JP2009051410A - カート及びカート装置 - Google Patents

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睦 竹田
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Abstract

【課題】カートにおいて、ネスティング機能と共にコンパクト化のための折り畳み機能をも具備させる。
【解決手段】前輪支脚10及び後輪支脚11と、左右のハンドル杆35を具備してこれらの後端部間をハンドルバー36で連結した本体枠12と、前後輪支脚10,11間をリンク接合するリンク杆13と、本体枠12のハンドル杆35相互間で水平状態と起立状態とに反転揺動可能に設けられたカゴ支持体14とを有し、前輪20間又は後輪23間に下部ネスティングスペース45が形成され、カゴ支持体14において並行突出する左右の支持アーム52間に上部ネスティングスペース70が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷カゴを載せて移動自在にするカートと、このカートを自転車へ積載可能にするための装着枠をも付属させて成るカート装置とに関するものである。
ショッピング用等の荷カゴを載せて移動自在にするカートとして、ネスティングができるものは周知である。ネスティングとは、前車の後面へ後車の前部を突っ込ませるようにして、所謂、「入れ子」状に重連させ、カート置き場の省スペース化を図ることである(例えば、特許文献1など参照)。
なおネスティングとは無関係であるが、本出願人は嘗てこの種のカートとして、自転車での搬送を可能にしたものを開発し特許出願している(特許文献2参照)。
特開平7−277196号公報 特開2006−240390号公報
ネスティングを可能にしたカートは、ネスティングのための前後の形状や寸法的な制約が多く、また当然に構造的にも複雑となる。それがネックになるためか、「ネスティングを可能にする」という単機能に徹した構造となっており、他の機能(例えば、コンパクト化のための折り畳み機能など)は具備していない。勿論、自転車での搬送をも可能にしたものは未だ開発されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ネスティングを可能にすると共にコンパクト化のための折り畳み機能等をも具備させて多機能化を図り、もって使用者のニーズに対して臨機応変に対応できるようにしたカート及びカート装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係るカート1は、下端部で前輪20を支持する左右一対の前輪支脚10及び下端部で後輪23を支持する左右一対の後輪支脚11と、左の前後輪支脚10,11の上端部間をリンク接合した状態で後方へ突出する左のハンドル杆35及び右の前後輪支脚10,11の上端部間をリンク接合した状態で後方へ突出する右のハンドル杆35を具備してこれら左右のハンドル杆35の後端部間がハンドルバー36で連結された本体枠12と、左の前後輪支脚10,11間及び右の前後輪支脚10,11間をそれぞれリンク接合することで前輪支脚10と後輪支脚11とを互いに連動して折り畳み可能にする左右一対のリンク杆13と、上記本体枠12における左右のハンドル杆35相互間に揺動軸を介して設けられて前方へ略水平突出した荷カゴWの受載状態とハンドル杆35に沿わせた起立状態とに反転揺動可能とされたカゴ支持体14とを有している。
そして、上記前輪20の輪距と後輪23の輪距とが一方が他方を外嵌可能な寸法関係に形成されることで左右の前輪20間又は左右の後輪23間に下部ネスティングスペース45が形成されており、上記カゴ支持体14は左右一対の支持アーム52が並行突出されたものであってこれら両支持アーム52間に前方ほど幅狭となり且つ後方が開放された上部ネスティングスペース70が形成されたものとなっている。
このように、下部ネスティングスペース45及び上部ネスティングスペース70を有した構成であることで、ネスティングが可能である。しかも左右一対の前輪支脚10、左右一対の後輪支脚11、本体枠12、左右一対のリンク杆13及びカゴ支持体14を有し、これらがそれぞれリンク接合(折曲自在な接合)された構成であることで、コンパクト化のための折り畳みが可能になっている。
そのため、使用者のニーズに対して臨機応変に対応できるようになる。例えば、通常営業中の店内ではネスティングを行わせるように使用し、混雑時や閉店時など、カート置き場を他のスペースとして活用したい場合や個人がカート1を所有するときの収納時などにはコンパクトに折り畳むようにする、といった使い分けができることになる。
後輪支脚11にはその全長を二つ折り自在とする関節部26が設けられており、この関節部26に対し折曲前の状態を固定することによってカート1全体の立体形を保形するロック手段27が設けられたものとすることができる。
このような関節部26を設けることで、カート1の折り畳み形体をよりコンパクトにできることになる。またこの関節部26を設けることで、構造上、この関節部26にロック手段27を設けることができるようになるので、構造の簡潔化が図れると共に、ロック手段27の操作(即ち、カート1を折り畳む際のアンロック操作)を、後輪支脚11に集約させることができることになる。
そのため、後輪支脚11の側近に立っているカート1の使用者にとって、ロック手段27の操作を迅速に行えるようになると共に、操作性に優れたものとなっている。
カゴ支持体14には左右の各支持アーム52前端に荷カゴW前端と係合可能なカゴ前ストッパ65が上方突出して設けられていると共に、左右の各支持アーム52後端寄りに荷カゴW底面へ向けて張り出す支持部材60が設けられており、左右カゴ前ストッパ65の外法寸法に比べて支持部材60が左右から張り出してそれらの相互間にできる内幅が広く形成されたものとすることができる。
このように、カゴ支持体14にはカゴ前ストッパ65や支持部材60を設けるのが好適であるが、この場合、これらカゴ前ストッパ65と支持部材60との寸法関係に、左右方向の大小関係(カゴ前ストッパ65側の所定寸法<支持部材60側の所定寸法)としておくことが、ネスティングを可能にさせるうえで重要となる。
一方、本発明に係るカート装置5は、自転車2に対し後輪を左右から挟む状態で取り付けられる装着枠3と、本発明に係るカート1とを有したものであって、上記装着枠3は、カート1が具備するカゴ支持体14の支持アーム52を後方から前方へ向けて左右各別に差し込み可能にするアームホルダー部90と、カート1が具備する左右の後輪支脚11を上記支持アーム52と略平行する状態に折り畳んだときにこれを下から支持しつつ前後動不能に係合する後輪受載枠91とを有したものとなっている。
このような装着枠3を自転車2へ取り付けておけば、アームホルダー部90に対してカゴ支持体14の支持アーム52を差し込み、後輪受載枠91に対して後輪支脚11を載せ且つ係合させるようにすることにより、カート1を自転車2へ簡単に積載することができる。
従って例えば、カート1を個人所有にしたときには、カート1を任意のショッピングに同行させたうえで自転車2から降ろし、カート1を使ってのショッピングをする、といった便利な使い方ができるようになる。場合によっては、大型のショッピングセンター内で自転車2によるカート1ごとの移動を可能にする、といった便利な使い方もできるようになる。
本発明に係るカートでは、ネスティング機能と共にコンパクト化のための折り畳み機能等をも具備させた多機能化仕様となっており、使用者のニーズに対して臨機応変に対応できるようになっている。
また本発明に係るカート装置では、ネスティング機能や折り畳み機能ばかりでなく、更に自転車での搬送を可能にする機能をも具備させた多機能化仕様となっており、使用者のニーズに対して臨機応変に対応できるようになっている。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図2乃至図7は本発明に係るカート1の一実施形態を示しており、図8乃至図10は自転車2に取り付けて使用する装着枠3の一実施形態を示している。これらカート1と装着枠3とを組み合わせることで、カート装置5が構成される。
また図1と、図11乃至図16はカート1としての各種の使用状況を示しており、図17乃至図22はカート装置5としての各種の使用状況を示している。
なお、カート1に対しては図3、図5の右側に使用者が立って左方へ押し出すように使用するのを一般的な使い方とおき、従って以下の説明では、このときの使用者から見る方向を基準に、図3、図5の各左方をカート1の「前」、図3、図5の各右方を同「後」、図5上方をカート1の「右」、図5下方を同「左」と言う。
[カート]
図2乃至図5に示すように、カート1は、左右一対の前輪支脚10と、左右一対の後輪支脚11と、本体枠12と、左右一対のリンク杆13と、カゴ支持体14とを有している。
前輪支脚10にはその下端部に前輪20が設けられている。前輪20は、前輪ブラケット21に車輪22が回転自在に保持されたもので、前輪ブラケット21には首振り自在となったものを採用するのが好適とされている。
後輪支脚11にはその下端部に後輪23が設けられている。後輪23は、後輪ブラケット24に車輪22が回転自在に保持されたもので、後輪ブラケット24には首振り自在となったものを採用するのが好適とされている。また必要に応じて車輪22の回転をロック状態に保持させるためのブレーキ機構(図示略)を設けてもよい。
後輪支脚11は上脚部11Aと下脚部11Bとを有し、これらが軸心を左右方向に向けた折曲動作軸25を支点とする関節部26により、互いに折曲自在な状態に連結されたものとなっている。またこの関節部26にはロック手段27が設けられている。
このロック手段27は、図4及び図6に示すように、下脚部11Bに沿って上下動自在に保持された操作杆28と、この操作杆28の上端部に上向きに設けられたロック部材29と、上脚部11Aの下端部に設けられた位置決め輪30とを有して形成されている。
この位置決め輪30は、折曲動作軸25を中心として、そのまわりで円弧状に形成されたもので、上脚部11Aと下脚部11Bとが略直線状態になったときにロック部材29と合致する位置に、ロック孔31が形成されている。
これに対し、操作杆28はバネ32によってロック部材29を上向きに付勢する状態に保持されている。ロック部材29は上端が半球状に形成されており、ロック孔31と合致していないときには位置決め輪30の外周面に沿って滑らかに摺動自在となっている。
なお、ロック手段27は左右の後輪支脚11に各別に設けられており、従ってこれら左右のロック手段27に対して個々に操作杆28が設けられたものとなっているが、これら左右の操作杆28は、左右の後輪支脚11相互間でそれぞれの下脚部11B間をわたるように、正面から見て凹型を呈する架橋形状に形成されたものとなっている(図2参照)。
従って、この架橋部分の中央部に対して下向きに操作力を加えることで、左右の操作杆28を同時に下方へ引き下げることができ、もって左右のロック手段27を一気にアンロック操作(位置決め輪30のロック孔31からロック部材29を外す操作)できることになる。当然に、このアンロック操作の操作力を緩めれば、左右のロック手段27はバネ32によって一気にロック状態(位置決め輪30のロック孔31にロック部材29が嵌る)になるか、又は位置決め輪30の外周面にロック部材29が押圧付勢される状態になる。
このように関節部26やロック手段27を具備した後輪支脚11は、ロック手段27の簡単な操作によってその全長を二つ折り自在な状態にしたり、折曲前の直線状態を固定したりできるものとなっている。
本体枠12は、左右のハンドル杆35と、これら両ハンドル杆35の後端部間を連結するハンドルバー36とを有して形成されている。図例のハンドル杆35及びハンドルバー36は、1本の棒材をコ字状に折り曲げることで互いに一体形成されたものとしてあるが、これらは別部材をボルト止めや溶接等により連結したものでもよい。
左のハンドル杆35にはその前端部に前部ステー40が設けられていると共に中央部に後部ステー41が設けられており、前部ステー40に対しては軸心を左右方向へ向けた前部枢軸42を介して左の前輪支脚10がリンク接合され、また後部ステー41に対しては軸心を左右方向へ向けた後部枢軸43を介して左の後輪支脚11がリンク接合されている。
同様に、右のハンドル杆35にはその前端部に前部ステー40が設けられていると共に中央部に後部ステー41が設けられており、前部ステー40に対しては軸心を左右方向へ向けた前部枢軸42を介して右の前輪支脚10がリンク接合され、また後部ステー41に対しては軸心を左右方向へ向けた後部枢軸43を介して右の後輪支脚11がリンク接合されている。
図5から明かなように、左のハンドル杆35は、前部ステー40と後部ステー41との間であって後部ステー41の近傍となる部分で、前方ほど左方へ広がるように腰折れして形成されており、同じく右のハンドル杆35は、前部ステー40と後部ステー41との間であって後部ステー41の近傍となる部分で、前方ほど右方へ広がるように腰折れして形成されている。
このように、左右のハンドル杆35は、それらの中間部で互いに逆方向へ腰折れして前方ほど相互間隔が広がる平面視「ハ」字状を呈したものとなっている。すなわち、左右のハンドル杆35の相互間において、前部ステー40に設けられた前輪支脚10の左右間隔と後部ステー41に設けられた後輪支脚11の左右間隔とを比べれば、前輪支脚10の方が幅広とされていることになる。結果として、前輪20の輪距(T1)と後輪23の輪距(T2)との間に所定の広狭関係(T1>T2)が成立し、これに伴って、左右の前輪20間に左右の後輪23を外嵌可能にするための下部ネスティングスペース45が形成されていることになる。
なお、ハンドルバー36は、左右のハンドル杆35に対しそれらの後端部同士間に架設されていることから、当然に後部ステー41より後方へ突出した部分に配置されていることになる。このハンドルバー36は、左右のハンドル杆35の相互間隔を保持するための重要な役割を奏していることは言うまでもない。
すなわち、このハンドルバー36により、前輪20の輪距(T1)と後輪23の輪距(T2)との間に所定の広狭関係(T1>T2)を成立させ、下部ネスティングスペース45を形成させていることになる。
本実施形態では、左右の後輪支脚11相互間でそれぞれの下脚部11B間をわたるように、正面から見て凹型を呈するタイロッド46(図2、図4及び図7参照)を架設することで、ハンドルバー36による上記した間隔保持作用の補強としている。
このタイロッド46には、左右の両端部近傍から前方へ向けて突出する状態で係止突起47が設けられている。これら左右の係止突起47は、後述する装着枠3との連結に使用されるものである。図例の係止突起47は、線材をU字状に曲げてその曲げた先が前方を向くようにタイロッド46へ取り付けることで形成してある。
左右のハンドル杆35の長手方向において、ハンドルバー36の架設位置よりも手前側に、このハンドルバー36と平行するようにして立て掛け桟50が架設されている。この立て掛け桟50は、後述するカゴ支持体14が起立方向へ揺動されたときに、このカゴ支持体14を立て掛けるように使用するものである。
左のリンク杆13は、左の前輪支脚10と後輪支脚11との間をリンク接合するものであり、右のリンク杆13は、右の前輪支脚10と後輪支脚11との間をリンク接合するものである。
これら左右のリンク杆13は、本体枠12における左右のハンドル杆35と同様に、前方ほど相互間隔が広がる平面視「ハ」字状を呈して設けられているが、リンク接合の接合軸は、全て軸心が左右方向を向くように揃えられている。このようなことから、前輪支脚10と後輪支脚11とは、互いに連動して折り畳みできるようになっている(図15及び図16参照)。
カゴ支持体14は、使用者(平均的身長の成人とする)の腰位置よりやや低いぐらいの高さで略水平状態を保持できるように、本体枠12における左右のハンドル杆35相互間に挟まれるように設けられている。
このカゴ支持体14は左右一対の支持アーム52を有している。これら左右の支持アーム52における後端部同士は、後方へ張り出すように設けられた連結フレーム53により、互いに連結され一体化されている。この連結フレーム53は、後方へ張り出しながら斜め下方へ向けて傾斜するようになっている。
連結フレーム53により左右一対の支持アーム52を連結することで、連結フレーム53を把手として用いて左右一対の支持アーム52を一体に回転させることが可能となる。また、連結フレーム53を左右の支持アーム52における後端側に設けることで、連結フレーム53の自転車への接触を回避することが可能となる。
各支持アーム52は、荷カゴW(図13参照)を載せたときに荷カゴWの底面に接触して直接的な受けとされる底当て桟54と、この下側に平行して設けられた補強桟55と、これら両桟54,55の後端部を一緒に連結するようにして溶接された揺動基板56とを有している。
各支持アーム52は、揺動基板56を、本体枠12の各ハンドル杆35に設けられた後部ステー41に対してその内側に沿わせる状態で、互いに(相手側の支持アーム52と)並行しつつ前方へ突出するようになっている。
揺動基板56には長手方向を前後方向に向けた長孔57(図4参照)が形成されており、この長孔57の略中間部には上方へ開通する脱出口58が形成されている。
これに対し、本体枠12の後部ステー41には、長孔57内を通り抜けて張り出すようにして支持部材60(図5参照)が設けられている。この支持部材60は、支持アーム52の後端寄りとなる部分(揺動基板56)で相手側の支持アーム52へ向けて張り出すような状態であり、結果、荷カゴWの底面へ向けて張り出していることになる。図例の支持部材60は、線材をU字状に曲げてその曲げた先が相手側の支持アーム52を向くように後部ステー41へ取り付けることで形成してある。
支持部材60は線材をU字状に曲げたものであることから、長孔57を通り抜ける部分及び後部ステー41に取り付けられる部分が、前後方向で互いに所定間隔を保持した2本(二股)の線材61,62となっている。これら前後2本の線材61,62が長孔57内の長手方向2箇所で長孔57の内周縁と接触するようになる(2点支持状態となる)ことで、支持部材60に対して長孔57が真っ直ぐ(同一レベルを維持しつつ)スライドするようになる。その結果、揺動基板56、ひいては支持アーム52が略水平状態を維持したまま前後方向へスライド自在に保持されていることになる。また、支持部材60をU字状に曲げた線材から形成することで、線材61、62を個別に作製する手間を省き、線材61、62を一つの部品から構成することが可能となって部品点数を下げる効果がある。
図4から明かなように、この支持部材60は支持アーム52の底当て桟54に比べてやや低くなっているため、底当て桟54に対し、その長手方向に沿って荷カゴWの底面が接触するような場合では荷カゴWの底面とは接触し難い。
しかし、使用者の不注意で当初から荷カゴWの載せ方が悪かったり、或いは移動中のカート1に震動や衝撃が加わったりして、荷カゴWが後方へ傾いたような場合に、この支持部材60によって荷カゴWの底面を確実に受け止めることができる。これらのことから、この支持部材60は、カート1のあらゆる使用状況を考慮して荷カゴWが脱落するようなことが決して無いようにしたものと言える。
支持アーム52の前端(補強桟55の前端)には、荷カゴWの前端と係合可能なカゴ前ストッパ65が、底当て桟54を超えて更に上方突出する状態で設けられている。図13に示したように、このカゴ前ストッパ65に荷カゴWの前端が係合することにより、荷カゴWが支持アーム52上を前方へ位置ズレすることはなく、当然に脱落に至ることも決してない。
なお、カゴ前ストッパ65が荷カゴWの前端と係合するとき、同時に本体枠12のハンドル杆35相互間に架設された立て掛け桟50が荷カゴWの後面と係合するような状態にしておくと、荷カゴWは前後方向でガタツクことが防止され、安定した載置状態が得られるので好ましい。
上記したように支持部材60は、長孔57を通り抜ける部分及び後部ステー41に取り付けられる部分が前後2本の線材61,62により形成されているが、これら線材61,62の配置と支持アーム52における長孔57の長さ寸法とは次のような関係となっている。
すなわち、図4に示すように長孔57における孔内の後縁が後側の線材62に当接するように支持アーム52を前方へ引き出したとき、長孔57は脱出口58が前側の線材61よりも後方側に留まるように配置されており、その結果、長孔57の内周縁に対して前後2本の線材61,62が共に接触している状態(2点支持状態)が保持される。従って支持アーム52は略水平な状態を維持するようになっている。
これに対し、図14(A)に示すように、長孔57における孔内の前縁が前側の線材61に当接するように支持アーム52を後方へ押し込んだとき、長孔57は脱出口58が後側の線材62の丁度真上に合致するような位置関係となっている。
従って長孔57の内周縁のうち、後側の線材62に対してその上端に引っ掛かる部分が何も無い状態となるので、支持アーム52は、図14(B)に示すように前側の線材61を中心として前端を上方へ跳ね上げる向き(図中の時計回り方向)に揺動自在となる。このとき、前側の線材61は支持アーム52にとっての揺動軸として作用する。
このような支持アーム52の動作は、当然にカゴ支持体14全体としての動きとなるので、結果としてこのカゴ支持体14は、前方へ略水平突出した荷カゴWの受載状態(図13参照)と、本体枠12のハンドル杆35に沿わせた起立状態(図14(B)参照)とに反転揺動可能となっている。
カゴ支持体14を起立状態にしたとき、支持アーム52の底当て桟54が本体枠12のハンドル杆35相互間に架設された立て掛け桟50に係合するようになり、もってこのカゴ支持体14を立て掛けた状態に保持できるようになっている。
図5に示すように、カゴ支持体14において左右の支持アーム52は、前方ほど相互間隔が幅狭となるように、左右方向で内向きとなる斜め状態に設けられている。そのため左右の支持アーム52間において、前端(カゴ前ストッパ65が設けられた部分)における左右方向の外法寸法(H1)と後端(揺動基板56が設けられた部分)における左右方向の内法寸法(H2)とを比べれば、後端の内法寸法の方が幅広である(H1<H2)。
また左右の支持アーム52間では支持部材60が左右から張り出しているが、これら支持部材60の相互間にできる内幅(H3)が、左右のカゴ前ストッパ65間における外法寸法(H1)に比べて広くなるように、支持部材60の張り出し寸法が決められている(H1<H3)。
更に、上記したように連結フレーム53は、後方へ張り出しながら斜め下方へ傾斜するようになっている。特に本実施形態では、図4から明らかなように連結フレーム53は支持アーム52の揺動基板56から一旦、真下へ落ち込むような折曲部分を有したものとされており、結果として、この連結フレーム53は支持アーム52よりも低い配置とされていることになる。
このようなことから、左右の支持アーム52間には、前方ほど幅狭となり且つ後方が開放された上部ネスティングスペース70が形成されていることになる。
[装着枠]
図8乃至図10に示すように、装着枠3は、自転車2に対してその後輪80を左右から挟む状態で取り付けられるものであって、例えば、後フォーク81や後輪用の取付軸82などを固定対象として、取付金具83や取付ステー84を使って固定すればよい。後輪フェンダー85を利用して固定するようにしてもよい。
この装着枠3は、アームホルダー部90と後輪受載枠91とを有している。
アームホルダー部90は、カート1が具備するカゴ支持体14の支持アーム52を後方から前方へ向けて左右各別に差し込み可能にしたもので(図17乃至図19参照)、支持アーム52が左右一対設けられていることに対応して、このアームホルダー部90も左右一対設けられている。
各アームホルダー部90は、U字状を横倒させたような断面形状を有しており(図10参照)、U字状の内側に形成される横向きの溝部92内へ差し入れられた支持アーム52を左右両外側から抱き込むような状態となる。
各アームホルダー部90は、自転車2の後方から自転車2へ向けてカート1を押し込むようにしたとき、カート1の支持アーム52をそのまま差し入れることができるように、支持アーム52の高さに合わせて自転車2に取り付けられている。
なお、図17乃至図19では自転車2の後部スタンド(自転車2を駐輪のため自立させるためのもの)を図示省略しているが、この後部スタンドを使用したときの高さ変化を考慮に入れるのが好適であるのは言うまでもない。
本実施形態において、アームホルダー部90は、溝部92が後方側で大きく開口し、前方へ行くほど細く且つ左右方向で内側へ寄せられるようなテーパー形に形成してある。従ってアームホルダー部90を平面視すると、前方を頂点とする三角形状を呈するようになっている(図9参照)。
すなわち、このようなテーパー形を採用すると、これがアームホルダー部90内へ支持アーム52を差し込み易くするためのガイドとなって操作性が良好となるばかりでなく、装着枠3自体やカート1自体の寸法精度は勿論のこと、これら両者の差し込み相性、自転車2に対する装着枠3の取付位置精度などを、ある程度吸収できる利点がある。また、アームホルダー部90に支持アーム52を差し込んだ後、支持アーム52のガタツキを除去できる点でも有益となる。
後輪受載枠91は、カート1が具備する左右の後輪支脚11を、支持アーム52と略平行する状態に折り畳んだときに(図19参照)、この状態にある後輪支脚11を下から支持するためのもので、自転車2の後輪80及び後輪フェンダー85の後側を略水平な状態で経由させるようにしつつ左右のアームホルダー部90を連結する構造となっている。
またこの後輪受載枠91は、略水平状態に支持した後輪支脚11を前後動不能な状態に係合する作用をも有しており、このための構造として、枠後端寄りで上下に貫通する係合輪93を有したものとなっている。
この係合輪93は、左右の後輪支脚11相互間に架設されたタイロッド46から前方へ向け突出するように設けられた係止突起47(図2、図4及び図7参照)が、後輪支脚11の水平時に下向き突出するようになる(図19参照)のに伴い、これを嵌め入れることができるようになっている。なお、係止突起47が左右一対設けられているのに合わせて、この係合輪93も左右一対設けられている。
[付属パーツ]
荷カゴWの底面に固定するか又はカート1にも荷カゴWにも固定せずに別個独立した状態として、図20に示すような補助枠100を付属させることができる。この補助枠100は、前部フック部101と後部フック部102とを有し、これら前後のフック部101,102がスパン固定杆103によって連結されたものである。
スパン固定杆103は、カート1のカゴ前ストッパ65と立て掛け桟50との前後間隔を固定して、カゴ支持体14の揺動を不能にするためのもので、自転車2の後輪80や後輪フェンダー85との接触干渉を避けるために左右一対の杆材104が左右所定距離に振り分け配置されている。このスパン固定杆103の上部で荷カゴWを支持するようになっている。
またこの補助枠100には、スパン固定杆103上で支持した荷カゴWに対し、その前面の前向き移動を阻止する前面抑え105と、後面の後向き移動を阻止する後面抑え106とが設けられ、更に左右方向のガタツキを阻止する左右一対の側面抑え107が設けられている。
図21及び図22に示すように、前部フック部101はカート1のカゴ前ストッパ65に係合させるためのものであり、後部フック部102はカート1の立て掛け桟50に係合させるためのものである。
前部フック部101や後部フック部102の具体的な構造は特に限定されるものではなく、例えば図示したように、前部フック部101ではカゴ前ストッパ65を前後一対の板材110,111で挟持する構造等が採用可能であるし、後部フック部102では立て掛け桟50にコ字状の鉤材112で上から被せる構造等が採用可能である。
このような補助枠100を使用すると、
[カートの使用状況]
本発明に係るカート1は、図13に示すように、カゴ支持体14の各支持アーム52上(底当て桟54上)へ荷カゴWを載せて、ショッピング等に使用することができる。この状態下にあって、荷カゴWの前面は、カゴ支持体14に設けられたカゴ前ストッパ65により当て止めされ、また荷カゴWの後面は、本体枠12に設けられた立て掛け桟50により当て止めされるようになっている。
また荷カゴWの左右両側面は、本体枠12のハンドル杆35によって当て止めされる状態となっている。このようなことから、荷カゴWは前後左右のガタツキが阻止され、安定した載置状態が保持される。そのうえ、使用者の不注意で当初から荷カゴWの載せ方が悪かったり、或いは移動中のカート1に震動や衝撃が加わったりして荷カゴWが後方へ傾いたような場合でも、カゴ支持体14の後方寄りに設けられた支持部材60(図5参照)によって荷カゴWの底面が確実に受け止めされ、荷カゴWがカート1から脱落するようなことは決してない。
ショッピングなどが終わってカート1上から荷カゴWを取り除けば、図1、図11及び図12に示すように、このカート1はネスティングが可能となる。すなわち、本体枠12では、左右のハンドル杆35が前方ほど相互間隔を広めて平面視「ハ」字状を呈したものとされ、これに伴い、前輪20の輪距(T1)が後輪23の輪距(T2)より広くなる関係(T1>T2)として下部ネスティングスペース45が形成されている。
またカゴ支持体14では、左右の支持アーム52が前方ほど相互間隔を狭める斜め状態となっており、且つ、支持アーム52の前端部に設けられたカゴ前ストッパ65間における外法寸法(H1)に比べ、支持アーム52の後端寄りで左右から張り出す支持部材60相互の内幅(H3)が広くなる関係(H1<H3)とされている。加えて、支持アーム52の後方に設けられた連結フレーム53が支持アーム52よりも低い配置とされていることに伴い、左右の支持アーム52間には、前方ほど幅狭となり且つ後方が開放された上部ネスティングスペース70が形成されている。
従って、図12から明かなように、前位のカート1と後位のカート1との間で本体枠12同士、及びカゴ支持体14同士が互いに接触干渉することなく、ネスティングできるものである。勿論、このネスティングを行うに際し、前位のカート1に対する後位のカート1の押し込みや引き出し時には、カート1に対して何ら特殊な操作(干渉するおそれのある部材を予め折り畳んだり展開させたりする動作)を加える必要がないものであり、容易に行えるものである。
一方、本発明に係るカート1では、左右一対の前輪支脚10、左右一対の後輪支脚11、本体枠12、左右一対のリンク杆13及びカゴ支持体14を有し、これらがそれぞれリンク接合(折曲自在な接合)されている。また後輪支脚11は更に上脚部11Aと下脚部11Bとが折曲動作軸25を支点とする関節部26により、互いに折曲自在な状態に連結されたものとなっている。そのため、必要に応じてコンパクト化のための折り畳みが可能になっている。
すなわち、まず図14(A)に示すようにカゴ支持体14を後方へ押し込んで、揺動基板56に設けられた長孔57の前縁が、支持部材60(前後2本の線材61,62)における前側の線材61に当接する状態にする。すると長孔57の脱出口58が後側の線材62の丁度真上に合致するようなるので、このままカゴ支持体14を、図14(B)に示すように前側の線材61を揺動軸としつつ上方へ跳ね上げる向き(図中の時計回り方向)に揺動させる。起立状態とさせたカゴ支持体14は、本体枠12のハンドル杆35相互間に架設された立て掛け桟50に立て掛けるようにする。
次に、左右の後輪支脚11間で架橋状態に設けられた操作杆28(図2参照)の中央部に対して、下向きに操作力を加える。例えば足で踏み込むようにすればよい。すると、各操作杆28が同時に引き下げられ、左右のロック手段27(図6参照)が一気にアンロック(位置決め輪30のロック孔31からロック部材29が外れる)される。
このアンロック状態のまま、左右の後輪支脚11を、上脚部11Aと下脚部11Bとの間に設けられた関節部26で二つ折りさせてゆく。これにより、図15及び図16に示すように、カート1の全体が「く」字状にひしゃげ、やがて扁平でコンパクトな状態へと折り畳まれることになる。
なお、ロック手段27の操作は、後輪支脚11の側近に立っているカート1の使用者にとって、足元の正面位置で行うことになるので、ロック手段27の操作を迅速に行えるようになる。また操作性に優れたものと言える。
この折り畳みを行ってゆく過程で、ロック手段27のロック部材29は、バネ32の付勢力を受けながら位置決め輪30に当接する状態を保持するようになり、この位置決め輪30の外周面に沿って滑らかに摺動するようになっている。
なお、カート1が扁平でコンパクトな折り畳み状態に達したとき、位置決め輪30においてロック部材29が合致している箇所に第二のロック孔を設けておけば、この折り畳み状態をロック手段27の第二の作用として、ロックさせることも可能になる。
図16に示した折り畳み状態から、次の使用に向けてカート1を立体形に戻す場合、位置決め輪30の外周面に沿ってロック部材29が摺動自在となる状態とさえ、しておけば、あとは例えば本体枠12と後輪支脚11(又は左右の後輪支脚11を連結しているタイロッド46)との間を、拡開させるように引き離すようにするだけでよい。
ロック部材29が位置決め輪30に設けられた元のロック孔31に合致すれば、バネ32の付勢力によって必然的にロック部材29がロック孔31に嵌るようになるため、自動的にロック手段27がロック状態になり、カート1の立体形は以後、保持されることになる。
その後、カゴ支持体14を前方へ倒して略水平な状態とさせれば、長孔57の脱出口58が支持部材60における後側の線材62を嵌め入れるようになって、カゴ支持体14が略水平な状態になる。そこで、カゴ支持体14をそのまま前方へ引き出せば、再びこのカゴ支持体14上へ荷カゴWを積載可能な状態に戻すことができる。
以上説明したように、本発明に係るカート1は、荷カゴWを載せて移動させるという本来の機能に加え、ネスティング機能及びコンパクト化のための折り畳み機能を有した多機能となっているので、使用者のニーズに対して臨機応変に対応できるようになる。
例えば、ショッピングセンターなどにあって、通常営業中の店内ではネスティングを行わせるように使用し、混雑時や閉店時など、カート置き場を他のスペースとして活用したい場合や個人がカート1を所有するときの収納時などにはコンパクトに折り畳むようにする、といった使い分けができることになる。
[カート装置としての使用状況]
装着枠3を自転車2へ取り付けたうえで、これとカート1とを組み合わせ、カート装置5として使用するには、次のような使用が可能である。
すなわち、図17乃至図19に示すように、自転車2の後方から自転車2へ向けてカート1を押し込むようにする。カート1は、カゴ支持体14が左右の支持アーム52に先分かれしたものであると共に、本体枠12が左右のハンドル杆35に先分かれしたものであることから、これら支持アーム52及びハンドル杆35が自転車2の後輪80を中央に挟んで、その左右両側へ振り分けられるようになる。
そして支持アーム52が装着枠3のアームホルダー部90に差し込まれる。アームホルダー部90は、前方ほど細く且つ左右方向で内側へ寄せられるようなテーパー形に形成されているので、アームホルダー部90内への支持アーム52の差し込みは容易且つ確実であり、また差し込みが進むほど、支持アーム52がガタツキの無い状態に拘束されながら、アームホルダー部90の溝部92内で抱き込まれるようになる。
次に、カート1において、左右の後輪支脚11間で架橋状態に設けられた操作杆28(図2参照)の中央部に対して、下向きに操作力を加える。例えば足で踏み込むようにすればよい。すると、各操作杆28が同時に引き下げられ、左右のロック手段27(図6参照)が一気にアンロック(位置決め輪30のロック孔31からロック部材29が外れる)される。
このアンロック状態のまま、左右の後輪支脚11を、上脚部11Aと下脚部11Bとの間に設けられた関節部26で二つ折りさせてゆく。このようにしつつ、後輪支脚11の下脚部11Bが水平状態を超える高さまで一旦持ち上げて、それから装着枠3の後輪受載枠91上に載せるようにする。
このとき、左右の後輪支脚11相互間に架設されたタイロッド46から前方へ向け突出するように設けられた係止突起47(図2、図4及び図7参照)を、後輪受載枠91の係合輪93へ係合させるようにし、カート1が前後動しないようにする。
このように本発明に係るカート装置5では、自転車2へカート1を載せることができ、またその状態のまま自転車2にてカート1を搬送することができるので、例えば、カート1を個人所有にしたときには、カート1を任意のショッピングに同行させたうえで自転車2から降ろし、カート1を使ってのショッピングをする、といった便利な使い方ができるようになる。場合によっては、大型のショッピングセンター内で自転車2によるカート1ごとの移動を可能にする、といった便利な使い方もできるようになる。
なお、図20に示したような補助枠100を使用すれば、自転車2へカート1を載せた状態で、更にこのカート1に対して荷カゴWをも積載状態にすることができるので、荷カゴW内へ荷物を載せたままとすることもできて非常に便利である。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、下部ネスティングスペース45は、前輪20の輪距(T1)よりも後輪23の輪距(T2)の方が広くなる関係とさせ(T1<T2)、左右の後輪23間に左右の前輪20を外嵌可能にさせるものとしてもよい。
図2のカートでネスティングする状況を示した側面図である。 本発明に係るカートの一実施形態を示した斜視図である。 図2に対応する側面図(図5のA−A線矢視図)である。 図2に対応する側断面図(図5のB−B線断面図)である。 図2に対応する平面図である。 図4のC部を拡大して示した斜視図である。 図3のD−D線に対応させてタイロッド及び係止突起を示した平面図である。 本発明に係るカート装置が具備する装着枠を自転車へ取り付けて示した側面図である。 図8のE−E線矢視図である。 図8のF−F線矢視図である。 図2のカートでネスティングする状況を示した側面図である。 図1のG−G線矢視図である。 図2のカートに荷カゴを載せた状況を示した側面図である。 図2のカートにおいてカゴ支持体を反転揺動させる状況を説明した動作説明図であって(A)は押し込み後であり(B)は揺動後である。 図2のカートにおいて折り畳みを行っている途中の状況を示した側面図である。 図15の状態から動作を続けて折り畳みを終えた状況を示した側面図である。 図2のカートにおいて自転車へ載せる途中の状況(本発明に係るカート装置の使用状況)を示した側面図である。 図17の状態に続く動作状況を示した側面図である。 図18の状態から動作を続けて自転車への積載を終えた状況を示した側面図である。 本発明に係るカート又はカート装置において付属することができる補助枠を示した斜視図である。 図19の状態としたカート装置に対して図20の補助枠を使用した状況を示した側面図である。 図21の状態に更に荷カゴを積載させた状態として示した側面図である。
符号の説明
1 カート
2 自転車
3 装着枠
10 前輪支脚
11 後輪支脚
12 本体枠
13 リンク杆
14 カゴ支持体
20 前輪
23 後輪
26 関節部
27 ロック手段
35 ハンドル杆
36 ハンドルバー
45 下部ネスティングスペース
52 支持アーム
60 支持部材
65 カゴ前ストッパ
70 上部ネスティングスペース
80 後輪
90 アームホルダー部
91 後輪受載枠
W 荷カゴ

Claims (4)

  1. 下端部で前輪(20)を支持する左右一対の前輪支脚(10)及び下端部で後輪(23)を支持する左右一対の後輪支脚(11)と、
    左の前後輪支脚(10,11)の上端部間をリンク接合した状態で後方へ突出する左のハンドル杆(35)及び右の前後輪支脚(10,11)の上端部間をリンク接合した状態で後方へ突出する右のハンドル杆(35)を具備してこれら左右のハンドル杆(35)の後端部間がハンドルバー(36)で連結された本体枠(12)と、
    左の前後輪支脚(10,11)間及び右の前後輪支脚(10,11)間をそれぞれリンク接合することで前輪支脚(10)と後輪支脚(11)とを互いに連動して折り畳み可能にする左右一対のリンク杆(13)と、
    上記本体枠(12)における左右のハンドル杆(35)相互間に揺動軸を介して設けられて前方へ略水平突出した荷カゴ(W)の受載状態とハンドル杆(35)に沿わせた起立状態とに反転揺動可能とされたカゴ支持体(14)とを有し、
    上記前輪(20)の輪距と後輪(23)の輪距とが一方が他方を外嵌可能な寸法関係に形成されることで左右の前輪(20)間又は左右の後輪(23)間に下部ネスティングスペース(45)が形成されており、
    上記カゴ支持体(14)は左右一対の支持アーム(52)が並行突出されたものであってこれら両支持アーム(52)間に前方ほど幅狭となり且つ後方が開放された上部ネスティングスペース(70)が形成されている
    ことを特徴とするカート。
  2. 前記後輪支脚(11)にはその全長を二つ折り自在とする関節部(26)が設けられており、この関節部(26)に対し折曲前の状態を固定することによってカート全体の立体形を保形するロック手段(27)が設けられていることを特徴とする請求項1記載のカート。
  3. 前記カゴ支持体(14)には左右の各支持アーム(52)前端に荷カゴ(W)前端と係合可能なカゴ前ストッパ(65)が上方突出して設けられていると共に、
    左右の各支持アーム(52)後端寄りに荷カゴ(W)底面へ向けて張り出す支持部材(60)が設けられており、
    左右カゴ前ストッパ(65)の外法寸法に比べて支持部材(60)が左右から張り出してそれらの相互間にできる内幅が広く形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカート。
  4. 自転車(2)に対しその後輪(80)を左右から挟む状態で取り付けられる装着枠(3)と、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のカート(1)とを有し、
    上記装着枠(3)は、
    カート(1)が具備するカゴ支持体(14)の支持アーム(52)を後方から前方へ向けて左右各別に差し込み可能にするアームホルダー部(90)と、
    カート(1)が具備する左右の後輪支脚(11)を上記支持アーム(52)と略平行する状態に折り畳んだときにこれを下から支持しつつ前後動不能に係合する後輪受載枠(91)とを有している
    ことを特徴とするカート装置。
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