JP2009050377A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】前記変動表示開始手段(31)の操作により前記当選抽選手段(110)の抽選を実行可能に形成し、当選役として、遊技媒体を新たに投入することなく、次の遊技を実行可能なリプレイ当選役を備え、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能に形成したことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

この発明は、リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、図柄表示手段の変動表示を実行せずに、当選抽選手段による再度の抽選を行うことを特徴とする遊技機に関するものである。
また、この発明は、リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、図柄表示手段の変動表示を実行せずに、当選抽選手段による再度の抽選を行うように機能させる遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来より、この種の遊技機、具体的にはスロットマシンには、当選役として、遊技媒体を新たに投入することなく、次の遊技を実行可能なリプレイ当選役(いわゆるリプレイ、再遊技の当選役)を備えている(例えば、特許文献1。)。そして、遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記通常遊技よりも前記リプレイ当選役の抽選確率を高く設定した特殊遊技(リプレイタイム遊技、又は、RTゲーム)とを備えているものがある。
特開2001−112923号公報
しかし、そのような特殊遊技(リプレイタイム遊技、RTゲーム)では、リプレイ当選役の抽選確率が高く設定されているため、リプレイ当選役ばかりが当選し、再遊技が繰り返されて、遊技が単調なものになってしまうといった問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1) すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項2記載の発明は、リプレイ当選役に当選し、再度の抽選が実行されることを、確実に認識することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項3) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、特殊遊技におけるリプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができて、特殊遊技への期待感を増すことが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項4) 請求項4記載の発明は、上記した請求項1から3までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、特殊遊技においても、リプレイ当選役の当選結果に対して、意外性を付与し、変化を付けることができ、遊技性を変化あるものにすることが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項5) 請求項5記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発明は、特殊遊技中、再抽選となる確率を高くして、通常遊技よりも、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項6) 請求項6記載の発明は、上記した請求項1から5までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載の発明は、リプレイ当選役の当選により、特別遊技の当選への期待感を大幅に増加させることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項7) 請求項7記載の発明は、上記した請求項3から5までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載の発明は、再度の抽選に対する遊技者への利益を、更に、高めることができて、再度の抽選に対する期待感を増加させることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項8) 請求項8記載の発明は、上記した請求項1から7までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項8記載の発明は、リプレイ当選役に当選すると、必ずリプレイ当選役に入賞することができて、再抽選のメリットを大きなものにすることが可能な遊技機を提供しようとするものである。
(請求項9) 請求項9記載の発明は、上記した請求項1から8までのいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項9記載の発明は、リプレイ役の当選が報知され、再抽選の可能性があることを認識することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項10) 請求項10記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項10記載の発明は、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができるようにした遊技機用プログラムを提供しようとするものである。
(請求項11) 請求項11記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項11記載の発明は、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができるようにした遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供しようとするものである。
(請求項1)
(特徴点) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)と、遊技者の操作により前記図柄表示手段(41)の停止表示の状態から変動表示を開始させることが可能な変動表示開始手段(31)と、遊技者の操作により前記図柄表示手段(41)の変動表示を停止させて停止表示にするための変動表示停止手段(51)と、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)と、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を、前記変動表示停止手段(51)の操作タイミングに基づいて前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)とを備え、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように設定された遊技機(10)において、前記変動表示開始手段(31)の操作により前記当選抽選手段(110)の抽選を実行可能に形成し、当選役として、遊技媒体を新たに投入することなく、次の遊技を実行可能なリプレイ当選役を備え、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能に形成したことを特徴とする。
また、ここで、「図柄表示手段(41)」とあるのは、例えば、回転リール(40)であるが、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に表示されるようなものも含まれるものである。具体的には、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。
また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
また、ここで、「遊技媒体」とは、遊技機(10)内部への投入により遊技開始の条件となり、また、入賞により所定数が遊技者へ払い出される価値物であって、具体的には、例えば、円板状の遊技メダルであるが、それに限定されるものではなく、通常のコインでもよく、また、球状のボール球でもよいものである。
また、ここで、「当選役」とは、予め定めた入賞態様の組み合わせを意味するものであって、具体的には、例えば、左、中、右の回転リール(23)の停止図柄が、それぞれ7、7、7となることにより、入賞可能となるような入賞態様の組み合わせを含むものである。
(作用) 本発明は、当選抽選手段(110)の抽選により、リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、当選抽選手段(110)の再度の抽選が実行可能となる。これにより、リプレイ当選役に当選したときは、当該遊技において、図柄表示手段(41)の変動表示をすることなく、再度の抽選を実行することができる。これは、図柄表示手段(41)の変動表示を実行して、リプレイ当選役の入賞が確定して、次の遊技へ移行するようなものと比較して、本願発明に係る遊技機(10)は、リプレイ当選役の当選から、入賞し、次の遊技へ移行して、抽選を開始するまでの時間を省略することができる。しかも、かかる場合の結果は、再遊技へ移行して、再度、抽選することに関して、両者は、何ら変わることがなく同じである。結果として、リプレイ当選から入賞し、次の遊技へ移行して抽選するまでの時間を短縮することになり、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避することができて、遊技の展開を早めることができる。
(請求項2)
(特徴点) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、再度の変動表示開始手段(31)の操作により、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能に形成したことを特徴とする。
(作用) 本発明は、再度の変動表示開始手段(31)の遊技者の操作により、当選抽選手段(110)の再度の抽選が実行可能となる。このため、遊技者は、当該遊技において、抽選が行われ、リプレイ当選役に当選し、再度の抽選が実行されることを、確実に認識することができる。したがって、1回の遊技で、複数回の抽選が実行されることに対して、当選の期待感を増すことができる。
(請求項3)
(特徴点) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記通常遊技よりも前記リプレイ当選役の抽選確率を高く設定した特殊遊技とを少なくとも備え、前記特殊遊技中は、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、再度の前記変動表示開始手段(31)の操作により、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能に形成し、前記通常遊技中は、かかる再度の抽選を実行しないことを特徴とする。
(作用) 本発明は、通常遊技中は、リプレイ当選役による再度の抽選が実行されないが、特殊遊技中には、リプレイ当選役による再度の抽選が実行可能となる。すなわち、特殊遊技中は、通常遊技と比較して、複数回の抽選が可能となる。これにより、特殊遊技におけるリプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができて、特殊遊技への期待感を増すことができる。
(請求項4)
(特徴点) 請求項4記載の発明は、上記した請求項1から3までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記通常遊技よりも前記リプレイ当選役の抽選確率を高く設定した特殊遊技とを少なくとも備え、前記通常遊技中、前記リプレイ当選役が当選したときには、再度の抽選を実行することなく、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行して、遊技を進行させ、前記特殊遊技中、前記リプレイ当選役が当選したときには、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに停止表示にした状態で、再度の前記変動表示開始手段(31)の操作により、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行する場合と、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行して、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行せずに遊技を進行する場合とを設けたことを特徴とする。
(作用) 本発明は、特殊遊技中、リプレイ当選役が当選しても、常に再度の抽選が実行するのではなく、再度の抽選が実行される場合と、再度の抽選が実行されない場合とを設けている。これにより、特殊遊技においても、リプレイ当選役の当選結果に対して、意外性を付与し、変化を付けることができ、遊技性を変化あるものにすることができる。
(請求項5)
(特徴点) 請求項5記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記通常遊技よりも前記リプレイ当選役の抽選確率を高く設定した特殊遊技とを少なくとも備え、前記当選抽選手段(110)の前記リプレイ当選役の抽選確率を示す抽選領域として、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、再度の前記変動表示開始手段(31)の操作により、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能とする再抽選実行抽選領域と、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行して、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行せずに遊技を進行する再抽選不実行抽選領域とを備え、前記通常遊技中の前記再抽選実行抽選領域は、前記特殊遊技中の前記再抽選実行抽選領域よりも小さいことを特徴とする。
なお、ここで、抽選確率を示す抽選領域とは、例えば、乱数が0〜65535の数値の間で発生して、全部の抽選領域が0〜65535となるような場合、リプレイ当選役の抽選確率を示す抽選領域が、0〜8977となるようなものを含む。そして、かかる抽選領域の範囲量である8978を全部の抽選領域の範囲量である65536で除算した値8978/65536が、結果として、図5に示すようなリプレイ当選役の抽選確率となるようなものを含む。
また、「前記通常遊技中の前記再抽選実行抽選領域は、前記特殊遊技中の前記再抽選実行抽選領域よりも小さい」とは、上述したような抽選領域の範囲が小さい(狭い)ことを意味するものであって、結果として、抽選確率の数値が小さいことを意味する。
(作用) 通常遊技中の再抽選実行抽選領域は、特殊遊技中の再抽選実行抽選領域よりも小さい。すなわち、特殊遊技は、通常遊技よりも再抽選実行抽選領域が大きく(範囲が広く)、結果として、再抽選に当選する確率が高い。これにより、特殊遊技を、通常遊技よりも、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができる。
(請求項6)
(特徴点) 請求項6記載の発明は、上記した請求項1から5までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記当選抽選手段(110)の当選及び入賞の結果により移行可能であるとともに前記通常遊技よりも遊技者へ大きな利益を付与可能な特別遊技とを備え、前記当選抽選手段(110)の前記リプレイ当選役の抽選確率を示す抽選領域として、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能とする再抽選実行抽選領域を少なくとも備え、再度の抽選は、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が前記リプレイ当選役のうち再抽選実行抽選領域で当選したときから、前記特別遊技の当選まで実施可能に形成したことを特徴とする。
(作用) 本発明は、再度の抽選を、再抽選実行抽選領域で当選したときから、特別遊技の当選まで実施することができる。これにより、リプレイ当選役の当選により、特別遊技の当選への期待感を大幅に増加させることができる。
(請求項7)
(特徴点) 請求項7記載の発明は、上記した請求項3から5までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記特殊遊技中、前記図柄表示手段(41)の変動表示が所定量に到達することを条件として当該特殊遊技を終了させることを特徴とする。
(作用) 本発明は、特殊遊技中、図柄表示手段(41)の変動表示が所定量に到達することを条件として、当該特殊遊技が終了する。これにより、遊技者は、特殊遊技を終了させないため、できるだけ図柄表示手段(41)の変動表示を実行されないことを希望することなる。すなわち、特殊遊技中、図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに停止表示にした状態で、再度の抽選が実行されることにより、特殊遊技の終了を先へ延ばすことができる。これにより、再度の抽選に対する遊技者への利益を、更に、高めることができ、再度の抽選に対する期待感を増加させることができる。
(請求項8)
(特徴点) 請求項8記載の発明は、上記した請求項1から7までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記図柄表示手段(41)は、周囲に図柄(61)を配置した円筒状の回転可能な回転リール(40)を備え、前記変動表示停止手段(51)は、遊技者が操作可能なストップスイッチ(50)を備え、前記回転リール(40)の回転及び停止を制御する停止制御として、前記ストップスイッチ(50)を操作した状態から所定の図柄(61)数だけ前記回転リール(40)の回転上流側に位置する引き込み可能図柄(61)の中に、抽選結果、当選した当選図柄(61)が含まれているような場合に、当選図柄(61)を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定とを備え、前記リプレイ当選役は、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、当選している場合、前記ストップスイッチ(50)を操作すると、前記回転リール(40)のいずれの停止操作位置においても前記引き込み設定により必ず入賞可能な所定位置にまで前記リプレイ当選役の当選図柄を引き込めるように形成されていることを特徴とする。
(作用) リプレイ当選役に当選している場合に、ストップスイッチ(50)を操作すると、回転リール40のいずれの停止操作位置においても、引き込み設定により、必ず入賞可能な所定位置にまで、リプレイ当選役の当選図柄を引き込める。これにより、リプレイ当選役に当選すると、必ずリプレイ当選役に入賞することができる。
したがって、仮に、再度の抽選が全く実行できないような遊技機では、リプレイ当選役に当選すると、必ず再遊技となり、遊技の進行が遅れ、遊技が単調なものとなる。そのような場合に、本発明に係る遊技機(10)は、図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに(回転リール40の回転をせずに)、再抽選を実行することが可能となって、再抽選のメリットが大きなものとなる。
(請求項9)
(特徴点) 請求項9記載の発明は、上記した請求項1から8までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、再度の抽選の実行に当選したことを報知可能な報知手段(66)を備えたことを特徴とする。
(作用) 抽選の結果、リプレイ当選役に当選すると、報知手段(66)が、遊技者に、リプレイ当選役の当選を報知する。これにより、遊技者は、再抽選の可能性があることを認識することができる。
(請求項10)
(特徴点) 請求項10記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)、遊技者の操作により前記図柄表示手段(41)の停止表示の状態から変動表示を開始させることが可能な変動表示開始手段(31)、遊技者の操作により前記図柄表示手段(41)の変動表示を停止させて停止表示にするための変動表示停止手段(51)、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を、前記変動表示停止手段(51)の操作タイミングに基づいて前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラムにおいて、前記変動表示開始手段(31)の操作により前記当選抽選手段(110)の抽選を実行可能に機能させ、当選役として、遊技媒体を新たに投入することなく、次の遊技を実行可能なリプレイ当選役を備え、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能に機能させるための遊技機用プログラムである。
(作用) 本発明の作用は、請求項1記載の発明の作用と同一である。
更に、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、再度の変動表示開始手段(31)の操作により、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能に形成することができる。
このように形成すると、再度の変動表示開始手段(31)の遊技者の操作により、当選抽選手段(110)の再度の抽選が実行可能となる。このため、遊技者は、当該遊技において、抽選が行われ、リプレイ当選役に当選し、再度の抽選が実行されることを、確実に認識することができる。したがって、1回の遊技で、複数回の抽選が実行されることに対して、当選の期待感を増すことができる。
更に、遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記通常遊技よりも前記リプレイ当選役の抽選確率を高く設定した特殊遊技とを少なくとも備え、前記特殊遊技中は、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、再度の前記変動表示開始手段(31)の操作により、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能に形成し、前記通常遊技中は、かかる再度の抽選を実行しないように形成することができる。
このように形成すると、通常遊技中は、リプレイ当選役による再度の抽選が実行されないが、特殊遊技中には、リプレイ当選役による再度の抽選が実行可能となる。すなわち、特殊遊技中は、通常遊技と比較して、複数回の抽選が可能となる。これにより、特殊遊技におけるリプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができて、特殊遊技への期待感を増すことができる。
更に、遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記通常遊技よりも前記リプレイ当選役の抽選確率を高く設定した特殊遊技とを少なくとも備え、前記通常遊技中、前記リプレイ当選役が当選したときには、再度の抽選を実行することなく、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行して、遊技を進行させ、前記特殊遊技中、前記リプレイ当選役が当選したときには、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに停止表示にした状態で、再度の前記変動表示開始手段(31)の操作により、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行する場合と、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行して、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行せずに遊技を進行する場合とを設けるように形成することができる。
このように形成すると、特殊遊技中、リプレイ当選役が当選しても、常に再度の抽選が実行するのではなく、再度の抽選が実行される場合と、再度の抽選が実行されない場合とを設けている。これにより、特殊遊技においても、リプレイ当選役の当選結果に対して、意外性を付与し、変化を付けることができ、遊技性を変化あるものにすることができる。
更に、遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記通常遊技よりも前記リプレイ当選役の抽選確率を高く設定した特殊遊技とを少なくとも備え、前記当選抽選手段(110)の前記リプレイ当選役の抽選確率を示す抽選領域として、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、再度の前記変動表示開始手段(31)の操作により、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能とする再抽選実行抽選領域と、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行して、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行せずに遊技を進行する再抽選不実行抽選領域とを備え、前記通常遊技中の前記再抽選実行抽選領域は、前記特殊遊技中の前記再抽選実行抽選領域よりも小さくなるように形成することができる。
このように形成すると、通常遊技中の再抽選実行抽選領域は、特殊遊技中の再抽選実行抽選領域よりも小さい。すなわち、特殊遊技は、通常遊技よりも再抽選実行抽選領域が大きく(範囲が広く)、結果として、再抽選に当選する確率が高い。これにより、特殊遊技を、通常遊技よりも、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができる。
更に、遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記当選抽選手段(110)の当選及び入賞の結果により移行可能であるとともに前記通常遊技よりも遊技者へ大きな利益を付与可能な特別遊技とを備え、前記当選抽選手段(110)の前記リプレイ当選役の抽選確率を示す抽選領域として、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能とする再抽選実行抽選領域を少なくとも備え、再度の抽選は、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が前記リプレイ当選役のうち再抽選実行抽選領域で当選したときから、前記特別遊技の当選まで実施可能に形成することができる。
このように形成すると、再度の抽選を、再抽選実行抽選領域で当選したときから、特別遊技の当選まで実施することができる。これにより、リプレイ当選役の当選により、特別遊技の当選への期待感を大幅に増加させることができる。
更に、前記特殊遊技中、前記図柄表示手段(41)の変動表示が所定量に到達することを条件として当該特殊遊技を終了させるように形成することができる。
このように形成すると、特殊遊技中、図柄表示手段(41)の変動表示が所定量に到達することを条件として、当該特殊遊技が終了する。これにより、遊技者は、特殊遊技を終了させないため、できるだけ図柄表示手段(41)の変動表示を実行されないことを希望することなる。すなわち、特殊遊技中、図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに停止表示にした状態で、再度の抽選が実行されることにより、特殊遊技の終了を先へ延ばすことができる。これにより、再度の抽選に対する遊技者への利益を、更に、高めることができ、再度の抽選に対する期待感を増加させることができる。
更に、前記図柄表示手段(41)は、周囲に図柄(61)を配置した円筒状の回転可能な回転リール(40)を備え、前記変動表示停止手段(51)は、遊技者が操作可能なストップスイッチ(50)を備え、前記回転リール(40)の回転及び停止を制御する停止制御として、前記ストップスイッチ(50)を操作した状態から所定の図柄(61)数だけ前記回転リール(40)の回転上流側に位置する引き込み可能図柄(61)の中に、抽選結果、当選した当選図柄(61)が含まれているような場合に、当選図柄(61)を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定とを備え、前記リプレイ当選役は、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、当選している場合、前記ストップスイッチ(50)を操作すると、前記回転リール(40)のいずれの停止操作位置においても前記引き込み設定により必ず入賞可能な所定位置にまで前記リプレイ当選役の当選図柄を引き込めるように形成することができる。
このように形成すると、リプレイ当選役に当選すしている場合に、ストップスイッチ(50)を操作すると、回転リール40のいずれの停止操作位置においても、引き込み設定により、必ず入賞可能な所定位置にまで、リプレイ当選役の当選図柄を引き込める。これにより、リプレイ当選役に当選すると、必ずリプレイ当選役に入賞することができる。したがって、仮に、再度の抽選が全く実行できないような遊技機では、リプレイ当選役に当選すると、必ず再遊技となり、遊技の進行が遅れ、遊技が単調なものとなる。かかる場合に、図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに(回転リール40の回転をせずに)、再抽選を実行可能にすることによりメリットが大きなものとなる。
更に、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、前記リプレイ当選役に当選したことを報知可能な報知手段(66)を備えるように形成することができる。
このように形成すると、抽選の結果、リプレイ当選役に当選すると、報知手段(66)が、遊技者に、リプレイ当選役の当選を報知する。これにより、遊技者は、再抽選の可能性があることを認識することができる。
(請求項11)
(特徴点) 請求項11記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)、遊技者の操作により前記図柄表示手段(41)の停止表示の状態から変動表示を開始させることが可能な変動表示開始手段(31)、遊技者の操作により前記図柄表示手段(41)の変動表示を停止させて停止表示にするための変動表示停止手段(51)、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を、前記変動表示停止手段(51)の操作タイミングに基づいて前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記変動表示開始手段(31)の操作により前記当選抽選手段(110)の抽選を実行可能に機能させ、当選役として、遊技媒体を新たに投入することなく、次の遊技を実行可能なリプレイ当選役を備え、前記当選抽選手段(110)の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段(41)の変動表示を実行せずに、前記当選抽選手段(110)による再度の抽選を実行可能に機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明の作用は、請求項10の作用と同一であるため、それらの説明を省略する。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1) 請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、リプレイ当選役に当選し、再度の抽選が実行されることを、確実に認識することができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項3) 請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項3記載の発明によれば、特殊遊技におけるリプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができて、特殊遊技への期待感を増すことが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項4) 請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1から3までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項4記載の発明によれば、特殊遊技においても、リプレイ当選役の当選結果に対して、意外性を付与し、変化を付けることができ、遊技性を変化あるものにすることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項5) 請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項5記載の発明によれば、特殊遊技中、再抽選となる確率を高くして、通常遊技よりも、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項6) 請求項6記載の発明によれば、上記した1から5までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項6記載の発明によれば、リプレイ当選役の当選により、特別遊技の当選への期待感を大幅に増加させることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項7) 請求項7記載の発明によれば、上記した請求項3から5までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項7記載の発明によれば、再度の抽選に対する遊技者への利益を、更に、高めることができて、再度の抽選に対する期待感を増加させることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項8) 請求項8記載の発明によれば、上記した請求項1から7までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項8記載の発明によれば、リプレイ当選役に当選すると、必ずリプレイ当選役に入賞することができて、再抽選のメリットを大きなものにすることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項9) 請求項9記載の発明によれば、上記した請求項1から8までのいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項9記載の発明によれば、リプレイ役の当選が報知され、再抽選の可能性があることを認識することができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項10) 請求項10記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項10記載の発明によれば、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができるようにした遊技機用プログラムを提供することができる。
(請求項11) 請求項11記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項11記載の発明によれば、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができるようにした遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
(第1の実施の形態)
(図面の説明) 図1から図8までは、本発明の第1の実施の形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技制御手段のブロック図、図3は当選抽選手段のブロック図、図4は遊技機の外観正面図、図5は当選抽選手段の抽選確率の一部概略図、図6から図8までは遊技機の特殊遊技(RTゲーム)の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
(遊技機10) 遊技機10は、正面に向かって開口する正面開口部を有する四角箱状の筐体11を有する。この筐体11の正面開口部の向かって左縁側には、筐体11の正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉14がヒンジにより軸支されている。前記前扉14の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、前扉14の下部には、入賞した場合に、賞品としての遊技媒体が払い出される払い出し口32が形成されている。そして、この払い出し口32の下方には、払い出し口32から払い出された遊技媒体を貯留するための上方に向かって開口する皿状の払い出し皿33が形成されている。
前記回転リール40は、図4の向かって左端側に位置する左側回転リール43と、図4の向かって右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技メダルの投入枚数が、1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、2枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
遊技機10の内部には、図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
なお、ここで、「前面」や「前方向」や「手前方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、遊技機10の正面側の前に遊技機10の方に顔を向けて座って、或いは、立っているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見た場合の奥から手前への方向を意味する。したがって、前方向や手前方向とは、遊技機10の奥から正面へ向かう方向を意味する。
また、「背面」や「後方向」や「奥方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、遊技機10の正面側に遊技機10の方を向いて位置しているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、遊技機10の正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、本明細書における「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかる遊技機10の前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
(制御装置20) 前記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)遊技制御装置21及び(2)演出制御装置22の装置を有するものである。
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカー等の報知手段66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21) 前記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の遊技者による操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21は、次の手段として機能する。
(1)遊技制御手段27(通常遊技制御手段70、特別遊技制御手段80)
(2)当選抽選手段110
なお、本遊技機により行う遊技は、通常に行われる通常遊技と、この通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技と、前記通常遊技よりも後述するリプレイ当選役の抽選確率を高く設定した特殊遊技とを備えている。
そして、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。
また、遊技制御装置21としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22) 前記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカー67等の報知手段66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
そして、この演出制御装置22は、次の手段として機能する。
(1)演出データ記憶手段25
(2)演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
前記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、前記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段) 前記制御装置20の入力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30(変動表示開始手段31)
(5)ストップスイッチ50(変動表示停止手段51)
なお、入力手段としては、上記した(1)から(5)までのパーツに限定されるものではない。
(出力手段) 前記制御装置20の出力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)貯留払い出し手段65
(2)リールユニット60
(3)報知手段66(報知ランプ69、スピーカー67及び表示装置68)
なお、出力手段としては、上記した(1)乃至(3)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15) 前記投入スイッチ15は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16) 前記ベットスイッチ16は、図4に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、遊技者により予め投入されて遊技機内部に貯留した貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17) 前記精算スイッチ17は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30) 前記スタートスイッチ30は、前記図柄表示手段41としての回転リール40の回転停止表示を回転変動表示へ移行させるために遊技者により変動開始操作が可能な変動表示開始手段31である。このスタートスイッチ30は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置する先端が球状のレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Replay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50) 前記ストップスイッチ50は、前記図柄表示手段の回転変動表示を回転停止表示へ移行させるために遊技者により複数個の前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な変動表示停止手段51であって、リールユニット60の駆動モーターの回転を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図4に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。遊技者が回転リール40に対応したストップスイッチ50を指で押す又は触れる等の停止操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(リールユニット60(モータードライバ62、駆動モーター63)) 前記リールユニット60は、複数の配列された図柄を回転変動表示又は回転停止表示するための複数個の図柄表示手段41を備えているものである。この図柄表示手段41は、21個の図柄を周囲に均等に配列した筒状の回転リール40を有している。すなわち、リールユニット60には、3個の駆動モーター63が、基体としての枠体に固定或いは支持されている。そして、各々の駆動モーター63の回転駆動軸には、三個の回転リール40の回転中心軸が固定されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、突出している突出片状のいわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、駆動モーター63による回転を開始した後、前記スタートインデックスを光センサー等により検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。この光センサーは、全体形状が、略コ字状であって、一端に発光素子(LED)が配置され、他端に受光素子(フォトトランジスタ)が配置され、そのコ字状の内部を、突出片状のスタートインデックスが移動することにより、発光素子からの光が遮断され、スタートインデックスの位置を検知可能なものである。
以下、具体的に説明すると、この回転リール40の外周表面の21個の図柄61には、各図柄61の表示位置により異なる図柄番号が付与されている。そして、この回転リール40の回転駆動軸には、回転リール40を回転駆動させるための回転駆動源である駆動モーター63としてのステッピングモーター64が固定されている。このステッピングモーター64は、リールユニット60の基体である枠体に固定されて所定の回転角度だけ回転リール40を回転させるための回転駆動力を発生するものである。このリールユニット60には、このステッピングモーター64を回転駆動させるためのモータードライバ62が形成されている。このモータードライバ62には、遊技制御装置21からの制御信号としてのパルス信号が入力されることにより、ステッピングモーター64を回転駆動させる駆動電力を供給するためのものである。
(貯留払い出し手段65) 前記貯留払い出し手段65は、いわゆるホッパーユニットであって、図示しないが、投入された遊技媒体を貯留することができるとともに、入賞した場合に、遊技者に向かって所定数の遊技媒体をメダルを払い出すためのものである。
(報知手段66) 前記報知手段66は、遊技者に当選や入賞等を音や光や映像で報知させるためのものである。具体的には、報知手段66は、筐体11に埋め込まれた左右のスピーカー67と、表示窓12の上部中央に配置された液晶表示装置からなる表示装置68と、表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備えているものである。そして、この報知手段66は、演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカー67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知させるためのものである。
前記報知手段66は、当選抽選手段110の抽選結果、再度の抽選の実行に当選したことを報知可能に形成されている。そして、当選抽選手段110の抽選結果、再抽選実行抽選領域におけるリプレイ当選役に当選して、再度の抽選の実行に決定した場合、報知手段66が、その旨を遊技者に報知するものである。
(遊技制御手段27) 前記遊技制御手段27は、遊技を行わせるためのものであって、当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段41に対して行うためのものである。具体的には、遊技制御手段27は、通常遊技の制御を行う通常遊技制御手段70と、特別遊技の制御を行う特別遊技制御手段80と、特殊遊技の制御を行う特殊遊技制御手段120とを備えている。
なお、ここで、遊技制御手段27が行わせる遊技は、遊技メダルの投入を条件として遊技が開始可能となり、当選抽選手段の抽選結果、所定の当選役に当選し、且つ遊技状況が当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になること(当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うこと)により入賞となり、或いは、かかる図柄表示の態様にならないこと(当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に揃わないこと)により外れとなって1回の遊技が終了するように設定されている。
ここで、遊技としては、通常実施される通常遊技と、この通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技(いわゆるビッグボーナスゲーム(BBゲーム)等のボーナス遊技)と、通常遊技よりもリプレイ当選役の当選確率を高く設定した特殊遊技(いわゆるリプレイタイムゲーム(RTゲーム))とが設定されている。
(通常遊技制御手段70) 前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞した場合、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選(この小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞した場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選(この特別当選が入賞した場合は特別入賞となる)と、入賞した場合、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(リプレイ、Replay)当選」(この再遊技当選が入賞した場合は再遊技入賞となる)の当選とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。
ここで、「フラグ」とは、当選抽選手段110の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に、当選であることを記憶しておくためのメモリーであり、小役当選の場合には、小役当選フラグを成立させ、抽選結果が特別当選である場合には特別当選フラグを成立させるものである。そして、この特別当選の当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の当選図柄61(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。そして、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが当選図柄61と一致していない場合、それ以後の遊技に当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
(蹴飛ばし設定と、引き込み設定) 前記回転リール40の回転及び停止を制御する停止制御として、入賞図柄の組み合わせを遊技者がストップスイッチ50を操作して所定位置に停止させようとしても、回転リール40が回転して、かかる当選図柄が所定位置に揃わないように設定した蹴飛ばし設定と、ストップスイッチ50を操作した状態から所定の図柄数だけ回転リール40の回転上流側に位置する引き込み可能図柄の中に、当選フラグ成立中の当選図柄が含まれているような場合に、当選図柄を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定とを備えている。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止位置の図柄の上の図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち停止位置の図柄も含めて全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、停止位置の図柄及びかかる4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができない。また、いずれの当選フラグも成立していない場合には、入賞図柄の入賞確定は不可能となるように設定されている。すなわち、いずれの当選フラグも成立していない場合には、蹴飛ばし設定により、入賞図柄が、所定の入賞有効ライン上に揃わないような位置に停止する、いわゆる蹴飛ばされる。
本形態では、停止制御として、上述したような条件判断停止制御を使用しているが、特にこれに限定されるものではなく、停止制御として、停止テーブルを使用しても良い。これは、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、選択した停止テーブル上に予め記載されている21個の図柄に対応する各停止操作位置(No0〜No20)でのすべりコマ数により決定されるものである。例えば、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の入賞有効ライン上の図柄が順にセブン、セブン、セブンと停止することにより、BBゲームに入賞するように設定されている。そして、かかるBBゲームの当選フラグが成立している場合に、右側回転リール45での基準位置での停止操作位置がNo6であるとき、選択された停止テーブルのNo6の位置から3コマ後にセブンが位置して、そのNo6の位置のすべりコマ数には3が予め設定されているとする。かかる場合、その基準位置には、No6の図柄から3コマだけ回転移動してセブンの当選図柄が停止することとなるものである。このように、停止テーブルには、各停止操作位置でのすべりコマ数が予め設定されている。そして、BBゲームの当選の場合の停止テーブルのように、各当選役が当選しているときの停止テーブルや、ハズレの場合の停止テーブルが予め用意されてあり、当選抽選手段110の抽選結果によって、所定の停止テーブルが選択されるものである。
なお、ここで、「基準位置」とは、図柄表示窓13内部に停止する図柄の停止位置の範囲のうち、予め定めた所定の位置を意味する。この基準位置は、図柄表示窓13内部の位置であれば、いずれの位置に設定しても良いものであり、回転リール40の図柄の停止位置を定めるための基準となる位置である。具体的には、この基準位置は、図柄表示窓13の上段に停止する図柄位置の中央の位置に設定されているが、もちろん、他の基準位置に設定しても良い。
なお、ここで、「当選役」とは、各回転リール40で予め定めた入賞図柄の組み合わせを意味するものであって、入賞となる入賞態様の総称を意味するものである。具体的には、当選役とは、例えば、左、中、右の回転リール40の所定の入賞有効ライン上の停止図柄が、それぞれセブン、セブン、セブンとなることにより、入賞となるような入賞図柄の組み合わせ(入賞態様)を意味するものである。
(特別遊技制御手段80) 前記特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与することができて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。前記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。なお、当選していない当選役が入賞しないように不当入賞を回避するための蹴飛ばし設定や、ストップスイッチ50の操作タイミングにおける所定の位置の図柄の上から4図柄(当該図柄を含めると5図柄)の所定範囲の引き込み範囲から、引き込み可能な引き込み設定を有しているのは、通常遊技制御手段70で説明したものと同様である。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、いわゆるRBゲームは、特定導入遊技、いわゆるBBゲーム中に、所定の条件の範囲内(具体的には、所定の獲得遊技メダル枚数の範囲内)で入賞した場合には何回でも行われるように設定されている。もちろん、特にこれに限定されるものではなく、BBゲーム中で無い場合にも単独でも行われるように設定しても良いものである。また、前記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、前記した(1)から(3)までの遊技に限定されるものではない。具体的には、通常遊技において、図示しないが、「7」の図柄61が入賞有効ライン上に三個揃うと、BBゲームが開始される。
そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(特定導入遊技制御手段91)
前記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段90である。具体的には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様のBB中小役遊技が、最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中のBB中小役遊技では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、所定獲得枚数までは何回でも行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様なBB中小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数が、予め定めた特定枚数を超えるまでは、BBゲーム中のRBゲームを何回でも行うことができるように設定されている。そして、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数が特定枚数を超えたときに、当該BBゲームは終了するものである。もちろん、終了条件はこれに限定されるものではなく、例えば、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中のBB中小役遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するように設定しても良い。また、かかる場合のBBゲーム中のRBゲームや、BB中小役遊技の最大回数は、上述したものに限定されるものではなく、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、RBゲームの最大回数が2回)に設定されているものでも良い。
(特定遊技制御手段101) 前記特定遊技制御手段101は、RBゲームを制御するためのものである。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)が行われるものである。そして、RBゲームでは、当選するか否かの特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞となるか、或いは最大12回の特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)の終了により、RBゲームは終了するものである。もちろん、終了条件は、これに限定されるものではなく、予め定めた特定の獲得遊技メダル枚数に到達することにより終了するように設定しても良い。
(特殊遊技制御手段120) 前記特殊遊技制御手段120は、特殊遊技(RTゲーム)を行わせるためのものである。この特殊遊技としてのリプレイタイムゲーム(RTゲーム)は、後で説明する図5に示すように、通常遊技よりもリプレイ当選役の抽選確率を高く設定しているものである。
ここで、リプレイ当選役は、当選抽選手段110の抽選結果、当選している場合、ストップスイッチ50を操作すると、回転リール40のいずれの停止操作位置においても引き込み設定により必ず入賞可能な所定位置にまで引き込めるように形成されている。具体的には、特に図示しないが、引き込み設定の引き込み可能な図柄範囲を、所定位置の図柄を含めて、5図柄に設定しているが、かかる引き込み可能な図柄範囲の中に、必ず少なくとも1個のリプレイ当選役の当選図柄が位置するように回転リール40の周囲の図柄配置が設定されている。
なお、当選していない当選役が入賞しないように不当入賞を回避するための蹴飛ばし設定や、ストップスイッチ50の操作タイミングにおける所定の位置の図柄の上から4図柄(当該図柄を含めると5図柄)の所定範囲の引き込み範囲から、引き込み可能な引き込み設定を有しているのは、通常遊技制御手段70で説明したものと同様である。
本実施の形態では、特殊遊技(RTゲーム)中は、当選抽選手段110の抽選結果がリプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、図柄表示手段41の変動表示を実行せずに、すなわち回転リール40の回転を実施させずに、遊技者による再度のスタートスイッチ30の操作により、当選抽選手段110による再度の抽選を実行可能に形成している。そして、通常遊技中は、リプレイ当選役に当選しても、かかる再度の抽選を実行しないように形成されている。
そして、特殊遊技(RTゲーム)中、図柄表示手段41(回転リール40)の変動表示が所定量に到達することを条件として特殊遊技(RTゲーム)を終了させるように設定されている。具体的には、RTゲームへ移行してからの回転リール40の回転数をカウントしておき、当該RTゲームの回転リール40の総回転数としてのカウント数が、予め定めた所定のカウント数に到達することにより、RTゲームが終了するように設定されているものである。
(当選抽選手段110) 前記当選抽選手段110は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選結果が当選である場合(内部入賞とも言う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
前記当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)当選乱数発生手段111
(2)当選乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル記憶手段113
(4)当選判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)から(4)までに限定されるものではない。
(当選乱数発生手段111) 前記当選乱数発生手段111は、抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で0乃至65535)で発生させるものである。この当選乱数発生手段111は、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものであって、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタである。そして、「当選乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとるものである。これは、「当選乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「当選乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。
なお、ここで、「当選乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生させることができるものでも良い。このように結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「当選乱数発生手段」或いは「当選乱数抽出手段」に含めて考えるものである。
(当選乱数抽出手段112) 前記当選乱数抽出手段112は、当選乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(具体的には、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(当選判定テーブル記憶手段113) 前記当選判定テーブル記憶手段113は、当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。この当選判定テーブル記憶手段113は、異なる抽選確率を記憶した複数のものが形成されている。
図5に、通常遊技と、特殊遊技(RTゲーム)とにおけるBB当選役、ベル当選役及びリプレイ当選役の抽選確率の一部を示す。
通常遊技中、リプレイ当選役が当選したときには、再度の抽選を実行することなく、図柄表示手段41の変動表示を実行して、遊技を進行させるように形成されている。
特殊遊技中、リプレイ当選役が当選したときには、図柄表示手段41の変動表示を実行せずに停止表示にした状態で、再度の変動表示開始手段31の操作により、当選抽選手段110による再度の抽選を実行する場合と、図柄表示手段41の変動表示を実行して、当選抽選手段110による再度の抽選を実行せずに遊技を進行する場合とを設けている。
具体的には、当選抽選手段110のリプレイ当選役の抽選確率として、図柄表示手段41の変動表示を実行せずに(すなわち回転リール40を回転させずに)、再度の変動表示開始手段31の操作により(再度のスタートスイッチ30の操作により)、当選抽選手段110による再度の抽選を実行可能とする再抽選実行抽選領域と、図柄表示手段41の変動表示を実行して、当選抽選手段110による再度の抽選を実行せずに遊技を進行する再抽選不実行抽選領域とを備えている。
なお、図5に示すような場合、乱数発生の全領域が、0〜65535に設定され、再抽選不実行抽選領域として、0〜8977に設定されているとき、再抽選不実行抽選確率が8978/65536となるものである。
そして、図5に示すように、特殊遊技中の再抽選不実行抽選確率の数値(8978/65536)は、通常遊技中の再抽選不実行抽選確率の数値(8978/65536、なお、この数値には0を含まない)と同一の数値に設定されている。
そして、通常遊技中の再抽選実行抽選領域は、特殊遊技中の再抽選実行抽選領域よりも小さくなるように形成されている。具体的には、図5に示すように、通常遊技中の再抽選実行抽選確率の数値は、0に設定されている。そして、特殊遊技(RTゲーム)中の再抽選実行抽選確率は、所定の数値(40000/65536、なお、この数値には、0を含まない)に設定されている。
そして、図5に示すように、BB当選役の抽選確率と、ベル当選役の抽選確率とは、通常遊技と、特殊遊技(RTゲーム)とにおいて、同一の数値に設定されている。
(演出データ記憶手段25) 前記演出データ記憶手段25は、報知手段66の演出データを記憶するためのものである。具体的には、例えば、BBゲームの入賞時の報知手段66のスピーカー67から発生させるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び文字列のデータが記憶されているものである。もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の報知手段によるものでも良いものである。
(演出制御手段26) 前記演出制御手段26は、演出データ記憶手段25からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報知手段66に出力し、かかる装置を制御するためのものである。
具体的には、BBゲームや、RBゲーム等や、他の小役等の当選フラグ成立の可能性が大きいときや、所定の当選フラグ成立中に所定の入賞有効ライン上に当該当選図柄が揃うことにより入賞したときに、演出データ記憶手段25からの演出情報に基づいて、報知ランプ69の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、スピーカー67から所定の電子音を発生させたり、表示装置68に所定の図柄模様及び文字列を表示させるためのものである。
(遊技機10の動作) 次に、前記構成を備えた遊技機の通常遊技の動作の概略について、図6から図8に示したフローを用いて説明する。
先ず、図6に示すステップ102において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、当選抽選手段110の抽選結果、再抽選実行抽選領域でリプレイ当選役に当選したか否かが判定される。そして、当選抽選手段110の抽選結果、再抽選実行抽選領域でリプレイ当選役に当選していないと判定された場合、次のステップ105に進む。
ステップ105において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ108に進む。
ステップ108において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ109に進む。
ステップ109において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ110に進む。
ステップ110において、当選図柄に相当する予め定めた特定の枚数の遊技メダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ104において、当選抽選手段110の抽選結果、再抽選実行抽選領域でリプレイ当選役に当選していると判定された場合、前記報知手段66により再度の抽選の実行に当選した旨が報知され、ステップ102に戻る。
前記ステップ108において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ106に戻る。
前記ステップ109において、入賞していないと判定された場合、ステップ110を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ103の当選抽選処理について、図7のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の当選乱数発生手段111により発生された乱数の中から当選乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が当選乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、当選判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル記憶手段113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、当選判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル記憶手段113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、当選抽選処理が終了する。
上述したステップ107の回転リール40の回転停止処理について、図8を用いて説明する。
ステップ400において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。この蹴飛ばしの設定は、全ての入賞有効ライン上で、当選抽選手段110の抽選結果に基づいて不当入賞が発生しないように全ての停止操作タイミングにおいて、設定されているものである。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ401に進む。
ステップ401において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ402に進む。
ステップ402において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ403に進む。
ステップ403において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。
前記ステップ400において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ404に進む。
ステップ404において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ405に進む。
ステップ405において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ403に進む。
前記ステップ404において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ403に進む。
前記ステップ405において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ401に進む。
前記ステップ402において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ400に戻る。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ401乃至ステップ405で説明しているが、この例は、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に近い図柄から条件を調査する、いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に遠い図柄から条件を調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良い。
なお、ここで、「基準位置」とは、図柄表示窓13内部に停止する図柄の停止位置の範囲のうち、予め定めた所定の位置を意味する。この基準位置は、図柄表示窓13内部の位置であれば、いずれの位置に設定しても良いものであり、回転リール40の図柄の停止位置を定めるための基準となる位置である。具体的には、この基準位置には、例えば、図柄表示窓13の上段に停止する図柄位置の中央の位置等が含まれる
更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
なお、テーブル停止制御においても、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が入賞有効ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
(作用) 本実施の形態は、当選抽選手段110の抽選により、リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、図柄表示手段41の変動表示を実行せずに、当選抽選手段110の再度の抽選が実行可能となる。これにより、リプレイ当選役に当選したときは、当該遊技において、図柄表示手段41の変動表示をすることなく、再度の抽選を実行することができる。これは、図柄表示手段41の変動表示を実行して、リプレイ当選役の入賞が確定して、次の遊技へ移行するようなものと比較して、本実施の形態に係る遊技機10は、リプレイ当選役の当選から、入賞し、次の遊技へ移行して、抽選を開始するまでの時間を省略することができる。しかも、かかる場合の結果は、再遊技へ移行して、再度、抽選することに関して、両者は、何ら変わることがなく同じである。結果として、リプレイ当選役の当選から入賞し、次の遊技へ移行して抽選するまでの時間を短縮することになり、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避することができて、遊技の展開を早めることができる。
本実施の形態は、再度の変動表示開始手段31の遊技者の操作により、すなわち、遊技者による再度のスタートスイッチ30の押下操作により、当選抽選手段110の再度の抽選が実行可能となる。このため、遊技者は、当該遊技において、抽選が行われ、リプレイ当選役に当選し、再度の抽選が実行されることを、自ら確実に認識することができる。したがって、1回の遊技で、複数回の抽選が実行されることに対して、当選への期待感を増すことができる。
本実施の形態は、通常遊技中は、リプレイ当選役による再度の抽選が実行されないが、特殊遊技(RTゲーム)中には、リプレイ当選役による再度の抽選が実行可能となる。すなわち、特殊遊技(RTゲーム)中は、通常遊技と比較して、複数回の抽選が可能となる。これにより、特殊遊技(RTゲーム)におけるリプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができて、特殊遊技への期待感を増すことができる。
本実施の形態は、特殊遊技(RTゲーム)中、リプレイ当選役が当選しても、常に再度の抽選を実行するのではなく、再度の抽選が実行される場合と、再度の抽選が実行されない場合とを設けている。これにより、特殊遊技(RTゲーム)においても、リプレイ当選役の当選結果に対して、意外性を付与し、変化を付けることができ、遊技性を変化あるものにすることができる。
本実施の形態は、通常遊技中の再抽選実行抽選領域は、特殊遊技(RTゲーム)中の再抽選実行抽選領域よりも小さい。すなわち、特殊遊技(RTゲーム)は、通常遊技よりも再抽選実行抽選領域が大きく(範囲が広く)、結果として、再抽選に当選する確率が高い。これにより、特殊遊技(RTゲーム)を、通常遊技よりも、リプレイ当選役による遊技の単調性を回避して、遊技の展開を早くすることができる。
本実施の形態は、特殊遊技(RTゲーム)中と、通常遊技中との変動表示抽選確率の数値は同一に設定されている。このため、特殊遊技(RTゲーム)中と、通常遊技中とで、リプレイ当選役に当選した場合の図柄表示手段41の変動表示を実行して、再度の抽選を実行しない確率は、同一となる。これにより、特殊遊技(RTゲーム)中と、通常遊技中とにおいて、再度の抽選を実行せずに、通常の再遊技が実施される頻度を、全く同じものにすることができる。
本実施の形態は、特殊遊技(RTゲーム)中、図柄表示手段41の変動表示が所定量に到達することを条件として、すなわち、回転リール40の回転数が所定回転数に到達することを条件として、当該特殊遊技(RTゲーム)が終了する。これにより、遊技者は、特殊遊技(RTゲーム)を終了させないため、できるだけ回転リール40を回転させないことを希望する。すなわち、特殊遊技(RTゲーム)中、図柄表示手段41の変動表示を実行せずに(回転リール40を回転させずに)停止表示にした状態で、再度の抽選が実行されることにより、特殊遊技(RTゲーム)の終了を先へ延ばすことができる。これにより、再度の抽選に対する遊技者への利益を、更に、高めることができ、再度の抽選に対する期待感を増加させることができる。
本実施の形態は、リプレイ当選役に当選している場合に、ストップスイッチ50を操作すると、回転リール40のいずれの停止操作位置においても、引き込み設定により、必ず入賞可能な所定位置にまで、リプレイ当選役の当選図柄を引き込める。これにより、リプレイ当選役に当選すると、必ずリプレイ当選役に入賞することができる。したがって、仮に、再度の抽選が全く実行できないような遊技機では、リプレイ当選役に当選すると、必ず再遊技となり、遊技の進行が遅れ、遊技が単調なものとなるのに対して、本形態に係る遊技機10は、図柄表示手段41の変動表示を実行せずに(回転リール40の回転をせずに)、再抽選を実行することが可能となって、再抽選のメリットが大きなものとなる。
本実施の形態は、抽選の結果、リプレイ当選役に当選すると、報知手段66が、遊技者に、リプレイ当選役の当選を報知する。これにより、遊技者は、再抽選の可能性があることを認識することができる。
また、この遊技機10は、以下の(1)及び(2)に示される遊技機用プログラムによって制御することができる。
(1)遊技機10を、複数の図柄61を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段41、遊技者の操作により図柄表示手段41の停止表示の状態から変動表示を開始させることが可能な変動表示開始手段31、遊技者の操作により図柄表示手段41の変動表示を停止させて停止表示にするための変動表示停止手段51、図柄61の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段110、当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を、変動表示停止手段51の操作タイミングに基づいて図柄表示手段41に対して行うための遊技制御手段27として機能させ、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、当選抽選手段110の抽選結果、所定の当選役に当選し、且つ遊技状況が当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となり、或いは図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラム。
(2)変動表示開始手段31の操作により当選抽選手段110の抽選を実行可能に機能させ、当選役として、遊技媒体を新たに投入することなく、次の遊技を実行可能なリプレイ当選役を備え、当選抽選手段110の抽選結果がリプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、図柄表示手段41の変動表示を実行せずに、当選抽選手段110による再度の抽選を実行可能に機能させるための遊技機用プログラム。
また、この遊技機10は、上述した遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて制御することもできる。
また、この図柄表示手段は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した現実の回転リール40を用い、この回転リール40の回転を制御するようにして形成することができる。また、この図柄表示手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置を用い、この画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして形成することもできる。
ここで、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機10を制御しようとする場合には、「遊技制御手段」は、当選抽選手段110の抽選結果が当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与するものである。また、かかる場合には、遊技制御手段は、例えば、ホッパーユニット65を駆動させて遊技者に対して現実の遊技メダルの払い出しを行うように形成することができる。
また、この遊技機用プログラムを用いて業務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ないので、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置に遊技メダルの枚数を増やすような画像を表示するように形成することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態も、第1の実施の形態と同様に、当選抽選手段110の抽選結果がリプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、図柄表示手段41の変動表示を実行せずに、すなわち、回転リール40を回転表示させずに、当選抽選手段110による再度の抽選を実行可能にしているものである。ただし、第1の実施の形態では、特殊遊技(RTゲーム)中、再抽選実行抽選領域でリプレイ当選役に当選したとき、遊技者による再度の変動表示開始手段31の操作により、すなわち、スタートスイッチ30の押下操作により、当選抽選手段110による再度の抽選を実行可能に形成していた。しかし、本実施の形態では、特殊遊技(RTゲーム)中、再抽選実行抽選領域でリプレイ当選役に当選したとき、遊技者による再度の変動表示開始手段31の操作を行うことなく、すなわち、遊技者によるスタートスイッチ30の押下操作が行われることなく、当選抽選手段110による再度の抽選を実行可能に形成しているものである。そして、報知手段66による再度の抽選の実行に当選したことの報知も行われないように形成されている。
すなわち、第1の実施の形態では、再度の抽選は、遊技者によるスタートスイッチ30の再度の押下操作が必要なため、再度の抽選が実施されることを遊技者が認識することができるが、本実施の形態では、再度の抽選において、遊技者によるスタートスイッチ30の再度の押下操作が不要なため、また、報知手段66による再度の抽選の報知も無いため、再度の抽選が実施されることを遊技者が認識することができないものである。
具体的には、第1の実施の形態に係る図6に示す特殊遊技(RTゲーム)のフローでは、ステップ104において再抽選実行抽選領域でリプレイ当選役に当選した場合、スタートスイッチ30の押下操作であるステップ102の前に移行している。しかし、本実施の形態に係る図10に示す特殊遊技(RTゲーム)のフローでは、ステップ504において再抽選実行抽選領域でリプレイ当選役に当選した場合、スタートスイッチ30の押下操作であるステップ502の後に移行している。すなわち、スタートスイッチ30の押下操作をすることなく、当選抽選手段110の当選抽選処理へ移行するものである。
本実施の形態と、第1の実施の形態との相違点は、かかる箇所と、報知手段66による報知を実行しないだけであって、その他の構成は、第1の実施の形態で説明したものと同一であり、それらの説明を省略する。
本実施の形態に係る当選抽選手段110の当選判定テーブル記憶手段113に記憶されている抽選確率は、図5で説明したものと同一の数値が設定されている。しかし、本実施の形態では、スタートスイッチ30の再押下操作をすることなく、また、報知手段66による再抽選の報知が行われることなく、再抽選が実施可能になっているため、遊技者にとって、再抽選が実施されているか否かは認識できない。このため、図5の再抽選実行抽選確率の数値(40000/65536)の領域に当選しても、直ぐに再抽選が実施されることになり、再抽選実行抽選確率の数値(40000/65536)を認識することはできない。結果として、遊技者の体感する抽選の数値は、抽選確率の分母(65536)の乱数領域から再抽選実行抽選確率の分子(40000)の数値を除いた確率となる。すなわち、図9に示すように、BB当選役、ベル当選役、リプレイ当選役の抽選確率の分母の数値が、65536−40000=25536となった抽選確率を体感することになる。
そして、本形態でも、図5に示すように、特殊遊技(RTゲーム)中の再抽選不実行抽選確率の数値(8978/65536)は、通常遊技中の再抽選不実行抽選確率の数値(8978/65536)と同一の数値に設定されている。なお、外れを除く、BB当選役や、ベル当選役等の他の当選役の分子の数値も同一に設定されている。結果として、図9に示すように、BB当選役と、ベル当選役と、リプレイ当選役との抽選確率の分子は、通常遊技中、順に、200と、3000と、8978とになる。この分子の数値は、図9に示すように、特殊遊技中でも、200と、3000と、8978とになり、同一の数値となる。そして、分母の数値だけが、通常遊技と、特殊遊技(RTゲーム)とで異なるものであり、各当選役の分子の比率は、同じである。結果として、再度の抽選が、実施されることにより、各当選役の抽選確率の比率を同一の比率に維持した状態で、外れの領域が実質的に減少したことと同一の結果となるものである。これにより、各当選役の抽選確率の比率を同一に維持した状態で、当たりの各当選役に当選しやすくなるようにすることができる。
なお、本形態においても、報知手段66による再度の抽選の実行の報知を実施するようにしても良いものである。かかる場合には、遊技者は、スタートスイッチ30を再度、操作することなく、自動的に再度の抽選が実行されていることを認識して遊技を進めることができる。
(第3の実施の形態)
図11は、第3の実施の形態であって、特殊遊技の動作の概略のフローを示すものである。
本実施の形態は、遊技として、通常、実施される通常遊技と、当選抽選手段110の当選及び入賞の結果により移行可能であるとともに通常遊技よりも遊技者へ大きな利益を付与可能な特別遊技(BBゲーム)と、通常遊技よりもリプレイ当選役の当選確率を高く設定した特殊遊技(RTゲーム)とを備えている。
そして、特殊遊技(RTゲーム)中、当選抽選手段110の抽選結果がリプレイ当選役に当選したときの再度の抽選は、当選抽選手段110の抽選結果がリプレイ当選役のうち再抽選実行抽選領域で当選したときから、特別遊技(BBゲーム)の当選まで実施可能に形成したことを特徴とするものである。
具体的には、図11に示すようなフローとなるものである。
本実施の形態は、再度の抽選を、特別遊技(BBゲーム)の当選まで実施することができる。これにより、特殊遊技(RTゲーム)中、リプレイ当選役の当選により、特別遊技の当選への期待感を大幅に増加させることができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技制御手段を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、当選抽選手段を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、当選抽選手段の抽選確率を示す一部概略図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の特殊遊技(RTゲーム)の動作の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、当選抽選処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフローである。 本発明の第2の実施の形態であって、当選抽選手段の抽選確率を示す一部概略図である。 本発明の第2の形態であって、遊技機の特殊遊技(RTゲーム)の動作の概略を示すフローである。 本発明の第3の形態であって、遊技機の特殊遊技(RTゲーム)の動作の概略を示すフローである。
符号の説明
10 遊技機 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 前扉 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 17 精算スイッチ
18 メダル投入口 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
23 主基板 24 サブ基板
25 演出データ記憶手段 26 演出制御手段
27 遊技制御手段 30 スタートスイッチ
31 変動表示開始手段 40 回転リール
41 図柄表示手段 42 リールテープ
43 左側回転リール 44 中央回転リール
45 右側回転リール 50 ストップスイッチ
51 変動表示停止手段 60 リールユニット
61 図柄 62 モータードライバ
63 駆動モーター 64 ステッピングモーター
65 払い出し装置 66 報知手段
67 スピーカー 68 表示装置
69 報知ランプ 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム制御手段
91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム制御手段
101 特定遊技制御手段 110 当選抽選手段
111 当選乱数発生手段 112 当選乱数抽出手段
113 当選判定テーブル記憶手段 114 当選判定手段
120 特殊遊技制御手段

Claims (11)

  1. 複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段と、
    遊技者の操作により前記図柄表示手段の停止表示の状態から変動表示を開始させることが可能な変動表示開始手段と、
    遊技者の操作により前記図柄表示手段の変動表示を停止させて停止表示にするための変動表示停止手段と、
    前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を、前記変動表示停止手段の操作タイミングに基づいて前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段とを備え、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように設定された遊技機において、
    前記変動表示開始手段の操作により前記当選抽選手段の抽選を実行可能に形成し、
    当選役として、遊技媒体を新たに投入することなく、次の遊技を実行可能なリプレイ当選役を備え、
    前記当選抽選手段の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段の変動表示を実行せずに、前記当選抽選手段による再度の抽選を実行可能に形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記当選抽選手段の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段の変動表示を実行せずに、再度の変動表示開始手段の操作により、前記当選抽選手段による再度の抽選を実行可能に形成したことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記通常遊技よりも前記リプレイ当選役の抽選確率を高く設定した特殊遊技とを少なくとも備え、
    前記特殊遊技中は、前記当選抽選手段の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段の変動表示を実行せずに、再度の前記変動表示開始手段の操作により、前記当選抽選手段による再度の抽選を実行可能に形成し、
    前記通常遊技中は、かかる再度の抽選を実行しないことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記通常遊技よりも前記リプレイ当選役の抽選確率を高く設定した特殊遊技とを少なくとも備え、
    前記通常遊技中、前記リプレイ当選役が当選したときには、再度の抽選を実行することなく、前記図柄表示手段の変動表示を実行して、遊技を進行させ、
    前記特殊遊技中、前記リプレイ当選役が当選したときには、
    前記図柄表示手段の変動表示を実行せずに停止表示にした状態で、再度の前記変動表示開始手段の操作により、前記当選抽選手段による再度の抽選を実行する場合と、
    前記図柄表示手段の変動表示を実行して、前記当選抽選手段による再度の抽選を実行せずに遊技を進行する場合とを設けたことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 遊技として、通常、実施される通常遊技と、前記通常遊技よりも前記リプレイ当選役の抽選確率を高く設定した特殊遊技とを少なくとも備え、
    前記当選抽選手段の前記リプレイ当選役の抽選確率を示す抽選領域として、
    前記図柄表示手段の変動表示を実行せずに、再度の前記変動表示開始手段の操作により、前記当選抽選手段による再度の抽選を実行可能とする再抽選実行抽選領域と、
    前記図柄表示手段の変動表示を実行して、前記当選抽選手段による再度の抽選を実行せずに遊技を進行する再抽選不実行抽選領域とを備え、
    前記通常遊技中の前記再抽選実行抽選領域は、前記特殊遊技中の前記再抽選実行抽選領域よりも小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  6. 遊技として、
    通常、実施される通常遊技と、
    前記当選抽選手段の当選及び入賞の結果により移行可能であるとともに前記通常遊技よりも遊技者へ大きな利益を付与可能な特別遊技とを備え、
    前記当選抽選手段の前記リプレイ当選役の抽選確率を示す抽選領域として、前記図柄表示手段の変動表示を実行せずに、前記当選抽選手段による再度の抽選を実行可能とする再抽選実行抽選領域を少なくとも備え、
    再度の抽選は、前記当選抽選手段の抽選結果が前記リプレイ当選役のうち再抽選実行抽選領域で当選したときから、前記特別遊技の当選まで実施可能に形成したことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 前記特殊遊技中、前記図柄表示手段の変動表示が所定量に到達することを条件として当該特殊遊技を終了させることを特徴とする請求項3から5までのいずれか1項に記載の遊技機。
  8. 前記図柄表示手段は、周囲に図柄を配置した円筒状の回転可能な回転リールを備え、
    前記変動表示停止手段は、遊技者が操作可能なストップスイッチを備え、
    前記回転リールの回転及び停止を制御する停止制御として、前記ストップスイッチを操作した状態から所定の図柄数だけ前記回転リールの回転上流側に位置する引き込み可能図柄の中に、抽選結果、当選した当選図柄が含まれているような場合に、当選図柄を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定とを備え、
    前記リプレイ当選役は、前記当選抽選手段の抽選結果、当選している場合、前記ストップスイッチを操作すると、前記回転リールのいずれの停止操作位置においても前記引き込み設定により必ず入賞可能な所定位置にまで前記リプレイ当選役の当選図柄を引き込めるように形成されていることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の遊技機。
  9. 前記当選抽選手段の抽選結果、再度の抽選の実行に当選したことを報知可能な報知手段を備えたことを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の遊技機。
  10. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段、
    遊技者の操作により前記図柄表示手段の停止表示の状態から変動表示を開始させることが可能な変動表示開始手段、
    遊技者の操作により前記図柄表示手段の変動表示を停止させて停止表示にするための変動表示停止手段、
    前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を、前記変動表示停止手段の操作タイミングに基づいて前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段として機能させ、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラムにおいて、
    前記変動表示開始手段の操作により前記当選抽選手段の抽選を実行可能に機能させ、
    当選役として、遊技媒体を新たに投入することなく、次の遊技を実行可能なリプレイ当選役を備え、
    前記当選抽選手段の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段の変動表示を実行せずに、前記当選抽選手段による再度の抽選を実行可能に機能させるための遊技機用プログラム。
  11. 遊技機を、
    複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段、
    遊技者の操作により前記図柄表示手段の停止表示の状態から変動表示を開始させることが可能な変動表示開始手段、
    遊技者の操作により前記図柄表示手段の変動表示を停止させて停止表示にするための変動表示停止手段、
    前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段、
    前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を、前記変動表示停止手段の操作タイミングに基づいて前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段として機能させ、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ遊技状況が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記変動表示開始手段の操作により前記当選抽選手段の抽選を実行可能に機能させ、
    当選役として、遊技媒体を新たに投入することなく、次の遊技を実行可能なリプレイ当選役を備え、
    前記当選抽選手段の抽選結果が前記リプレイ当選役に当選したとき、所定の場合には、前記図柄表示手段の変動表示を実行せずに、前記当選抽選手段による再度の抽選を実行可能に機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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