gln−Pro、Leu−Arg−Pro、Ile−Arg−Pro、Val−Tyr、Thr−Phe及びIle−Tyrからなる群より選ばれた1以上のアミノ酸配列からなるポリペプチドである、請求項8〜15のいずれかに記載のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性を有するポリペプチドの製造方法。
  19. 血圧降下機能を有する、請求項8〜18のいずれかに記載の方法により得られるポリペプチド。
  20. 請求項8〜18のいずれかに記載の方法により得られるポリペプチドを有効成分とする、血圧降下剤。
  21. 少なくとも小麦ふすまを含む小麦粉末、少なくとも大麦糠を含む大麦粉末、及び少なくとも米糠を含む米粉末よりなる群から選ばれた少なくも1種の粉末原料を、水又は緩衝液からなる酵素反応液に添加混合し、添加混合後の酵素反応液のpHを3.05〜3.95とし、30〜45℃の温度で、少なくとも4時間以上反応させることを特徴とする、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法。
  22. 前記小麦粉末が澱粉貯蔵部を含まない小麦ふすま粉末であり、且つ、前記大麦粉末が澱粉貯蔵部を含まない大麦糠粉末であり、且つ、前記米粉末が澱粉貯蔵部を含まない米糠粉末である、請求項21に記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法。
  23. 前記添加混合前に、ヘキサンを用いて前記粉末原料を脱脂処理する、請求項21又は22に記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法。
  24. 前記酵素反応液が、次亜塩素酸ナトリウムを含有する水又は緩衝液である、請求項21〜23のいずれかに記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法。
  25. 前記粉末原料として、予め水又は緩衝液からなる洗浄液に添加混合し、当該添加混合後の洗浄液のpHを3.0〜7.0とし、0〜28℃の温度で5〜30分間浸漬した後に上清を除去したものを用いる、請求項21〜24のいずれかに記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法。
  26. 前記洗浄液が、次亜塩素酸ナトリウムを含有する水又は緩衝液である、請求項25に記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法。
  27. 前記反応後、得られた反応液を、ODSカラムを用いた逆相クロマトグラフィにより精製処理する、請求項21〜26のいずれかに記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法。
  28. 請求項27に記載のODSカラムを用いた逆相クロマトグラフィによる精製処理において、前記反応液をODSカラムに通液し吸着させた後、10〜25%エタノールもしくは10〜25%アセトニトリルで溶出し回収する、Ile−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法。
  29. 前記逆相クロマトグラフィによる精製処理の後、陰イオン交換クロマトグラフィにより精製処理し、次いでゲル濾過HPLCにより精製処理する、請求項27又は28に記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法。
  30. 前記ゲル濾過HPLCにより精製処理した後、ODSカラムを用いた逆相HPLCにより精製処理する、請求項29に記載のIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドの製造方法。
  31. 血圧降下機能を有する、請求項21〜30のいずれかに記載の方法により得られるIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチド。
  32. 請求項21〜30のいずれかに記載の方法により得られるIle−Gln−Proのアミノ酸配列からなるトリペプチドを有効成分とする、血圧降下剤。
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