JP6014349B2 - 撮像装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置、制御方法、及びプログラムに関し、特にベイヤ配列を有する撮像素子を備え、ベイヤ配列画像出力と現像画像出力とを行う撮像装置、制御方法、及びプログラムに関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置の中には、撮像素子の出力信号を現像し、特定の色空間の画像データ(通常圧縮データ)に変換して出力するだけでなく、現像前の出力信号を可変長符号化したRAW圧縮データを出力するものがある。このようなRAWデータは現像を行なっていないため、そのままでは閲覧できない反面、現像した圧縮画像データに比べて情報量を多く有するため、ユーザの好みの画質に高画質に調整できる等、汎用性が高い。
しかしながら、上述の2種類のデータ圧縮処理については、処理手順や処理内容が互いに異なるため、2種類の圧縮処理用の回路を設ける必要があった。これに対して特許文献1には、通常圧縮データとRAW圧縮モードを簡易に切り替える構成を有する画像処理回路が開示されている。
特開2003−125209号公報
一方、地上波テレビジョン放送等には、1920(H)×1080(V)の画像数を有する、所謂フルHDに対応した映像の配信が行われている。近年ではフルHDを超える画素数を有する所謂オーバーHD(例えば、水平4K×垂直2K : K=1000)等の高精細画像についての需要も高まってきている。撮像装置の中には、高精細画像を出力可能な撮像素子を備えるものもある。例えば、高精細画像を出力撮像素子として、4色のカラーフィルタ(R、Gr、Gb、B)が市松模様に配置されたベイヤ構造を有する、水平4K×垂直2Kの画素数のCCDやCMOSセンサ等が採用される。
このようなベイヤ構造を有する撮像素子が採用された撮像装置において、上述の特許文献1のような現像画像出力と非現像画像出力を行う場合、次のような問題が生じうる。
非現像画像は、撮像素子の出力信号に対して、ホワイトバランス補正、キズ補正、あるいは周辺光量落ち補正等が適用されて出力されるのに対し、現像画像はベイヤ配列の画素出力から、各画素について同時化を行う補間処理が適用される。また撮像素子に採用されるカラーフィルタの分光特性のばらつきや、CMOSセンサの場合は内部の層間膜にばらつきが存在するため、出力信号そのものを用いて現像された画像では色のばらつきが生じうる。このため、現像画像については特定色空間の画像への変換に加え、色のばらつきを補正するカラーマトリクス補正処理が適用される。
即ち、現像画像出力と非現像画像出力とではカラーマトリクス補正処理の適用有無が異なるため、得られる画像出力について色再現性が異なる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、現像の有無に依らず、均一な色再現性の画像出力を行う撮像装置、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、以下の構成を備える。
ベイヤ配列を有する撮像素子と、撮像素子から読み出された所定数の画素に対応するデータを有するベイヤ配列の画像に対して同時化処理を適用することにより、ベイヤ配列に対応する複数の色のそれぞれについて画素に対応するデータを有する同時化画像を生成する同時化手段と、撮像素子に起因する色のばらつきを補正する色補正手段と、色補正手段により色のばらつきが補正された補正後の同時化画像からベイヤ配列画像と、YCC画像とを生成する生成手段と、を有し、生成手段は、同時化手段によって生成された所定数の画素に対応するデータを有する第1の同時化画像から、所定数の画素に対応するデータを有するベイヤ配列の画像を生成することを特徴とする。
このような構成により本発明によれば、現像の有無に依らず、均一な色再現性の画像出力を行うが可能となる。
本発明の撮像装置における一構成例を示す。 本発明の撮像装置におけるカメラ信号処理回路の一構成例を示す。 本発明の撮像装置におけるカメラ信号処理回路内部の各モードにおける画素構造の一構成例を示す。 本発明の撮像装置における動作フローの一実施例を示す。
[実施形態1]
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する一実施形態は、撮像装置の一例としての、ベイヤ配列を有する画像出力と同時化処理が適用されて得られた現像画像出力が可能なデジタルカメラに、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、ベイヤ配列を有する画像と同時化処理が適用されて得られた現像画像とを出力することが可能な任意の機器に適用可能である。
《デジタルカメラ100の構成》
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の機能構成を示すブロック図である。
制御部101は、例えばCPUであり、デジタルカメラ100が有する各ブロックの動作を制御する。具体的には制御部101は、不図示のROMに格納された後述の撮像処理の動作プログラムを読み出し、不図示のRAMに展開して実行することにより、各ブロックの動作を制御する。
CMOSセンサ103は、二次元配列された蓄積型光電変換素子(画素)で構成される撮像素子である。CMOSセンサ103は、各画素の表面に設けられたマイクロレンズの上面に、カラーフィルタとしてのそれぞれ吸収する光の波長が異なるカラー吸収剤が設けられている。CMOSセンサ103の画素には、R(600nm〜700nm)、Gr(500nm〜600nm)、Gb(500nm〜600nm)、B(400nm〜500nm)のカラーフィルタが市松模様状に適用されており、図3(a)に示すようなベイヤ構造を示す。CMOSセンサ103は、光学系102を介してセンサ表面に結像された光学像を光電変換及びA/D変換し、ベイヤ配列を有する画像信号を出力する。具体的にはCMOSセンサ103は、制御部101より出力されたタイミング信号に同期して、非加算読み出し方式、あるいは垂直加算読み出し方式で光電変換された電荷を画像信号として読み出し、A/D変換した後、画像信号をカメラ信号処理回路104に出力する。
本実施形態ではCMOSセンサ103は、水平方向画素数4K(4096)×垂直方向画素数2K(2160)を有するものとする(R画素=Gr画素=Gb画素=B画素=2048×1080)。なお、本実施形態では撮像素子としてCMOSセンサを例に説明するが、本発明はこれに限られず、上述のように得られる画像信号を現像した場合に、カラーフィルタの分光特性のばらつきに依存した色のばらつきが生じる撮像素子に適用可能である。
カメラ信号処理回路104は、入力された画像信号に対して種々の画像処理を適用し、補正後の画像データをSDRAM105に出力する。本実施形態のデジタルカメラ100は、カメラ信号処理回路104にから出力される画像データの形式を出力モードにより切り替え可能であり、カメラ信号処理回路104は設定されている出力モードに応じて画像処理を異ならせる。デジタルカメラ100に設定可能な出力モードには、以下の4つがある。
・ベイヤ出力モード :ベイヤ配列を有するベイヤ画像(水平4096×垂直216
0)を出力する
・補間RGB出力モード:CMOSセンサから出力されたベイヤ配列を有する画像信号
に同時化処理を適用することで現像されたRGB空間の同時化
画像(RGB画像:水平2048×垂直1080)を出力する
・YCbCr出力モード:RGB空間の同時化画像をYCbCr空間に色変換して得ら
れたYCC画像(水平2048×垂直1080)を出力する
・並列出力モード :ベイヤ画像と、RGB画像及びYCC画像の少なくともいず
れかとを並列して出力する
ビデオ信号処理回路106は、SDRAM105に格納された画像データを読み出し、SMPTE規格に準拠した信号配列に並び替えた後、3G−SDI変換回路107に出力する。
3G−SDI変換回路107は、入力された画像データを3G−SDI規格であるSMPTE規格フォーマットに対応した映像信号に変換した後、3G−SDI端子108a乃至dを介して変換後の映像信号を出力する。
〈カメラ信号処理回路104の内部構成〉
次に、本実施形態のカメラ信号処理回路104の内部構成について、図2を用いて詳細を説明する。
CMOSセンサ103により出力されたベイヤ配列を有する画像信号(画像データ)は、カメラ信号処理回路104に入力されると、まずホワイトバランス補正回路201でホワイトバランス調整処理が適用される。ホワイトバランス補正回路201は、例えば調整用に予め撮影された「白」画像データを参照し、R、G、Bの強度比率が1:1:1となるように各色信号のゲイン調整を行う。ホワイトバランス補正回路201は、ホワイトバランスを調整した画像データをラインメモリ202に出力し、格納させる。
ラインメモリ202は、入力された画像データについて、特に垂直方向の補間処理を行う。ラインメモリ202は、例えば、補間処理が垂直11タップであれば、10ライン分のラインメモリが各画素について設けている。ラインメモリ202は、補間後の画像データを同時化処理回路203に出力する。
同時化処理回路203は、入力された画像データの各画素に対して、存在しない色の画素データを生成して現像する同時化処理を行う。具体的には同時化処理回路203は、例えばR信号の画素については、G及びB信号の画素データを生成する。同時化処理回路203では、例えば水平11画素×垂直11ライン単位で同時化処理が実行される。同時化処理回路203による同時化処理の結果得られる画像データ(同時化画像)は、R、G、Bの各色について水平4096×垂直2160の画素数を有する、図3(b)のような構成になる。
また、本実施形態の同時化処理回路203は、設定されている出力モードに依らず、水平4096×垂直2160の画素数を有する同時化画像に加えて、該画像から生成した水平2048×垂直1080の画素数を有する縮小画像を出力する。具体的には同時化処理回路203は、上述した方法で生成された水平4096×垂直2160の同時化画像から、図3(e)のように画素の1/4間引きを行うことで、水平2048×垂直1080の画素数を有する縮小画像を生成して出力する。
画像選択部204は、設定されている出力モードに応じて、同時化処理回路203から出力された画像のうち、カラーマトリクス演算回路205に伝送する画像を選択して出力する。具体的には画像選択部204は、ベイヤ出力モードが設定されている場合は画像選択部204により出力された水平4096×垂直2160の画素数を有する同時化画像を選択してカラーマトリクス演算回路205に出力する。また画像選択部204は、補間RGB出力モード及びYCbCr出力モードが設定されている場合は画像選択部204により出力された水平2048×垂直1080の画素数を有する縮小画像を選択してカラーマトリクス演算回路205に出力する。またカラーマトリクス演算回路205は、並列出力モードが設定されている場合は画像選択部204により出力された同時化画像及び縮小画像を選択してカラーマトリクス演算回路205に出力する。
カラーマトリクス演算回路205は、同時化処理回路203より出力された同時化画像あるいは縮小画像に対して、CMOSセンサ103のカラーフィルタのばらつきに起因する色ばらつきを補正する。具体的にはカラーマトリクス演算回路204は、入力された画像データに対して3行3列で構成される、次のようなカラーマトリクス演算を適用することで色補正を行う。
ここで、a+b+c=d+e+f=g+h+i=1を満たす係数に設定される。
このマトリクス演算を展開すると、補正後の同時化画像の各色信号は、
r=a*R+b*G+c*B
g=d*R+e*G+f*B
b=g*R+h*G+i*B
となり、このようなr、g、bの画素データを有する補正後の同時化画像が画素選択部205に出力される。即ち、カラーマトリクス演算回路204から出力される補正後の同時化画像は、ベイヤ出力モードが設定されている場合は図3(c)のようになり、その他のモードが設定されている場合は図3(f)のようになる。
ベイヤ生成部206は、設定されている出力モードに応じて、入力された画像データの各画素に含める画素データを選択して出力する。具体的にはベイヤ生成部206は、補間RGB出力モード及びYCbCr出力モードが設定されている場合は、図3(g)に示されるように入力された画像データをそのまま出力する。
一方、ベイヤ出力モードが設定されている場合、ベイヤ生成部206は図3(d)に示されるように出力される画像データがベイヤ配列を有するように、各画素位置に応じてr、g、b画素データのいずれかを選択する。つまりベイヤ生成部206は、R画素に対応する位置に存在する画素についてはrの画素データ、Gr及びGbに対応する位置に存在する画素についてはgの画素データ、Bに対応する位置に存在する画素についてはbの画素データを各画素に選択して出力する。
またベイヤ生成部206は、並列出力モードが設定されている場合、上述したベイや配列を有する画像データと、ベイヤ生成部206に入力された画像データとを出力する。
ガンマ補正回路207は、ベイヤ生成部206が出力した画像データに対して、入力信号レベルに対して予め設定されたガンマ補正ゲインを各色の画素データについて乗じることで、ガンマ補正を行なった画像データを出力する。ガンマ補正ゲインは、例えばガンマ補正ゲインカーブに応じて決定されてよく、入力信号レベルに限らず一定のゲインを掛け合わせるリニアガンマや、対数で表されたログガンマゲインカーブが使用されてもよい。
スイッチ208及びスイッチ210は、YCbCr出力モードが選択されている場合にのみ、ガンマ補正回路207から出力された画像データをYCC画像生成回路209に伝送する。YCC画像生成回路209は、ガンマ補正回路207から出力された画像データ(水平2048×垂直1080)の同時化画像(縮小画像)を、RGB色空間からYCbCr色空間に変換して出力する。具体的にはYCC画像生成回路209は、r、g、bの画素データからY、Cb、Crの画素データを生成した後、Cb及びCr信号について色差ローパスフィルタ(LPF)を適用してサンプリングして画像データを出力する。
このように、本実施形態のカメラ信号処理回路104は、設定されている出力モードに応じて内部で実行される画像処理を切り替える。また、一度同時化処理を行なってから色ばらつきを補正し、補正後の画像からベイヤ画像を生成して出力するため、カメラ信号処理回路104から出力されるベイヤ画像、RGB画像、YCC画像について、色再現性を揃えることができる。
また、出力モードがいずれであっても、ベイヤ生成部206の処理以外を共通化できるため、出力する画像データの種類のそれぞれについて同様の画像処理回路を複数備える必要がなく、カメラ信号処理回路104の回路規模を低減することができる。
なお、本実施形態のカメラ信号処理回路104では、カラーマトリクス演算回路205におけるマトリクス演算に係る処理負荷を低減するために、伝送レートの制御が行われる。
同時化処理回路203に入力されるベイヤ配列を有する画像データは、1クロックあたりR、Gr、Gb、Bの各色に対応した4画素が入力される。このため、例えば各画素の画素値が16ビットである場合は、伝送レートは16ビット×4画素=64ビット/クロックとなる。
一方、同時化処理回路203で行われる処理では、入力された各画素に対して、存在しない色の画素データを補間処理において生成する。このため、ベイヤ出力モードが設定されている場合、画像選択部204、カラーマトリクス演算回路205間の伝送レートは、16ビット×3色×4画素=192ビット/クロックになる。
カラーマトリクス演算回路205では、伝送レートが増加した状態でマトリクス演算を行うことで処理負荷が高くなることを回避するために、ベイヤ出力モードが設定されている場合は、入力された4画素を分割し、演算処理を4つの回路で並列処理する。これにより、カラーマトリクス演算回路205の各回路の処理における伝送レートは48ビット/クロックになる。そしてガンマ補正回路207には、ベイヤ生成部206により画素位置に応じた1つの色の画素データが選択されて入力されるため、ガンマ補正回路207への伝送レートは16ビット/クロックになる。
これに対し、補間RGB出力モードやYCbCr出力モードが設定されている場合、間引きによって生成された縮小画像が処理対象となる。このため、画像選択部204、カラーマトリクス演算回路205間の伝送レートは、16ビット×3色×1画素=48ビット/クロックになる。そしてカラーマトリクス演算回路205では、4つの回路のうちの1つの回路を使用して48ビット/クロックでマトリクス演算を行う。またガンマ補正回路207についても同様の画素データが入力されるため、ガンマ補正回路207への伝送レートは48ビット/クロックになる。
このようにすることで、カラーマトリクス演算回路205の1回路における処理の伝送レートと、ガンマ補正回路207への伝送レートを、所定値以下に制御することができる。即ち、伝送レートの増加に伴うカラーマトリクス演算回路205の不要な回路規模の増大や、ガンマ補正回路207に設けるRAMの容量増大を回避することができる。
また並列出力モードでは、伝送レートを低減することができるため、回路規模を増大させることなく、4Kのベイヤ画像と2KのRGB画像とを生成することが可能になる。
なお、本実施形態ではハードウェアとしてデジタルカメラ100が備える各ブロックにおいて処理が実現されるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限らず、各ブロックの処理は該各ブロックと同様の処理を行うプログラムで実現されてもよい。
《撮像処理》
このような構成をもつ本実施形態のデジタルカメラ100の撮像処理について、図4のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えば不図示のROMに記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、RAMに展開して実行することにより実現することができる。なお、本撮像処理は、例えばデジタルカメラ100が撮像を行うモードで起動された際に開始され、毎フレーム繰り返し実行されるものとして説明する。
S401で、制御部101は、カメラ信号処理回路104の同時化処理回路203に同時化画像を生成させ、画像選択部204に出力させる。具体的には制御部101は、まずCMOSセンサ103に撮像を行わせ、画像信号を非加算読み出しで読み出し、画像データとしてカメラ信号処理回路104に出力させる。そして制御部101は、カメラ信号処理回路104のホワイトバランス補正回路201に画像データに対するホワイトバランス調整処理を実行させた後、ラインメモリ202でベイヤ配列の画像データに変換させる。制御部101は、該ベイや配列の画像データを同時化処理回路203に出力させ、同時化処理を適用して水平4096×垂直2160の画素数を有する同時化画像を生成させる。
S402で、制御部101は、カメラ信号処理回路104の同時化処理回路203に、生成した同時化画像の画素を間引いた水平2048×垂直1080の画素数を有する縮小画像を生成させ、画像選択部204に出力させる。
S403で、制御部101は、入力された画像データのうち、現在設定されている出力モードに対応した処理対象の画像データを画像選択部204に選択させる。具体的には画像選択部204は、制御部101から画像選択部204に出力モードの情報を受信し、該情報に従って処理対象の画像データを選択する。即ち、画像選択部204は、ベイヤ出力モードが設定されていれば同時化画像を、補間RGB出力モードあるいはYCbCr出力モードが設定されていれば縮小画像を、並列出力モードが設定されていれば同時化画像及び縮小画像の両方を処理対象として選択する。画像選択部204は、選択した処理対象の画像データを、カラーマトリクス演算回路205に出力する。
S404で、制御部101は、カラーマトリクス演算回路205に入力された画像データに対してカラーマトリクス演算を実行させることで色補正を行わせ、補正後の画像データをベイヤ生成部206に出力させる。
S405で、制御部101は、設定されている出力モードがベイヤ出力モードであるか否かを判断する。制御部101は、設定されている出力モードがベイヤ出力モードであると判断した場合、S406でベイヤ生成部206に画素位置に応じてr、g、bのいずれかの画素データを選択させ、生成したベイヤ配列を有するベイヤ画像を出力させる。また制御部101は、設定されている出力モードが補間RGB出力モードあるいはYCbCr出力モードであると判断した場合、S407でベイヤ生成部206に入力された画像データをそのまま出力させる。なお、並列出力モードが設定されている場合は、制御部101はベイヤ生成部206に、水平4096×垂直2160の画素数を有する同時化画像をベイヤ画像に変換させ、水平2048×垂直1080の画素数を有する縮小画像はそのまま出力させる。
S408で、制御部101は、ベイヤ生成部206から出力された画像に対して、ガンマ補正回路207にガンマ補正処理を適用させる。
S409で、制御部101は、設定されている出力モードがYCbCr出力モードであるか否かを判断する。制御部101は、設定されている出力モードがYCbCr出力モードではないと判断した場合、S410でガンマ補正回路207で補正された画像データをSDRAM105に出力させて格納させる。また制御部101は、設定されている出力モードがYCbCr出力モードであると判断した場合、S411でスイッチ208及びスイッチ210を切り替え、ガンマ補正回路207で補正された画像データをYCC画像生成回路209に出力させる。そして制御部101は、YCC画像生成回路209にガンマ補正後の画像データからYCC画像を生成させる。またS412で制御部101は、YCC画像生成回路209に生成させたYCC画像をSDRAM105に出力させ、格納させる。なお、並列出力モードが設定されており、YCC画像を出力するように設定されている場合は、S410の処理とS411及びS412の処理とを実行させればよい。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置は、現像の有無に依らず、均一な色再現性の画像出力を行う。具体的には撮像装置は、ベイヤ配列を有する撮像素子から読み出された画像信号に対して同時化処理を適用して現像した同時化画像を生成する。そして同時化画像に対して、撮像素子に起因する色のばらつきを補正し、補正後の同時化画像からベイヤ配列を有するベイヤ画像を生成する。
[実施形態2]
上述した実施形態では、CMOSセンサ103は非加算読み出しで画像信号を読み出して出力するものとして説明したが、読み出し方式はこれに限られるものではない。本実施形態では、例えば垂直加算読み出しによりCMOSセンサ103から画像信号を読み出す、高フレームレートの撮像処理が行われる場合に、本発明を適用する方法について説明する。
〈カメラ信号処理回路104の内部構成〉
本実施形態のカメラ信号処理回路104では、実施形態1の構成に加えて、図において破線で示したスイッチ211、レジずれ補正部212、及びスイッチ213をさらに有する。
スイッチ211及びスイッチ213は、加算読み出しによりCMOSセンサ103から画像信号が読み出される場合に、画像信号がレジずれ補正部212に入力されるように経路を切り替える。レジずれ補正部212は、ラインメモリを有しており、垂直方向の画素を用いて、垂直方向に1ライン飛ばしで、ベイヤ構造を生成しながら垂直補間処理を行う。
このようにすることで、加算読み出しにより画像信号がCMOSセンサ103から読み出された場合であっても、カメラ信号処理回路104は、該画像をベイヤ配列を有する画像データに変換して、実施形態1と同様に処理することができる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. ベイヤ配列を有する撮像素子と、
    前記撮像素子から読み出された所定数の画素に対応するデータを有するベイヤ配列の画像に対して同時化処理を適用することにより、ベイヤ配列に対応する複数の色のそれぞれについて画素に対応するデータを有する同時化画像を生成する同時化手段と、
    記撮像素子に起因する色のばらつきを補正する色補正手段と、
    前記色補正手段により色のばらつきが補正された補正後の前記同時化画像からベイヤ配列画像と、YCC画像とを生成する生成手段と、
    を有し、
    前記生成手段は、前記同時化手段によって生成された前記所定数の画素に対応するデータを有する第1の同時化画像から、前記所定数の画素に対応するデータを有する前記ベイヤ配列の画像を生成することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記同時化手段は、前記第1の同時化画像を出力するとともに、ベイヤ配列に対応する複数の色のそれぞれについて前記所定数よりも少ない画素に対応するデータを有する第2の同時化画像を出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記色補正手段は、前記第1の同時化画像及び前記第2の同時化画像の各々に対して、前記撮像素子に起因する色のばらつきを補正することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 第1の同時化画像及び前記第2の同時化画像の各々について、前記色補正手段における処理の伝送レートを制御する制御手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記色補正手段において前記第1の同時化画像を分割して並列処理させることで、該分割した第1の同時化画像それぞれの処理の伝送レートと前記第2の同時化画像の処理の伝送レートとを所定値以下に制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記生成手段は、生成た前記ベイヤ配列の画像、及び補正後の前記第2の同時化画像に対してガンマ補正処理を行うガンマ補正手段を含むことを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. 前記YCC画像は、前記補正後の第2の同時化画像に対して、前記ガンマ補正手段による前記ガンマ補正処理が行われた結果に基づいて生成されることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像素子はCMOSセンサであり、
    前記撮像素子から前記データが加算読み出しで読み出される場合に、読み出された信号を補間することでベイヤ配列の画像を生成する補間手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. ベイヤ配列を有する撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の同時化手段が、前記撮像素子から読み出された所定数の画素に対応するデータを有するベイヤ配列の画像に対して同時化処理を適用することにより、ベイヤ配列に対応する複数の色のそれぞれについて画素に対応するデータを有する同時化画像を生成する同時化工程と、
    前記撮像装置の色補正手段が、前記撮像素子に起因する色のばらつきを補正する色補正工程と、
    前記撮像装置の生成手段が、前記色補正工程において色のばらつきが補正された補正後の前記同時化画像からベイヤ配列画像と、YCC画像とを生成する生成工程と、
    を有し、
    前記生成工程では、前記同時化工程において生成された前記所定数の画素に対応するデータを有する同時化画像から、前記所定数の画素に対応するデータを有する前記ベイヤ配列の画像を生成することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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