JP2009049108A - 基板処理装置および処理液成分補充方法 - Google Patents

基板処理装置および処理液成分補充方法 Download PDF

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Abstract

【課題】処理液を用いた処理を、安定的に基板に施すことができる基板処理装置を提供すること、および、このような基板処理装置に適用可能な処理液成分補充方法を提供すること。
【解決手段】薬液キャビネット制御部72は、処理ユニット4〜7の薬液バルブ33の開時間を取得し、その薬液バルブ33に関する累積開時間を算出するとともに、4つの処理ユニット4〜7の4つの薬液バルブ33の累積開時間の合計を算出する。薬液バルブ33の累積開時間の合計が予め定める時間に到達すると、成分補充ユニット3は予め定める量の第1成分、第2成分および第3成分を、それぞれ、薬液タンク40に補充する。
【効果】薬液タンクに溜められている薬液の濃度をほぼ一定に保つことができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、処理液を用いて基板を処理するための基板処理装置、およびこのような基板処理装置に適用可能な処理液成分補充方法に関する。処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
半導体装置や液晶表示装置の製造工程では、半導体ウエハや液晶表示パネル用ガラス基板等の基板の表面に処理液による処理を施すために、基板を1枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置が用いられることがある。基板処理装置は、たとえば、基板の表面に処理液を供給するための処理液吐出ノズルと、この処理液吐出ノズルに対して処理液を供給するための処理液供給配管とを備えている。処理液供給配管は基板処理装置の本体ユニットとは別に設けられた処理液キャビネットに接続されており、処理液キャビネットの処理液タンクに溜められた処理液が、処理液供給配管を通して処理液吐出ノズルに供給される。
処理液を用いた処理を安定的に基板に施すためには、処理液キャビネットの処理液タンクに溜められている処理液の濃度は、一定に保たれていなければならない。しかしながら、処理液タンクに溜められている処理液の揮発や、基板処理における処理液の消費によって、処理液を構成する成分は失われてしまう。したがって、処理液の濃度を一定に保つため、従来から、処理液の構成成分を補充するための成分補充ユニットを処理液キャビネットに接続しておき、予め定められる時間の経過の度に、成分補充ユニットが予め定められた量の成分を処理液キャビネットの処理液タンクに補充している。
特開平10−189519号公報(第2頁) 特開2000−150447号公報(第2頁)
ところが、基板処理装置において、基板処理中と基板処理を行わない待機中とでは基板の処理のために消費される成分の量が異なるため、処理液の構成成分の濃度変化は、基板処理時間や待機時間に依存する。このため、処理液の構成成分の補充を所定時間の経過の度に行うと、処理液タンクに溜められている処理液の濃度が一定に保つことが困難になる場合がある。このとき、処理液を用いた処理を安定的に基板に施すことできないおそれがある。
そこで、この発明の目的は、処理液を用いた処理を、安定的に基板に施すことができる基板処理装置を提供すること、および、このような基板処理装置に適用可能な処理液成分補充方法を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、処理液を基板(W)に吐出する処理液吐出手段(11)と、前記処理液吐出手段に処理液を供給する処理液供給手段(2)と、前記処理液供給手段に、処理液を構成する成分を補充する補充手段(3)と、前記処理液吐出手段からの処理液の吐出量の合計が所定量に達した際に、前記補充手段に前記成分の補充動作を実行させる補充制御手段(72)とを含むことを特徴とする、基板処理装置である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、補充手段は、処理液吐出手段からの処理液の吐出量の合計が所定量に達すると、処理液供給手段に成分を補充する。処理液供給手段の処理液を構成する成分の濃度変化は、基板に供給された処理液の消費量に依存する。このため、処理液吐出手段からの吐出量の合計に基づき、補充手段が成分を補充することにより、処理液供給手段の処理液を構成する成分の濃度(処理液の組成比(混合比))をほぼ一定に保つことができる。ゆえに、処理液を用いた処理を、安定的に基板に施すことができる。
処理液供給手段の処理液を構成する成分の濃度を測定し、測定した濃度に基づいて成分を補充することが考えられる。この場合には、処理液を構成する成分の濃度を測定するためのセンサが必要となる。
これに対し、処理液吐出手段からの吐出量の合計に基づいて、補充手段が成分を補充する構成では、処理液を構成する成分の濃度を測定することなく、適正な量の成分を補充することができる。したがって、センサが不要となるので、コストダウンを図ることができる。
また、基板の処理に用いられた処理液を回収する回収手段をさらに含み、処理液供給手段は、回収手段によって回収された処理液を再利用し、処理液吐出手段に向けて供給するものであることが好ましい。回収手段によって回収される処理液は、基板に供給される処理前の処理液と比べて、その構成成分が消費されている。このため、基板供給手段の処理液を構成する成分の濃度変化は、処理液の回収量、すなわち、基板に供給された処理液の消費量に依存する。この場合、処理液吐出手段からの吐出量の合計に基づき、補充手段が成分を補充することにより、処理液供給手段の処理液を構成する成分の濃度をほぼ一定に保つことができる。
請求項2記載の発明は、前記処理液吐出手段が複数個備えられており、前記処理液供給手段は、前記複数の処理液吐出手段に処理液を供給するものであり、前記補充制御手段は、前記複数の処理液吐出手段から吐出される処理液の量の合計が所定量に達したことに基づいて前記補充手段に前記成分の補充動作を実行させることを特徴とする、請求項1記載の基板処理装置である。
この構成によれば、補充手段は、複数の処理液吐出手段からの処理液の吐出量の合計が所定量に達すると、処理液供給手段に成分を補充する。処理液供給手段の処理液を構成する成分の濃度変化は、基板に供給された処理液の消費量に依存する。このため、複数の処理液吐出手段からの吐出量の合計に基づき、補充手段が成分を補充することにより、処理液供給手段の処理液を構成する成分の濃度をほぼ一定に保つことができる。ゆえに、処理液を用いた処理を、安定的に基板に施すことができる。
請求項3記載の発明は、前記処理液吐出手段が複数個備えられており、前記処理液供給手段は、前記複数の処理液吐出手段に処理液を供給するものであり、前記補充手段は、前記複数の処理液吐出手段にそれぞれ対応付けられた複数の成分補充部(3A,3B,3C,3D)を備え、前記補充制御手段は、前記処理液吐出手段から吐出される処理液の量が所定量に達したことに基づいて、その処理液吐出手段に対応する前記成分補充部に前記成分の補充動作を実行させることを特徴とする、請求項1記載の基板処理装置である。
この構成によれば、成分補充部は、対応する処理液吐出手段からの処理液の吐出量が所定量に達すると、処理液供給手段に成分を補充する。処理液供給手段の処理液を構成する成分の濃度変化は、複数の処理液吐出手段から吐出された処理液の総量に依存する。各成分補充部が対応する処理液吐出手段からの処理液の吐出量に基づいて処理液供給手段に補充するため、消費量の総量に対応した成分が成分補充部から補充される。このため、全体として、処理液供給手段の処理液を構成する成分の濃度をほぼ一定に保つことができる。ゆえに、処理液を用いた処理を、安定的に基板に施すことができる。
請求項4記載の発明は、前記処理液吐出手段をそれぞれ収容する複数の処理チャンバ(9)をさらに備え、前記処理チャンバおよび対応する成分補充部が1つの処理ユニットに内蔵されていることを特徴とする、請求項3記載の基板処理装置である。
この構成によれば、成分補充部と処理チャンバとが1つの処理ユニットに内蔵される。このため、成分補充部を、別ユニット内に設ける場合と比較して、成分補充部のユニットのための設置スペースを省略することができ、しかも、各処理ユニットの占有面積が拡大することがない。したがって、基板処理装置の占有面積を小さくすることができ、基板処理装置の省スペース化を図ることができる。
請求項5記載の発明は、前記処理液供給手段は、前記処理液吐出手段に処理液を供給する処理液供給配管(30)と、この前記処理液供給配管の途中部に介装された開閉可能なバルブ(33)とを備え、前記補充制御手段は、前記バルブの開時間に基づいて前記補充手段を制御することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、処理液吐出手段から吐出される処理液の量を、比較的簡単な構成で検知することができる。
また、この構成に代えて、処理液供給配管の途中部に積算流量計を介装し、その積算流量計の出力に基づいて、処理液吐出手段から吐出される処理液の量の検知する構成とすることもできる。この場合も、処理液吐出手段から吐出される処理液の量を、比較的簡単な構成で検知することができる。
処理液は、請求項6に記載にように、アンモニア過酸化水素水混合液であってもよい。この場合、補充手段が、アンモニア水、過酸化水素水およびDIW(脱イオン化された純水)をそれぞれ処理液供給手段に補充することで、処理液供給手段のアンモニア過酸化水素水混合液の濃度をほぼ一定に保つことができる。
また、処理液としてふっ酸を用いることもできる。この場合、ふっ酸が高濃度(約50wt%)である場合、光学式の濃度センサを用いて、その濃度を測定することができない。これに対し、処理液吐出手段からの吐出量の合計に基づいて、補充手段が成分を補充する構成では、処理液の濃度を測定することなく、適正な量の成分を補充することができる。したがって、処理液供給手段の高濃度のふっ酸の濃度を一定に保つことができる。
また、処理液は、請求項7に記載のように、有機系薬液であってもよい。処理液供給手段内の有機系薬液が高温(約60℃)に温度調節されていると、有機系薬液に含まれる水分の蒸発が進み、有機系薬液が濃縮されて、基板上のパターンが倒れるおそれがあるので、処理液供給手段の有機系薬液の濃度は一定に保たれている必要がある。そのため、補充手段が、処理液供給手段にDIWを補充する。これにより、処理液供給手段の有機系薬液の濃度をほぼ一定に保つことができる。
有機系薬液の濃度は光学式の濃度センサを用いて測定することができない。しかしながら、処理液吐出手段からの吐出量の合計に基づいて、補充手段が成分を補充する構成では、処理液の濃度を測定することなく、適正な量の成分を補充することができる。したがって、処理液供給手段の有機系薬液の濃度を一定に保つことができる。
請求項8記載の発明は、処理液を基板(W)に吐出する処理液吐出手段(11)と前記処理液吐出手段に処理液を供給する処理液供給手段(2)とを備えた基板処理装置において、処理液を構成する成分を前記基板供給手段に補充する処理液成分補充方法であって、前記処理液吐出手段からの処理液の吐出量の合計が所定量に達した際に、前記処理液供給手段に前記成分を補充することを特徴とする、処理液成分補充方法である。
この方法によれば、請求項1に関連して述べた作用効果と同様な作用効果を達成することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態(第1の実施形態)に係る基板処理装置100のレイアウトを示す図解的な平面図である。基板処理装置100は、基板の一例としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)Wの表面に薬液による処理を1枚ずつ施す枚葉式の装置であり、装置本体1と、装置本体1に接続されて、装置本体1の薬液吐出ノズル11(後述する。)に対して薬液を供給する処理液供給手段としての薬液キャビネット2と、薬液キャビネット2に接続されて、薬液キャビネット2に対し薬液を構成する成分を補充する補充手段としての成分補充ユニット3とを備えている。
装置本体1は、処理部PCと、処理部PCに結合されたインデクサ部INDとを備えている。
処理部PCには、搬送路TPと、搬送路TPの両側に、この搬送路TPに沿って並べて並べて形成された複数(この実施形態では、4つ)の処理ユニット4,5,6,7とが配置されている。
搬送路TPには、搬送ロボットTRが配置されている。この搬送ロボットTRは、処理ユニット4〜7に対してハンドをアクセスさせることでウエハWを搬入および搬出することができる。
インデクサ部INDの処理部PCと反対側には、複数のカセットCが並べて配置されるカセット載置部CSが設けられている。カセットCは、複数枚のウエハWを多段に積層した状態で収容することができる。
インデクサ部INDには、インデクサロボットIRが配置されている。このインデクサロボットIRは、カセット載置部CSに配置された各カセットCにハンドをアクセスさせて、カセットCからウエハWを取り出したり、カセットCにウエハWを収納したりすることができる。また、インデクサロボットIRは、搬送ロボットTRとの間でウエハWの受け渡しを行うことができる。
図2は、図1の基板処理装置100の構成を説明するための図解的な断面図である。処理ユニット4〜7の構成は共通しているので、図2には1つの処理ユニット4についてのみ断面構造を示す。
処理ユニット4の処理チャンバ9内には、ウエハWをほぼ水平に保持するとともに、その中心を通るほぼ鉛直な回転軸線方向まわりにウエハWを回転させるスピンチャック10と、このスピンチャック10に保持されたウエハWの表面に薬液を供給する処理液吐出手段としての薬液吐出ノズル11と、スピンチャック10に保持されたウエハWの表面にリンス液を供給するためのリンス液ノズル12と、このスピンチャック10を収容する処理カップ13とが配置されている。
処理カップ13は、有底円筒状に形成されている。この処理カップ13の底部には、スピンチャック10の周囲を取り囲むように、ウエハWの処理に用いられた後のリンス液を廃液するための廃液溝14が形成されており、さらに、この廃液溝14を取り囲むように、ウエハWの処理に用いられた後の薬液を回収するための回収溝15が形成されている。廃液溝14と回収溝15とは、それらの間に形成された筒状の仕切壁16によって区画されている。また、廃液溝14には廃液管17が接続されており、回収溝15には回収管18が接続されている。廃液管17は、図外の廃液設備へと接続されている。
処理カップ13の上方には、ウエハWからの薬液およびリンス液が外部に飛散することを防止するためのスプラッシュガード20が設けられている。このスプラッシュガード20は、ウエハWの回転軸線に対してほぼ回転対称な形状を有していて、その上部の内面は、ウエハWの回転軸線に対向するように開いた断面横向きV字状の廃液捕獲部21となっている。また、スプラッシュガード20の下部の内面には、下方ほどウエハWの径方向外方に拡がるように湾曲した傾斜面の形態をなした回収捕獲部22が形成されている。回収捕獲部22の上端付近には、処理カップ13の仕切壁16を受け入れるための仕切壁収納溝23が形成されている。
スプラッシュガード20に関連して、図示しないガード昇降駆動機構24が設けられている。ガード昇降駆動機構24は、スプラッシュガード20を、回収捕獲部22がスピンチャック10に保持されたウエハWの端面に対向する回収位置(図2に実線で示す位置)と、廃液捕獲部21がスピンチャック10に保持されたウエハWの端面に対向する廃液位置(図2に二点鎖線で示す位置)との間で上下動させる。
スピンチャック10は、ほぼ鉛直に延びたスピン軸25と、ウエハWとほぼ同じサイズの上面を有し、スピン軸25の上端にほぼ水平に取り付けられたスピンベース26と、このスピンベース16の上面に立設された複数個の挟持部材27とを備えている。複数個の挟持部材27は、スピン軸25の中心軸線を中心とする円周上にほぼ等間隔で配置されており、ウエハWの端面を互いに異なる複数の位置で挟持することによって、そのウエハWを、ほぼ水平な姿勢で保持することができる。
スピン軸25には、モータなどの駆動源を含むチャック回転駆動機構28が結合されている。複数個の挟持部材27によってウエハWを保持した状態で、チャック回転駆動機構28からスピン軸25に回転力を入力し、スピン軸25をその中心軸線まわりに回転させることにより、そのウエハWをスピンベース26とともにスピン軸25の中心軸線まわりに回転させることができる。
薬液吐出ノズル11は、たとえば、スピンチャック10の上方において、スプラッシュガード20と干渉しない位置に配置されており、その位置からスピンチャック10に保持されたウエハWの表面の回転中心に向けて薬液を供給する。薬液吐出ノズル11には薬液供給配管30の一端が接続されている。薬液供給配管30の途中部には、流量計31、流量調整バルブ32および薬液バルブ33が、薬液吐出ノズル11側からこの順に介装されている。
リンス液ノズル12は、スピンチャック10の上方で、吐出口をウエハWの回転中心付近に向けて配置されている。このリンス液ノズル12には、リンス液供給配管8からリンス液が供給されるようになっている。リンス液として、たとえば、DIWを用いることができる。
薬液供給配管30の他端は、供給集合配管38の一端に接続されている。供給集合配管38は、4つの処理ユニット4,5,6,7の薬液供給配管30に薬液を供給するためのものであり、その他端が後述する薬液タンク40に接続されている。
また、薬液供給配管30には、薬液バルブ33の上流側において、薬液帰還配管34が分岐して接続されている。薬液帰還配管34の先端は、帰還集合配管45の一端に接続されている。帰還集合配管45は、4つの処理ユニット4,5,6,7の薬液帰還配管34からの薬液を集めるためのものであり、その他端が次に述べる薬液タンク40に接続されている。
薬液キャビネット2は、ウエハWの処理に利用される薬液を溜めておくための薬液タンク40を備えている。薬液タンク40には回収管18を通して再利用のための薬液が回収されるようになっている。
薬液タンク40には供給集合配管38の他端が接続されている。この供給集合配管38の途中部には、薬液タンク40内の薬液を汲み出すための薬液ポンプ41が介装されている。また、供給集合配管38の途中部には、薬液ポンプ41の上流側に、温度調節器42が介装されている。温度調節器42は、供給集合配管38内を流通する薬液の温度を、処理に適した一定温度に調節するためのものである。また、供給集合配管38の途中部には、薬液ポンプ41の下流側に、フィルタ44が介装されている。また、フィルタ44は、供給集合配管38内を流通する薬液中に含まれる比較的小さな異物を捕捉して除去するためのものである。
基板処理装置100の運転中(ウエハWの処理を停止している期間を含む。)は、薬液ポンプ41および温度調節器42が常に駆動されていて、薬液バルブ33が閉じられている間は、薬液帰還バルブ39が開かれることにより、薬液タンク40から汲み出された薬液が、供給集合配管38および薬液供給配管30を流通し、薬液帰還配管34との分岐点から薬液帰還配管34および帰還集合配管45を通して薬液タンク40に戻される。つまり、薬液吐出ノズル11から薬液を吐出しない期間は、薬液タンク40、供給集合配管38、薬液供給配管30、薬液帰還配管34および帰還集合配管45を薬液が循環している。そして、薬液バルブ33が開かれ、薬液帰還バルブ39が閉じられることによって、薬液タンク40から汲み出される薬液が、薬液供給配管30を通して薬液吐出ノズル11に供給される。このように、薬液吐出ノズル11から薬液を吐出しない期間、薬液を循環させておくことによって、一定温度に温度調節された薬液を薬液タンク40に溜めておくことができ、薬液吐出ノズル11の開成後、速やかに、その一定温度に温度調節された薬液を薬液吐出ノズル11に供給することができる。
成分補充ユニット3は、薬液を構成する第1成分を溜めておくための第1成分タンク47と、薬液を構成する第2成分を溜めておくための第2成分タンク48と、薬液を構成する第3成分を溜めておくための第3成分タンク49とを備えている。
第1成分タンク47には、第1成分供給配管50が接続されている。第1成分供給配管50の先端は、薬液キャビネット2の薬液タンク40へと延びている。第1成分供給配管50の途中部には、第1成分タンク47内の第1成分を汲み出すための第1成分ポンプ51が介装されている。第1成分ポンプ51は、たとえばダイヤフラムポンプであり、1回の吐出動作(1ショット)で予め定められた量(たとえば4mL)の第1成分を吐出するものである。また、第1成分供給配管50の途中部には、第1成分ポンプ51の下流側に、第1成分バルブ52が介装されている。第1成分供給配管50には、第1成分ポンプ51と第1成分バルブ52との間において、第1成分帰還配管53が分岐して接続されている。第1成分帰還配管53の先端は、第1成分タンク47へ延びており、その途中部には第1成分帰還バルブ54が介装されている。
基板処理装置100の運転中(ウエハWの処理を停止している期間を含む。)は、第1成分ポンプ51が常に駆動されていて、第1成分バルブ52が閉じられている間は、第1成分帰還バルブ54が開かれることにより、第1成分タンク47から汲み出される第1成分が、第1成分供給配管50を第1成分帰還配管53の分岐点まで流れ、その分岐点から第1成分帰還配管53を通して第1成分タンク47に戻される。薬液タンク40に第1成分を補充しない期間は、第1成分タンク47、第1成分供給配管50および第1成分帰還配管53を第1成分が循環しており、薬液タンク40への第1成分の補充時には、第1成分バルブ52が開かれ、第1成分帰還バルブ54が閉じられることによって、第1成分タンク47から汲み出される第1成分が薬液タンク40に供給される。
第2成分タンク48には、第2成分供給配管55が接続されている。第2成分供給配管55の先端は、薬液キャビネット2の薬液タンク40へと延びている。第2成分供給配管55の途中部には、第2成分タンク48内の第2成分を汲み出すための第2成分ポンプ56が介装されている。第2成分ポンプ56は、たとえばダイヤフラムポンプであり、1回の吐出動作で予め定められた量(たとえば4mL)の第2成分を吐出するものである。また、第2成分供給配管55の途中部には、第2成分ポンプ56の下流側に、第2成分バルブ57が介装されている。第2成分供給配管55には、第2成分ポンプ56と第2成分バルブ57との間において、第2成分帰還配管58が分岐して接続されている。第2成分帰還配管58の先端は、第2成分タンク48へ延びており、その途中部には第2成分帰還バルブ59が介装されている。
基板処理装置100の運転中(ウエハWの処理を停止している期間を含む。)は、第2成分ポンプ56が常に駆動されていて、第2成分バルブ57が閉じられている間は、第2成分帰還バルブ59が開かれることにより、第2成分タンク48から汲み出される第2成分が、第2成分供給配管55を第2成分帰還配管58の分岐点まで流れ、その分岐点から第2成分帰還配管58を通して第2成分タンク48に戻される。薬液タンク40に第2成分を補充しない期間は、第2成分タンク48、第2成分供給配管55および第2成分帰還配管58を第2成分が循環しており、薬液タンク40への第2成分の補充時には、第2成分バルブ57が開かれ、第2成分帰還バルブ59が閉じられることによって、第2成分タンク48から汲み出される第2成分が薬液タンク40に供給される。
第3成分タンク49には、第3成分供給配管60が接続されている。第3成分供給配管60の先端は、薬液キャビネット2の薬液タンク40へと延びている。第3成分供給配管60の途中部には、第3成分タンク49内の第3成分を汲み出すための第3成分ポンプ61が介装されている。第3成分ポンプ61は、たとえばダイヤフラムポンプであり、1回の吐出動作で予め定められた量(たとえば4mL)の第3成分を吐出するものである。また、第3成分供給配管60の途中部には、第3成分ポンプ61の下流側に、第3成分バルブ62が介装されている。第3成分供給配管60には、第3成分ポンプ61と第3成分バルブ62との間において、第3成分帰還配管63が分岐して接続されている。第3成分帰還配管63の先端は、第3成分タンク49へ延びており、その途中部には第3成分帰還バルブ64が介装されている。
基板処理装置100の運転中(ウエハWの処理を停止している期間を含む。)は、第3成分ポンプ61が常に駆動されていて、第3成分バルブ62が閉じられている間は、第3成分帰還バルブ64が開かれることにより、第3成分タンク49から汲み出される第3成分が、第3成分供給配管60を第3成分帰還配管63の分岐点まで流れ、その分岐点から第3成分帰還配管63を通して第3成分タンク49に戻される。薬液タンク40に第3成分を補充しない期間は、第3成分タンク49、第3成分供給配管60および第3成分帰還配管63を第3成分が循環しており、薬液タンク40への第3成分の補充時には、第3成分バルブ62が開かれ、第3成分帰還バルブ64が閉じられることによって、第3成分タンク49から汲み出される第3成分が薬液タンク40に供給される。
薬液としては、ウエハWの表面に対する処理の内容に応じたものが用いられる。処理チャンバ9では、たとえば、ウエハWの表面からパーティクルを除去する洗浄処理が施される。この実施形態では薬液として、たとえばAPM(ammonia−hydrogen peroxide mixture:アンモニア過酸化水素水混合液)が用いられる。この場合、薬液を構成する第1成分、第2成分および第3成分は、それぞれ、アンモニア水、過酸化水素水、DIWである。
基板処理装置100は,CPUおよびメモリを含む構成のメイン制御部70を備えている。メモリは、ROM、RAM、ハードディスクドライブその他の外部記憶装置を含むものであり、CPUによって実行されるプログラムや、当該基板処理装置の各部の制御に必要なデータを記憶している。
処理ユニット4〜7は、同様の電気的構成を有している。処理ユニット4を例にとって、各処理ユニット4〜7の電気的構成を説明する。処理ユニット4には、CPUおよびメモリを含む構成のローカル制御部71が設けられている。ローカル制御部71には、チャック回転駆動機構28、ガード昇降機構24、流量調整バルブ32、薬液バルブ33および薬液帰還バルブ39などが制御対象として接続されている。ローカル制御部71には、流量計31の出力信号が入力されるようになっている。また、ローカル制御部71は、メイン制御部70と接続されており、メイン制御部70との間で、処理条件や進行状況等を表す各種のデータ(薬液バルブ33の開時間に関するデータを含む。)を授受する。
薬液キャビネット2には、CPUおよびメモリを含む構成の薬液キャビネット制御部72が設けられている。薬液キャビネット制御部72には、薬液ポンプ41、温度調節器42、第1成分ポンプ51、第1成分バルブ52、第1成分帰還バルブ54、第2成分ポンプ56、第2成分バルブ57、第2成分帰還バルブ59、第3成分ポンプ61、第3成分バルブ62および第3成分帰還バルブ64などが制御対象として接続されている。
薬液キャビネット制御部72は、薬液ポンプ41、温度調節器42、第1成分ポンプ51、第2成分ポンプ56および第3成分ポンプ61の駆動を制御する。また、第1成分バルブ52、第1成分帰還バルブ54、第2成分バルブ57、第2成分帰還バルブ59、第3成分バルブ62および第3成分帰還バルブ64の開閉を制御する。
また、薬液キャビネット制御部72は、メイン制御部70と接続されており、メイン制御部70との間で、処理ユニット4における処理の進行状況や薬液キャビネット2からの薬液供給を表す各種のデータ(薬液バルブ33の開時間に関するデータを含む。)を授受する。
図3は、処理チャンバ9内におけるウエハの処理を説明するためのフローチャートである。
処理対象のウエハWは、搬送ロボットTRによって処理チャンバ9内に搬入されて(S0)、その表面を上方に向けた状態でスピンチャック10に保持される。ウエハWがスピンチャック10に保持されると、ローカル制御部71はチャック回転駆動機構28を制御して、ウエハWを所定の液処理回転速度で回転させる。なお、スピンチャック10へのウエハWの受け渡し時には、ウエハWの搬入を阻害しないように、スプラッシュガード20は廃液位置よりもさらに下方の退避位置に退避している。
その後、ローカル制御部71はガード昇降駆動機構24を駆動して、スプラッシュガード20を回収位置まで上昇させる。スプラッシュガード20が回収位置に達した後、薬液が供給されるタイミングになると(ステップS1でYES)、ローカル制御部71は、薬液バルブ33を開くとともに薬液帰還バルブ39を閉じて(ステップS2)、薬液吐出ノズル11からウエハWの表面の中央部に向けて薬液を吐出する。
ウエハWの表面に供給された薬液は、ウエハWの回転による遠心力によって、ウエハWの周縁に向けて流れる。これにより、ウエハWの表面に薬液を用いた処理が施される。ウエハWの周縁に達した薬液は、ウエハWの側方へ飛散し、スプラッシュガード20の回収捕獲部22に捕獲された後、この回収捕獲部22を伝って、回収捕獲部22の下端縁から処理カップ13の回収溝15へ液下する。回収溝15に集められた薬液は、回収管18を通して薬液タンク40に回収される。
薬液供給中においては、ローカル制御部71は、流量計31の出力を参照し、薬液供給配管30を流通する薬液の流量、すなわち、薬液吐出ノズル11からの薬液の吐出流量を監視している(ステップS3)。そして、薬液吐出ノズル11からの吐出流量が予め定める範囲外であると(ステップS3でNO)、薬液吐出ノズル11からの吐出量が予め定める量となるように流量調整バルブ32の開度を調整する(ステップS4)。薬液によるウエハWの処理は、所定の薬液処理時間が経過するまで続行される(ステップS5)。
所定の薬液処理時間が経過すると(ステップS5でYES)、ローカル制御部71は、薬液バルブ33を閉じるとともに薬液帰還バルブ39を開き(ステップS6)、薬液吐出ノズル11からの薬液の吐出を停止する。そして、ローカル制御部71は、薬液バルブ33の開時間を、メイン制御部70に通知する(ステップS7)。
その後、スプラッシュガード20が廃液位置まで下降するようにローカル制御部71がガード昇降駆動機構24を制御した後、リンス液ノズル12から回転中のウエハWにリンス液が供給されて、ウエハW上の薬液が洗い流される。ウエハWに供給されたリンス液は、ウエハWの表面の周縁からウエハWの側方へ飛散し、スプラッシュガード20の廃液捕獲部21に捕獲された後、この廃液捕獲部21を伝って廃液捕獲部21の下端縁から処理カップ13の廃液溝14へ液下する。廃液溝14に集められたリンス液は、廃液管17を通して図外の図示しない廃液設備に廃液される。リンス処理後には、ローカル制御部71は、さらにチャック回転駆動機構28を制御して、スピンチャック10の回転速度を所定の乾燥回転速度に加速する。これによって、ウエハWの表面の液滴が遠心力によって振り切られ、ウエハWが乾燥処理される。乾燥処理後には、ローカル制御部71は、チャック回転駆動機構28を制御して、スピンチャック10の回転を停止させる。また、ガード昇降駆動機構24を駆動して、スプラッシュガード20を退避位置まで下降させる。その後、処理済みのウエハWが基板搬送ロボットTRによって搬出されていく(ステップS8)。
図4は、成分補充ユニット3による成分の補充動作を説明するためのフローチャートである。この補充動作は、所定の制御タイミングごとに、薬液キャビネット制御部72が繰り返し実行する。
薬液キャビネット制御部72は、各処理ユニット4〜7の薬液バルブ33の開時間を、ローカル制御部71から、メイン制御部70を通して取得し(ステップS10)、その薬液バルブ33に関する累積開時間を算出する(ステップS11)。そして、薬液キャビネット制御部72は、4つの処理ユニット4〜7の4つの薬液バルブ33の累積開時間の合計を算出し(ステップS12)、その累積開時間の合計が、予め定める時間(たとえば100hr)に到達するか否かを監視している(ステップS13)。薬液吐出ノズル11からの薬液の吐出流量が一定に保たれているため、薬液バルブ33の累積開時間を監視することによって、各薬液吐出ノズル11からの薬液の吐出量を監視している。
薬液タンク40から各薬液吐出ノズル11に供給される薬液は、ウエハWの処理のために用いられ各成分が消費された後、薬液タンク40に回収される。そのため、薬液タンク40に溜められている薬液を構成する成分の濃度変化は、ウエハWに供給された薬液の消費量に依存する。したがって、この実施形態では、4つの薬液吐出ノズル11からの薬液の累積吐出量の合計が予め定める量となる度に、成分補充ユニット3が、第1成分、第2成分および第3成分をそれぞれ薬液タンク40に補充している。
そして、補充動作後の第1成分、第2成分および第3成分の成分比が適当となるように、1回の補充動作における第1成分の補充量(第1補充量)、第2成分の補充量(第2補充量)および第3成分の補充量(第3補充量)が定められており、これらの補充量に基づいて、1回の補充動作における第1成分ポンプ51の吐出回数(ショット数)、第2成分ポンプ56の吐出回数、および、第3成分ポンプ61の吐出回数が予め定められている。
薬液バルブ33の累積開時間の合計が予め定める時間に到達すると(ステップS13でYES)、薬液キャビネット制御部72は、第1成分バルブ52を吐出回数に応じた時間だけ開き、第1成分帰還バルブ54を閉じる(ステップS14)。これにより、成分補充ユニット3は第1補充量の第1成分を薬液タンク40に補充する。また、薬液キャビネット制御部72は、第2成分バルブ57を吐出回数に応じた時間だけ開き、第2成分帰還バルブ59を閉じる(ステップS15)。これにより、成分補充ユニット3は第2補充量の第2成分を薬液タンク40に補充する。薬液キャビネット制御部72は、第3成分バルブ62を吐出回数に応じた時間だけ開き、第3成分帰還バルブ64を閉じる(ステップS16)。これにより、成分補充ユニット3は第3補充量の第3成分を薬液タンク40に補充する。
以上により、この実施形態によれば、成分補充ユニット3は、4つの薬液吐出ノズル11からの薬液の累積吐出量の合計が予め定める量に達すると、薬液キャビネット2の薬液タンク40に第1成分、第2成分および第3成分を補充する。
薬液タンク40から各薬液吐出ノズル11に供給される薬液は、ウエハWの処理のために用いられ各成分が消費された後、薬液タンク40に回収される。そのため、薬液タンク40に溜められている薬液を構成する成分の濃度変化は、4つの薬液吐出ノズル11から吐出された薬液の総量に依存する。
このため、4つの薬液吐出ノズル11からの薬液の累積吐出量の合計に基づき、成分補充ユニット3が各成分を補充することにより、薬液タンク40に溜められている薬液を構成する成分の濃度をほぼ一定に保つことができる。ゆえに、薬液を用いた処理を、安定的にウエハWに施すことができる。
図5Aおよび図5Bは、この発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る基板処理装置200を示す図である。図5Aは、基板処理装置200のレイアウトを示す図解的な平面図である。図5Bは、図5Aの矢印C方向からみた処理ユニット74の構成を示す図である。
図5Aおよび図5Bでは、前述した第1の実施形態における各部に相当する部分には、それら各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、その同一の参照符号を付した各部についての詳細な説明を省略する。
この実施形態の構成は、図1に示す構成とは異なり、成分補充ユニット3が省略されるとともに、基板処理装置200の4つの処理ユニット74,75,76,77に、それぞれ成分補充部3A,3B,3C,3Dが内蔵されている。図5Bに示すように、各処理ユニット74〜77において各成分補充部3A〜3Dは処理チャンバ9の下方位置に、言い換えれば、平面視において処理チャンバ9と重なる位置に配置されている。
図6は、図5の基板処理装置200の構成を説明するための図解的な断面図である。処理ユニット74〜77の構成は共通しているので、図6には1つの処理ユニット74についてのみ断面構造を示す。
図6の処理ユニット74の成分補充部3Aの内部構成は、図2の成分補充ユニット3の内部構成と共通している。
処理ユニット74には、CPUおよびメモリを含む構成のローカル制御部81が設けられている。ローカル制御部81には、チャック回転駆動機構28、ガード昇降機構24、流量調整バルブ32、薬液バルブ33および薬液帰還バルブ39、第1成分ポンプ51、第1成分バルブ52、第1成分帰還バルブ54、第2成分ポンプ56、第2成分バルブ57、第2成分帰還バルブ59、第3成分ポンプ61、第3成分バルブ62および第3成分帰還バルブ64が、ローカル制御部81の制御対象として接続されている。
ローカル制御部81は、チャック回転駆動機構28、ガード昇降機構24、薬液ポンプ41、温度調節器42、第1成分ポンプ51、第2成分ポンプ56および第3成分ポンプ61の駆動を制御する。また、第1成分バルブ52、第1成分帰還バルブ54、第2成分バルブ57、第2成分帰還バルブ59、第3成分バルブ62および第3成分帰還バルブ64の開閉を制御する。さらに、ローカル制御部81は、流量計31からの出力に基づいて、流量調整バルブ32の開度を制御する。
ローカル制御部81は、メイン制御部70と接続されており、メイン制御部70との間で、処理条件や進行状況等を表す各種のデータを授受する。
図7は、成分補充部3Aによる成分の補充動作を説明するためのフローチャートである。
ローカル制御部81は、同一の処理ユニット74内の薬液バルブ33の開時間を参照し(ステップS20)、この薬液バルブ33の累積開時間を算出する(ステップS21)。そして、ローカル制御部81は、累積開時間が予め定める時間(たとえば100hr)に到達するか否かを監視している(ステップS22)。薬液吐出ノズル11からの薬液の吐出流量が一定に保たれているため、薬液バルブ33の累積開時間を監視することによって、薬液吐出ノズル11からの薬液の吐出量を監視している。
薬液バルブ33の累積開時間が予め定める時間に到達すると(ステップS22でYES)、ローカル制御部81は、第1成分バルブ52を吐出回数に応じた時間だけ開き、第1成分帰還バルブ54を閉じる(ステップS23)。これにより、第1補充量の第1成分が薬液タンク40に補充される。また、ローカル制御部81は、第2成分バルブ57を吐出回数に応じた時間だけ開き、第2成分帰還バルブ59を閉じる(ステップS24)。これにより、予め定める量の第2成分が薬液タンク40に補充される。ローカル制御部81は、第3成分バルブ62を吐出回数に応じた時間だけ開き、第3成分帰還バルブ64を閉じる(ステップS25)。これにより、成分補充部3Aは第3補充量の第3成分を薬液タンク40に補充する。
この実施形態(第2の実施形態)によれば、各成分補充部3A〜3Dは、同じ処理ユニット4〜7内の薬液吐出ノズル11からの薬液の累積吐出量が予め定める量に達すると、薬液キャビネット2の薬液タンク40に第1成分、第2成分および第3成分を補充する。
薬液タンク40から各薬液吐出ノズル11に供給される薬液は、ウエハWの処理のために用いられ各成分が消費された後、薬液タンク40に回収される。そのため、薬液タンク40に溜められている薬液を構成する成分の濃度変化は、4つの薬液吐出ノズル11から吐出された薬液の総量に依存する。各成分補充部3A〜3Dが各薬液吐出ノズル11からの薬液の累積吐出量に基づき、薬液を構成する成分を補充するので、全体として、薬液タンク40に溜められている薬液を構成する成分の濃度をほぼ一定に保つことができる。ゆえに、薬液を用いた処理を、安定的にウエハWに施すことができる。
また、この実施形態では、成分補充部3A〜3Dと処理チャンバ9とが同一の処理ユニット74〜77に内蔵される。各処理ユニット74〜77において、平面視において、成分補充部3A〜3Dが処理チャンバ9と重なる位置に配置されているので、成分補充ユニット3を装置本体1と別に設ける場合と比較して、成分補充ユニット3のための設置スペースを省略することができ、しかも、各処理ユニット74〜77の占有面積が拡大することがない。したがって、基板処理装置200の占有面積を小さくすることができ、基板処理装置200の省スペース化を図ることができ、基板処理装置200の省スペース化を図ることができる。
図8は、この発明のさらに他の実施形態(第3の実施形態)に係る基板処理装置300の構成を説明するための図解的な断面図である。
図8では、前述した第1実施形態の各部に相当する部分には、それら各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、その同一の参照符号を付した各部についての詳細な説明を省略する。
図8に示す構成では、処理チャンバ9においては、ウエハWの表面からポリマ(レジスト残渣)を除去する処理が施される。このとき薬液として有機系薬液(たとえばSST−11(商品名)やEKC(商品名))が用いられる。この有機系薬液は基板処理装置300において約60℃の液温で使用されるため、約60℃に温度調節された有機系薬液が、薬液キャビネット2の薬液タンク40に溜められる。この温度環境下では、有機系薬液に含まれる水分の蒸発が進み、有機系薬液が濃縮されるおそれがある。有機系薬液が濃縮されると、ウエハW上のパターンが倒れるおそれがあるので、薬液タンク40に溜められる有機系薬液の濃度は一定に保たれている必要がある。そのため、図8に示す構成では、薬液キャビネット2に接続された成分補充ユニット90が、薬液キャビネット2の薬液タンク40にDIWを補充する。
成分補充ユニット90は、DIWを溜めておくためのDIWタンク91を備えている。DIWタンク91には、DIW供給配管92が接続されている。DIW供給配管92の先端は、薬液キャビネット2の薬液タンク40へと延びている。DIW供給配管92の途中部には、DIWタンク91内のDIWを汲み出すためのDIWポンプ93が介装されている。また、DIW供給配管92の途中部には、DIWポンプ93の下流側に、DIWバルブ94が介装されている。DIW供給配管92には、DIWポンプ93とDIWバルブ94との間において、DIW帰還配管95が分岐して接続されている。DIW帰還配管95の先端は、DIWタンク91へ延びており、その途中部にはDIW帰還配管95を流通する液を溜めることができるバッファタンク96が介装されている。バッファタンク96には、バッファタンク96に溜められたDIWの量を測定するためのレベルセンサ99が設けられている。DIW供給配管92には、バッファタンク96とDIW供給配管92からの分岐点との間において、DIW帰還バルブ97が介装されている。また、DIW帰還配管95において、バッファタンク96とDIWタンク91との間には、バッファバルブ98が介装されている。
基板処理装置300の運転中(ウエハWの処理を停止している期間を含む。)は、DIWポンプ93が常に駆動されていて、DIWバルブ94が閉じられている間は、DIW帰還バルブ97が開かれることにより、DIWタンク91から汲み出されるDIWが、DIW供給配管92をDIW帰還配管95の分岐点まで流れ、その分岐点からDIW帰還配管95を通してDIWタンク91に戻される。薬液タンク40にDIWを補充しない期間は、DIWタンク91、DIW供給配管92およびDIW帰還配管95をDIWが循環しており、薬液タンク40にDIWを補充するタイミングになると、DIWバルブ94が開かれ、DIW帰還バルブ97が閉じられることによって、DIWタンク91から汲み出されるDIWが薬液タンク40に供給される。
薬液キャビネット2の薬液キャビネット制御部72には、薬液ポンプ41、温度調節器42、DIWポンプ93、DIWバルブ94、DIW帰還バルブ97、バッファバルブ98などが制御対象として接続されている。
薬液キャビネット制御部72は、薬液ポンプ41、温度調節器42およびDIWポンプ93の駆動を制御する。また、DIWバルブ94、DIW帰還バルブ97およびバッファバルブ98の開閉を制御する。
図9は、成分補充ユニット90による成分の補充動作を説明するためのフローチャートである。
薬液キャビネット制御部72は、各処理ユニット4〜7の薬液バルブ33の開時間を、ローカル制御部71から、メイン制御部70を通して取得し(ステップS30)、その薬液バルブ33に関する累積開時間を算出する(ステップS31)。そして、薬液キャビネット制御部72は、4つの処理ユニット4〜7の4つの薬液バルブ33の累積開時間の合計を算出し(ステップS32)、その累積開時間の合計が、予め定める時間(たとえば100hr)に到達するか否かを監視している(ステップS33)。薬液吐出ノズル11からの薬液の吐出流量が一定に保たれているため、薬液バルブ33の累積開時間を監視することによって、各薬液吐出ノズル11からの薬液の吐出量を監視している。
この実施形態では、DIWバルブ94を開成するタイミングでインターロック処理が実行されるようになっている。薬液キャビネット制御部72は、DIWバルブ94を開成するタイミングとなると、DIWバルブ94を開く前にDIWポンプ93の吐出動作の正常/異常を判別し、DIWポンプ93の吐出動作が正常であるときだけDIWバルブ94の開成が許容され、DIWポンプ93の吐出動作が異常であるときには、DIWバルブ94の開成が禁止される。
具体的には、薬液バルブ33の累積開時間の合計が予め定める時間に到達すると(ステップS33でYES)、薬液キャビネット制御部72は、バッファバルブ98を閉じる(ステップS34)。このため、DIW供給配管92およびDIW帰還配管95を循環しているDIWがバッファタンク96に溜められる。バッファバルブ98が閉じられてから所定時間が経過した後、レベルセンサ99の出力があると(ステップS35でYES)、薬液キャビネット制御部72は、DIWバルブ94を予め定める吐出回数に応じた時間だけ開き、DIW帰還バルブ97を閉じる(ステップS36)。これにより、成分補充ユニット90は薬液タンク40に予め定める量のDIWを補充する。また、薬液キャビネット制御部72がバッファバルブ98を開く(ステップS36)。その後、薬液キャビネット制御部72の処理はリターンされる。
一方、バッファバルブ98が閉じられてから所定時間が経過しても、レベルセンサ99の出力がないときには(ステップS35でNO)、DIWバルブ94の開成が禁止される(ステップS37)。その後、アラームが報知され(ステップS38)、エラー処理が実行される。
以上により、この実施形態(第3の実施形態)によれば、成分補充ユニット90は、4つの処理ユニット4〜7の薬液吐出ノズル11からの有機系薬液の累積吐出量の合計が予め定める量に達すると、薬液キャビネット2の薬液タンク40にDIWを補充する。これにより、薬液タンク40に溜められている有機系薬液の濃度をほぼ一定に保つことができる。これにより、有機系薬液を用いた処理を、安定的にウエハWに施すことができる。
DIWポンプ93の吐出動作が正常でないときは、DIWバルブ94の開成が禁止される。これにより、薬液キャビネット2に適量のDIWを補充することができる。ゆえに、薬液キャビネット2の薬液タンク40の薬液の濃度を一定に保つことができる。
以上、この発明の3つの実施形態について説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。
第1および第2の実施形態において、基板処理装置100の運転中(ウエハWの処理を停止している期間を含む。)は、第1成分ポンプ51が常に駆動されていて、薬液タンク40に第1成分を補充しない期間は、第1成分タンク47、第1成分供給配管50および第1成分帰還配管53を第1成分が循環しており、薬液タンク40への第1成分の補充時には、第1成分バルブ52が開かれ、第1成分帰還バルブ54が閉じられることによって、第1成分タンク47から汲み出される第1成分が薬液タンク40に供給されるような構成としたが、第1成分ポンプ51は常に駆動していなくてもよい。
具体的には、薬液バルブ33の累積開時間の合計が予め定める時間に到達すると(ステップS13でYES)、薬液キャビネット制御部72は、第1成分バルブ52を閉じて、第1成分帰還バルブ54を開いた状態で、第1成分ポンプ51を所定のショット数だけ駆動させて第1成分を循環させる。これにより、配管内にエアが含まれていたとしても、配管内からエアを抜くことができる。その後、第1成分バルブ52を開き、第1成分帰還バルブ54を閉じた状態で、予め設定した吐出回数だけ第1成分ポンプ51を駆動する(ステップS14)。このようにして、成分補充ユニット3は第1補充量の第1成分を薬液タンク40に補充するようにしてもよい。第1成分を薬液タンク40に補充する前に、第1成分ポンプ51を所定のショット数だけ駆動させて第1成分を循環させて、配管内のエア抜きを行うことにより、薬液タンク40に補充する第1成分の定量性を確保することができる。第2成分ポンプ56、第3成分ポンプ61についても同様である。
また、第3実施形態においても、基板処理装置300の運転中(ウエハWの処理を停止している期間を含む。)は、DIWポンプ93が常に駆動されていて、薬液タンク40にDIWを補充しない期間は、DIWタンク91、DIW供給配管92およびDIW帰還配管95をDIWが循環しており、薬液タンク40にDIWを補充するタイミングになると、DIWバルブ94が開かれ、DIW帰還バルブ97が閉じられることによって、DIWタンク91から汲み出されるDIWが薬液タンク40に供給されるような構成としたが、DIWポンプ93は常に駆動していなくてもよい。
具体的には、薬液バルブ33の累積開時間の合計が予め定める時間に到達すると(ステップS33でYES)、薬液キャビネット制御部72は、DIWバルブ94を閉じて、DIW帰還バルブ97を開き、バッファバルブ98を閉じた状態でDIWポンプ93を所定のショット数だけ駆動する(ステップS34)。このため、DIW供給配管92およびDIW帰還配管95を循環したDIWがバッファタンク98に溜められる。バッファバルブ98が閉じられてから所定時間が経過した後、レベルセンサ99の出力があると(ステップS35でYES)、DIWバルブ94を開き、DIW帰還バルブ97を閉じた状態とし、予め設定した吐出回数だけDIWポンプ93を駆動する(ステップS36)。また、薬液キャビネット制御部72がバッファバルブ98を開く(ステップS36)。このようにして、成分補充ユニット90は薬液タンク40に予め定める量のDIWを補充するようにしてもよい。
第2の実施形態において、各処理ユニット74〜77において、成分補充部3A〜3Dは処理チャンバ9の下方位置に配置されるとして説明したが、処理チャンバ9の上方位置に配置されていてもよい。また、成分補充部3A〜3Dを、装置本体1のハウジング内に、処理ユニット74とは別に配置されていてもよいし、装置本体1のハウジング外に配置されていてもよい。装置本体1のハウジング内に配置する場合、成分補充部3A〜3Dのための設置スペースを省略することができ、基板処理装置200の占有面積を小さくすることができる。
さらに、前述の3つの実施形態では、第1成分供給配管50、第2成分供給配管55、第3成分供給配管60およびDIW供給配管92の先端がそれぞれ薬液キャビネット2の薬液タンク40に延びているとしたが、これらの供給配管50,55,60,92の先端が薬液タンク40ではなく、回収管18の途中部に接続されていてもよい。このとき、各供給配管50,55,60,92からの第1成分、第2成分、第3成分およびDIWが、回収管18を通って薬液タンク40へ供給される。この場合、配管の経路長さを短くすることができる。
また、前述の3つの実施形態では、薬液バルブ33の累積開時間に基づいて、成分補充ユニット3,90や成分補充部3A〜3Dが各成分を補充していたが、各薬液供給配管30の途中部に積算流量計を介装しておき、この積算流量計の出力に基づいて、各成分を補充してもよい。このとき、積算流量計の出力によって、薬液吐出ノズル11からの薬液の積算吐出量を求めることができ、これにより、薬液タンク40に溜められている薬液の濃度をほぼ一定に保つことができる。
さらに、前述の3つの実施形態では、成分補充ユニット3,90や成分補充部3A〜3Dからの薬液タンク40への各成分の補充は、第1成分ポンプ51、第2成分ポンプ56、第3成分ポンプ61およびDIW93ポンプを用いて行ったが、これに限られず、各タンク51,56,61を加圧することにより各成分を圧送してもよいし、自重落下により各成分を薬液タンク40に供給してもよい。
また、前述の第3実施形態では、ウエハWのリンス処理に使用された後のリンス液(DIW)を、有機系薬液を希釈するために用いることができる。言い換えれば、処理チャンバ9内にDIWを補充するための補充手段を設けることになる。
具体的には、薬液バルブ33の累積開時間の合計が予め定める時間に到達すると、その後のリンス処理時において、ガード昇降駆動機構24が駆動されてスプラッシュガード20が回収位置に上昇され、予め定められた補充量に相当するリンス液が薬液タンク40に回収される。これにより、薬液タンク40に溜められている有機系薬液の濃度をほぼ一定に保つことができる。この場合、処理ユニット4〜7内に補充手段を設けるので、補充手段を別のユニットに設ける場合と比較して、省スペース化を図ることができる。
さらに、薬液を構成する成分にDIWが含まれている場合には、前述の第1実施形態および第2実施形態においても、薬液タンク40に溜められている薬液の成分を補充するために、ウエハWのリンス処理に使用された後のリンス液(DIW)を用いることができる。言い換えれば、処理チャンバ9内に、薬液を構成する成分を補充するための補充手段を設けることになる。この場合、処理ユニット4〜7内に補充手段を設けるので、補充手段を別のユニットに設ける場合と比較して、省スペース化を図ることができる。
さらにまた、前述の第1および第2の実施形態では、薬液としてAPMを挙げ、第3の実施形態では、薬液として有機系薬液を挙げたが、その他の薬液に本発明を適用することができる。薬液として、希ふっ酸を用いる場合には、薬液を構成する成分として、ふっ酸およびDIWを挙げることができる。その他、塩酸過酸化水素水混合液、フッ酸、塩酸、リン酸、酢酸、アンモニア、過酸化水素水、クエン酸、蓚酸、TMAH、SPM(sulfuric acid/hydrogen peroxide mixture:硫酸過酸化水素水)などを、薬液として用いることもできる。
なお、第2の実施形態において、薬液としてAPMではなく、第3実施形態のように有機系薬液を用いることもできる。
また、第3の実施形態で説明したインターロック処理を第1および第2の実施形態に適用することもできる。この場合、インターロック処理は第1成分バルブ52、第2成分バルブ57、第3成分バルブ62を開成するタイミングで実行される。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置のレイアウトを示す図解的な平面図である。 図1の基板処理装置の構成を説明するための図解的な断面図である。 処理チャンバ内におけるウエハの処理を説明するためのフローチャートである。 成分補充ユニットによる成分の補充動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第2の実施形態に係る基板処理装置を示す図である。図5Aは、基板処理装置のレイアウトを示す図解的な平面図である。図5Bは、図5Aの矢印C方向からみた処理ユニットの構成を示す図である。 図5の基板処理装置の構成を説明するための図解的な断面図である。 成分補充部による成分の補充動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第3の実施形態に係る基板処理装置の構成を説明するための図解的な断面図である。 成分補充ユニットによる成分の補充動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100,200,300 基板処理装置
1 装置本体
2 薬液キャビネット(処理液供給手段)
3,90 成分補充ユニット(補充手段)
3A〜3D 成分補充部
4〜7,74〜77 処理ユニット
9 処理チャンバ
10 スピンチャック
11 薬液吐出ノズル(処理液吐出手段)
30 薬液供給配管
40 薬液タンク
47 第1成分タンク
48 第2成分タンク
49 第3成分タンク
70 メイン制御部
71,81 ローカル制御部
72 薬液キャビネット制御部
91 DIWタンク
99 レベルセンサ
W ウエハ(基板)

Claims (8)

  1. 処理液を基板に吐出する処理液吐出手段と、
    前記処理液吐出手段に処理液を供給する処理液供給手段と、
    前記処理液供給手段に、処理液を構成する成分を補充する補充手段と、
    前記処理液吐出手段からの処理液の吐出量の合計が所定量に達した際に、前記補充手段に前記成分の補充動作を実行させる補充制御手段とを含むことを特徴とする、基板処理装置。
  2. 前記処理液吐出手段が複数個備えられており、
    前記処理液供給手段は、前記複数の処理液吐出手段に処理液を供給するものであり、
    前記補充制御手段は、前記複数の処理液吐出手段から吐出される処理液の量の合計が所定量に達したことに基づいて前記補充手段に前記成分の補充動作を実行させることを特徴とする、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記処理液吐出手段が複数個備えられており、
    前記処理液供給手段は、前記複数の処理液吐出手段に処理液を供給するものであり、
    前記補充手段は、前記複数の処理液吐出手段にそれぞれ対応付けられた複数の成分補充部を備え、
    前記補充制御手段は、前記処理液吐出手段から吐出される処理液の量が所定量に達したことに基づいて、その処理液吐出手段に対応する前記成分補充部に前記成分の補充動作を実行させることを特徴とする、請求項1記載の基板処理装置。
  4. 前記処理液吐出手段をそれぞれ収容する複数の処理チャンバをさらに備え、
    前記処理チャンバおよび対応する成分補充部が1つの処理ユニットに内蔵されていることを特徴とする、請求項3記載の基板処理装置。
  5. 前記処理液供給手段は、前記処理液吐出手段に処理液を供給する処理液供給配管と、この前記処理液供給配管の途中部に介装された開閉可能なバルブとを備え、
    前記補充制御手段は、前記バルブの開時間に基づいて前記補充手段を制御することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  6. 前記処理液吐出手段から吐出される処理液は、アンモニア過酸化水素水混合液であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記処理液吐出手段から吐出される処理液は、有機系薬液であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  8. 処理液を基板に吐出する処理液吐出手段と前記処理液吐出手段に処理液を供給する処理液供給手段とを備えた基板処理装置において、処理液を構成する成分を前記基板供給手段に補充する処理液成分補充方法であって、
    前記処理液吐出手段からの処理液の吐出量の合計が所定量に達した際に、前記処理液供給手段に前記成分を補充することを特徴とする、処理液成分補充方法。
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