JP2009049482A - 画像処理装置、撮像装置、画像処理プログラム、画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理プログラム、画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】解像感の劣化を抑制しながら色エッジについても効果的にノイズを抑圧することができる画像処理装置等を提供する。
【解決手段】RGBベイヤ配列画像データを、RGB各チャネル毎にノイズ抑圧量Hでノイズ抑圧してRHGHBHベイヤ配列画像データを算出するとともに、少なくともGチャネルに対してノイズ抑圧量L(L<H)でノイズ抑圧して画像データGLを算出するノイズ抑圧部2と、RHGHBHベイヤ配列画像データに基づきRHの位置における色差データ(RH−GH)とBHの位置における色差データ(BH−GH)とを算出する色差算出部43と、色差データ(RH−GH),(BH−GH)と、画像データGLとに基づいて各画素位置におけるR,G,B画像データを算出する帯域制限補間部44およびRGB算出部45と、を備えた画像処理装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、RGBベイヤ配列画像データを処理するための画像処理装置、撮像装置、画像処理プログラム、画像処理方法に関する。
デジタルカメラでは単板の撮像素子を用いることがほとんどであり、デジタルビデオカメラでは2板もしくは3板の撮像素子を用いることと、単板の撮像素子を用いることとの両方がある。
このような単板の撮像素子は、カラー撮像素子である場合には撮像面上にモザイク状のカラーフィルタを備えているが、代表的なカラーフィルタ配列として、例えばRGBベイヤ配列が挙げられる。
こうしたRGBベイヤ配列の撮像素子から得られるRGBベイヤ配列画像データにおいて、撮像系によっては、RGB各チャネルでノイズ量が異なることがある。このときには、あるチャネルのノイズが他のチャネルのノイズよりも目立つために、色ノイズとして観察されることになり、画質上好ましいとはいえない。
このような課題を解決するための手段としては、ノイズ量が多いチャネルのノイズ抑圧量を多くする処理を行うことが考えられる。しかし、このような手段を用いると、ノイズ抑圧量を多くしたチャネルの波形がなまってしまい、他のチャネルの波形と異なってしまうという別の課題が生じてしまう。
一般に、1フレーム内において処理が行われるノイズ抑圧処理では、ノイズ抑圧量を大きくする程画像の解像感、先鋭感が劣化することになる。この結果、画像のエッジ部分で偽色が発生することが分かっている。
このような偽色の発生を抑制するために、特定のチャネルだけでなく全てのチャネルのノイズ抑圧量を同じように大きくすることが考えられるが、この場合には、全体としてノイズ抑圧効果が大きくなる反面、上述した理由により、画像の解像感、先鋭感が大きく劣化してしまうことになる。
そこで、特開2003−123063号公報には、エッジにおいて偽色が発生することのない色ノイズ抑圧の技術が提案されている。この公報に記載された技術では、色差信号を用いて色エッジを検出し、色エッジについては偽色を発生させないようにするためにノイズ抑圧をせず、その他の部分では色ノイズを抑圧する、という処理を行うようになっている。
特開2003−123063号公報
しかしながら、上記特開2003−123063号公報に記載されたような技術では、色エッジ部分でノイズ抑圧が行われないために、色エッジ部分にノイズが残ってしまうことになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、解像感の劣化を抑制しながら色エッジについても効果的にノイズを抑圧することができる画像処理装置、撮像装置、画像処理プログラム、画像処理方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、第1の発明による画像処理装置は、RGBベイヤ配列の撮像素子から得られたRGBベイヤ配列画像データを処理するための画像処理装置であって、上記RGBベイヤ配列画像データをRGB各チャネル毎に第一のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データを算出するとともに少なくともGチャネルに対して上記第一のノイズ抑圧量よりも小さい第二のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データを算出するノイズ抑圧手段と、上記第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データに基づきRの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(R−G)とBの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(B−G)とを算出する色差算出手段と、上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データとに基づいて各画素位置におけるR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するRGB算出手段と、を具備したものである。
また、第2の発明による画像処理装置は、上記第1の発明による画像処理装置において、上記RGB算出手段が、同一の画素位置において(R−G)とGと(B−G)とがそれぞれ1つずつ存在し(R−G)の画素数とGの画素数と(B−G)の画素数とが同数であってかつ上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データの画素数よりも少ない画素数の補間画素を上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データとに基づいて生成する帯域制限補間手段を有して構成され、該補間画素に基づいてR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するものである。
さらに、第3の発明による画像処理装置は、上記第1の発明による画像処理装置において、上記RGB算出手段が、上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G)および(B−G)と第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データにおけるRおよびBとに基づき(R−G)および(B−G)の位置にGを算出するG画素作成手段と、同一の画素位置において(R−G)とGと(B−G)とがそれぞれ1つずつ存在し(R−G)の画素数とGの画素数と(B−G)の画素数とが同数である補間画素を上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データと上記G画素作成手段により算出されたGとに基づいて生成する補間手段と、を有して構成され、該補間画素に基づいてR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するものである。
第4の発明による画像処理装置は、上記第1の発明による画像処理装置において、上記ノイズ抑圧手段が、上記第二のノイズ抑圧量でRチャネルおよびBチャネルに対してノイズ抑圧することにより第二ノイズ抑圧Rチャネル画像データおよび第二ノイズ抑圧Bチャネル画像データをさらに算出するものであり、上記RGB算出手段は、上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G)および(B−G)と上記第二ノイズ抑圧Rチャネル画像データおよび第二ノイズ抑圧Bチャネル画像データとに基づき(R−G)および(B−G)の位置にGを算出するG画素作成手段と、同一の画素位置において(R−G)とGと(B−G)とがそれぞれ1つずつ存在し(R−G)の画素数とGの画素数と(B−G)の画素数とが同数である補間画素を上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データと上記G画素作成手段により算出されたGとに基づいて生成する補間手段と、を有して構成され、該補間画素に基づいてR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するものである。
第5の発明による画像処理装置は、上記第1の発明による画像処理装置において、上記第一のノイズ抑圧量および上記第二のノイズ抑圧量を設定する抑圧量設定手段をさらに具備したものである。
第6の発明による画像処理装置は、上記第5の発明による画像処理装置において、上記抑圧量設定手段が、上記RGBベイヤ配列画像データが撮影されたときの撮影条件に応じて、上記第一のノイズ抑圧量および上記第二のノイズ抑圧量を設定するものである。
第7の発明による画像処理装置は、上記第5の発明による画像処理装置において、上記抑圧量設定手段が、上記RGBベイヤ配列画像データの画素数と、上記RGB算出手段により算出しようとするG画素データの画素数と、に応じて、上記第一のノイズ抑圧量および上記第二のノイズ抑圧量を設定するものである。
第8の発明による撮像装置は、レンズと、上記レンズの結像位置に配設されたRGBベイヤ配列の撮像素子と、請求項1に記載の画像処理装置と、を具備し、上記画像処理装置は、上記RGBベイヤ配列の撮像素子から得られたRGBベイヤ配列画像データを処理するものである。
第9の発明による画像処理プログラムは、コンピュータに、RGBベイヤ配列の撮像素子から得られたRGBベイヤ配列画像データを処理させるための画像処理プログラムであって、コンピュータに、上記RGBベイヤ配列画像データをRGB各チャネル毎に第一のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データを算出するとともに少なくともGチャネルに対して上記第一のノイズ抑圧量よりも小さい第二のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データを算出するノイズ抑圧ステップと、上記第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データに基づきRの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(R−G)とBの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(B−G)とを算出する色差算出ステップと、上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データとに基づいて各画素位置におけるR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するRGB算出ステップと、を実行させるためのプログラムである。
第10の発明による画像処理方法は、RGBベイヤ配列の撮像素子から得られたRGBベイヤ配列画像データを処理するための画像処理方法であって、上記RGBベイヤ配列画像データをRGB各チャネル毎に第一のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データを算出するとともに少なくともGチャネルに対して上記第一のノイズ抑圧量よりも小さい第二のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データを算出するノイズ抑圧ステップと、上記第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データに基づきRの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(R−G)とBの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(B−G)とを算出する色差算出ステップと、上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データとに基づいて各画素位置におけるR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するRGB算出ステップと、を有する方法である。
本発明の画像処理装置、撮像装置、画像処理プログラム、画像処理方法によれば、解像感の劣化を抑制しながら色エッジについても効果的にノイズを抑圧することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
図1から図6は本発明の実施形態1を示したものであり、図1は画像処理装置の構成を示すブロック図である。
この画像処理装置は、図1に示すように、画像信号入力部1と、ノイズ抑圧手段たるノイズ抑圧部2と、WB(ホワイトバランス)補正部3と、ベイヤ補間部4と、カラーマトリクス処理部5と、画像信号出力部6と、WB算出部7と、抑圧量設定手段たるノイズ抑圧量決定部8と、撮像パラメータ設定部9と、を備えて構成されている。
撮像パラメータ設定部9は、撮像パラメータ(撮影条件)としてのISO感度を画像信号入力部1とノイズ抑圧量決定部8とへ出力するようになっている。また、撮像パラメータ設定部9は、撮像パラメータ(撮影条件)としての光源条件をWB算出部7とノイズ抑圧量決定部8とカラーマトリクス処理部5とへ出力するようになっている。さらに、撮像パラメータ設定部9は、撮像パラメータ(撮影条件)としての画像リサイズ率をノイズ抑圧量決定部8とベイヤ補間部4とへ出力するようになっている。
画像信号入力部1は、ノイズ抑圧部2とWB算出部7とへ接続されている。WB算出部7はWB補正部3とノイズ抑圧量決定部8とへ接続されている。ノイズ抑圧量決定部8はノイズ抑圧部2へ接続されている。ノイズ抑圧部2は、WB補正部3とベイヤ補間部4とカラーマトリクス処理部5とを介して画像信号出力部6へ接続されている。
画像信号入力部1は、例えば、レンズと、RGBベイヤ配列の撮像素子と、等を含むものであり、この場合にはこの画像処理装置は撮像装置として構成されたものとなる。ただし、これに代えて、画像信号入力部1が、記録媒体や通信装置を介してRGBベイヤ配列画像データや撮像パラメータを入力するような手段であっても構わない。
次に、この図1に示したような画像処理装置の作用について説明する。
画像信号入力部1は、撮像パラメータ設定部9からの撮像パラメータ情報(例えばISO感度など)に基づいて、RGBベイヤ信号を取得する。そして、画像信号入力部1は、取得したRGBベイヤ信号を、順次、ノイズ抑圧部2へ出力する。
ノイズ抑圧部2は、ノイズ抑圧量決定部8によって決定されたノイズ抑圧量情報に基づいてRGBベイヤ信号に対してノイズ抑圧処理(NR処理)を行う。そして、ノイズ抑圧部2は、ノイズ抑圧処理を行ったRGBベイヤ信号をWB補正部3へ出力する。
ここで、ノイズ抑圧量決定部8は、撮像パラメータ設定部9からの撮像パラメータ情報(例えばISO感度、光源条件、画像リサイズ率など)およびWB算出部7からのWB係数情報に基づいて、ノイズ抑圧量情報を算出するようになっている。
ここでさらに、WB算出部7は、撮像パラメータ設定部9からの撮像パラメータ情報(例えば光源条件など)および画像信号入力部1からのRGBベイヤ信号に基づいて、WB係数情報を算出するようになっている。
WB補正部3は、WB算出部7からのWB係数情報に基づいてRGBベイヤ信号に対してWB処理を行う。そして、WB補正部3は、WB処理を行ったRGBベイヤ信号をベイヤ補間部4へ出力する。このWB処理においては、一般的な光源による撮像条件の下では、R(赤)またはB(青)のゲイン量をG(緑)のゲイン量に対して上げる必要がある。これは、撮像素子のR,G,B画素の感度特性の違いに起因するものである。そして、このWB処理に伴って、RまたはBのノイズ量がGに対して増加することになり、これが結果的に色ノイズとなって現れる原因となるのである。
ベイヤ補間部4は、RGBベイヤ信号に対してベイヤ補間処理を行うことにより、RGBベイヤ信号をRGBカラー信号に変換する。そして、ベイヤ補間部4は、RGBカラー信号をカラーマトリクス処理部5へ出力する。
カラーマトリクス処理部5は、撮像パラメータ設定部9からの撮像パラメータ情報(例えば光源条件など)に基づいてRGBカラー信号に対してカラーマトリクス処理を行う。そして、カラーマトリクス処理部5は、カラーマトリクス処理後のRGBカラー信号を画像信号出力部6へ入力する。
画像信号出力部6は、カラーマトリクス処理部5からのRGBカラー信号を表示したり記録したり送信したりするために出力する。
本実施形態においては、ベイヤ補間部4によるベイヤ補間処理が、例えば800万(8M)画素のベイヤ画像を200万(2M。なお、以下では同様にして、「M」を100万を表す記号として適宜用いる。)画素のRGB画像に縮小する処理であることを前提としている。そして、このような処理の下で、色ノイズを抑圧することができるようにしたものとなっている。この点について、図2を参照して説明する。
ここに、図2は、ノイズ抑圧部2およびベイヤ補間部4の構成をより詳細に示すブロック図である。
ノイズ抑圧部2は、RGBチャネル分離部21と、GチャネルNR処理部22と、RチャネルNR処理部23と、BチャネルNR処理部24と、を有して構成されている。
画像信号入力部1は、RGBチャネル分離部21を介して、GチャネルNR処理部22とRチャネルNR処理部23とBチャネルNR処理部24とにそれぞれ接続されている。また、ノイズ抑圧量決定部8も、GチャネルNR処理部22とRチャネルNR処理部23とBチャネルNR処理部24とにそれぞれ接続されている。GチャネルNR処理部22とRチャネルNR処理部23とBチャネルNR処理部24とは、WB補正部3に接続されている。
ベイヤ補間部4は、第一の画像保持部41と、第二の画像保持部42と、色差算出手段たる色差算出部43と、RGB算出手段であり帯域制限補間手段たる帯域制限補間部44と、RGB算出手段たるRGB算出部45と、を有して構成されている。
WB補正部3は、第一の画像保持部41および第二の画像保持部42に接続されている。第一の画像保持部41は色差算出部43を介して、第二の画像保持部42はそのまま、帯域制限補間部44へ接続されている。帯域制限補間部44は、RGB算出部45へ接続されている。
次に、この図2に示したような構成の作用について説明する。
画像信号入力部1からのRGBベイヤ信号がノイズ抑圧部2に順次入力されると、ノイズ抑圧部2は、入力されたRGBベイヤ信号をRGBチャネル分離部21によりRチャネル、Gチャネル、Bチャネルに分離して、Rチャネルの信号をRチャネルNR処理部23へ、Gチャネルの信号をGチャネルNR処理部22へ、Bチャネルの信号をBチャネルNR処理部24へ、それぞれ入力する。
R,G,BチャネルNR処理部23,22,24は、ノイズ抑圧量決定部8により決定されたノイズ抑圧量を用いてNR(ノイズリダクション(ノイズ抑圧))処理を行う。ここに、本実施形態においては、ノイズ抑圧量決定部8は、R,G,Bチャネルに各応じた第一のノイズ抑圧量RH,GH,BHと、Gチャネルのみに応じた第二のノイズ抑圧量GL(ここに、GL<GHを満たすように決定される)と、を決定するようになっている。従って、R,G,BチャネルNR処理部23,22,24は、第一のノイズ抑圧量RH,GH,BHを用いてNR処理されたRHGHBHベイヤ信号(第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データ)をWB補正部3へ出力するとともに、GチャネルNR処理部22は、第二のノイズ抑圧量GLを用いてNR処理されたGL信号(第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データ)をWB補正部3へ出力するようになっている。
R,G,BチャネルNR処理部23,22,24から出力されWB補正部3によって上述したようにWB処理された上記RHGHBHベイヤ信号は、第一の画像保持部41に入力され保持される。
また、GチャネルNR処理部22から出力されWB補正部3によって上述したようにWB処理された上記GL信号は、第二の画像保持部42に入力され保持される。
色差算出部43は、第一の画像保持部41から入力されたRHGHBHベイヤ信号を用いて、(RH−GH)GH(BH−GH)色差ベイヤ信号を算出する。そして、色差算出部43は、算出した色差ベイヤ信号の内の(RH−GH)信号(第一ノイズ抑圧色差データ)および(BH−GH)信号(第一ノイズ抑圧色差データ)を帯域制限補間部44へ出力する。
帯域制限補間部44は、色差算出部43から入力された(RH−GH)信号および(BH−GH)信号と、第二の画像保持部42から入力されたGL信号と、を用いて(例えば、補間後の画素数がGL信号の画素数よりも少なくなるように)帯域制限しながら信号の補間を行い、補間後の信号をRGB算出部45へ出力する。
RGB算出部45は、補間された信号に基づきRGB信号を算出し、出力する。
次に、図3および図4を参照して、画像処理装置の具体的な処理の流れの一例について説明する。図3は画像処理装置における図2に示したような構成部分の処理の流れを示すフローチャート、図4は画像処理装置における図2に示したような構成部分の処理の詳細を模式的に示すフローチャートである。
この処理を開始すると、ノイズ抑圧量決定部8により、ノイズ抑圧量RH,GH,BHとノイズ抑圧量GLとが決定される(ステップS1)。そして、ノイズ抑圧量GH,GLはGチャネルNR処理部22へ、ノイズ抑圧量RHはRチャネルNR処理部23へ、ノイズ抑圧量BHはBチャネルNR処理部24へ、それぞれ出力される。
一方、RGBチャネル分離部21は、画像信号入力部1から入力されたRGBベイヤ画像信号から、指定されたチャネルを分離する(ステップS2)。
そして、分離されたチャネルがGチャネルであるか否かを判定する(ステップS3)。
ここで、Gチャネルであると判定された場合には、GチャネルNR処理部22が、Gチャネルの信号を、ノイズ抑圧量GHを用いてNR処理し信号GHを作成すると共に、ノイズ抑圧量GLを用いてNR処理し信号GLを作成する(ステップS4)。そして、GチャネルNR処理部22は、作成した信号GH,GLをWB補正部3へ出力する。
また、ステップS2において、Gチャネルでないと判定された場合には、分離されたチャネルがRチャネルであるか否かを判定する(ステップS5)。
ここで、Rチャネルであると判定された場合には、RチャネルNR処理部23が、Rチャネルの信号を、ノイズ抑圧量RHを用いてNR処理し信号RHを作成する(ステップS6)。そして、RチャネルNR処理部23は、作成した信号RHをWB補正部3へ出力する。
ステップS5において、Rチャネルでないと判定された場合には、分離されたチャネルがBチャネルであることになるために、BチャネルNR処理部24が、Bチャネルの信号を、ノイズ抑圧量BHを用いてNR処理し信号BHを作成する(ステップS7)。そして、BチャネルNR処理部24は、作成した信号BHをWB補正部3へ出力する。
なお、ステップS4、ステップS6、およびステップS7における具体的なNR処理については、後で図4のステップSA1を参照して説明する。
ステップS4、ステップS6、またはステップS7の処理を行ったら、全てのチャネルについての処理が終了したか否かを判定し(ステップS8)、まだ未処理のチャネルがある場合にはステップS2へ戻って、未処理のチャネルを指定チャネルとして上述したような処理を行う。
こうして、ステップS8において、全てのチャネルについての処理が終了したと判定された場合には、WB補正部3が、NR処理後の各信号に対してWB処理を行う(ステップS9)。
次に、ノイズ抑圧量GHを用いてNR処理されたGH信号と、ノイズ抑圧量RH,BHを用いてNR処理されたRH,BH信号と、からそれぞれ複数の色差信号(RH−GH),(BH−GH)を作成して、作成した複数の色差信号の中から最適な色差信号(RH−GH),(BH−GH)を1つずつ決定する(ステップS10)。なお、このステップS10における具体的な色差算出処理および選択処理については、後で図4のステップSA2を参照して説明する。
続いて、ノイズ抑圧量GLを用いてNR処理されたGL信号と、最適な色差信号(RH−GH),(BH−GH)と、のそれぞれに対して帯域制限補間処理を行う(ステップS11)。
その後、帯域制限補間されたG信号と帯域制限補間された(R−G),(B−G)とを加算することにより、帯域制限補間されたR,B信号を算出する(ステップS12)。
なお、ステップS11およびステップS12における具体的な補間処理については、後で図4のステップSA3およびステップSA4を参照して説明する。
次に、図4を参照して、図3に示した各処理の要部をより具体的に説明する。
まず、ステップSA1において、以下のような処理を行う。
8MのRGBベイヤ画像を、RGBチャネル毎にノイズ抑圧処理(NR処理)する。このNR処理は、ノイズの抑圧量を変更することができるNR処理となっている。このようなNR処理の具体例を以下に示す。
先ず、撮像装置に起因するノイズ量をコアリング量とする。撮像装置においては、一般に、信号レベルが増加するとノイズ量も増加することが知られている。従って、ある信号レベルに対して1つのノイズ量が決定され、決定されたノイズ量をコアリング量とする。
次に、あるノイズを含んだ原信号に対して空間的な平滑化フィルタリング処理を行った信号をリファレンス信号とする。
続いて、リファレンス信号と原信号とを比較して例えば差分をとり、その差分が上記コアリング量以下であった場合には、原信号をリファレンス信号に置き換えてノイズ抑圧信号として出力する。一方、差分が上記コアリング量より大きい場合には、さらに、原信号とリファレンス信号との大小を比較する。そして、原信号がリファレンス信号よりも大きい場合には原信号からコアリング量を減算したものをノイズ抑圧信号として出力し、原信号がリファレンス信号よりも小さい場合には原信号にコアリング量を加算したものをノイズ抑圧信号として出力する。
このようなノイズ抑圧処理においては、ある係数を乗算してコアリング量を変えることによりノイズ抑圧量を変化させることができる。具体的には、コアリング量に0.5を掛けたものをノイズ抑圧量L、コアリング量に2を掛けたものをノイズ抑圧量Hとする例が挙げられる。そして、上述したようなNR処理においては、コアリング量を大きくすればより多くの原信号が平滑化されている上記リファレンス信号に置き換わることになるために、よりノイズが抑圧されることになる。
ノイズ抑圧量決定部8は、図1に示したように、撮像パラメータ(例えば、撮影時の光源特性やカメラのISO感度設定やWB係数に含まれるRGB係数など)に基づいて、ノイズ抑圧量を決定するようになっている。
具体的な例として、WB補正処理およびカラーマトリクス処理によってRがGに比べて2倍の値の係数が乗算されている場合には、ノイズ抑圧量決定部8は、Rのノイズ抑圧量の値をGのノイズ抑圧量の値の2倍の値に設定する、といった処理を行うことになる。そして、WB補正処理やカラーマトリクス処理によるRGBのバランスの崩れは、撮影時の光源特性などの撮像パラメータに基づき算出することができる。
また、デジタルカメラのISO感度設定などにより画像全体に一律のゲインがかかる処理が行われた場合には、ノイズ抑圧量Hとノイズ抑圧量Lとの比率を保ったまま両方のノイズ抑圧量H,Lを一律に変化させることもできるし、ノイズ抑圧量Hとノイズ抑圧量Lとの比率を変えることも可能である。
例えば、画像処理装置が適用されたデジタルカメラであって、このデジタルカメラにおいてISO感度設定がISO100からISO200に変更された場合には、一般に、ISO200の画像はISO100の画像に対して画面全体に2倍のゲインをかけたことになる。このとき、ノイズ抑圧量Hとノイズ抑圧量Lとの比率を保ったまま両方のノイズ抑圧量H,Lを一律に変化させる処理を行う場合には、ISO100のときのノイズ抑圧量をH,Lとすると、ISO感度設定をISO200に変化させたときのノイズ抑圧量も連動して2H,2L(H,Lを各2倍した値)となることになる。これにより、例えばISO感度設定等の、画面に一律のゲインがかかる処理が行われた場合には、その度にノイズ抑圧量を算出する必要はなく、既に算出されているノイズ抑圧量に決まった数値を乗算するという簡単な処理を行うだけで済む利点がある。これに対して、上述したように、ISO感度設定毎にノイズ抑圧量Hとノイズ抑圧量Lとの比率を変えるようにすることも可能であるために、より適切なノイズ抑圧量を高精度に決定することも可能となる。
上述したようなノイズ抑圧処理を行う場合において、ノイズ抑圧量Hをノイズ抑圧量Lに対してより大きな値になるように設定すると、ベイヤ補間時に生成される色差(RH−GH),(BH−GH)に含まれるノイズがさらに低減されることになるために、結果として、色ノイズをより強く低減する効果が生じる。つまり、ノイズ抑圧量Hは、色ノイズ量を規定する量となる。
これに対して、ノイズ抑圧量Lを用いてノイズ低減されたGL信号により帯域制限補間されて算出されたG信号は、上記色差(RH−GH),(BH−GH)の帯域制限補間された(R−G),(B−G)と加算されてRGB信号を算出する信号であるために、このG信号に含まれるノイズは、出力結果であるRGB信号に同程度混入することになる。つまり、ノイズ抑圧量Lは、輝度ノイズ量を規定する量となる。
従って、色ノイズ低減を輝度ノイズ低減より優先する場合には、ノイズ抑圧量Hの値がノイズ抑圧量Lの値よりも大きくなるように設定し、逆に色ノイズ低減よりも輝度ノイズ低減を優先する場合には、ノイズ抑圧量Hの値をノイズ抑圧量Lの値により近づけるように設定する、という制御を行うようにしても良い。
図5は、ISO感度の増減に応じてノイズ抑圧量GH,GLを制御する一例を示す線図である。
色ノイズは、ISO感度の増加につれて顕在化し、逆にISO感度を低下させると顕在化しなくなる傾向にある。そこで、このような色ノイズをより効果的に低減するために、この図5に示す例においては、ISO感度が低い領域ではノイズ抑圧量H(図5中のノイズ抑圧量GH)とノイズ抑圧量L(図5中のノイズ抑圧量GL)とを同一の値とするが、ISO感度が高くなるにつれてノイズ抑圧量Hがノイズ抑圧量Lよりも大きな値となるように(比率も大きくなるように)している。これにより、ISO感度が高い場合には、輝度解像度を保ったまま色ノイズを低減したRGB信号を生成することができる。また、ISO感度が低い場合には、ノイズ抑圧量Hが小さく上記色差(R−G),(B−G)の空間周波数を落とさなくても良くなるために、輝度解像度だけでなく色解像度も高く保ったRGB信号を生成することができる。
ISO感度に応じて変化させるノイズ抑圧量は、処理毎に、ISO感度に基づき計算により求めるようにしても良いし、ISO感度に対応したノイズ抑圧量H,Lをルックアップテーブルに予め保持しておいて、このルックアップテーブルから読み出すようにしても構わない。そして、このルックアップテーブルは、複数用意しておき、撮像条件に応じてこれら複数のルックアップテーブルを切り替えるようにしても良い。
ここで、RGB各チャネルのノイズ抑圧量に乗算する係数を決定する要因として、WB補正処理、カラーマトリクス処理、ISO感度を例に挙げているが、その他にも要因が存在する場合には、もちろん該要因にも依存するようにノイズ抑圧量に乗算する係数を決定すると良い。
なお、本実施形態においては上述したようにコアリング処理に基づくNR処理を適用したが、適用可能なNR処理はこれに限るものではなく、ノイズ抑圧量を変化させることができるNR処理であれば広く適用可能である。例えば、最も単純な処理の例としては、平滑化フィルタの周波数特性(つまりフィルタ係数)をノイズ抑圧量に応じて変更するタイプのNR処理を適用する技術が挙げられる。
このようなノイズ抑圧量を変化させることができる何れかのタイプのNR処理を用いて、あるノイズ抑圧量RH,GH,BHに基づきNR処理を行った8MのRGBベイヤ画像を8MのRHGHBHベイヤ画像(第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データ)とする。また、同じ8MのRGBベイヤ画像のGチャネルに対してあるノイズ抑圧量GL(GL<GH)を用いてNR処理を行った画像を4MのGLブロック(第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データ)とする。
次に、ステップSA2において、以下のような処理を行う。
上述したようなステップSA1の処理により算出した8MのRHGHBHベイヤ画像におけるRHの位置のGHを複数の補間方法により算出して、さらに、補間して得られた複数のGHを用いてRHの位置における複数の色差候補(RH−GH)を算出する。ここに、本実施形態においては、GHの補間方法として、次に説明するような3つの補間方法を用いるものとする。
まず、第一の補間方法は、RHを水平方向に挟むGHに基づき、線形補間によりRHの位置におけるGHを算出する方法である。次に、第二の補間方法は、RHを垂直方向に挟むGHに基づき、線形補間によりRHの位置におけるGHを算出する方法である。さらに、第三の補間方法は、RHの水平および垂直方向に隣接する4つのGH画素に基づき、RHの位置におけるGHを補間する方法である。
これら3つの補間方法により各算出された3つのGHに基づき、3つの色差候補(RH−GH)を算出する。
続いて、3つの色差候補(RH−GH)に対して、3×3色差(着目するRHの位置を中心とした5×5画素の領域をとれば、この領域内に3×3の色差候補(RH−GH)が存在する。)内の類似度を(例えば、差分絶対値の総和をとる等の手段により)算出する。そして、3つの色差候補(RH−GH)の中で類似度が最大となるものを1つ選択して、選択した最大類似度の色差候補を色差(RH−GH)として決定する。
さらに、これと同様の処理をBHに対しても行い、色差(BH−GH)を決定する。
このような処理を画像全体に対して行うことにより、8Mの(RH−GH)GH(BH−GH)ベイヤ画像を算出する。
そして、このステップSA2の処理を行うことにより、折り返し歪みによるRとBとの偽色の発生を低減することができる。
なお、上述では、欠落G信号を補間する際に、水平方向に隣接する2画素、垂直方向に隣接する2画素、水平および垂直方向に隣接する4画素、を用いたが、これらに限らず、その他の補間方法を適用することも可能である。例えば、欠落G信号の補間を、その周辺G信号の勾配を基に、水平隣接G画素の線形補間と、垂直隣接G画素の線形補間と、これら2つの補間値の重み付き平均と、により求める方法を適用することも可能であるし、それ以外の補間方法を適用するようにしても構わない。何れの補間方法を用いて算出したG信号に基づき色差(R−G),(B−G)を算出したとしても、偽色低減のレベルが異なるだけである。
続いて、ステップSA3において、以下のような処理を行う。
ステップSA2により算出した8Mの(RH−GH)GH(BH−GH)ベイヤ画像におけるGH信号と、ステップSA1により算出したGL信号と、を置き換えることにより、8Mの(RH−GH)GL(BH−GH)ベイヤ画像を算出する。
このステップSA3の処理により、ノイズ抑圧量が小さく解像感が保持された信号GLが処理に用いられることになるために、最終的に解像感が保持された画像を生成することができる。
そして、ステップSA4において、以下のような処理を行う。
ステップSA3により算出した8Mの(RH−GH)GL(BH−GH)ベイヤ画像に対して、次に示すような帯域制限補間処理、
(RH−GH)+GL→R
GL→G
(BH−GH)+GL→B
を行うことにより、2MRGB画像を算出する。なお、この実施形態においては、帯域制限補間処理としてLanczosフィルタによる縮小補間を用いているが、帯域制限補間処理はこれに限るものではない。
上述したようなステップSA3により信号GHを信号GLに置き換えているために、G信号についてはノイズ抑圧量が小さくなっている。しかし、このステップSA4により行う帯域制限補間処理では、G信号を縦横半分に縮小する上で折り返し歪みを発生させないように帯域制限しているために、G信号の高周波域のノイズをカットすることができる。このために、帯域制限補間を行った後は、G信号のノイズ抑圧量がGLよりも大きくなり、最終的にはノイズ量を少なくすることができる。
なお、本実施形態においては、縦横各半分の(つまり、4分の1の画素数の)縮小画像を作成する場合を例に挙げて説明したが、これに限らず縮小率を任意に変更するようにしても良い。このときには、縮小率に対応して決定される帯域制限補間処理のローパスフィルタ特性と上記ノイズ抑圧量GLとに応じて、最終的なG信号のノイズ量が決定されることになる。
これはつまり、画像縮小率とG信号の目標ノイズ量(輝度ノイズ量に対応)とに応じてノイズ抑圧量GLを決定可能であることを意味している。例えば縮小率を小さくする(つまり、より縮小する)場合には、帯域制限補間処理のフィルタ特性がより高周波をカットするフィルタ特性になるために、高周波に多く含まれるノイズをカットすることができることになる。従って、このときには、G信号のノイズ抑圧量GLをさらに小さくして、最終的なG信号のノイズ量を目標値に合わせるようにすると良い。そして、これとは逆に、縮小率が1/2よりも大きい(例えば縮小率2/3などの)画像を作成する場合には、帯域制限補間処理のフィルタ特性がより高周波を通すフィルタ特性になるために、高周波ノイズがカットされる程度が小さくなることになる。従って、このときには、G信号のノイズ抑圧量GLを大きめに設定(ただし、GL<GHを満たす範囲内で設定)して、最終的なG信号のノイズ量を目標値に合わせるようにすると良い。ここに、ノイズ抑圧量決定部8が備える図示しないルックアップテーブルには、撮像パラメータと上記目標値との対応関係が予め記録されていて、このルックアップテーブルを参照することにより、撮像パラメータに応じた目標値を決定するようになっている。
図6は、所定ISO感度におけるG信号のノイズ量を目標値とする場合の、画像リサイズ率とノイズ抑圧量GH,GLとの関係を示すグラフである。
この図6に示す例においては、リサイズ率が100%よりも小さくなると、ノイズ抑圧量GLは単調に減少するようになっている。これに対して、ノイズ抑圧量GHは、リサイズ率が50%以上のときには一定値を保ち、この50%未満となったときに始めて単調に減少するようになっている。
このような実施形態1によれば、一般にGよりもノイズ量が多いRBに関してノイズ抑圧量を大きく設定し、より多くのノイズを抑圧するようにしたために、色ノイズを抑圧することができる。また、ベイヤ補間を行う際に、解像感が保持されたGLを用いるようにしたために、補間後の画像の解像感を保持することも可能となる。さらに、色差を算出する際に、同程度のノイズ抑圧量の(つまり、波形が揃っていて、同程度の解像感、先鋭感を保持した)RGまたはBGを用いるようにしたために、エッジ部分における偽色の発生を抑圧することができる。
そして、上述した背景技術とは異なり、エッジ部分においてもノイズ抑圧を行っているために、エッジ部分のノイズを抑圧することもできる。
[実施形態2]
図7から図9は本発明の実施形態2を示したものであり、図7はノイズ抑圧部およびベイヤ補間部の構成をより詳細に示すブロック図である。この実施形態2において、上述の実施形態1と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
まず、この実施形態2における画像処理装置全体の構成は、上述した実施形態1の図1に示したものと同様である。
そして、この実施形態2においては、ベイヤ補間部4によるベイヤ補間処理が、例えば800万(8M)画素のベイヤ画像を800万(8M)画素のRGB画像にする処理であることを前提としている。そして、このような処理の下で、色ノイズを抑圧することができるようにしたものとなっている。この点について、図7を参照して説明する。
図7に示す構成は、上述した実施形態1の図2に示した構成とほぼ同様であるが、ベイヤ補間部4の内部構成がやや異なるものとなっている。
すなわち、この実施形態2のベイヤ補間部4は、図2に示した帯域制限補間部44に代えて、RGB算出手段でありG画素作成手段たるG画素作成部46と、RGB算出手段であり補間手段たる補間部47と、を配設したものとなっている。ここに、第一の画像保持部41および色差算出部43は、G画素作成部46へ接続されている。また、第二の画像保持部42、色差算出部43、およびG画素作成部46は、補間部47へ接続されている。さらに、補間部47は、RGB算出部45へ接続されている。
次に、この図7に示したような構成の作用について説明する。
この図7に示した構成の作用の内、画像信号入力部1、ノイズ抑圧部2、ノイズ抑圧量決定部8、WB補正部3の各処理は、上述した実施形態1において図2を参照して説明した処理と同様である。
また、ベイヤ補間部4において、第一の画像保持部41に入力される信号、第二の画像保持部42に入力される信号、および色差算出部43による色差ベイヤ信号の算出処理も、上述した実施形態1と同様である。
G画素作成部46には、第一の画像保持部41からの信号RH,BHと、色差算出部43からの信号(RH−GH),(BH−GH)と、が入力される。G画素作成部46は、これら入力された信号に基づいて、信号(RH−GH),(BH−GH)の位置における信号GHを作成する。
補間部47には、G画素作成部46からの信号GHと、色差算出部43からの信号(RH−GH),(BH−GH)と、第二の画像保持部42からの信号GLと、が入力される。そして、補間部47は、信号GHおよび信号GLに対して補間を行うことにより補間されたG信号を作成すると共に、信号(RH−GH),(BH−GH)に対して補間を行うことにより、補間された信号(RH−GH)と、補間された信号(BH−GH)と、を作成する。
RGB算出部45には、補間部47により補間された信号が入力される。RGB算出部45は、入力された補間後のG信号をG信号とするとともに、補間後の色差信号(RH−GH)と補間後のG信号とを加算することによりR信号を算出し、補間後の色差信号(BH−GH)と補間後のG信号とを加算することによりB信号を算出する。これにより、RGB信号が算出される。
次に、図8および図9を参照して、画像処理装置の具体的な処理の流れの一例について説明する。図8は画像処理装置における図7に示したような構成部分の処理の流れを示すフローチャート、図9は画像処理装置における図7に示したような構成部分の処理の詳細を模式的に示すフローチャートである。
図8の処理を開始すると、図3のステップS1〜S10に示したのと同様の処理を行う。
次に、ノイズ抑圧量RH,BHを各用いてNR処理されたRH,BH信号と、最適な色差信号(RH−GH),(BH−GH)と、に基づき、
RH−(RH−GH)
BH−(BH−GH)
の演算を行うことにより、信号(RH−GH),(BH−GH)の位置におけるGH信号を作成する(ステップS21)。
続いて、このGH信号およびノイズ抑圧量GLを用いてNR処理されたGL信号と、最適な色差信号(RH−GH),(BH−GH)と、のそれぞれに補間処理を行う(ステップS22)。
その後は、ステップS12において、補間されたG信号と、補間された(R−G),(B−G)信号と、を加算することにより、補間されたR,B信号を算出する。
次に、図9を参照して、図8に示した各処理の要部をより具体的に説明する。
ステップSB1〜SB3の処理は、上述した実施形態1のステップSA1〜SA3に示した処理と同様である。
続いて、ステップSB4において、以下のような処理を行う。
ステップSB3により算出した8Mの(RH−GH)GL(BH−GH)ベイヤ画像の(RH−GH)と、ステップSB1により算出したRHと、を用いて、RH−(RH−GH)の演算を行うことにより、色差信号(RH−GH)の位置におけるGH信号を算出する。
同様に、ステップSB3により算出した8Mの(RH−GH)GL(BH−GH)ベイヤ画像の(BH−GH)と、ステップSB1により算出したBHと、を用いて、BH−(BH−GH)の演算を行うことにより、色差信号(BH−GH)の位置におけるGH信号を算出する。
このようにして、8Mの(RH−GH)GL(BH−GH)ベイヤ画像からGブロックおよび(RH−GH)(BH−GH)ブロックを算出する。
続いて、Gブロックに補間処理を行うことにより8MのG信号を作成すると共に、(RH−GH)(BH−GH)ブロックに補間処理を行うことにより8Mの色差信号(RH−GH)と8Mの色差信号(BH−GH)とを作成する。そして、この補間処理の結果を用いて、各画素位置において、
(RH−GH)+G→R
G→G
(BH−GH)+G→B
のような加算を行うことにより、8MのRGB画像を算出する。
なお、上述においては、RGBベイヤ画像の画素数と同じ画素数のRGB画像を作成する例を示したが、補間処理をやや異ならせることによりRGBベイヤ画像の画素数よりも多い画素数のRGB画像を作成することも可能であるし、あるいは上述した実施形態1と同様に、RGBベイヤ画像の画素数よりも少ない画素数の縮小されたRGB画像を作成することもできる。例えば後者の場合には、上記補間処理を実施形態1の帯域制限補間処理に置き換えることにより可能となる。
このような実施形態2によれば、一般にGよりもノイズ量が多いRBに関してノイズ抑圧量を大きく設定し、より多くのノイズを抑圧するようにしたために、色ノイズを抑圧することができる。また、ベイヤ補間を行う際に、解像感が保持されたGLを用いるようにしたために、補間後の画像の解像感を保持することも可能となる。さらに、色差を算出する際に、同程度のノイズ抑圧量の(つまり、波形が揃っていて、同程度の解像感、先鋭感を保持した)RGまたはBGを用いるようにしたために、エッジ部分における偽色の発生を抑圧することができる。
そして、上述した背景技術とは異なり、エッジ部分においてもノイズ抑圧を行っているために、エッジ部分のノイズを抑圧することもできる。
[実施形態3]
図10から図12は本発明の実施形態3を示したものであり、図10はノイズ抑圧部およびベイヤ補間部の構成をより詳細に示すブロック図である。この実施形態3において、上述の実施形態1,2と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
まず、この実施形態3における画像処理装置全体の構成は、上述した実施形態1の図1に示したものと同様である。
そして、この実施形態3においては、上述した実施形態2と同様に、ベイヤ補間部4によるベイヤ補間処理が、例えば800万(8M)画素のベイヤ画像を800万(8M)画素のRGB画像にする処理であることを前提としている。そして、このような処理の下で、色ノイズを抑圧することができるようにしたものとなっている。この点について、図10を参照して説明する。
図10に示す構成は、上述した実施形態2の図7に示した構成とほぼ同様であるが、ベイヤ補間部4の内部における信号の流れが実施形態2とは異なるものとなっている。すなわち、この実施形態3のベイヤ補間部4においては、第二の画像保持部42はG画素作成部46へも接続されている一方で、第一の画像保持部41は直接はG画素作成部46へ接続されていない。
さらに、この実施形態3においては、ノイズ抑圧部2により行われる処理の内容、およびG画素作成部46により行われる処理の内容も、上述した実施形態2とは異なるものとなっている。
次に、この図10に示したような構成の作用について説明する。
この図10に示した構成の作用の内、画像信号入力部1の処理およびノイズ抑圧部2におけるRGBチャネル分離部21の処理は、上述した実施形態1において図2を参照して説明した処理と同様である。
ただし、本実施形態においては、ノイズ抑圧量決定部8は、第一のノイズ抑圧量RH,GH,BHおよび第二のノイズ抑圧量GLを決定すると共に、さらに第二のノイズ抑圧量RL,BL(ここに、RL<RH、BL<BHをそれぞれ満たすように決定される。なお、GL<GHを満たすように決定されるのは、上述と同様である。)を決定するようになっている。
そして、R,G,BチャネルNR処理部23,22,24は、ノイズ抑圧量RH,GH,BHを用いてNR処理しRHGHBHベイヤ信号を算出するとともに、ノイズ抑圧量RL,GL,BLを用いてNR処理しRLGLBLベイヤ信号(第二ノイズ抑圧Rチャネル画像データ、第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データ、および第二ノイズ抑圧Bチャネル画像データ)を算出する。その後、R,G,BチャネルNR処理部23,22,24は、算出したRHGHBHベイヤ信号およびRLGLBLベイヤ信号をWB補正部3へ出力する。
次に、WB補正部3は、ノイズ抑圧部2からのRHGHBHベイヤ信号およびRLGLBLベイヤ信号に、上述したようにWB処理を行う。
続いて、R,G,BチャネルNR処理部23,22,24から出力されWB補正部3によってWB処理された上記RHGHBHベイヤ信号は、ベイヤ補間部4の第一の画像保持部41に入力され保持される。
また、R,G,BチャネルNR処理部23,22,24から出力されWB補正部3によってWB処理された上記RLGLBLベイヤ信号は、ベイヤ補間部4の第二の画像保持部42に入力され保持される。
その後のベイヤ補間部4の色差算出部43による(RH−GH)GH(BH−GH)色差ベイヤ信号の算出処理は、上述した実施形態1と同様である。
G画素作成部46には、第二の画像保持部42からの信号RL,BLと、色差算出部43からの信号(RH−GH),(BH−GH)と、が入力される。G画素作成部46は、これら入力された信号に基づいて、信号(RH−GH),(BH−GH)の位置における信号GH’を後述するように作成する。
補間部47には、G画素作成部46からの信号GH’と、色差算出部43からの信号(RH−GH),(BH−GH)と、第二の画像保持部42からの信号GLと、が入力される。補間部47は、入力された信号に基づいて上述したように補間を行う。
その後のRGB算出部45の処理は、上述と同様である。
次に、図11および図12を参照して、画像処理装置の具体的な処理の流れの一例について説明する。図11は画像処理装置における図10に示したような構成部分の処理の流れを示すフローチャート、図12は画像処理装置における図10に示したような構成部分の処理の詳細を模式的に示すフローチャートである。
この処理を開始すると、ノイズ抑圧量決定部8により、ノイズ抑圧量RH,GH,BHとノイズ抑圧量RL,GL,BLとが決定される(ステップS31)。そして、ノイズ抑圧量GH,GLはGチャネルNR処理部22へ、ノイズ抑圧量RH,RLはRチャネルNR処理部23へ、ノイズ抑圧量BH,BLはBチャネルNR処理部24へ、それぞれ出力される。
その後のステップS2〜S5の処理は、上述した実施形態1と同様である。
また、ステップS5において、Rチャネルであると判定された場合には、RチャネルNR処理部23が、Rチャネルの信号を、ノイズ抑圧量RHを用いてNR処理し信号RHを作成すると共に、ノイズ抑圧量RLを用いてNR処理し信号RLを作成する(ステップS32)。そして、RチャネルNR処理部23は、作成した信号RH,RLをWB補正部3へ出力する。
ステップS5において、Rチャネルでないと判定された場合には、分離されたチャネルがBチャネルであることになるために、BチャネルNR処理部24が、Bチャネルの信号を、ノイズ抑圧量BHを用いてNR処理し信号BHを作成すると共に、ノイズ抑圧量BLを用いてNR処理し信号BLを作成する(ステップS33)。そして、BチャネルNR処理部24は、作成した信号BH,BLをWB補正部3へ出力する。
なお、ステップS4、ステップS32、およびステップS33における具体的なNR処理については、後で図12のステップSC1を参照して説明する。
その後、ステップS8〜S10の処理を行う。
次に、ノイズ抑圧量RL,BLを各用いてNR処理されたRL,BL信号と、最適な色差信号(RH−GH),(BH−GH)と、に基づき、
RL−(RH−GH)
BL−(BH−GH)
の演算を行うことにより、GH’信号を作成する(ステップS34)。
続いて、このGH’信号およびノイズ抑圧量GLを用いてNR処理されたGL信号と、最適な色差信号(RH−GH),(BH−GH)と、のそれぞれに補間処理を行う(ステップS35)。
その後は、ステップS12において、補間されたG信号と、補間された(R−G),(B−G)信号と、を加算することにより、補間されたR,B信号を算出する。
なお、ステップS34およびステップS35における具体的な補間処理については、後で図12のステップSC4を参照して説明する。
次に、図12を参照して、図11に示した各処理の要部をより具体的に説明する。
まず、ステップSC1において、以下のような処理を行う。
8MのRGBベイヤ画像を、RGBチャネル毎にノイズ抑圧処理(NR処理)する。このNR処理は、ノイズの抑圧量を変更することができるNR処理となっている。なお、本実施形態に適用可能なNR処理が、コアリング処理に基づくNR処理に限るものではなく、ノイズ抑圧量を変化させることができる処理であれば広く適用可能であることは、上述と同様である。
このようなノイズ抑圧量を変化させることができる何れかのタイプのNR処理を用いて、あるノイズ抑圧量RH,GH,BHに基づきNR処理を行った8MのRGBベイヤ画像を8MのRHGHBHベイヤ画像とする。また、ノイズ抑圧量RH,GH,BHとは異なるあるノイズ抑圧量RL,GL,BL(RL<RH、GL<GH、BL<BH)に基づきNR処理を行った同じ8MのRGBベイヤ画像を8MのRLGLBLベイヤ画像とする。
続くステップSC2,SC3の処理は、上述した実施形態1のステップSA2,SA3に示した処理と同様である。
その後、ステップSC4において、以下のような処理を行う。
ステップSC3により算出した8Mの(RH−GH)GL(BH−GH)ベイヤ画像の(RH−GH)と、ステップSC1により算出したRLと、を用いて、RL−(RH−GH)の演算を行うことにより、色差信号(RH−GH)の位置におけるGH’信号を算出する。
同様に、ステップSC3により算出した8Mの(RH−GH)GL(BH−GH)ベイヤ画像の(BH−GH)と、ステップSC1により算出したBLと、を用いて、BL−(BH−GH)の演算を行うことにより、色差信号(BH−GH)の位置におけるGH’信号を算出する。
このようにして、8Mの(RH−GH)GL(BH−GH)ベイヤ画像からGブロックおよび(RH−GH)(BH−GH)ブロックを算出する。
続いて、Gブロックに補間処理を行うことにより8MのG信号を作成すると共に、(RH−GH)(BH−GH)ブロックに補間処理を行うことにより8Mの色差信号(RH−GH)と8Mの色差信号(BH−GH)とを作成する。そして、この補間処理の結果を用いて、各画素位置において、
(RH−GH)+G→R
G→G
(BH−GH)+G→B
のような加算を行うことにより、8MのRGB画像を算出する。
なお、上述においては、RGBベイヤ画像の画素数と同じ画素数のRGB画像を作成する例を示したが、補間処理をやや異ならせることによりRGBベイヤ画像の画素数よりも多い画素数のRGB画像を作成することも可能であるし、あるいは上述した実施形態1と同様に、RGBベイヤ画像の画素数よりも少ない画素数の縮小されたRGB画像を作成することもできる。例えば後者の場合には、上記補間処理を実施形態1の帯域制限補間処理に置き換えることにより可能となる。
このような実施形態3によれば、一般にGよりもノイズ量が多いRBに関してノイズ抑圧量を大きく設定し、より多くのノイズを抑圧するようにしたために、色ノイズを抑圧することができる。また、ベイヤ補間を行う際に、解像感が保持されたGLを用いるようにしたために、補間後の画像の解像感を保持することも可能となる。さらに、GH’を算出する際に、RL−(RH−GH)=GH+(RL−RH)の計算を行っていて、つまりGHにRの高周波成分(RL−RH)を加算することを行っているために、解像感の高いGHを作成することができる。そして、この解像感の高いGHを用いて補間を行うようにしているために、最終的に、より解像感が保持された画像を作成することができる。加えて、色差を算出する際に、同程度のノイズ抑圧量の(つまり、波形が揃っていて、同程度の解像感、先鋭感を保持した)RGまたはBGを用いるようにしたために、エッジ部分における偽色の発生を抑圧することができる。
そして、上述した背景技術とは異なり、エッジ部分においてもノイズ抑圧を行っているために、エッジ部分のノイズを抑圧することもできる。
なお、上述した各実施形態の画像処理装置は、放送用据え置き型カメラ、ENG(Electric News Gathering)カメラ、民生用ハンディカメラ、デジタルカメラ等の製品に広く適用することが可能である。さらに、こうした撮像装置に限らず、デジタル変換された画像を表示する装置や、デジタル変換された画像を入出力する装置(例えば、画像編集装置やノイズ低減装置、デモザイキング処理装置)にも適用することが可能である。
そして、上述では画像処理装置についてを主として述べたが、同様の処理を行うための画像処理プログラムや、この画像処理プログラムを記録する記録媒体、あるいは上述したような処理を行うための画像処理方法に対しても本発明を同様に適用することが可能である。従って、例えば、動画や静止画を扱う画像信号補正プログラム(CGプログラム)や画像編集プログラム、ノイズ低減処理プログラム、デモザイキング処理プログラムなどにも適用することが可能である。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
本発明は、RGBベイヤ配列画像データを処理するための画像処理装置、撮像装置、画像処理プログラム、画像処理方法に好適に利用することができる。
本発明の実施形態1における画像処理装置の構成を示すブロック図。 上記実施形態1におけるノイズ抑圧部およびベイヤ補間部の構成をより詳細に示すブロック図。 上記実施形態1の画像処理装置における図2に示したような構成部分の処理の流れを示すフローチャート。 上記実施形態1の画像処理装置における図2に示したような構成部分の処理の詳細を模式的に示すフローチャート。 上記実施形態1において、ISO感度の増減に応じてノイズ抑圧量GH,GLを制御する一例を示す線図。 上記実施形態1において、所定ISO感度におけるG信号のノイズ量を目標値とする場合の、画像リサイズ率とノイズ抑圧量GH,GLとの関係を示すグラフ。 本発明の実施形態2におけるノイズ抑圧部およびベイヤ補間部の構成をより詳細に示すブロック図。 上記実施形態2の画像処理装置における図7に示したような構成部分の処理の流れを示すフローチャート。 上記実施形態2の画像処理装置における図7に示したような構成部分の処理の詳細を模式的に示すフローチャート。 本発明の実施形態3におけるノイズ抑圧部およびベイヤ補間部の構成をより詳細に示すブロック図。 上記実施形態3の画像処理装置における図10に示したような構成部分の処理の流れを示すフローチャート。 上記実施形態3の画像処理装置における図10に示したような構成部分の処理の詳細を模式的に示すフローチャート。
符号の説明
1…画像信号入力部
2…ノイズ抑圧部(ノイズ抑圧手段)
3…WB補正部
4…ベイヤ補間部
5…カラーマトリクス処理部
6…画像信号出力部
7…WB算出部
8…ノイズ抑圧量決定部(抑圧量設定手段)
9…撮像パラメータ設定部
21…RGBチャネル分離部
22…GチャネルNR処理部
23…RチャネルNR処理部
24…BチャネルNR処理部
41…第一の画像保持部
42…第二の画像保持部
43…色差算出部(色差算出手段)
44…帯域制限補間部(RGB算出手段、帯域制限補間手段)
45…RGB算出部(RGB算出手段)
46…G画素作成部(RGB算出手段、G画素作成手段)
47…補間部(RGB算出手段、補間手段)

Claims (10)

  1. RGBベイヤ配列の撮像素子から得られたRGBベイヤ配列画像データを処理するための画像処理装置であって、
    上記RGBベイヤ配列画像データを、RGB各チャネル毎に第一のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データを算出するとともに、少なくともGチャネルに対して上記第一のノイズ抑圧量よりも小さい第二のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データを算出するノイズ抑圧手段と、
    上記第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データに基づき、Rの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(R−G)と、Bの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(B−G)と、を算出する色差算出手段と、
    上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と、上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データと、に基づいて、各画素位置におけるR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するRGB算出手段と、
    を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 上記RGB算出手段は、同一の画素位置において(R−G)とGと(B−G)とがそれぞれ1つずつ存在し、(R−G)の画素数とGの画素数と(B−G)の画素数とが同数であって、かつ、上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データの画素数よりも少ない画素数の補間画素を、上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と、上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データと、に基づいて生成する帯域制限補間手段を有して構成され、該補間画素に基づいてR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記RGB算出手段は、
    上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G)および(B−G)と、第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データにおけるRおよびBと、に基づき、(R−G)および(B−G)の位置にGを算出するG画素作成手段と、
    同一の画素位置において(R−G)とGと(B−G)とがそれぞれ1つずつ存在し、(R−G)の画素数とGの画素数と(B−G)の画素数とが同数である補間画素を、上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データと上記G画素作成手段により算出されたGとに基づいて生成する補間手段と、
    を有して構成され、該補間画素に基づいてR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 上記ノイズ抑圧手段は、上記第二のノイズ抑圧量でRチャネルおよびBチャネルに対してノイズ抑圧することにより第二ノイズ抑圧Rチャネル画像データおよび第二ノイズ抑圧Bチャネル画像データをさらに算出するものであり、
    上記RGB算出手段は、
    上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G)および(B−G)と、上記第二ノイズ抑圧Rチャネル画像データおよび第二ノイズ抑圧Bチャネル画像データと、に基づき、(R−G)および(B−G)の位置にGを算出するG画素作成手段と、
    同一の画素位置において(R−G)とGと(B−G)とがそれぞれ1つずつ存在し、(R−G)の画素数とGの画素数と(B−G)の画素数とが同数である補間画素を、上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データと上記G画素作成手段により算出されたGとに基づいて生成する補間手段と、
    を有して構成され、該補間画素に基づいてR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 上記第一のノイズ抑圧量および上記第二のノイズ抑圧量を設定する抑圧量設定手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 上記抑圧量設定手段は、上記RGBベイヤ配列画像データが撮影されたときの撮影条件に応じて、上記第一のノイズ抑圧量および上記第二のノイズ抑圧量を設定するものであることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 上記抑圧量設定手段は、上記RGBベイヤ配列画像データの画素数と、上記RGB算出手段により算出しようとするG画素データの画素数と、に応じて、上記第一のノイズ抑圧量および上記第二のノイズ抑圧量を設定するものであることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. レンズと、
    上記レンズの結像位置に配設されたRGBベイヤ配列の撮像素子と、
    請求項1に記載の画像処理装置と、
    を具備し、
    上記画像処理装置は、上記RGBベイヤ配列の撮像素子から得られたRGBベイヤ配列画像データを処理するものであることを特徴とする撮像装置。
  9. コンピュータに、RGBベイヤ配列の撮像素子から得られたRGBベイヤ配列画像データを処理させるための画像処理プログラムであって、
    コンピュータに、
    上記RGBベイヤ配列画像データを、RGB各チャネル毎に第一のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データを算出するとともに、少なくともGチャネルに対して上記第一のノイズ抑圧量よりも小さい第二のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データを算出するノイズ抑圧ステップと、
    上記第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データに基づき、Rの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(R−G)と、Bの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(B−G)と、を算出する色差算出ステップと、
    上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と、上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データと、に基づいて、各画素位置におけるR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するRGB算出ステップと、
    を実行させるための画像処理プログラム。
  10. RGBベイヤ配列の撮像素子から得られたRGBベイヤ配列画像データを処理するための画像処理方法であって、
    上記RGBベイヤ配列画像データを、RGB各チャネル毎に第一のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データを算出するとともに、少なくともGチャネルに対して上記第一のノイズ抑圧量よりも小さい第二のノイズ抑圧量でノイズ抑圧して第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データを算出するノイズ抑圧ステップと、
    上記第一ノイズ抑圧RGBベイヤ配列画像データに基づき、Rの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(R−G)と、Bの位置における第一ノイズ抑圧色差データ(B−G)と、を算出する色差算出ステップと、
    上記第一ノイズ抑圧色差データ(R−G),(B−G)と、上記第二ノイズ抑圧Gチャネル画像データと、に基づいて、各画素位置におけるR画像データ、G画像データ、およびB画像データを算出するRGB算出ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
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