JP2005159916A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より完全なノイズ除去を行うことができる撮像装置を提供する。
【解決手段】複数の画素をマトリクス状に配列し、該画素の各々の受光部に所定の色配列のカラーフィルタを配置した撮像素子(CCD5)を有する撮像装置であって、撮像素子からの画像信号をA/D変換するA/D変換手段と、A/D変換手段からの画像信号に含まれるノイズ成分を除去するノイズ低減処理を行うノイズ低減手段と、を具備し、ノイズ低減手段でのノイズ低減処理は、ノイズ低減手段からの画像信号と、A/D変換手段からの画像信号とが同一の色の二次元配列をもつように行われる。
【選択図】 図2

Description

本発明は撮像装置に関するものである。
概してデジタルカメラにおいて用いられている撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Device)は単板であるため、画素に配置されているカラーフィルタ以外の欠落色は補完処理により作成されている。一方、CCDにより撮像された画像信号にはノイズが含まれているため、何らかのノイズ除去処理を行う必要がある。
また、デジタルカメラでは、CCDにより撮像された画像信号に対して何ら画像処理を施すことなしにそのまま記録媒体に記録するRAWモードと呼ばれるモードが採用されている。このRAWモードにおいても画像信号に含まれるノイズを除去するための処理が必要になる。
例えば特開2000−134625号公報は、被処理画像である画像を入力として、対象画像を帯域分割処理する帯域分割ステップと、分割された帯域成分を参照して帯域成分を書き換える帯域成分変更ステップと、書き換えられた帯域成分を画像に合成する画像合成ステップにより構成されるノイズ除去方法を開示している。
特開2000−134625号公報
しかしながら、上記した特開2000−134625号公報を含む従来技術では、補完処理の後にノイズ除去処理を行っていたので、当該補完処理によって画像信号に含まれるノイズ成分が画像空間において拡散されてしまい、その後、このように拡散されたノイズを除去することは容易でなかった。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、欠落色の補完処理に先立ってノイズ除去処理を行うことにより、ノイズ除去をより完全に行うことが可能な撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、第1の発明は、複数の画素をマトリクス状に配列し、該画素の各々の受光部に所定の色配列のカラーフィルタを配置した撮像素子を有する撮像装置であって、前記撮像素子からの画像信号をA/D変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段からの画像信号に含まれるノイズ成分を除去するノイズ低減処理を行うノイズ低減手段と、を具備し、前記ノイズ低減手段でのノイズ低減処理は、前記ノイズ低減手段からの画像信号と、前記A/D変換手段からの画像信号とが同一の色の二次元配列をもつように行われる。
また、第2の発明は、第1の発明に係る撮像装置において、前記ノイズ低減手段によるノイズ低減処理の後に、CCDの色フィルタ配列により決まる欠落色の補完を行い、複数の色信号を生成する色信号生成手段をさらに含む。
また、第3の発明は、複数の画素をマトリクス状に配列し、該画素の各々の受光部に所定の色配列のカラーフィルタを配置した撮像素子を有する撮像装置であって、前記撮像素子により撮像された画像信号をA/D変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段からの画像信号に対して所定の変換処理を施すことにより、該画像信号を複数の異なる帯域をもち、前記撮像素子からの画像信号に含まれる色情報とは異なる複数の色情報をもつ画像信号に分割する画像分割手段と、前記画像分割手段による分割処理により生成された複数の画像信号の少なくとも1つの画像信号を変更する画像変更手段と、該画像変更手段からの画像信号を含む前記複数の画像信号を、前記画像分割手段での所定の変換処理とは逆の変換処理により、前記撮像素子からの画像信号と同一の色配列をもつように合成する画像合成手段と、を具備する。
また、第4の発明は、第3の発明に係る撮像装置において、前記ノイズ低減手段によるノイズ低減処理の後に、CCDの色フィルタ配列により決まる欠落色の補完を行い、複数の色信号を生成する色信号生成手段をさらに含む。
また、第5の発明は、第3又は第4の発明に係る撮像装置において、前記画像分割手段はウェーブレット変換手段を含み、前記画像合成手段は逆ウェーブレット変換手段を含む。
また、第6の発明は、第3〜第5のいずれか1つの発明に係る撮像装置において、前記画像変更手段は前記画像分割手段による分割処理により生成された複数の画像信号に対してそれぞれ異なる変更を行う。
また、第7の発明は、複数の画素をマトリクス状に配列し、該画素の各々の受光部に所定の色配列のカラーフィルタを配置した撮像素子を有する撮像装置であって、前記撮像素子により撮像された画像信号をA/D変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手段からの画像信号に対して複数回の変換処理を施すことにより、該画像信号を複数の異なる帯域をもち、前記撮像素子からの画像信号に含まれる色情報とは異なる複数の色情報をもつ画像信号に分割する画像分割手段と、前記画像分割手段による分割処理により生成された複数の画像信号の少なくとも1つの画像信号を変更する画像変更手段と、該画像変更手段からの画像信号を含む前記分割された複数の画像信号に対して、前記画像分割手段での変換処理とは逆の変換処理を、前記画像分割手段で行った変換処理の回数だけ行うことにより、前記撮像素子からの画像信号と同一の色配列をもつように合成する画像合成手段と、を具備する。
また、第8の発明は、第7の発明に係る撮像装置において、前記画像合成手段からの合成画像信号に基づいて、CCDの色フィルタ配列により決まる欠落色の補完を行い、複数の色信号を生成する色信号生成手段をさらに含む。
また、第9の発明は、第7または第8の発明に係る撮像装置において、ISO感度、シャープネス設定により、処理回数と変換処理の内容を変更する。
本発明によれば、欠落色の補完処理に先立ってノイズ除去処理を行うようにしたので、ノイズ成分が画像空間で拡散されることがなく、ノイズ除去をより完全に行うことが可能になる。また、所定の変換により入力画像から特定の周波数および色情報を有する複数画像を作成し、各画像に適した処理を行って逆変換することにより、ノイズを効率的に除去し、さらに、欠落色の影響で画像の連続性を損なうことのないノイズ除去を行うことが可能となる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。CPU1は各部の制御を行う部分である。撮像素子としてのCCD5は被写体を撮像して画像信号を取得する部分である。SDRAM4はCCD5で取得した画像信号を記憶したり、後述する画像処理が施された画像信号を記憶する部分である。画像処理部10はCCD5により撮像された画像信号に対して所定の画像処理を施す部分である。TFT表示部2はCCD5により撮像された画像信号を表示する液晶表示部である。記録メディア8はCCD5により撮像された画像信号を記録する部分である。ストロボ装置11はストロボ制御部12の制御のもとに発光動作を行う。電源制御部9は撮像装置の動作に必要な電源の供給を制御する部分である。操作入力装置14はユーザがデータや指示を入力する部分である。ビデオインタフェース3はTFT2のインタフェースとなる部分である。CCDインタフェース6はCCD5のインタフェースとなる部分である。操作入力インタフェース13は操作入力装置14のインタフェースとなる部分である。メディアインタフェース7は記録メディアのインタフェースとなる部分である。
図2は、撮影手順を説明するためのフローチャートである。まずCCD5により撮像された画像信号をA/D変換した後、SDRAM4に取り込む(ステップS1)。次に、この画像信号を読み出してノイズ低減処理を行う(ステップS2)。次に、RAWモードが設定されているか否かを判断し、RAWモードが設定されているならばただちにステップS5に進む。RAWモードが設定されていない場合にはCCDの色フィルタ配列により決まる欠落色の補完を含む画像処理を行う(ステップS4)。画像処理の詳細については後述する。その後、ステップS5に進む。
ステップS5では、撮像された画像信号にヘッダを付加して記録カード等の記録メディア8に記録する。また、撮像された画像信号はTFT表示部2に一定時間表示(RecView表示)される(ステップS6)。
図3は、図2のステップS4の画像処理の詳細を説明するためのフローチャートである。ここでは画像信号に対して通常行われる画像処理として、ホワイトバランス(WB)処理(ステップS10)、同時化処理(補完処理)(ステップS11)、色補正処理(ステップS12)、ガンマ補正処理(ステップS13)、RGB空間からYCrCb空間への変換処理(ステップS14)、JPEG圧縮(符号化)処理(ステップS15)が行われる。
図4は、本実施形態に係るノイズ除去の全体の流れを説明するためのフローチャートである。Bayer配列からの画像信号を入力してA/D変換し、その後、画像信号に対してウェーブレット変換を施して画像分割を行う(ステップS20、S21)。ウェーブレット変換としてここでは最も簡単なHarr Wavelet(N=1)を使用する。Bayer配列のようにRの信号が最初に入力された場合のスケーリング係数(S)を求めると、R+(Gr+Gb)+B≒輝度成分及び低周波成分となる(ステップS22)。また、ウェーブレット係数(W)はそれぞれ、R+(Gr−Gb)−B、R+(Gr−Gr)−B、R−(Gr+Gb)+B≒色差信号及び高周波成分となる(ステップS23)。
このようにして、ウェーブレット変換を用いた画像分割により、CCD5からの画像信号に対する1回の演算で複数(ここでは3つ)の異なる帯域をもち、複数(ここでは3つ)の、RGBとは異なった色成分をもつ画像信号が生成される。ここではこのような画像信号を得るためにウェーブレット変換を用いているが、同様の画像信号が得られるならば他の方法を用いても良い。
次に、ウェーブレット係数(色差信号及び高周波成分)に対して所定方向のLPF処理を施すことによりノイズ除去等の画像変更を行う(ステップS24)。LPF処理においては、上記3つのウェーブレット係数に対してそれぞれ別個のフィルタを作用させる。
なお、スケーリング係数としての輝度成分及び低周波成分に対してはLPF処理を行わないようにする。
次に、ステップS22で得られたスケーリング係数(S)と、LPF処理を施したウェーブレット係数に対して逆ウェーブレット変換を行うことにより元のBayer配列画像信号を復元する(ステップS25)。このように本実施形態では、二次元配列(ここではBayer配列)からの画像信号を入力してノイズ低減処理を行った後、再び同一の色の二次元配列(ここではBayer配列)に基づく画像信号に戻される。
次に、復元されたBayer配列画像に対して補完処理を含む画像処理を行う(ステップS26)。
図5(a)〜(c)は、図4のステップS21のウェーブレット変換の詳細を説明するための図である。図5(a)は、Bayer配列に基づく撮像素子を示している。撮像素子は、水平及び垂直方向に二次元配列された6×6の画素で構成され、各画素には2×2のグループごとにR(Red),Gr(Green),Gb(Green),B(Blue)の色が割り当てられている。ウェーブレット変換を行う場合、Daubechiesの基底を用いることが望ましいが、ハードウェアの規模を考慮して、ここではHarrの基底を用いることにする。
本実施形態ではウェーブレット変換を水平方向と垂直方向のウェーブレット変換に分け、水平方向のウェーブレット変換に用いる計算式として図6(a)に示す計算式を用いる。この計算により図5(b)に示すような水平方向のウェーブレット変換結果が得られる。Harrの基底を用いたウェーブレット変換では2×2画素単位でR,Gr,Gb,Bの特定の2つの画素を用いて加減算を行うものであり、一般式として、Sn=(Rn+Grn)/√2(ここでは、2の平方根を√2と表記する)、Wn=(Rn−Grn)/√2、を用いる。例を挙げると、例えば、図5(b)のS1の値を求めるには、図6(a)のS1=(R1+Gr1)/√2の式を用いる。また、図5(b)のs1の画素値を求めるには、図6(a)のs1=(Gb1+B1)/√2の式を用いる。
次に、図5(b)に示す水平方向のウェーブレット変換結果に対して、垂直方向のウェーブレット変換を行って図5(c)に示すような変換結果を得る。図5(c)の各画素値を求めるために、ここでは一般式として、図6(b)に示すようにSSn=(Sn+sn)/√2、SWn=(Sn−sn)/√2、WSn=(Wn+wn)/√2、WWn=(Wn−wn)/√2を用いる。
上記の水平方向のウェーブレット変換と垂直方向のウェーブレット変換処理により、図6(c)に示すような、Bayer配列からのRGB信号とは異なる、3つのウェーブレット係数と、1つのスケーリング係数が得られる。SSn はスケーリング係数、WSn は縦方向において検出される信号成分、SWn は横方向において検出される信号成分、WWn は斜め方向において検出される信号成分を示し、各々が異なる信号帯域と色成分を有している。各係数のサイズはBayer配列による画像信号の1/4になっている。
図7は、図4のステップS24のLPF処理の詳細を説明するための図である。ここでは、ウェーブレット変換によって求められたウェーブレット係数(SW,WS,WW)に対してLPF処理を行う。ここではもとの画像の特徴を損なわないようにするために縦、横、斜めの各検出方向に一致したLPFを施す。すなわち、横方向のウェーブレット係数101−1に対しては3×3配列の横中央位置102−1に値を有するLPF係数を乗算してLPF結果としてSW_finを得る。また、縦方向のウェーブレット係数101−2に対しては3×3配列の縦中央位置102−2に値を有するLPF係数を乗算してLPF結果としてWS_finを得る。また、斜め方向のウェーブレット係数101−3に対しては3×3配列の中心を通る斜めの位置102−3に値を有するLPF係数を乗算してLPF結果としてWW_finを得る。また、スケーリング係数100に対してはLPF処理を行わず3×3配列の中央の画素値SS5が出力される。
なお、図7に示すような方向によって固定されたLPF係数ではなく、画像の特徴に応じてフィルタ係数を変更するようにしてもよい。
逆ウェーブレット変換部105では、これまでに算出した、SW_fin、WS_fin、WW_finとスケーリング係数SS5を用いて図8に示すような加減算を行うことによって、逆ウェーブレット変換結果としてそれぞれ、R5’、Gr5’、Gb5’、B5’を得る。各逆ウェーブレット変換結果R5’、Gr5’、Gb5’、B5’は、図6に示す6×6のBayer配列の中央の画素R5、Gr5、Gb5、B5に対応している。
次に、算出した値を0〜1023(10ビット入力の場合)のいずれかの値にクリップする。
なお、第1実施形態では6×6画素のBayer配列の信号に対してウェーブレット変換を行ったが、これに限定されることはなく1フレームの画像を対象にしてもよい。
上記した第1実施形態によれば、Bayer配列の画素により得られた画像信号を例えばウェーブレット変換等を用いて1回の演算により、周波数成分及び色が異なる3つの画像信号に分解し、それぞれ特定方向のフィルタリング処理を施した後、逆変換によりノイズ除去されたBayer画像信号を得るようにしている。したがって、ノイズ除去処理は色の補完処理に先立って行われることになり、ノイズ成分が画像空間で拡散されるといった問題がなくなり、より完全なノイズ除去が行われる。さらに、所定の変換により入力画像から特定の周波数帯域および色情報を有する複数画像を作成し、各画像に適した処理を行って逆変換することにより、ノイズ周波数特性に応じた効率的なノイズ除去が行われ、CCDの色配列により決まる欠落色の影響で画像の連続性を損なうことのないノイズ除去を行うことが可能となる。
なお、上記した画像処理部は1つのASICにより実現される場合が多いが、本実施形態によるノイズ除去処理は画像処理に先立って別個に行われるので、ASICの構成自体はそのままでASICを拡張する形でDSP等によりノイズ除去機能を付加することができる。また、WB処理、欠落色補完処理、色補正処理、ガンマ補正処理、リサイズ処理、JPEG圧縮処理といったパイプライン処理を中断することなしに、ノイズ除去処理を行うことが可能になる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態に係る撮像方法を説明するためのフローチャートである。まず、8×8画素からなるBayer配列からの画像を入力してA/D変換し、その後、ウェーブレット変換する(ステップS30、S31)。これによって、1つのスケーリング係数Sと、3つのウェーブレット係数(縦方向のウェーブレット係数WS、横方向のウェーブレット係数SW、斜め方向のウェーブレット係数WW)がそれぞれ得られる(ステップS32−1〜S32−4)。このとき、各係数のサイズは4×4となる。
次に、上記の各ウェーブレット係数をそれぞれウェーブレット変換して(ステップS33−1〜S33−3)、各ステップにおいて1つのスケーリング係数Sと3つのウェーブレット係数Wをそれぞれ取得する。すなわち、ウェーブレット係数WSをウェーブレット変換(ステップS33−1)することにより、1つのスケーリング係数Sと3つのウェーブレット係数Wをそれぞれ取得する(ステップS34−1〜S34−4)。同様にして、ウェーブレット係数SWをウェーブレット変換(ステップS33−2)することにより、1つのスケーリング係数Sと3つのウェーブレット係数Wをそれぞれ取得する(ステップS34−5〜S34−8)。同様にして、ウェーブレット係数WWをウェーブレット変換(ステップS33−3)することにより、1つのスケーリング係数Sと3つのウェーブレット係数Wをそれぞれ取得する(ステップS34−9〜S34−12)。このとき、各係数のサイズは2×2となる。
次に、ステップS34−2、S34−3,S34−4で得られたウェーブレット係数(W)に対して所定方向のLPFを施す(ステップS35−1)。同様にして、ステップS34−6、S34−7,S34−8で得られたウェーブレット係数(W)に対して所定方向のLPFを施す(ステップS35−2)。同様にして、ステップS34−10、S34−11,S34−12で得られたウェーブレット係数(W)に対して所定方向のLPFを施す(ステップS35−3)。
図10(a)〜(c)はLPF処理(ステップS35−1〜35−3)の詳細を説明するための図である。図10(a)は、ステップS35−1における縦方向のウェーブレット係数に対するLPF処理を説明するための図である。縦方向のウェーブレット係数については画素AとCの組、BとDの組についての加算が行われる。すなわち、画素A,Cは(A+C)/2により求められ、画素B,Dは(B+D)/2により求められてウェーブレット係数WS_WSとして出力される。図10(b)は、ステップS35−2における横方向のウェーブレット係数に対するLPF処理を説明するための図である。横方向のウェーブレット係数については画素AとBの組、CとDの組についての加算が行われる。すなわち、画素A,Bは(A+B)/2により求められ、画素C,Dは(C+D)/2により求められてウェーブレット係数SW_SWとして出力される。
図10(c)は、ステップS35−3における斜め方向のウェーブレット係数に対するLPF処理を説明するための図である。斜め方向のウェーブレット係数については画素AとDの組、BとCの組についての加算が行われる。すなわち、画素A,Dは(A+D)/2により求められ、画素C,Bは(B+C)/2により求められてウェーブレット係数WW_WWとして出力される。
次に、出力された各ウェーブレット係数WS_WS、SW_SW、WW_WWに対して2×2の乗算を行い(ステップS36−1〜S36−3)、その後、それぞれの結果に対して逆ウェーブレット変換を行う(ステップS37−1〜S37−3)。同時にこのステップで、ステップS34−1、S34−5、S34−9で得られたスケーリング係数(S)に対して逆ウェーブレット変換を行う。このとき、各係数のサイズは4×4となる。
ステップS37−1〜S37−3での逆ウェーブレット変換結果は、ステップS32−1でのスケーリング係数(S)とともに、逆ウェーブレット変換される(ステップS38)。これにより各係数のサイズは8×8となる。次に、ステップS38での逆ウェーブレット変換結果に対して欠落色補完を含む画像処理が行われる(ステップS39)。
上記した第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、色成分とは無関係に低い周波数のノイズ成分を抑制することができるという効果を奏する。また本実施形態では、8×8画像を入力し2回のウェーブレット変換を行っているが、より大きなサイズの画像を入力して3回以上のウェーブレット変換を行うことも可能である。
図11は、カメラに設定されているISO感度とシャープネス設定に応じて上記複数のウェーブレット変換の回数を決める例を示している。ここでは、ISO感度が100→200→400、シャープネスがLo→Normal→Hiになりノイズ大になるほどウェーブレット変換の回数を多くして、得られたウェーブレット係数Wに対してLPF、メジアンフィルタ等の平滑化処理を行っている(ステップS50〜S54−5)。これにより、ノイズ除去の周波数帯域を最適化することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 撮影手順を説明するためのフローチャートである。 図2のステップS4の画像処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係るノイズ除去の全体の流れを説明するためのフローチャートである。 図4のステップS21のウェーブレット変換の詳細を説明するための図である。 (a)は水平方向のウェーブレット変換に用いる計算式を示し、(b)は垂直方向のウェーブレット変換に用いる計算式を示し、(c)はウェーブレット変換結果を示す図である。 図4のステップS24のLPF処理の詳細を説明するための図である。 逆ウェーブレット変換結果を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る撮像方法を説明するためのフローチャートである。 (a)〜(c)はLPF処理の詳細を説明するための図である。 カメラに設定されているISO感度とシャープネス設定に応じて複数のウェーブレット変換の回数を決める例を示す図である。
符号の説明
1…CPU、2…TFT、3…ビデオI/F、4…SDRAM、5…CCD、6…CCDI/F、7…メディアI/F、8…記録メディア、9…電源制御部、10…画像処理部、11…ストロボ装置、12…ストロボ制御部、13…操作入力I/F、14…操作入力装置。

Claims (9)

  1. 複数の画素をマトリクス状に配列し、該画素の各々の受光部に所定の色配列のカラーフィルタを配置した撮像素子を有する撮像装置であって、
    前記撮像素子からの画像信号をA/D変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段からの画像信号に含まれるノイズ成分を除去するノイズ低減処理を行うノイズ低減手段と、
    を具備し、
    前記ノイズ低減手段でのノイズ低減処理は、前記ノイズ低減手段からの画像信号と、前記A/D変換手段からの画像信号とが同一の色の二次元配列をもつように行われることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ノイズ低減手段によるノイズ低減処理の後に、CCDの色フィルタ配列により決まる欠落色の補完を行い、複数の色信号を生成する色信号生成手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 複数の画素をマトリクス状に配列し、該画素の各々の受光部に所定の色配列のカラーフィルタを配置した撮像素子を有する撮像装置であって、
    前記撮像素子により撮像された画像信号をA/D変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段からの画像信号に対して所定の変換処理を施すことにより、該画像信号を複数の異なる帯域をもち、前記撮像素子からの画像信号に含まれる色情報とは異なる複数の色情報をもつ画像信号に分割する画像分割手段と、
    前記画像分割手段による分割処理により生成された複数の画像信号の少なくとも1つの画像信号を変更する画像変更手段と、
    該画像変更手段からの画像信号を含む前記複数の画像信号を、前記画像分割手段での所定の変換処理とは逆の変換処理により、前記撮像素子からの画像信号と同一の色配列をもつように合成する画像合成手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記ノイズ低減手段によるノイズ低減処理の後に、CCDの色フィルタ配列により決まる欠落色の補完を行い、複数の色信号を生成する色信号生成手段をさらに含むことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記画像分割手段はウェーブレット変換手段を含み、前記画像合成手段は逆ウェーブレット変換手段を含むことを特徴とする請求項3又は4記載の撮像装置。
  6. 前記画像変更手段は前記画像分割手段による分割処理により生成された複数の画像信号に対してそれぞれ異なる変更を行うことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載の撮像装置。
  7. 複数の画素をマトリクス状に配列し、該画素の各々の受光部に所定の色配列のカラーフィルタを配置した撮像素子を有する撮像装置であって、
    前記撮像素子により撮像された画像信号をA/D変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段からの画像信号に対して複数回の変換処理を施すことにより、該画像信号を複数の異なる帯域をもち、前記撮像素子からの画像信号に含まれる色情報とは異なる複数の色情報をもつ画像信号に分割する画像分割手段と、
    前記画像分割手段による分割処理により生成された複数の画像信号の少なくとも1つの画像信号を変更する画像変更手段と、
    該画像変更手段からの画像信号を含む前記分割された複数の画像信号に対して、前記画像分割手段での変換処理とは逆の変換処理を、前記画像分割手段で行った変換処理の回数だけ行うことにより、前記撮像素子からの画像信号と同一の色配列をもつように合成する画像合成手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  8. 前記画像合成手段からの合成画像信号に基づいて、CCDの色フィルタ配列により決まる欠落色の補完を行い、複数の色信号を生成する色信号生成手段をさらに含むことを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. ISO感度、シャープネス設定により、処理回数と変換処理の内容を変更することを特徴とする請求項7または8記載の撮像装置。
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