JP2009049076A - 導電性ボールを充填するための装置およびマスク - Google Patents

導電性ボールを充填するための装置およびマスク Download PDF

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Abstract

【課題】1つの基板に導電性ボールを搭載するために要する時間を短縮できる装置を提供する。
【解決手段】充填装置10は、マスク110を基板100上に保持するためのホルダ130と、X方向に沿って設けられた複数のヘッド141と、複数のヘッド141をY方向に移動させるための移動装置150とを有する。ホルダ130に保持されるマスク110は、複数の開口の配列である複数のマスクパターンを含む。複数のマスクパターンは、基板の複数の電極パターンに対応している。ホルダ130に保持されるマスク110は、さらに、その上面110aに平行にY方向に延びた溝状の複数の第1の凹部121を含む。各凹部121に、いくつかのマスクパターンが配置されている。各凹部121は、導電性ボールの半径に少なくとも相当する深さを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、マスクの複数の開口に導電性ボールを充填するための装置、およびこの装置に好適に用いることができるマスクに関するものである。
半導体デバイスを実装するなどの電気的な接続を得るために、半田ボールなどの導電性ボールが用いられることがある。特許文献1には、基板に導電性ボールを配置する装置として、導電性ボールを基板に配置するためのマスクを基板にセットした状態で、マスクの複数の開口に導電性ボールを充填する装置が開示されている。また、特許文献1には、この装置の一例として、マスクに向かって突き出たスキージを備えるヘッドを有するものが開示されている。このヘッドは、マスクに対して垂直な軸を中心として回転させることにより、導電性ボールの集団をマスクの表面の一部の区域に保持する。このヘッドを有する装置は、ヘッドを回転させながら、垂直な軸をマスクの表面に沿って移動させることにより、上記区域内に保持された導電性ボールを、上記区域が通過する部分のマスクの複数の開口に順次充填し、マスクの複数の開口を介して、基板に導電性ボールを配置する。
国際公開第2006/004000号パンフレット
特許文献1に記載の装置によれば、ヘッドは、マスクの表面の限られた区域に導電性ボールの集団を保持した状態で、マスク上を移動する。そして、これにより、上記区域内に保持された導電性ボールは、マスクの複数の開口に順次充填される。したがって、特許文献1に記載の装置によれば、比較的少ない数の導電性ボールであっても、上記区域内の導電性ボールの密度を高くできる。このため、その区域が通過する部分のマスクの開口に対し、効率良く導電性ボールを充填できる。また、マスクの表面の限られた区域に保持すべき導電性ボールの数は、マスク全体に対して一様に導電性ボールを保持する場合と比べて、非常に少なくてよい。したがって、マスク上を移動させることにより損傷する可能性のある導電性ボールの量を少なくできる。このため、充填による導電性ボールのロスを低減できる。
しかしながら、上述のような装置を用いて、基板に導電性ボールを配置(配列)するためには、マスクの表面のうちの、導電性ボールを配置すべき領域の全域にわたって、ヘッドを通過させる必要がある。したがって、1つの基板に導電性ボールを配置するためには、ある程度の時間が必要である。導電性ボールを充填するための装置としては、1つの基板に導電性ボールを配置するために要する時間(以下、タクトタイムという)をより短くできるものが求められている。
本発明の一態様は、複数の電極を備える基板の複数の電極の上に導電性ボールを配置するための複数の開口を備えたマスクと、基板とをセットした状態で、複数の開口に導電性ボールを充填するための装置である。基板は、複数の電極の配列である複数の電極パターンを含み、マスクは、複数の開口の配列である複数のマスクパターンを含む。マスクの複数のマスクパターンは、基板の複数の電極パターンに対応している。マスクは、さらに、その上面に平行に第1の方向に延びた溝状の複数の第1の凹部を含む。複数の第1の凹部の各凹部に、いくつかのマスクパターンが配置され、各凹部は、導電性ボールの半径に少なくとも相当する深さを備えている。
この装置は、マスクを基板上に保持するための保持手段と、マスクを保持手段に保持させたときの第1の方向と交差する第2の方向に沿って設けられた複数のヘッドと、複数のヘッドを第1の方向に移動させるための移動手段とを有する。この装置は、マスクを保持手段により保持させ、複数のヘッドの各ヘッドを、複数の第1の凹部の各凹部内に入り込ませた状態で、移動手段によって第1の方向に移動させることにより、各凹部内の導電性ボールを、各凹部に沿って第1の方向に移動させ、導電性ボールを、各凹部に設けられたいくつかのマスクパターンに含まれる複数の開口に充填させる。
この装置の保持手段により保持されるマスクは、第1の方向に沿って延びた複数の第1の凹部の各凹部が導電性ボールの半径に少なくとも相当する深さ(導電性ボールの半径以上の深さ)を備え、各凹部にいくつかのマスクパターンが配置されている。各凹部においては、その上端部の位置が、各凹部内に供給された導電性ボールの重心位置よりも高くなるため、一旦、各凹部内に供給された導電性ボールは、各ヘッドにより移動させても、基本的には各凹部を乗り越えることはない、あるいは、乗り越え難い。
したがって、複数のヘッドの各ヘッドを、マスクの各凹部内に入り込ませた状態で、移動手段によって第1の方向に移動させることにより、複数のヘッドは、それぞれ、複数の第1の凹部内において、複数の、分離された(独立した、区別される)導電性ボールの集団を形成する。そして、それぞれのヘッドは、それぞれの凹部に沿って、第1の方向(溝状の第1の凹部が延びる方向、溝状の第1の凹部の長手方向)に、それぞれの導電性ボールの集団を押し払いながら、移動させる。したがって、導電性ボールの集団のマスク上の分布(導電性ボールの広がり、重なり合い状態などを含む)は、各凹部を単位として制御できる。導電性ボールの分布がマスク全体の幅を単位として変動しないので、例えば、個々のマスクパターンの大きさに匹敵するような導電性ボールの粗密が発生することはなく、導電性ボールのマスクの開口への充填が不規則になるような事態の発生を未然に防止できる。
さらに、この装置によれば、導電性ボールの集団は各凹部で形成されるので、比較的少ない数の導電性ボールであっても各凹部内の導電性ボールの密度を高くできる。したがって、各凹部に配置される(含まれる)いくつかのマスクパターンの複数の開口に対し、効率良く導電性ボールを充填できる。また、凹部毎に形成される導電性ボールの集団に含まれるボールの数は、マスク全体に対して一様に導電性ボールを保持する場合と比べて、非常に少なくてよい。したがって、マスク上を移動することにより損傷する可能性のある導電性ボールの量を少なくできるため、充填による導電性ボールのロスを低減できる。
その一方で、この装置によれば、複数のヘッドを並列に動かし、複数の凹部内の導電性ボールを、これら凹部に含まれる複数のマスクパターンの複数の開口に充填させる。このため、1つの基板に導電性ボールを配置するための時間(タクトタイム)が延びるのも抑制できる。
この装置は、複数の電極パターンを有する基板に導電性ボールを配置(配列)する際に用いられ、基板は、シリコンウエハ(シリコンウェーハ、半導体ウエハ)であっても良い。この装置は、特に、プリント配線板(プリント配線基板、プリント回路板、プリント回路基板、回路基板、プリント基板)のように、電極パターン同士の間隔が若干広い基板に導電性ボールを配置するのに適している。
プリント配線板のような基板は、複数の半導体チップ(半導体デバイス)をマトリックス状あるいはアレイ状に実装するため、複数の電極パターンが、ある程度の間隔をもって、マトリックス状あるいはアレイ状に設けられている。このような基板に導電性ボールを配置するためのマスクも、複数のマスクパターンが、ある程度の間隔をもって、マトリックス状あるいはアレイ状に設けられる。このため、マスクには、開口が設けられている領域と、開口が設けられていない領域とが存在する。
マスクの複数の第1の凹部を、開口が設けられていない領域をできるだけ含まないように形成することにより、導電性ボールが、マスクの、開口が設けられていない領域(導電性ボールを充填する必要が無い領域)を通過することを防止できる。このため、少ない数の導電性ボールにより、開口が設けられている領域(導電性ボールを充填する必要がある領域)における導電性ボールの密度を高くできる。さらに、開口が設けられていない領域を導電性ボールが通過する際のロス、例えば、導電性ボールの損傷などを低減できる。
この装置において、複数のヘッドは、共通のベースに支持されており、移動手段は、ベースを第1の方向に移動させるようにすることが好ましい。比較的簡易な構成の移動手段により、複数のヘッドを第1の方向に移動させることができる。複数のヘッドは、移動手段により個別に移動させるようにしてもよい。
また、この装置においては、各ヘッドとして、例えば、第1の方向に対向した一対のスウィープ部材を備えているものを用いることができる。この場合、各ヘッドを各凹部内に入り込ませることにより、各ヘッドの一対のスウィープ部材と各凹部の両側部とによってマスクの表面の一部に導電性ボールの集団が保持される動区域を形成し、移動手段によって複数のヘッドを第1の方向に移動させることにより、第2の方向に並列に形成された複数の動区域を、複数の第1の凹部のそれぞれに沿って第1の方向に移動させるようにすることが好ましい。各ヘッドの一対のスウィープ部材と各凹部の両側部とによってマスクの表面の一部に導電性ボールの集団が保持される動区域を形成することにより、各凹部内において、導電性ボールが存在する領域をさらに限定することができる。したがって、比較的少ない数の導電性ボールであっても、限られた領域(動区域)内の導電性ボールの密度を高くできるため、複数の動区域が通過する部分のマスクの複数の開口に対し、効率良く導電性ボールを充填でき、充填による導電性ボールのロスもさらに低減できる。
この装置は、マスクを保持手段から取り外しでき、使用するマスクを基板により変えることも容易である。したがって、この装置には、マスクが保持されていなくても良い。例えば、電極パターン同士の間隔が異なる基板に対しては、第1の凹部同士の間隔の異なるマスクを用いることが好ましい。
さらに、この装置に適用するマスクは、複数のマスクパターンとそれぞれ対応するように、マスクの下面に設けられた、複数の第2の凹部をさらに有することが好ましい。マスクを基板にセットしたときに、マスクの下面に、電極の上に塗布されているフラックスなどが付着し難く、迷いボールなどの発生の要因となることを防止できる。
本発明の他の態様は、複数の電極を備える基板の複数の電極の上に導電性ボールを配置するための複数の開口を備えたマスクである。基板は、複数の電極の配列である複数の電極パターンを含むため、このマスクは、複数の開口の配列である複数のマスクパターンを含み、複数のマスクパターンは、基板の複数の電極パターンに対応している。このマスクは、さらに、その上面に平行に第1の方向に延びた溝状の複数の第1の凹部を含む。複数の第1の凹部の各凹部に、いくつかのマスクパターンが配置され、各凹部は、導電性ボールの半径に少なくとも相当する深さを備えている。
このマスクの各凹部内に供給された導電性ボールは、基本的には各凹部を乗り越えることはない、あるいは、乗り越え難い。したがって、このマスクを採用することにより、凹部同士の間の凸部により分離された導電性ボールの集団を、それぞれの凹部に形成でき、凹部に沿って、それらの導電性ボールの集団を第1の方向に移動させることができる。
このマスクは、さらに、複数のマスクパターンとそれぞれ対応するように、その下面に設けられた、複数の第2の凹部を有することが好ましい。マスクの下面に、電極の上に塗布されているフラックスなどが付着することを抑制できる。
導電性ボールを配置する基板としては、例えば、シリコンウエハやプリント配線板が挙げられる。基板として、プリント配線板などを用いる場合、このマスクは、さらに、複数のマスクパターンの全てを囲むように、その下面に設けられた、枠状の第3の凹部を有することが好ましい。枠状の第3の凹部は、マスクのマスクパターンと基板の電極パターンとを対応させたときに、基板の縁が対応する位置を含むように形成することが好ましい。
プリント配線板が、多数枚取りの基板を断裁して形成されているような場合には、プリント配線板の縁に、断裁時に生じるバリが残っていることがある。また、プリント配線板は、その表面にめっき処理を施していることがあり、このような場合には、プリント配線板の縁に、めっきが異常析出していることがある。マスクの下面に、複数のマスクパターンの全てを囲むような枠状の第3の凹部を設けることにより、マスクを基板にセットしたとき(マスクのマスクパターンとプリント配線板の電極パターンとを対応させたとき)に、基板の縁と第3の凹部とを対向させることができる。このため、基板の縁にバリやめっきの異常析出物などの突起物が存在していたとしても、マスクの下面と接触(干渉)し難い。
本発明のさらに他の態様は、複数の電極を備える基板の複数の電極の上に導電性ボールを配置するための複数の開口を備えたマスクを用い、複数の開口に導電性ボールを充填するための装置により、基板の複数の電極の上に導電性ボールを配置する方法である。基板は、複数の電極の配列である複数の電極パターンを含む。マスクは、複数の開口の配列である複数のマスクパターンを含み、複数のマスクパターンは、基板の複数の電極パターンに対応している。マスクは、さらに、その上面に平行に第1の方向に延びた溝状の複数の第1の凹部を含む。複数の第1の凹部の各凹部に、いくつかのマスクパターンが配置され、各凹部は、導電性ボールの半径に少なくとも相当する深さを備えている。上記装置は、マスクを基板上に保持するための保持手段と、マスクを保持手段に保持させたときの第1の方向と交差する第2の方向に沿って設けられた複数のヘッドと、複数のヘッドを支持するベースと、ベースを第1の方向に移動させるための移動手段とを有する。複数のヘッドの各ヘッドは、第1の方向に対向した一対のスウィープ部材を備えている。当該方法は、以下の工程を含む。
(a)複数のヘッドの各ヘッドを、保持手段に保持させたマスクの複数の第1の凹部の各凹部内に入り込ませることにより、各ヘッドの一対のスウィープ部材と各凹部の両側部とによってマスクの表面の一部に導電性ボールの集団が保持される動区域を形成すること(形成する工程)。
(b)移動手段によってベースを第1の方向に移動させることにより、第2の方向に並列に形成された複数の動区域を、複数の第1の凹部のそれぞれに沿って、第1の方向に移動させ、導電性ボールを、各凹部に設けられたいくつかのマスクパターンに含まれる複数の開口に充填すること(充填する工程)。
この方法によれば、1つの基板に、比較的短い時間で、導電性ボールを配置できる。しかも、動区域に導電性ボールの集団が保持されるため、比較的少ない数の導電性ボールであっても、動区域内の導電性ボールの密度を高くできる。したがって、複数の動区域が通過する部分のマスクの開口に対し、効率良く導電性ボールを充填でき、充填による導電性ボールのロスも少ない。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図1は、ボール搭載装置(搭載装置、ボールマウントシステム、ボールマウンタ)の一例を平面図により示している。図2は、基板の一例を平面図により示している。図3は、図2中の円IIIで囲まれた領域を拡大して示している。
ボール搭載装置1は、基板100上の所定の位置に導電性ボール(導電性微小粒子、図8および図9参照)Bを搭載するための装置である。本例のボール搭載装置1は、平面矩形状のプリント配線板100の複数の電極101の上に導電性ボールBを搭載するのに適している。プリント配線板100は、プリント配線基板、プリント回路板、プリント回路基板、回路基板、あるいはプリント基板などとも呼ばれ、半導体が実装される半導体実装基板、ビルドアップ基板、多層基板などを含む。複数の半導体チップ(半導体デバイス)をマトリックス状あるいはアレイ状に実装するようなプリント配線板100では、複数の電極101は、マトリックス状(アレイ状)に分散して設けられた複数の電極パターン(電極グループ)Nを形成するように配列されている。本例のプリント配線板100では、それぞれが複数の電極101を含む複数の電極パターンNが、プリント配線板100の上に、例えば、8行6列に配列されており、合計48個設けられている。複数の電極パターンNは、それぞれ、数百個程度(数十個〜数千個程度)の電極101を含んでいることが多い。
プリント配線板100に設けられている電極101は、例えば、ランド状(凸状)の電極(ランド)である(図8および図9参照)。なお、プリント配線板100が多層基板などの場合、レジスト層が形成されており、レジスト層は、電極101に対応する部分がエッチングなどにより除去されている。したがって、このようなプリント配線板100では、電極部分が凹状となっている場合もある。
基板100の複数の電極101の上に搭載される導電性ボールBは、電気的な接続を得るためのものであり、この装置1で取り扱う導電性ボールBの直径は、例えば1mm以下、具体的には、10〜500μm程度である。このようなボールBは、微小ボール(マイクロボール、微小粒子)と呼ばれることもある。導電性ボールBには、半田ボール(銀(Ag)や銅(Cu)などを含む、主成分が錫(Sn)からなるボール)、金あるいは銀などの金属製のボール、さらに、セラミックス製のボールあるいはプラスチック製のボールに導電性のメッキなどの処理が施されたものが含まれる。本例では、導電性ボールBとして、直径60μm程度の半田ボールを用いている。
このボール搭載装置1は、基板100を保持するためのXYZθステージ2と、基板100の搬送用ロボット8と、基板100をこの搬送用ロボット8によりステージ2に対してロード(供給)およびアンロード(収納)するためのローダ・アンローダ装置3と、基板100の位置を微調整するためのプリアライメント装置(アライナ)4と、基板100の反りを矯正するための矯正装置5と、基板100と導電性ボールBとを結合させるための素材(フラックス)を塗布するためのフラックス塗布装置(フラックス印刷装置、スクリーン印刷装置)6と、基板100にマスク110を介して導電性ボールBを配置(配列)するためのボール充填装置10と、X軸テーブル、Y軸テーブル、Z軸テーブル、およびθテーブルを備え、ステージ2を移送(搬送)するステージ移送装置7と、これらを制御する制御ユニット(図示せず)とを有している。矯正装置5、フラックス塗布装置6、およびボール充填装置10は、X方向に並んで配置されている。
ローダ・アンローダ装置3は、基板100をロード(供給)する第1のパッケージ3aと、基板100をアンロード(収納)する第2のパッケージ3bとを有している。基板100は、ローダ・アンローダ装置3の第1のパッケージ3aから搬入され、ローダ・アンローダ装置3の第2のパッケージ3bに搬出される。なお、ローダ・アンローダ装置3が備えるパッケージは1つであってもよい。搬送用ロボット8は、ローダ・アンローダ装置3の第1のパッケージ3aから基板100をプリアライメント装置4の上方に搬入し、プリアライメント装置4から基板100を移動ステージ2へ搬送し、移動ステージ2から基板100をローダ・アンローダ装置3の第2のパッケージ3bに搬出する。
移動ステージ2は、矯正装置5で基板100の外周部を例えば8点で押圧して基板100の反りを矯正し、減圧吸引などの方法により基板100の反りを矯正した状態で、基板100をその上面(本例ではX−Y平面)の上に保持する。移動ステージ2は、ステージ移送装置7により、基板100を、矯正装置5、フラックス塗布装置6、およびボール充填装置10の間の任意の位置に移動させる。また、移動ステージ2は、基板100の位置を、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向およびθ方向に調整することができる。基板100を移動ステージ2に保持する方法の一例は、減圧吸引であるが、基板100を移動ステージ2に保持する方法は、減圧吸引に限定されるものではなく、静電チャックのようなものであってもよく、また、それらを併用することも可能である。
ボール充填装置10は、基板100の複数の電極101の上に導電性ボールを配置するための複数の開口(孔、開孔、アパーチャ)を備えたマスク110と、この基板100とをセットした状態(重ねた状態)で、マスク110の複数の開口に導電性ボールを充填するための装置である。
このボール搭載装置1では、以下のようにして、基板100に導電性ボールBを搭載する。まず、搬送用ロボット8により、ローダ・アンローダ装置3の第1のパッケージ3aから基板100をプリアライメント装置4の上方に搬入し、粗位置合わせ(プリアライメント)を行う。次に、搬送用ロボット8により、プリアライメント装置4から基板100を移動ステージ2へ搬送する。移動ステージ2により、基板100を矯正装置5に搬送し、反り矯正を行う。その後、反り矯正された基板100は、移動ステージ2により、フラックス塗布装置6に搬送される。フラックス塗布装置6では、基板100を位置合わせし、複数の電極101の上にフラックスを塗布する。さらに、移動ステージ2により、基板100をボール充填装置10に搬送する。基板100をマスク110に位置合わせ(セット)して、マスク110の開口(孔)111に導電性ボールBを充填することにより、マスク110を介して複数の電極101の上に導電性ボールBを配置(配列)する。開口111に充填された導電性ボールBは、フラックスに密着し、基板100の電極101の上に仮固定される。ステージ2を初期位置まで戻し、搬送用ロボット8により、基板100をローダ・アンローダ装置3の第2のパッケージ3bに搬出する。以上により、基板100の電極101の上に導電性ボールBを搭載できる。なお、その後、公知のリフロー過程を経ることにより、導電性ボールBが基板100に固定される。
図4は、マスク110の一例を平面図(上側から見た図)により示している。図4において、二点鎖線は、マスク110と基板100とをセット(位置合わせ)したときの、基板100の縁(エッジ)102の位置を示している。図5は、マスク110を、図4中のV-V線(X方向、第2の方向)に沿って切断した断面図により示している。図6は、マスク110を、図4中のVI-VI線(Y方向、第1の方向)に沿って切断した断面図により示している。
マスク110は、例えば金属製(メタルマスク)である。本例では、マスク110の厚さ(マスク厚、以下に説明する凹部121〜123がいずれも形成されていない部分の厚さ、最大厚)Tmaxは、110μm程度である。マスク110に形成された複数の開口111(図7ないし図9参照)は、導電性ボールBを基板100の所定の場所に配置するためのものであり、それぞれの開口111の径は、導電性ボールBのサイズに対応している。本例では、導電性ボールBの直径が直径60μm程度であるため、開口111の直径は70μm程度である。なお、各開口111の端(開口端)は、面取りされていてもよい。
上述のように、本例では、基板100は、プリント配線板であり、複数の電極101は、2次元的にマトリックス状(アレイ状)に分散して設けられた複数の電極パターンNを含む。複数の電極パターンNは、それぞれ、複数の電極101の配列である。マスク110には、基板100に形成された複数の電極101の上に導電性ボールBを配置するための複数の開口111が、基板100に形成された複数の電極101に対応した位置にあけられている。したがって、マスク110は、複数の開口111が、基板100の複数の電極101に含まれる複数の電極パターンNと対応するように、2次元的にマトリックス状(アレイ状)に分散して設けられた(配列された)複数のマスクパターン(開口パターン、開口グループ)Mを含む。複数のマスクパターンMは、それぞれ、複数の開口111の配列である。本例では、基板100は、8行6列に配置(配列)された合計48個の電極パターンNを有している。このため、マスク110も、これらの電極パターンNと対応するように、8行6列に配置(配列)された合計48個のマスクパターンMを有している。それぞれのマスクパターンMは、電極パターンNに対応して、数百個程度(数十個〜数千個程度)の開口111を含むことが多い。
このマスク110は、その上面110aに、溝状の複数の第1の凹部121を有している。各凹部121は、Y方向(第1の方向)に沿って延び、各凹部121には、Y方向に並ぶ1列分のマスクパターンM(8個のマスクパターンM)が形成されている。すなわち、このマスク110は、その上面110aに、互いに平行に、Y方向に延びた6本の溝状の第1の凹部(グルーブ)121と、それら第1の凹部121の間に形成され、互いに平行に、Y方向に延びた凸部(ランド)129とを有している。各凹部121は、それぞれ、導電性ボールBの半径に少なくとも相当する深さ(導電性ボールBの半径程度の深さ、あるいは、導電性ボールBの半径を越える深さ)を備えている。本例では、各凹部121の深さD1は、それぞれ40μm程度となっている。導電性ボールBの直径が直径60μm程度(半径30μm程度)であるため、各凹部121の上端部の位置が、導電性ボールBが各凹部121内に供給されたときの導電性ボールBの重心位置よりも高くなる。
また、このマスク110は、その下面110bに、複数のマスクパターンMとそれぞれ対応するように、複数の第2の凹部122を有している。このマスク110は、上述のように8行6列で合計48個のマスクパターンMを含んでいる。したがって、このマスク110には、その下面110bに、8行6列に配置された合計48個の第2の凹部122が形成されている。各凹部122は、それぞれ、導電性ボールBが迷いボールとならず(導電性ボールBの直径以下であり)、電極101上のフラックスを逃がすことができる程度の深さ(高さ)に形成されている。本例では、各凹部122の深さD2は、それぞれ30μm程度となっている。
このマスク110では、マスク110を基板100にセットした状態において、複数の電極パターンNが、それぞれ、複数の第2の凹部122と対向する。したがって、電極101の上に塗布されているフラックスがマスク110の下面110bに付着し難い。
すなわち、基板100の電極101の上には、一般に、基板100と導電性ボールBとを結合させるための素材(フラックスなど)が塗布されている。マスク110と基板100とをセットしたとき、すなわち、マスク110と基板100とを重ねたときに、マスクパターンMが設けられている領域は、電極パターンNが設けられている領域と対応するため、マスクパターンMが設けられている領域の下面が基板100に接触すると、マスク110の下面110bに、電極101の上に塗布されているフラックスなどが付着するおそれがある。マスク110にフラックスなどが付着すると、導電性ボールBがフラックスなどを介してマスク110に付着し、迷いボールとなるなどのおそれがある。マスク110の下面(裏面)110bに第2の凹部122を設けることにより、そのような事態の発生を防止できる。
また、プリント配線板100は、多数枚取りの基板を断裁して形成することがあり、このような場合には、プリント配線板100の縁102に、断裁時に生じるバリが残っていることがある。また、プリント配線板100は、その表面にめっき処理を施していることがあり、このような場合には、プリント配線板100の縁102に、めっきが異常析出していることがある。すなわち、シリコンウエハは、固くてもろいため、加工時に容易に割れたり欠けたりする。それを防ぐために、切り出されたシリコンの円板には、外周を面取りする処理、いわゆる、ベベリングが行われている。このため、マスクをウエハに重ね合わせたときに、ウエハの縁がマスクに干渉することは考慮されていない。これに対し、プリント配線板100は、ベベリングは通常要求されない。このため、プリント配線板100の縁102に、マスク110と干渉するような部分が形成されていることがある。
このマスク110は、その下面110bに、全てのマスクパターンMを囲む、枠状の第3の凹部123を有している。第3の凹部123は、マスク110のマスクパターンMと基板100の電極パターンNとを対応させたとき(開口111と電極101とを対応させたとき)に、基板100の縁102と対向する位置を含むように形成されている。第3の凹部123は、プリント配線板100の縁102にバリやめっきの異常析出物などによる突起物を逃がすことができる程度の深さに形成されている。本例では、第3の凹部123の深さD3は、30μm程度(第2の凹部122と同程度の深さ)となっている。
このマスク110では、マスク110を基板100に位置合わせした状態において、基板100の縁102が枠状の第3の凹部123と対向する。したがって、プリント配線板100の縁102にバリやめっきの異常析出物などによる突起物が存在していたとしても、突起物がマスク110の下面110bと干渉し難い。
このマスク110は、上述のように、最大厚Tmaxが110μm程度、第1の凹部121の深さD1がそれぞれ40μm程度、第2の凹部122の深さD2がそれぞれ30μm程度となっている。第2の凹部122が形成されている領域(部分)は、第1の凹部121が形成されている領域(部分)に含まれるため、第2の凹部122が形成されている領域では、両面に凹部が存在することになる。したがって、第2の凹部122が形成されている領域は、全体の中で最もマスク厚が薄い領域であり、そのマスク厚(最小厚)Tminは、40μm程度である。
しかしながら、互いに隣り合う第1の凹部121の間(凸部)129には、いずれの凹部も形成されていないため、その凸部129では最大厚Tmax(110μm程度)が保持されている。しかも、マスク110の下面110bにおいては、第1の凹部121に沿って第2の凹部122は断続的に形成されている。このため、マスク110の下面110bにおいては、第2の凹部122が形成されていない領域(部分)が、X方向およびY方向に格子状に延びている。第2の凹部122が形成されていない領域は、上面110aに第1の凹部121が形成されている領域であっても、マスク厚は70μm程度ある。したがって、第2の凹部122が形成されていない領域では、少なくとも70μm程度(70μmまたは110μm)のマスク厚があることになる。したがって、このマスク110では、上面の凹部121および凸部129により、上面にY方向に延びたリブが形成され、下面の凹部122により、下面に格子状のリブが形成されている状態になる。このため、マスク110の開口111が形成された部分の厚さは40μm程度と非常に薄いが、マスク全体の強度は確保される。このため、マスク110の開口111が形成された部分が歪んで迷いボールが発生したりすることを抑制できる。
なお、第3の凹部123が形成されている領域は、基本的には、第1の凹部121が形成されている領域および第2の凹部122が形成されている領域とは重複しない。第3の凹部が形成されている領域(部分)では、マスク厚は80μm程度ある。したがって、この点でも、マスク110の強度を保つことができる。
このようなマスク110は、110μm程度(最大厚Tmaxに相当)の金属板の両面をエッチングすることにより形成することができる。あるいは、このようなマスク110は、40μm程度(最小厚Tminに相当)の金属板の両面にアディティブ加工にて金属を析出させるなどの方法により形成することもできる。このマスク110は、機械加工などの他の方法により製造することも可能である。
このマスク110は、ある程度の張力(テンション)が与えられた状態で、マスク枠119に固定されている。マスク110は、マスク枠119を介して、ボール充填装置10が備えるマスクホルダ130にセットされる。
図1に戻り、ボール充填装置10は、マスクホルダ130と、ボールディスペンサ140と、移動装置150とを有している。マスクホルダ130は、マスク枠119に固定されたマスク110を着脱可能に保持し、保持されたマスク110に基板100が位置合わせできる状態にする。ボールディスペンサ140は、第1の方向であるY方向と交差する第2の方向、例えば直交するX方向に沿って設けられた複数のヘッド141と、複数のヘッド141を支持するベース142とを備えている。複数のヘッド141は、マスクホルダ130に保持させたマスク110の複数の第1の凹部121とそれぞれ対応するように、ベース142に取り付けられている。上述のように、本例では、マスク110は、6つの第1の凹部121を有している。このため、ディスペンサ140は、それぞれの凹部121と対応するように、6つのヘッド141を備えている。
図7、図8および図9に示すように、X方向(第2の方向)に沿って設けられた各ヘッド141は、それぞれ、Y方向(第1の方向)に対向した一対のスウィープ部材(スキージ(squeegee))143aおよび143bを備えている。本例では、スウィープ部材143aおよびスウィープ部材143bは、略同形状である。スウィープ部材143aおよび143bは、それぞれ、極細の金属製あるいは非金属製の複数のワイヤーの両端を束ねたものであって、全体が下向きのU字状となるように、ベース142に着脱自在に取り付けられている。これらのスウィープ部材143aおよび143bは、それぞれのスウィープ部材143aおよび143bからなるヘッド141のピッチが、凹部121のピッチと同じとなるように、ベース142に支持されている。
スウィープ部材143aおよび143bは、それぞれ、導電性ボールBを押し払うなどして、マスク110上において(マスク110の第1の凹部121内において)導電性ボールBを移動させることができるものであればよい。スウィープ部材143aおよび143bは、マスク110の上面110aに比較的柔らかく接し、上面110a上の導電性ボールBを掃き集めることができるものであることが好ましく。さらに好ましくは、スウィープ部材143aおよび143bは、一旦、開口111に充填(挿入)された導電性ボールBを掻き出さない程度の弾性を備えたものであるとよい。
上述した、マスク110の上面110aに接するように曲げられたワイヤー(金属性および非金属性を含む)を含む部材からなるスウィープ部材143aおよび143bは好適な一例である。スウィープ部材の他の例としては、マスク110の上面110aに接するような形状のゴムプレートあるいはスポンジのような弾性部材、マスク110の上面110aに接するような形状のステンレス鋼のような金属プレート、マスク110の上面110aに接する程度に伸びた複数のワイヤーを含むブラシ状の部材(金属性および非金属性を含む)などを挙げることができる。
移動装置150は、X軸テーブル151xと、一対のY軸テーブル152yおよび152yとを有している。X軸テーブル151xは、モータ153xを備えており、一対のY軸テーブル152yおよび152yは、それぞれ、モータ154yおよび154yを備えている。X軸テーブル151xは、一対のY軸テーブル152yおよび152yを跨ぐように配置されている。ディスペンサ140は、X軸テーブル151xに着脱自在に取り付けられている。移動装置150は、さらに、ディスペンサ140をZ方向に移動させるためのZ軸ステム155zおよびモータ156zを備えている。このため、ディスペンサ140は、Z方向に上下動が可能である。
モータ154yおよび154y駆動させ、X軸テーブル151xのY方向の位置を、Y軸テーブル152yおよび152yに沿って動かすことにより、ディスペンサ140は、マスク110の表面110aを、Y方向に移動する。また、モータ153xを駆動させ、ディスペンサ140のX方向の位置を、X軸テーブル151xに沿って動かすことにより、ディスペンサ140のX方向の位置を微調整できる。なお、ディスペンサ140のX方向の微調整が不要の場合には、モータ153xは省略できる。
このボール充填装置10では、例えば、マスク110をマスクホルダ130により保持させ、各ヘッド141を、一対のスウィープ部材143aおよび143bの先端(U字型の腹の部分)が各凹部121の底に接触する程度に各凹部121内に入り込ませた状態で移動する。各ヘッド141を、各凹部121内に入り込ませた状態で、移動装置150によってボールディスペンサ140(ベース142)を第1の方向であるY方向に移動させることにより、各ヘッド141は、各凹部121内の導電性ボールBを、各凹部121に沿って第1の方向であるY方向に押し払いながら移動し、導電性ボールBを、各凹部121に含まれる8つのマスクパターンMの複数の開口111に充填させる。複数の開口111に充填された導電性ボールBは、フラックスに密着し、基板100の電極101の上に配置される。
本例のボール充填装置10では、各凹部121に導電性ボールの集団Bgが形成され、合計6つの導電性ボールの集団Bgが、各ヘッド141により各凹部121の内部を移動する。各ヘッド141は、一対のスウィープ部材143aおよび143bを備えている。このため、各ヘッド141の一対のスウィープ部材143aおよび143bを各凹部121内に入り込ませることにより、各導電性ボールの集団Bgが広がる領域は、各ヘッド141の一対のスウィープ部材143aおよび143bと、各凹部121の両側部121aおよび121bとの間に限定される。このため、マスク110の表面110aの一部であって、凹部121内の一部に、導電性ボールの集団Bgが保持される動区域Aを形成することができる。
図7は、ヘッド141の一対のスウィープ部材143aおよび143bとマスク110の第1の凹部121の両側部121aおよび121bとによって動区域Aを形成している状態を充填装置10の上方からその一部を拡大し、模式的に示している。図8は、ボール充填装置10の一例を部分的に示す概略図であって、導電性ボールBをプリント配線板100の電極101の上に搭載している状態を、X方向(第2の方向)に沿って切断して示している。図9は、ボール充填装置10の一例を部分的に示す概略図であって、導電性ボールBをプリント配線板100の電極101の上に搭載している状態を、Y方向(第1の方向)に沿って切断して示している。なお、図8および図9は、理解を容易にするために、1つのマスクパターンMに含まれる開口111の数を減らした概略図である。
このボール充填装置10では、6つのヘッド141の一対のスウィープ部材143aおよび143bと6つの凹部121の両側部121aおよび121bとによって、合計6つの動区域Aが形成され、これら6つ動区域A内に、6つの導電性ボールの集団Bgがそれぞれ保持される。これらの6つの動区域Aは、移動装置150によって複数のヘッド141をY方向に移動させることにより、X方向に並列に移動する。したがって、6つの導電性ボールの集団Bgも、Y方向に並列に移動する。
図10は、ボール充填装置10を用いた導電性ボールの配置方法の一例をフローチャートにより示している。
マスク110と基板100とを位置合わせし、マスク110の各凹部121に対応するようにY方向に並べられた各ヘッド141を、ステップ201において、マスクホルダ130に保持させたマスク110の各凹部121内に入り込ませる(挿入する)。これにより、各凹部121内に導電性ボールの集団Bgが保持される動区域Aを形成する。
ステップ202において、移動装置150によってベース142をY方向に移動させることにより、X方向に並列に形成された複数の動区域Aを、複数の第1の凹部121のそれぞれに沿って、Y方向に移動させ、導電性ボールBを、各凹部121に含まれる6つのマスクパターンMの複数の開口111に充填する。本例では、複数の動区域Aを複数の第1の凹部121のそれぞれにおいて一往復または数往復させ、導電性ボールの集団Bgが各開口111を2回以上通過するようにしている。動区域Aが通過する部分のマスク110の複数の開口111に順次導電性ボールBが充填され(振り込まれ)、マスク110の複数の開口111を介して、基板100に導電性ボールBが配置される。
ヘッド141は一対のスウィープ部材143aおよび143bを備えているので、動区域Aを第1の凹部121に沿って往復動させることができ、さらに、充填されずに残った導電性ボールBを元の場所(ホームポジション)に戻すことができる。したがって、充填されずに残った導電性ボールBの回収が容易である。また、ホームポジションにおいて、ヘッド141内(動区域A内)に導電性ボールBを補充することにより、開口111に充填されて減った(消費された)導電性ボールBの量を一定に保つことができ、次の作業(次の基板100にボールを配置する作業)に移ることも可能である。
この場合、充填装置10は、ボール補給装置を備えていることが好ましい。充填装置10は、ヘッド141内、動区域A内、あるいは凹部121内に、導電性ボールBを補充する装置を備えたものを含む。ボール充填装置10の一例は、X軸テーブル151xに支持され、ディスペンサ140とともに移動し、ベース142を介して、ヘッド141内、動区域A内、あるいは凹部121内に、ボールBを補給するものである。さらに、ボール補給装置をヘッド141とともに移動させることにより、ヘッド141が凹部121を移動している途中であっても、導電性ボールの補給ができる。
以上のように、この充填装置10によれば、複数のヘッド141により、複数の凹部121内の導電性ボールBを、これら凹部121を越えて広がらない状態でY方向に移動させることができる。これら凹部121に含まれる複数のマスクパターンMの複数の開口111に、並行して導電性ボールBを充填できるため、比較的短い時間で、1つの基板100に導電性ボールBを配置できる。したがって、基板100の電極101に導電性ボールBをそれぞれ配置するために要するタクトタイムを短縮できる。
また、マスク110においては、凹部121にのみ開口111が形成され、凹部121の間の領域(凸部)129には開口111は形成されていない。この装置10によれば、導電性ボールBを充填する必要がある領域、すなわち、各凹部121に、各導電性ボールの集団Bgを形成し、それらにより開口111に充填させることができる。したがって、導電性ボールの集団Bgを通過(移動)させる面積を限定できるので、導電性ボールBを大量に用いずに、タクトタイムを短くできる。導電性ボールBが微細化すると、一定の面積を導電性ボールBによりカバーするために要する数は飛躍的、例えば、少なくとも導電性ボールBの半径の二乗に反比例して増加する。このため、導電性ボールBが通過する面積を限定できることは重要である。
また、導電性ボールBを充填する必要が無い領域、すなわち、各凹部121の間の凸部129は、導電性ボールの集団Bgが通過しない。このため、マスク110上の、充填すべき対象である開口111がない領域を移動させることに起因する、導電性ボールBが損傷する可能性を少なくでき、導電性ボールBのロスを低減できる。
さらに、この充填装置10および導電性ボール配列方法によれば、各ヘッド141の一対のスウィープ部材143aおよび143bと各凹部121の両側部121aおよび121bとによって、マスク110の表面110aの一部に導電性ボールの集団Bgが保持される動区域Aを形成することができる。したがって、各凹部121内において、導電性ボールBが存在する領域がさらに限られる。このため、さらに少ない数の導電性ボールBであっても、限られた領域(動区域)A内の導電性ボールBの密度を高くできる。したがって、複数の動区域Aが通過する部分のマスク110の複数の開口111に対し、効率良く導電性ボールBを充填でき、充填による導電性ボールBのロスもさらに低減できる。
また、スキージなどのスウィープ部材により導電性ボールBを押し払う場合、スウィープ部材の前方の導電性ボールBの分布が一定にならず粗密が発生することがある。導電性ボールBの分布に粗密が発生すると、粗の部分では充填ミスが発生する可能性が高くなる。導電性ボールBの分布を制御することは、スウィープ部材が長くなればなるほど難しく、また、導電性ボールBが微小になりスウィープ部材により押し払われる数が増加するほど難しくなることが想定される。
この充填装置10によれば、各凹部121に、独立した(分離された)導電性ボールの集団Bgが形成されるので、それぞれの導電性ボールの集団Bgを押し払うスウィープ部材143aおよび143bは短くて良く、また、それぞれのスウィープ部材143aおよび143bにより制御される導電性ボールBの量も少なくなる。したがって、凹部121において導電性ボールBの分布を制御することは容易になり、充填ミスの発生を抑制できる。
さらに、各ヘッド141をY方向に振動させたり、Y方向の移動速度を変えて、各ヘッド141の内部に保持される導電性ボールBに加速度を与えながら、各ヘッド141をY方向に移動させることも有効である。開口111に導電性ボールBが充填される状態を考えると、開口111の上側を導電性ボールBが一層あるいはそれに近い状態で積層されているときに、開口111に導電性ボールBは充填されやすく、充填ミスの発生を抑制できる。各ヘッド141により導電性ボールBに対しY方向に加速度を与えることにより、動区域Aの内部に導電性ボールBを強制的に分散させ、動区域Aの内部に導電性ボールBが一層あるいはそれに近い状態で存在する面積を広くすることができる。
図11は、マスク110の他の例を平面図により示している。
このマスク110は、その上面110aに、3本の第1の凹部121を有している。各凹部121は、Y方向(第1の方向)に沿って並ぶ2列分のマスクパターンM(8×2個=16個のマスクパターンM)をそれぞれ含むように形成されている。各凹部121は、それぞれ、導電性ボールBの半径に少なくとも相当する深さを備えている。このように、1つの凹部121が2列分のマスクパターンMを含むようにしてもよい。なお、1つの凹部121は、3列以上のマスクパターンMを含むようにしてもよい。すなわち、1つの凹部121は、第1の方向に並ぶ少なくとも1列分以上のマスクパターンMを含むようにしてもよい。1つの凹部121は、第1の方向に並ぶいくつかのマスクパターンMを含むように形成すればよく、例えば、第1の方向に1列に並ぶマスクパターンMの半分を含むように、2つの凹部121を第1の方向に並べて形成してもよい。いずれも場合も、凹部121と対応するように、ヘッド141を設けることにより、1つのヘッドで基板の表面の全域をカバーするよりも、タクトタイムを短縮できる。
図12は、ボール充填装置10の変形例を部分的に概略図により示している。図12は、導電性ボールBをプリント配線板100の電極101の上に搭載している状態を、Y方向(第1の方向)に沿って切断して示している。
このボール充填装置10では、各ヘッド141がそれぞれ一対のスウィープ部材143aおよび143bを備えている点では、上述した装置と同様であるが、一方のスウィープ部材143aは、それぞれ、第1のベース142a、他方のスウィープ部材143bは、それぞれ、第1のベース142aとは別の第2のベース142bに着脱自在に取り付けられている。移動装置150が備えるZ軸ステム155azおよび155bzと、これらと対応するモータ(図示せず)とにより、第1および第2のベース142aおよび142bは、それぞれ、独立して、Z方向に上下動する。
この装置10では、例えば、以下のようにして、導電性ボールBを配置する。まず、他方のスウィープ部材143bをそれぞれ、対応する凹部121の外まで上昇させ、一方のスウィープ部材143aをそれぞれ、対応する凹部121に入り込むまで下降させる。移動装置150によって、一方のスウィープ部材143aをそれぞれ、一端側(一方のスウィープ部材143a側)から他端側(他方のスウィープ部材143b側)に向けてY方向に移動させることにより、各凹部121内の導電性ボールの集団Bgを、一端側から他端側に向けて各凹部121に沿ってY方向に押し払い、導電性ボールBを、各凹部121にマスクパターンMの複数の開口111に充填させる。このとき、他方のスウィープ部材143bは、対応する凹部121の外まで上昇させた状態のまま、一方のスウィープ部材143aとの間隔を所定の間隔に保った状態で、一方のスウィープ部材143aと並走するように、一端側から他端側に移動させる。
導電性ボールの集団Bgが他端側に近づいたら、他方のスウィープ部材143bをそれぞれ、対応する凹部121に入り込むまで下降させる。一方のスウィープ部材143aは、それぞれ、対応する凹部121の外まで上昇させる。移動装置150によって、他方のスウィープ部材143bをそれぞれ、他端側から一端側に向けてY方向に移動させることにより、各凹部121内の導電性ボールの集団Bgを、他端側から一端側に向けて各凹部121に沿ってY方向に押し払う。各凹部121に未充填の開口111がある場合には、導電性ボールの集団Bgが他端側から一端側に移動するときに、導電性ボールBが充填される。このとき、一方のスウィープ部材143aは、対応する凹部121の外まで上昇させた状態のまま、他方のスウィープ部材143bとの間隔を所定の間隔に保った状態で、他方のスウィープ部材143bと並走するように、他端側から一端側に移動させる。上述のようにしても、短い処理時間で、基板100に導電性ボールBを配置できる。
ところで、凹部(溝)121に沿ってスウィープ部材により押し払われるボールBの量が比較的少量の場合、凹部121内においてボールBは1層で分布することが多い。これに対し、各凹部121に沿ってスウィープ部材により押し払われるボールBの量が多くなると、図12に示したように、スウィープ部材近傍のボールBが複数層に重なることがある。ボールBは、スウィープ部材の移動により、複数層の生成と崩壊を繰り返しながら押し払われる。
ボール量が多い場合、スウィープ部材により押し払われるボールBの数量変動を小さく制御することが容易となるが、ボールBがスウィープ部材からはみ出し易くなるという問題が生じる。この問題は、スウィープ部材の幅(ボール搬送方向に垂直な方向のスウィープ部材の長さ)を凹部(溝)121の幅よりも長くし、スウィープ部材の中央部でボールBを囲うようにすることにより解決できる。
本実施形態の目的の1つは、タクトタイムを短縮できる、装置(ボール搭載装置、ボール充填装置)、ボール配置方法、マスクを提供することである。しかしながら、当業者にとって自明な部分的な変更やバリエーションは、本発明の範囲内であると考えられる。
例えば、本実施形態のマスクは、一旦、各凹部内に供給された導電性ボールは、基本的には各凹部を乗り越えることはない、あるいは、乗り越え難いため、各ヘッドにより導電性ボールの集団を完全に保持しなくても、導電性ボールが各凹部を越えて広がることがない。本実施形態のマスクを、マスクに対して垂直な軸を中心とする回転により導電性ボールの集団をマスクの表面の一部の区域(動区域)に保持するようなヘッドや、下方に開放するカップ型のヘッドなどと協働させても良く、本実施形態のマスクを用いることにより、それらのヘッドから万一導電性ボールが流出しても、各凹部から導電性ボールが流出してしまうことを防止できる。
また、このマスクと協働する各ヘッドは、導電性ボールを各凹部に沿って第1の方向に押し払うような1つのスウィープ部材を備えているものであってもよい。導電性ボールは、1つのスウィープ部材により押されるため、進行方向には広がるが、スウィープ部材と各凹部の両側部とにより動く領域が規定されるため、進行方向以外の方向には、基本的には広がらず、各凹部に、導電性ボールの集団を形成できる。
ボール搭載装置の一例の概略構成を示す平面図。 プリント配線板の一例を示す平面図。 図2中の円IIIで囲まれた領域を拡大して示す図。 マスクの一例を示す平面図。 図4中のV-V線に沿って切断して示す断面図。 図4中のVI-VI線に沿って切断して示す断面図。 ヘッドの一対のスウィープ部材とマスクの第1の凹部の両側部とによって動区域を形成している状態を模式的に示す図。 ボール充填装置の一例を部分的に示す概略図であって、導電性ボールをプリント配線板の電極の上に搭載している状態を、X方向に沿って切断して示す図。 ボール充填装置の一例を部分的に示す概略図であって、導電性ボールをプリント配線板の電極の上に搭載している状態を、Y方向に沿って切断して示す図。 導電性ボールの配置方法の一例を説明するためのフローチャート。 マスクの他の例を示す平面図。 ボール充填装置の変形例を部分的に示す概略図であって、導電性ボールをプリント配線板の電極の上に搭載している状態を、Y方向に沿って切断して示す図。
符号の説明
1 ボール搭載装置、 10 ボール充填装置
100 プリント配線板(基板)、 101 電極
110 マスク、 110a マスクの上面、 110b マスクの下面
111 開口、 121 第1の凹部
122 第2の凹部、 123 第3の凹部
130 マスクホルダ(保持手段)
141 ヘッド、 142 ベース
143a、143b スウィープ部材
150 移動装置(移動手段)

Claims (8)

  1. 複数の電極を備える基板の前記複数の電極の上に導電性ボールを配置するための複数の開口を備えたマスクと、前記基板とをセットした状態で、前記複数の開口に導電性ボールを充填するための装置であって、
    前記基板は、前記複数の電極の配列である複数の電極パターンを含み、
    前記マスクは、前記複数の開口の配列である複数のマスクパターンを含み、前記複数のマスクパターンは、前記基板の前記複数の電極パターンに対応しており、さらに、前記マスクは、その上面に平行に第1の方向に延びた溝状の複数の第1の凹部を含み、前記複数の第1の凹部の各凹部に、いくつかのマスクパターンが配置され、前記各凹部は、導電性ボールの半径に少なくとも相当する深さを備えており、
    当該装置は、
    前記マスクを、前記基板上に保持するための保持手段と、
    前記マスクを前記保持手段に保持させたときの前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って設けられた複数のヘッドと、
    前記複数のヘッドを前記第1の方向に移動させるための移動手段とを有し、
    前記マスクを前記保持手段により保持させ、前記複数のヘッドの各ヘッドを、前記複数の第1の凹部の各凹部内に入り込ませた状態で、前記移動手段によって前記第1の方向に移動させることにより、前記各凹部内の導電性ボールを、前記各凹部に沿って前記第1の方向に移動させ、導電性ボールを、前記各凹部に設けられた前記いくつかのマスクパターンに含まれる複数の開口に充填させる、装置。
  2. 請求項1において、前記複数のヘッドは、共通のベースに支持されており、前記移動手段は、前記ベースを前記第1の方向に移動させる、装置。
  3. 請求項1または2において、前記各ヘッドは、前記第1の方向に対向した一対のスウィープ部材を備えており、
    前記各ヘッドを前記各凹部内に入り込ませることにより、前記各ヘッドの一対のスウィープ部材と前記各凹部の両側部とによって前記マスクの表面の一部に導電性ボールの集団が保持される動区域が形成され、
    前記移動手段によって前記複数のヘッドを前記第1の方向に移動させることにより、前記第2の方向に並列に形成された複数の前記動区域が前記複数の第1の凹部のそれぞれに沿って前記第1の方向に移動する、装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記マスクをさらに有し、
    前記マスクは、さらに、前記複数のマスクパターンとそれぞれ対応するように、当該マスクの下面に設けられた、複数の第2の凹部を有する、装置。
  5. 複数の電極を備える基板の前記複数の電極の上に導電性ボールを配置するための複数の開口を備えたマスクであって、
    前記基板は、前記複数の電極の配列である複数の電極パターンを含み、
    当該マスクは、前記複数の開口の配列である複数のマスクパターンを含み、前記複数のマスクパターンは、前記基板の前記複数の電極パターンに対応しており、
    当該マスクは、さらに、その上面に平行に第1の方向に延びた溝状の複数の第1の凹部を含み、
    前記複数の第1の凹部の各凹部に、いくつかのマスクパターンが配置され、前記各凹部は、導電性ボールの半径に少なくとも相当する深さを備えている、マスク。
  6. 請求項5において、さらに、前記複数のマスクパターンとそれぞれ対応するように、当該マスクの下面に設けられた、複数の第2の凹部を有する、マスク。
  7. 請求項5または6において、さらに、前記複数のマスクパターンの全てを囲むように、当該マスクの下面に設けられた、枠状の第3の凹部を有する、マスク。
  8. 複数の電極を備える基板の前記複数の電極の上に導電性ボールを配置するための複数の開口を備えたマスクを用い、前記複数の開口に導電性ボールを充填するための装置により、前記基板の前記複数の電極の上に導電性ボールを配置する方法であって、
    前記基板は、前記複数の電極の配列である複数の電極パターンを含み、
    前記マスクは、前記複数の開口の配列である複数のマスクパターンを含み、前記複数のマスクパターンは、前記基板の前記複数の電極パターンに対応しており、さらに、前記マスクは、その上面に平行に第1の方向に延びた溝状の複数の第1の凹部を含み、前記複数の第1の凹部の各凹部に、いくつかのマスクパターンが配置され、前記各凹部は、導電性ボールの半径に少なくとも相当する深さを備えており、
    前記装置は、
    前記マスクを、前記基板上に保持するための保持手段と、
    前記マスクを前記保持手段に保持させたときの前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って設けられた複数のヘッドと、
    前記複数のヘッドを支持するベースと、
    前記ベースを前記第1の方向に移動させるための移動手段とを有し、
    前記複数のヘッドの各ヘッドは、前記第1の方向に対向した一対のスウィープ部材を備えており、
    当該方法は、
    前記各ヘッドを、前記保持手段に保持させた前記マスクの前記複数の第1の凹部の各凹部内に入り込ませることにより、前記各ヘッドの一対のスウィープ部材と前記各凹部の両側部とによって前記マスクの表面の一部に導電性ボールの集団が保持される動区域を形成することと、
    前記移動手段によって前記ベースを前記第1の方向に移動させることにより、前記第2の方向に並列に形成された複数の前記動区域を、前記複数の第1の凹部のそれぞれに沿って、前記第1の方向に移動させ、導電性ボールを、前記各凹部に設けられた前記いくつかのマスクパターンに含まれる複数の開口に充填することとを含む、方法。
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